ワーナーミュージック・ジャパン
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![]() 2020年3月から使用されているロゴ(CI) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | WMJ |
設立 | 1970年11月11日(設立時名称:ワーナーブラザーズ・パイオニア株式会社) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 |
7010401002133 ![]() |
事業内容 | 音楽・映像ソフト制作及び販売、音楽著作権管理、原盤制作、芸能プロダクションマネージメント事業ほか |
代表者 |
小林和之 (代表取締役社長兼CEO) |
主要株主 | ワーナーミュージック・グループ |
関係する人物 |
サイモン・ロブソン (Warner Music International、社長) スティーブ・クーパー (Warner Music Group、CEO) |
外部リンク | wmg.jp |
株式会社ワーナーミュージック・ジャパン(Warner Music Japan Inc.)は、米国・ワーナーミュージック・グループ傘下の日本のレコード会社、芸能事務所。
沿革[編集]
- 1970年 - 当時の日本ではアメリカ資本のみではレコード会社を創立出来なかった為、「米国ワーナー・ブラザース社」が50%と日本のオーディオ機器メーカー(当時)の「パイオニア株式会社」[注釈 1]が25%、日本の芸能プロダクションの渡辺プロダクション[注釈 2]が25%を出資し、「ワーナーブラザーズ・パイオニア株式会社」を設立。
- 発足当初のレーベルは、以下の4つだった[注釈 3]。
- ワーナーブラザーズ(東芝音楽工業より移行)
- アトランティック(日本グラモフォンより移行)
- リプリーズ(日本ビクター・ワールド・グループ〈現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント〉より移行)
- パイオニア(ゼロベースの邦楽部門)
- 現役時代のレッド・ツェッペリンなどを擁したことから洋楽志向の強いメーカーというイメージもあるが、スタート時点から邦楽にも力を注いでおり、最初のビッグ・ヒットが「わたしの城下町」(小柳ルミ子)だった。興味深いのは邦楽の取扱いで、全てが「パイオニア・レーベル」というわけではなく、アーティストによって振り分けが行われていた(小柳ルミ子はリプリーズ、ペドロ&カプリシャスはアトランティックというように)[注釈 4]。
- 1972年 - 社名を「ワーナー・パイオニア株式会社」に変更。
- 1978年 - 渡辺プロダクションがワーナーと並行する形で出資していた「アポロン音楽工業」(現:バンダイナムコミュージックライブ)へ音源の発売権を一本化することを発表し、資本撤退。それに伴い、渡辺音楽出版が原盤供給していた音源が引き揚げられ、一部作品はSMSレコードから再発売される。
- 1990年 - パイオニアが自社系列で音楽・映像ソフト制作に乗り出す方針を固め、1981年設立の「レーザーディスク株式会社」を1989年、「パイオニアLDC」(現:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)に商号変更し、この年、正式に資本撤退[注釈 5]。ワーナー・ブラザース・グループの100%子会社となる。
- 新会社WEAミュージック株式会社が設立される。第一弾アーティストは槇原敬之で、代表は折田育造。
- アルファ・ムーンが、マザーアンドチルドレンと合併しエム・エム・ジーに改称。ワーナーミュージックグループ傘下入りする。またジャグラーと提携し、GARLANDレーベルが発足。
- 1991年 - 社名を「株式会社ワーナーミュージック・ジャパン」(初代法人)に変更。
- 1993年 - スターダスト☆レビューや森高千里が所属する芸能事務所アップフロントグループと共同出資で、ワン・アップ・ミュージック(現:アップフロントワークス)を設立[注釈 6]。
- エム・エム・ジーが、イーストウエスト・ジャパンに改称。
- 1994年 - 1990年設立のWEAミュージック株式会社を吸収合併し、レーベルはwea japanに一本化。法人としてのワーナーはグループの統括会社として機能。
- マイカルハミングバードの音楽・映像事業を譲受される。
- 1996年 - 邦楽の演歌部門から完全撤退。小林幸子ら所属演歌歌手が他社への移籍を余儀なくされる。
- 1997年 - ソニー・ミュージックエンタテイメントから稲垣博司や橋爪健康などのエグゼクティブが大量にワーナーへ転籍。
- 華原朋美・今井美樹・坂本龍一・PENICILLINらを高額の移籍金で移籍させる。
- 1998年 - wea japanがワーナーに吸収され、発売元はワーナーミュージック・ジャパンに変更される[注釈 7]。
- 2002年 - 関連会社の株式会社イーストウエスト・ジャパン、株式会社ワーナーミュージック・ジャパン、タイム ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社の3社が合併し、「ワーナー エンターテイメント ジャパン」となる。
- 2004年 - ワーナー・ブラザースの親会社である米国タイム・ワーナー(現:ワーナーメディア)が音楽部門を分離・売却。それに伴い、ワーナー エンターテイメント ジャパンも音楽ソフト部門を分離、社名が再び「ワーナーミュージック・ジャパン」(2代目法人)となる。
- 2011年
- 2013年
- 5月 - 社名の『WARNER MUSIC JAPAN』の書体だけが変更され、ロゴマークに変更はない。
- 9月 - 同年の2月7日、 ワーナー・ミュージック・グループが、ユニバーサル ミュージックから、EMIレコードの一部門であるパーロフォン・レーベル・グループを買収したことに伴い[1]、日本でのEMIクラシックス(旧EMIミュージック・ジャパン原盤を除く)や欧州のEMI(ビートルズを除く)の販売権が、日本のユニバーサル ミュージックから移行される。
- 2014年
- 4月1日付で代表取締役会長兼CEOに小林和之が就任。
- 2015年
- 3月 - 同社の社内カンパニー兼芸能プロダクション事業の株式会社ワーナーミュージックエージェンシーを発足。
- 7月 - 代表取締役COOに堀切英明が就任。
- 2017年
- 10月1日 - 同年秋より、CD/DVD等のパッケージ商品の小売販売・流通業務をソニー・ミュージックマーケティング(現:ソニー・ミュージックソリューションズ)へ委託することを決定[2]。
- 2020年
- 4月1日 - ロゴマーク(CI)の意匠を変更。
- 2021年
- 8月5日 - 同社の社内カンパニーとしてこれまでのワーナーミュージックエージェンシーの後継となる女優・モデルマネージメントを中心とした芸能プロダクション事業のワーナーミュージック・アーティスツを発足。
アーティスト[編集]
2022年3月現在、五十音順。
邦楽[編集]
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洋楽[編集]
過去[編集]
ワーナー・パイオニア名義も含む。
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女優・モデル(ワーナーミュージック・アーティスツ)[編集]
2021年9月現在、50音順。
- 大薮未来(2021年〜)
- 奥山結友(2021年〜)
- 鈴木心緒(2021年〜)
- 鈴本涼(2021年〜)
- 中江早紀(2021年〜)
- 西尾ゆい(2021年〜)
- 浜浦彩乃(2021年〜)(元こぶしファクトリー)
社内レーベル[編集]
消滅レーベルも含む。
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販売委託レーベル[編集]
主なコンピレーションアルバム[編集]
ザ・ファイネスト
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 |
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2005年01月19日 | ザ・ファイネスト | WPCR-12009/10 | |
2005年12月28日 | ザ・ファイネスト2 | WPCR-12230/1 | オリコン最高18位 |
2007年01月17日 | ザ・ファイネスト3 | WPCR-12523/4 | オリコン最高21位 |
2009年02月25日 | ザ・ファイネスト☆プレミアム | WPCR-13332/3 | オリコン最高26位 |
2010年03月24日 | ザ・ファイネスト-ベスト・メガミックス- | WPCR-13759/60 | オリコン最高36位 |
2011年01月12日 | ザ・ファイネスト・プレゼンツ・ベスト・ヒット・R&B-ザ・ホッテスト・R&B・ヒッツ・アンド・メガ・ミックス- | WPCR-13983/4 | オリコン最高40位 |
2011年08月03日 | ザ・ファイネスト×ワッツ・アップ - ザ・グレイテスト・ヒッツ | WPCR-14119/20 | オリコン最高43位 |
2012年09月26日 | ザ・ファイネスト-ダンス/ヒップホップ/R&Bグレイテスト・ヒッツ- | WPCR-14577 | オリコン最高110位 |
2013年02月06日 | ザ・ファイネスト“ゴールデン・ベスト 2012-13”ミックスド・バイ・DJリード・フロム・ヘビー・ヒッターズ | WPCR-14789 | オリコン最高275位 |
ぐっすり眠れる
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 |
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2006年03月22日 | ぐっすり眠れるモーツァルト | WPCS-11920 | オリコン最高279位 |
2007年08月22日 | ぐっすり眠れるクラシック | WPCS-12038/9 | オリコン最高100位 |
2008年06月11日 | ぐっすり眠れるジャズ | WPCS-12118/9 | オリコン最高103位 |
2010年02月24日 | ぐっすり眠れるクラシック Z | WPCS-12361 | オリコン最高252位 |
2012年05月16日 | ぐっすり眠れるピアノ | WPCS-12526/7 | オリコン最高232位 |
その他
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 | 収録曲 |
---|---|---|---|---|
2005年06月22日 | ソカ・ソカ・ソカ | WPCL-10194/5 | ||
2005年09月07日 | パンクロック・バトルロイヤル3 | WPCL-10219 | 収録曲
| |
2006年08月02日 | R35 | WPCR-12380 | オリコン最高14位 | |
2006年09月06日 | HEMO+MOOFIRE PRESENT ESCAPE VILLA | WPCL-10272 | オリコン最高204位 | |
2007年04月25日 | R35 Sweet J-Ballads | WPCL-10398 | オリコン最高3位 | |
2008年01月30日 | Lovely! Cute&Sweet J-Ballads | WPCL-10460 | オリコン最高34位 | |
2008年07月23日 | Lovely! Pop&Cute Dance Trax | WPCL-10600 | オリコン最高24位 | |
2010年03月03日 | 花鳥風月集 | WPCL-10761 | オリコン最高16位 | |
2010年05月26日 | キャプテン翼 30th ANNIVERSARY THE BEST SOCCER SONGS 激闘サムライブルー | WPCL-10809 | オリコン最高98位 | |
2012年07月11日 | 渋谷系 feat.初音ミク | WPCL-11058 | オリコン最高101位 | 収録曲
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2013年05月22日 | テッパン 90's J-POP | WPCL-11426 | オリコン最高209位 | |
2013年07月31日 | ASOBITUNES | WPCL-11225 | オリコン最高67位 | 収録曲
|
2013年10月02日 | ラブうた | WPCL-11510 | オリコン最高34位 | 収録曲
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2014年12月10日 | Download feat.初音ミク | WPCL-12021/2 | オリコン最高65位 | 収録曲
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2016年11月09日 | 初音ミクシンフォニー Miku Symphony 2016 オーケストラ ライブ CD | WPCL-12474/5 | オリコン最高20位 | 収録曲
DISC 1
DISC 2
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2017年02月22日 | ウルフルズTribute 〜Best of Girl Friends〜 | WPCL-12462 | オリコン最高41位 | 収録曲
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2017年09月13日 | D'ERLANGER TRIBUTE ALBUM 〜Stairway to Heaven〜 | WPCL-12767 | オリコン最高4位 | 収録曲
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その他[編集]
- 元プロ野球選手の難波昭二郎が、球界引退後に入社したパイオニアから出向して社員として在籍し、営業や制作ディレクター等を務め、その後取締役となる。
- ワーナーブラザーズ・パイオニア設立前の日本におけるワーナー・ブラザース・レコード(現在のワーナー・レコード)の販売権は1960年から1961年は日本コロムビア傘下の日蓄工業、1962年から1970年は東芝音楽工業(後の東芝EMI、現在のユニバーサル ミュージック EMI R/EMI RECORDS)にあった。
- 同じワーナー・ブラザースをルーツに持ち音楽事業も手がけるワーナー ブラザース ジャパンとは資本関係はない。2014年にワーナー・ブラザースが事業整理し、ワーナーミュージックを売却しているため。その後、米ワーナー映画のサウンドトラックは「WarnerTower Music」レーベルで配信されている。
関連項目[編集]
- 渡辺忠孝 - 筒美京平の実弟で、かつて同社に在籍した経緯がある原盤製作ディレクター。
- 西口猛 - かつての同社の社員で、現在はアップフロントプロモーション(アップフロントグループ)の代表取締役。
- 橋本慎 - かつての同社の原盤製作スタッフで、現在はアップフロントワークス(アップフロントグループ)の音楽プロデューサー。
- エレックレコード - 2013年より業務提携。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ その後、同社の家庭用AV事業は機能子会社の「パイオニアホームエレクトロニクス株式会社」への移管を経て、2015年3月より「オンキヨー株式会社」(旧法人。現:オンキヨーホームエンターテイメント株式会社)の機能子会社の「オンキヨー&パイオニア株式会社」(現:オンキヨーホームエンターテイメント株式会社)に再び移管された。
- ^ 現在は持株会社制に移行により、芸能部門はワタナベエンターテインメントが担当。
- ^ 発足当時のレコード月報より
- ^ 発足当時のレコード月報より
- ^ 米国本社でのディスク原盤製造の撤退に伴い、パイオニアLDCを通じての販売元としての契約は後に同社の後身であるNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンが2017年秋まで担当していた。
- ^ 1995年にワーナーが資本撤退している。1998年4月までワーナーが販売受託していた(同年5月以降よりゼティマ(現:アップフロントワークス)に社名変更し、同時に販売委託をソニー・ミュージックエンタテインメント(現:ソニー・ミュージックソリューションズ)へ変更)。
- ^ 尚、1997年より、規格品番がWP〇Vに該当される作品は発売元がワーナーミュージック・ジャパンになっている。
- ^ 「あいたいよ」と「京都哀愁」の2枚のシングルのみの在籍。
- ^ レーベル名は本家ワーナーミュージック内のレーベル「FUELED BY RAMEN」のオマージュ
- ^ 先述した通り1990年のパイオニアの資本離脱により商標が使用できなくなったため。
出典[編集]
- ^ “ワーナー・ミュージック、EMIの欧州資産買収へ”. THE WALL STREET JOURNAL 日本版. (2013年2月8日) 2014年8月7日閲覧。
- ^ “ワーナー、CD/DVD等パッケージ商品の小売販売・流通業務をソニー・ミュージックマーケティングへ委託”. Musicman-NET. (2017年6月1日) 2017年6月1日閲覧。
外部リンク[編集]
- ワーナーミュージック・ジャパン
- ワーナーミュージック・アーティスツ
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