アリオラジャパン
アリオラジャパン Ariola Japan | |
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親会社 | ソニー・ミュージックレーベルズ |
設立 | 2009年6月1日 |
販売元 | ソニー・ミュージックマーケティング ( - 2019年3月[1][2]) ソニー・ミュージックソリューションズ (2019年4月 -[1][2]) |
ジャンル | J-POP |
国 | 日本 |
公式サイト | https://www.ariola.jp/ |
本社が入居していたSME六番町ビル | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒102-8353 東京都千代田区六番町4番地5 SME六番町ビル内 |
設立 | 2009年10月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 音楽ソフトウェアの企画・制作・販売および著作権管理 |
代表者 |
代表取締役 村松俊亮 代表取締役 藤原俊輔 |
資本金 | 4億8000万円(2011年3月31日時点) |
純利益 | △7億7764万5000円(2011年3月期) |
純資産 |
11億3486万8000円 (2011年3月31日時点) |
総資産 |
20億6176万8000円 (2011年3月31日時点) |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 100% |
外部リンク | https://www.ariola.jp/ |
アリオラジャパン(Ariola Japan)は、ソニー・ミュージックレーベルズの社内レコードレーベル。
概要
[編集]2009年6月1日、BMG JAPANの国内制作部門のレーベルとして発足。2009年10月1日にアリオラジャパンが新設分割により設立され、BMG JAPANの事業を継承。規格品番が「BV」から始まる理由はその名残である(BV = BMG Victorの略)。
アリオラの名称は1958年にドイツに本社をおくベルテルスマン(独BMG社の元親会社)が設立したアリオラ・レコードに由来する。日本では1975年に日本ビクター(現・JVCケンウッド)とビクター音楽産業(現・ビクターエンタテインメント〈二代目〉)、そして米国RCA社(現・仏ヴァンティヴァ社)の合弁で出資した米国RCAレコード(現・米国ソニー・ミュージックエンタテインメント)の日本法人『RVC株式会社』まで歴史を遡る。ベルテルスマンは1979年にアリスタ・レコード、1986年にRCAレコード/RVCを買収し、アリオラはBMG(Bertelsmann Music Group)内のレーベルになる。日本では子会社であるBMGジャパン(買収した当時はBMGビクター)が同レーベル音源を扱っていた。1998年夏にRCAアリオラジャパン[注釈 1]とアリスタジャパン[注釈 2]という名の邦楽レーベルが存在していたことがある。
以上の経緯からSME傘下の会社であるが、かつてはBMG時代の流れでmora以外の音楽配信サービス(iTunes Store、MUSICOなど)にも参加している異色の会社となっていた(現在はSMEグループ全体が各音楽配信サービスでの配信を提供している)。SME傘下となったことで楽曲のタイアップの幅が広がり、SMEの関わるアニメ等に起用されている。
近藤真彦の大ヒットにより知名度を上げプロデューサーの小杉理宇造が活躍する。初期の山下達郎・竹内まりや・B'z・大事MANブラザーズバンド・福山雅治、西城秀樹、藤圭子、EPO、角松敏生、中期の稲垣潤一、後期のオフコース・聖飢魔II・平井堅、ソロ活動開始後の小田和正・岡村孝子、辛島美登里、小林明子、永井真理子、松たか子、MISIA、ザ・クロマニヨンズ、OKAMTO' S、アップフロントワークス移籍前のシャ乱Q、ブラックビスケッツ、キンモクセイ、男闘呼組、B.B.クィーンズ「おどるポンポコリン」、加山雄三・谷村新司「サライ」、内山田洋とクール・ファイブに代表される演歌・歌謡曲系統歌手、その他アイドル系統歌手[注釈 3]など、RVC[注釈 4]・BMG・ファンハウス・ゾンバの各時代等に在籍していたアーティストの楽曲原盤権を所持している。
沿革
[編集]- 2008年10月 - BMG JAPANがソニー・ミュージックエンタテインメントの傘下に入る[3]。
- 2009年
- 6月 - BMG JAPANが国内制作部門と洋楽部門に分立[4]。
- 10月 - 株式会社アリオラジャパン(Ariola Japan Inc.)発足、洋楽部門(RCA/JIVEグループ)はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルへ営業譲渡され、BMG JAPANはソニー・ミュージックエンタテインメントに吸収合併され解散[5]。
- 2014年4月1日 - SMEJグループの再編によりソニー・ミュージックレコーズを存続会社とし、レーベルビジネスグループの7社を吸収合併、ソニー・ミュージックレーベルズ(以下SML)が発足[6]。法人としてのアリオラジャパンは解散し、以後はSMLのレーベルとして機能する事となった。
所属アーティスト/グループ
[編集]- 旧日本ビクター → ビクター音楽産業のRCAビクター時代、およびRVC時代、BMG時代、ファンハウス時代、ゾンバ時代等からの年数も含む
Ariola Japan
[編集]メインレーベル
- 浅井健一(2006年 - )
- SHERBETS(2007年 - 2018年)
- 浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS(2017年 - )
- EXIT(2021年 - )
- OH MY GIRL(2018年 - )
- OH MY GIRL BANHANA(2018年 - )
- OKAMOTO'S(2010年 - )
- 川口レイジ(2019年 - )
- King Gnu(2019年 - )
- MILLENNIUM PARADE(2019年 - )
- Qyoto(2017年 - )※音楽制作はB ZONE
- Kep1er(2022年 - )
- コアラモード.(2015年 - )
- 聖飢魔II(2015年 - ) - デビュー30周年、30周年記念ベスト・アルバムや旧譜アルバム復刻盤のリリースに合わせて復帰
- デーモン閣下(2017年 - )
- ZEROBASEONE(2024年 - )
- Damian Hamada's Creatures(2020年 - )
- CHEHON(2007年 - )
- NU'EST(2014年 - )
- はてな(2020年 - )
- 遥海(2020年 - )
- 平井堅(2013年 - ) - SME傘下のデフスターレコーズより移籍[7]
- BREIMEN(2024年 - )
- Brainchild's(2018年 - )
- 松たか子(2006年 - ) - BMG JAPAN → ユニバーサルミュージックから復帰
- ましまろ(2015年 - )
- MISIA(2009年 - )
- 三阪咲(2021年 - )
- 優里(2020年 - )
- IVE(2023年 - ) - SME傘下のキューンミュージックより移籍[8]
iDEAK
[編集]角松敏生のプライベートレーベル。1996年発足。
- 角松敏生(1981年 - )
Little Tokyo
[編集]小田和正のプライベートレーベル。1989年発足。規格品番はファンハウス(FUN HOUSE)の「FH」。
- 小田和正(1986年 - )
Rhythmedia Tribe
[編集]Rhythmedia Tribeは、Rhythmedia所属アーティスト専用レーベル。元々はMISIAのエイベックス移籍時、エイベックス傘下のレーベルとして2002年に設立されたが2007年に古巣復帰によりBMG JAPAN(当時)へ移行された。
- MISIA(1998年 - 2001年、2007年 - )
HAPPY SONG RECORDS
[編集]ザ・クロマニヨンズのプライベートレーベル(ザ・ハイロウズとして2004年6月発売のシングル『荒野はるかに/ズートロ』より所属)。
バイタリティレコード
[編集]原盤制作、マネージメントを担当。
- e-sound speaker(2004年 - 2006年)
- たむらぱん(2003年 - 2005年) - 所属レコード会社は日本コロムビア。
- 清竜人・清竜人25 - 所属レコード会社はトイズファクトリー。
旧所属アーティスト
[編集]- AISHA(2010年 - 2012年)
- AZU(2007年 - 2017年)
- 中孝介(2013年 - 2015年)
- 綾野ましろ(2014年 - 2016年) - 2017年よりSACRA MUSICへ移籍
- NGT48(2017年 - 2020年) - ユニバーサルミュージックへ移籍
- MCU(2004年 - 2010年)
- カサリンチュ(2012年 - 2013年)
- 梶浦由記(2010年)
- Crossfaith(2014年 - 2017年) - ソニー・ミュージックレコーズへ移籍
- GO!GO!7188(2007年 - 2009年) - ビクターエンタテインメントへ移籍
- 近藤晃央(2013年 - 2018年) - 2013年9月発売のシングル「あい」より、SME傘下のデフスターレコーズより移動
- 崎本大海(2010年 - 2012年)
- Swimy(2016年 - 2018年)
- SEAMO(2005年 - 2011年、2019年) - ユニバーサルミュージックからBACKGROUND PRODUCTIONへ移籍していたが、2019年、デビュー15周年アルバムのリリースに合わせて復帰
- Zeebra(2010年 - 2014年)
- Serena(2013年 - 2015年)
- DAD MOM GOD(2011年)
- 2AM(2011年 - 2013年) - エピックレコードへ移籍
- 2PM(2010年 - 2014年) - エピックレコードへ移籍
- DEEN(2009年 - 2013年) - エピックレコードへ移籍
- 電波少女(2017年 - 2020年)
- BUCK-TICK(2000年 - 2010年)
- VANILLASKY(加賀爪タッド)(2010年)
- 福耳(2002年 - 2012年)
- fumika(2011年 - 2013年) - よしもとミュージックへ移籍
- BLiSTAR(2009年)
- THE BOYZ(2019年 - 2022年) - ユニバーサルミュージックへ移籍
- MAKAI(2010年)
- 米倉千尋(2011年)
- Rake(2010年 - 2013年) - エピックレコードへ移籍
- LADY BiRD(2009年 - 2010年)
- PIGGS(2022年 - 2024年)
- さユり(2015年 - 2024年)
オーガスタレコード
[編集]オフィスオーガスタ所属アーティスト専用レーベル。規格品番はオーガスタ(Augusta)の「AU」。2017年初頭にオフィスオーガスタがユニバーサルミュージックの傘下になったのに伴い、2017年3月を以てユニバーサルミュージック内にレーベルごと移管。[注釈 5]
2018年1月3日に一部シングルとアルバムの旧譜51タイトルがユニバーサルミュージックから再発売されたが、映像作品は含まれておらず入手困難となっている。なおオーガスタレコードから発売されたkōkuaの「Progress」は、原盤権がオフィスオーガスタからアリオラジャパンへ移管された為、現在もアリオラジャパンのカタログとして残されている。
- 杏子(2003年 - )
- さかいゆう(2009年 - )
- スガシカオ(2003年 - 2011年) - ビクターエンタテインメント内SPEEDSTAR RECORDSへ移籍
- kōkua(2006年) - 2016年にビクターエンタテインメント内SPEEDSTAR RECORDSへ移籍
- スキマスイッチ(2003年 - )
- 大橋卓弥(2008年 - )
- 秦基博(2006年 - )
- 元ちとせ(2011年 - ) - エピックレコードに所属していたが、オーガスタレコードがソニー系レーベルになった後の2011年に移動。
- BARBEE BOYS(2009年 - ) - ライブDVD2作品のみ発売されているが、オーガスタのレーベルロゴはついていない。
サウンドトラック
[編集]発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2009年10月07日 | ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜 オリジナル・サウンドトラック | BVCL-29 |
2009年12月16日 | NHK教育テレビ アニメ「獣の奏者 エリン」オリジナル・サウンドトラック 2 | BVCL-52 |
2009年12月09日 | 「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」Original Sound Track | BVCL-59 |
2010年03月03日 | 映画「スイートリトルライズ」オリジナル・サウンドトラック | BVCL-86 |
2010年09月15日 | BECK THE MOVIE Soundtrack | BVCL-133 |
2010年12月22日 | ドラマ「もやしもん」オリジナル・サウンドトラック | BVCL-162 |
2011年09月28日 | はやぶさ/HAYABUSA ORIGINAL SOUNDTRACK | BVCL-260 |
2011年12月14日 | friends もののけ島のナキ オリジナル・サウンドトラック | BVCL-291 |
2014年11月26日 | NHKドラマ10「さよなら私」 オリジナル・サウンドトラック | BVCL-622 |
2015年12月09日 | さらば あぶない刑事 オリジナル・サウンドトラック | BVCL-689 |
コンピレーション・アルバム
[編集]発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2009年09月30日 | モンハン音楽部 〜MONSTER HUNTER 5th Anniversary〜 | BVCL-26 |
2009年12月09日 | THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM | BVCL-50 |
2009年12月16日 | 冬ノうた | AUCL-20007 |
2010年02月10日 | RESPECT!!! THE BLUE HEARTS -A Reggae Tribute to THE BLUE HEARTS- | BVCL-53 |
2010年03月03日 | ありがとうのうた | BVCL-78 |
2010年04月07日 | Re:MUSIC!! -JAPANESE SAMPLING CLASSICS- | BVCL-82 |
2010年05月26日 | SPIRITS 30 ビッグコミックスピリッツ創刊30周年記念 TV & Movie テーマソング集 | BVCL-97 |
2010年07月28日 | 熱闘甲子園のうた 〜夏の高校野球応援ソング | BVCL-115 |
2010年12月01日 | ロマンチスト〜THE STALIN・遠藤ミチロウTribute Album〜 | BVCL-148 |
2011年01月26日 | ぜんぶ恋がかなう歌 〜歌詞伝説〜 | BVCL-170 |
2011年07月27日 | 情熱大陸 LIVE BEST | BVCL-231 |
2011年12月21日 | 言葉にできない〜小田和正ベストカバーズ〜 | BVCL-297 |
2012年02月22日 | カノジョは嘘を愛しすぎてる MIX TAPE VOL,1 | BVCL-214 |
2012年03月07日 | KOBE COLLECTION×TOKYO RUNWAY The BEST | BVCL-314 BVCL-316 |
2012年08月22日 | Some Love 愛の唄 | BVCL-417 |
2014年04月16日 | 島田印 -島田昌典ワークス・ヒットコレクション- | BVCL-588 |
2014年04月23日 | MOTHER 〜感謝〜 | BVCL-589 |
2015年03月04日 | 龍が如く0 〜80's Hits!Collection〜 | BVCL-632 BVCL-633 |
関連項目
[編集]- BMG JAPAN(前身企業)
- RCA/JIVEグループ(旧BMGジャパン洋楽部門)
- VERMILLION RECORDS(旧BMGビクターのビーイング制作音源を継承したレーベル)
- ソニー・ミュージックダイレクト(旧RVC - BMG系音源のうち、演歌・歌謡曲系統等は当該レーベルから発売)
- ソニー・ミュージックソリューションズ - 製造・流通・販売
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b グループ会社再編および商号変更に関するお知らせ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、2019年2月18日
- ^ a b “株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ発足のお知らせ”. ソニー・ミュージックソリューションズ (2019年4月1日). 2023年9月12日閲覧。
- ^ (株)ソニー・ミュージックエンタテインメントによる株式会社BMG JAPAN 完全子会社化 (PDF)
- ^ (株)BMG JAPAN 役員の変更、執行役員制の導入及び組織改正等について (PDF)
- ^ グループ会社の役員人事について (PDF)
- ^ “グループ会社再編および商号変更に関するお知らせ” (PDF). ソニー・ミュージックエンタテインメント (2014年2月17日). 2014年4月3日閲覧。
- ^ 平井堅 レーベル移籍のお知らせ - ソニー・ミュージックオフィシャルサイト
- ^ Japan 1st EP『WAVE』2023年5月31日(水)発売決定! - ソニー・ミュージックオフィシャルサイト
外部リンク
[編集]- Ariola Japan (アリオラジャパン)
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