Crunchyroll

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Crunchyroll (クランチロール)は、日本アニメドラマ漫画などのコンテンツを提供する配信サービス、およびそれを運営するアメリカの企業。本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ、日本法人は東京都渋谷区渋谷にそれぞれ所在する。

概要[編集]

立ち上げは2006年9月。当初はアニメ投稿サイトであり、主として日本アニメのファンサブが投稿されていた。これらは著作権を侵害する行為であるが、サイトは急成長を続けていった[1]。他の特徴としては、フォーラムやチャットができることが挙げられる。

こうした中で、日本法人を設立しアニメ会社と提携について交渉。自サイトの違法動画を削除、動画投稿サイトにおける違法投稿の検出ソフトの提供などを行い[2]、ついにテレビ東京との契約(日本放映の1時間後に動画配信。キー局でこのスタイルは世界初[1])にこぎ着けた。これをきっかけに、GDH東映などとも契約。提携企業側としても、違法配信の抑制、新たな販路の開拓を期待しているという[3]

歴史[編集]

  • 2006年9月 - サイト立ち上げ。
  • 2008年
  • 2009年2月 - 日本動画協会に所属。
  • 2012年 - 有料会員数が10万人を突破
  • 2013年3月 - 有料会員数が20万人を突破
  • 2013年10月 - 漫画配信を開始
  • 2014年11月 - 有料会員数が40万人を突破
  • 2015年10月 - 有料会員数が75万人を突破[4]
  • 2016年2月 - 住友商事と共同で、アニメ作品に投資する投資ファンド・クランチロールSCアニメファンドを設立[5]
  • 2016年4月 - KADOKAWAと海外向けアニメ配信権の包括許諾を締結[5]
  • 2017年2月 - 有料会員数が100万人を突破[6]
  • 2017年4月 - クランチロール日本法人 代表取締役ショティーノ氏退任、米本社ガオ氏が兼任[7]
  • 2017年7月 - Twitchがクランチロールと提携し19本のアニメの全話一挙放送を行った。視聴は無料だった。ゲーム配信専用サイトであるTwitchがアニメを放送したのはこれが初である。また期間限定でクランチロールのマスコットキャラクターである「Crunchyroll-Hime」がスタンプとして使用できた。[8]

関連人物[編集]

  • クン・ガオ (日本法人代表取締役社長)
  • 斉田秀之 (事業開発部長)
  • 杉多久磨 (事業開発部)

関連作品[編集]

視聴と会員制[編集]

配信されるアニメは全て日本語音声+字幕という形をとっている。英語、スペイン語、ポルトガル語の字幕に対応しており、それらから字幕言語を選択することとなる。作品によっては字幕はON/OFFの設定が可能であり、日本語音声のみでの再生も可能となっている。PC、スマートフォン、インターネットテレビ、PS3やXBOX360の様なゲーム機などのセットトップボックスからも視聴が可能である。

当初は日本のアニメのみを提供していたが、現在ではドラマ、J-POPやアニメソング歌手のPVなども配信している。日本だけではなく、東アジア圏のコンテンツも配信している。作品コンテンツ数は5,000タイトル以上に上る。

北米、欧州、東南アジア(シンガポール、フィリピンといった英語圏)、中南米(メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、ベネズエラ、コロンビア)で正式なサービスが行われており、今後も順次配信国・地域を増やす予定としている。

日本からの接続はIPによって弾かれてしまい通常は視聴することはできない。また日本でのサービスも「日本のインターネットはクローズな印象があり、海外とはビジネスが全然違う。そのまま展開できるとは思えない。」とショーティノ社長が述べている。

クランチロールでの配信が始まって以来、海賊版のダウンロード数は74%も減ったという。利用者の年齢層としては14歳から25歳がメインで高校生・大学生が多い。フランスのみ市場が特殊で日本のアニメのDVDやマンガなどが売れる為、ライツホルダーからフランスでのサービスを控えるよう指示されている。新作・旧作は7:3の割合で新作を見る利用者が多い。[9]

無料と有料(月6.95ドル~11.95ドル)のプランが存在している。

無料会員の場合でも全作品、全話を視聴することが可能であるが、200kbps程度のSD画質のみ、15秒間のCMが3回ほど挿入される。サイマル配信は一週間後に視聴ができる。

有料会員では、有料プランのみの専用コンテンツへのアクセス、最大で1080PまでのフルHD画質での視聴、広告なし、日本で放送された作品は約一時間後に視聴できるサイマル配信に対応などのサービスを得られる。英語とポルトガル語では30作品以上がサイマルキャスト配信(日本での放送と同日配信)に対応している。

有料会員数は、2012年に10万人を突破し、2013年3月には20万人を突破した。[10]

2012年9月時点では無料視聴を含めた毎月の視聴者数は約700万人(北米が7割)と推定されている。[11]

有料会員収入だけでも月一億円を超える。グッズの売れ行きも好調で、DVD/BDが一番の売れ筋でマンガやフィギュアといった関連コンテンツも好調であると述べている。

漫画配信[編集]

2013年10月30日から講談社の一部漫画作品を、日本国内での雑誌発売日に英語訳版を配信する[12]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]