ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ

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ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
Sony Music Associated Records
親会社ソニー・ミュージックレーベルズ
設立1998年4月
販売元ソニー・ミュージックマーケティング
( - 2019年3月[1][2]
ソニー・ミュージックソリューションズ
(2019年4月 -[1][2]
ジャンルJ-POP
日本の旗 日本
公式サイトhttps://www.sonymusic.co.jp/

ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズSony Music Associated Records)は、ソニー・ミュージックレーベルズ社内レコードレーベル。通称は「アソシ」、頭文字の「SMAR」、規格品番の「AI」等。

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)グループの邦楽レーベルでは最もレーベル名が長く、公式Twitterのプロフィールも「名前が長いでおなじみ」とする。

概要[編集]

1998年4月、「SMEJ Associated Records」として設立。当初のレーベル名表記は『Sony Music Entertainment (Japan) Inc.』のみであり、明確なレーベル表記が実施されたのは1999年頃からである[注 1]

販売元はSMEインターメディアに委託されていたが、1999年4月よりソニー・ミュージックエンタテインメントに移管されている。

丸山茂雄は「プロデューサーズ・レーベル」「小室哲哉さん、小林武史さんの様な大物プロデューサーを招き、それぞれ思い思いのレーベルを展開していく」というコンセプトを持ち、音作り以外にも、アーティストの選定・メディア出演先のマネジメント等様々な権限を持たせたが、その戦略が裏目にでてしまい、プロデューサーとアーティストの活動の停滞を招いてしまった。その結果、ソニー・ミュージックエンタテインメントは1999年3月期に株式上場来初の営業赤字になった[3]

2001年10月にソニー・ミュージックエンタテインメントの制作部門から株式会社ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ(Sony Music Associated Records Inc.)としてソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、ソニー・ミュージックレコーズキューンレコードエピックレコードジャパンと共に分離。

2014年4月1日、ソニー・ミュージックレコーズがレーベルビジネスグループの7社を吸収合併し、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズが発足[4]。ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズは同社の社内レーベルとなる。

規格品番AIは「Associated」のAIから引用されている。4番目に付くローマ字は他のレーベルと同じくLであるが設立当初から株式会社ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズに分離されるまではTであった。またロゴマークは中心のSは「SMEJ」及び「Sony Music」、左側のAは「Associated」、右側のRは「Records」から引用されている。

レーベル[編集]

  • Sony Music Associated Records(メイン、旧SMEJ Associated Records)
  • onenation(HIP-HOP系、R&B系、LDH所属アーティストのレーベル)
  • fanfarecord(2019年に設立されたレーベル)
  • studio NUI(2021年に設立されたレーベル)
  • Threethums(JMS(ジャパンミュージックシステム)×SDR(スターダストレコーズ)×ソニー・ミュージックレーベルズによるレーベル)

かつて存在したレーベル[編集]

  • Camplabel - 伊藤銀次のプライベートレーベル。1999年に活動休止。
  • TRUE KiSS DiSC - 小室哲哉のプライベートレーベル。2001年に活動休止。
  • ZONE LABEL - 小林武史のプライベートレーベル。2000年に活動休止。
  • Passagio Discs - 辻仁成のプライベートレーベル。2001年に活動休止。
  • FEARLESS RECORDS - 大沢伸一が主催するレーベル。大沢のエイベックス移籍に伴い運営終了。
  • SEASKY - 藤井フミヤのプライベートレーベル。2014年に活動休止。
  • TERRY DOLLAR RECORD$ - オレスカバンドのプライベートレーベル。2014年に活動休止。
  • クリーパーズ - Creepy Nutsのプライベートレーベル。2020年、Creepy NutsがSMARのonenationレーベルに移籍したことに伴い運営終了。
  • dohb discs - 2000年にEpic/Sony内レーベルから移動。同年レーベル終了。
  • Yeah!Yeah!Yeah!Records - No Regret Lifeキャプテンストライダムが使用。2008年にメインレーベルに吸収される形で運営終了。
  • 151617 - キューンレコードから移管した。移管後はコンピレーションシリーズ「RELAXIN' WITH LOVERS」を数枚発売していた。
  • NeOSITE DISCS - Epic/Sonyから移管後、キューンミュージックに移管する。
  • TRIBUTE link. - 2001年にSMAR、マツダワールド映画『サトラレ』によって特設されたコラボレーションレーベル(期間限定)
  • XLレコーディングス - イギリスのテクノ系インディペンデントレーベル。かつての輸入盤をSMARが販売していた。

所属アーティスト[編集]

Sony Music Associated Records[編集]

onenation[編集]

fanfarecord[編集]

  • DJ和(2020年 - )(2008年 - 2019年までonenation所属)
  • ナナヲアカリ(2020年 - )(2018年 - 2019年までSony Music Associated Records所属)
  • 音莉飴(2023年 - )
  • PEOPLE 1(2022年 - )(Pollyanna Recordsにも引き続き所属)

studio NUI[編集]

Threethums[編集]

これまで所属したアーティスト[編集]

参加作品[編集]

発売日 タイトル 規格品番
2001年2月21日 SOUL REBEL 2000 AICT-1298
2001年5月9日 compost 100 AICT-168
2001年5月25日 冷静と情熱のあいだ Blu 〜フィレンツェの異邦人〜 辻仁成プロデュース AICT-1313
2003年5月2日 THE ROOM-10th Anniversary- AICL-1417
2004年1月15日 機動戦士ガンダムSEED」COMPLETE BEST AICL-1506
2004年3月31日 めざましsongs AICL-1518
2004年6月2日 あの頃、マリー ローランサン 2004 A TRIBUTE TO K.Yasui & K.Kato AICL-1533
2006年6月28日 JAPA-RICO~RICO RODRIGUEZ MEETS JAPAN AICL-1753
2007年10月10日 ジョビニアーナ -愛と微笑みと花- AICL-1859
2009年3月25日 タイトルはLIFEです。 AICL-2010
2009年4月22日 “69★TRIBE”Cupid Honey Traps AICL-2005
2009年9月16日 深夜高速 -生きててよかったの集い- AICL-2039
2010年3月31日 アゲウタ 〜恋をあきらめない女子のウタ〜 AICL-2096
2010年4月28日 須永辰緒の夜ジャズ・外伝 ALL THE YOUNG DUDES 〜全ての若き野郎ども〜 AICL-2119
2010年9月8日 モテキ的音楽のススメ 〜土井亜紀・林田尚子盤〜 AICL-2163
2011年8月31日 モテキ的音楽のススメ 映画盤 AICL-2293
2011年9月14日 モテキ的音楽のススメ MTK PARTY MIX盤 AICL-2294
2011年9月21日 モテキ的音楽のススメ Covers for MTK Lovers盤 AICL-2295
2011年11月30日 TOKYO MOTOR SHOW COMPILATION REMIX -The 42nd TOKYO MOTOR SHOW 2011 OFFICIAL ALBUM Remixed by Piston Nishizawa- AICL-2323
2012年2月1日 俺のスターアルバム inspired by 荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE AICL-2338
2014年10月22日 I ♥ FC MORE THAN EVER 〜FLOWER COMPANYZ TRIBUTE〜 AICL-2751
2016年2月10日 フェス、その前に AICL-3008
2016年2月24日 MIKA NAKASHIMA TRIBUTE AICL-3064
AICL-3066

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 小室哲哉専用のプライベートレーベルTRUE KiSS DiSC(1999年2月〜2001年7月)の作品は全て、Sony Music Entertainment (Japan) Inc.のまま表記されている。また、藤井フミヤが2001年5月末以降にリリースされた作品は全て現在のレーベル名となっているのが確認できる。

出典[編集]

外部リンク[編集]