キャプテンストライダム

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キャプテンストライダム
出身地 日本の旗 日本 栃木県宇都宮市
ジャンル
活動期間 1999年 - 2010年
レーベル
事務所 Hit&Run
共同作業者 CHOKKAKU(編曲)
公式サイト キャプテンストライダム公式サイト
旧メンバー

キャプテンストライダムCaptain Straydum)は、日本スリーピースロックバンド。メンバー全員が宇都宮大学の出身。

1999年に結成され、2010年に活動休止。

メンバー[編集]

  • 永友 聖也(ながとも せいや、1976年2月22日 - )(48歳) - ボーカルギター
    宮崎県北諸県郡(現都城市)出身。
    宇都宮大学工学部応用化学科卒業。
    ボーカルギターを担当し、キャプテンストライダムのオリジナル楽曲の大半の作詞作曲を手がけた[注釈 1]
    活動休止後は、他アーティストや企業への楽曲提供のほか、カトウタロウをはじめとした他アーティストとユニットを結成して活動している。
  • 梅田 啓介(うめだ けいすけ、1978年9月30日 - )(45歳) - ベースコーラス
    秋田県能代市出身。
    宇都宮大学国際学部国際文化学科卒業。
    2001年に発売のデモ音源『はたらくくるま/フェイドアウト』のジャケットは、当時梅田が通っていたハローワーク主催のパソコン教室の卒業制作としてデザインしたもの[2]
    4thアルバム『音楽には希望がある』に収録の「ありのままで世界は」で初めて作曲を担当し、11thシングル『ブギーナイト・フィーバー』のカップリング曲「北京原人」では初めて単独での作詞作曲を手がけた[3]
  • 菊住 守代司(きくずみ もりよし、1978年6月13日 - )(45歳) - ドラムス
    熊本県熊本市出身。
    宇都宮大学工学部情報工学科卒業。
    1998年春に宇都宮大学の音楽サークル「Band Standうたう会」に入部し、1999年の結成より在籍していた初代ドラマーが脱退した後、2000年春頃に加入。ただし、加入の経緯については、本人も含めてメンバーは覚えていない[2]
    1stシングル『マウンテン・ア・ゴーゴー』のレコーディングの2日前、原付バイクとの追突事故が発生。翌日病院でドクターストップがかかっていたものの、「デビュー曲に参加できないのはまずい」ということから、レコーディングは首にコルセットを巻いて臨んだ[4]
    活動休止後は、他のアーティストのサポート活動のほか、2015年よりウツワ、ホルモン山野、のりおらと結成したバンド「ウツワーズ」のメンバーとしても活動している。

略歴[編集]

1999年、宇都宮大学の音楽サークル「Band Standうたう会」の部員であった永友、梅田によって結成[5]。バンド名は、バンド名に「キャプテン」をつけたかった永友が、『グラップラー刃牙』に登場する同名のキャラクターから名前を拝借したもの[4][注釈 2]

2000年に菊住が加入。以来2010年の活動休止まで、3人編成で活動が行なわれた。

2001年夏頃に自身初のデモ音源『はたらくくるま/フェイドアウト』を制作し、2002年2月3日に自主制作盤『ノーテン・フラワー』発売[5]

2003年8月8日に発売されたシングル『マウンテン・ア・ゴーゴー』でデビュー。店舗限定で発売されたのち、9月25日に全国発売された。11月26日に1stアルバム『ブッコロリー』発売。

2004年11月3日にソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズより発売された2ndシングル『マウンテン・ア・ゴーゴー・ツー』でメジャーデビュー。

2007年3月18日 渋谷公会堂にてライブを開催。翌年1月23日に同ライブの模様を収録したライブDVD『LIVE IN SHIBUKO "BIG BAN BUZZ"』が、9thシングル『わがままチャック』と同時発売された[6]

2010年2月3日に活動休止を発表[7]。4月14日にこれまでの活動の歴史をまとめたヒストリーアルバム『ベストロリー』発売[7]

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

発売日 タイトル レーベル オリコン 初収録アルバム
1st 2003年9月25日 マウンテン・ア・ゴーゴー 風待レコード 圏外 ブッコロリー
2nd 2004年11月3日 マウンテン・ア・ゴーゴー・ツー SMAR 73位 108DREAMS
3rd 2005年3月24日 流星オールナイト 137位
4th 2005年10月19日 キミトベ 97位
5th 2006年1月25日 悲しみのシミかな 106位
6th 2006年6月7日 風船ガム 23位 BAN BAN BAN
7th 2006年10月18日 恋するフレミング 54位
8th 2007年2月7日 LONE STAR 46位
9th 2008年1月23日 わがままチャック 100位 音楽には希望がある
10th 2008年4月23日 人間ナニモノ!? 170位
11th 2009年5月20日 ブギーナイト・フィーバー 113位 ベストロリー

アルバム[編集]

発売日 タイトル レーベル オリコン
1st 2003年11月26日 ブッコロリー 風街レコード 圏外
2nd 2006年2月15日 108DREAMS SMAR 41位
3rd 2007年3月7日 BAN BAN BAN 52位
4th 2008年6月25日 音楽には希望がある 132位

ベストアルバム[編集]

発売日 タイトル レーベル オリコン
1st 2010年4月14日 ベストロリー SMAR 112位

映像作品[編集]

  1. 108 FILMS(2006年3月24日)
    ビデオクリップ集。
  2. LIVE IN SHIBUKO "BIG BAN BUZZ"(2008年1月23日)
    2007年3月18日に渋谷公会堂(現・C.C.Lemonホール)にて行われたライブを収録したDVD。

自主制作盤[編集]

発売日 タイトル 収録曲
2001年 はたらくくるま/フェイドアウト
  1. はたらくくるま
  2. フェイドアウト
2002年2月3日 ノーテン・フラワー
  1. マウンテン ア ゴーゴー!
  2. ブッコロリー

収録作品[編集]

発売日 タイトル 収録曲
2003年05月21日 SONG-CRUX & CDJ-tokyo コンピレーション 〜'03春の陣〜 「犬の生活」
2003年07月23日 新宿ミーティング03 (@新宿LOFT2003/04/25&05/05・@新宿JAM2003/05/10) 「マウンテン・ア・ゴーゴー」
2004年06月30日 E.V.Junkie 2-GUITAROCKING- 「マウンテン・ア・ゴーゴー」
2006年08月02日 NARUTO BEST HIT COLLECTION 2 「マウンテン・ア・ゴーゴー・ツー」
2006年09月27日 銀魂 オリジナル・サウンドトラック 「風船ガム (TV version)」
2007年03月21日 「天保異聞 妖奇士」オリジナルサウンドトラック 「LONE STAR(ayakashiayashi Ver.)」
2008年03月26日 Anime×Music Collaboration 39 '02-'07 「LONE STAR」
2009年03月25日 銀魂BEST 「風船ガム -銀魂 mix-」
2009年12月09日 新・風街図鑑 「風船ガム」
2012年02月01日 俺のスターアルバム inspired by 荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE 「流星オールナイト (album edit)」
2016年6月29日 アニソンLOVE! 翠組 「風船ガム」

参加作品[編集]

アーティスト タイトル 収録作品
Various Artists 「ペケペケ」 ユニコーン・トリビュート
「SHOOT TO THRILL」 THUNDER TRACKS -TRIBUTE TO AC/DC-
「深夜高速」 深夜高速 -生きててよかったの集い-

タイアップ一覧[編集]

使用年 曲名 タイアップ
2004年 マウンテン・ア・ゴーゴー・ツー テレビ東京系アニメ『NARUTO -ナルト-』エンディングテーマ(第104話 - 第115話)
フジテレビ系『E★L★V★I★S』エンディングテーマ
ノーテンフラワー 崎陽軒 CMソング
2005年 流星オールナイト テレビ東京系『JAPAN COUNTDOWN』2005年4月度エンディングテーマ
フランクフルト NHK-FMミュージック・スクエア』4・5月度オープニングテーマ
キミトベ テレビ東京系『ぶちぬき』10月度エンディングテーマ
あとの祭り 崎陽軒 CMソング
2006年 悲しみのシミかな 日本テレビ系『クイズ発見バラエティー イッテQ!』エンディングテーマ
風船ガム[注釈 3] テレビ東京系アニメ『銀魂』エンディングテーマ(第1話 - 第13話)
2007年 LONE STAR MBSTBS系アニメ『天保異聞 妖奇士』第2期オープニングテーマ(説十三 - 説二十五)[9]
2008年 わがままチャック テレビ東京系『ゴッドタン』2008年1月〜3月度エンディングテーマ
人間ナニモノ!? 北海道テレビ夢チカ18』2008年5月度エンディングテーマ
2009年 ブギーナイト・フィーバー J SPORTSプロ野球中継『J SPORTS STADIUM 2009』テーマソング

ヘビーローテーション/パワープレイ[編集]

テレビ[編集]

放送年 曲名 ヘビーローテーション/パワープレイ
2005年 キミトベ スペースシャワーTV 2005年10月度POWER PUSH!

出演[編集]

CM[編集]

  • 崎陽軒「シウマイ弁当」(2004年)

主なライブ[編集]

  • 1999年秋 - おばけナイター
  • 2003年11月30日 - おばけナイター
  • 2004年1月17日 - 花の都のおばけナイター
  • 2004年夏 - 飛び出せ!梅雨祭り
  • 2004年秋 - CAPTAIN A GO GO!
    • 2004年12月4日 - サンドバッグな夜
  • 2005年春 - ポカリンピックツアー
    • 2005年4月23日 - キャプテンアンドミー東京
  • 2005年4月16日 - キャプテンアンドミー大阪
  • 2005年7月18日 - サマージャンボおばけナイター
  • 2005年10月17日〜12月9日 - キミトベ2005
  • 2006年2月3日 - 帰ってきたおばけナイター
  • 2006年4月17日〜5月19日 - DREAM HUNTING TOUR
  • 2006年10月14日〜29日 - SHOCK TREATMENT TOUR
  • 2007年1月9日〜24日 - 全開チャック●●ツアー
  • 2007年2月3日 - 仁義なきおばけナイター
  • 2007年3月18日 - BIG BAN
  • 2007年4月6日〜28日 - TOUCH THE MUSIC TOUR
  • 2008年9月19日〜10月12日 - キャプテンストライダム LIVE TOUR 2008 明日に向かって踊れ!
  • 2009年5月8日・14日・20日 - キャプテンストライダム presents 大安おばけナイター

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 一部久保田洋司との共作。
  2. ^ 当時再放送していた『西部警察』に夢中になっていた梅田は、同作品のタイトル・ロゴに触発されて、バンド名として「西部警察」を提案したが一蹴された[4]
  3. ^ 実際に放送で使用されたのは、アニメ用にアレンジされた音源[8]

出典[編集]

  1. ^ a b c キャプテンストライダム(キャプテンストライダム)の情報まとめ”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク株式会社. 2020年2月3日閲覧。
  2. ^ a b キャプテンストライダム|『ベストロリー』SPECIAL PAGE キャプストヒストリー”. ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ. 2019年8月25日閲覧。
  3. ^ キャプテンストライダム|『ベストロリー』SPECIAL PAGE 永友聖也による全32曲解説”. キャプテンストライダム. ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ. 2019年8月25日閲覧。
  4. ^ a b c 勢い余ってブチ抜き5P!! キャプテンストライダム大特集!!」『JUNGLE★LIFE』第84号、2004年11月。 
  5. ^ a b プロフィール | キャプテンストライダム”. ソニーミュージックオフィシャルサイト. Sony Music Entertainment. 2022年3月12日閲覧。
  6. ^ キャプテンストライダム、新曲は“ダイオキシン研究員”時代の悲喜こもごも!?”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2008年1月25日). 2018年9月9日閲覧。
  7. ^ a b キャプテンストライダム、活動休止を宣言”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2010年2月3日). 2018年9月9日閲覧。
  8. ^ Yamanaka, Takeshi「ロック界の鬼才が踏み出す新たな挑戦」『JUNGLE★LIFE』第103号、2006年6月、15頁。 
  9. ^ 天保異聞 妖奇士 あやかしあやし(MBS公式)”. MBS 毎日放送. 2022年12月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]