春畑道哉

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春畑 道哉
別名 UNI
生誕 (1966-11-05) 1966年11月5日(57歳)
出身地 日本の旗 日本東京都町田市
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 1985年 -
レーベル
事務所 ホワイトミュージック
共同作業者
公式サイト 公式ウェブサイト

春畑 道哉(はるはた みちや、1966年11月5日 - )は、日本ギタリスト作曲家

東京都町田市出身。愛称は「ハル」。バンドTUBE」のメンバーで、ギター作曲を主に担当している。既婚。

人物[編集]

幼少時代に「ピアノを習いたい」と両親に頼み、ヤマハ音楽教室に通い始める[1]。小学6年の時、「ピアノは女がやるもんだ、男は野球」の理由で途切れるが、中学時代に春畑がピアノを弾けることを知った同級生からバンドに誘われピアノを再開させる。しかし舞台等で演奏する時、ステージ前方のギタリストが注目されることに対し自身のキーボードの位置がステージ端なことに不満を持ち、ギターを始める。家にあった父のアコースティックギターを手にし、実際自分でエレキを買った時期は高校の時であった。[1]

中学1年の時から同学年の友人達と組んでいたバンド名は「レインボー」。バンド編成は5人。リードギター、リズムギター、ベース、ドラム、キーボードの構成で、春畑道哉はリードギター担当。中学1年の段階で既に春畑のギターテクニックは卓越していた。「レインボー」や下記のアマチュアバンド「バッキングM」など複数のアマチュアバンドを掛け持ちしていた。

都立高校時代に「バッキングM」を再編成。忠生高校の春畑道哉(G)、野津田高校の田中実(G)、野村亮彦(B)、茂垣わみ(Vo)小川高校の有馬拓郎(Dr)をメインメンバーとし本格的にプロデビューを目指し、オリジナル曲を多数作り、様々なオーディションを受け、ライブ活動も多くなった。代表曲は、わみが作詞した「もう一度」。

1984年にビーイング主催の「シルクロード音楽祭」に出場、ベストギタリスト賞を獲得。同音楽祭でベストヴォーカル賞を獲得していた前田亘輝と互いに才能に惹かれ、後にビーイング事務所を通し出会うことになる。春畑は前田亘輝とその友人の角野秀行、角野の高校の後輩である松本玲二の4人でプロデビューを前提にアマチュアバンド「パイプライン」を結成。後に「The TUBE」と改称し、翌1985年6月1日にデビュー。1987年2月に、ソロデビュー。

1988年までのTUBEの作曲は数曲であったが、1990年以降はほぼ全ての作曲を担当することになる。作詞は数曲で、1987年「Smile On Me」、1988年「Go Ready Go」、「I Think of You」、2017年「スタートライン」で作詞を担当している。

1988年にJR四国の関西・首都圏向けCMイメージソングに「Sailing To Your Heart」が採用されたことを皮切りに、メディアのBGMやテーマソングに春畑の楽曲が頻繁に使用されるようになった。

1992年に「J'S THEME(Jのテーマ)」を発表、1993年のサッカーJリーグ開幕セレモニーで同曲を演奏した[2]

1998年より、16ビートを刻む楽曲「Jaguar」がフジテレビ系のプロ野球中継のテーマ曲として使用されている。この楽曲は、フジテレビとの楽曲使用契約によりCD化は未定と10年間言われてきたが[3]、2008年発売の「Michiya Haruhata BEST WORKS 1987-2008 〜ROUTE86〜」にて、この年以降のプロ野球中継で使用された「JAGUAR '08」が、アレンジを加えられた形で初めて音源化された。また、この楽曲はプロレスラー金本浩二の入場テーマとしても使用されていた。2013年には更にリアレンジを施した「Jaguar '13」がシングルとしてリリースされ、2022年現在に至るまでプロ野球中継で使用されている。その一方で、原曲は永らく音源化が見送られていたが、2014年12月3日に発売された『フジテレビ開局55周年記念 LEGENDARY SPORTS ANTHEM』に収録され、登場から16年目にして初めて日の目を見た。

1992年に他アーティストに初めて楽曲提供を行う。同年はTWINZERの「LEAVE ME ALONE」、ZARDの「IN MY ARMS TONIGHT」、Mi-keの「Pink Christmas」。TWINZERの「LEAVE ME ALONE」に関してはサウンドプロデュースも行っている。以降、ビーイング系アーティストを中心に多数の楽曲提供をしている。

2000年頃からは前田亘輝との共同プロジェクト「PIPELINE PROJECT」を結成し、幅広いジャンルのアーティストへ楽曲提供している(提供楽曲詳細はPIPELINE PROJECT)を参照)。

TUBEでのデビューから30周年を迎えた2015年春にリリースされたシングル、いまさらサーフサイドのカップリング「Blue In Summer」にて、リードボーカルを担当。さらに、同年6月1日に開かれた武道館での記念ライブでも同曲を披露した。秋シングルのTONIGHT、冬シングルの灯台でそれぞれカップリングを務めた松本、角野は作詞・作曲を共に担当したが、Blue In Summerでは前田が作詞を担当、一方で夏リリースのSUMMER TIMEのカップリングとなった「トコナツPaPa」では春畑が作曲を担当した。

略歴[編集]

  • 1984年 - アマチュアバンド「バッキングM」のギタリストとしてビーイング主催の「シルクロード音楽祭」に出場。音楽祭で知り合った現TUBEのメンバーとアマチュアバンド「パイプライン」を結成。
  • 1985年6月1日 - TUBEのギタリストとしてデビュー。
  • 1987年2月26日 - 1stソロアルバム「Drivin'」リリースによりソロ活動開始。
  • 1990年3月 - 初のソロライブ「SOLO LIVE GUITAR LAND」を行う。(日清パワーステーション、大阪MODA HALL、名古屋ボトムラインの3公演)
  • 1990年10月・11月 - 学園祭に出演。(10月28日、目白学園女子短期大学・11月4日、東邦学園短期大学の2公演)
  • 1991年2月・3月 - ソロライブツアー「LIVE AROUND DREAM BOX」を行う。全11公演。
  • 1992年8月12日 - 他アーティストへの初の楽曲提供。TWINZERの「LEAVE ME ALONE」の作曲・編曲・サウンドプロデュースを手掛ける。
  • 1993年5月15日 - 国立霞ヶ丘競技場陸上競技場で行われたJリーグの開幕戦「ヴェルディ川崎vs横浜マリノス戦」にて自身の1stシングルであるJリーグオフィシャルテーマソング「J'S THEME」を試合前に披露した。
  • 1996年 - ソロ活動休止を宣言。佳苗のプロデュースを開始。
  • 2000年10月21日 - 8thアルバム「RED BIRD」リリースでソロ活動再開。同年にソロツアー「LIVE AROUND2000 RED BIRD」(全国11公演)を行う。
  • 2001年4月20日 - シンコーミュージックより自身初のギター・スコア本「春畑道哉BEst」が発売。多くのファンから復刻を望む声があり、2023年に復刻発売された。[4]
  • 2002年5月 - 日本人アーティストとしては初めてFENDER USA社との専属契約を結ぶ。同年、「Michiya Haruhata ストラトキャスター」(Michiya Haruhata Stratocaster)発売。
  • 2005年 - ニューシグネチャーモデル「Michiya Haruhata BWL Stratocaster」を発売。本人も愛用しているアメリカの装飾品メーカーである Bill Wall Lether社 とのコラボレーションにて製作された。
  • 2008年12月24日 - 自身の集大成としてのベスト・アルバム「Michiya Haruhata BEST WORKS 1987-2008 〜ROUTE86〜」発表。
  • 2009年11月 - ソロツアー「LIVE AROUND2008 ROUTE86」(全国7公演)を行う。
  • 2010年 - 3作目となるシグネチャーモデル「Michiya Haruhata III Stratocaster」が発売された。
  • 2012年12月5日 - オリジナル・アルバムとしては12年振りとなるミニ・アルバム「FIND MY PLACE」をリリース。同時に2009年以来3年ぶりとなるソロツアー「Michiya Haruhata LIVE AROUND 2012 FIND MY PLACE」(名古屋・大阪・東京の3箇所)を行う。
  • 2014年9月20日 - 神戸ユニバー記念競技場にてJリーグオフィシャルテーマソング「J'S THEME」を演奏。
  • 2016年2月27日 - ノエビアスタジアム神戸で開催された明治安田生命J1リーグ開幕戦「ヴィッセル神戸 vs ヴァンフォーレ甲府」の試合前セレモニーにて「WE ARE ONE」を演奏。[5]
  • 2016年11月9日 - 16年ぶりのオリジナル・フルアルバム「Play the Life」をリリース。(11月21日付のオリコンウィークリーランキングで9位を獲得、Instrumentalアルバムとして異例のヒットを記録)同時に4年ぶりの全国ソロツアー「Michiya Haruhata LIVE AROUND 2016」を開催。(11月16日福岡県 DRUM Be-1 / 17日大阪府 Zepp Namba / 18日愛知県 Zepp Nagoya / 21日東京都 Zepp Tokyo / 22日宮城県 darwin / 24日北海道 札幌PENNY LANE24)
  • 2017年2月 - 雲海酒造の本格麦焼酎「いいともBLUE」のCMテーマソングに「Symphony Blue」が使用される。[6]
  • 2017年4月8日 - 横浜国際総合競技場にて横浜F・マリノス25周年記念試合で「J'S THEME」を生演奏。
  • 2018年1月21日 - 自身初となる配信限定シングル「【Reːbirth】[注 1]」をリリース。1月22付のレコチョクデイリーロックチャート1位、iTunesロックチャート4位を獲得する。インスト作品が配信限定とはいえ部門別チャート1位にランクインするのは稀有な事例である。また、同曲は海外ドラマ『リーサル・ウェポン』シーズン2の日本版オリジナルエンディングテーマとして使用された。[7]
  • 2018年8月26日 - 町田市立陸上競技場でJリーグオフィシャルテーマソング「J'S THEME 25th ver.」を生演奏。
  • 2018年 - ソロライブツアーMICHIYA HARUHATA LIVE AROUND 2018 開催
  • 2019年10月17日 - 地元・町田市で11月13日に「まちびらき」を迎える「南町田グランベリーパーク」のテーマソングを担当、同テーマソング「Promised Land」の制作をしていることが発表された。また最寄りの東急電鉄南町田グランベリーパーク駅の発車ベルも同テーマ曲となった。
  • 2019年11月6日 - FENDERの新シリーズ「AMERICAN ULTRA」グローバルキャンペーンの日本代表アーティストに抜擢されることが発表された。
  • 2019年11月13日 - 南町田グランベリーパーク まちびらきテープカットセレモニーにて同所テーマ曲「Promised Land」を披露した。
  • 2020年1月 - 新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」大会テーマ曲に「Kingdom of the Heavens」が使用される。[8]
  • 2020年2月 - アルバム「Continue」が、第34回日本ゴールドディスク大賞「インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞する。[9]
  • 2021年9月12日 - ノエビアスタジアム神戸で行われたサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」開幕セレモニーにてテーマ曲「WE PROMISE」を披露した。[10]
  • 2021年12月11日 - 日本武道館にて行われたCharのデビュー45周年記念公演『Char 45th Anniversary Concert Special』内、「フェンダー75周年チャリティスペシャルセッション」にて「We Love Music」を演奏した。[11]
  • 2022年2月 - ソロデビュー35周年を迎え、大阪・神奈川・東京のBillboard Liveにて「MICHIYA HARUHATA LIVE AROUND 2022 “spring has come”」が開催された。[12]
  • 2022年4月 - ソロライブツアー「MICHIYA HARUHATA LIVE AROUND 2022 SPRING HAS COME + next」全国8箇所で公演。[13]
  • 2022年5月14日 - WEリーグ初の国立競技場での開催となった「INAC神戸レオネッサvs三菱重工浦和レッズレディース戦」試合前にWEリーグテーマ曲「WE PROMISE」を披露。本会場では93年に旧国立競技場で行われたJリーグ開幕戦のセレモニー以来29年振りの演奏となった。[14]
  • 2022年9月18日 - 町田GIONスタジアムにて行われた「FC町田ゼルビアvs東京ヴェルディ戦」ハーフタイムにて「J'S THEME(Jのテーマ)」を演奏した。[15]
  • 2022年10月5日 - BLUE NOTE TOKYOにて行われた「Being Guitar Summit Vol.10」ゲスト出演。[16]
  • 2023年2月12日 - 改修工事を行っていた町田市民ホールのリニューアルオープン記念公演を行う。[17]
  • 2023年2月 - 大阪・神奈川・東京のBillboard Liveにて「MICHIYA HARUHATA LIVE AROUND at Billboard Live 2023 SPRING HAS COME season2」が開催された。[18]
  • 2023年5月15日 - Jリーグ30周年記念イベントのオープニングにて「J'S THEME(Jのテーマ)」を演奏。[19][20]
  • 2023年9月29日 - シンコーミュージックより自身のギター・スコア第2弾となる「春畑道哉 BEst 2」が発売。[21]同時に2001年発売の「春畑道哉BEst」も復刻発売された。[22]
  • 2023年11月30日 - 国立競技場にて行われた日本サッカー協会の元会長、淵三郎氏の化勲章受章を祝う会にて「J'S THEME(Jのテーマ)」を演奏。[23][24]

使用機材[編集]

エレクトリックギターは、過去にはスタインバーガーフェルナンデス、Air Craft(モリダイラ楽器)などメーカーを固定せず使用していたが、2002年にフェンダー社と日本人として初のエンドースメント契約を交わしたことより同社のギターを中心に使い始め、シグネイチャーモデルとしてストラトキャスターが製作された。共通の特徴としては、本人が敬愛するジミ・ヘンドリックスジェフ・ベックなどからのインスパイアからか、ギターヘッドが左利き用を右利き用として使用する「リバースヘッド」であることや、60年代後期 - 70年代のストラトキャスターで使用された「ラージヘッド」が採用されている。また、ギタープレイにおいてアーミングを多用することでも知られ、ステージで大胆なアーミングにも耐えうるようにフロイド・ローズが搭載されているモデルもある。

フェンダー・カスタム・ショップ製シグネイチャーモデルとして過去に以下3つの仕様が市販されている。

  • 「Michiya Haruhata Stratocaster Team Built」
2002年製作。エンドースメント契約締結後に最初に製作された。製作はシニア・マスター・ビルダーであるジョン・イングリッシュが担当。
アッシュボディ/メイプル1ピースネック仕様で塗装色はホワイトブロンド。
ピックアップはSSS構成、ブリッジは6点支持のシンクロナイズドトレモロ。
チームビルド製で60本限定生産。
  • 「Michiya Haruhata BWL Stratocaster」
2005年製作。シルバーアクセサリーブランドであるビル・ウォール・レザー(BWL)社とのコラボレーションによって実現したモデル。製作は引き続きジョン・イングリッシュが担当。
アルダーボディ/メイプル1ピースネック仕様で塗装色はマットブラック。ボディにはBWL社製のマリブクロスの装飾が取り付けられ、ピックガードやコントロールノブ、ジャックプレート、ジョイントプレートにもBWL社による彫刻が施されている。
ピックアップはSSH構成、ペグはフェンダーFキー、ブリッジにはオリジナルのフロイドローズが搭載されている。
チームビルド製で60本、そしてジョン・イングリッシュが製作したマスタービルドでは12本限定で生産された。
(なお、プロトタイプ仕様においてはボディーにレザーが張られたモデルも存在する)
2018年頃にフロントPUをフェルナンデス社製の「サスティナー」に交換している。
  • 「Michiya Haruhata Stratocaster III Team Built」
2010年製作。前2作の担当であるジョン・イングリッシュが2007年に逝去したため、同氏の弟子であるマスター・ビルダー、ジェイソン・スミスに引き継がれ製作された。
2モデルが存在し、アッシュボディ/キルトメイプルトップ/メイプルネック・ローズ指板のピックガード付きモデル(塗装色はカリビアンブルートランス)と、アッシュボディ/フレイムメイプルトップ/1ピースメイプルネックのピックガードなしモデル(塗装色はピンクトランス)がある。
ピックアップはHSH構成、ペグ・ブリッジはBWLと共通。
チームビルド製で50本限定生産。

また、USAカスタムショップ製ではなく日本製モデルとして以下の仕様が販売されている。

  • 「MICHIYA HARUHATA STRATOCASTER」
2018年製作。 「Michiya Haruhata Stratocaster III Team Built」のカリビアンブルートランス(ピックガード付き)を基にしたモデルで、価格もカスタムショップ製と比べて大きく抑えられている。春畑曰く、「カスタムショップ製に比べて、音にまとまりがある」とのこと。
USAカスタムショップ製との明確な相違点として、ブリッジがフロイドローズ製から後藤ガット製に変更されていることが挙げられる。
春畑本人も所有しており、春畑は「以前からできるだけコストを抑えて、若い子も買えるシグネイチャーモデルを作りたいと思っていたんです。それがようやく実現して嬉しい」と語り、「手にしてもらえれば僕がどんなギターをステージで弾いているのかわかると思うので、ぜひチェックしてみてほしい」とインタビューで答えている[25]。なお、本ギターは限定生産ではなくレギュラーラインとして常時販売されているモデルである。
  • 「MICHIYA HARUHATA STRATOCASTER TRANSPINK」
2020年製作。「Michiya Haruhata Stratocaster III Team Built」のピンクトランス(ピックガードなし)を基にしたモデルであり、上記のカリビアントランスブルーのモデル同様、価格はカスタムショップ製と比べて大きく抑えられている。 こちらもレギュラーラインとして常時販売されているモデルである。
春畑はインタビューの中で、「赤いギター(Michiya Haruhata III Stratocaster Trans Pink)も物凄く気に入っているので、また作ってもらえないかなぁと思っていたら願いが叶いました(笑)」と語り、「どんな人に弾いて欲しいか?」という質問に対しては、「どんなサウンドでも出せるので、ジャンルを問わずオールマイティに使って欲しいですね」と答えている[26]
  • 「MICHIYA HARUHATA STRATOCASTER HEAVY RELIC by JASON SMITH」
2022年製作。 [27][28]

近年はシグネイチャーモデル以外にも市販モデルであるAmerican Elite Stratocasterも使用している[29]

アンプは、デビュー初期から2000年代前半まではCustom Audio Electric社製OD-100を、以降はヒュースアンドケトナー(Hughes&Kettner)製を主に使用していたが、2017年頃からフェンダー社のBassbreakerを使用している。アンプでは歪ませずクリーンセッティングとしており、歪み系の音色はエフェクターを用いている[30]。 プレイスタイルは、ハードロックの王道とも呼ぶべきディストーション系のサウンドを基本に、曲ごとあるいは曲中においても細やかなスイッチングやピッキングハーモニクスなどで多彩な音色を使い分けて演奏する。

2023年にフェンダーと共同開発した自身初のシグネイチャーアクセサリーとなる、シグネイチャーストラップとシールドケーブルをリリース。[31]

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

  リリース日 タイトル CDコード 詳細 オリコン 収録曲
1st 1992年11月1日 J'S THEME SRDL3563 Jリーグオフィシャルテーマソング 36位
2nd 1995年7月21日 Best Day of Your Life SRDL4069 日本テレビ系『'95世界陸上』テーマソング 87位
3rd 2013年5月29日 JAGUAR'13 AICL2542/3
AICL2544
フジテレビONE野球中継『SWALLOWS BASEBALL L!VE』テーマソング 30位

シングル(配信限定)[編集]

リリース日 タイトル 詳細 レコチョク
1st 2018年1月21日 【Re:birth】 リーサル・ウェポンシーズン2』 日本版エンディングテーマ 1位(ロックチャート)
2nd 2019年12月18日 Kingdom of the Heavens 「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」テーマ曲
テレビ朝日系『ワールドプロレスリング』12月・1月ファイティングミュージック

アルバム[編集]

  リリース日 タイトル CDコード 収録曲
1st 1987年2月26日 DRIVIN' 28DH623
2nd 1989年3月21日 Smile On Me 32DH5217
3rd 1990年3月21日 GUITAR LAND CSCL1108
4th 1991年2月21日 Dream Box CSCL1658
5th 1992年2月21日 Moon SRCL2308
6th 1993年1月21日 Real Time SRCL2565
1993年10月1日 J'S THEME SRCL2748
7th 1995年10月21日 Color of Life SRCL2943
8th 2000年10月12日 RED BIRD SRCL4924
2008年12月24日 BEST WORKS 1987-2008 〜ROUTE86〜 AICL1987/8
※2 2012年12月5日 FIND MY PLACE AICL2490/1
AICL2492
9th 2016年11月9日 Play the Life AICL3185/6
AICL3187
2018年8月22日 J'S THEME ~Thanks 25th Anniversary~ AICL3534
AICL3535
AICL3536
10th 2019年3月6日 Continue AICL3658/9
AICL3660/1
AICL3662
11th 2022年4月27日 SPRING HAS COME AICL4230/2
AICL4233

※=ミニ・アルバム

*=ベスト・アルバム

コンピレーション・アルバム[編集]

リリース日 タイトル CDコード
1997年11月25日 Guitar Monster Vol.2 BMCR-7021

参加アルバム[編集]

リリース日 タイトル CDコード 詳細
1999年11月10日 映画「サラリーマン金太郎」オリジナル・サウンドトラック SRCL 4709 「IN MY DREAM」のインストゥルメンタルなどが収録。
2002年7月17日 GIZA studio MAI-K & FRIENDS HOTROD BEACH PARTY GZCA-5017 M-17「PLEASE LET ME WONDER
2005年10月19日 Theatre Of Strings BMCS-8002 松本孝弘(B'z)・増崎孝司・春畑道哉・大賀好修名義のアルバム。

TUBE Composed works(1985〜1989)[編集]

1985年

1987年

1988年

  • Go Ready Go(AL「Beach Time」#8)
  • Love Song(SG「Beach Time 〜S.L.V〜」#2)
  • Miss you(SG「Remember Me」#2)
  • HA・DA・KAでいこう(AL「Remember Me」#2)
  • Keeping The Face(AL「Remember Me」#5)
  • I Think of You(AL「Remember Me」#7)

1989年

  • 恋すれどGood-byeはいつも背中合わせ(SG「SUMMER CITY」#2)
  • Hey baby(AL「SUMMER CITY」#2)
  • ウワサのCrazy Boys(AL「SUMMER CITY」#4)
  • Secret Love(AL「SUMMER CITY」#6)
  • PARADISE(AL「SUMMER CITY」#7)
  • Let's Jump(AL「SUMMER CITY」#9)
  • Stories(SG「Stories」#1)

1990年以降は殆どの楽曲を春畑道哉が作曲。

渚のオールスターズ Composed works[編集]

1989年

  • A THOUSAND STARS(SG「DAY IN VACATION」#2)
  • 夏に有頂天(AL「Nagisa no Cassette VOL.3」#3)
  • Summer Dreamer(AL「Nagisa no Cassette VOL.3」#7)
  • Moonlight Rhapsody(AL「Nagisa no Cassette VOL.3」#11)

2006年

楽曲提供[編集]

「UNI」名義での楽曲提供[編集]

レコーディング参加作品[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 【】を含めたものが正式な曲名

出典[編集]

  1. ^ a b 「BLUE MEMORIES TUBE」(1994年) 学習研究社 ISBN 4-05-400354-0
  2. ^ (日本語) 1993年Jリーグ開幕オープニングセレモニーソニーピクチャー版ピックアップ14'42, https://www.youtube.com/watch?v=c7bcScJYX5A 2023年2月23日閲覧。 
  3. ^ Sony Music Associated Records「Michiya Haruhata BEST WORKS 1987-2008 〜ROUTE86〜」ライナーノーツ
  4. ^ 春畑道哉のギター・スコアが2冊同時に登場、9月29日(金)発売”. YOUNG GUITAR (2023年9月8日). 2023年11月10日閲覧。
  5. ^ Inc, Natasha. “TUBE春畑道哉、Jリーグ開幕戦で新曲「WE ARE ONE」初披露”. 音楽ナタリー. 2022年5月27日閲覧。
  6. ^ TUBEのギタリスト春畑道哉、吉田羊出演の焼酎CM音楽を担当”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年5月27日閲覧。
  7. ^ 春畑道哉、『リーサル・ウェポン』シーズン2 エンディングテーマ書き下ろし&配信リリース”. Real Sound|リアルサウンド. 2022年5月27日閲覧。
  8. ^ 春畑道哉さん書き下ろし「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」大会テーマ曲『Kingdom of the Heavens』MVがYouTubeで公開中!棚橋選手も大絶賛!【WK14】”. www.njpw.co.jp. 2022年5月27日閲覧。
  9. ^ インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー|第34回日本ゴールドディスク大賞”. 日本ゴールドディスク大賞. 2022年5月27日閲覧。
  10. ^ 「命がけ」のWEリーグ開幕セレモニー、その舞台裏とは 終了後、即手術のINAC神戸社長が振り返る歴史的な日”. 47NEWS. 2022年5月25日閲覧。
  11. ^ 編集部. “Char、日本を代表する総勢15名のギタリスト・ベーシストによるチャリティソングをステージ初披露”. MusicVoice. 2022年5月25日閲覧。
  12. ^ 春畑道哉(TUBE)、ソロツアーをBillboard Liveで開催決定”. 2022年5月25日閲覧。
  13. ^ 春畑道哉、オーディエンスの想像力を広げるギタリスト 35周年の軌跡が濃縮された鮮やかなサウンドを解説”. Real Sound|リアルサウンド. 2022年5月31日閲覧。
  14. ^ 三菱重工浦和がWEリーグ初の新国立で勝利 決勝弾の安藤「試合ができて幸せだった」 - スポニチ Sponichi Annex サッカー”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年5月25日閲覧。
  15. ^ 町田ゼルビア、痛恨ドロー アディショナルタイムにPK失点”. 相模原町田経済新聞. 2022年9月21日閲覧。
  16. ^ GUITAR SUMMIT OFFICIAL WEBSITE”. beinggiza.com. 2022年11月3日閲覧。
  17. ^ 市民ホール 2月に再開 こけら落としにTUBE春畑氏 | 町田”. タウンニュース (2023年1月1日). 2023年2月17日閲覧。
  18. ^ 春畑道哉、2023年2月にBillboard Live公演が決定 | Daily News”. Billboard JAPAN. 2023年3月6日閲覧。
  19. ^ (日本語) Jリーグ30周年記念イベントのオープニングムービーを公開, https://www.youtube.com/watch?v=S7tO7i8tiGQ 2023年6月15日閲覧。 
  20. ^ Jリーグ30周年記念イベントが都内で開催…春畑道哉氏がJ'S THEMEを生披露、川淵三郎初代チェアマンも登壇(12枚)”. ゲキサカ. 2023年6月15日閲覧。
  21. ^ 春畑道哉 BEst 2”. シンコーミュージック・エンタテイメント  |  楽譜[スコア]・音楽書籍・雑誌の出版社. 2023年11月10日閲覧。
  22. ^ 春畑道哉 BEst”. シンコーミュージック・エンタテイメント  |  楽譜[スコア]・音楽書籍・雑誌の出版社. 2023年11月10日閲覧。
  23. ^ 史上初!国立競技場で川淵三郎氏「文化勲章」祝う会 涙で妻 康子さんをハグ「61年献身的に支えてくれてありがとう」”. TBS NEWS DIG (2023年11月30日). 2023年12月5日閲覧。
  24. ^ 日刊スポーツ. “【写真特集】森保監督、ラモス瑠偉氏、麻生太郎氏ら出席 川淵三郎氏の文化勲章受章祝う会 - サッカー : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年12月5日閲覧。
  25. ^ 日本製のシグネイチャーモデルを手にしてもらえれば、僕がどんなギターをステージで弾いているのかわかる | 春畑道哉インタビュー(フェンダー公式サイト 2018年8月27日)
  26. ^ Special Interview: 春畑道哉(後編) | 春畑道哉インタビュー 【後編】(フェンダー公式サイト 2020年)
  27. ^ 春畑道哉の最新フェンダー・カスタムショップ製シグネチャー・ギター テーマは“ヘヴィ・レリック&ビンテージ””. ギター・マガジンWEB|Guitar magazine. 2023年3月6日閲覧。
  28. ^ 春畑道哉が語る、フェンダー・カスタムショップ製の新シグネチャー・モデルに込めたこだわり”. ギター・マガジンWEB|Guitar magazine. 2023年3月6日閲覧。
  29. ^ もう十分だと思っていたら、フェンダーは常に進化している | 春畑道哉 インタビュー【後編】(フェンダー公式サイト 2018年2月18日閲覧)
  30. ^ ますますエレクトリックギターが好きになってきた | 春畑道哉 インタビュー【前編】(フェンダー公式サイト 2018年2月18日)
  31. ^ Michiya Haruhata Accessories | Fender”. www.fender.com. 2023年10月4日閲覧。
  32. ^ DEEN、30周年記念アルバムの収録曲発表&ジャケット公開 ZARD、春畑道哉(TUBE)らとのコラボ楽曲収録 - CDJournal ニュース”. www.cdjournal.com. 2023年3月6日閲覧。

外部リンク[編集]