梶浦由記

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梶浦 由記
(かじうら ゆき)
アニメ・エキスポ 2012
基本情報
出生 1965年8月6日(48歳)
学歴 津田塾大学文学部英文科卒
出身地 日本の旗 日本,東京都
ジャンル J-POP劇伴
担当楽器 ピアノキーボード
活動期間 1993年 -
レーベル ファンハウス(1993年 - 1995年)
ビクターエンタテインメント(2001年 - 2007年)
JVCエンタテインメント(2007年10月 - 2008年)
フライングドッグ(2009年 - )
事務所 スペースクラフト
共同作業者 石川智晶, 南里侑香, KAORI, HIKARU, KEIKO, WAKANA, 貝田由里子, 他
公式サイト Fictionjunction.com

梶浦 由記(かじうら ゆき、女性1965年8月6日 - )は、日本作詞家作曲家編曲家音楽プロデューサー

アニメゲームを中心として、CM映画などの分野でも活動している。その独特な深みのある楽曲は「梶浦サウンド」と称されている[1]

来歴[編集]

東京都生まれ。小・中学生時代をドイツで過ごしたのち、東京都立国立高等学校津田塾大学文学部英文学科に入学。卒業後、日本電信電話(NTT)に入社、技術者として従事する。高校時代に加入したアマチュアガールズバンド「15 SAND(いちごさんど)」のキーボーディストとして、就職後も活動を続けていた最中にファンハウスの目にとまり、1993年7月にユニット「See-Saw」としてメジャーデビューする。

1995年1月に公開された映画『東京兄妹』で作詞・作曲中心のソロ活動を開始、1997年の『EAT-MAN』、1998年の『ダブルキャスト』を皮切りにアニメやゲームの音楽を中心に手がけるようになる。

2001年、See-Sawの活動再開とともにビクターエンタテインメントに移籍。2003年5月に「FictionJunction」を、2008年1月には「Kalafina」をそれぞれビクターエンタテインメントとSME Recordsと契約し、いずれも歌手は固定されない流動型のバンドとして音楽プロデュースの活動を行う。

作風[編集]

教会旋法(フリギア旋法)からそのままコードを割り出す技法が『舞-HiME舞-乙HiME』や『ツバサ・クロニクル』で散見される。

主な楽曲の特徴[編集]

八分の六拍子をベースとした拍節と、ニューエイジ・ミュージック的な曲調が目立つ。また、ボーカルと互いに競い合うかのような重厚な、バックコーラスワークを多用する。具体的な例として、一つの歌のフレーズにおいてボーカルを軸にし、それを高低で挟んでハモらせる。あるいは、フレーズAに対して、フレーズA´とフレーズBを同時に重ねるという手法である。楽曲のイントロが約1 - 2分弱と、長めのものが多い。

楽曲における造語・副旋律について[編集]

通称「梶浦語」と本人が自称する独自の造語(スキャットあるいはヴォカリーズのようなもの)が大好きで、近年の発表楽曲の多くには造語が盛り込まれている。以下はその一例。

「nowhere」
テレビアニメ『MADLAX』の挿入歌。「ヤンマーニ ヤンマーニ ヤンマーニ ヤーイヤ」と聞き取れる造語のコーラスがある。詳細はしばらく公表されていなかったが、2011年9月3日NHKラジオ第一で放送された『渋谷アニメランド』で正しくは「ヤッラーヒ」(yalla-hi、hは曖昧発音で、yalla-(h)iに近い発音であるという)であることが本人の口から発表された。造語については一貫して「どう聞こえるかは本人(リスナー)に任せる」とコメントしている。その他の楽曲においても、英語で綴られた副旋律は一切公開していない。また、DAMにおける「nowhere」では、字幕には出さないが前者の造語コーラスは「ヤンマーニ」、後者の造語コーラスは英語でのコーラスと解釈して公開されている[2]
「zodiacal sign」
テレビアニメ『アクエリアンエイジ Sign for Evolution』のBGM。冒頭の造語コーラスに関しては、自身のブログで一度カタカナ表記で明らかにされた。また、2011年6月29日と同年7月10日に行われた「Yuki Kajiura LIVE vol.#7 "FICTION"」のパンフレットには、「lotus」「Credens justitiam」「the image of Xenosaga II(live ver.)」「zodiacal sign(live ver.)」の歌詞が掲載されている。また、2013年に行われた「Yuki Kajiura LIVE vol.#10」のライブグッズとして歌詞入りのスコアが販売された。

梶浦由記の楽曲上の主な参加メンバー[編集]

ボーカル・バックコーラス[編集]

(ソロプロジェクトの詳細は「FictionJunction」を参照)

自身がコーラスを担当することもある。

演奏者[編集]

作品[編集]

CD(梶浦由記名義)[編集]

発売日 タイトル 規格品番
1 2003年8月6日 FICTION VTCL-60062
2 2011年3月30日 FICTION II VTCL-60245

アニメ[編集]

ゲーム[編集]

※なお、期間限定FLASH動画『Xenosaga EPISODE II to III a Missing Year』も担当していた(EDテーマ『my long forgotten cloistered sleep』はEmily Bindigerが担当)。

映画[編集]

楽曲提供[編集]

  • 鈴木祥子「Goodbye, my friend」(作詞のみ)
  • 西田ひかる「HAPPY EVER AFTER」(作詞のみ)
  • 林原めぐみ「だ・い・き・ら・い」(作曲・編曲)
  • THE STRiPES「OPEN YOUR HEART〜天まで届け THE STRiPES Ver.〜」(作詞一部・作曲・編曲一部)
  • 菊池美香&小清水亜美&ゆかな「星が奏でるものがたり」(作曲のみ)
  • 春奈るな「空は高く風は歌う」(作詞・作曲)

プロデュース[編集]

  • Kalafina
    • シングル『oblivious』 メジャーデビュー作。オリコンシングルウィークリー初登場第8位を記録。梶浦自身にとっては、ガンダム作品以外で初のオリコンウィークリーTOP10ランクイン曲(2008年1月)。
      • 劇場版『空の境界 第一章 俯瞰風景』主題歌
    • シングル『sprinter/ARIA』 2ndシングルにして、オリコンシングルウィークリー初登場第10位を記録(2008年8月)。
      • 劇場版『空の境界 第五章 矛盾螺旋・第四章 伽藍の洞』主題歌
    • シングル『fairytale』 3rdシングルにして、オリコンシングルウィークリー初登場第9位を記録(2009年1月)。
      • 劇場版『空の境界 第六章 忘却録音』主題歌
    • シングル『Lacrimosa』 4thシングル。
      • テレビアニメ『黒執事』エンディングテーマ
    • シングル『storia』 5thシングル。
    • シングル『progressive』 6thシングル。
    • シングル『光の旋律』 7thシングル。
    • シングル『輝く空の静寂には』 8thシングル。
    • シングル『Magia』 9thシングル。
    • シングル『to the beginning』 10thシングル。
      • テレビアニメ『Fate/Zero 2ndシーズン』オープニングテーマ
    • アルバム『Seventh Heaven』 1stアルバム。
    • アルバム『Red Moon』 2ndアルバム。
    • アルバム『After Eden』 3rdアルバム。
    • アルバム『Consolation』4thアルバム。

コラボレートCD[編集]

  • Dream Port(2008年6月18日)
    「Revo&梶浦由記」名義。サウンドクリエイターRevoとのコラボレート。オリコンシングルウィークリー初登場第10位を記録。梶浦自身にとっては、ノンタイアップ曲で初のオリコンシングルウィークリートップ10入りを果たした。

テレビ番組[編集]

ラジオ番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『webザテレビジョン』2009年9月25日アニメやゲーム音楽で圧倒的な人気を誇る“梶浦サウンド”の秘密を徹底解剖!
  2. ^ 歌詞から引用:(♪〜心を剥き出しにしても荷物は重すぎるの)の後に、“Something, somewhere anytime anyplace”、(吹けば飛ぶよな夢だけが)の後に、“You don't make her on your dream and change”としている。

外部リンク[編集]