西川進

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西川 進
西川進.jpg
基本情報
生誕 (1962-07-09) 1962年7月9日(55歳)
出身地 日本の旗 日本滋賀県近江八幡市
ジャンル J-POPロック
職業 ギタリスト
スタジオミュージシャン
作曲家
編曲家
音楽プロデューサー
担当楽器 エレクトリック・ギターアコースティック・ギターガット・ギターベースマンドリンウクレレブズーキエレクトリック・シタールバンジョーバラライカパーカッションキーボードヴィブラフォンプログラミングなど
活動期間 1986年 -
事務所 Smash Room
公式サイト NISHIKAWA SUSUMU Official Website

西川 進(にしかわ すすむ、1962年7月9日 - )は、日本ミュージシャンギタリスト音楽プロデューサー滋賀県近江八幡市出身。音楽事務所Smash Room」代表。

人物[編集]

感情を全面に押し出したプレイスタイルから「感情直結型ギタリスト」と称され、独創的かつ存在感のあるギタープレイで独自の演奏スタイルを築き上げている[1]。思いきりネックを立てたギターの構えが独特で、1曲でピックをダメにする強烈なピッキングはライブでピックの削りかすが舞っているのを確認出来るほどである[2]ブリティッシュなサウンドを軸とし、エフェクターなどを多用したギタープレイを持ち味にしている。

トレードマークモッズマナーのファッションや赤く染めたマッシュルームカット、そしてギブソン・SGギター[3]

ソロやバンドでのアーティスト活動を精力的に続ける一方、レコーディングライブにおけるサポートギタリストとして様々なアーティストを支えている。また作曲・編曲・サウンドプロデュースにおいても各方面から高い評価を受けている。若手ミュージシャンやプレイヤーの才能育成にも力を入れており、自身の会社「Smash Room」による様々なサポートミュージシャンの斡旋やSkypeを使った一般向けのギタースクールも行なっている。[1][2][3]

最初にサポートワークとして名を馳せたのは椎名林檎の作品で、アルバム『無罪モラトリアム』『勝訴ストリップ』収録の多くの楽曲でギターを弾いており、シングル「ギブス」のような豪快なファズギターは彼女の初期のサウンドイメージを作り上げた大きな要因であった[2]

次に片岡大志を中心に結成された矢井田瞳の専属プロデュースチーム「ダイヤモンド◆ヘッド」のメンバーとして楽曲制作・レコーディングやライブのサポートを務めたことで、以降、阿部真央小南泰葉大森靖子など「オルタナティブロックの女性シンガーソングライターのギタリストと言えば西川進」というほどの確固たる地位を築いた[2]

そのような強烈で個性の強いギターが印象的だが、いきものがかりアンジェラ・アキ井上陽水から堂本剛のサポートまで、そのプレイスタイルは幅広い。またテレビアニメ涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中歌「God knows...」におけるギター演奏[注釈 1]ももいろクローバーZニコニコ動画出身のsupercellのサポート、SEGAソニック カラーズ」、任天堂Wii Uソフト「スプラトゥーン」のゲーム音楽など、アイドルアニメゲーム動画共有サイト方面でも人気の、現在の日本の音楽シーンを映し出すギタリストである。[2][5][6]

ギタリストとしてのみならず、プロデュースワークのジャンルもBuono!Syrup16gLM.Cなど、アイドルからJ-Rockヴィジュアル系まで多岐に渡る[2]

所属グループ[編集]

SCOOP
最初にメジャーデビューしたバンド[3]。メンバーは小林孝至(Vo)、西川進(G)、宇佐見聡(B)、阿部雅宏(Key)、川村準(Dr)。
The Trip White Hornet
BAKU谷口宗一が1997年秋に結成。メンバーは谷口宗一(Vo&Gt)、村田政隆(Bass)、野口薫(Dr)。西川は1999年5月に正式メンバーとして加入。
SMASH PINK NOISE
2001年7月にMIMORI(Vo)、平元純平(B)、小林哲也(Key)、石井悠也(Dr)と結成。2003年にCDをリリース。2002年11月から活動休止。
goat star
2003年12月に結成。メンバーは木村隼人(Vo)、HIDEO(Bass)、yoko(Dr)。木村とHIDEOは2004年にバンドAURORAを結成。
イツカノオト
2005年、HAPPY DRUG STOREのコバヤシヒロシやシンガーソングライターKAB.らと結成。しかしKAB.の脱退などにより2007年に無期限の活動休止となった。2017年、活動を再開[7]
JUNK FUNK PUNK
2005年、根岸孝旨(ba)、岸利至(key, prog)と結成。

使用機材[編集]

来歴[編集]

1986年、バンド「SCOOP」でメジャーデビュー[2]。1990年代以降はスタジオミュージシャンとして様々なアーティストのサポートやレコーディングに参加するようになる[3]

1998年5月-6月、CHAGE初のソロ・コンサートに参加[8]

1998年-1999年椎名林檎のレコーディングに参加。また彼女のバックバンド「虐待グリコゲン」の初代ギタリストとしてライブイベントや全国ツアーにも参加する。

1999年5月-2001年1月、谷口宗一率いるバンド「The Trip White Hornet」のギタリストとして活動する。

2000年から2005年まで、矢井田瞳の専属プロデュース・チーム「ダイヤモンド◆ヘッド」のメンバーとして楽曲制作に参加。そのメンバーを中心にツアーのバックバンドも務める。

2001年7月、バンド「SMASH PINK NOISE」を結成、2002年11月まで活動する。

2003年11月、 バンド「goat star」を結成。

2005年、バンド「イツカノオト」を結成。2007年11月から活動休止に入るが、2017年に再始動する。同年、バンド「JUNK FUNK PUNK」を結成。

2006年堂本剛ソロプロジェクト ENDLICHERI☆ENDLICHERI に参加、年間100本のライブを行なう。

2007年、ソロ活動開始。ソロとしては初のライブを皮切りに全国ツアーを開催する。10月、アンジェラ・アキの全国ツアーに参加。

2008年よりChageのライブツアーに参加するようになる。7月、1stソロアルバム『病院のクスリ』をリリース。12月、2ndソロアルバム『ココロに麻酔』をリリース。

2009年5月から2010年4月にかけて「オリジナル楽曲の1年間毎月配信」を達成、ワンマンライブやコラボ等のイベントも数多く行う。

2010年、制作に参加した「いきものがかり」のアルバム『ハジマリノウタ』(収録曲「未来惑星」の編曲)が第52回日本レコード大賞「最優秀アルバム賞」受賞。

2011年よりDef Tech阿部真央のツアーやレコーディングに参加。

2012年、3rdソロアルバム『反物質』をリリース。

2013年、ライブツアー 「すすむ☆晴れ男ツアー2013」開催。3月-6月、D-LITEBIGBANG)の初のソロツアーに参加。4月13日-14日、ももいろクローバーZの西武ドーム公演に出演。5月18日-19日、音楽プロデューサー亀田誠治主催のイベント「亀の恩返し2013」に出演。7月-9月、miwaのライブツアーに参加。10月、阿部真央の全国ツアーに参加。

2014年、4thソロアルバム『奇跡のカケラ』をリリース。5月、国立競技場最後の音楽イベント「SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT」にspecial bandのメンバーとして参加[9]。8月、大塚愛の5年半ぶりの全国ツアーに参加。

2015年3月、阿部真央の全国ツアーに参加。9月、大塚愛のアニバーサリーライブに参加。

2016年3月、およそ10年ぶりにレコーディングに参加した矢井田瞳のアルバム『TIME CLIP』がリリースされる。

2017年2月、阿部真央の全国ツアーに参加。

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲
1st 2008年7月9日 病院のクスリ
2nd 2008年12月24日 ココロに麻酔
3rd 2012年1月27日 反物質
4th 2014年5月29日 奇跡のカケラ

配信曲[編集]

  発売日 タイトル
第1回配信 2009年5月15日 shining-fallen
ココロに麻酔 Studio Trip ver.
it goes on
第2回配信 2009年6月15日 少なくともここにいる一つの
雨の夜に君を想う
もうやめた
第3回配信 2009年7月15日 eternal lane
tears crown studio trip ver.
old time water ver.
第4回配信 2009年8月15日 繋ぎ星
向日葵
君に笑顔が戻りますように 深夜ver.
第5回配信 2009年9月15日 One day is One step
ココロに麻酔silent ver.
a cry from darkness little girls ver.
第6回配信 2009年10月15日 涙レモン
僕のハピネス
口笛吹いて
第7回配信 2009年11月15日 生きると言う事
真っ白い曲 Fairy ver.
第8回配信 2009年12月15日 繋ぎ星 X'mas ver.
ココロの鈴
第9回配信 2010年1月15日 スタンドライト
夢のチカラ
第10回配信 2010年2月15日 この手
shining-fallen angel ver.
第11回配信 2010年3月15日 遠き地に思いを馳せて
tears crown heaven's ver.
第12回配信 2010年4月15日 湖に浮かぶ水精
マラソンランナー

関連アーティスト[編集]

Smash Room公式ページリリース情報より

作曲[編集]

アレンジ/サウンドプロデュース[編集]

楽器演奏(ギター、ベースなど)[編集]

その他、ゲーム音楽CM劇伴関係など。

脚注[編集]

  1. ^ 演奏を担当しただけでなく、モーションキャプチャーにより演奏する西川の動きまでもがアニメのキャラで再現されている[4]
  2. ^ 岡本真夜と成田有里恵による女性ヴォーカルユニット。

出典[編集]

  1. ^ a b 西川進・プロフィール”. イシバシ楽器. 2017年6月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 西川進、松田”FIRE”卓己、かどしゅんたろう……引っ張りだこの凄腕サポートミュージシャン5選”. リアルサウンド (2014年5月26日). 2017年6月8日閲覧。
  3. ^ a b c d 第25回:西川進インタビュー(前編)〜やっぱり、鼻歌で歌うしかないですね WEB版 職業作曲家への道 by 聞き手:山口哲一”. リットーミュージック (2015年4月3日). 2017年6月8日閲覧。
  4. ^ 第26回:西川進インタビュー(後編)〜これからの作曲家には、チーム力が必要になると思います WEB版 職業作曲家への道 by 聞き手:山口哲一”. リットーミュージック (2015年4月10日). 2017年6月8日閲覧。
  5. ^ 『ソニック ランナーズ』の楽曲制作 #2”. SEGAソニックチャンネル (2015年11月27日). 2017年6月8日閲覧。
  6. ^ アルバムトップ10おめでとうございます!!”. 西川進公式ブログ (2015年9月17日). 2017年6月8日閲覧。
  7. ^ 本日いよいよ!! イツカノオト再始動ライブ!!”. 西川進公式ブログ (2017年5月6日). 2017年6月8日閲覧。
  8. ^ 「同じ景色にいよう!」CHAGE、2008年<アイシテル>ツアーのDVD発売”. BARKS (2009年5月22日). 2017年6月8日閲覧。
  9. ^ 斉藤和義、国立競技場最後の音楽イベント<JAPAN NIGHT>に出演決定”. BARKS (2014年5月8日). 2017年6月8日閲覧。

外部リンク[編集]