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バックバンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

バックバンドは、主にソロ歌手や、小編成のユニットの後ろで生演奏をする音楽バンドのこと。バッキング・バンド、サイド・メン、サポート・ミュージシャンとも呼ばれる。

歴史

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ソロ歌手以外でもボーカルのみのグループ、小編成のユニットやグループの場合、バンドとして足りない、或いは広がりを持たせるための楽器パートやコーラスパートを補う、サポートメンバーまたはサポート・ミュージシャンと呼ばれるミュージシャンを揃え、バックバンドとする事がある。そういった演奏家をスタジオ・ミュージシャンに対してツアー・ミュージシャンと呼ぶ事もあるが、多くはスタジオ・ミュージシャンと兼任している。バック・バンドは、古くはボブ・ウィリスのテキサス・プレイボーイズなどが存在した。[1]1960年代以降は、ザ・バンド、トム・ペティのザ・ハートブレイカーズ、リンダ・ロンシュタットのバック・バンド時代のイーグルスらがあげられる。[2]

ジャズバンド草創期には、歌手も他の楽器奏者同様にバンドの一員という位置づけであり、歌手の名前がクレジットされることはあまり無かった(例:「グレン・ミラー楽団」等[3][4][5] )。したがってバックバンドという概念も普及していなかった。時代が進むと「○○楽団とビング・クロスビー[6]といったように歌手名がクレジットされるようになり、さらには「フランク・シナトラと○○楽団」といったように歌手と楽団の関係が逆転し、最終的には「エルヴィス・プレスリー[7]というように歌手のみの表記となり、バックバンドという概念が確立した。

バンド形態でメジャー・デビューしている一般的な「バンド」とは異なり、多くはバンドとしての名前もなく、「○○のバックバンド」と呼ばれるのが普通であり、あまり注目される存在ではない。しかし、バックバンドの実力がコンサートの質を左右するといっても過言ではなく、実力のある演奏家たちは、他アーティストのバックバンドを下積み経験の場として経て、自らのバンドを結成、メジャー・デビューすることもある。或いは自らのバンドの解散・脱退後、フリーのツアー・ミュージシャンとして活躍しているものも多い。また有名アーティストになると、本人だけでなくバック・バンドに対してもファンの注目が集まることもあり、バック・バンドを脱退してメジャー・デビューを目指し者もいる。

世界の主なバックバンド

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日本の主なバックバンド

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重要なバックバンドとしては、以下が挙げられる。

その他のバックバンドや、バンドに有名アーティストが参加している(あるいは過去に参加していた)例は、下記の通り。

関連項目

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脚注

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  1. ^ Bob Billis Official HP 8 January 2026
  2. ^ How Glenn Frey Billboard 8 January 2026
  3. ^ Glenn Miller 2026年1月9日閲覧
  4. ^ Mystery of Glenn Miller's death is finally solved 73 years after his disappearance”. 2026年1月9日閲覧。
  5. ^ Glenn Miller”. 2026年1月9日閲覧。
  6. ^ 「ホワイト・ハウス」がロング・セラーになった「アメリカの声」とも称されたクルーナー歌手。戦前から活躍し、映画にも出演した
  7. ^ 「ラブ・ミー・テンダー」「ハートブレイク・ホテル」など、数多くのヒット曲を持つ、アメリカのロック歌手。1977年に40代の若さで死去した
  8. ^ MGs 2026年1月8日閲覧
  9. ^ 1972年に「本牧メルヘン」をヒットさせた
  10. ^ GSのスパイダースのメンバーとして活躍。ソロとしても1975年に「我が良き友よ」のヒットをはなった
  11. ^ 「また逢う日まで」「さよならをもう一度」などのヒットで知られる。日本レコード大賞受賞者