サイゾー

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サイゾー
ジャンル 月刊誌
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 株式会社サイゾー
刊行期間 1999年 - 現在
ウェブサイト サイゾーpremium

サイゾー』(才蔵、Cyzo)は、株式会社サイゾーから出版されている月刊誌。毎月18日発売。

概要[編集]

準備号1号の後、1999年6月号より創刊。創刊準備号から2007年12月号までは株式会社インフォバーンより発行、2008年1月号以降はインフォバーン社より分社化した株式会社サイゾー(代表は揖斐憲(いびただし)、オーナーは苫米地英人)より発行。初代編集長の小林弘人が以前に編集長を務めた『WIRED』日本語版(休刊)の連載記事のいくつかがサイゾーに移動している。インフォバーンが営業機能を持つまでは、販売を電波実験社が請け負っていた。

現在の編集長は3代目の岩崎貴久。書店での雑誌売上を軸に運営している。また、ウェブサイトを用いた関連メディアの展開にも積極的で、「サイゾーpremium」「日刊サイゾー」「サイゾーウーマン」「メンズサイゾー」「TOCANA(「ハピズム」をリニューアル)」「Business Journal」「LITERA」「おたぽる」「messy」「ビッグ☆セレブ」「HEALTH PRESS」などがある[1]

編集長ら3名の社員が、30人程度の外部執筆者の原稿を受け取り、1日10本程度の記事を更新しており、契約前に取材や記事執筆の経験がなくとも執筆ができ、編集部ではニュースの真偽についてチェックしない。最新ニュースを独自の切り口で伝えるが、中傷やいわゆる飛ばし記事、フェイクニュースも散見されるため、下記の虚偽報道等のとおり掲載後に当事者側に否定され、謝罪を求められるケースも出ている。[2]

主な連載[編集]

SKE48の「大人のための二次元講座」
SKE48内のユニット「二次元同好会」のメンバーがお気に入りのアニメやマンガをコスプレをしながら紹介。
町山智浩の「映画でわかるアメリカがわかる」
映画評論家町山智浩が、アメリカを舞台した最新映画を紹介しつつ、同国の光と影を考察する人気連載。
荻上チキの「新世代リノベーション作戦会議」
評論家荻上チキが、20〜30代の若手論客を迎え、次世代ニッポンの改善策を提言していく対談企画。
宇野常寛の「批評のブルーオーシャン」
評論家・宇野常寛によるメディア、カルチャー批評。
萱野稔人の「“超”現代哲学講座」
哲学者・萱野稔人が、時事的事象を軸に実践的な哲学の教養をレクチャーしてくれる。
佐々木俊尚の「ITインサイドレポート」
ITジャーナリスト・佐々木俊尚が、最新のITニュースを独自の批評眼を交えながらレポート。
花くまゆうさくの「カストリ漫報」
漫画家・花くまゆうさくによる雑誌創刊時から続く長寿連載。話題のニュースをシニカルな視点でストーリー化。

以前の主な連載[編集]

爆笑問題の日本原論
爆笑問題が時事問題をネタにトークする。創刊準備号から続いた長寿連載。『WiLL』(ワック・マガジンズ)へ移籍。
山形道場
山形浩生が世の中のことに活を入れる。連載終了。
M2
宮台真司宮崎哲弥の対談。連載終了。
サイゾー世相歌壇
清水泰が作る世相を交えた替え歌を紹介。連載終了を記念して都内某所カラオケ店にて本人によるリサイタルが行われる。連載終了。
サブ・カルチャー最終審判
宇野常寛と更科修一郎の対談。連載終了。
辛酸なめ子の女・一人修行
辛酸なめ子による、女としてのレベルを上げる特訓レポート。
勝手に会社案内
うさんくさい企業の紹介記事を勝手に作る。

虚偽報道[編集]

  • 2006年4月号において「ジャニーズはVIP待遇!?オリコンとジャニーズの蜜月関係」と題する記事を掲載したが、「オリコンはジャニーズに甘くチャートを操作している」という編集部の編集意図に沿うように、ジャーナリストが答えた内容や掲載ページそのものを改竄していた(詳細はオリコン・烏賀陽裁判を参照)。
  • 2009年3月15日、「コブクロが金銭トラブルで解散危機」というニュースを発表したが、そのような事実は一切なかった。なお、3月17日には謝罪・訂正の記事を掲載している[3]
  • 2014年5月22日、サイゾーウーマンで「都市伝説だらけの芸能人の素顔」を会話形式で記述したが、その中で叶姉妹のことを「普段はジャージ姿」と事実確認できないことを書いたため、叶姉妹から抗議を受けて謝罪した[4]
  • 2016年5月15日、日刊サイゾーで「小金沢昇司が「大麻とおぼしきもの」を取り出し、店側と“大麻所持疑惑トラブル”を起こした」というニュースを発表したが、小金沢側は「虚偽の記事で社会的評価が低下した」などとして、1,000万円の損害賠償などを求めた裁判を起こしている。第1回目の口頭弁論が同年9月27日に行われたが、サイゾー側は欠席している[5]
  • 2016年8月25日、ビジネスジャーナル(編集長・石崎肇一(はじめ))で「NHK特集、「貧困の子」がネット上に高額購入品&札束の写真をアップ」を掲載したが、記事中の「女子高生の部屋にはエアコンらしきものがしっかりと映っている」という記述は虚偽であった。また記事中、NHK関係者のコメントが掲載されたが、実際は取材の事実はなく、回答は架空のものであった。記事内容はNHKの捏造を示唆するものだったが、実際に捏造をしていたのはサイゾーだった。記事を書いた20代男性は、契約前に取材や記事執筆の経験はなかった[2]。サイゾーはWEBサイトにて謝罪し、編集長の更迭を発表した[6]
問題の背景
このようなフェイクニュースが頻発する事について、揖斐憲社長は「ネット上の書き込みを丸ごと信用してしまった」と説明し、「記事量とチェック体制のバランスが欠けていた。コストをかけずにPVを稼ぐため、記事本数で賄おうとする無料ネットメディアの構造的問題もある」とネットメディア全体の問題点も指摘した[2]

WEBサイト[編集]

公式サイト「日刊サイゾー」は、ニュースブログの形式をとる。その他の公式サイトとしては、アダルト記事を強化した「メンズサイゾー」、芸能ニュースなどの女性向け記事に特化した「サイゾーウーマン」も個別に展開している。2012年4月からは企業・経済ニュースなどビジネス記事を扱う「Business Journal(ビジネスジャーナル)」をオープンした[7]が、2016年現在においては「ビジネスジャーナル」誌上でも芸能ゴシップ記事が増加するなど、「日刊サイゾー」や「サイゾーウーマン」との棲み分けが曖昧な状況となっている。また、有料サービス「サイゾーpremium」では、本誌の記事などを閲覧できる。

また、『噂の眞相』のデスクであった神林広恵と元副編集長であった川端幹人が立ち上げた、株式会社ロストニュースと共同で2014年7月に「LITERA」を展開している[8]

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]