荻上チキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

荻上 チキ(おぎうえ チキ、男性、1981年11月2日[1] - )は、日本評論家編集者[1][2][3]chikiというハンドルネームを持つ[2]テクスト論メディア論を専門としている[2]

名前は『げんしけん』の登場人物である「荻上千佳」(おぎうえ ちか)に由来する。社会派ブロガーを自称するライターちきりんは別人である[4]

人物[編集]

兵庫県出身。埼玉県立浦和西高等学校成城大学文芸学部卒業。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。成城大学で石原千秋、東京大学で石田英敬に師事。

IT企業勤務を経て、芹沢一也飯田泰之と共に株式会社「シノドス」を設立。シノドスプランナー 兼 メールマガジン「αシノドス」編集長。同社には社会哲学者の橋本努、政治学者の吉田徹、経済学者の安田洋祐もアドバイザーとして参加している。

ブロガーとして「成城トランスカレッジ(後に「荻上式ブログ」に改名)」「トラカレ」「内藤朝雄HP いじめと現代社会BLOG」「ジェンダーフリーとは」など、複数のウェブサイトやブログを運営。評論家としてインターネット社会の様々な問題をはじめ、いじめフェミニズムメディア論などを主なフィールドとしているほか、政治、経済、サブカルチャーなど幅広く言及している。

近年では、ラジオ番組、インターネット放送、シンポジウム、セミナーなどで司会役、また編集者や大学の講師として活動している。2016年4月、『荻上チキ・Session-22』でギャラクシー賞・ラジオ部門DJパーソナリティ賞を受賞した[5]

不祥事[編集]

2016年7月7日発売の週刊文春にて、荻上がとは別に不倫関係になったという、「一夫二妻」生活が報じられることを受け、荻上は7月6日、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ荻上チキ・Session-22」にて釈明した。荻上は、「私には妻と子どもが2人います。2015年頃、他の女性を好きになってしまったという事実を告げました。離婚したいという意思を(妻に)告げたのです。妻と別居して離婚の協議を続けてきました。寝泊まりや仕事は別の部屋で行う2重生活を始めました。別居してしばらくしてから、その女性とお付き合いを始めました。別居している家でその女性と暮らし始めるということになりました」と説明。現在は、女性との交際を解消、妻と今後について協議中であると明かした。その上で、週刊文春の記事について「今回の記事では、時系列の他、相手の女性のことなど事実と異なることもある」としたが、「私自身の浅はかなものがあったことは確かだと思います。家族、相手の女性を傷つけてしまったことを申し訳ないと思います」と謝罪の言葉を述べた[6][7]。翌日に発売された週刊文春には、笑顔でウインクする荻上が女性と共に写ったツーショット画像や、「すきすきだいすき」といったLINEのやりとりが掲載された[8]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『ウェブ炎上――ネット群集の暴走と可能性』ちくま新書、2007年。
  • 『12歳からのインターネット――ウェブとのつきあい方を学ぶ36の質問』ミシマ社、2008年。
  • 『ネットいじめ――ウェブ社会と終わりなき「キャラ戦争」』PHP新書、2008年。
  • 『社会的な身体』講談社現代新書、2009年
  • 『セックスメディア30年史―欲望の革命児たち』ちくま新書、2011年
  • 『検証 東日本大震災の流言・デマ』光文社新書、2011年。
  • 『彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力』扶桑社、2012年。
  • 『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想』幻冬舎新書、2012年。
  • 『未来をつくる権利―社会問題を読み解く6つの講義』NHK出版NHKブックス〉、2014年。
  • 『ディズニープリンセスと幸せの法則』星海社新書、2014年。
  • 『災害支援手帖』木楽舎、2016年。

共著[編集]

編著[編集]

  • 『革命待望』ポプラ社、2009年。
  • 『日本を変える知』光文社〈SYNODOS READINGS〉、2009年。
  • 『経済成長って何で必要なんだろう?』光文社〈SYNODOS READINGS〉、2009年。
  • 『日本思想という病』光文社〈SYNODOS READINGS〉、2010年。
  • 『日本経済復活』光文社〈光文社新書〉、2010年。
  • 『日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー』光文社〈光文社新書〉、2012年。

メディア[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

連載[編集]

  • 「荻上式!電網テレビ批評」(so-netみんなのテレビ/2008-2009) - 世界のナベアツやペリー荻野ら、他の連載陣と日替わり更新
  • 「荻上チキのとらばるめーかー」(週刊SPA!/2009-2010) - 赤木智弘「無茶を承知で」との交互連載
  • 「荻上チキの新世代リノベーション作戦会議」(サイゾー/2010-)
  • 「週刊チキーーダ!」(週刊SPA!/2010-) - 飯田泰之との共同連載
  • 「リバティーンズ・レビュー」(リバティーンズ/2010-)

ニュースサイト[編集]

  • 「シノドス」編集長
  • 「復興アリーナ」 - 東日本大震災関連の情報サイト。朝日新聞のWEBRONZAとのコラボサイト。

メールマガジン[編集]

配信[編集]

その他[編集]

  • 「ストップいじめ!ナビ」 - いじめ対策サイト。プロジェクトチームに参加

脚注[編集]

  1. ^ a b 荻上チキ「耕論 どう見た「かんぽの宿」――構図見えず 冷淡なネット社会」『朝日新聞』2009年3月15日付朝刊、第9版、第12面。
  2. ^ a b c 『バックラッシュ!――なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?』双風舎、2006年、441頁。
  3. ^ [対談]乙武洋匡×荻上チキ(4) 乙武洋匡の「自問多答」 web R25
  4. ^ http://togetter.com/li/338244 荻上チキさん「別人と混同され、罵られ、顔の悪口まで言われるまいにち」
  5. ^ ギャラクシー賞 荻上チキDJパーソナリティ賞を受賞 - ウェイバックマシン(2016年4月28日アーカイブ分) - オリコン
  6. ^ TBSラジオ夜の顔、荻上チキ氏が“一夫二妻”生活!週刊文春 7月6日
  7. ^ 荻上チキ氏「一夫二妻生活」を謝罪…浅はかだった日刊スポーツ 7月6日
  8. ^ 荻上チキへ優しい「ネット論壇」 「二股報道」にもエール続々J-CASTニュース 7月7日

参考文献[編集]

  • 『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』著者略歴および第5章

関連項目[編集]

外部リンク[編集]