大野更紗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

大野 更紗(おおの さらさ、1984年 - )は日本の作家、研究者(社会学)。

専攻は社会学。専門領域は医療社会学、歴史社会学、難病医療政策史、難治性疾患の医療政策。 戦後の難病医療政策のメカニズムの歴史的な解明が主要な研究テーマ。近年は、ジェネティック・シティズンシップ(遺伝学的市民権)論や患者の社会経済的な負担に関する実証的な研究等にも取り組んでいる。

経歴[編集]

1984年、福島県田村市生まれ。福島県立安積女子高等学校卒業後、上智大学外国語学部フランス語学科に進学、卒業。大学在学中にビルマミャンマー)の難民への援助に関心を抱いてNGO活動に参加したことを機に、上智大学大学院グローバルスタディーズ研究科地域研究専攻博士前期課程に進学。2008年自己免疫疾患の一種である皮膚筋炎および筋膜炎脂肪織炎症候群を発症。1年間の検査と9か月間の入院治療を経験する。2011年6月に闘病の経験を綴った『困ってるひと』を出版。本作は第10回新潮ドキュメント賞候補作に挙がり、単行本と文庫本の累計で20万部のベストセラーとなった。

2013年、明治学院大学大学院社会学研究科博士前期課程に入学、2015年修了、修士(社会学)。2015年より明治学院大学大学院社会学研究科博士後期課程。現在、日本学術振興会特別研究員。

受賞[編集]

  • 第5回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞

委員歴[編集]

  • 2012年7月-2013年 内閣府障害者政策委員会差別禁止部会専門委員

著作[編集]

単著[編集]

  • 『シャバはつらいよ』ポプラ社、2014年。
  • 『さらさらさん』ポプラ社、2013年。
  • 『困ってるひと』ポプラ社、2011年 。

共著[編集]

  • 『1984 フクシマに生まれて』開沼博、講談社文庫、2014年。
  • 『死ぬ意味と生きる意味:難病の現場から見る終末医療と命のあり方』浅見昇吾編、上智大学出版、2013年。
  • 『日本の難題をかたづけよう:経済、政治、教育、社会保障、エネルギー』荻上チキ+SYNODOS編、光文社、2012年。

主要論文[編集]

外部リンク[編集]