ヨシタケシンスケ

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ヨシタケ シンスケ1973年 - )は、日本イラストレーター絵本作家神奈川県茅ヶ崎市生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。イラストレーターとして児童書の挿絵、装画、広告美術など多岐にわたる分野で活動しているほか、日常のひとこまをコミカルに切り取ったスケッチ集『しかもフタが無い』『そのうちプラン』などの著書を著している[1]

2013年、初のオリジナル絵本作品『りんごかもしれない』を刊行。「りんご」をめぐる様々なアイディアが展開する、筋立てのない絵本で、以後『ぼくのニセモノをつくるには』『このあとどうしちゃおう』と続くこのシリーズは「発想絵本」と呼ばれている[2]。『りんごかもしれない』はMOE絵本屋さん大賞第1位を獲得、第61回産経児童出版文化賞美術賞を受賞[1]。『ぼくのニセモノをつくるには』は第2回長野県本屋大賞CONTEMPORARY部門を受賞[3]

2015年には「発想絵本」を中心とした創作活動に対して第8回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞が贈られている[4]。また同年出版の絵本『もうぬげない』はツイッターなどのSNSで話題となった[5]、同書で2016年、けんぶち絵本の里大賞を受賞。2児の父。

2017年1月10日時点で、ブロンズ新社から刊行した4作品の累計発行部数は104万部に達する。内訳は『りんごかもしれない』は36万部、『ぼくのニセモノをつくるには』は19万部、『もうぬげない』は29万部、『このあとどうしちゃおう』は20万部[6]

著書[編集]

イラスト集・スケッチ集[編集]

  • しかもフタが無い(PARCO出版、2003年9月)
  • やっぱり今日でした(ソニーマガジンズ、2004年11月)
  • じゃあ君が好き(主婦と生活社、2005年9月/新装版2016年6月)
  • ブラック会社限界対策委員会(パルコ、2009年11月)
  • そのうちプラン(遊タイム出版、2011年8月)
  • 結局できずじまい(講談社、2013年1月)
  • せまいぞドキドキ(講談社、2013年1月)
  • デリカシー体操(グラフィック社、2016年3月)

絵本[編集]

  • 子ども・大人(野上暁ひこ・田中文、大月書店、2009年10月)
  • レッツとネコさん(ひこ・田中文、そうえん社、2010年7月)
  • レッツのふみだい(ひこ・田中文、そうえん社、2010年10月)
  • レッツがおつかい(ひこ・田中文、そうえん社、2011年1月)
  • りんごかもしれない(ブロンズ新社、2013年4月)
  • ぼくのニセモノをつくるには(ブロンズ新社、2014年9月)
  • りゆうがあります(PHP研究所、2015年3月)
  • 本屋さんで探す「明日のカルタ」(倉本美津留文、主婦の友社、2015年7月)
  • ふまんがあります(PHP研究所、2015年9月)
  • もうぬげない(ブロンズ新社、2015年10月)
  • このあとどうしちゃおう(ブロンズ新社、2016年4月)
  • ハルとカナ(ひこ・田中文、講談社、2016年8月)
  • ことわざ生活あっち篇(あかいわしゅうご文、草思社、2016年11月)
  • ことわざ生活こっち篇(あかいわしゅうご文、草思社、2016年11月)
  • なつみはなんにでもなれる(PHP研究所、2016年12月)
  • つまんない つまんない(白泉社、2017年5月)
  • こねてのばして(ブロンズ新社、2017年10月)
  • おしっこちょっぴりもれたろう(PHP研究所、2018年6月)
  • みえるとかみえないとか(アリス館、2018年7月)

書籍[編集]

  • 世界を平和にするためのささやかな提案(黒柳徹子ら21人との共著、河出書房新社、2015年5月) - 「おもしろいことを考える」の章を寄稿
  • ヨチヨチ父 とまどう日々(赤ちゃんとママ社、2017年4月)
  • あるかしら書店(ポプラ社、2017年6月)

イラスト[編集]

  • ガ-シェン・カウフマン、レヴ・ラファエル、パメラ・エスペランド著、和歌山友子訳『強い自分になる方法―心のちからを育てよう』(筑摩書房、2005年3月)
  • 海堂尊『医学のカラダ』(理論社、2008年1月)
  • 池内了『時間とは何か』(講談社、2008年7月)
  • 大輪教授飯高茂『ウケる数学!』(メディアファクトリー、2008年7月)
  • 海堂尊『トリセツ・カラダ』(宝島社、2009年11月)
  • イチハラヒロコ『イチハラヒロコの愛と笑いの日々』(ART NPO TACO、2010年8月)
  • 清水由美『日本人の日本語知らず。』(世界文化社、2010年11月)
  • 菊地秀行『邪神金融道』(創土社、2012年10月)
  • 斉藤洋『コリドラス・テイルズ』(偕成社、2012年10月)
  • 木野孔司・齋藤博『100歳まで自分の歯を残す4つの方法』(講談社、2013年3月)
  • 海堂尊『トリセツ・ヤマイ ヤマイ世界を俯瞰する』(宝島社、2013年5月)
  • 五十嵐隆監修『全国30こども病院の与薬・服薬説明事例にもとづく 乳幼児・小児服薬介助ハンドブック』(じほう、2013年11月)
  • 細谷功『やわらかい頭の作り方: 身の回りの見えない構造を解明する』(筑摩書房、2015年3月)
  • 黄川田徹『鼻のせいかもしれません: 親子で読む鼻と発育の意外な関係』(筑摩書房、2015年6月)
  • 齋藤孝『声に出して読みたい 小中学生にもわかる日本国憲法』(岩崎書店、2015年7月)
  • 藤江じゅん『サッカク探偵団 あやかし月夜の宝石どろぼう』(角川書店、2015年7月)
  • 藤江じゅん『サッカク探偵団 (2) おばけ坂の神かくし』(角川書店、2015年12月)
  • 五十嵐隆監修『こどもの医療に携わる感染対策の専門家がまとめた 小児感染対策マニュアル』(じほう、2015年12月)
  • 玄侑宗久『ないがままで生きる』(SBクリエイティブ、2016年1月)
  • 石井郁男『はじめての哲学』(あすなろ書房、2016年2月)
  • 藤江じゅん『サッカク探偵団 (3) なぞの影ぼうし』(角川書店、2016年7月)
  • モーリス・ルブラン著、平岡敦訳『怪盗ルパン 謎の旅行者』(理論社、2016年12月)
  • ジャック・ロンドン著、千葉茂樹訳『世界が若かったころ』(理論社、2017年1月)
  • D・H・ロレンス著、代田亜香子訳『二番がいちばん』(理論社、2017年1月)
  • アントン・チェーホフ著、小宮山俊平訳『大きなかぶ』(理論社、2017年2月)
  • マーク・トウェイン著、堀川志野舞訳『百万ポンド紙幣』(理論社、2017年2月)
  • 山崎ナオコーラ『母ではなくて、親になる』(河出書房新社、2017年6月)
  • 土屋賢二『年はとるな』(文春文庫、2017年10月)
  • 田中美穂/蜂ヶ崎令子『看護学生のための実習の前に読む本』(医学書院、2015年2月)

出典[編集]

  1. ^ a b 『りんごかもしれない』カバー袖文
  2. ^ 発想絵本3作目発刊 ヨシタケシンスケさん」 毎日新聞 2016年4月27日東京朝刊
  3. ^ 『ぼくのニセモノをつくるには』カバー袖文
  4. ^ わたくし、つまりNobody賞受賞者 2016年10月1日閲覧。
  5. ^ 加治佐志津「【今どき絵本作家レコメンズ特別編】ヨシタケシンスケさんインタビュー ――男児の子育て、どう乗り切る!?」 MAMAPICKS 2016年5月13日
  6. ^ ヨシタケシンスケ氏、著書4点でミリオン突破、新文化、2017年1月10日。

外部リンク[編集]

対談[編集]