飯田泰之

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飯田 泰之
生誕 (1975-07-07) 1975年7月7日(42歳)
研究機関 明治大学
駒澤大学
研究分野 マクロ経済学
経済政策
母校 日本の旗東京大学
影響を
受けた人物
吉川洋
岩田規久男
岡田靖
浜田宏一
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飯田 泰之(いいだ やすゆき、1975年7月7日 - )は日本の経済学者[1]エコノミスト[2]。内閣府規制改革推進会議委員[3]明治大学政治経済学部准教授、株式会社シノドスマネジング・ディレクター。専門は経済政策マクロ経済学東京都出身・東京都豊島区在住。

経歴[編集]

海城中学・海城高等学校東京大学経済学部・東京大学大学院 経済学研究科 修士課程と博士課程。

内閣府経済社会総合研究所客員研究員(2003年5月 - 2005年3月、2007年4月 - 2009年3月)、参議院事務局特別調査室客員調査員(2004年4月 - 2005年3月)、財務省財務総合研究所 客員研究員(2009年9月 - 2012年8月)上席客員研究員(2012年9月 - )。

駒澤大学経済学部現代応用経済学科 専任講師(2003年4月 - 2007年3月)准教授(2007年4月 - 2013年3月)、明治大学政治経済学部経済学科准教授(2013年4月 - )。

内閣府規制改革推進会議委員(2016年9月-)[3]

人物[編集]

  • 東京大学時代の指導教官は吉川洋[4]
  • 日本経済学会日本金融学会日本経済政策学会Econometric Society に属す。
  • 10年間教鞭を執った駒澤大時代には、新学科設立準備委員会に所属。現代応用経済学科の申請・カリキュラム作成に参加した。また労働組合において代議委員会副議長,執行委員会賃金対策委員を務め、この体験は私立大学の置かれている状況を理解する上で大きな糧となったと述べている[要出典]
  • 大学院時代に公務員試験対策の予備校で経済学講義を担当した[5]。『3時間でわかる経済学入門』、『3時間でわかるミクロ経済学入門』、『3時間でわかるマクロ経済学入門』を、笠崎泰之名義で早稲田経営出版から著した。
  • 芹沢一也荻上チキとともに書籍・セミナー企画、番組製作等を行うプラットフォームのシノドスの運営に携わっている[6]
  • 論座』(廃刊)や、雑誌『Voice』などに経済時評の連載を持っている。『週刊SPA!』内に、荻上チキとの連載コーナー「週刊チキーーダ!」を持つ。
  • 電子掲示板いちごびびえすにて「すりらんか」の名前で啓蒙的な書き込みを行っていた。同掲示板で活動していた「ドラエモン」(岡田靖)の2010年4月10日死去を受けて「上記のハンドルネームは使用しない」と述べている[要出典]
  • バブル崩壊が原因で高校時代の途中から実家が貧しくなり大学時代に実家に仕送りしていた」と述べている[7]

持論[編集]

  • リフレ派の論者として2003年から「デフレーション脱却」を主張している[8]
  • 「機会の平等だけでなく、ある程度の結果の平等も重要」であると述べ、成長政策、安定化政策とともに再分配政策の重要性を訴えている[9]
  • 労働市場政策については「日本の最大の問題は人が動かないこと」であるとし、金銭解雇ルールの制定同一労働同一賃金の徹底を主張している[10]
  • 日本のエネルギー政策について「電力に民間が参入することに電力会社・経済産業省は嫌がっており、それだけは避けたがっている。そういったときに、絶対に半官半民じゃないとできない発電所が原発なのである。だから、絶対官にしかできないというので守ろうとしている。原発を維持・拡大することは高コストである」と指摘している[11]。飯田は、環境負荷が小さくコスト面でも原発と大きな差がない新型火力発電の増設による原発依存度の順次低下を目指すのが現実的な解決策だと主張している[12]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『経済学思考の技術-論理・経済理論・データを使って考える』ダイヤモンド社 2003年 
  • 『ダメな議論-論理思考で見抜く』ちくま新書 2006年 
  • 『歴史が教えるマネーの理論』ダイヤモンド社 2007年 
  • 『考える技術としての統計学 生活・ビジネス・投資に生かす』NHKブックス 2007年
  • 『世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ!』エンターブレイン 2010年
  • 『ゼロから学ぶ経済政策 日本を幸福にする経済政策の作り方』角川Oneテーマ新書 2010年
  • 『飯田のミクロ』光文社新書 2012年  
  • 『思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント』朝日新書、2012年
  • 『世界一わかりやすい経済の教室』中経文庫、2013年
  • 『図解 ゼロからわかる経済政策 「今の日本」「これからの日本」が読める本』KADOKAWA/角川書店、2014年
  • 『NHKラジオビジネス塾 思考をみがく経済学』NHK出版、2014年
  • 『NHKラジオビジネス塾 日本がわかる経済学』NHK出版、2014年

編著[編集]

  • 『もうダマされないための「科学」講義』光文社新書
  • 『地域再生の失敗学』光文社新書

共著[編集]

出演番組[編集]

他、「日曜討論」、「新報道2001」、「BSフジLIVE プライムニュース」、「朝まで生テレビ!」、「ニッポンのジレンマ」、「そこまで言って委員会NP」「BATTLE TALK RADIO アクセス」、「ニュース探究ラジオ Dig」、「新BSディベート」、「宮崎哲弥大論争5時間スペシャル」、「週刊ニュース深読み」、「FNNスーパーニュースアンカー」などの番組にたびたび出演している。

脚注[編集]

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  1. ^ 本よみうり堂 書評 短評 『夜の経済学』 飯田泰之、荻上チキ著読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2013年12月9日
  2. ^ ゼロから学ぶ経済政策 日本を幸福にする経済政策のつくり方 飯田泰之著東洋経済オンライン 2010年12月21日
  3. ^ a b “規制改革推進会議、大田弘子議長ら委員決定”. 日本経済新聞. (2016年9月2日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS02H3N_S6A900C1PP8000/ 2017年2月12日閲覧。 
  4. ^ 『経済学思考の技術』「おわりに」
  5. ^ 但し本名として活動していない。本人の2005年9月28日付の日記もしくは雨宮処凛との共著「脱貧困の経済学 日本はまだ変えられる」参照。
  6. ^ ABOUTSYNODOS -シノドス-
  7. ^ 飯田泰之・雨宮処凛 『脱貧困の経済学』 筑摩書房〈ちくま文庫〉、2012年、29頁。
  8. ^ 「日本ダメ論」を唱える“インテリ様”のメンタリティ【三橋貴明×飯田泰之】日刊SPA! 2012年9月12日
  9. ^ 大切なのは「結果の平等」。だって人生は不平等だから。”. 日経ビジネスオンライン (2010年9月28日). 2013年4月14日閲覧。
  10. ^ 「カネで辞めてもらう」制度が、日本と若者を浮上させる”. 日経ビジネスオンライン (2010年10月4日). 2013年4月14日閲覧。
  11. ^ 飯田泰之・雨宮処凛 『脱貧困の経済学』 筑摩書房〈ちくま文庫〉、2012年、282-283頁。
  12. ^ 都知事選とは東京都の知事を選ぶ選挙であるポリタス 2014年1月25日
  13. ^ 春日は海城高校での後輩で、当時から交流があった。出典:時代劇を気軽に楽しむ「補助線」として――『エドノミクス 歴史と時代劇で今を知る』(扶桑社)あとがき 飯田泰之×春日太一”. SYNODOS (2014年6月15日). 2015年1月27日閲覧。

外部リンク[編集]