水野俊平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
水野 俊平
(みずの しゅんぺい)
人物情報
別名 野平 俊水
(のひら しゅんすい)
生誕 (1968-01-05) 1968年1月5日(48歳)
学問
活動地域 北海道室蘭市
研究分野 朝鮮語学
研究機関 北海商科大学
特筆すべき概念 けったい本
主要な作品 日本人はビックリ!韓国人の日本偽史』(2002年
韓国の若者を知りたい』(2003年
韓vs日「偽史ワールド」』(2007年
韓国の歴史』(2007年
学会 朝鮮学会国語学会 (韓国)計量国語学会地名学会朝鮮研究会
テンプレートを表示

水野 俊平(みずの しゅんぺい、1968年(昭和43年)1月5日 - )は日本の朝鮮語学者。北海商科大学教授文学博士野平 俊水(のひら しゅんすい)というペンネームで執筆することもある。「韓国で一番有名な日本人」と呼ばれた[1]

経歴[編集]

北海道室蘭市出身。登別南高等学校を経て、1990年(平成2年)に天理大学外国語学部朝鮮学科卒業。韓国の国立全南大学校国語学部国語学科大学院留学し、1993年(平成5年)に修士学位をとり、1995年(平成7年)に博士課程を修了、同大学の日本語学科非常勤講師として働き始めた[2]。2001年(平成13年)に博士の学位を取った[3]

1998年(平成10年)から、韓国にいる日本人識者として、しばしば韓国のテレビ番組に出演し、CMにも出演した[2]全羅道方言で韓国と日本のことをジョーク交じりで話すことが茶の間に受け「もっとも有名な在韓日本人」といわれた[4]。その模様は、2005年(平成17年)2月6日に放送された日本のドキュメンタリー番組夢の扉 〜NEXT DOOR〜』(第18回)でも紹介されたことがある[5]。妻は韓国人で3人の息子がいる。

2005年(平成17年)に韓国でネットへの投稿がきっかけでバッシングを受けた[3]。「野平俊水」名義で日本で出版した本『日本人はビックリ!韓国人の日本偽史』の中に日本の右翼的な歴史認識に立った記述があると報じられた。そのため「親韓を装う裏で日本の右翼と手を組んでいる」と韓国のネチズンに批判され、韓国のテレビ番組でも「“極右ミズノ”の正体を暴く!」と採り上げられた。このため2005年(平成17年)2月に全南大学校を退官し[6]、2006年(平成18年)に日本に帰国、北海商科大学で教授に就任し、朝鮮語を教えている[7]

エピソード[編集]

登別南高校の文芸部[8]にいた時に、同級生から「これからはアジアの時代だ。アジアに羽ばたくのは水野、おまえしかいない」と言われた事がきっかけで、韓国にのめり込んだ[9]

大学2年の時に先生に頼まれて、韓国から日本に来た慶煕大学女子ホッケー部の通訳を任された。韓国に留学すると、偶然、近くに天理大学に来ていた女子ホッケー選手の実家があり、1995年(平成7年)に結婚した。妻は完全に体育会系である[2]

テレビ番組収録のため、週2回はソウル光州を往復する生活が4、5年続いた。韓国生まれの長男は日本語が話せないので、ソウルの日本人学校に入れようとしたが、学校近くに住むために妻が子供を連れソウルに行った。ソウルで家を借りるために5千万ウォンの借金をし、テレビの出演料は全部消えた。指導教授からは「早く日本に帰って韓国語を教えろ」と言われもした[3]

バッシングを受けて、テレビ出演が全くなくなった。大学講師だけでは、ソウルで子供3人抱えて生活できるだけ稼げず、精神的に苦しかった。テレビに出たことが、勉強に良くなかった。学者は論文を書くのが本分だから、「またテレビに出て」と誘われても「他の人にして下さい」と言っている[10]

著書[編集]

単著[編集]

以下は野平名義

  • 『韓国・反日小説の書き方』 亜紀書房、1996年6月。ISBN 4-7505-9608-6
  • 『日本人はビックリ!韓国人の日本偽史』 小学館〈小学館文庫〉、2002年5月。ISBN 4-09-402716-5
  • 『なぜだか韓国でいちばん有名な日本人 私がTVで人気者になった深~い理由』 亜紀書房、2003年7月。ISBN 4-7505-0303-7

共著[編集]

以下は野平名義

解説・監修[編集]

  • 『韓国ドラマで学ぶ韓国の歴史 大特集韓国の歴史超解説 『イ・サン』『風の国』『イルジメ〈一枝梅〉』『善徳女王』人気作満載!』 水野俊平歴史解説、キネマ旬報社〈キネ旬ムック〉、2009年7月。ISBN 978-4-87376-686-7
  • 『ここが一番おもしろい! 朝鮮王朝の王と女たち』 水野俊平解説、青春出版社〈青春文庫〉、2011年12月20日ISBN 978-4-413-09526-6
  • 『朝鮮王朝101の謎 27代の王をめぐる栄光と悲劇』 水野俊平監修、PHPエディターズ・グループ、2012年5月。ISBN 978-4-569-80399-9
  • 西家ヒバリ 『韓流時代劇にハマりまして』 水野俊平監修、小学館、2012年7月。ISBN 978-4-09-388241-5

論説[編集]

朝鮮語による著書[編集]

  • 속 터지는 일본인 (Japanese people bursting from inside). Yongnak. (June 2000). ISBN 8995057157. 
  • 다테마에를 넘어 일본인 속으로 (Beyond tatemae, inside Japanese people). Joheun Chaek Mandeulgi. (December 2000). ISBN 8989222079. 
  • 한국인을 바보로 만드는 엉터리 책 비판 (A Critique of Lousy Books That Make Fools of Koreans). Aidio. (March 2003). ISBN 8990001080. 

論文[編集]

語学書[編集]

  • 미즈노 선생님과 함께 일본어 급소찌르기 (Get to the Vital Points of Japanese with Mizuno-Sensei). Munyerim. (March 2002). ISBN 8974821915. 
  • 미즈노 선생의 액션 일본어 회화 2 (Mizuno-Sensei's Action Japanese Conversation 2). J Plus. (August 2002). ISBN 8992215207. 
  • 미즈노 선생의 동시통역 일본어회화사전 (Mizuno-Sensei's Simultaneous Interpretation Japanese Conversation Dictionary. J Plus. (August 2002). ISBN 8988701313. 
  • 일본어작문 플러스 (Japanese-language Composition Plus). J Plus. (March 2000). ISBN 8988701100. 
  • Action Japanese. J Plus. (September 2004). ISBN 8988701658. 
  • 미즈노의 120분 일문법 (Mizuno's 120-minute Japanese Grammar). Nexus Japanese. (August 2005). ISBN 8991795013. 
  • 현지에서 바로 통하는 일본어 회화표현 500 (500 Japanese conversational expressions you can use right away). Nexus Japanese. (October 2006). ISBN 8991795773. 

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 野平 2003b
  2. ^ a b c 【話の肖像画】水野俊平・北海商科大学教授(45)(3)ホッケーが取り持つ縁で結婚 韓国人の妻は完全に体育会系 産経新聞 2013年7月10日
  3. ^ a b c 【話の肖像画】水野俊平・北海商科大学教授(45)(4)「水野教授」、韓国で人気絶頂から突然バッシング… 産経新聞 2013年7月11日
  4. ^ ゲスト水野俊平さん(北海商科大学教授)”. 北海道放送『中村美彦の無頼放談』公式サイト (2008-05-00). 2014年12月9日閲覧。
  5. ^ 2005年2月6日放送「韓国語教育を通じて日韓文化交流の架け橋になりたい」”. TBS『夢の扉』番組公式サイト (2005年2月6日). 2014年12月9日閲覧。
  6. ^ “水野教授「愛情あっての韓国批判」” (日本語). 中央日報日本語版 (中央日報). (2005年3月3日). http://japanese.joins.com/article/063/61063.html?servcode=400&sectcode=400 2012年10月10日閲覧。 
  7. ^ 黒田勝弘 (2006年3月18日). “【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 韓国を去った人”. 産経新聞 (産経新聞社). http://mirs.web.fc2.com/log/060408/1142655922.html 2012年10月10日閲覧。 
  8. ^ 【話の肖像画】水野俊平・北海商科大学教授(45)(1)「韓国で最も有名な日本人」が書きたかった朝鮮庶民生活 産経新聞 2013年7月8日 [リンク切れ]
  9. ^ 【話の肖像画】水野俊平・北海商科大学教授(45)(2)ベストセラー、AMラジオ…「韓国」にのめり込んだ高校時代 産経新聞 2013年7月9日 [リンク切れ]
  10. ^ 【話の肖像画】水野俊平・北海商科大学教授(45)(5)韓国での壮絶な非難…そして帰国 水野教授「人気は麻薬でした」 産経新聞 2013年7月12日 [リンク切れ]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]