ワルキューレ (マクロスΔ)

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ワルキューレ
Macross Delta Freyja Sculpture.JPG
第67回さっぽろ雪まつり(2016年2月)で制作されたフレイア・ヴィオンの雪像
基本情報
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POPアニメソング
活動期間 2016年 -
レーベル FlyingDog
公式サイト ワルキューレ特設サイト
メンバー
BYR color wheel.svg この項目ではを扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。

ワルキューレWalküre)は、テレビアニメマクロスΔ』および、関連作品に登場する架空の女性5人組の音楽ユニット。または各キャラクターの声や歌を担当する女性声優歌手ら5名による実在するグループである。キャッチフレーズは「超時空ヴィーナス」。

メンバー[編集]

氏名 キャスト 生年月日 年齢 身長 イメージカラー 決め台詞
美雲・ギンヌメール
Mikumo Guynemer
小清水亜美 JUNNA 2064年8月17日[注 1] 3歳[注 1] 165cm 歌は神秘
フレイア・ヴィオン
Freyja Wion
鈴木みのり 2052年11月3日[1] 14歳 → 15歳[注 2] 154cm 歌は元気
カナメ・バッカニア
Kaname Buccaneer
安野希世乃 2044年6月8日[2] 22歳 168cm 歌は命
レイナ・プラウラー
Reina Prowler
東山奈央 2051年7月23日[3] 15歳 147cm 黄緑 歌は愛
マキナ・中島
Makina Nakajima
西田望見 2049年4月19日[4] 18歳 159cm ピンク 歌は希望
  • 個人データはマクロスポータルサイトの「CHARACTER」を参照。
  • 現実世界における楽曲などのメンバー名表記は「美雲ΔJUNNA」「フレイアΔ鈴木みのり」「カナメΔ安野希世乃」「レイナΔ東山奈央」「マキナΔ西田望見」。

設定[編集]

基本情報[編集]

ワルキューレは、星間複合企業体ケイオスの情報・芸能部門に所属する戦術音楽ユニット (Tactical Sound Unit) である。銀河系各地で猛威を振るう謎の奇病ヴァールシンドロームを歌の力で鎮静化するために結成されたユニットのなかでも、ワルキューレは先駆けにして一番の成功例となっている[5]。また、銀河ネットワークチャートに常時ランクインするアーティストという一面もあり、メンバー入りに憧れる少女たちが急増している[6]

2063年にメンバー選考が始まり、2064年の第1次オーディションと訓練期間を経て、2065年に4人組ユニット[注 3]としてデビュー。その活動には第一次星間大戦(2009 - 2010年)の直後から歌の力を研究している謎の人物「レディ・M」の意向が絡んでいるとされる。活動中止の危機やメンバーの入れ替わり[注 4]を経て、2067年4月[6]の第3次オーディション以降は5人編成となる。エースボーカルの美雲は、他のメンバーでさえ素性を知らない謎に包まれた存在。フレイアはワルキューレに憧れ、故郷の惑星ウィンダミアを飛び出してきた新メンバー。カナメはユニットをまとめるリーダーであり、美雲加入以前のエースボーカル。レイナはハッカー、マキナはメカニックとして一流の腕前を持つ。ポジション的には美雲とフレイアがメインボーカルを務め、バックボーカル3人のなかではカナメが前に立つという関係にある[7]

ワルキューレは惑星ラグナに駐留するケイオス・ラグナ支部に所属し、周辺星系を中心に作戦を展開している[6]。ヴァール対策活動においては、ラグナ支部第三戦闘航空団の可変戦闘機部隊Δ(デルタ)小隊と共同任務にあたる。両者はラグナのバレッタシティーに鎮座する巨大戦艦マクロス・エリシオンを拠点とし、その左腕部にあたる宇宙空母アイテールに乗艦して移動する。

ワルキューレのシンボルとして、手の甲を逆さに向けて、手の指でアルファベットのWの形を作るハンドサイン(ワルキューレサイン)がある。片手の場合は親指を閉じ、4本の指を広げ、中指と薬指を交差させる。両手の場合は人差し指と中指を広げたVサインを2つ作り、左右をつなげる(2人でVサインをつなげるパターンもある)。

任務[編集]

戦術音楽ユニットの結成には、バロータ戦役(2045 - 2046年)当時のサウンドフォースジャミングバーズバジュラ戦役(2059年)当時のランカ・リーシェリル・ノームといった歌い手たちから得られた、フォールドエフェクト研究の成果が反映されている[8]

ヴァールシンドロームの罹患者は健常から突然自我を失い、異常な興奮状態となり暴徒化する。原因は完全に解明されていないが、体内に共生する「フォールド細菌」の活性化が関係していると考えられる。フォールド細菌を抑制する方法としては、「フォールド因子受容体(フォールドレセプター)」という特殊な受容体を持つ者の歌声に含まれる「生体フォールド波」が効果的とみなされている。歌声を聞かせることでヴァール発症者を正気に戻すことができるが、根本的に完治させられるわけではない。ワルキューレのメンバーは皆フォールドレセプターが高い数値を示しており、新メンバーオーディションではその数値が合否の判定材料となる。

生体フォールド波は、ライブ(生歌)でなければヴァールへの効果が激減するうえ、歌い手の危機的状況によって発生レベルが変動する[6]。このため、メンバーはヴァールの暴動発生地点へ出向き、あえて危険に身をさらしながら戦場ライブを行う。メンバーには歌の力のみならず、戦場で生身で歌う覚悟も求められる。通常はユニット単位で活動しているが、ヴァールが複数同時多発的に発生した場合は、単独もしくはサブユニットに分かれて対応することもできる[5]

メンバーが戦場に似つかわしくない華やかな衣装をまとい、派手な見得を切るのは、暴徒の注意を引きつけて鎮圧作戦を効率化する目的のほか、民間人に「ワルキューレが来たからもう大丈夫」と安心させて混乱を防ぐためである[6][9]。さまざまなジャンルの曲を歌うのは、どのような歌がヴァール鎮圧に効果があるのか試すためである[9]。衣裳にはフォールドプロジェクターが備えられており、着用者の周囲にホログラフィを投影し、コスチュームチェンジを行う[10][注 5]。バイオシルク製のアンダースーツやメイクアイテムには、防弾機能や対光学兵器成分が含まれている[6][10]。腰周りに巻いたガスジェットクラスターから窒素ガスを噴出することで、空中を短時間飛行したり方向転換することができる[10]

また、メンバーの歌声にはヴァール発症のリスクを低下させる効果もあるため、平常時には星々を訪問してワクチンライブを開催している。その模様は銀河ネットで配信され、高い人気と知名度を得ている。

新型機VF-31 ジークフリード5機で編成されるΔ小隊は、戦場ライブではワルキューレの護衛役を果たし、ワクチンライブではアクロバット飛行のパフォーマーとして会場を盛り上げる。機体にはフォールド波を増幅するフォールドクォーツや、小型飛行体マルチドローンプレートといったサポート用の特殊装備を搭載しており、エアショーではフォールド波を増強するスモークを散布する[9]。ワルキューレ自身もマルチドローンプレートを遠隔操作し、ライブの演出装置としたり、銃弾を防ぐバリアを展開したりする。

メンバー詳細[編集]

物語開始後のメンバー[編集]

美雲・ギンヌメール(みくも ギンヌメール / Mikumo Guynemer[12]
声 - 小清水亜美 / 歌 - JUNNA
ワルキューレのエースボーカル[12]。身長165cm[12]。年齢や素性・経歴の一切が不明とされるミステリアスな美女[12]。コンサート時の決め台詞は「歌は神秘」。
歌声に含まれる生体フォールド波の力はメンバー随一。常人離れした身体能力をもっており、メンバーで唯一、飛行中のVFの上に設置したワイヤーを掴んで立つことができ[13]、そのままヴァール化した相手の機体にとり付いて直接歌を聴かせたり[* 1]、一切の装備なしで惑星ラグナの海中深く潜ったりする[* 2]
公私ともに単独行動をとることが多く、パーティなどの場にも滅多に姿を見せない[* 3]。プライベートではひとり全裸で瞑想に耽る様子も描かれる。
フレイアを初対面時より高く評価し、ワルキューレ加入後は厳しい言葉をかけることが多いが、フレイア自身が「自分が歌う意味」を深く考えるようになるにつれ、期待と信頼を露わにすることが増える。
任務中にプロトカルチャーの遺跡群と交感し、そこを経由して互いの存在を認識することとなったウィンダミアの「風の歌い手」ハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミアにも興味を示す。
その正体は、ヴァールに対抗するため生み出された「星の歌い手[* 4]」のクローンであり、フォールドレセプターも人為的に植えつけられたもの[* 5]。ウィンダミア王国の地下神殿で新統合軍の特務諜報員ライト・インメルマン少佐によって発見され、レディ・Mの手に渡った細胞片から生み出されたとされる[* 4]。2064年8月17日に完成したあと、オーディションを受けずにすぐワルキューレに加入したため、それ以前の過去を持たず、当初は自身がクローンである事実も知らなかった[* 5]。歌えさえすれば自身の過去や素性には興味がなく、真相を知ったあとも変わらない態度をとるが、一方で、そうした歌への想いも作られたものであるかもしれないと口にする[* 6]
惑星ウィンダミアⅣ潜入時に、自身の正体を知るウィンダミア王国宰相ロイド・ブレームの手に落ちる。神官の家系にあるロイドや王家のハインツによって「ルダンジャール・ロム・マヤン(真なる王の名の下に)」という言葉を唱えられると自由を奪われ、身体じゅうに模様が浮かび上がり、聞いた者の意識をデルタ波レベルで同調させる「星の歌」と呼ばれる歌を歌う[* 4]
ロイドによって全銀河に住む人類種の意識を同調させるための道具として利用されるが、ワルキューレの歌と呼び掛けによって仲間たちとともに歌いたいという想いを告白することで支配を打ち破り、Δ小隊によって救出される[* 7]
フレイア・ヴィオン (Freyja Wion[14])
声 - 鈴木みのり
ワルキューレの新メンバー。2052年11月3日生まれ[* 3]。14歳[14]。物語中で誕生日を迎え15歳となる[* 3]。身長154cm[14]。ウィンダミア王国出身のウィンダミア人で、天真爛漫な性格[14]と大胆な行動力の持ち主。コンサート時の決め台詞は「歌は元気」。
ウィンダミアの田舎の農村レイヴングラス村出身[注 6]で口調に訛りがあり[注 7]、「ごりごり」が口癖[14]ハヤテ・インメルマンには笑い方が気持ち悪いと言われる。ウィンダミア人特有の高い身体能力を持つが、ダンスは苦手[注 8]。好物は地元特産のウィンダミアアップル[14]
幼少期、ウィンダミアを訪れた地球人からもらった携帯音楽端末から流れるリン・ミンメイFire Bomberシェリル・ノームランカ・リーらの歌声に魅了される。憧れのワルキューレの新メンバーオーディションに参加するため故郷を離れて貨物船に密航するが、行き先を間違え、惑星アル・シャハルでハヤテと出会う。ヴァール暴動の際にワルキューレとともに歌ったことで資質を見い出され、ハヤテに惑星ラグナに連れてきてもらい、オーディションを経て正式メンバーに選ばれる。ウィンダミア王国の宣戦布告によりスパイの嫌疑をかけられる一方、母国の空中騎士団に「裏切り者」と謗られるが、「銀河中のみんなを幸せにするために歌う」という自分なりの答えを見い出し、ワルキューレに留まる決意をする。歌の力は不安定だが、気持ちが昂るとルンが光り輝く「ルンピカ」状態になり、「風の歌い手」に拮抗するほどのフォールド波を発出する。
ハヤテとは互いを励ましあう関係となるが、惑星ヴォルドールでの戦闘時にフォールドレセプターの共鳴を経験してから、存在が気になりはじめる。ウィンダミア人の人生の折り返し地点にあたる15歳の誕生日の晩、ハヤテがプレゼントした人工雪に感動し、本来見つめられるのも触られるのも恥ずかしいはずのルンを触られても意に介さずにハヤテを見つめ続けるほど、大きく気持ちを通わせる[* 3]
フォールドレセプターの共鳴がハヤテの暴走を招く可能性が浮上してからは、歌うことに迷いを抱くようになり、惑星ウィンダミアⅣ突入作戦では、その迷いが原因でフォールド波が不安定になるが、ハヤテやミラージュ・ファリーナ・ジーナス、ワルキューレメンバーの激励により迷いを振り切る[* 6]
惑星ウィンダミアⅣでの戦術ライブを経て、右手甲部にウィンダミア人特有の老化の徴候が現れ[* 8]、最初に気付いたミラージュ以外に悟られないよう右手に包帯を巻いて隠す。一方で、ハヤテのもとに送られてきた写真を見て、かつて自分に携帯音楽端末を贈ったのがハヤテの父ライトであったことを知る[* 4]
ラグナでの最終決戦では、強制的に「星の歌」を歌わされる美雲を救うために歌うが、その最中でハヤテから想いを告白されたことに対し、自身の老化を悟られたくないために口ごもる。しかし、ミラージュから発破を掛けられるかたちで、ハヤテが好きであることを打ち明ける[* 7]
カナメ・バッカニア (Kaname Buccaneer[17])
声 - 安野希世乃
ワルキューレのリーダー[17]。2044年6月8日生まれ[2]。22歳[17]。身長168cm[17]。惑星ディバイド出身[* 5]。ほかのメンバーを見守るしっかり者の姉のような存在で、Δ小隊との共同作戦のマネージメントも行う[17]。コンサート時の決め台詞は「歌は命」。
銀河中に歌声を響かせるアーティストを目指したあと[18]、アイドルとしてソロデビューしたが売れずに引退[* 9]。ケイオスの音楽部門にマネージャーとして就職したが、フォールドレセプターの数値が条件を満たしていたためワルキューレの創設メンバーとなった[* 5]。以前はエースボーカルだったが、美雲の加入後は歌よりもリーダーとしての才能を自覚し、縁の下の力持ち的な存在としてユニットの成長に尽くしている[* 9]
Δ小隊のアラド・メルダース隊長とは職務上のパートナーでありつつ、互いに意識しあうような素振りも見せる。また、戦死したΔ小隊のメッサー・イーレフェルトのことは、自分の歌声を大切に思っていた人として心に残すことになる[* 10]
レイナ・プラウラー (Reina Prowler[19])
声 - 東山奈央
ワルキューレの電子作戦担当[19]。2051年7月23日生まれ[3]。15歳[19]。身長147cm[19]。凄腕のハッカーという一面を持ち[19]、寡黙で感情表現に乏しいが[19]、毒舌家でもある[3]。コンサート時の決め台詞は「歌は愛」。
過去にケイオスのネットワークにハッキングして捕まり、その腕を買われて諜報部サイバー部門で働いていたが、カナメとともにレセプター適性を認められてワルキューレの創設メンバーとなった[* 5]。もともとアイドルや歌には興味がなく、かつてはメンバーのなかでも浮いた存在だった[* 5]。マキナとは喧嘩ばかりしていたが[* 11]、新たに加入した美雲の歌声に感動し[* 5]、やがて姉妹のように仲が良くなり、プライベートでは一緒に生活している[20]。好物はバレッタクラゲで、生で丸呑みにすることを好む[* 1]
ウィンダミアから帰還したあと、VF-22(ライト機)からマキナが発見したボイスレコーダーのデータをサルベージし、ウィンダミア第一次独立戦争における次元兵器投下の真実を明らかにする[* 4]
マキナ・中島(マキナ なかじま / Makina Nakajima[20]
声 - 西田望見
ワルキューレのメカニック担当[20]。2049年4月19日生まれ[4]。18歳[20]。身長159cm[20]。髪はピンク色のツインテールで、ふわふわとした雰囲気を醸し出している[20]。メンバー随一の豊満なバストを持ち、それを際立たせるような露出の多い衣装を好み、ファンを魅了している。仲間やメカに可愛らしいあだ名をつける癖がある[4]。コンサート時の決め台詞は「歌は希望」。
祖父の代よりメカニックという家系に生まれ育ち[18]、マクロス・エリシオンの整備員たちに「マキナ姐さん[* 12]」と慕われるほどの整備技能を持つ。もともとアイドル好きでもあり、メカニックとアイドルの両方の夢をかなえられるという理由からオーディションを受け、リディ・ル・グローン、クレア・パドル(後述)と一緒に合格した[* 5]。現実の厳しさに挫けそうになった時期もあったが[* 5]、見た目ではわからない芯の強さがあり、仲間を想う気持ちも強い。
惑星ウィンダミアⅣでの戦術ライブ中に、狙撃されそうになっていたフレイアをかばって左腰背部を撃たれ重傷を負うものの[* 8]、一命を取り留め、惑星ラグナにおける最後の作戦に無理を押して参加する[* 7]

元メンバー[編集]

第1回オーディションでマキナと同時に合格し、美雲やフレイアが加入する前に所属していた初期メンバー。

リディ・ル・グローン
声 - 菊地瞳
ラグナ人の少女。2064年にマキナやクレアとともにオーディションに合格したが、デビュー前の厳しい訓練やレッスンに付いていけず脱退した[* 5]
クレア・パドル
声 - 日笠陽子
金髪の少女。マキナやリディとともにオーディションに合格し、デビューメンバーのひとりとなる[* 5]。イメージカラーは水色()。ユニットの下積み時代を支えたが、過酷な環境に耐えられなくなり脱退した[* 5]。その後はケイオス地球支部の広報担当で働き、ワルキューレの活動を陰ながら応援している。

制作[編集]

コンセプト[編集]

マクロスシリーズ」制作の中心的人物である河森正治は、シリーズ前作『マクロスF』の制作中から、次回作の歌手はユニットにするという構想をもっていた。これは近年のアイドルユニットアニメの盛況とは関係なく[5]、女性歌手2人(ランカ・リーシェリル・ノーム)が登場した『マクロスF』と被らないためであり[11]、シリーズ過去作ではまだユニットものに挑戦していないという理由もあった。また、『AKB0048』(2012 - 2013年放送)において、リアルタイムで活動するAKB48を間近で取材できた経験も大きいという[5]AKB選抜総選挙の順位発表会の異様な緊張感を体感したことが、ワルキューレの「戦場に出る覚悟」という部分につながっている[21]。『AKB0048』は主要メンバーだけで17人(研究生9名+襲名メンバー8人)という大所帯だったので、今回は人数を検討した結果5人編成になった。

企画段階の作品のスタンスは『マクロスプラス』に近く、空中戦技競技会で腕を競うパイロットチームを音楽ユニットが支援し、歌の力で選手の能力がブーストされるという話がメインだった[22]。その後、敵対勢力としてウィンダミアを設定し、シリアスな戦闘ものにシフトしていく中で歌の役割も変化している。「マクロスシリーズ」の場合、「歌が戦いを終息させる」ことがすでに知られているので、今回は発想を変えて「歌が利くこと」を前提とし、生物が凶暴化する奇病に歌で対抗する音楽ユニットという設定が生まれた[23]。歌の意義や凄さを明確化するため、作中では「戦術音楽ユニット」という呼称を用いて、「アイドルではない」ことを示している[24]

キャスト・ボーカル[編集]

ヒロインのフレイア・ヴィオンは、『マクロスF』のランカ・リー(中島愛)やゲーム『マクロス30 銀河を繋ぐ歌声』のミーナ・フォルテ(千菅春香)と同じく、一般公募のオーディションで選ばれた新人が声と歌を担当する。今回は2014年末に告知された「歌姫オーディション[25]」に応募した約8,000人の中から、18歳の鈴木みのりがフレイア役を射止めた[26]

エースボーカルの美雲・ギンヌメールは、『マクロス7』の熱気バサラ(声 - 林延年 / 歌 - 福山芳樹)やミレーヌ・ジーナス(声 - 桜井智 / 歌 - チエ・カジウラ)、『マクロスF』のシェリル・ノーム(声 - 遠藤綾 / 歌 - May'n)と同じく、声優と歌手がそれぞれ声と歌のパートを分担する。美雲の声は小清水亜美が担当し、歌は新人のJUNNAが担当する(ふたりの年齢差は15歳)。美雲の圧倒的な歌を歌いこなせる人材探しは難航したが、ビクターエンタテインメント関連の音楽オーディションに応募していたJUNNAに声が掛かり、「マクロスシリーズ」最年少の歌姫に選ばれた(レコーディング時は14歳[27])。

他の3人は現役声優のオーディションを同時に行い、カナメ・バッカニア(安野希世乃)、マキナ・中島(西田望見)、レイナ・プラウラー(東山奈央)の順に決定した[22]。カナメ役は適任者が見つからず、美雲役のオーディションを受けに来ていた安野が帰り際に呼び止められ、15分間で台詞と課題曲[注 9]を覚えて審査を受け直し、合格したという巡り合わせがある[22]。JUNNA以外の4人は学生の頃『マクロスF』を観て楽しんだ経験があり、8年後の『マクロスΔ』に演者として参加することになった。

  • 鈴木は小学生の頃からランカ・リーが好きで、放課後友人に「星間飛行」の振り付けを教えていた[28]
  • 安野は声優養成所時代にランカ・リーの歌オーディションに応募したことがある[29]
  • 東山はシェリル派で、高校の合唱部の友達とカラオケに行くと、締めに必ず「ライオン」をデュエットしていた[30]
  • 西田は父親が『超時空要塞マクロス』を観ていたことからシリーズ全体にも興味を持ち、中でも『マクロス7』が好きだという[31][32]

音楽面[編集]

『マクロスΔ』の音楽を担当したフライングドッグの福田正夫プロデューサーが目標としたのは、「愛・おぼえていますか」(1984年)のように世代を超えて長く愛される「耐久性」と、飽きずに何度でも聞きたくなるような「中毒性」であった[33]。そこで、J-POPという呼び名が生まれる前の昭和期の歌謡曲に着目し、歌詞・メロディのなりふり構わない「ベタベタ感」や「引きの強さ」が一周回って新しい(上の世代には懐かしく、若者には新鮮に聞こえる)のではないかと考えた[7][33]

『マクロスF』では菅野よう子が音楽面の全てを担ったのに対し、本作ではチーム体制でさまざまな作詞・作曲家が参加している。福田は「5人組アイドルユニットとバックで踊るバルキリー」という初期案から1990年代末に活躍したダンスグループFolderを連想し、Folderをプロデュースしたコモリタミノルに美雲曲の「いけないボーダライン」とフレイア曲の「ルンがピカッと光ったら」を依頼した[7]。また、キャッチーなコモリタとは別ラインで、王道感のある松本良喜に「AXIA〜ダイスキでダイキライ〜」、キラキラ感のある姉田ウ夢ヤに「恋! ハレイション THE WAR」「不確定性☆COSMIC MOVEMENT」「ジリティック♡BEGINNER」を依頼し[7]、これら6曲を河森総監督らに聴かせると、曲調は別々でも全て良いという反応を得たため、歌謡曲路線を押さえながらオファーの範囲を広げていった[33]。また、「戦闘シーンのバックに使える曲」というオーダーから「一度だけの恋なら」「僕らの戦場」「Walküre Attack!」などの楽曲が生まれた[34]。ファーストアルバムでは王道な歌謡感をコンセプトにしつつ[34]、セカンドアルバムではクラブ系TeddyLoidRusmus Faber)やアキシブ系北川勝利)にも声を掛けている[33]

河森は楽曲のタイプについて、鈴木は「新人で明るく感情豊か」、JUNNAは「パワフルで煽情的」、安野は「包容力と芯の強さ」、東山は「ギークなハッカーらしさ」、西田は「チャーミングなアイドル感」と述べている[35]。メンバー全員が揃う機会は2016年3月が最初で[36]、レコーディングは別々に行っている。

通常のアイドルユニットは全員平等にユニゾンで歌うことが多いが、ワルキューレは「メインボーカル2人(美雲、フレイア)とバックボーカル3人(カナメ、レイナ、マキナ)に序列をつける」というコンセプトがあった[33][34]。しかし、レコーディング中に声優たちの歌唱力が予想を上回っていたため、ポジションをある程度平等にした本格的な5声コーラスユニットへと方向転換していった[34]。福田は「コーラスで聞かせる史上初の声優ユニットが理想[37]」と述べ、「正気の沙汰ではない[7]」複雑なコーラスワークを録音している。ライブでは振り付けやフォーメーションが加わるため、歌い分けを簡略化する予定だったが、メンバーの希望によりCD音源の再現を目指している[22]

アニメ本編の作中歌はCD音源とは担当パートが違っていたり、演出に合わせてテンポが変化したりする[34]アフレコスタジオで声優がキャラクターの芝居を演じたあと、その場で感情を入れて歌を録り直すこともある[38][39]。アフレコに参加しないJUNNAはレコーディングブースにモニターを持ち込み、映像を観ながら収録した[40]

設定・デザイン・作画ほか[編集]

ワルキューレ」を英語読みした「バルキリー」は「マクロスシリーズ」の初代主力可変戦闘機VF-1愛称であり、可変戦闘機全体の通称でもある。『マクロスΔ』ではワルキューレの他に「ジークフリード」「フレイア」「カイロス」「エリシオン」といった北欧神話ギリシア神話由来の名称が使われている。

ワルキューレのキャラクター原案はCAPCOM所属の実田千聖が担当し、総作画監督のまじろがアニメーション用キャラクターデザインを行った(2名とも女性スタッフ)。実田はゲーム『エクストルーパーズ』(2012年)のキャラクターデザインを手がけており、そのPVをサテライトが制作したことが縁で本作に参加することになった[41]。ワルキューレのロゴは美術デザイン担当のロマン・トマが手がけ[42]、『マクロスF』のキャラクターデザインを担当した江端里沙がステージ衣装デザインに協力している。

作画面では、ダンスや技術的に難易度の高いカットはメインアニメーターの中山竜が担当している[43][注 10]。近年のアイドルアニメはダンスシーンを3DCGで処理するケースが増えているが[注 11]、本作はダンサーの振り付けVTRを参考に手描きしている。アニメの振り付けは武田舞香が担当し[* 13]、ライブの振り付けは能登有沙が監修している[44]

美雲やハインツII世が歌うウィンダミア語の歌詞は、河森が作った対訳表をもとに窪田ミナが作詞した。表にない場合は窪田がラテン語エスペラント語、東欧やケルトの言葉を参考にして新しい単語を作った[45][46]

現実における活動[編集]

『マクロスΔ』の前期オープニングテーマ「一度だけの恋なら」は、「マクロスシリーズ」としては初めて歌い手が出演するプロモーションビデオ(PV)が制作された。YouTubeにおける公式動画[47]は再生回数が1,000万回を超えた(2017年6月時点)。

デビューシングル「一度だけの恋なら/ルンがピカッと光ったら」はオリコンデイリーチャート最高2位、ウィークリーチャート最高3位を獲得。ラゾーナ川崎プラザで行われたリリース記念無料ミニライブ[48]には約1万人を動員した[49]。メンバーは5月18日の『めざましテレビ』の音楽コーナーにゲスト出演し[50]、「デビュー曲が宇多田ヒカルを抑えて配信ランキング1位[注 12]を獲得した」と紹介された。

ファーストアルバム『Walküre Attack!』はオリコンデイリーチャート最高1位、ウィークリーチャート最高2位を獲得。セカンドシングル「絶対零度Θノヴァティック/破滅の純情」はオリコンデイリーチャート最高2位、ウィークリーチャート最高6位を獲得。セカンドアルバム『Walküre Trap!』はオリコンデイリーチャート最高3位、ウィークリーチャート最高3位を記録した。アルバムは2作品ともゴールドディスク認定され、『Walküre Attack!』は第31回日本ゴールドディスク大賞において「アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞した[51]

8月・9月には大阪名古屋東京Zeppで『SANKYO presents マクロスΔ 戦術音楽ユニット"ワルキューレ" 1st LIVE in Zepp Walküre Attack!』を行った。

2017年は1月25日にレアトラックアルバム『ワルキューレがとまらない』をリリース。1月28日・29日には「SANKYO presents マクロスΔ 戦術音楽ユニット"ワルキューレ" 2nd LIVE in 横浜アリーナ『ワルキューレがとまらない』」を開催し、2日間で2万2千人を動員した[52]。29日の公演には美雲(声)役の小清水亜美とクレア役の日笠陽子がゲスト出演した[53][54]

6月・7月には鈴木とJUNNAがロサンゼルスアニメ・エキスポ)と上海で行われた「Anisong World Matsuri」に出演[55]。8月6日には日本最大級の野外フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」に出演した[56]。また、メンバーのうち東山・JUNNA・安野はワルキューレと同レーベルのフライングドッグからソロデビューすることになり、ワルキューレの作詞家・作曲家たちから楽曲提供を受けている。

歌唱曲[編集]

ワルキューレの歌唱曲を劇中で使用された順に記す(劇中未使用曲はアルバム収録順)。特殊エンディング回の場合は「挿入歌」+「EDテーマ」に分けて表記する。歌手名は特記なき場合は「ワルキューレ」。

ジリティック♡BEGINNER
作詞 - 深川琴美 / 作曲・編曲 - 姉田ウ夢ヤ / 歌 - マキナ&レイナ(from ワルキューレ)
第1・7・17話挿入歌。レイナとマキナのデュエット曲。女の子の「モヤモヤ」した気持ちを表現するため不安定なコードとメロディを組み合わせ[57]、歌詞には擬音語を多用している。姉田は「初代マクロスからのファンの方々にだけお伝えしたかった、とあるメッセージを込めています」と述べている[58]
恋! ハレイション THE WAR
作詞 - 深川琴美、姉田ウ夢ヤ / 作編曲 - 姉田ウ夢ヤ / ストリングス編曲 - 倉内達矢
第1・2・4・17話挿入歌。ライブのオープニング曲で、メンバーがそれぞれの決め台詞を言う。フレイア加入前の4人編成( 恋! ハレイション THE WAR〜without Freyja〜) と、加入後の5人編成 (恋! ハレイション THE WAR〜album version〜) の2種類がある。フレイア役に鈴木が選ばれた歌姫オーディションの課題曲でもあった[34]
いけないボーダーライン
作詞 - 西直紀 / 作編曲 - コモリタミノル
第1話エンディング (ED) テーマ、第1・2・8・13話挿入歌。美雲のメインボーカル曲。作曲のキーワードは「歌謡曲全盛期の中森明菜」と「アン・ルイスの『六本木心中』」[33]。戦闘シーンに重ねるアレンジの完成まで約10か月を要した[40]。アルバム『Walküre Attack!』収録版(いけないボーダライン〜Album version〜)は美雲とフレイアが交互にメインボーカルをとる。
一度だけの恋なら
作詞 - 唐沢美帆加藤裕介 / 作編曲 - 加藤裕介
前期(第2 - 12・14話[注 13])オープニング (OP) テーマ、第13・26話挿入歌。解りやすいストレートなメロディに、突き刺さるような攻撃的サウンドを際限なく盛り込む方向でアレンジを加えている[57]
ルンがピカッと光ったら
作詞 - 西直紀 / 作曲・編曲 - コモリタミノル
前期(第2 - 9・12話)EDテーマ、第5・17話挿入歌。フレイアのメインボーカル曲。曲中の掛け声は河森総監督がレコーディング現場で追加した[59]。シングル収録版はサビの一部を5人がユニゾンで歌っているが、メンバーの実力を認めた結果、アルバム『Walküre Attack!』には5声コーラスで再録音したもの(ルンがピカッと光ったら〜album version〜)を収録している[33]
不確定性☆COSMIC MOVEMENT
作詞 - 深川琴美六ツ見純代渡邊亜希子、姉田ウ夢ヤ / 作曲 - 姉田ウ夢ヤ
第3・4・17話挿入歌。フレイアのデビューライブで歌われる華やかなディスコチューン。歌詞はもともと4人の競作だったが、河森総監督が「それぞれいいところがあるから、共作にできないか」と提案し[40]、深川が自身の歌詞をベースにまとめている[60]
僕らの戦場
作詞 - 唐沢美帆、加藤裕介 / 作曲・編曲 - 加藤裕介
第3・4・9・18・22・26話挿入歌。『マクロスF』における「ライオン」のようなポジションで、『マクロスΔ』の世界観に合う、フレイアと美雲のデュエットが堪能できるバトル曲として制作された[40]。アルバム『ワルキューレがとまらない』にフレイアのソロ(僕らの戦場~Freyja Solo Edition~)、美雲のメインボーカル(僕らの戦場~Mikumo Solo~)を収録。
Walküre Attack!
作詞 - UiNA / 作曲 - 小高光太郎、UiNA / 編曲 - 小高光太郎
第6・10・13話挿入歌。「一度だけの恋なら」と並び前期OPテーマの最終候補だった曲[40]。転調やアップダウンの激しい難曲を歌いこなした5人の可能性を最も感じられる曲として、ファーストアルバム『Walküre Attack!』のタイトル曲になった[40]
Silent Hacker
作詞・作曲・編曲 - 鈴木さえ子TOMISIROフランス語版
第7話挿入歌。レイナのメインボーカル曲。惑星ヴォルドール防衛網へのハッキングシーンで使用。クールなサウンドとデジタル用語でレイナのキャラクターを表現している。
GIRAFFE BLUES
作詞 - 菜穂 / 作曲・編曲 - h-wonder / ストリングス編曲 - 加藤裕介 / 歌 - 美雲ΔJUNNA、フレイアΔ鈴木みのり、カナメΔ安野希世乃
第11話EDテーマ、第7・8・9・11・18・20・21・23・26話挿入歌。『マクロスΔ』を代表するバラードナンバーであり、複数のバリエーションがある。
  • アルバム版はフレイア→美雲がメインボーカル(アルバム『Walküre Attack!』収録)。
  • GIRAFFE BLUES〜Freyja Solo〜はフレイアがメインボーカル(シングル『絶対零度θノヴァティック/破滅の純情』収録)。
  • GIRAFFE BLUES〜Mikumo Solo〜は美雲がメインボーカル(シングル『絶対零度θノヴァティック/破滅の純情』収録)。
  • GIRAFFE BLUES~Kaname Solo Requiem~はカナメがメインボーカル(アルバム『ワルキューレがとまらない』収録)。
  • ヴォルドール人の少女ミーヤ(東山の兼ね役[61])のソロ(第7話)。
NEO STREAM
作詞 - 西田恵美 / 作曲・編曲 - 渡辺未来 / ストリングス編曲 - 倉内達矢
第8・14・19話挿入歌。荘厳なコーラスワークから一転して、疾走感のあるメロディへ転調する(渡辺は「プログレッシブロックのような曲がどんどん展開していく組曲っぽいかんじ[57]」と語る)。英語詞パートはJUNNAと東山が担当。
AXIA〜ダイスキでダイキライ〜
作詞 - 六ツ見純代 / 作曲 - 松本良喜 / 編曲 - 鈴木Daichi秀行 / 歌 - カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東山奈央、マキナΔ西田望見
第10話EDテーマ、第9・10話挿入歌。カナメのメインボーカル曲。美雲の加入前、カナメがワルキューレのエースボーカルとして最後に歌った曲という設定[* 9]。かつてヴァールとなったメッサーを救った曲でもあり[* 9]、第10話において、宿敵との最後の戦いに臨むメッサーに向けて歌われる。"AXIA"とは「かけがえのない大切なもの」という意味[62]。レコーディング版は安野が「カナメのアイドル時代の卒業ソング」として哀愁漂う雰囲気で歌ったもので、第10話版はアフレコスタジオで収録後に「戦場に飛び立ったメッサーを応援する、生きて! という気持ち」で歌ったもの[63][64]
クラゲ音頭
作詞 - 根元歳三 / 作曲 - 鈴木さえ子、TOMISIRO / 編曲 - 窪田ミナ / 歌 - フレイア&レイナ&マキナ
第10話挿入歌。惑星ラグナの海神であるクラゲを讃える曲で、歌詞にはラグナ人の死生観が込められている。鈴木は「沖縄+ハワイ的な音頭」というオーダーに「南太平洋SF的健康ランド」のイメージを加えた[65]
絶対零度Θノヴァティック
作詞 - 図司純子<Eidy>、河嶋晃一<Eidy> / 作曲 - 図司純子<Eidy>、河嶋晃一<Eidy>、Mitsunori Ikeda / 編曲 - Mitsunori Ikeda / ストリングス編曲 - 倉内達矢
後期(第15 - 25話)OPテーマ、第26話挿入歌、第26話EDテーマ。前期OPテーマ「一度だけの恋なら」とは対照的な雰囲気を持つ曲。間奏部分のハーモニーは5声ポルタメントという難しい歌唱法だが、駄目でもともとでメンバーにやらせてみると完璧に歌い切ったという[34]
破滅の純情
作詞 - 西直紀 / 作曲・編曲 - コモリタミノル
後期(第14・15・17・20・21・23・24話)EDテーマ、第18話挿入歌。美雲のメインボーカル曲。「いけないボーダライン」と同じ作家コンビによる歌謡ロック路線の第二弾。
風は予告なく吹く
作詞 - 坂本真綾 / 作曲・編曲 - 北川勝利
第19・22話EDテーマ、第16話挿入歌。フレイアのメインボーカル曲。坂本は『マクロスF』でも作詞家としてランカ・リーの「蒼のエーテル」などを提供している。
ワルキューレのバースデイソング
作詞・作曲 - Happy Field / 編曲 - 窪田ミナ / 歌 - 美雲ΔJUNNA、カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東山奈央、マキナΔ西田望見
第16話挿入歌。フレイアの誕生日をほかのメンバー4人が祝う英語詞曲。
God Bless You
作詞・作曲・編曲 - 北川勝利
第16話EDテーマ、第16話挿入歌。フレイアのメインボーカル曲。間奏には誕生日会の思い出を語るフレイアの台詞が入る。
おにゃの子☆girl
作詞 - かせきさいだぁ / 作曲・編曲 - TeddyLoid / 歌 - マキナΔ西田望見、フレイアΔ鈴木みのり、カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東山奈央
第17話挿入歌。マキナのメインボーカル曲。ライブの観客とのコール&レスポンスが楽しめるエレクトリックポップ。
Hear The Universe
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - Rasmus Faber
第17話挿入歌。
LOVE! THUNDER GLOW
作詞 - サエキけんぞう / 作曲 - SiZK、Stephen McNair / 編曲 - SiZK / 歌 - 美雲ΔJUNNA、フレイアΔ鈴木みのり
第18話EDテーマ。美雲のメインボーカル曲。
涙目爆発音
作詞・作曲 - 堂島孝平 / 編曲 - 北川勝利 / 歌 - カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東山奈央、マキナΔ西田望見
第21話挿入歌。カナメのメインボーカル曲。クレアが脱退する前のバージョン(涙目爆発音~with Claire~)もあり。堂島は「とんでもない組み合わせの言葉」という曲名のリクエストを受けて「バカバカしいほど強烈なものにした」という[57]
Absolute 5
作詞 - 喜介 / 作曲・編曲 - 渡辺拓也
第22・24話挿入歌。「絶対的な5人」というメンバーの絆を歌った曲。
星間飛行
作詞 - 松本隆 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - フレイアΔ鈴木みのり
第23話挿入歌。『マクロスF』よりランカ・リーの「星間飛行」(歌 - 中島愛)のカバー曲。幼少期のフレイアの愛唱歌。アルバム『ワルキューレがとまらない』のバージョン (~Freyja Ver.~) は、ワルキューレオーディションに応募しようとしたデモテープ音源という設定[66]
ルーチェット・アルカーン〜星の歌〜
作詞・作曲・編曲 - 窪田ミナ / 歌 - 美雲ΔJUNNA、美雲Δ小清水亜美
第24・25・26話挿入歌。ウィンダミアに操られ「星の歌い手」と化した美雲が歌う。美雲の声役の小清水がコーラスを担当する。第26話では「愛・おぼえていますか」の一節を小清水が歌うincludes elements from 「愛・おぼえていますか」を使用。
愛・おぼえていますか
作詞 - 安井かずみ / 作曲 - 加藤和彦 / 編曲 - コモリタミノル
アルバム『Walküre Trap!』ボーナストラック。『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』よりリン・ミンメイの「愛・おぼえていますか」(歌 - 飯島真理)のカバー曲。大サビ部分をメンバー5人がそれぞれソロで歌う。
ようこそ! ワルキューレ・ワールドヘ
作詞 - 根元歳三 / 作曲 - 西脇辰弥Wilhelm Richard Wagner / 編曲 - 西脇辰弥
アルバム『ワルキューレがとまらない』収録曲。フレイア加入後に制作された「恋! ハレイション THE WAR」に代わるライブのオープニング曲という設定。イントロ部分はワーグナーの「ワルキューレの騎行」を引用している。
ダイアモンドクレバス~Mikumo Ver.~
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - 美雲ΔJUNNA
アルバム『ワルキューレがとまらない』収録曲。『マクロスF』よりシェリル・ノームの「ダイアモンドクレバス」(歌 - May'n)のカバー曲。ワルキューレ加入前、美雲がテストで歌った曲のひとつという設定[66]
ワルキューレがとまらない
作詞 - 唐沢美帆、加藤裕介 / 作曲・編曲 - 加藤裕介
アルバム『ワルキューレがとまらない』収録曲。フレイアのデビュー後に作られたが、戦局の悪化により未発表のままになったという設定[66]

ディスコグラフィ[編集]

フライングドッグより発売。

シングル[編集]

一度だけの恋なら/ルンがピカッと光ったら
2016年5月11日発売
『マクロスΔ』前期OPテーマ/EDテーマと、挿入歌「いけないボーダライン」の3曲を収録(カラオケバージョン付き)。
絶対零度Θノヴァティック/破滅の純情
2016年8月10日発売
『マクロスΔ』後期OPテーマ/EDテーマに加え、挿入歌「風は予告なく吹く」と「GIRAFFE BLUES」2バージョンを収録(カラオケバージョン付き)。

配信限定シングル[編集]

いけないボーダーライン
2015年12月31日発売。第1話挿入歌。
恋! ハレイション THE WAR
2016年3月21日発売。第1話挿入歌。

アルバム[編集]

Walküre Attack!
2016年7月6日発売
第1クールで使用された12曲を収録。初回限定盤は「一度だけの恋なら」のミュージックビデオを収録したDVDが付属する。
Walküre Trap!
2016年9月28日発売
第2クールで使用された楽曲を含む計12曲を収録[67]。初回限定盤には「絶対零度Θノヴァティック」のミュージックビデオを収録したDVDが付属する。
ワルキューレがとまらない
2017年1月25日発売
2nd LIVE直前にリリースされたボーナスアルバム。新曲やカヴァー曲、ボーカル違いのバージョンなど計8曲を収録[68]

映像作品[編集]

LIVE 2017 “ワルキューレがとまらない” at 横浜アリーナ
2017年5月31日発売
2017年1月28日・29日の2nd LIVE横浜アリーナ公演のうち、29日分のライブの模様を完全収録[69]。特典映像として、3日間限定公開された「ワルキューレはとまらない」のミュージックビデオを収録。

ライブ[編集]

出演日 タイトル 会場
2016年8月14日 - 9月10日 SANKYO presents マクロスΔ 戦術音楽ユニット"ワルキューレ" 1st LIVE in Zepp Walküre Attack!
2017年1月28日 - 29日 マクロスΔ 戦術音楽ユニット"ワルキューレ" 2nd LIVE in 横浜アリーナ「ワルキューレがとまらない」 横浜アリーナ

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 美雲の生年と年齢は当初不明扱いで、生年月日は『マクロスΔ』第21話のなかで明かされ、年齢については同第22話のなかで触れられる。
  2. ^ 『マクロスΔ』第16話「ためらい バースデイ」にて15歳の誕生日を迎える。
  3. ^ オリジナルメンバーはカナメ・バッカニア、クレア・パドル、レイナ・プラウラー、マキナ・中島の4名。カナメとレイナはケイオス元職員、クレアとマキナは第1次オーディション合格者。
  4. ^ ユニット始動時は5人組だったがデビュー前にリディ・ル・グローンが脱退。デビュー後にはクレア・パドルが脱退し、美雲・ギンヌメールが新加入した。
  5. ^ 「マクロスシリーズ」では映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』から『マクロスF』に至るまで、映像的なコスチュームチェンジという技術が描かれている[11]
  6. ^ 漫画『マクロスΔ 銀河を導く歌姫』第1話にはフレイアの家族(母・姉)が登場するが、アニメ『マクロスΔ』第16話ではフレイアは父・母が「風に召された」と話す。
  7. ^ 演じる鈴木みのりは愛知県出身で、地元の三河弁に近いイントネーションで演じている[15]
  8. ^ 作中では描かれていないが、ダンスの得意なハヤテがフレイアに指導するというエピソードが考えられていた[16]
  9. ^ 安野がオーディションを受けたのは美雲の「声」担当だったので、歌審査の予定はなかった。
  10. ^ 中山は『ばらかもん』でまじろと一緒に仕事をしたことから『マクロスΔ』に誘われた。
  11. ^ 『AKB0048』では寄りのカットは手描き、引きのカットは3DCGを使い分けた。
  12. ^ レコチョク週間ランキング(2016年 5月10日 - 5月16日)
  13. ^ 第14話OPテーマはフレイアのメインボーカル版。

出典[編集]

  1. ^ 歌マクロス公式 [uta_macross] (2017-07-26). "【フレイア・ヴィオン】" (ツイート) – Twitterより. 
  2. ^ a b 歌マクロス公式 [uta_macross] (2017-07-27). "【カナメ・バッカニア】" (ツイート) – Twitterより. 
  3. ^ a b c 歌マクロス公式 [uta_macross] (2017-07-27). "【レイナ・プラウラー】" (ツイート) – Twitterより. 
  4. ^ a b c 歌マクロス公式 [uta_macross] (2017-07-27). "【マキナ・中島】" (ツイート) – Twitterより. 
  5. ^ a b c d 「INTERVIEW 河森正治総監督」『リスアニ! Vol.25』、エムオン・エンタテインメント、2016年5月、52-55頁。
  6. ^ a b c d e f 「戦術音楽ユニット<ワルキューレ>とは!?」『AnimeJapan2016 会場配布冊子』、1-2頁。
  7. ^ a b c d e 「『マクロスΔ』音楽プロデューサー 福田正夫インタビュー」『Quick Japan Vol.126』、太田出版、2016年6月、95頁。
  8. ^ 用語集”. マクロスポータルサイト. 2016年7月5日閲覧。
  9. ^ a b c 月刊ニュータイプ 2016年6月号』、KADOKAWA、2016年、24頁。
  10. ^ a b c 「でるた小劇場(ちびキャラフラッシュアニメ) おしえてワルキューレ 装備編」『マクロスΔ 第1巻』特典映像、バンダイビジュアル、2016年。
  11. ^ a b マクロスシリーズ最新作『マクロスΔ』河森正治×安田賢司×根元歳三スタッフインタビュー”. バンダイビジュアル (2016年4月7日). 2016年7月5日閲覧。
  12. ^ a b c d 美雲・ギンヌメール”. MACROSS PORTALSITE. 2017年5月15日閲覧。
  13. ^ 『月刊ニュータイプ 2016年6月号』、KADOKAWA、2016年、14 - 17頁。
  14. ^ a b c d e f フレイア・ヴィオン”. MACROSS PORTALSITE. 2017年5月15日閲覧。
  15. ^ 『マクロス』トークショーに、ジーナス家や歌姫が時空を超えて集結! マックスとミリアが孫と対面!?【AnimeJapan 2016】”. ファミ通.com (2016年3月26日). 2016年7月22日閲覧。
  16. ^ リスアニ! Vol.25』、エムオン・エンタテインメント、2016年5月、53頁。
  17. ^ a b c d e カナメ・バッカニア”. MACROSS PORTALSITE. 2017年5月15日閲覧。
  18. ^ a b "ハヤテ&ミラージュ&ワルキューレが語る!「マクロスΔ」スペシャルPV"(YouTube). BigWest. (2016年6月7日) 2016年6月9日閲覧。
  19. ^ a b c d e f レイナ・プラウラー”. MACROSS PORTALSITE. 2017年5月15日閲覧。
  20. ^ a b c d e f マキナ・中島”. MACROSS PORTALSITE. 2017年5月15日閲覧。
  21. ^ 「『マクロスΔ』総監督・河森正治インタビュー」『Quick Japan Vol.126』、太田出版、2016年6月、89-92頁。
  22. ^ a b c d 「MACROSSΔ STAFF INTERVIEW」『SANKYO Presents 戦術音楽ユニット「ワルキューレ」Walkure Attack! 1st Live in Zepp パンフレット』、ムービック、2016年、24-25頁。
  23. ^ 『月刊ニュータイプ 2016年1月号』、KADOKAWA、2015年、54頁。
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  29. ^ 春来たる。”. 安野希世乃オフィシャルブログ きよのがたり (2016年3月23日). 2017年5月26日閲覧。
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  31. ^ 『SANKYO Presents 戦術音楽ユニット「ワルキューレ」Walkure Attack! 1st Live in Zepp パンフレット』、13頁。
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  33. ^ a b c d e f g ハイレゾで広がる『マクロスΔ』の音世界 FlyingDog音楽プロデューサー 福田正夫インタビュー”. リスレゾ (2016年9月9日). 2017年5月31日閲覧。
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  44. ^ 超時空ヴィーナス ワルキューレ!!”. 能登有沙オフィシャルブログ 癒され日和 (2016年9月12日). 2017年6月1日閲覧。
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  49. ^ 『Febri Vol.35』、一迅社、2016年6月、30頁。
  50. ^ 「マクロス」公式アカウント [macrossD] (2016-05-17). "戦術音楽ユニット『ワルキューレ』のみんなが、明日『めざましテレビ』で紹介されるんだかんねっ!…" (ツイート) – Twitterより. 
  51. ^ 第31回日本ゴールドディスク大賞”. 一般社団法人 日本レコード協会 (2017年2月27日). 2017年2月27日閲覧。
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  55. ^ Nicholas Dupree and Zac Bertschy (2017年7月18日). “Interview: Walkure's Minori Suzuki and JUNNA”. ANIME NEWS NETWORK. https://www.animenewsnetwork.com/interview/2017-07-18/walkure-minori-suzuki-and-junna/.118996 2017年8月6日閲覧。 
  56. ^ “ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017、第3弾出演アーティスト発表。出演日も決定”. RO69. (2017年5月25日). http://ro69.jp/news/detail/161176 2017年5月26日閲覧。 
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  58. ^ Umuya Aneta 姉田ウ夢ヤ [UmuyaAneta] (2016-07-27). "それと、ジリティック♡BEGINNERには…" (ツイート) – Twitterより. 
  59. ^ “「フレイアも私も、想いを伝えることだったら誰にも負けない」 「マクロスΔ」フレイア・ヴィオン役 鈴木みのりインタビュー (2)”. アニメハック. (2016年7月31日). http://anime.eiga.com/news/103005/2/ 2017年8月3日閲覧。 
  60. ^ マクロスΔ ワルキューレ 不確定性☆COSMIC MOVEMENT”. 深川琴美/Kotomi Fukagawaのブログ (2016年7月6日). 2017年8月3日閲覧。
  61. ^ 「ワルキューレ INTERVIEW」『リスアニ! Vol.26.1』、エムオン・エンタテインメント、2016年9月、26頁。
  62. ^ 『CD&DLでーた 2016年7-8月号』、KADOKAWA、2016年、106頁。
  63. ^ 「ワルキューレ5人ソロインタビュー」『CUT 2016年8月号 (no.361) 』、ロックングオン、22頁。
  64. ^ 安野希世乃 official [Yaskiyo_manager] (2016-06-05). "部屋を真っ暗にして10話を観たら…" (ツイート) – Twitterより. 
  65. ^ 「Febri Music Style 鈴木さえ子 インタビュー」『マクロスFebri』、一迅社、2016年10月、142頁。
  66. ^ a b c 作品詳細 TVアニメーション「マクロスΔ」レアトラック集 ワルキューレがとまらない”. FlyingDog (2017年). 2017年8月5日閲覧。
  67. ^ ワルキューレ2ndアルバムは「マクロスΔ」曲満載の12曲入り”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2016年8月14日). 2016年8月14日閲覧。
  68. ^ ワルキューレ、未発表曲が“とまらない”レアトラック集を年明けに”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2016年11月20日). 2016年11月20日閲覧。
  69. ^ 「マクロスΔ(デルタ)」 ワルキューレ 初のライブ Blu-ray&DVDが5月31日(水)発売決定!”. MACROSS PORTAL SITE (2017年3月3日). 2017年4月3日閲覧。

作品内[編集]

  1. ^ a b 『マクロスΔ』第1話「戦場のプロローグ」。
  2. ^ 『マクロスΔ』第10話「閃光のAXIA」。
  3. ^ a b c d 『マクロスΔ』第16話「ためらい バースデイ」。
  4. ^ a b c d e 『マクロスΔ』第25話「星の歌い手」。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 『マクロスΔ』第21話「切望 シークレット」。
  6. ^ a b 『マクロスΔ』第22話「極限 ブレイブ」。
  7. ^ a b c 『マクロスΔ』第26話「永遠のワルキューレ」。
  8. ^ a b 『マクロスΔ』第24話「絶命 ジャッジメント」。
  9. ^ a b c d 『マクロスΔ』第9話「限界 アンコントロール」。
  10. ^ 『マクロスΔ』第11話「追憶 ジェリーフィッシュ」。
  11. ^ 『マクロスΔ』第7話「潜入 エネミーライン」。
  12. ^ 『マクロスΔ』第5話「月光 ダンシング」。
  13. ^ 各話エンディングクレジット。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]