ラスマス・フェイバー

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ラスマス・フェイバー
Rasmus Faber
2009.04.25@CANARIA & SUNSHINE STUDIO 004 Rasmus Faber.jpg
2009年
基本情報
生誕 (1979-05-16) 1979年5月16日(38歳)[1]
出身地  スウェーデン
ストックホルム県 ストックホルム
ジャンル ハウス
ジャズ
ニュージャズ
職業 音楽プロデューサー
作曲家
編曲家
プログラマー
キーボーディスト
D.J.
担当楽器 ピアノ
キーボード
活動期間 2002年 -
レーベル Farplane Records
公式サイト farplane.com

ラスマス・フェイバー (Rasmus Faber1979年5月16日[1] - ) は、スウェーデンストックホルム出身のミュージシャン音楽プロデューサー作曲家編曲家プログラマーキーボーディストD.J.などをこなす。

ジャズピアニストをベースとしながら、ハウス系プロデューサーとして活躍し、日本のアニメ音楽にも関与するなど、ジャンルを超えた音楽活動を行っている。

経歴[編集]

父親のグンナール・ベリスティーン (Gunnar Bergsten) は1995年度のGrammis(スウェーデン版グラミー賞)にてジャズ部門を受賞した経歴をもつバリトンサックス奏者である[2]

息子であるラスマスも7歳からピアノを弾き始め[3]、音楽学校で演奏技術や音楽理論を学んだ。17歳の頃よりプロミュージシャンとして活動し[3]、ジャズやポップスのプロデュースを手掛けていたが、友人のハウスミュージシャンのレコーディングに参加したことをきっかけに、自身もハウスミュージックを制作するようになった。

2002年にデビューシングル"Never Felt So Fly"をリリースし、イギリスのディフェクテッド・レコード (Defected Records) とマネジメント契約を結ぶ。2003年に自身のレーベルFarplane Recordsを設立し、レーベル第一弾の"Ever After"が世界各地のクラブシーンでヒットした。日本では"So Far"(2006年)を始めとするシングルコレクションをリリースし、「乙女ハウスブームの立役者[4]」「ハウスシーンの貴公子[5]」とも呼ばれる。

2008年には自身初のオリジナルアルバム"Where We Belong"を発表し、Rafa Orchestraを率いてのバンド公演活動も行っている。また、Myspaceで偶然見つけたという女性シンガーフリーダのプロデュースを行っている[6]

幼少期より日本のアニメ音楽に影響を受けており、2009年より日本のアニメソングをジャズアレンジした『プラチナ・ジャズ』シリーズを発表。iTunesアルバムチャート・Amazonジャズチャート・Billboard JAPANジャズアルバムチャートで1位を獲得し[7]動画共有サイトで公開した「星間飛行」のライブ映像が100万回の再生回数を記録する[8]など反響を呼んだ。「星間飛行」を歌う声優中島愛については「歌声に惚れ込んでいた[9]」と語っており、互いの音楽活動に協力し合っている。2015年は『学戦都市アスタリスク』において、アニメ作品の劇伴を初担当した。

人物[編集]

クラブにおけるDJアクトでは、キーボードとCDJ3台を駆使する独自のスタイルをみせる。

度々日本ツアーを行う親日家であり、日本語用Twitterアカウント(外部リンク)でファンに向けてメッセージを発している。2011年3月、東日本大震災後に海外アーティストの公演中止が相次ぐ中、「『いま日本は危ない』という外からの一方的なイメージを吹き飛ばすためにも、僕のようなアーティストが日本中をツアーして世界中に『日本は復興に向けて頑張っている』ことを伝える必要がある[10]」との思いから、日本ツアーを決行した。

日本のアニメとの出会いは、幼稚園の頃に観た『風の谷のナウシカ』(スウェーデン語吹き替え付き)[11]。17・18歳の頃に観た『マクロスプラス』は自分の人生を変えたともいえると述べている[12][13]。ほかに好きな日本のアニメ作品としては『うさぎドロップ』『ノエイン もうひとりの君へ』『STEINS;GATE』『DEATH NOTE』『鋼の錬金術師』『ファンタジックチルドレン』「マクロスシリーズ」といったタイトルを挙げている[12]。作曲家では坂本龍一久石譲菅野よう子梶浦由記上野耕路植松伸夫浜渦正志らが好きだという[13]

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

  • ネヴァー・フェルト・ソー・フライ(フィーチャリング・メロ) - Never Felt So Fly (feat. Melo) (2002年)※Black Vinyl Recordsよりリリース
  • エヴァー・アフター(フィーチャリング・エミリー・マクイーワン) - Ever After (feat. Emily McEwan) (2003年)
  • ディバイデッド/ユナイテッド - Divided/United (2004年)
  • ゲット・オーバー・ヒアー(フィーチャリング・メロ) - Get Over Here (feat. Melo) (2005年)
  • カム・ウィズ・ミー(フィーチャリング・メロ) - Come With Me (feat. Melo) (2006年)
  • デマンダ(フィーチャリング・クララ・メンデス) - Demanda (feat. Clara Mendes) (2007年)
  • アー・ユー・レディ?(フィーチャリング・エミリー・マクイーワン) - Are You Ready? (feat. Emily McEwan) (2008年)
  • エブリシング・イズ・オールライト(フィーチャリング・Linda Sundblad) - Everything Is Alright (feat. Linda Sundblad) (2008年)
  • ギブ・イット・トゥー・ミー - Give It To Me (2009年)
  • ホェア・ウィ・ビロング ラファズ・エピック・ジャーニー - Where We Belong RaFa's Epic Journey (2009年)

アルバム[編集]

  • ソー・ファー - So Far (2006年)
  • トゥー・ファー - 2 Far (2006年)
  • ラヴ:ミックスド - Love:Mixed (2008年)
  • ホェア・ウィ・ビロング - Where We Belong (2008年)
  • ホェア・ウィ・ビロング イントゥ・ザ・ディープ - Where We Belong Into The Deep (2009年)
  • ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.1〜 - Rasmus Faber Presents Platina Jazz 〜Anime Standards Vol.1〜 (2009年)
  • ソー・ファー3 - So Far 3 (2010年)
  • ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.2〜 - Rasmus Faber Presents Platina Jazz 〜Anime Standards Vol.2〜 (2010年)
  • ラヴ:ミックスド 2 - Love:Mixed 2 (2011年)
  • ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.3〜 - Rasmus Faber Presents Platina Jazz 〜Anime Standards Vol.3〜 (2012年)
  • ウィ・ラフ・ウィ・ダンス・ウィ・クライ - We Laugh We Dance We Cry (2012年)
  • ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.4〜 - Rasmus Faber Presents Platina Jazz 〜Anime Standards Vol.4〜 (2013年)
  • ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード Vol.5〜 - Rasmus Faber Presents Platina Jazz 〜Anime Standards Vol.5〜 (2015年)

楽曲提供[編集]

音楽担当[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b "【サウンドボックス】ラスマス・フェイバーさんインタビュー". イザ!.(2013年1月9日)2013年1月21日閲覧。
  2. ^ "グンナール・ベリスティーン". CD Jounal.com.(2013年1月22日閲覧)。
  3. ^ a b 伊藤なつみ "人気プロデューサー/DJのラスマス・フェイバーにインタビュー 前編". フィガロジャポンオフィシャルサイト.(2013年1月17日)2013年1月21日閲覧。
  4. ^ "RASMUS FABER “Love Mixed 2” RELEASE JAPAN TOUR". HigherFrequency. 2013年1月22日閲覧。
  5. ^ "ハウスシーンの貴公子ラスマス・フェイバー来日公演の模様をWOWOWで生放送". Musicman-NET.(2011年9月16日)2013年1月21日閲覧。
  6. ^ "北欧の新星、フリーダが世界に先駆け日本デビュー!". CD Journal.com.(2010年6月17日)2013年1月22日閲覧。
  7. ^ "ラスマス・フェイバー率いるプラチナ・ジャズ 本国フェスでアニソンライヴ実現". Musicman-NET.(2012年7月2日)2013年1月23日閲覧。
  8. ^ "ラスマス・フェイバー『プラチナ・ジャズ』東京公演に中島 愛が特別参加!". リスアニ!WEB.(2012年3月26日)2013年1月21日閲覧。
  9. ^ 臼杵成晃 "ラスマス・フェイバー×中島愛対談 (1/3)". ナタリー.(2013年1月16日)2013年1月22日閲覧。
  10. ^ "アニソン界でも人気のラスマス・フェイバー来日! 「今こそ行動しなくては!と思った」". CD Joural.com.(2011年3月25日)2013年1月22日閲覧。
  11. ^ "ラスマス・フェイバー インタビュー". ビクターエンタテインメント. (2009年) 2016年2月8日閲覧。
  12. ^ a b "「学戦都市アスタリスク オリジナルサウンドトラック」特集 ラスマス・フェイバーインタビュー (2/2) - 音楽ナタリー Power Push". ナタリー. (2015年) 2016年2月8日閲覧。
  13. ^ a b "TVアニメ『学戦都市アスタリスク』音楽担当 ラスマス・フェイバーインタビュー!". リスアニ! WEB. (2015年12月26日) 2016年2月8日閲覧。

外部リンク[編集]