風の谷のナウシカ (映画)

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風の谷のナウシカ
Nausicaä of the Valley of the Wind
Kaze no Tani no Naushika original.png
監督 宮崎駿
脚本 宮崎駿
原作 宮崎駿
製作 高畑勲
製作総指揮 徳間康快
近藤道生
出演者 島本須美
松田洋治
榊原良子
納谷悟朗
音楽 久石譲
撮影 白神孝始
編集 木田伴子
金子尚樹
酒井正次
制作会社 トップクラフト
製作会社 徳間書店
博報堂
配給 日本の旗 東映
アメリカ合衆国の旗 ニューワールド・ピクチャーズ
フランスの旗 ブエナ・ビスタ・インターナショナル
トルコの旗 Bir Film
ロシアの旗 RUSCICO
フィンランドの旗 Cinema Mondo
ノルウェーの旗 Oro Film
スウェーデンの旗 Folkets Bio
スペインの旗 Entertainment One
アメリカ合衆国の旗 ファゾム・イベンツ/GKIDS
公開 日本の旗 1984年3月11日
日本の旗 2020年6月26日(revival)[1]
アメリカ合衆国の旗 1985年6月13日
香港の旗 1988年2月12日
大韓民国の旗 2000年12月30日
ドイツの旗 2005年9月5日
フランスの旗 2006年8月23日
トルコの旗 2007年7月6日
ロシアの旗 2007年7月26日
エストニアの旗 2008年4月11日
フィンランドの旗 2008年9月26日
ノルウェーの旗 2008年10月10日
スウェーデンの旗 2009年4月17日
スペインの旗 2010年5月7日
アメリカ合衆国の旗 2017年9月24日
上映時間 116分[2]
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 14・8億円
配給収入 7億4000万円[3]
次作 天空の城ラピュタ
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風の谷のナウシカ』(かぜのたにのナウシカ)は1984年に公開されたトップクラフト制作の日本アニメーション映画宮崎駿監督の長編アニメーション映画第2作。1982年に『アニメージュ』に連載していた宮崎の同名漫画(『風の谷のナウシカ』)を原作とする[4]。原作の単行本全7巻から見ると、序盤に当たる2巻目の途中まで連載された時点での作品で、内容も2巻66ページまでの映像化。映画公開後に連載を再開した漫画とは内容が異なる(後述)。

アニメージュを発行する徳間書店広告代理店博報堂による製作委員会方式で映画化され[5]、宮崎自身が監督・脚本を手がけた。高畑勲鈴木敏夫久石譲ら、のちのスタジオジブリ作品を支えるスタッフが顔を揃えている。

上映データ[編集]

公開日 / 上映時間 1984年(昭和59年)3月11日 / 116分27秒05コマ
サイズ カラー/ワイドビスタ
上映スクリーン数 東映洋画系90館
制作期間 1983年5月31日 - 1984年3月6日
作画枚数 / 使用色数 5万6078枚 / 263色
キャッチコピー 少女の愛が奇跡を呼んだ[注 1]
同時上映 名探偵ホームズ」「青い紅玉(ルビー)の巻」「海底の財宝の巻」[注 2]

あらすじ[編集]

かつて栄華を誇った地球の人類は星にまで行っていたとされる高度な文明を築き上げた。しかし今より千年前の「火の七日間」と呼ばれる最終戦争により、巨大産業文明は崩壊し、荒廃し錆とセラミック片に覆われ、全ての国が砂漠に点在する世界となった。この世界は今「腐海」と呼ばれる「瘴気 (しょうき) (毒ガス) 」を発する巨大な菌類の森に覆われようとしていた。わずかに生き残った人類は、腐海が放つ猛毒とそこに棲む昆虫に似た巨大な「 (むし) 」たちに脅かされ、衰退の一途をたどっていた。

辺境にある「風の谷」は海から吹く風によって森の毒から守られ、民は慎ましやかに農耕生活を送っていた。ある日、族長ジルの娘であるナウシカは、小型飛行具メーヴェに乗り腐海の森を散策していたところ、蟲封じ (鏑弾 (かぶらだま) (音を出す銃弾) ) の銃声を聞く。誰かが蟲に襲われていると察したナウシカは、その人が腐海の奥に逃げようとしているのを、遠くの腐海の入り口付近の、千年前に世界を焼き尽くした巨大人型兵器「巨神兵 (きょしんへい) 」の化石の目の穴の内側から見て、狼煙弾 (のろしだま) (煙を出す銃弾) で合図を送り逃げ道を教え、腐海の外に出ても蟲が止まらず人を追い続けた為、光弾 (ひかりだま[6]) (丸い閃光弾) と蟲笛 (むしぶえ) を使って「王蟲 (オーム[7]) 」の怒りを鎮め、1人の男を救う。その男は、腐海の謎を解く為旅を続けていたナウシカの師、ユパ・ミラルダだった。

ユパは、ナウシカが谷の民や城で働く城オジたちから深く敬愛され、人々から恐れられている腐海の蟲とも心を通わせる優しい少女に成長していた事に驚きつつも、互いの久々の再会を喜ぶ。風の谷に帰還したユパとナウシカはその夜、大ババから「その者、青き衣をまといて金色(こんじき)の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地に導かん。」という、風の谷の古い言い伝えを聞く。

夜明け近くの嵐の頃、突如轟音と共に大国トルメキア大型船 (超大型輸送機) が城の真上に出現。大型船は蟲に襲われて制御を失い、不時着を試みるも崖に突っ込み風の谷に墜落する。ナウシカは燃える大型船からペジテ市の王女ラステルと名乗る少女を救い出すが、少女は「積荷を燃やして」と言い残し息絶える。大型船には、巨神兵のが積まれていた。

朝になり、トルメキア軍司令官である皇女クシャナは、巨神兵で腐海を焼き払う事を目論み、大型船を回収する為風の谷へ侵攻する[8]。その過程で病床のジルを銃殺し、怒りに我を忘れたナウシカと部下たちの間で乱闘騒ぎが起こる。ユパの介入で騒ぎは鎮められたものの、相手に逆らう余地はなく、本国へ運ぶつもりだった巨神兵の輸送を諦めて未完成の巨神兵を風の谷で完成させる方針が固まった事により、谷はクシャナの支配下に置かれる事となる。

翌朝捕虜となったナウシカは、トルメキアの大型輸送機・バカガラスでぺジテ市へ護送される途中、突然現れた小型戦闘機・ガンシップの攻撃により大きな損害を受ける。輸送機や護衛の大型戦闘機・コルベットが応戦するが次々と撃墜されていき、コルベットがガンシップを撃墜するものの、ナウシカらが乗る輸送機も被弾し落下する。ナウシカは輸送機に積まれていた風の谷のガンシップでクシャナと共に脱出し、腐海に不時着する。ナウシカは王蟲から、無言の内にガンシップのパイロットの少年が生きて腐海をさ迷っている事を知らされ[9]、蟲の群れを追って少年を救出する為、ワイヤーが切れ同じく腐海に不時着した風の谷の小型貨物グライダー・バージで、人質として同行していた城オジたちに「1時間後に戻らなければ谷に帰れ」と言い残して、単身メーヴェでその場を離れる。ナウシカは墜落後に地蟲[10] (じむし) と翅蟲 (はむし[11]) から逃げ回っていた少年をすんでのところで救い出すが、後ろから翅蟲の体当たりを受けメーヴェの体勢を崩し地面に墜落、彼女は気絶する。そして少年と共に流砂に飲み込まれ、腐海の底に落ちる。過去に幼い彼女が王蟲の幼生 (赤ん坊[12]) と遊んでいたが、彼女の前で大人たちがその幼生を捕まえてしまった夢を見る。夢から覚めたナウシカは、腐海の底に広がる清浄な空間の水と砂が、城の地下で父や谷の人の病気の治療法を探す為に、自身が腐海植物を育てるのに使っていた、井戸水及び井戸の底の砂と同じである事から、腐海が毒素に満ちた大地を浄化する為に存在しているという確信を抱く。そして先程助けた少年―ぺジテのアスベルと再会し、彼が大型船の墜落事故で死去した少女ラステルの双子の兄だった事を知る。

翌朝[13]、一路アスベルの故郷であるぺジテ市へ向かった二人であったが、街は大量の蟲の死骸に覆われ破壊され尽くしていた。トルメキア軍と蟲の激戦の跡や、アスベルが以前から聞いていた報復計画からぺジテ市に残留していたトルメキア軍を打倒する為、ぺジテ市民が蟲を利用して街ごと襲わせていた事を二人は悟る。愕然とし憤るアスベルをよそに、トルメキアに奪われた巨神兵の胚が風の谷にある事を突き止めたペジテ市長は、王蟲の群を誘導して風の谷を襲わせ、トルメキア軍を全滅させ巨神兵を奪い返す計画を立てていた。ナウシカはその非道な作戦に憤り、計画を中止するよう訴える。しかし訴えは聞き入れられず、谷へ知らせに戻ろうとしたナウシカは、ぺジテ市民が乗る大型貨物飛行艇・ブリッグに監禁されてしまう。

その頃風の谷では、トルメキアの船と共に谷に運び込まれた胞子を全て焼却したはずだが、一部が残留し貯水池の周囲の森の木々に付着してしまい、瘴気を吐き始めるという一大事が起きていた。谷を守る為に森を焼き払わざるを得なくなった事で、谷の民の怒りが頂点に達し、暴動が発生する。住民たちは、谷と酸の湖の間の砂漠の中にある宇宙船の残骸の中に立て籠り、ナウシカを待つ。

ナウシカはブリッグに乗船していたラステルの母の計らいと協力により、ぺジテの少女と身代わりで入れ替わる事で監禁部屋を脱出する。しかし、そこにコルベットが急襲し、たちまちブリッグの船内は制圧されていく。船からの脱出をためらうナウシカだったが、アスベルによってメーヴェごと空中へ押し出され、迷いを振り切るように谷へと向かう。それに気づいたコルベットがブリッグから離脱して襲い掛かるが、城オジのミトとユパが乗るガンシップが駆けつけ、コルベットを粉砕する。そして、ブリッグに飛び移ったユパによってブリッグ内部の争乱は鎮圧される。

ミトと共にガンシップに乗り、全速力で谷に駆けつけんとするナウシカ。その頃初めて風がやみ、不気味なまでの静けさと共に膠着 (こうちゃく) 状態が続いていた風の谷。ナウシカたちは怒り狂って谷へ向かい砂漠を暴走する王蟲の群と、王蟲を谷へ導く為に傷つけた王蟲の仔 (こ) を吊り下げ酸の湖上を飛ぶ、ペジテ市の飛行ガメ (小型浮揚装置) を発見する。非道なやり口に憤りつつ、ナウシカは穏便に事態を収束する為、仔を群に帰す事を試みるべく、一人メーヴェに乗り移って飛行ガメへと接近する。風の谷ではガンシップが降り立ち、ミトから王蟲の襲来が知らされる。ナウシカは飛行ガメのパイロットたちに話を聞くよう説得するが、彼女を敵と思い込んだ彼らは銃撃を繰り返すばかりだった。ナウシカはメーヴェの上に仁王立ちになり、身を捨てて飛行ガメに飛び込み、酸の湖の中州へ墜落させる。怖がる仔に寄り添いながら群を待つナウシカだったが、湖に向かっていた王蟲たちは谷の外縁からのトルメキア兵の攻撃により、怒りに我を忘れ動きを止めず、向きを変え湖の横を通り過ぎ、谷へと突き進んでいく。ナウシカは自分や仔と同じく中州に落ちた飛行ガメのパイロットたちを銃で脅し、自分と仔を群の先に運んで降ろすよう命じる。

程なくして王蟲の群が谷に近づき、刻一刻と破滅の時が近づいて来る。クシャナは不完全な状態で巨神兵を無理やり孵化させ、圧倒的な威力の光線によって王蟲たちを死滅させようと試みる。しかし巨神兵の肉体は攻撃の反動に耐え切れる状態ではなく、2発の光線を放つとどろどろに腐り落ちていった。

絶望の最中、王蟲の仔とナウシカを吊り下げた飛行ガメが王蟲の群の正面に現れ、二人を降ろして去っていく。静かなまなざしで群を見つめるナウシカは、仔もろとも群の突進を受けて弾き飛ばされてしまう。谷の民が入っている廃船にトルメキア兵が避難した後、その船が王蟲たちの突進によって崩壊し始めた時、王蟲の眼の攻撃色が消えていき、動きが止まる。身をもって谷を守ったナウシカの姿に人々が泣き崩れる中、地に倒れて死んだナウシカを囲うように集った仔を含む王蟲たちは、仔を群に帰してくれた彼女に感謝し彼女を触手によって宙に持ち上げていく。朝日が昇り風が吹き始める中、ナウシカは蘇り目を覚まし、驚き辺りを見回し、下を見て仔の無事を確認。彼女は止まってくれた王蟲に感謝し、王蟲たちの金の触手に支えられながら歩き出す。さながらその姿は、青き衣の者の伝説を体現したかのようであった。その後、無人のメーヴェが空を飛び、風が吹いている事に人々は気づいた。

エンディングで、谷に群れ集まった王蟲たちは森へ帰っていった。クシャナはナウシカと和解して風の谷から去り、人々は焼き払われた森を取り戻す為の植林に精を出し、アスベルはユパと共に旅に出た。

腐海の底に落ちたナウシカのヘルメット[14]の脇で、こぼれ落ちたチコの実から芽が出ていた[15]

原作との違いと共通点[編集]

映画の制作準備のため、原作漫画の連載は『アニメージュ』1983年6月号にて一時中断された。この時点では単行本第3巻のはじめの部分 (住民が全滅した集落で、ナウシカが蟲に襲われる場面) までが描かれていた。映画版では単行本第2巻途中(66ページ)、王蟲の群れが暴走するエピソードまでを扱い、設定や展開を脚色している。

以下に原作と映画版のおもな相違点と共通点を記す。登場人物に関しては「風の谷のナウシカの登場人物」を参照。

時代設定[編集]

原作・映画共にセラミック時代終末期[16]。重くて錆びる金属に代わる一般的な素材として、千年前の遺物で軽くて錆びない硬質セラミックが[17]、ナウシカのセラミック刀[18]、トルメキア装甲兵 (親衛隊) の甲冑[19] (クシャナのセラミックの鱗状の甲冑は、原作ワイド判第3巻表紙絵等は、映画の装甲兵同様銀色、映画は金色) 、航空機等に使用されている (下記の通り巨神兵のセラミックの骨格により、千年前もセラミック時代である事を示唆している) 。

勢力図[編集]

原作はトルメキアと土鬼 (ドルク) 諸侯連合の二大勢力の紛争 (トルメキア戦役) に、風の谷やペジテ市等の小国 (辺境諸国。腐海の周辺の国々の事) が巻き込まれる構図。辺境諸国は自治国だが[20]、トルメキアの事実上の属領[21]。映画に土鬼は登場せず、トルメキアがこれらの小国に侵攻する構図となっている。また、小国はトルメキアと盟約を結んでおらず、属領ではない。
トルメキア
原作は大陸の東端 (半島の先端) (原作ワイド判の見返しの地図に、この国と腐海の間に風の谷やペジテ市を含む辺境諸国や山脈がある) に位置し、風の谷やペジテ市等の辺境諸国と盟約を結ぶ[22]王国だが、映画は国号もトルメキア帝国で[23]、遥か西方 (大陸の西端とも考えられる) (この国と風の谷の間に腐海がある[10]。恐らく首都は腐海から遠い) に存在する強大な軍事国家であり、ペジテ市で発掘された巨神兵を奪取しに来た侵略者として描かれる。王族同士の権力争いは描かれず[注 3]、辺境諸国統合の司令官となったクシャナのみ登場する。また、戦車 (自走砲[10]) や「大型船」等、原作に無かった技術を有している。トルメキア兵の内、コルベットに乗りこんでいるコマンドは、原作にだけ登場する蟲使いと似た形状のヘルメットとマスクを装着している。
風の谷
原作はトルメキアとの盟約に従い、ナウシカが城オジ達と共にクシャナの部隊の南下作戦に従軍する[24]。その後は物語にほとんど登場しない。映画はトルメキア軍によって占領され、巨神兵の卵の培養地となった為、ペジテ市の残党により王蟲の暴走の標的とされる。上記の原作の地図で腐海に近く、トルメキアのある半島の付け根の山脈の近くの北東の海岸。映画は原作同様に腐海に近く、海岸にあるが方角は不明 (恐らく東) 。原作・映画共に人口500人[25]。酸の湖 (原作や映画資料集の表記[26]。映画の台詞は「酸のうみ[27]」) は、映画は風の谷と腐海の間の砂漠の中[28]で、原作は辺境諸国と土鬼諸侯連合のほぼ中間に位置する腐海の中。原作・映画共にこの湖は強酸性の水の為、水中も岸も中州もカビ (菌類) も生えず、本来は蟲も近づかない。岸や中州は瘴気マスク[10] (防瘴マスク[29]) なしで呼吸できる。原作で湖岸が一時的にクシャナ軍の宿営地になった。原作は下記の結末の項の通り一匹の王蟲が湖に入って溶けるが、映画はその場面はない。原作は宿営地に向かい酸の湖上を飛ぶ飛行ガメが中州に着地した王蟲の仔により中州に墜落し、土鬼の乗組員二人は湖に投げ出されて死に、飛行ガメの中で前述の二人の足元の外からは見えない所にいる乗組員二人は、飛行ガメの墜落時の衝撃で死ぬが、映画のペジテの乗組員二人は上記のあらすじ通り死なない。原作・映画共に風の谷の近くの海は、風の谷から見ると砂漠 (腐海) と逆方向。この海は上記の原作の地図と本文は「塩の海[30]」と表記。原作の城に風車はない為不明だが、映画は城の大風車で地下500メルテ[31] (作中の長さの単位。1メルテは1m程[32]。もっと長いリーグという単位もあり、1リーグは約1.8km[33]) から水をくみ上げる井戸の他、谷中に小さな風車があり深さは不明だが地下水くみ上げ[34]井戸。原作でナウシカが言ったのは、谷中にある小さな風車の事だと思われるが、地下100メルテから水をくみ上げる[35] (井戸) 。原作・映画共にくみ上げた水は森 (この森が原作は500年水源[36] (貯水池) を、映画は300年貯水池[37]を守っていたが、原作はトルメキアの船に付着した胞子が、この森の一本の木に付着、原作の胞子は瘴気を出す前だったが、この木を[36]、映画は上記のあらすじ通りこの森を燃やす[38]) の中の原作・映画共に人工の貯水池[39] に寝かせてから、農業用水や沸かして飲料水にする。原作はないが、映画は風の谷と腐海の間の砂漠の中に蟲よけの塔があり、人は登れず、先端の風車の回る音で蟲を近づけさせない[29]。原作はないが、映画は風の谷の入り口に巨大な砂さけ柵があり、谷に瘴気を含む砂煙を吹き込ませない為、石の塔の間の布張りのウィングが風で回り砂を吹き上げる[40]。映画終盤で風の谷の人々が立て籠った宇宙船の残骸は、原作も砂漠の中の辺境で塩の海に近いが、映画と違い周辺に鉱山町 (この町から見ると塩の海は腐海と逆方向) があり、腐海・風の谷・酸の湖から遠い為立て籠らない。原作・映画共に人々は風の神を信じ[41]、風使いという風により運ばれる瘴気や砂塵から人々を守る為、大気の流れや断層等を読み取る能力を持つ者がいて[42]、ナウシカは風使い[43]、メーヴェは風使いの乗り物。原作はないが、映画序盤でナウシカが持つ風使いの杖があり、1m前後で一端が六角レンチでクランクやフックやハンマーにもなる[44]。トルメキア兵に対し武器として使い、折れた (恐らくセラミック製) (映画オープニングと本編序盤とエンディング (恐らく新しい物) でこの杖がメーヴェに長銃と共に収納されている) 。映画は不明だが、原作の風使いは風を目で見る能力がある[45]。原作・映画共に風の谷にチコの実という木の実があり、小粒だがとても栄養があり携帯食や非常食になり気つけにもなる[46]
ペジテ市
原作・映画共、地下で発掘された巨神兵を狙うトルメキア軍に侵攻され大半の市民が虐殺されている。原作は (恐らく映画も) 巨神兵が発掘されたのはトルメキア侵攻の一年前の暮[47]。原作のトルメキア侵攻は後述のブリッグ墜落の前日[48] (恐らく映画も大型船墜落の前日) 。工房都市国家。上記の原作の地図と本文で[49]、風の谷の隣国で腐海に近く、風の谷の北西の砂漠の中。映画も原作同様に砂漠の中だが、方角及び腐海との距離は不明。原作はトルメキアの追撃をかわす為腐海に入った避難民 (ラステルを含み、女性と子供だけ) を乗せたブリッグが蟲に襲われ墜落[50]、アスベル以外の市民 (男性はトルメキアと戦い死亡した模様) は全滅する。映画は生き残りの避難民達が、ペジテ市に駐留するトルメキア軍を壊滅させる為に人工的に王蟲の暴走を起こし、自らの手でトルメキア軍もろとも街を腐海に飲み込ませ滅ぼした。さらに風の谷に駐留するトルメキア軍を全滅させ、トルメキア同様に腐海の焼却に使う目的で巨神兵を奪い返す為、谷にも王蟲を暴走させようとしており、ナウシカの抵抗にあう。原作はないが、映画は腐海との間にエトナ山脈[29]があり瘴気は届かない。原作は地下の千年前の遺跡からエンジンやセラミック等を500年前から発掘し製品に加工供給していた[51]。映画は宇宙船寄生都市とも呼ばれ宇宙船の残骸を使い製品を生産していた[10]。原作はないが、映画で巨大なセンタードーム (中央ドームとも表記) があったが、王蟲に食い破られた[52]。イメージボードのこのドームはトルメキアの戦艦が入っている設定で、元々は巨神兵を収納する為に建設した設定だった[53]

巨神兵[編集]

原作も孵化させる前は、トルメキア・土鬼共に戦争に勝つ為生体兵器として使おうとしたが、後に知性を持つ巨大人型人工生命体として描かれる。だが、映画は生体兵器としての面が強調され、トルメキア・ペジテ共に腐海を焼き払う為の道具として、また、トルメキアが軍事目的で使おうとした。詳細は「巨神兵」を参照。絵コンテの段階は巨神兵と王蟲の戦闘場面が描かれていた[54]。初期映画後半シノップシスは、巨大ロボットとしての巨神兵 (本編同様孵化させるには早過ぎ体が不完全) にクロトワが乗り込み操り、クシャナと兵士が王蟲の群から逃げる為乗ろうとしたバカガラスを一撃で破壊後 (クシャナは負傷するだけで死なず兵士も生き残る) 、群を一撃するが全滅させられないまま、直後に巨神兵とクロトワが死亡する展開だった[55]。原作は超硬質セラミックの骨格[47]、映画資料集はセラミックの骨格と合成タンパク質の肉体[10]。原作第1話の冒頭文の「火の七日間」と呼ばれる戦争によって、都市群は有毒物質をまき散らして崩壊したという記載と、映画でナウシカが「 (毒で) 汚れているのは (風の谷を含む世界中の) 土[56] (の表層) 」「人間が (世界中の井戸水の貯水池等の地表の水を) 毒水に変えた」と言っており、原作で口と[57]、額から[58]、映画で口から[59]出す光線は有毒である事を示唆している。原作は風の谷近くの腐海の縁の上空でナウシカの乗るガンシップと遭遇した、ラステルを含むペジテの避難民の乗ったブリッグが蟲に襲われ墜落後、ラステルが死ぬ直前にナウシカに兄に渡すように託した、巨神兵と関係のある秘石があるが[60]、映画はない。原作は肩と背中の複数の突起を使い空を飛ぶが[61]、映画オープニングタペストリーの千年前の世界の「火の七日間」と思われる絵の途中の、巨神兵製造場面及び巨神兵が口から火を吐く場面の背中等の突起[62]、壊れた街の上空を飛ぶ鳥のような巨神兵らしきものの絵を除き[63]、本編は化石の肩等[64]及び胎児の背中の突起[65]以外に突起はなく空を飛ばない。

腐海[編集]

人類によって汚染された大地を浄化する為にこの星が生みだした生態系という仮説は、原作序盤も語られている。しかし、原作終盤に、腐海は自然発生したものではなく旧文明の科学力により創出された浄化装置の一種である事が明かされる。詳細は漫画の腐海の項を参照。原作・映画共にナウシカが、人間や家畜がマスクなしで腐海に入ると、瘴気により5分で肺が腐り死ぬと言った[66]。原作・映画共に瘴気は重く[67]、原作で (恐らく映画も) 瘴気が届きマスクが必要なのは10リーグまでの近距離[68]。原作・映画共に生きた植物に腐海植物の胞子が付着すると2、3日で菌糸が伸び (恐らく生物の死体に胞子が付着した時も同様) 、その植物を内側から枯らし[29]、その後発芽する。原作ワイド判第5巻と第6巻の見返しのイラストと映画で、腐海植物が発芽し胞子を飛ばす時と、成木がつける花と呼ばれる胞子嚢から胞子を飛ばす時に (原作・映画共に[69]ナウシカが「ムシゴヤシが午後の胞子を飛ばしている」と言っており、腐海植物が胞子を飛ばす時間が決まっている事が分かる) 、瘴気を出す。上記の風の谷の項の通り原作・映画共に腐海植物は燃えやすく熱に弱い[70]。原作・映画共に腐海の周辺に住む人や家畜や作物は、わずかに届く瘴気で死産及び、ジルと城オジ同様病気にかかり[71]、死ぬ事が多い。平均寿命も短い模様 (登場人物の年齢設定によると成人後は早く年を取る模様) 。映画ラストシーンの腐海の底でチコの実の木の芽が生え始めているのが映る事から[15]、腐海の底が将来は「青き清浄の地 (つまり緑色の葉や茎を持つ草木が生えた清浄な大地の事) 」になる事を示唆しているが、原作も腐海は「青き清浄の地」と関係があるが、原作の「青き清浄の地」の場所は違う。
王蟲の仔
原作・映画共に王蟲の仔 (王蟲の詳細は漫画の腐海の項を参照) を捕まえて傷つけ飛行ガメ[72] (飛行ポッド[34]) から吊り下げて王蟲の群をおびき寄せる事は共通しているが[73]、原作の囮 (おとり) の王蟲の仔は、ナウシカが「私が知る限り12回は脱皮する王蟲の子を捕らえる事は不可能。腐海の中では」と言っており[74]、腐海の中では人間が捕まえる事はできない為 (原作・映画共に夢の中の回想場面で、幼いナウシカと腐海の外で遊んでいたが、大人達に捕まった幼生 (この幼生は彼女のいない所で殺された模様) と同様に幼生は成虫のいない所では簡単に捕まえたり殺したりできるし、テレパシーで成虫を呼ぶ事もない模様) 、以降の展開への伏線となる。映画の腐海の中でペジテ市民が囮の仔を捕まえた方法は不明。原作と映画の囮の仔の大きさはほぼ同じに見える。

結末[編集]

傷つけた王蟲の仔を囮にして王蟲の群を怒らせて暴走させるという作戦は、原作は土鬼軍が酸の湖岸のクシャナの部隊の宿営地に対して仕向ける。その後中州に着地した仔と共にいたナウシカが、クシャナ軍のコルベットに乗り込み仔を運ばせ、暴走を止めた群の前に仔と共に降り立ち、仔を群に帰す[75]。ナウシカは仔を群に帰してくれた彼女に感謝する王蟲達の金色の触手によって空中へ持ち上げられ、触手により片足のやけどを治療してもらい感謝した[76] (この傷は下記の酸の湖の水によるもの) 。映画はペジテ残党が風の谷 (巨神兵を擁するトルメキア軍の駐留地) に対してこの作戦を行い、ナウシカが仔と共に暴走する群の前に立ちはだかり、身を犠牲にして王蟲の怒りを鎮める。暴走を止めた群の中で倒れて死んだナウシカを、仔やその他の王蟲達が金色の触手によって空中に持ち上げ、彼女は蘇る (この時ナウシカは左肩と右足を怪我している。その傷はペジテ市民の銃による左肩と右足首の傷と[77]、後に対岸にいる群に近づく為、中州に墜落した仔が湖に入るのを止めようとして右足が水にひたった時のやけどである[78]。この両方の傷も王蟲は触手で治療してくれた[79]) 。なお原作は対岸にいる群に近づく為、湖に仔が入るのを止めようとしてナウシカの片足が水にひたった後、すぐに仔の体から流れ出た体液にやけどした片足が触れた為、体液が酸を中和してくれた[80]。原作は群の暴走の停止後、彼女は群の前に立つので死なない他、原作は風の谷及び王蟲とトルメキア兵が戦う展開ではなく、普通に土鬼軍とクシャナ軍が戦争している最中に起きた出来事になっており、敵味方全員が観客のように彼女の行動を見守るという展開にならなかった為、一部の人しか彼女の勇姿を見ていないという、映画結末と展開が似て非なる形になっている。なお映画はナウシカの蘇生を皆で喜び戦いを中止したトルメキア軍も引き上げ、エンディングに突入するという大団円で終わったが、原作はやけどした片足が仔の体液に触れた場面の直後、ナウシカは止めようとしたが、中州にいる仔に近づく為、対岸にいた群の中の一匹の王蟲が湖に入って溶けるのを見て、群が湖に入るのを止め[81]、上記の通り仔を運ばせ、群に帰す[75]。その後クシャナ軍が壊滅したが、土鬼軍が辺境諸国を占領しようとしている事を知った上、王蟲の群が土鬼に行こうとしている事も知り、城オジ達をガンシップで谷に帰し (他の辺境諸国の族長達も国に帰った) 、ナウシカ一人だけ王蟲の後を追う為クシャナ達と共にコルベットに乗り土鬼の戦場に向かう。
原作は腐海の底でメーヴェに乗るナウシカが翅蟲達に襲われ、腐海装束の上着が破れたし[82]、腐海の底で会ったアスベルと共に腐海の底から腐海上空までの脱出時、彼女は身軽になる為上着の下に着ていた胴ヨロイ等を脱ぎ[83]、下着と長ズボンと靴とポケット (ポシェットの事) しか身につけていなかった為、その後腐海上空で土鬼の飛行船に乗る土鬼のマニ族と遭遇、マニ族の老婆の死んだ娘の青くない上着をもらって着ており[84] 、映画は下着と長ズボンと靴はそのままで、上着とスパッツとポケット (手袋も) を (セラミック刀はペジテ市民に取り上げられた模様) 、ペジテの身代わりの少女の赤い上着と交換して着ていたが、原作は中州にいる仔にナウシカが寄り添った時、仔の体から流れ出た体液で[85]、映画は中州にいる仔が湖に入るのを止めようとした時、仔の体からふき出した体液を浴びて[86]、青く染まった。「青き衣の者」伝説の具現と呼ぶのは、原作は盲目のマニ族僧正[87]、映画は盲目の大ババである[88]。映画の青き衣の者は、タイトルバックは背景が青いので白い服で白い翼のある女性[89]、オープニングタペストリーも空飛ぶ白い翼の青い服の女性[90]、本編のジルの部屋の壁の旗は金色の鳥を連れた金色の服の男性[91]、大ババの想像も橙色の鳥を連れた青い服の男性[88]として描かれている。
宮崎の絵コンテでは、結末は突進してくる王蟲の前にナウシカが降り立つ場面で終わっていた[92]高畑勲鈴木敏夫は娯楽映画としてカタルシスが足りないと考え、一旦死んだ後蘇るという案を提案し、公開間近で焦っていた宮崎はこれを受け入れた[92](ほかに「ナウシカが死んで永遠の伝説になる」という案も検討された[93])。これについて宮崎は、映画を宗教的な画面にしてしまったことへの想いから、宿題が残った映画であると振り返っている[94]。鈴木は「いまだに宮さんはあのシーンで悩んでいますね」[92]と述べている。
押井守は演出で強引に結末へと持っていったことに関して「あそこは納得できません」としている[95]。後年には「宮さん流の『宇宙戦艦ヤマト』なんですよ。色々粉飾をこらしているけど、特攻隊精神が充満している」[96]とも述べている。

制作[編集]

映画化までの経緯[編集]

宮崎はアニメージュ編集部の依頼を受け、同誌1982年2月号から『風の谷のナウシカ』の連載を開始したが、11月にテレコム・アニメーションフィルムを退社してフリーとなり、一時『ナウシカ』の漫画連載が唯一の仕事となる。この状況を知った尾形英夫編集長から、同誌主催のイベント「アニメグランプリ」で上映する10分程の短編としてアニメ化する事を提案され、主人公ナウシカの幼少期を描くプランを提示したが、結局実現しなかった[97]。次にOVAの企画があがり、70分程度ならばと受諾したが、採算が合わないという理由でこの件も消滅した[98]。最後に長編アニメ映画案が上がり、尾形編集長が徳間康快徳間書店社長から共同出資するパートナー企業をつけることを条件に承諾を得た[98][99]

当時、徳間グループ傘下には映画会社の大映があったが、アニメへの理解とノウハウがなかったため製作に関わらず、徳間書店自らが製作を行っている。条件だった共同出資社は、『テレビランド』誌でつきあいのあったバンダイが浮上するも出資は実現せず、広告代理店大手の博報堂近藤道生社長と徳間康快がトップ会談で出資が決定[100]。博報堂には宮崎の弟が勤めていたことも幸いし、映画化と全国ロードショー公開が実現することになった。

配給する東映にとっては当初マイナー作品の扱いで宣伝に熱が入ってなかったが[101]、徳間康快が親しかった岡田茂社長に「もっと力を入れて欲しい」と頼み、岡田が現場に尻を叩いた[101]。公開前には徳間康快指揮の下、徳間ジャパンなども含めたグループ総動員で宣伝活動がなされた。

宮崎はアニメーションにならない世界を描くつもりで『ナウシカ』を執筆しており、実際に映画化が決まると困惑したという[102]。それでも「アニメーションをやるには『ナウシカ』しかないって言うんだったらやってみよう」[102]という思いで制作作業に取り組んだ。

制作体制[編集]

映画は1983年になって始動し、同年5月、プロデューサーに高畑勲が選ばれる。長年宮崎と仕事を組んで来た仲間であり、宮崎の指名によるものだった。当初、自分はプロデューサー向きではないと渋ったものの、アニメージュの鈴木敏夫副編集長の説得により受諾し[103][注 4]、8月から作画に取りかかる。

制作拠点となったのは、宮崎や高畑の東映動画時代の同僚である原徹たちが運営し、主に海外合作を手がけていたトップクラフト。ここに宮崎らはフリーで参加するという形を取る。当初、宮崎らはテレコム・アニメーションフィルム日本アニメーションを制作母体とすることを考えていた[104]。テレコムは長編アニメーション制作を目的に設立された会社で『ルパン三世 カリオストロの城』もここで制作された。宮崎や高畑は籍を離れたとはいえ、大塚康生などかつての仲間たちも在籍している。宮崎の考える制作環境としてはうってつけだったが、同社は『NEMO/ニモ』の準備に忙しく、一部スタッフが手伝い程度に参加するに留まった[105]

鈴木によれば、宮崎・高畑コンビが在籍した会社はそのあとダメになるという通説のため、制作拠点探しは難航し、本作の成功後も状況は変わらなかったという[106]。次作『天空の城ラピュタ』ではトップクラフトを改組する形でスタジオジブリを設立し、以降の宮崎と高畑の長編アニメーション映画を制作する拠点となった。

本作には、それまで宮崎と付き合いのなかった新しい顔ぶれのスタッフも多数参加している。宮崎や高畑が要求する高いレベルのスタッフがトップクラフト内だけでは不十分だったこともあり、2人が過去に関係した人材のみならず、尾形英夫ら「アニメージュ」関係者も、取材を通じて知った人材などをスカウトしてスタッフが集められた[107]。本作で原画で参加したトップクラフトのアニメーターは4、5人程度で、原画マンも動画として参加させるほどスタッフを淘汰していたという[108]

作画監督はテレビ時代の東映動画の中心アニメーターであるOH!プロダクション小松原一男。美術監督の中村光毅は、神秘的な腐海の背景制作を担当した。原画にはタツノコプロ系のなかむらたかしや、「金田パース」という独特の作画で人気だった金田伊功、後に『新世紀エヴァンゲリオン』で名を馳せる庵野秀明などが集結している。金田は宮崎アニメを支える有力スタッフとなり、1997年の『もののけ姫』まで連続して参加した。

本作の制作協力を担った主なアニメ制作会社の内、現在もTVアニメなどの制作に関わる会社は動画工房スタジオ雲雀AICオープロダクションなどである。

制作技法[編集]

王蟲の登場シーンでは巨大さと重量感を表現するためにハーモニー処理[注 5]が用いられ、さらに体節の動きを再現する為に、パーツをゴムで繋いで伸縮させるゴムマルチという方法で撮影している[109]。王蟲の鳴き声は当時BOØWY[注 6]に在籍していた布袋寅泰によるギターの音が使われた[110]

劇中の防毒マスク装着時の会話シーンの収録は、様々な試行錯誤の末、紙コップにゴムをつけた特製マスクを声優が装着して行われた[111]

音楽[編集]

音楽は、後の宮崎作品にも関わっていく久石譲が担当している。当初、久石は公開前年の1983年に映画に先行して発売された漫画版を元にしたイメージアルバムのみの担当で、映画の劇伴音楽は安田成美の歌うシンボルテーマソングを作曲した細野晴臣が担当する予定であった。細野以外には坂本龍一高橋悠治林光らが候補だったという[112][113]。しかし、宮崎と高畑がイメージアルバムを気に入ったため、久石が本編の音楽にも起用された[114]。久石のイメージアルバムへの起用は徳間グループ系列のレコード会社であるジャパンレコードから過去にアルバムを出していたことから関係者の推薦で[112][113]、それまで宮崎も高畑も久石の予備知識は何もなかったという。映画の作曲者を久石に決定した高畑は起用の理由について、イメージアルバムの内容に加え、音楽への理解が深く教養があることや、色々な曲を知っており映画音楽として助かることなどを挙げていたという[115][116]。映画の音楽打ち合わせは主に高畑と久石の間で行われたが、議論は常に白熱し当日の昼から始まった打ち合わせが翌日の明け方まで続くこともあったという[117][118]

本編のサウンドトラックは50名編成のオーケストラ[119]プロフェット5リン・ドラムMC-4DX7などの機材を中心に、ケーナタブラダルシマーなどの民族楽器を使用し制作された[120][121][122][123]。「ナウシカ・レクイエム」などに使用されたフェアライトCMI矢島賢、矢島マキ夫妻がスタジオで所有していた物を借りて作られた。久石はナウシカの仕事が終わるとすぐにフェアライトを注文した[124]。当初、宮崎はヴラジーミル・ヴィソツキーの「大地の歌」を主題歌に使用したいと考えていた[125]。しかし版権の問題で使用することが出来なかったため、それなら自分たちで曲を作ろうと高畑・久石と3人で話し合い、歌手を呼びレコーディングを行ったがその楽曲はお蔵入りとなり、エンドロールにはメインテーマ「風の伝説」が使用された[126]。映画で使われている「遠い日々」は、当時4歳だった久石の娘、麻衣が歌っている[124]

反響[編集]

1984年度のアニメグランプリ日本アニメ大賞の作品部門をダブル受賞。また、映画雑誌ではベストテンに選出され、新聞のコラムでは「女性原理の主張」や「自然との共生」という視点を賞賛される[127][128]など、アニメの枠を越える評価を受けた。国内外で複数の映画賞を受賞し、アニメーション作家としての宮崎駿の知名度を引き上げる作品となった(受賞・推薦節を参照)。

観客動員は約91万5千人、配給収入は約7.4億円。当時のアニメ映画としては大ヒットとはいえず[注 7]、この作品が多くの人に知られるには翌年のテレビ放映以降まで待たねばならなかったが、その後のソフト販売・レンタルでは一般映画に並ぶ売上げを記録した。オリコンランキングでは、1997年発売のVHS版[129]、2003年発売のDVD版[130]、2010年発売のBlu-ray版[131]が各部門1位を獲得しており、史上初の同一作品による3部門制覇を成し遂げている。

サウンドトラック『風の谷のナウシカ〜はるかな地へ〜』はオリコンアルバムチャートで最高8位[132]安田成美が歌うシンボルテーマソング『風の谷のナウシカ』は同シングルチャートで最高10位[133]を記録した。

宮崎は興行的成功については「ものを作るチャンスがまた巡ってくるかもしれないと思って、ほんっとにホッとしたんですよ。運が良かったと思って」[134]と語っている。映画としては原作漫画の途中までしか描かれていない不完全な作品とし、自身ではあまり評価していない[135]。原作完結後の1997年に公開された『もののけ姫』は、テーマが本作の延長線上にあり比較されることもある。

宮崎は映画のラストが予定調和であることを認めており、力が足りずにああせざるをえなかったと語っている。二時間では他の収め方がなく、ああいうものを作りたかったこともたしかで、否定はしないけれどクリスマスの奇跡映画のようなものを作ってしまったという後ろめたさもあるという。映画の続編を作らない理由は、マンガで結論が出なかったのに、映画になったらもっとわからないからだと説明している[136]

再上映[編集]

2020年新型コロナウイルスの流行によって新作映画の供給が困難になったことを受け、同年6月26日から8月まで全国の映画館で本作の再上映が行われた[1]。本作の冒頭は「世界野生生物基金 (WWF) 推せん」という文字とロゴマークであるパンダが表示されているが、今回のリバイバル上映ではトトロの描かれているブルースクリーンに差し替えられての上映となった。興行収入は7.3億円[137]

再上映時の週間興行順位の推移
上映週 週末日付 順位 備考
1 2020年06月27日-28日 3位
2 2020年07月04日-05日
3 2020年07月11日-12日 [138][139]
4 2020年07月18日-19日 4位 [140]
5 2020年07月25日-26日 5位 [141]
6 2020年08月01日-02日 [142]
7 2020年08月08日-09日 9位 [143]

備考[編集]

スタジオジブリ作品としての扱い[編集]

前述のように、この作品の制作会社はトップクラフトであり、厳密にいえば、制作・公開後に設立されたスタジオジブリの作品ではない。しかし、『金曜ロードショー』にてテレビ放送[注 8]される際には冒頭でトトロの描かれているブルースクリーンが表示されているほか、スタジオジブリが販売したVHSビデオ「ジブリがいっぱいコレクション」シリーズにも含まれていることなどから、社会一般からもスタジオジブリ作品の一つとして幅広く認知されている[注 9]

例として『もののけ姫』が公開される際、テレビCMにおいて大々的に宣伝がなされたが、そのナレーションにおいて「『風の谷のナウシカ』から13年(以下略)」という文句から始まっていたことからジブリの歴史が当作を起点としていることが証明されている。また、2016年9月公開の『レッドタートル ある島の物語』の公開を記念して過去の長編作品を劇場にて上映する企画がなされ、過去の作品の中から1作選んで投票する総選挙が開催され、投票可能な該当作品の中にも当作が含まれている。以上のことから、スタジオジブリ側も同社のシリーズ作品の一つとして公式に扱っている。

海外版[編集]

アメリカでは『Warriors of the Wind(風の戦士たち)』という英題を付けられ劇場公開された。これはロジャー・コーマンが創立したニューワールド・ピクチャーズ社の配給であり、腐海の浄化作用などの設定やナウシカの過去に関する描写は省かれ、日本で116分だった上映時間は95分に短縮されている。またナウシカが「ザンドラ姫」となっているなど、登場人物の名前も多くが改変されている。このバージョンを知らなかった宮崎は、朝日新聞1985年9月17日夕刊「いまアニメの時代」の連載3回目を読んで初めて知り、無断で改変されたことに激怒した[144]

『Warriors of the Wind』は同年にVHSビデオで発売されている。その後南アメリカやヨーロッパに二次輸出され、アルゼンチン、イギリス、スペイン、フランス、ドイツなどで改変された内容のままVHSがリリースされた。フランスではVIP Internationalから『Le Vaisseau Fantome(幽霊船)』の題で、Blue Kid's Videoから『La Princesse des Etoiles(星のプリンセス)』の題で発売された[145]

その後ディズニー配下のブエナ・ビスタ・インターナショナルがビデオ配給の権利を得て、改変が施されていないオリジナルバージョンが各国に配給されるようになった。後に2005年にナウシカの完全英語版がDVDで発売された[146]。この英語版では、ペジテ市長役でマーク・ハミルが出演している。

ディズニー製作の英語版はアメリカで、2017年にGKIDSファゾム・イベンツによってイベント上映され[147][148]、2019年にも字幕版と併せて751館で劇場公開された[149][150][151]

実現しなかった続編と外伝[編集]

1986年の『天空の城ラピュタ』特別試写会の際、挨拶に立った製作者の徳間康快はナウシカの続編映画を依頼しているが、宮崎が期待に応えてくれないことを明かし、今後も会う度にしつこく頼んだり手紙を出していくと語った[152]。漫画作品の連載がクライマックスを迎えた1993年頃には映画会社内で続編が企画されていたが、続編を作らない意向を貫く宮崎駿の反対により企画は立ち消えとなった[153]

原画として参加した庵野秀明は、後に作中の登場人物クシャナを主人公にした外伝を作りたいと申し出るが、宮崎駿は庵野の企画を「戦争ごっこをやりたいだけなのだ」とし、「くだらない最低のものになるのが決まっているから」と却下していた[154]。しかし2011年頃になって宮崎がアニメ映画『風立ちぬ』制作中に体調不良で病院で検査することになり、その際に死を覚悟して心変わりを起こす。庵野が『風の谷のナウシカ』をやることを許す気になり、宮崎は自分も亡くなった人の作品を原作にやりたいようにやったのだから、庵野もやるのなら原作通りではなく好きなようにやることを希望した[155]。自身で続編を制作することについては2013年9月の引退会見で明確に否定している[156]

声の出演[編集]

キャラクター 日本語版 英語版
ナウシカ 島本須美 アリソン・ローマン
アスベル 松田洋治
クシャナ 榊原良子 ユマ・サーマン
ユパ・ミラルダ 納谷悟朗 パトリック・スチュワート
大ババ 京田尚子 トレス・マクニール
クロトワ 家弓家正 クリス・サランドン
ジル 辻村真人 マーク・シルヴァーマン
ミト 永井一郎 エドワード・ジェームズ・オルモス
ゴル 宮内幸平 フランク・ウェルカー
ギックリ 八奈見乗児 ジェフ・ベネット
ムズ (表記なし) ジェームズ・アーノルド・テイラー
ニガ 矢田稔 マーク・シルヴァーマン
ラステル 冨永みーな エミリー・バウアー
ペジテ市長 寺田誠 マーク・ハミル
ラステルの母 坪井章子 ジョディ・ベンソン
テト 吉田理保子
少年
少女 グレイス・ロレク
コマンド 水鳥鐵夫
トルメキア兵
ペジテ市民
ペジテの少女 太田貴子 アシュレイ・ローズ・オル
ナレーター なし トニー・ジェイ

スタッフ[編集]

製作 徳間康快近藤道生
協力製作 原徹
企画 山下辰巳
音楽 久石譲
作画監督 小松原一男
原画 金田伊功丹内司なかむらたかし庵野秀明鍋島修賀川愛、吉田忠勝、才田俊次小林一幸、福田忠、小原秀一高坂希太郎渡部高志、池田淳子、羽根章悦、富山正治
高野登、林貴則、小田部羊一篠原征子、遠藤正明、二木真希子、吉田正宏、大久保富彦
動画チェック 尾沢直志、平塚英雄
動画 佐々木よし子、高橋幸江、田口裕美子、斉藤喜代子、水谷貴代、矢野順子、渡部由加里、祝浩司、飯田馬之介、坂元大二郎、長井和久、中村美子、谷沢泰史、讃岐平、前田真宏、多田幸子
華房泰堂、近藤方子、池田和洋、菊池通隆
動画協力 オープロダクション、スタジオぽっけ、草間アート、はしだプロ、AGU、動画工房、スタジオトト、スタジオ501、スタジオアトン、ランダム、ヤマトプロ
美術監督 中村光毅
背景 木下和宏、野崎俊郎、吉崎正樹、西村くに子、海老沢一男
デザインオフィスメカマン
三浦智、青木龍夫、岡崎得江、杉山祐子、岡田和夫、下野貴美子、今村立夫、下野哲人、富樫佳子、村井弘子、千葉薫、高波美好
スタジオビック
ハーモニィ処理 高屋法子
特殊効果 水田信子
色彩設計 保田道世
色指定 鈴木福男
仕上検査 荻原穂美
仕上 近江妙子、石井恵美子、古谷由実、菅野わか子、長嶺浩美、水間千春、山内真紀子、吉田政代、清水理智子、山室智弘
仕上協力 イージーワールドプロ、スタジオロビン、IMスタジオ、はだしプロ、新生プロ、遊民社、スタジオ2001、スタジオ雲雀、ホクサイ、ヤマトプロ、AIC、スタジオマリーン
撮影 白神孝始、首藤行朝、清水泰宏、杉浦守
高橋プロダクション
宮内征雄、平山昭夫、小林武男
アニメフレンド
橋本和典、小西一廣、横山幸太郎、相沢健四郎、菅沼清
撮影協力 スタジオ35
音響制作 オムニバスプロモーション
音響監督 斯波重治
整音 桑原邦男
音響効果制作 E&Mプランニングセンター
音響効果 大平紀義、佐藤一俊
音楽制作 ワンダーシティ
音楽プロデューサー 三浦光紀、渡辺隆史
音楽ディレクター 荒川勝
エンジニア マスタリング
レコーディング
大川正義
アシスタント 林雅之、すずきたけお
劇中歌 麻衣
CD制作 徳間ジャパン
平田久男
録音スタジオ 音楽収録 にっかつスタジオセンター、TAMCOスタジオ、C・A・Cスタジオ、一口坂スタジオ
台詞収録 新坂スタジオ
タイトル 高具秀雄
リスマーク 高具アトリエ
編集 木田伴子、金子尚樹、酒井正次
演出助手 棚沢隆、片山一良
制作担当 酒井澄
制作デスク 鈴木重裕
制作進行 押切直之、神戸守島崎奈々子
プロデューサー補佐 奥本篤志、森江宏
宣伝プロデューサー 徳山雅也
宣伝 脇坂守一、城石昌美、池田順子、熊谷淳
「風の谷のナウシカ」
製作委員会
徳間書店
小金井道宏、和田豊、小原健治、鈴木敏夫、亀山修、大塚勤
博報堂
佐藤孝、中谷健太郎、宮崎至朗
現像 東映化学
企画協力 アニメージュ編集部
アニメーション制作 トップクラフト
プロデューサー 高畑勲
チーフプロデューサー 尾形英夫
エグゼクティブプロデューサー 東海林隆
原作
脚本
監督
宮崎駿
徳間書店「アニメージュ」連載
配給 東映

吹き替え版[編集]

翻訳 シンディ・デービス、ドナルド・H・ヒューイット
翻訳監修 ウィリアム・コマル
録音 ランディー・コッピンガー
整音 ドシー・ケイン
台詞編集 ジュディス・アレイ、スティーブ・アルパート、コーリー・ハンセン、リンダ・ホーグランド、ジム・ヒューバート
音楽編集 トム・E・ダール
字幕 雨咲奈央
制作担当 デヴィッド・カーディフ
制作コーディネーター コーリー・ハンセン
アソシエントプロデューサー ネッド・ロット
プロデューサー リック・デンプシー、ライリー・ジャクソン
監督 ペトラ・バッハ

シンボルテーマソング[編集]

風の谷のナウシカ[157]
作詞 - 松本隆 / 作曲 - 細野晴臣 / 編曲 - 萩田光雄 / 歌 - 安田成美
  • 安田成美のファーストシングルとして、1984年1月25日に徳間ジャパンコミュニケーションズより発売された。映画公開前に「ナウシカガール・コンテスト」と銘打ちイメージガールを募集し、7600人あまりの応募者から後に女優となる安田がグランプリを獲得。当初、安田が歌う本曲を主題歌にする旨が発表されたが、宮崎と高畑が映画の内容と楽曲の乖離を理由に反対し、劇中本編で使用されることはなかった。しかし、予告編やテレビCMなどの映画プロモーションに使用され、シンボルテーマソングとしてエンドロールにクレジットされている[158]

受賞・推薦[編集]

日本[編集]

ここまでの出典[98]

海外[編集]

  • 第14回パリ国際SF&ファンタジー・フェスティバル 特別審査委員賞(準グランプリ)
  • ザグレブSF&ファンタジーフィルムフェスティバル 第1位
  • ローマ・ファンタジー&SFフィルムフェスティバル 第1位

ここまでの出典[98]

関連商品[編集]

映像ソフト
  • 風の谷のナウシカ VHS - 徳間書店/徳間ジャパン/徳間コミュニケーションズ 148AH-3 1984年3月21日発売
  • 風の谷のナウシカ Beta - 徳間書店/徳間ジャパン/徳間コミュニケーションズ 148AB-5003 1984年3月21日発売
  • 風の谷のナウシカ LD - 徳間書店/徳間ジャパン/徳間コミュニケーションズ 98LX-1 1984年4月21日発売
  • 風の谷のナウシカ VHD - 徳間書店/徳間ジャパン/日本エイ・ブイ・シー 98HD-1 1984年4月21日発売
  • 風の谷のナウシカ VHS - ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント 1997年9月19日発売
  • DVD(通常版) - ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント 2003年11月19日発売
    • DVD(ナウシカ・フィギュア セット) - ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント 2003年11月19日発売
    • DVD(コレクターズBOX) - ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント 2003年11月19日発売
    • DVD(宮崎駿監督作品集) - ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2014年7月2日発売
  • Blu-ray Disc[161] - ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2010年7月14日発売
    • Blu-ray Disc(宮崎駿監督作品集) - ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2014年7月2日発売
宮崎駿:著
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 1(1983年8月25日)ISBN 4-19-773581-2
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 2(1983年8月25日)ISBN 4-19-773582-0
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 3(1985年1月20日)ISBN 4-19-775514-7
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 4(1987年5月1日)ISBN 4-19-777551-2
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 5(1991年6月30日)ISBN 4-19-771061-5
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 6(1993年12月20日)ISBN 4-19-773120-5
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 7(1995年1月15日)ISBN 4-19-770025-3
  • 風の谷のナウシカ 豪華装幀本(上・下)(1996年11月30日)ISBN 4-19-860561-0ISBN 4-19-860562-9
  • 豪華装幀本「風の谷のナウシカ」(2巻組)(1996年11月30日)ISBN 4-19-869901-1
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻組(2002年8月25日)ISBN 4-19-210002-9
  • アニメージュコミックス ワイド判 風の谷のナウシカ トルメキア戦役バージョン 全7巻組(2003年10月31日)ISBN 4-19-210010-X
  • 風の谷のナウシカ―絵コンテ(1・2)(アニメージュ文庫)(1984年3月31日)ISBN 4-19-669522-1ISBN 4-19-669523-X
  • 風の谷のナウシカ(スタジオジブリ 絵コンテ全集1)(2001年6月30日)ISBN 4-19-861376-1
  • THE ART OF 風の谷のナウシカ(アニメージュ編集部編)(1984年6月20日)ISBN 4-19-814560-1
  • 風の谷のナウシカ―宮崎駿水彩画集(ジブリTHE ARTシリーズ)(1996年9月5日)ISBN 4-19-810001-2
映画出版
  • 風の谷のナウシカ GUIDE BOOK(アニメージュ増刊 ロマンアルバム)(1984年3月、復刻版2010年7月)ISBN 4-19-720309-8
  • 風の谷のナウシカ-ロマンアルバム (1984年5月、復刻版2001年5月)ISBN 4-19-720155-9
  • 講談社アニメコミックス61 風の谷のナウシカ 1(1984年4月11日)ISBN 4-06-174461-5
  • 講談社アニメコミックス62 風の谷のナウシカ 2(1984年4月25日)ISBN 4-06-174462-3
  • 講談社アニメコミックス63 風の谷のナウシカ 3(1984年5月18日)ISBN 4-06-174463-1
  • 講談社アニメコミックス64 風の谷のナウシカ 4(1984年5月30日)ISBN 4-06-174464-X
  • 風の谷のナウシカ(上)(徳間アニメ絵本)(1988年3月31日)ISBN 4-19-703624-8
  • 風の谷のナウシカ(下)(徳間アニメ絵本)(1988年3月31日)ISBN 4-19-703625-6
  • 風の谷のナウシカ 1(アニメージュ フィルムコミック)(1990年10月30日)ISBN 4-19-770101-2
  • 風の谷のナウシカ 2(アニメージュ フィルムコミック)(1990年11月20日)ISBN 4-19-770113-6
  • 風の谷のナウシカ 3(アニメージュ フィルムコミック)(1990年11月20日)ISBN 4-19-770114-4
  • 風の谷のナウシカ 4(アニメージュ フィルムコミック)(1990年12月20日)ISBN 4-19-770120-9
  • 風の谷のナウシカ トルメキア戦役バージョン(アニメージュ フィルムコミック 4巻組)(2003年10月31日)ISBN 4-19-210011-8
  • スタジオジブリ作品関連資料集 型録Ⅰ(ジブリTHE ARTシリーズ)(1996年6月30日)ISBN 4-19-860525-4
  • ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ(文春ジブリ文庫)(2013年4月10日)ISBN 978-4-16-812000-8
  • シネマコミック1 風の谷のナウシカ(文春ジブリ文庫)(2013年4月10日)ISBN 978-4-16-812100-5
音楽
  • 風の谷のナウシカ イメージアルバム 鳥の人…(カセット 25AN-13/LP ANL-1013)徳間ジャパンコミュニケーションズ (1983年11月25日)
  • 風の谷のナウシカ イメージアルバム 鳥の人…(CD TKCA-72716)徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版2004年8月25日)(オリジナル盤CD/1983年11月25日))
  • 風の谷のナウシカ シンフォニー編 〜風の伝説〜(CD TKCA-72718)徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版2004年8月25日)(オリジナル盤CD/1984年2月25日))
  • 風の谷のナウシカ ドラマ編 (CD TKCA-70135)徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版1993年7月21日)(オリジナル盤CD/1984年2月25日))
  • 風の谷のナウシカ サウンドトラック はるかな地へ…(CD TKCA-72717)徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版2004年8月25日)(オリジナル盤CD/1984年3月25日))
  • 風の谷のナウシカ BEST(CD)徳間ジャパンコミュニケーションズ(1986年11月24日)
  • 風の谷のナウシカ ハイテックシリーズ(CD TKCA-72719)徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版2004年8月25日)(オリジナル盤CD/1993年7月21日))
  • (シンボルテーマソング)風の谷のナウシカ (CD)安田成美、C/W「風の妖精」徳間ジャパンコミュニケーションズ((再発版CD/2004年10月)(オリジナル盤レコード/1985年6月))
  • ピアノ曲集 風の谷のナウシカ イメージアルバム&サウンドトラック ケイ・エム・ピー 菊倍版(2008年6月)
  • スタジオジブリ 宮崎駿&久石譲 サントラBOX [Box set, Limited Edition](CD)徳間ジャパンコミュニケーションズ(2014年7月16日)
玩具・模型他
  • 1980年代中期当時、TEACなどが発売し、オーディオマニアなどで人気だった、オープンリール似のハブを使ったノーマルポジションのカセットテープを560円にて販売していた。C-46(往復46分/片道23分)のみの販売。

売上記録[編集]

(日本国内)

内容 記録 補足
興行収入 約14.8億円[164] 推測
配給収入 約7.42億円[164]
全国動員 91万4767人[164]
『イメージアルバム〜鳥の人〜』
  • 6万枚出荷(1983年発売のLP)[165]
  • 5万本出荷(1983年発売のCA)[165]
  • 4万枚出荷(1985年発売のCD)[165]
  • 3万枚出荷(1993年発売の再発CD)[165]
  • 0.5万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[165]
『サウンドトラック〜はるかな地へ〜』
  • 9万枚出荷(1984年発売のLP)[165]
  • 10万本出荷(1984年発売のCA)[165]
  • 9万枚出荷(1984年発売のCD)[165]
  • 11万枚出荷(1993年発売の再発CD)[165]
  • 1万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[165]
『風の谷のナウシカ』 (1984年発売のレーザーディスク)
徳間コミュニケーションズ
CLV 116分 MONO (音声)98LX-1
『ドラマ編〜風の神さま〜』
  • 4万枚出荷(1984年発売のLP)[165]
  • 4万本出荷(1984年発売のCA)[165]
  • 1.2万枚出荷(1989年発売のCD)[165]
  • 1万枚出荷(1993年発売のCD)[165]
『シンフォニー編〜風の伝説〜』
  • 6万枚出荷(1984年発売のLP)[165]
  • 5万本出荷(1984年発売のCA)[165]
  • 4万枚出荷(1984年発売のCD)[165]
  • 3万枚出荷(1993年発売の再発CD)[165]
  • 0.5万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[165]
『ハイテックシリーズ』
  • 2万本出荷(1989年発売のCA)[165]
  • 6万枚出荷(1989年発売のCD)[165]
  • 2万枚出荷(1993年発売の再発CD)
  • 0.5万枚出荷(2004年発売の再々発CD)[165]
『BEST COLLECTION』 5万枚出荷(1986年発売のCD)[165]
シンボルテーマソング
『風の谷のナウシカ/風の妖精』
  • 4万枚出荷(1986年発売のシングルCD)[165]
  • 9万枚出荷(1988年発売の再発シングルCD)[165]
  • 0.5万枚出荷(2004年発売の再々発シングルCD)[165]
VHS・ベータ(徳間版) 12万本出荷[166] 1989年7月時点
VHS(ブエナ・ビスタ版) 90万本出荷[166] 2003年6月時点
DVD 75万枚出荷[166] 2005年3月時点
Blu-ray Disc 2.0万枚売上(発売初週) 2010年7月時点

テレビ放送[編集]

日本テレビでの初回放送は、1985年4月6日(土曜日)。19時30分-21時50分に特別枠を設けて、ノーカットで放送した[167]。日本テレビ系列の『金曜ロードショー』では、ほぼ2年に1度の割合で放送されており、放送回数は当枠最多の15回を数える。2013年12月27日放送分では、石丸博也による副音声による解説放送も行われた。

テレビ放送の視聴率
回数 放送日 視聴率 備考
1 1985年04月06日(土) 16.5% [168]
2 1986年07月25日(金) 16.4% [169]
3 1988年07月22日(金) 17.5%
4 1990年09月28日(金) 18.2%
5 1992年07月17日(金) 21.4%
6 1994年03月25日(金) 16.6%
7 1996年03月08日(金) 19.3% 金曜特別ロードショー、完全ノーカット・ワイドクリアビジョン放送。
8 1997年07月04日(金) 19.0%
9 2000年02月11日(金) 23.3%
10 2002年01月11日(金) 19.8%
11 2004年01月16日(金) 19.4%
12 2006年02月03日(金) 15.3% デジタルリマスター版・ノーカット完全放送[170]
13 2008年06月06日(金) 15.3% [171]
14 2010年02月19日(金) 17.5% [172]
15 2012年05月11日(金) 14.6% [173][174]
16 2013年12月27日(金) 12.9% [175]
17 2017年01月13日(金) 12.7% [176]
18 2019年01月04日(金) 10.4% [177]
19 2020年12月25日(金) 10.2% [178]

関連番組・作品[編集]

ラジオ特番[編集]

オールナイトニッポン 風の谷のナウシカスペシャル
アニメ映画公開前日の1984年3月10日深夜(日付は3月11日)にニッポン放送オールナイトニッポン」で映画を宣伝する「風の谷のナウシカスペシャル」が生放送された。ゲストは監督の宮崎駿やナウシカガールの安田成美。この特別番組内では、約30分のラジオドラマが流された。
当時の同種のアニメ映画のオールナイトニッポンスペシャルでは生のラジオドラマも多かったが、本作では事前に収録が行なわれていた。宣伝という性格上、ストーリーと声優のキャスティングはアニメ版に準拠し、途中までをドラマ化し、続きを映画館で見せるとの趣向だった。脚色は藤井青銅、演出はドン上野こと上野修[179]

特撮短篇作品[編集]

コンピュータゲーム[編集]

劇場アニメ版とのタイアップとして、1984年に徳間書店からテクノポリスソフトのブランド名で、当時の8ビットパソコン用にナウシカを素材としたコンピュータゲームが発売された。

『風の谷のナウシカ』
PC-8801用。徳間書店、アドベンチャーゲーム、6,800円。
『ナウシカ危機一髪』
PC-6001mkII用。シューティングゲーム。土鬼の飛行ガメを撃ち落としていく。
『忘れじのナウシカ・ゲーム』
MSX用。シューティングゲーム。ストーリー的には漫画版をベースにしている。風の谷へ侵攻する土鬼を最終的には交渉して引き返させるのが目的。ガンシップ、メーヴェ、バージの連結・切り離し、土鬼の浮砲台、飛行ガメ、王蟲、ストロボ光弾など原作の要素が含まれている。飛行している蟲は撃ち落とすことはできず、接触すると減点となる。

「ナウシカのゲームが、ナウシカが腐海の蟲たちを撃ち殺してスコアを稼いでゆくというもので、このゲームに宮崎や高畑が激怒したため、以降の作品がゲーム化されなくなった」という説があり、宮崎駿がコンピューターゲーム嫌いになったのはこのゲームが原因という記述が井坂十蔵の『宮崎駿のススメ。』にもあるが、実際にはこのような内容のゲームは存在しない。

その他[編集]

1987年に徳間書店〈アニメージュ文庫〉で、ゲームブック『巨神兵を倒せ! 「風の谷のナウシカ」より』[180]が発売された。

ツクダホビーからは、『風の谷のナウシカ』というボードウォー・シミュレーションゲームが発売されている。頭、胴、右腕、左腕、右足、左足、盾、手持ち武器がそれぞれ駒になっており(長剣などは2ヘクスの駒)、1対1の剣格闘で剣を振りかぶって斬りつけるなどの動作を再現している。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ キャッチコピー「少女の愛が奇跡を呼んだ」は映画宣伝会社メイジャーの宣伝プロデューサー徳山雅也によるもの(叶(2006)、p.63)。
  2. ^ 『名探偵ホームズ』は宮崎がテレコム・アニメーションフィルム在籍時に演出として参加していながらお蔵入りになっていたもので、宮崎の手がけた短編6作品のうちの2作品。後のテレビシリーズとは声優など細部で異なる点がある。
  3. ^ クシャナが巨神兵移送を命じる本国に対し、バカ共の玩具にさせる気はないと触れる程度。
  4. ^ 最初に高畑にプロデューサー就任を断られたとき、宮崎は酒席で「高畑に全青春を捧げたのに」と涙を流したという(鈴木(2008)、p.41)。
  5. ^ 「ハーモニー」とはセル画にセルカラーをベタ塗りするのではなく、グラデーションを付けて絵画的に表現する技法。出崎統の演出法として知られる。動画ではなく止め絵に用いるのが一般的。本作でも王蟲の動きの多いカットでは通常の動画処理している。
  6. ^ BOØWYは当時、徳間ジャパンと契約していた。
  7. ^ 1984年公開の長編アニメ映画では、『ドラえもん のび太の魔界大冒険』の配給収入16.5億円がトップ(日本映画製作者連盟)。
  8. ^ 他のジブリ作品同様、テレビ放送は『金曜ロードショー』での独占となっている。
  9. ^ 実際に、DVD等の映像作品のジャケットにも「スタジオジブリ作品」と表記されている。ただ、ジャケット裏側の「制作」のクレジットはトップクラフトである。また、『ルパン三世 カリオストロの城』(TMS作品)など、宮崎駿や高畑勲が深く関わった作品も「ジブリがいっぱいコレクションシリーズ」のラインナップに含まれている。

出典[編集]

  1. ^ a b “スタジオジブリ4作品、26日から上映 『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』”. オリコンニュース. (2020年6月18日). https://www.oricon.co.jp/news/2164829/ 2020年6月18日閲覧。 
  2. ^ 116分27秒05コマ
  3. ^ 鈴木俊夫『ジブリの仲間たち』新潮新書、2016年、p.20
  4. ^ 新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」宮崎駿がOK出した2つの条件 : 映画ニュース”. 映画.com (2019年9月30日). 2020年12月11日閲覧。
  5. ^ 梶山寿子『ジブリマジック――鈴木敏夫の「創網力」――』 講談社、2004年、p.33。
  6. ^ 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』同書の振り仮名と映画の台詞はひかりだま、原作ワイド判第1巻122頁の振り仮名はこうだん、両者とも漢字は同じ、原作ワイド判第1巻21頁と作品関連資料集19頁はストロボ光弾と表記、徳間書店、167頁。
  7. ^ 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』同書の振り仮名はおーむ、原作と作品関連資料集9頁と15頁のナウシカの紹介文と14頁のストーリー紹介と17頁の振り仮名はオーム、漢字はすべて同じ表記、徳間書店、161頁。
  8. ^ 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』徳間書店、22頁。
  9. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集 型録Ⅰ』スタジオジブリ、1996年、14頁。
  10. ^ a b c d e f 『スタジオジブリ作品関連資料集 型録Ⅰ』スタジオジブリ、1996年、19頁。
  11. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』徳間書店のロマンアルバムの167頁も漢字と振り仮名は同じ表記、スタジオジブリ、19頁。
  12. ^ 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』徳間書店、162頁。
  13. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』スタジオジブリ、364頁。
  14. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』スタジオジブリ作品関連資料集47頁と原作ワイド判2巻見返しイラストの飛行帽と同じ物と思われる。前述の2書に飛行帽にはセラミックの衝角が縫い込まれていると記載、スタジオジブリ、p.300,550,559。
  15. ^ a b 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』ロマンアルバム63頁も同じ記載、スタジオジブリ、p.550,559。
  16. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第一巻』徳間書店、26頁。
  17. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』同書19頁とジアート40頁とロマンアルバム165頁のセラミック刀の解説に軽くて錆びない事が、同書47頁とロマンアルバム165頁のセラミック刀の解説に過去の文明の物である事が記載、スタジオジブリ、47頁。
  18. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』スタジオジブリ絵コンテ全集32頁も同じ記載、徳間書店、12頁。
  19. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』スタジオジブリ絵コンテ全集181頁も同じ記載、徳間書店、64頁。
  20. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』徳間書店、57頁。
  21. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第2巻』徳間書店、90頁。
  22. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』原作ワイド判第2巻90頁も同じ記載、徳間書店、p.30,57,64。
  23. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』スタジオジブリ、187頁。
  24. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』同書25頁、30頁にナウシカの従軍の事が、同書78頁にナウシカと共に城オジ達も従軍すると記載、徳間書店、p.25,30,78。
  25. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』ジルが「500人に満たない小国」と言った、スタジオジブリ刊「スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ」の14頁、19頁と徳間書店のロマンアルバムの162頁も人口500人と記載、徳間書店、30頁。
  26. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』スタジオジブリ、p.14,19。
  27. ^ 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』同書同頁に酸の海と表記、同書53頁と絵コンテ全集473頁で風の谷の外の砂漠でクシャナが酸の湖上に打ち上げられた照明弾の距離を兵に聞き、彼が望遠鏡を見ながら「20リーグ。湖の対岸と思われます」と言ったと記載、徳間書店、164頁。
  28. ^ 『ロマンアルバム・エクストラ61 風の谷のナウシカ』164頁に蟲よけの塔の近くにあると記述、同書の168頁に蟲よけの塔は砂漠の中にあると記述、徳間書店、164頁。
  29. ^ a b c d 『ロマンアルバム・エクストラ61 風の谷のナウシカ』徳間書店、1984年、168頁。
  30. ^ 宮崎駿 『風の谷のナウシカ ワイド判 第二巻』徳間書店、1983年、97頁。 
  31. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』スタジオジブリ、206頁。
  32. ^ 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』徳間書店、169頁。 
  33. ^ 宮崎駿 『風の谷のナウシカ ワイド判 第7巻』徳間書店、144頁。 
  34. ^ a b 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』徳間書店、167頁。 
  35. ^ 宮崎駿 『風の谷のナウシカ ワイド判 第7巻』徳間書店、130頁。 
  36. ^ a b 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』徳間書店、70頁。
  37. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』徳間書店のロマンアルバムの40頁も同じ記載、スタジオジブリ、362頁。
  38. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』ロマンアルバム40頁も同じ記載、スタジオジブリ、p.361,362。
  39. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』原作ワイド判7巻130頁の貯水池の絵の背景に堰の絵があり、絵コンテ全集90頁と91頁に堰の絵と堰の下に貯水池があると記載、スタジオジブリ、91頁。
  40. ^ 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』徳間書店、165頁。 
  41. ^ 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』原作ワイド判第1巻79頁と「スタジオジブリ絵コンテ全集1」の445頁も同じ記載、徳間書店、p.48,162。
  42. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』同書の47頁と徳間書店のロマンアルバムの162頁と原作ワイド判第2巻見返しイラストに大気の流れを読み取り、その力を使って瘴気や流砂から人民を守る職業の者と記載、スタジオジブリ、19頁。
  43. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』原作ワイド判第2巻69頁と「スタジオジブリ絵コンテ全集1」75頁と徳間書店のロマンアルバム16頁も同じ記載、徳間書店、136頁。
  44. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』徳間書店ロマンアルバム162頁も一端が六角レンチだと記載、スタジオジブリ、19頁。
  45. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第6巻』ナウシカが目で見ている風を線で描いた絵がある。原作ワイド判第2巻72頁に風を線で描いた絵はないが、彼女がトルメキアのコルベットから酸の湖と中州を見下ろし「水面上に重い空気(の流れ)が見える」と言う、徳間書店、p.110,111。
  46. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』「スタジオジブリ絵コンテ全集1」212頁、336頁と作品関連資料集19頁とロマンアルバム165頁も同じ記載、徳間書店、p.79,134。
  47. ^ a b 宮崎駿 『風の谷のナウシカ ワイド判 第三巻』徳間書店、1985年、14頁。 
  48. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』徳間書店、43頁。
  49. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』徳間書店、p.36,50。
  50. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』徳間書店、p.35-41,43。
  51. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』徳間書店、75頁。
  52. ^ 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』徳間書店、p.42,165。
  53. ^ 宮崎駿 『風の谷のナウシカ 宮崎駿 水彩画集』スタジオジブリ、1996年9月5日初版、2019年12月25日19刷、118頁。 
  54. ^ 「シン・ゴジラ」公開記念特集 鈴木敏夫、庵野秀明を語る (2/3) - 映画ナタリー Power Push”. 映画ナタリー. 2016年9月17日閲覧。
  55. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』スタジオジブリ、37頁。 
  56. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』ロマンアルバム28頁も同じ記載、スタジオジブリ、207頁。
  57. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第6巻』徳間書店、159頁。
  58. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第6巻』徳間書店、157頁。
  59. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』ロマンアルバム57頁も同じ記載、スタジオジブリ、p.514,518。
  60. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』徳間書店、p.35-43。
  61. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第7巻』徳間書店、p.12-15。
  62. ^ 『風の谷のナウシカ ロマンアルバム・エクストラ61』ジアート22頁、23頁も同じ絵、徳間書店、12頁。
  63. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』ロマンアルバム12頁も同じ絵、スタジオジブリ、17頁。
  64. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』ロマンアルバム13頁、22頁、宮崎駿風の谷のナウシカ水彩画集108頁も同じ絵、スタジオジブリ、19頁。
  65. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集1』ロマンアルバム26頁、水彩画集109頁も同じ絵、スタジオジブリ、194頁。
  66. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』スタジオジブリの「スタジオジブリ絵コンテ全集1」の38頁と徳間書店のロマンアルバムの15頁も同じ記載、原作ワイド判第1巻100頁と絵コンテ全集258頁でナウシカが腐海上をガンシップで低空飛行中、少しの間マスクを外し、城オジと会話後、マスクをつけながら「(瘴気が)少し肺に入った」と言ったし、絵コンテ全集249頁で腐海上をガンシップで低空飛行中、ナウシカの上着の胸の内側で少しだけ瘴気を吸っているはずのテトに対し「温かい。死なないで、テト」と言った、徳間書店、13頁。
  67. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』徳間書店、90頁。
  68. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』徳間書店、40頁。
  69. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』スタジオジブリの「スタジオジブリ絵コンテ全集1」の37頁と徳間書店のロマンアルバムの15頁も同じ記載、徳間書店、13頁。
  70. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』腐海から帰ってきた後、ナウシカとミトが服等から胞子を払い落し焼却した上、ガンシップを熱い水蒸気で消毒する場面がある、徳間書店、48頁。
  71. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第1巻』絵コンテ全集85頁、449頁、ロマンアルバム17頁、49頁も同じ記載、徳間書店、p.26,49,80。
  72. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第2巻』「スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ」19頁も同じ記載、徳間書店、40頁。
  73. ^ 宮崎駿『風の谷のナウシカ ワイド判 第2巻』スタジオジブリ絵コンテ全集465頁と466頁とロマンアルバム52頁も同じ記載、徳間書店、40頁。
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]