出渕裕
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2008年のJapan Expoにて | |||||
| 別名義 | いづぶち ゆたか | ||||
| 生年月日 | 1958年12月8日(67歳) | ||||
| 出生地 |
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| 出身地 |
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| 職業 | |||||
| ジャンル | |||||
| 活動期間 | 1978年 - | ||||
| 主な作品 | |||||
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デザイナー
イラストレーター
漫画家
アニメ監督
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略歴
[編集]保育園のころは、父親の勤める川崎重工業の東京の社宅にて居住[4]。その後、埼玉を経て7歳のとき横浜の社宅に移り、小学校3、4年生のころに両親が家を構えて以後は横浜で育つ[2][4]。
1974年放送の『宇宙戦艦ヤマト』の大ファンとなる[4][注 1]。高校生になるとS-Fマガジンの会員になり、多くの同好の士と喫茶店で月に一度語り合った[4][5]。1980年代にはSF作家の豊田有恒が主宰した創作集団パラレル・クリエーションに所属した[6]。
1978年、『闘将ダイモス』における敵ロボットのデザイン担当でデビュー[7][8]。以降は『ガンダム』シリーズや『機動警察パトレイバー』シリーズなどのアニメ作品でメカデザインを手掛けるようになる[9]。またアニメにとどまらず、スーパー戦隊シリーズの敵キャラクターデザインで特撮業界へも進出[10]。一方で漫画家としてもデビューし、小説の表紙や挿絵などのイラストレーター業務も開始した[9]。またフィクション作品のみならず、川田工業の二足歩行ロボット、HRP-2の外形デザイン・イメージを務めた。さらにはアニメの脚本や絵コンテも手掛け、2002年の『ラーゼフォン』でアニメ監督デビューを果たす[3]。2012年には大ファンだった『宇宙戦艦ヤマト』のリブート版『宇宙戦艦ヤマト2199』の総監督にも就任した[3]。
長年にわたって東放学園映画専門学校でアニメーション映像科の講師を務め、「キャラクター表現ゼミ」を主催している。
2001年時点では日本SF作家クラブ会員だったが[11]、2024年8月時点では会員名簿に名前がない。
2003年、デザインを担当した人間型ロボットHRP-2の最終成果機(Promet)により、川田工業株式会社とともに、第34回星雲賞自由部門を受賞[12]。
作風
[編集]キャラクター性の強いメカデザインが特徴[13]。怪獣好きだった影響か、ロボットをデザインしてもどこかクリーチャー要素の垣間見えるキャラクター性が隠し切れないという[14]。押井守からは、メカとして物理的・構造的に無理があるものや劇中の設定・考証を無視したものが多いとして、「メカ音痴」と評されている[15][注 2]。それに対してする出渕は、「ロボットもの」である以上、フィクションのロボット兵器はいくら「リアル」を追及しても”本当のリアル”にはなり得ずガンダムになるだけであり、出渕はそれでいいと思っている。また、「リアル」を突き詰めていくと作品がどんどん地味になって華がなくなってしまうデメリットの側面もあるとした[5]。
出渕特有のデザイン意匠として、メカの表面に複数の穴(基本は上段3個、下段2個の5つ穴)を開けるというものがある(通称「ブチ穴」)[16]。出渕によれば、基本的に軽量化をイメージしてデザインしているという[14]。本人は「困ったときに穴を入れる」「言及されるようになって極力入れないようにしているが、たまにウケを狙って『どうせ、これが欲しいんだろう?』と入れたりすることもある」などと冗談めいた発言をしている[14][16]。ブチ穴の強烈なイメージから、「HRP-2」をデザインした際に、自身はデザインしていなかった穴を、企業側が配慮して完成品に入れていたこともある[14]。
ロボットのボディが三次元曲面で構成されたデザインが多い[注 3]。また、ロボットの頭部およびその周辺を左右非対称に描くことがあり[注 4]、シンメトリーな頭部がほとんどのロボットデザインにおいては異色である。
メカデザインに加えて、ファンタジー世界を題材としたキャラクターデザインでも名をはせている[4]。海外で普及するイメージから巧みに取捨選択し、それを洗練された表現で描き出すことで、日本のファンタジーにおけるビジュアルの"スタンダード"を生み出した[17][注 5]。出渕が『ロードス島戦記』のTRPGリプレイや小説の挿絵によって生み出したエルフやドワーフといった種族のビジュアルは、その後の日本におけるファンタジー世界のイメージに多大な影響を与えた[9][注 6]。特にディードリットが象徴するエルフのビジュアルは、すでに日本を飛び越えて海外にまで広く影響を与えている[4][9]。
出渕のファンタジー世界を描いたデザインやイラストはアール・ヌーヴォー調のイメージを持たれているが、本人は影響を受けていないという[4][注 7]。アール・ヌーヴォー然としたデザインは、『指輪物語』の挿絵や映画『ロード・オブ・ザ・リング』のデザインを担当するアラン・リーと映画『ダーククリスタル』のコンセプトデザインを手がけたブライアン・フラウドという2人のイギリス人アーティストの作品にインスパイアされたもの[4][9]。両者による共著で様々な妖精を描いた『フェアリー』という画集を中学生のころ入手し、そのビジュアルセンスに多大な影響を受けたという[9]。
特撮番組では、スーパー戦隊シリーズにおける敵キャラクターのデザインを担当。独創性のある表現力で子ども向け番組にハイティーン以上のファンを取り込むきっかけを作った[10]。
玩具メーカーも出渕のデザインに注目した。模型雑誌『B-CLUB』(バンダイ)にて、『聖戦士ダンバイン』に登場するオーラバトラーのデザインをよりリアリティのある解釈でイラスト化する『オーラファンタズム』を連載[10]。海洋堂が出渕デザインのメカやキャラクターを自社で展開するガレージキットで次々と立体化するなど、模型業界においても大きな影響を与える存在となった[10]。
メカやキャラクターだけでなく服飾デザイン、特に軍服関係にも興味を示す[13][14]。その延長で西洋甲冑を好み、ロボットのデザインやアニメ・特撮のキャラクターの衣裳デザインをする際に影響を受けた[14]。西洋甲冑ほど明るくはないが日本の甲冑にも関心をもち[18]。アニメ・特撮問わず、作品に合わせて簡略化やアレンジ、構造的にうそをつきながらも、一見すれば着用可能で動作も問題なく見えるようにデザインを落とし込んでいく(特撮では実際に着用できる)[14]。
デザイナーとして作品に参加する場合、自身がデザインした物の演出は、当該作品の作画監督や演出担当者が発言すべきと考え、デザイナーはあくまでもアニメーターの手伝いとして、作品の世界観を構築する補助の立場であると述べている[19]。デザインというのは世界観を作ることであり、責任をもって作品の世界観を提案できるポジションで仕事が続けられればいいとしている[5][17]。作品が良い形になるのであれば、すべてを自身が担う必要はなく、自分の中の「あるべきビジュアルイメージ」を提案し、デザイナーたちの得意なものを見極めたうえで各人の特性に合う仕事を配するスタッフワークをコントロールするのが理想と語る。いわばデザイン関係のディレクション、デザインプロデュースのようなスタンスにおける仕事である[5][17]。
特撮とアニメのデザインは違うものだと考えている。特撮のクリーチャーはまた挑戦したい気もするが、ロボットアニメにおける敵ロボットのようなものは遠慮したいという。興味自体が薄れ、ネタやバリエーションが出尽くしており、仮に試みてもいいものはできず、そういう仕事は若者が経験を積む場だと考えているため[5]。実際に自身がやられ役ロボットを毎回デザインしていたころに「塗りつぶしてもシルエットが同じにならないように」と教示されたおかげで、デザインの引き出しが増えたという[14]。
アニメのデザイナーとしてデビュー以降、その仕事を継続しているため「メカデザイナー」の肩書を使っているが、始めた当初は是が非でもデザイナーになりたい気持ちはなかった。演出など他ジャンルにも興味があり、チャンスがあれば挑戦したかったという。またアニメに関心はあったが、もともと特撮畑だと認識していたため、絶対にアニメーションの仕事がやりたいというこだわりもなかった。明確なビジョンもなく、「いろいろと経験している内にコネクションができて、業界に上手く自分の居場所を見つけて軟着陸できたらいい」程度の軽い気持ちでキャリアをスタートさせている。ただし、大学に4年間通ったとしてもサラリーマンにはなれないと感じ、興味のあった映像関係に携わりたい気持ちはあった。メカデザインのプロだと自認したのは、『戦闘メカ ザブングル』の仕事を担った辺りだという[5]。
メカデザインのみならず様々なデザインを手掛けるため、スタッフロールにはデザインワークス名義でクレジットされることも多い[5]。
人物
[編集]1970年代から現在に至る日本のアニメーションや特撮作品の変遷を、ファンならびにスタッフとして体感してきた人物[17]。その制作業界で、デザイナー・イラストレーターにとどまらず、脚本や監督、プロデュースなど多岐にわたって活躍している[20]。また、自身が著作権を持つオリジナル作品をいくつか制作している[4]。
影響
[編集]川崎重工業に勤める父が自宅に置いていた船の図面を手にして遊ぶような子ども時代だった。保育園のころにテレビアニメの放映が開始される。再放送やビデオ録画のない時代だが、アニメファンの先駆けだった同じ社宅の友人の父親が写真撮影したアニメ番組の画像を見せてもらっていた。当時は『鉄腕アトム』にそれほど魅力を感じず、『鉄人28号』や『8マン』に夢中となり見るのが楽しみだったという。小学生のころ、ウルトラシリーズで怪獣ブームが起き、中学生のころに『仮面ライダー』が放送開始となるなど特撮が隆盛を誇った。テレビでは『ゴジラ』をはじめとする特撮映画や海外のテレビシリーズなども数多く放映されすっかり魅了されていく[注 9]。しかしその後の日本における特撮番組は、ファミリー・子ども向けにエンターテインメント性を重視し、ストーリーや設定が単純化され全く楽しめなくなったという。同時期に入れ替わるかたちで、アニメ監督の富野由悠季らが大人の関心を引く複雑なストーリーの作品を制作しはじめたことで、アニメに興味が移っていく。その数年後には『宇宙戦艦ヤマト』がテレビ放映され、アニメというメディアの発展とともに出渕も成長していった。高校生になると、ファンタジーやSFにも新たに興味を持つようになる。特撮については、映像的な観点において依然として魅力を感じていた[4]。
当時は携わるスタッフや監督で作品を選ぶ習慣は一般的ではなかったが、高畑勲、富野由悠季、出﨑統らが次第に注目を集めていたころだった。そんななか、富野と彼が監督した『海のトリトン』のファンとなる[5]。映像的な魅力に加え、非常にドラマチックな作風は同時期のアニメにおいて群を抜き、非常に大きな影響を受けたシリーズだという[4]。ロボットアニメでは『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』に魅力を感じず、安彦良和のデザインした『勇者ライディーン』に登場するライディーンやガンテ、ドローメのデザインに刺激を受けた[5][注 10]。その富野と安彦[注 11]が共に携わる『機動戦士ガンダム』の制作を知った際は「他とは違う物を作ろうとしてるな」と感じ、胸が高鳴ったという[4][5][注 12]。
アニメ業界に入るきっかけは、ロボットアニメを数多く手がけた長浜忠夫監督によるもの[5]。アニメ制作会社のサンライズにファンレターを送るうちに会えることとなり、喫茶店で数時間話し込んだ。そのとき自主制作アニメ用の絵を見せたところ、『闘将ダイモス』の敵メカをデザインするチャンスを与えられた[4]。
特撮作品のデザイン担当となったきっかけは、『闘将ダイモス』に共に携わった東映の鈴木武幸プロデューサーから戦隊シリーズに誘われたことから[7][8]。
ものづくりに関しては、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の高山文彦監督から大きな影響を受けた。寡作ながら創作への姿勢、視点、物事への取り組み方は話をするだけで理解でき、大変尊敬しているという[4]。
ジム・ヘンソン監督の映画『ダーククリスタル』に傾倒し、同映画のデザイナー、ブライアン・フラウドからはデザイン面でも影響を受けている。またジム・ヘンソンが来日した際にインタビュアーを務めた(雑誌『B-CLUB』のインタビュー)[21]。
人形作家・辻村寿三郎のデザインに傾倒していた時期があり[22]、特に『超新星フラッシュマン』の悪役デザインに影響がみられる。
『人造人間キカイダー』『イナズマンF』『スーパーロボット レッドバロン』などのファン。雑誌『宇宙船』vol.16に寄稿したイラストエッセイで熱意を語っている[23]。
大のドイツ軍フリークとしても知られ、ナチス軍装についての造詣が深い。また『新機動戦記ガンダムW』の衣装デザインなどでみられた、西洋の装飾的な礼服についても博識である。フリッツヘルメットやパンツァーファウストなどをモビルスーツのデザインに採用し、「ジオン軍=ドイツ風」のイメージを確立した。
アメリカ映画『プレデター』に登場するプレデターのデザインは、出渕が手掛けた『電撃戦隊チェンジマン』の敵幹部ブーバのデザインを翻案したもの。出渕がデザイナー本人から直接「真似しました」と伝えられたという。それを受けた出渕は「自分はブーバを描く時に『スタートレック』のクリンゴン人を参考にした部分があるから、お互いさまですよ」と返答している[17]。
幼少期に憧れ、崇拝すらしていたタイトルのほぼ全てにクリエイティブに関われたことを非常に幸運だったと感じている。また庵野秀明にその旨を伝え、「残るはゴジラとウルトラマンだけ」と冗談を言ったところ、彼の監督する映画『シン・ゴジラ』でエンブレムのデザインを依頼された[4]。
著作物
[編集]漫画
[編集]| 作品名 | 掲載誌 | 単行本 | 発表形式 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ときめいて! ビリンちゃん ♥ | 『戦闘メカ ザブングル大事典』(ラポート、1983年) | 描き下ろし | ||
| トラブル専科 | ザ・モーションコミック 1983年5月30日号 | 読み切り | いづぶちゆたか名義。 | |
| はっぴいえんどなんてくるわけない | ザ・モーションコミック 1984年1月20日号 | 読み切り | いづぶちゆたか名義。 | |
| 秘密兵器D・A・K・K・O | ザ・モーションコミック 1984年6月1日号 | 読み切り | いづぶちゆたか名義。 | |
| 幻灯機 | ハイパー☆ゾーン(アニメージュコミックス、1985年) | 読み切り | いづぶちゆたか名義。 | |
| この世で一人の… | ハイパー☆ゾーンIII(アニメージュコミックス、1985年) | 読み切り | いづぶちゆたか名義。 | |
| ぬいぐるみ殺人事件(第9回) | ミニコミ誌「漫画の手帖」 | 漫画の手帖(1986年) | リレー連載 | 新井素子、吾妻ひでおほか、複数の作家によるリレー形式の作品。 |
| 復刊ドットコム(2014年) | ||||
| 機神幻想ルーンマスカー 総集編(ムック)1 | 月刊ドラゴンマガジン6月号(1988年) - 『月刊COMICリュウ』8月号(2009年) - |
月刊ドラゴンマガジン4月号増刊(1993年) | 連載(未完) | 単独名義では出渕唯一の連載コミック[24]。『ドラゴンマガジン』誌創刊の目玉企画[25]。2009年より『月刊COMICリュウ』で第二部として連載を再開した[24]。 |
| 機神幻想ルーンマスカー | 富士見ファンタジアコミックス 第1巻 | |||
| RYU COMICS SPECIAL 第1巻(新装版) | ||||
| 機神幻想ルーンマスカー フルカラー | RYU COMICS 第1–3巻 | イラストレーター大本海図が全ページをフルカラー彩色。 | ||
| YUTAKA IZUBUCHI'S COMIC WORKS(出渕裕コミック短編集) | 月刊COMICリュウ2009年5月号別冊付録 | 再掲載 | 新書版、全112ページ。初期の読み切り作品を再録。出渕の希望により、今後の単行本化は絶対ないとされる。 | |
| ラーゼフォン | 月刊サンデーGX | サンデーGXコミックス 全3巻 | 連載 | 原作:BONES・出渕裕、作画:百瀬武昭。 |
小説
[編集]| 作品名 | 原作 | 著者 | 収録 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ラーゼフォン | BONES・出渕裕 | 大野木寛 | MF文庫 全5巻 | |
| ラーゼフォン 夢見る卵 | MF文庫 全1巻 | |||
| ラーゼフォン 時間調律師 | 神林長平 | 徳間デュアル文庫 全1巻 |
画集
[編集]- 出渕裕『Neos 出渕裕デザインアート集』朝日ソノラマ、1985年7月1日。ISBN 978-4-257-03200-7。
- 出渕裕『オーラバトラー:オーラファンタズム』バンダイ出版〈B-CLUB SPECIAL〉、1987年7月1日。ISBN 978-4-891-89322-4。
- 出渕裕『オーラバトラー2』バンダイ出版〈B-CLUB SPECIAL〉、1988年8月1日。ISBN 978-4-891-89353-8。
- 出渕裕『イルジオンー幻影―』〈角川スニーカー文庫〉1996年2月1日。ISBN 978-4-044-17501-6。
- 出渕裕『ANAM 出渕裕ロードス島戦記画集』KADOKAWA、1999年4月16日。ISBN 978-4-048-53065-1。
- 出渕裕『出渕裕 メカニカルデザインワークスⅠ』ムービック〈Mechanical design works series〉、2000年9月1日。ISBN 978-4-896-01490-7。
- 出渕裕、草彅琢仁『仮面ライダーアギト・アートワークス』メディアワークス、2002年12月1日。ISBN 978-4-840-22232-7。
- 出渕裕『出渕裕画業30周年記念画集 IIIX』徳間書店、2008年6月30日。ISBN 978-4-198-62400-2。
監督・原作作品
[編集]- 機動警察パトレイバー(1988年 - 2002年)
- 出渕は、本作品の原作者集団「ヘッドギア」の1人[9]。
- 漫画やアニメ作品(OVA・テレビシリーズ・映画など)に登場するほとんどのレイバーやその他メカニックデザインを担当。そのほか、アニメの脚本や絵コンテなど、シリーズの制作に深く関与している[9]。
- 出渕がアニメ雑誌『アニメック』の編集者からゆうきまさみのネタ帳を見せてもらう機会があった。そこに描かれていたキャラクターや警察が使用するロボットの絵を見て「何か形になるんじゃないか?」との思いがきっかけで企画がスタートする。出渕は当時所属していたSF作家・豊田有恒主宰の創作集団「パラレル・クリエーション」[注 13]からサンライズに企画書を持ち込むが、却下され差し戻しとなる。その後、伊藤和典、高田明美と出会い、ゆうきまさみとともにヘッドギアを結成[26]。監督に押井守を迎えてアニメ化に着手した。
- ラーゼフォン(2002年・2003年) - 原作・監督・脚本・絵コンテ
- 宇宙戦艦ヤマト2199(2013年) - 総監督・シリーズ構成・メカニックデザイン・脚本・絵コンテ
- メタリックルージュ(2024年) - 原作・総監修・シリーズ構成[注 17]
- 機動警察パトレイバー EZY(2026年・2027年) - 監督・脚本・絵コンテ
参加作品
[編集]メカニックデザイン
[編集]テレビアニメ
[編集]- 闘将ダイモス(1978年 - 1979年)
- 未来ロボ ダルタニアス(1979年 - 1980年) - デザイン協力
- 敵メカを担当。
- 初めてスタッフロールにクレジットされている[注 18]。
- 宇宙大帝ゴッドシグマ(1980年 - 1981年) - デザイン協力
- 敵メカを担当。
- 無敵ロボ トライダーG7(1980年 - 1981年) - メカニカルゲストデザイン
- 敵メカを担当。
- 初めて決定稿を描いた[5]。
- 宇宙戦艦ヤマトIII(1980年 - 1981年) - SF設定協力
- 最強ロボ ダイオージャ(1981年 - 1982年) - メカニカルゲストデザイン
- 敵メカを担当。
- 戦闘メカ ザブングル(1982年 - 1983年) - メカニカルゲストデザイン
- 聖戦士ダンバイン(1983年 - 1984年) - メカニカルゲストデザイン
- 敵メカを担当。主役機(前半:ダンバイン[注 20]、後半:ビルバイン[注 21])のデザインは関与していない。
- 企画当初のメカデザイナーだった宮武一貴(スタジオぬえ)のシリーズ序盤における降板[注 22]を受けて途中参加[5]。出渕の参加時には、ビジュアル的な世界観やオーラバトラー[注 23]のコンセプトが宮武と富野の間ですでに完成しており、そのまま引き継いでいる。しかし、富野とアニメーションディレクターの湖川はデザインに関してさらに熟考を重ね頭を悩ませた[4]。最終的に宮武のコンセプトに従う必要はないと判断した出渕は、彼のアイデアを踏襲しつつ、ファンタジーに登場する中世ヨーロッパにおける甲冑のアプローチを取り入れてデザインした[4]。
- 機甲界ガリアン(1984年)
- 主役メカ・ガリアン(およびその強化改造型)[注 24]を除いた機甲兵とそれ以外のメカを担当[20]。
- 機甲兵は、大河原邦男の描いたラフをアレンジする作業がメインだった。しかし、ファンタジー系を初めて手掛けた大河原のデザインは世界観にそぐわないものがあり[注 25]、人馬兵と飛行兵は出渕がアレンジの域を超えて手を加えている。また人馬兵には中村光毅によるラフも存在し、そこからいくつかの要素を取り入れた。上記以外は比較的ラフに近いデザインだという[20]。
- 監督を務めた高橋良輔との初仕事となった。「ジャラ剣」と呼ばれるガリアンソードは高橋のアイデアを元にデザインしている[20]。「ジャラ剣」はその後、別の漫画やゲームなどでキャラクターの持つ武器として登場する[20]。
- 機動戦士ガンダムΖΖ(1986年) - メカニカルベースデザイン
- 機動警察パトレイバー 全部見せます! 前夜祭(1989年)
- 機動警察パトレイバー(1989 - 1990年) - メカニックデザイン・脚本[注 27]
- ガサラキ(1998年)
- タクティカルアーマーのデザインは、作品がリアル志向なため顔のないロボットを提案し高橋監督に採用された[29]。
- 企画段階では骨嵬がメイン機体だった。出渕としては造形的にデザインしやすかったため、思いどおりに描けたという[30]。
- 制服やコネクトスーツなどもデザインしている(クリンナップは村瀬修功)[31]。
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX(2025年) - デザインワークス[32]
アニメ映画
[編集]- 宇宙戦艦ヤマト 完結編(1983年) - メカニックデザイン
- 辻忠直と共に、ディンギル帝国のメカニックを担当。
- 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(1984年) - メカニックデザイン協力
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年)
- 全てのデザインの担当予定だった永野護が再度降板し、再び行われたコンペでメインのメカデザイナーに選ばれ、MSのデザインを全て担当した[4][5]。
- 本作も時間が切迫するなか、主役機であるνガンダムのデザイン案を1週間で仕上げる必要があった。そこでサンライズ企画室は、デザイナーを総動員して集めた様々なアイデアやスケッチを融合してラフデザインの完成に至る。それを出渕のデザインセンスとバランス感覚で決定稿に昇華させた[13][注 29]。残りの連邦軍のMSも同様の手法でデザインされた。一方、ネオジオン側のMSは出渕が単独でデザインしている。いずれのクリンナップもサンライズのデザイナーが担っている[4]。艦船やプロップデザインはガイナックスに外注された。
- 出渕にとっては初となる主役メカのデザインだったが、あくまでも大河原邦男のベースがあってのものという気持ちだった[5]。「自分の線でファーストガンダムを描いたらこうなる」というデザインであり、「すでに完成されたデザインなため時間のないなかで変にいじるよりアレンジ程度にとどめるべき」との判断から新たなコンセプトは持ち込んでいない。そのため、少しコンサバティブが過ぎたかもと述懐していた[33]。ただし、仮に時間的ゆとりがあったとしても慎重になりすぎて低クオリティになったおそれもあると語っている[4]。
- 機動警察パトレイバー the Movie(1989年)
- 機動警察パトレイバー 2 the Movie(1993年)
- WXIII 機動警察パトレイバー(2002年) - メカニカルデザイン・スーパーバイザー
- 河森正治、カトキハジメと連名。
- 機動警察パトレイバー EZY(2026年 - 2027年) - 監督[34]
OVA
[編集]- 機甲界ガリアン 鉄の紋章(1986年)
- New Story of Aura Battler DUNBINE(1988年)
- テレビシリーズでは描ききれなかった、より生物的なオーラバトラーになるようアプローチを施した[35]。
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(1989年)
- 機動警察パトレイバー アーリーデイズ(1988 - 1989年)
- 機動警察パトレイバー NEW OVA(1990年 - 1992年) - メカニックデザイン・脚本・絵コンテ[注 30]
Webアニメ
[編集]- 日本アニメ(ーター)見本市 「世界の国からこんにちは」(2015年) - ロボットデザイン
- 日本アニメ(ーター)見本市「機動警察パトレイバーREBOOT」(2016年) - メカニカルデザイン・監修
漫画・小説
[編集]- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』 - メカデザイン、口絵など
- 富野由悠季の小説およびそのコミカライズ作品(映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のシナリオ第1稿がベース)に登場する映画版とは似て非なるMSをデザイン[注 31]。
- アッセンブル・インサート(1989年 - 1990年)
- ゆうきまさみの漫画作品。
その他(メカニックデザイン)
[編集]キャラクターデザイン
[編集]特撮
[編集]- ロボット8ちゃん(1981年)
- 科学戦隊ダイナマン(1983年)
- 実質的に初めて携わった特撮作品。敵キャラクターを担当。アニメーションのセンスを取り入れたシャープなデザインを多数生み出した。
- 前年度、同枠で『大戦隊ゴーグルファイブ』が放送していたころ、プロデューサーの鈴木武幸から依頼を受けたが、スケジュールの都合で断っている[7][8]。
- 超電子バイオマン(1984年)
- 新帝国ギアやバイオハンター・シルバをデザイン[注 34]。
- マイティレディ(1984年、特撮オリジナルビデオ)
- 初代マイティレディのコンセプトデザイン。
- 電撃戦隊チェンジマン(1985年)
- 電撃戦隊・大星団双方のメインデザイン。ゴズマは多様な宇宙人で構成されるという設定からあえて統一性を排除し、円谷プロダクション作品や海外SFのイメージを取り入れている[8]。
- 超新星フラッシュマン(1986年)
- 全てのデザインを担当。
- 自ら降板を申し出て、一旦シリーズから外れている[7]。
- バトルガール(1991年、大映、ビデオ作品)
- キューティー鈴木が演じるキャラクターのコスチュームをデザイン。
- 仮面ライダーアギト(2001年)
- 怪人であるアンノウン、および4人目の仮面ライダーであるアナザーアギトをデザイン。
- 劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4(2001年)
- アンノウンデザイン。草彅琢仁との連名。
- キューティーハニー(2004年、映画)
- 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼(2005年)
- 「魔化魍」をデザイン。
- 劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE(2006年)
- ZECTの衣装をデザイン。
- キューティーハニー THE LIVE(2007年)
- 仮面ライダーディケイド(2009年)
- アギト編「バッファローロード」をデザイン。
- 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー(2009年)
- キングダークをデザイン。
- 仮面ライダーオーズ/OOO(2010年)
- オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー(2011年)
- ショッカーグリードをデザイン。
- 特命戦隊ゴーバスターズ(2012年)
- 仮面ライダージオウ(2018年)
- 篠原保との連名。
- シン・仮面ライダー(2023年)
アニメ
[編集]- デルパワーX 爆発みらくる元気!!(1986年)
- ロードス島戦記(1990年) - キャラクター原案
- 鉄腕バーディー(1996年) - クリーチャーデザイン・スーパーバイザー
- ゆうきまさみの漫画が原作のアニメのデザイン。
漫画
[編集]ゲーム
[編集]- ベルデセルバ戦記(テンキー、1997年) - キャラクターデザイン
- PANZER FRONT bis.(エンターブレイン、2001年) - キャラクターデザイン・スーパーバイザー
- ソウルキャリバーIV(バンダイナムコゲームス、2008年) - ボーナスキャラクターの1人、シェラザードを担当
- 機動警察パトレイバー the Case Files(グッドスマイルカンパニー、2026年) - メカニック監修
キャラクターリファインデザイン
[編集]- エイトマン(1994年)
- 仮面ライダー THE FIRST(2005年)
- リブート映画の仮面ライダー1号、2号およびショッカー怪人を担当[注 37]
- 仮面ライダー THE NEXT(2007年)
- スカルマン(2007年)
- 実写ドラマ版のスカルマンデザイン。テレビアニメ版ではスカルマンとGROのデザインのほか、シリーズ構成・脚本などで全面的に携わる。
- 平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊(2014年)
- ヤマアラシロイドをデザイン。
服飾デザイン
[編集]- 新機動戦記ガンダムW(1996年)
- OZの制服を中心とした衣装デザインの協力。そのほか『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の拳銃がそのまま流用されている。
- 無限のリヴァイアス (1999年 - 2000年) - デザイン協力
- 制服をデザインしたが、決定稿は出渕のラフとは完全に別物になっている[44]。
- JUNK -RECORD OF THE LAST HERO-(漫画:麻宮騎亜、2004年 - 2007年)
- JUNKスーツをデザイン[注 38]
- ローレライ(2005年)
- パウラ水密服をデザイン。
- 劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE(2006年)
- ZECTの制服をデザイン。
その他のデザイン
[編集]- スケバン刑事(劇場版)(1987年)
- サイボーグの腕のメカ部分。
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(1989年) - デザインワークス
- MSや戦艦・軍服・銃器などのデザイン。
- サイレントメビウス(劇場版)(1991年)
- 宇宙の騎士テッカマンブレード(1992年 - 1993年) - 設定協力[注 39]
- 装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端(1994年) - デザインワークス(設定原案)
- 機動戦士ガンダム MS IGLOO(2004年 - 2006年) - デザインワークス、スーパーバイザー
- 交響詩篇エウレカセブン(2005年) - デザインワークス
- 武半慎吾、コヤマシゲト、柳瀬敬之、中田栄治と連名。
- Ergo Proxy (2006年) - デザイン協力
- ガラスの艦隊(2006年) - コンセプトアドバイザー
- 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ(2007年) - ギガンティックデザイン
- 「ディアーヌ7」をデザイン。
- 地球へ…(2007年) - コンセプトデザイン
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年) - デザインワークス
- ゼーレのシンボルマークをリファイン。
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年) - デザインワークス
- シン・ゴジラ(2016年) - デザインワークス
- 特殊建機小隊エンブレムをデザイン[1]。
クリエイティブプロデューサー
[編集]- 鉄腕バーディー DECODE(2008年)
- 鉄腕バーディー DECODE:02(2009年)
脚本
[編集]- シャングリ・ラ(2009年、第11話)
挿絵・イラスト
[編集]小説
[編集]- 嵩峰龍二『ソルジャー・クイーン』シリーズ
- 富野由悠季『オーラバトラー戦記』(カドカワノベルズ版第1–3巻)
- 火浦功『未来放浪ガルディーン』シリーズ
- 水野良『ロードス島戦記』シリーズ
- ひかわ玲子『三剣物語』シリーズ
- ひかわ玲子『九大陸物語』シリーズ
- 葛城稜『亜妖精物語』シリーズ
- 滝本正至『アグノイア』シリーズ
パッケージ
[編集]商業デザイン
[編集]その他
[編集]- スーパーロボット大戦V(2017年) - 開発協力
連載
[編集]出演
[編集]- ビデオマガジン「BANDAI ANIRAMA PRESS 電影帝国」Vol.1–5(1988年 - 1989年発売) - 声優の川村万梨阿と共にメインキャスターを担当した。
- BSアニメ夜話(NHK BS2) - 以下の回にゲスト出演。
- 機動警察パトレイバー(劇場版)(2004年10月25日)
- 勇者ライディーン(2006年8月8日)
- X年後の関係者たち〜あのムーブメントの舞台裏〜 #35「機動警察パトレイバー」(2023年3月7日、BS-TBS)[47]
交友関係
[編集]この節に雑多な内容が羅列されています。 |
- 親しい友人からは「ブッちゃん」の愛称で呼ばれる。
- 学生時代はいちアニメファンとして『宇宙戦艦ヤマト』のファンクラブなどに所属し、自主アニメ企画を立案していた。当時ヤマトのファンクラブの会長だった氷川竜介によれば、お互い近隣に居住していたため頻繁に会報を手伝うなど交友があり、出渕のデビューのきっかけを以下のように述懐している。
- 当時の氷川は、ヤマト以外にも総合的なアニメ情報を扱う会報を制作しており、出渕も協力していた。『超電磁ロボ コン・バトラーV』の特集および新番組『闘将ダイモス』の情報を掲載した号にて、両作品の監督である長浜忠夫と出渕がファンレターをきっかけに交流をもったことが話題となり、サンライズで面会する機会が設けられた。その際、上述した出渕の自主アニメ企画をまとめた同人誌を見た長浜は、出渕のデザインに可能性を感じる。後日長浜の依頼でダイモスの敵メカデザインを作成することになり、提出したデザインはそのまま採用されデビューを果たす。
- 東映のプロデューサー鈴木武幸ともここで面識を持ち、のちの特撮デザイナーへとつながっていく。
- 氷川の著書『20年目のザンボット3』に収載された、1979年の富野由悠季へのインタビューに登場する氷川の友人とは出渕を指す。
- 漫画家ではゆうきまさみやとり・みきらと親交があり、彼らの漫画に登場している。
- 『ルーンマスカー』第1巻は、当時気鋭の人気デザイナー兼イラストレーターだった出渕初の漫画単行本という背景も手伝って、出版歴のない作家としては初版が異例のヒットをとげ、出渕に高額印税が舞い込む。だが、かつてない大金の使い道に困惑した出渕は相談するため友人らをめぐった。その際、「別荘を購入させる」という悪ふざけの企みが友人間で画策されたという。友人らの「ブッちゃんは多忙で使う暇がないから、別荘を購入させて俺たちが使えば(出渕の税金対策にもなって)お互い幸せじゃないか」という他愛のない会話から生まれたエピソードである。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ↑ 「ヤマト・アソシエイション」というファンクラブへ入会した。
- ↑ アニメ『パトレイバー』シリーズで監督を務める押井は、従来のヒーローメカ然としたレイバーのデザインに不満を持っていたと述べ、「メカ音痴のメカデザイナー」とこき下ろしている。
- ↑ ケンプファーやサザビー、ズワァース、イングラムなど。
- ↑ ガルディーン、イングラム、ジェガンなど。
- ↑ そのとてつもない影響力は、今日のゲームやライトノベルのファンタジー作品に色濃く反映されている。
- ↑ 日本のエルフの耳が非常に長いのは出渕の影響だとされる。だが出渕自身はアニメ化の際に、彼の絵を基にキャラクターをデザインした結城信輝が耳をより長く伸ばしたためかもしれないと発言している。「エルフの耳は長いもの」だと思い込んでいたため、自身の影響だと指摘され初めて気が付いたという。のちに自分自身で納得したのは、映画『ダーククリスタル』に登場するキアラ(キーラ)というヒロインの長い笹耳に影響された可能性があるということ。またダークエルフのビジュアルを褐色の肌と白系の髪色にしたのも出渕である。以降、他作品に登場するダークエルフのほとんどが同様の外見となった。
- ↑ ただし、商用パッケージイラストを描くときは、ファンタジー要素を強めるためにあえてその時代の技法を使うこともある。
- ↑ 本人は「困った時に呼ばれるリリーフデザイナーだ」と自嘲している。
- ↑ 海外作品においては、一般的な『サンダーバード』よりも『謎の円盤UFO』をはるかに好んでいた。
- 1 2 出渕は勇者ライディーンのファン。初期の演出に携わった富野由悠季に「またライディーンみたいなものを作ってください」と直接言及している。[4]。
- ↑ 当時の両者は、まだ知る人ぞ知る存在だった。
- ↑ 当時、出渕が参加していた『未来ロボ ダルタニアス』の制作スタジオの一階下で『ガンダム』が制作されていた。『ガンダム』に是が非でも携わりたい出渕はうらやましく見ていたという。
- ↑ 同グループに所属していた火浦功にも協力を求めた。
- ↑ 富野からキャラクターデザイナーに指名されたいのまたむつみが引き入れた永野護がメカデザインの担当になったため。
- ↑ 初めはゼフォン (Xephon) という名前であったが、すでに商標登録されていたのでラーゼフォン (Rahxephon) に変更した。
- ↑ 「まず庵野秀明にオファーしたが、多忙だったため二番手の出渕になった」という説は誤り。リメイクの話が浮上する以前に出渕が冗談で「もし庵野が『ヤマト』のリメイクをやるなら自分が補佐に就く」と発言したエピソードに尾ひれがついたもの。
- ↑ 根元歳三と共同で担当。
- ↑ ただし描いたのはラフまで。クリンナップしたのはアニメーターの金山明博[5]。
- ↑ 大型WMの中に『伝説巨神イデオン』の重機動メカを思わせるフォルムのものがあるのは、まだ宇宙的だったころの湖川友謙のデザインをアレンジした名残り。
- ↑ 宮武のデザイン。
- ↑ スポンサーの意向やスタッフによるアイデアを湖川がまとめデザインされた。
- ↑ 『超時空世紀オーガス』参加のため。
- ↑ 硬い殻を持った外骨格の昆虫からインスピレーションを得ている。
- ↑ デザインは大河原邦男。
- ↑ 元のデザインはタツノコプロ作品に登場するSFメカのようだった。
- ↑ ただでさえ時間のないなかでコンペを行い切迫した状況となった。
- ↑ 「いづぶちゆたか」名義。
- ↑ 基本的にはテレビシリーズで宮武一貴がデザインした同名メカのリファインだが、顔に当たる部分にゼントラーディのワンマン戦闘ポッド・リガードやグラージと同様のモノアイカメラを配するなど、より統一感のあるデザインへとシフトさせている。
- ↑ 当時サンライズ企画室に在籍した井上幸一によれば「νガンダムのデザインは、コンセプトとベースワークを担当した当時のサンライズ企画室に出入りしていた若手デザイナーたちと、すでにベテランになっていた出渕の共同作業で出来上がったものだった」という[13]。
- ↑ 脚本・絵コンテは「いづぶちゆたか」名義。
- ↑ 同映画を基にした小説『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』に登場するモビルスーツのデザインや挿絵は星野之宣によるもの。出渕は関与していない[39]。
- ↑ 出渕のドイツ軍装フリーク振りが遺憾なく発揮されている。
- ↑ 警察ロボットである点に出渕曰く、パトレイバーとの因縁を感じるとのこと。
- ↑ シルバのデザインは、当初別のイメージで検討しており、鈴木からの要望によりハカイダー(『人造人間キカイダー』)を念頭に制作した[8]。また、巨大戦の敵は巨大ロボットだったが(巨大化した怪人ではない)、従来どおりの動物ベースによる要求が多く、自身の創作イメージと異なり辛かったと語っている[8]。
- ↑ メズール、カザリに関しては方眼紙のみのラフ画しか描かれておらずデザイン画が存在しない。
- ↑ 無意識的に『宇宙戦艦ヤマト』の影響が出ている。
- ↑ 怪人のデザインは「人間が変化した怪物」ではなく「超越した人間が着用するスーツ」をイメージしている。そのためかショッカーのマークはナチスだったり怪人の服装はドイツ軍装を連想させるデザインとなっている。
- ↑ 出渕の設定ではモノアイは2つだったが、作者の取り違いにより1つになっている。
- ↑ 当初はテッカマンのデザインを担当するはずだった。
出典
[編集]- 1 2 野村宏平、冬門稔弐「12月8日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、353頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
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- ↑ 『スーパーロボット大戦V パーフェクトバイブル』エンターブレイン、2017年、493頁。ISBN 978-4-04-733246-1。
- ↑ “ゆうきまさみ、出渕裕ら集結!「パトレイバー」の誕生に迫る番組、BS-TBSで明日放送”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年3月6日). 2023年3月8日閲覧。
参考文献
[編集]- 『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱 [上之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑 1975-1995』グライドメディア、2011年12月15日。ISBN 978-4-8130-2163-6。
- 『平成仮面ライダー怪人デザイン大鑑 完全超悪』ホビージャパン、2020年12月24日。ISBN 978-4-7986-2338-2。
- 『スーパー戦隊怪人デザイン大鑑 戦変万化 2011-2021』ホビージャパン、2022年11月30日。ISBN 978-4-7986-3007-6。
- 『スーパー戦隊怪人デザイン大鑑 戦変万化 1975-1988』ホビージャパン、2023年11月30日。ISBN 978-4-7986-3328-2。
- 村山実(編)「特撮グランドクロス」『宇宙船』vol.16、朝日ソノラマ、1983年11月20日、雑誌コード 01843-11。
- 加藤智(編)「ジム・ヘンソン「ストーリーテラー」」『B-CLUB』NO.32、バンダイ、1988年6月30日、ISBN 4-89189-412-1。
- 押井守『映像機械論メカフィリア』大日本絵画、2004年9月10日。ISBN 978-4-499-22754-4。
- 「スーパー戦隊制作の裏舞台 出渕裕」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1985 電撃戦隊チェンジマン》講談社〈講談社シリーズムック〉、2018年5月25日。ISBN 978-4-06-509612-3。
- 『機甲界ガリアン コンプリートアートワークス』新紀元社、2008年12月4日。ISBN 978-4-7753-0658-1。
- ニュータイプ編集部 編『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』角川書店〈ニュータイプ100%コレクション10〉、1988年5月1日。
- 「小黒祐一郎「この人に話を聞きたい 出渕裕」」『アニメージュ 2008年7月号』、徳間書店。
外部リンク
[編集]
ウィキメディア・コモンズには、出渕裕に関するメディアがあります。