空間騎兵隊

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空間騎兵隊(くうかんきへいたい)は、アニメ「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」に登場する地球防衛軍の部隊。

概要[編集]

初出はアニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』。戦闘行動に際して宇宙船や飛行物体を使わず、直接惑星表面に降下して戦う部隊であり、以前の海兵隊に相当すると定義される[1]。粗野なほど豪放かつ宇宙飛行に不慣れで宇宙酔いもするが、本領たる陸戦に際しては精強そのものである。

『さらば』の小説版[要出典]によれば、以前の対ガミラス戦での経験を基として新たに編成された部隊。対要塞攻略戦、対テロ戦、敵陣地への降下戦、艦内での白兵戦など危険で特殊な任務を担当する。降下部隊として戦う際には、背負い式の小型ロケットを装着して目的地へ降下する。

主な携行装備は対戦車バズーカ砲AK-01 レーザー自動突撃銃コスモガンコスモ手榴弾

劇中での登場[編集]

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
ヤマト乗組員たちが無断発進のため海底ドックのヤマトに集結していた際、突然旧乗組員ではない斉藤始を中隊長とする空間騎兵隊の一個中隊30人ほどが現われ、強引にヤマトに乗り組んでくる。当初は艦医の佐渡酒造にスカウトされた、とされていたが、後に地球防衛軍司令長官がヤマト乗組員を支援するために極秘で差し向けたことが判明する。その後、白色彗星帝国軍の攻撃を受けて大破したパトロール艦「ゆうなぎ」での救助やテレザート星でのザバイバル戦車軍団との戦闘、デスラー艦上での白兵戦などで活躍し、都市帝国との最終戦までで全員が戦死した。
宇宙戦艦ヤマト2
『さらば』をテレビ版として再構築した本作では、斉藤指揮下の部隊は第11番惑星基地の駐屯部隊という設定になっており、第6話でコズモダート・ナスカ率いる空母艦隊の襲撃を受けるが、地球を強行発進してきたヤマトから救援を受け、そのままヤマトに乗り組んで一緒に航海することとなる。
当初は粗野で無思慮な言動から再三トラブルを起こしてヤマトクルーから厄介者扱いされ、特に古代進加藤三郎と対立することが多かったが、第13話、第14話におけるテレザート星での陸上戦では勇戦したほか、第23話、第24話のデスラー艦隊との決戦ではガミラス兵相手の白兵戦を戦った。しかし最後は『さらば』と同様、第25話の対都市帝国戦で斉藤以下全員が戦死した。
ヤマトよ永遠に
本作では「空間騎兵隊」の名前は出てこないが、地球に降り立った重核子爆弾の調査や、地球へ残った森雪とともに重核子爆弾を占拠した陸戦部隊[2]が、空間騎兵隊と同じ装備をしている。
本作を原作とするPS2用ゲーム『宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲』『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』では、この部隊が空間騎兵隊であるとされ、オリジナルキャラクターとして古野間卓ら数人が登場する。

SPACE BATTLESHIP ヤマト[編集]

アニメ版のパラレルワールド作品である本作では、斉藤を隊長とする部隊(劇中では単に空間騎兵隊と呼ばれている)が沖田艦に配属されており、後にヤマトへ転属されている。職務は白兵戦闘や艦内のMP業務のほか、被弾時のダメージコントロールや他班の補助を行っている。ガミラス・イスカンダル星への上陸作戦ではブラックタイガー隊の奮闘や山本明の自己犠牲によって上陸に成功するが、最終的にはガミラス兵との戦闘で全員が戦死した。

このほか、斉藤の部下かは不明だが、ヤマトの建造が行われていた秘密ドックの警備を行っている隊員も登場する。

リメイクアニメ[編集]

宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品として制作された『宇宙戦艦ヤマト2199』から始まる本シリーズでは、宇宙海兵隊という組織が存在しており、空間騎兵隊はこの下位組織となっている[3]

『2199』では設定上のみの存在で、公式サイトのコスモシーガルの解説文に「戦闘員(空間騎兵)を最大24名収容可能」という記述[4]や、設定資料本の伊東真也の解説文に「ヤマト以前の宇宙艦艇は艦内の保安を戦術科員や空間海兵隊が担当していた」という記述[5]などが存在する程度だった。しかし、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』公開直前に、具体的な軍組織内での位置付けや「ガミラスとの戦端が開いた2191年から2199年までの間に、各戦線の火消し役として投入されて大部分が失われた」という設定が明らかにされ[6][3]、同作で初登場となった。

なお、本シリーズでは永倉志織のように女性も所属している。

劇中での登場(リメイクアニメ)[編集]

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
プロローグで斉藤始の所属する第7連隊が登場する。月面駐屯地に駐留していたが、ガミラス空母の艦載機による爆撃で壊滅し、救援を待っていたところ、地球圏から離脱していくヤマトを目撃する。その後、第7連隊の生存者は極東地区地下都市の治安部隊として暴徒鎮圧任務に充てられる[3]。ちなみに、月面のエピソードは、本作の総監督の出渕裕が、本作制作以前に「時間があればやりたい」と語っていた、キャラクター別の視点でのサイドストーリーの1つである[7]

脚注[編集]

  1. ^ 松本零士版漫画作品(秋田文庫第2巻、ISBN 978-4253170185)より[要ページ番号]
  2. ^ 名称は『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』(デアゴスティーニ・ジャパン、2010-2011年)第41号P14より。
  3. ^ a b c 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-Vol.1』(マッグガーデン、2014年、ISBN 978-4800004680)P116。
  4. ^ コスモシーガル - 宇宙戦艦ヤマト2199公式サイト、2015年10月17日閲覧
  5. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集[EARTH]』(マッグガーデン、2013年、ISBN 978-4-80-000192-4)P214。
  6. ^ 宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』BD・DVD(バンダイビジュアル、2014年)特典映像「地球組織解説」より。
  7. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 「ヤマト計画」記録集』(KADOKAWA、2013年、ISBN 978-4-04-110597-9)P100。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]