真田志郎

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真田志郎
宇宙戦艦ヤマトシリーズのキャラクター
登場(最初) 宇宙戦艦ヤマト』第3話「ヤマト発進!!29万6千光年への挑戦!!」
作者 松本零士岡迫亘弘
声優 青野武
大塚芳忠宇宙戦艦ヤマト2199
俳優 柳葉敏郎SPACE BATTLESHIP ヤマト
プロフィール
年齢 28歳(第1作)〜48歳(復活篇)
29歳(ヤマト2199)
性別
国籍 地球連邦
肩書き 宇宙戦艦ヤマト工作班長(第1作〜完結編)→副長兼任(ヤマトIII)→地球連邦科学局長官(復活篇)
宇宙戦艦ヤマト技術長兼副長(ヤマト2199)

真田 志郎(さなだ しろう)は、アニメ宇宙戦艦ヤマトシリーズ』の登場人物。声優青野武、『宇宙戦艦ヤマト2199』では大塚芳忠、実写映画版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』での俳優は柳葉敏郎[1]

概要[編集]

宇宙戦艦ヤマトの工作班長[2]。『宇宙戦艦ヤマトIII』および『宇宙戦艦ヤマト2199』では副長も兼任する。2171年生まれ。科学技術全般に精通する人物で、シリーズを通して様々な場面で名参謀ぶりを発揮する。

古代進の兄、古代守とは宇宙戦士訓練学校での同期で親友、後には守の弟である進を本当の弟のように思い、彼を公私にわたって手助けする。

第1作『宇宙戦艦ヤマト』第26話の空間磁力メッキや『宇宙戦艦ヤマト2』第10話のエネルギー吸収装置、『ヤマトよ永遠に』の波動カートリッジ弾など、新兵器やアイテムをほとんど何の伏線もなく登場させることが多々ある。これに関連して、「こんなこともあろうかと」という台詞が彼の代名詞として各種媒体で多用されている[3][4]が、実際に本編中でこの台詞を発したことは『宇宙戦艦ヤマト 完結編』までのシリーズ作品では1度もなく、近い台詞でも『ヤマト2』第10話で発した「たぶんこんなこともあろうと思って〜」の1度のみである。

初期設定名は「真田佐助」で、由来は猿飛佐助[5]。初期設定では49歳であり、科学万能主義で人より機械を信じる性格だった[6]。また、航海途中で反乱を起こす予定だったが、スタッフが徳川と間違えたため、反乱の首謀者ではなくなる(宇宙戦艦ヤマト#未使用設定参照)。豊田有恒原案・石津嵐作の小説版『宇宙戦艦ヤマト』では、初期設定に近い人物描写となっている(1977年7月発売の映画版『宇宙戦艦ヤマト』の劇場公開と合わせて発売された、主題歌とドラマの一部を収録したLPレコード盤『宇宙戦艦ヤマト』での人物紹介でも名前、性格とも豊田・石津版小説と同様になっている)。

劇場版第1作の字幕などでは「真田志」の表示が見られることがある(PSゲームシリーズのEDクレジットでは『イスカンダルへの追憶』を除き、「真田志」で統一されている)。

劇中での登場[編集]

宇宙戦艦ヤマト
第3話から登場。波動エンジンを活用した新兵器である波動砲の開発をはじめ、第18話のシームレス戦闘機や第26話の空間磁力メッキ等、色々なものを開発した。また、第8話でのガミラス冥王星基地反射衛星砲破壊工作隊指揮、第9話でのアステロイドシップ計画、第11話でのデスラー機雷排除、第18話での無人宇宙要塞爆破、第22話でのドリルミサイル逆転など、開発以外の面でも多くの場面で活躍した。
第18話では過去が語られ、元は画家志望の少年だったが、小学生の時に、家族で遊びに行った遊園地での事故で、姉の命と自らの手足を失って以来、科学を屈服させるべき傲慢な敵と認識し、科学畑のプロになったという身の上が明かされる。また、古代守と同期で親友だったことや、地球にとって最終決戦である冥王星会戦の際に、古代守が艦長のミサイル艦「ゆきかぜ」を整備しながらも、同艦に地球への帰還性能を保証できなかったと悔やんでいることも語り、古代進に謝罪した。このシーンは後に、第25話でイスカンダルで古代守が生存していた事を知らされ、喜び勇んで艦長室に駆け付けて来る場面に繋がる。
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
地球防衛軍科学局に勤務。古代進が持ち帰った謎のメッセージを解析、接近中の白色彗星との関連を危惧して古代と共に防衛会議へ調査を進言するが却下され、古代と共に旧乗組員に呼びかけて廃艦処分となったヤマトで旅立つ。
白色彗星帝国の都市帝国に侵入しての決戦で、艦長である古代をヤマトに帰還させ、自らは斉藤始と共に動力炉へ突入。最期は敵兵を食い止めつつ立往生した斉藤の亡骸を抱えながら、仕掛けた爆弾に点火して動力炉と運命を共にした。死地に赴くにあたって古代に向かって「(古代を)実の弟のように思っていた」と言っているが、これは真田が古代の兄・古代守と親友であったことに端を発した台詞である。
宇宙戦艦ヤマト2
第1話から登場。地球防衛軍科学局局長。大幅に自動化された最新鋭戦艦アンドロメダに対し、「戦いは人間がするもの」との考えから、「戦艦ではなく戦闘マシーン」と呼び、「この艦では敵に勝てない」と評した。
白色彗星観測とメッセージ解析は『さらば』とほぼ同様であるが、積極的に蜂起を促した『さらば』とは逆に、本作ではヤマト発進へとはやる古代を「俺たちだけでヤマトは動かせんぞ」と抑えて冷静な判断をするよう落着かせる役回りであり、その後も古代を始めとする他の乗組員を精神的に導く立ち位置にいる。また、主砲をはじめとするヤマトの装備を改良していたが、第6話では戦争のために新兵器が役に立つことに複雑な心境をのぞかせている。
第25話の都市帝国での戦いでは、義肢である左脚を破損したため動力炉までは同行せず、敵を食い止めつつ古代と斉藤に動力部の爆破を指示し、最後は古代と共にヤマトへ生還した。そのため、『さらば』での「弟」云々の台詞はなくなった (代わりに斉藤が、自分より年下の古代を兄貴のように思っていたとの趣旨の台詞を吐いている)。その後、古代にデスラーにならって、たとえ地球が住めない環境になったとしても人類は生き延びるため努力するべきだと語りつつ、古代に背負ってもらい救命艇でヤマトを退艦する。
宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち
新乗組員の訓練航海へと出航したヤマトに乗り組む。暴走したイスカンダル星からスターシャたちの救助へ行った際、親友である古代守に、脱出を必死に呼びかけた。
また、未公開シーンでは真田がコスモタイガーIIを駆って出撃し、大ピンチに陥った古代守を援護する場面が存在した[7]
ヤマトよ永遠に
地球防衛軍司令長官の命により、小惑星イカルス天文台にて秘かにヤマトを保管・改造する一方、宇宙戦士訓練学校校長山南の下で生徒の訓練に務めていた。暗黒星団帝国との戦いでは敵の謎の超大型ミサイルをハイペロン爆弾と見破り、起爆装置は敵母星にあると推測した。
また、古代守とスターシャの娘サーシャを姪の真田澪として預かり教育していた。このため、サーシャに対しては自身の娘のような感情を抱いている。デザリアム本星攻撃の際、サーシャがデザリアムに残っていることで新波動砲の発射を躊躇している古代進を怒鳴りつける一方、たった1年だが親代わりにサーシャを育てた自身にも耐え難い葛藤があることを吐露している。なお、サーシャの実父かつ自分の長年の親友であった守が殉職したことに関しては、真田の想いは描かれていない。
宇宙戦艦ヤマトIII
第1話から登場。航海班長島大介と共にヤマトの副長に任命され、艦長となった古代を補佐して「第二の地球探し」に努める。
第17、18話では、ガルマン・ガミラス帝国フラウスキーとともに太陽核融合異常増進を制御に向かうため、ヤマトと別行動をとった。
宇宙戦艦ヤマト 完結編
ディンギルの兵器「ハイパー放射ミサイル」に対し、防御装置である「対ハイパー放射ミサイル艦首ビーム砲」を開発して、ヤマトの危機を救う。都市衛星ウルクでの戦いでは、「古い地球文明を受け継いでいるなら都市神殿を中心に構成されている」と進言し、敵中枢部の位置を特定する。
ヤマト自沈の際は、古代たちと並んでヤマトと沖田に対し真っ先に敬礼を行った。
宇宙戦艦ヤマト 復活篇
地球連邦科学局長官。観測史上初の移動性ブラックホールを観測。地球を飲み込む事が確実になったことにより開始された人類移民計画を進める。第3次移民船団護衛のために、宇宙戦艦ヤマトを復活させ、古代進をヤマト艦長・第3次移民船団指令に任命する。
地球から脱出せず、科学者として地球の最期を見届けようとする。その後、英雄の丘にて沖田の像に敬礼し、その後発進していくヤマトを見て口元に笑みを見せた。
通常版エンディングでは、ヤマトの六連発のトランジッション波動砲のエネルギーを一度に発射したらどうなるかなど、それに対するセキュリティロックをかけ、計算したらロックが解けるようするなど、先見の明は衰えていない描写を見せた。

宇宙戦艦ヤマト2199[編集]

第1作『宇宙戦艦ヤマト』(以下、旧作)のリメイク作品である本作では、技術長兼副長、階級は三等宙佐、年齢は29歳と設定された。沖田の懐刀であり、科学解析・情報分析・開発・工作を統括するほか、沖田が持病の悪化等で艦の指揮を取れなくなった際は、代理で臨時に指揮を執る。第一艦橋の席が太田と入れ替わっている(前方の窓から見てより奥になった)。

敵や事象の分析・解析等に多大な功績を挙げている反面、戦闘指揮は不慣れであり、第13話の対次元潜航艦戦や第15話の対ドメル艦隊戦において臨時指揮を執った際は、いずれも敵の罠に嵌ってしまっている。

性格面では旧作以上に冷静沈着で、感情を表に出すことが少なく、古代からは「コンピューター人間」と評された。口数も少なく部下の新見薫に自分の意思を代弁させることもある。しかし、中原中也の詩集を読む、岬百合亜の艦内ラジオに寓意あふれる幻想小説の朗読をリクエストする、対次元潜航艦戦では古代の熱意に押されて独断専行を許すなど、単なる知性派ではない深い情の持ち主でもある。科学的な会話に夢中になることがあり、第15話でユリーシャに憑依された百合亜に波動砲の原理について尋ねられた際には熱心に応えていたが、彼女の髪型の変化などには全く気付いていなかった。

ヤマト乗艦以前の経歴も変更され、MITと宇宙防衛大学を経て国連宇宙軍に入隊し、幕僚監部作戦部9課に所属して「ヤマト計画」の中枢に関わっていたと設定されている。

劇中での登場(2199)[編集]

第1話から登場。作戦部9課に所属して「ヤマト計画」の中枢に関わり、後にヤマトへ乗艦する。

旧作同様、古代守とは宇宙防衛大学からの親友であり、中原中也の詩集も彼から譲り受けたものである。メ号作戦が陽動であることを知っていながら、極秘であったためそのことを守に告げることができず、ずっと悔やんでいた。第1話で土方竜から「古代は残念だった」と言われる、第4話で発見されたユキカゼの残骸に敬礼する、第5話でユキカゼの生存者について再度確認するなど、古代守に関わる描写が所々に挟み込まれている。第17話では、亜空間ゲートのシステム衛星を再起動する際に大量の中性子が放出されることを知って進と雪を制御区画から閉め出した時に、守のことを進に告げ、罪滅ぼしも兼ねて自分一人だけ犠牲になろうとするが、進の言葉で考えを変え、中性子を通しにくい水の中に潜り生還した。ヤマトに戻った後、詩集を兄の形見として進に渡そうとしたが、進は遠慮し再び譲り受けることになる。

そのほかの活躍に関して、第9話でのオルタの事件の際には、オートマタであるオルタを「機械に心はない」と断言する伊東真也に対し、「オートマタの処理系統に人間と同じ意識が芽生えないと証明する方法はない」と反論している。最終話では、コスモリバースの波動パターンがイスカンダルの科学力によって保存された古代守の記憶であると推測し、艦内に出没する幽霊もコスモリバースシステムそのものとなった古代守本人であるとも推測する。この際、イスカンダルの科学力に対して「『十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない』か」と評した。

脚注[編集]

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  1. ^ 映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」特集 [テレビドガッチ]
  2. ^ 劇中において彼の肩書は「工作班長」「技師長」「工場長」「技術班長」など複数登場しており、資料によってもまちまちで統一されていない(そもそも彼が責任者を務める部署の名称自体が「工作班」「技術班」「艦内工場」など明確に統一されていない)。
  3. ^ バンダイビジュアル・劇場版宇宙戦艦ヤマトDVDシリーズCM。『宇宙戦艦ヤマトIII DVDメモリアルボックス』(バンダイビジュアル)第5巻に映像特典として収録。
  4. ^ 『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』(デアゴスティーニ・ジャパン、2010-2011年)の「大宇宙科学技術講座」内にあるコラム。
  5. ^ 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 設定資料集』(スタジオDNA、2001年)P126。
  6. ^ 『宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX 記録ファイル』(バンダイビジュアル、2008年)P6。
  7. ^ 『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』BD(バンダイビジュアル、2012年、BCXA-0715)・DVD(バンダイビジュアル、2009年、BCBA-3709)収録の映像特典。

外部リンク[編集]

  • 真田志郎 - 宇宙戦艦ヤマト発信!(インターネットアーカイブ2006年1月3日分キャッシュ)
  • 真田志郎 - 宇宙戦艦ヤマト2199