テレサ (宇宙戦艦ヤマト)

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テレサ
宇宙戦艦ヤマトシリーズのキャラクター
登場(最初) さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
声優 上田みゆき(『さらば』)[1]
岡本茉利(『ヤマト2』)[2]
岩男潤子PSゲーム[3]
神田沙也加(『2202』)[4]
プロフィール
性別
国籍 テレザート星(『ヤマト2』、PSゲーム、『2202』)
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テレサは、アニメさらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の登場人物。

声優上田みゆき(『さらば』)、岡本茉利(『ヤマト2』)、岩男潤子(PSゲーム版)、神田沙也加(『2202』)[5]

登場作品によって設定に差異があるが、白色彗星帝国(『2202』では帝星ガトランティス)による宇宙の危機を告げるために訴え、祈り続ける女性という点は共通している。

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち[編集]

裸身で祈る反物質世界の人間として描かれ、古代進たちが住まう世界(物質世界)とは物理的に交われない存在となっている。

かつて白色彗星帝国が侵攻した星から唯一逃れたが捕らえられ、テレザート星の中心で幽閉器により幽閉されている。古代のコスモガンにより幽閉器の一部が破壊されたことで開放され、白色彗星内の帝国の存在と脅威を彼らに伝えた[6]後、全宇宙の人々のために戦うヤマトの勇気に祈りを捧げつつ宙へ消える。物語終盤には超巨大戦艦特攻するヤマトの前に現れ、反物質である身体を武器として共に超巨大戦艦に向かい、これを葬る。

宇宙戦艦ヤマト2[編集]

反物質世界の人間ではなく超能力者[7]という設定になり、袖に玉飾りのある青いロングドレスを身にまとった、見た目は普通の人間の女性である。祈りの描写も変更されて通信機で連絡しているが、心の乱れが通信出力に影響を与えてヤマトの通信機をオーバーロードさせてしまう描写もある。宇宙船としての機能も有する宮殿テレザリアムに住み、宮殿ごとテレザート星の地下洞窟に閉じ込められていたが、『さらば』のような特殊な装置で力や逃走を封印されている描写は見られない。

姿が初登場するのは第8話。島大介と幾度かの通信を介して彼へ想いを寄せるようになり、第15話で対面した際には「戦乱に陥ったこの星の文明と人々を滅ぼしたのが自分であり、その罪の意識により力の使用を自粛している」と島のみに告白している。島からの告白・抱擁の後、島をヤマトに帰すために一旦はヤマトへ搭乗するも、愛する島とヤマトのためにテレザート星へ戻り、忌み嫌っていた自身の能力でテレザート星を爆発させ、白色彗星を道連れにしようとする。結果として破壊には至らなかったが、軌道を逸らし、速度も低下させ、後方に迫られていたヤマトの逃げる時間を稼ぐことに成功する。この際に死亡したと思われたが、実際にはテレザリアムで脱出しており、第24話でデスラー艦隊による被弾で宇宙に投げ出されて瀕死の島の前に現れ、自らの血液の大部分を輸血して彼の命を救う。そして、第26話において万策尽きて超巨大戦艦への特攻を考えた古代を生きて地球に帰るように説得すると、島を古代に託して自身は自らの超能力の全てを開放し、命と引き替えに超巨大戦艦を破壊する。

なお、本作の続編である『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』でも、英雄の丘での黙祷シーンでの回想において、超巨大戦艦に向かう姿が新規作画で1カットのみ登場する。

PSゲーム版[編集]

PS版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』に登場。また、PS2版『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』でも、プロローグでの回想ムービーで登場する。

容貌は『さらば』の方に近い幼さの残るもので、服装は『ヤマト2』準拠だが、袖や玉飾りのないローブになり、半透明で体が透けて見えるようになっている。また、パッケージイラストやゲーム中のテレザート星表面に現れるイメージ映像は『さらば』に準拠して裸で祈る姿となっている。

基本設定は『ヤマト2』に準じており、反物質を操る人間となっている[8]。ただし、テレザート内の洞窟には軟禁状態ではなく、自ら籠城していた。『ヤマト2』ルートでは、ほぼ『ヤマト2』と同様の展開を迎えるが、『さらば』ルートでは島に会うことはない。また、同ルートでは脱出せずにテレザート星と運命を共にしたが、滅びた肉体が反物質に置換されて復活を遂げ、最終決戦時のヤマトの前に現れて『さらば』と同様の展開を迎える。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち[編集]

『さらば』『ヤマト2』のリメイク作品である本作では、容姿の設定やテレザート星の存在こそ旧作を踏襲しているもののテレサ本人は「宇宙の平安を願い続ける女神」として、祈りも強力な精神エネルギー波(コスモウェーブ)という設定になっており、それを用いて旧ヤマトクルーに宇宙の危機を知らせる[9]

なお、『さらば』『ヤマト2』ではいずれも物語開始時点において地球側は白色彗星帝国の存在をまったく知らず、テレサのメッセージによって初めてその存在に気付く展開であったのに対し、本作では時系列上3年前が舞台である『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の時点で、ガミラス側から提供された情報によってヤマトがガトランティスの存在を認知しており、グタバ遠征軍との遭遇でファーストコンタクトも果たしている。そのため、すでに狙いを定められていた地球にメッセージを送った旧作とは異なり、本作では地球へコスモウェーブを放ったことを、テレサの力を求めてテレザート星の攻略時にズォーダーが知り、地球にも侵略の手を伸ばすという展開になっている[9]

出典[編集]

  1. ^ 『宇宙戦艦ヤマト画報 ロマン宇宙戦記二十五年の歩み』(竹書房、2001年、ISBN 978-4-8124-0700-4)p. 204。
  2. ^ 『宇宙戦艦ヤマト画報 ロマン宇宙戦記二十五年の歩み』(竹書房、2001年、ISBN 978-4-8124-0700-4)p. 205。
  3. ^ 『宇宙戦艦ヤマト画報 ロマン宇宙戦記二十五年の歩み』(竹書房、2001年、ISBN 978-4-8124-0700-4)p. 211。
  4. ^ STAFF & CAST 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち”. 2017年3月4日閲覧。
  5. ^ 神田沙也加『宇宙戦艦ヤマト2202』テレサ役「本当の意味での声優デビュー」”. ORICON STYLE. 2017年1月6日閲覧。
  6. ^ “救援を求めたテレサは、白色彗星が全宇宙を支配しようとしていると説明。「宇宙は広い。でもひとつなのです」と平和の大切さを訴えた dot.フォトギャラリー | 蘇る「愛の戦士たち」”. dot. (朝日新聞出版). https://dot.asahi.com/photogallery/archives/2017022000067/3/ 2017年3月4日閲覧。 
  7. ^ 『ヤマト2』第1話でのみ「反物質を使う女」と言われているが、それ以外で反物質関連の描写は出てこない。
  8. ^ 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 設定資料集』(スタジオDNA、2001年、ISBN 4-921066-84-1)p. 072。
  9. ^ a b CHARACTER & MECHANIC|宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち2017年2月14日閲覧。

外部リンク[編集]