日暮かごめ

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日暮かごめ(ひぐらし かごめ)は、高橋留美子原作の漫画作品『犬夜叉』に登場する架空の人物。本作のヒロイン

TVアニメ版での声優はゆきのさつき、初代サンデーCM劇場での声優は岩男潤子。舞台での演者は若月佑美

人物[編集]

現代の日暮神社に住む中学3年生の少女。年齢は15歳→19歳。家族構成は祖父、父[1]、母、弟(草太)の5人暮らし。一人称は「私」。1981年4月生まれ、身長158.8cm。料理は普通にできる[2]。好物はおでんアイスクリーム。昔、水泳教室に通っていたらしく、泳ぎがうまい。桔梗の生まれ変わりで、体内に四魂の玉を持っていた。かわいいものが大好きでしっかり者。褒め殺しに弱く、おだてられると情が移ってしまうタイプ。

15歳の誕生日に、神社内の祠にある骨喰いの井戸から百足上臈に引きずり込まれて戦国時代にやってきた。そして成り行きで犬夜叉の封印を解く。その後、四魂の玉を飲み込んだ屍舞烏を退治しようとして誤って四魂の玉を粉砕、そのかけらを日本中に散らしたことから、彼女の戦国時代での生活が始まる。

戦国時代では基本的に学校のセーラー服を着用している。スカートが非常に短いが、パンチラはない。セクハラは断固として許さないが、スカートめくりをされても怒らない[3]自転車や、大量の荷物を詰め込んだ巨大なリュックサックを持ち込んでいる。中身は勉強道具、救急セット(救急箱)、食料、レジャーシートなど。

スタイル抜群で、巨乳。初期に一度だけ水着姿を披露、原作ではハイレグ、アニメでは普通の水着になっている[4]

四魂の玉の気配を感じる、弓矢で妖怪を打ち倒す、邪気を浄化する、敵(黒巫女・椿)が放った呪いのかけられた式神を呪い返しで敵に向けて跳ね返すなど、桔梗譲りの様々な神通力を使える。当初は曲魂(まがつひ)によって、本来の霊力を封印されていた。公式ガイドブック(30巻時点)では、まだ能力を使いこなせていないだけで、本来は桔梗以上に霊力が強い。桔梗の復活時に魂の一部(裏陶曰く陰の気=桔梗の怨念)を奪われる。

霊山・梓山にある梓山の弓を手に入れて奈落に操られた瞳子の魂と戦った後は、盾となる物や障害物があっても、それをすり抜けて標的を撃ち抜く消える矢を放つことができるようになる。度胸があるのか場慣れしたのか、凶悪な妖怪に接しても怖気づかない。ミミズなどの系統は苦手。仮病を使って何日も学校を休んでいたり、高校受験を控えているためか、戦国にいても勉強を怠らない。しかし努力も空しく以前は学内試験において30番以下の順位をとったことがなかったが、戦国時代を行き来するようになってからは成績(特に数学)がどんどん低下していく。普段は大人びた言動を取る反面、年相応らしく恋愛に心を向ける時もある。

最終決戦にて、奈落を倒したことで四魂の玉に取り込まれかけるが、後を追ってきた犬夜叉と共に玉の消滅を願い現代に生還する。その後は井戸が過去へ通じなくなり普通の高校生活を3年間送るが、卒業後、犬夜叉と共に生きることを望んだことで再び戦国時代に行き彼と再会、楓の村で巫女見習いとして生活する日々を送る。以後、巫女服を着用している。現代においては高校卒業後すぐに嫁いだことになっている。この時、りんに着物を届けた後帰っていく殺生丸に「お義兄さん(おにいさん)」と呼びかけていた。

犬夜叉との関係[編集]

最初の頃は、犬夜叉とは口喧嘩が絶えなかったが、闘いの中で危機を乗り越えて行くうちに、いつしか相思相愛に。「おすわり」は、犬夜叉を落ち着かせる唯一の言霊である。桔梗の死を救えなかったことを強く後悔、犬夜叉との関係も危惧されたが、自分の身を案じてくれる犬夜叉の提案を退け「ずっとそばにいる」と決意。四魂の玉との戦いが終わって現代に戻り、3年間経ってもその思いは変わらず、最終的に犬夜叉と共に戦国時代で生きることを選んだ。

戦闘能力[編集]

高い霊力を持っているが戦闘経験のない現代人でもあるため、当初の戦闘力は低く破魔の矢を外すことがあるなどもありサポート的な役割が多かった。肉体は普通の人間の女性並みであるため、運動神経は低いが学力は高い。犬夜叉の火鼠の衣を借りて身を守ったこともある。敵の幻影術を無効化する力を持ち、無女の幻術や奈落の幻影殺が効かなかった。アニメでは奈落の幻影殺にかかっている。

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破魔の矢
桔梗同様、霊力のこもった矢を相手に飛ばし、滅する技。怒りで本気になった時などは直撃すれば相手を粉砕する程の威力を誇る。射的を得意とせず戦闘経験がないためか、狙いを外すことも多い。霊山にある梓山の弓を手に入れて奈落に操られた瞳子の魂と戦った後は、盾となる物や障害物をすり抜けて標的を撃ち抜く消える矢を放つことができるようパワーアップした。
破魔の霊力
相手の身体に直接、手で触れて霊力を発し相手を追い払う技。桔梗と違い意識して安定して使いこなすことはできない。
呪い返し(霊力返し)
桔梗同様、相手が放った霊力を、そのまま本人に返す技。椿がかけた四魂のかけらが体内に入る呪いで苦しむ状態で椿が放った呪いの式神を跳ね返した。
邪気払い
清浄な霊力で邪気や瘴気といった悪しき気を浄化する技。かごめは高い霊力を持つため、常人では耐えられない邪気をも無効化する。
言霊の念珠
犬夜叉のみに通用する鎮め技。楓の掛けた言霊の念珠が玉鎮めの言霊「おすわり」に反応して犬夜叉を大地に引き倒す。物語中盤・終盤はあまり使用していなくなった。他の人間が「おすわり」と言っても効果はない。

持ち物[編集]

救急箱(救急セット)
巨大なリュックサックに入れて現代から持ち込んだ医薬品の数々。弥勒を侵した最猛勝の毒も治療できた。

逸話[編集]

  • 日高のり子もかごめ役を志望して、オーディションに参加したが、桔梗の方が合っていると音響監督に言われ落選した。
  • 高橋留美子いわく「犬夜叉役に山口勝平を熱望した一方でかごめ役の声のイメージを掴むのに、非常に難航した」。雪野は、かごめの度量の大きさを演じられるよう、スタジオに収録に来る際は何があっても怒らないことを心がけていたらしい。

脚注[編集]

  1. ^ ワイド版21巻の解説によれば、父親を出そうとは思っていた。小説版では、交通事故で亡くなったことにより、日暮一家は神社に引っ越した
  2. ^ るーみっく作品の中では珍しく、まともに料理ができるヒロインである(※1人目は「めぞん一刻」の音無響子、3人目は次回作「境界のRINNE」の真宮桜)。
  3. ^ 49巻10話「答え」
  4. ^ 犬夜叉―高橋留美子原画全集において、アニメの設定画にかごめの水着をハイレグにしないよう注意書きがされている