半妖の夜叉姫
半妖の夜叉姫 | |
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ジャンル | アクション、ファンタジー |
アニメ | |
監督 | 佐藤照雄 |
シリーズ構成 | 隅沢克之 |
キャラクターデザイン | 高橋留美子(メイン) 菱沼義仁(アニメーション) |
音楽 | 和田薫 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | サンライズ、小学館、読売テレビ |
放送局 | 読売テレビ・日本テレビ系列 |
発表期間 | 2020年10月3日 - 2020年3月20日 |
話数 | 全24話予定[1] |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『半妖の夜叉姫』(はんようのやしゃひめ)は、読売テレビを制作局として日本テレビ系列で2020年10月3日から放送中のテレビアニメ[2][3]。
概要
同じく読売テレビ・日本テレビ系列にて放送された高橋留美子原作のアニメ『犬夜叉』の続編[注 1]となるオリジナルアニメ作品である。
同作品の原作および完結編の最終回から15年以上が経過した時代を舞台に、同作品のメインキャラクターの子世代を中心としたストーリーが描かれる。第1話のストーリーは『ヒーローズ・カムバック』や『犬夜叉ワイド版』に収録された最終回後を描いた読み切り「あれから」を下地としている。
アニメーション制作は『犬夜叉』と同じくサンライズが担当し、監督は同作品の完結編の副監督を担当した佐藤照雄が担当する[2]。また、メインキャラクターデザインを高橋が担当する[4]。『犬夜叉』から登場するキャラクターはキャストも引き継がれているが、弥勒役の辻谷耕史は2018年に死去したため本作では保村真に変更されている[5]。
キャッチコピーは「殺生丸には、娘がいる。」「その強さ、父ゆずり。」「過去と現代を駆けろ、未来(あした)を変えろ。」。
あらすじ
四魂の玉の消滅から3年半後、犬夜叉達は妖怪根の首の討伐に携わっていた。根の首は退治されたものの、その残骸は時代樹と一体化してしまう。
さらに数年の時は流れ、殺生丸はりん[注 2]との間に双子の娘・とわとせつなを、犬夜叉も日暮かごめとの間に一人娘のもろはを儲けていた。
とわとせつなは森で2人仲良く暮らしていたが、4歳のある日森の火事に巻き込まれて離れ離れとなってしまう。時代樹の時空を超えるトンネルを潜り抜けたとわは戦国時代から現代にタイムスリップし、かごめの弟である日暮草太の家で育てられる。一方、せつなは半妖の隠れ里や楓の村で成長し、琥珀が頭領を勤める妖怪退治屋に加わった。
姉妹が生き別れてから10年後、虹色真珠の力を欲した根の首により、時代樹のトンネルが再度開く。せつなともろはが現代に現れたことにより、姉妹は10年ぶりに再会するも、せつなは夢の胡蝶に夢を食われ、眠りを奪われたことが原因で幼い頃の記憶を失っており、とわを姉と認めようとしなかった。それを知ったとわは、せつなの夢を取り戻すため戦国時代への帰還を決意する。もろはと根の首の交渉によって再び時空のトンネルが開くが、3人の前に時代樹の精霊が現れ、彼女らの祖父・犬の大将と並ぶ大妖怪である麒麟丸と、麒麟丸に加担する殺生丸の討伐を依頼される。とわとせつなは問答の末に依頼を突っぱねたが、どうにか3人は戦国時代に帰還する。
かくして、とわとせつな、そしてもろはの妖怪の血を引く夜叉姫たちは、妖怪退治の依頼を受けながらそれぞれの目的のために戦っていくが、その先には麒麟丸とその配下である四凶が待ち構えていた。
登場人物
主人公
本作の主人公達。殺生丸と犬夜叉の娘達であり、全員が妖怪と人間の血を併せ持つ半妖[注 3]。「夜叉姫」の通称で呼ばれることもある。年齢は3人とも本編時点で14歳。
- 日暮 とわ(ひぐらし とわ)
- 声 - 松本沙羅[6]
- 殺生丸とりんの娘でせつなの双子の姉。もろはの父方の従姉。父と同じ色の銀髪のショートカットが特徴で、前髪の一部が赤く染まっている。一人称は「私」。「銀色」の虹色真珠の持ち主で、左目に宿している。武器は「菊十文字」の偽物。刀身が折れているが、妖力で作られた青い刃で戦う。
- 10年前に森の火事からせつなと共に逃げる際彼女とはぐれ、時代樹のトンネルで現代にタイムスリップし、そこで出会った日暮草太の娘として令和の世で育つ。実両親のことをほとんど知らずに育つが、麒麟丸に追い詰められた際に初めて父親と対面する。
- 特技は武道で、何度も不良と喧嘩沙汰を起こし、転校を繰り返した。現在は女子校の聖ガブリエル学園に編入しているが、戦いやすいため女子校に編入後も男装をしている。
- 活発だが家族や仲間を思いやる真面目な性格で、幼少期にせつなの手を離してしまったことや喧嘩沙汰を起こす度に義父の草太に迷惑を掛けてしまっていることに負い目を感じている。
- 犬妖怪の半妖であるため、匂いで遠方の人物の位置や精神状態を把握できる。校門をジャンプで飛び越える、ビルの屋上まで外壁を飛び石にして登るなど、身体能力も人間離れしている。しかし、草太との約束で半妖の力を人前では使わないようにしていた。ルールに縛られた現代社会の生活を内心では快く思っていなかった。殺生丸から毒への耐性も引き継いでいるが、毒霧などの気体のみに限定されている。
- 半妖であるが故に叔父である犬夜叉同様、月に一度巡ってくる朔の日(新月)の夜には妖力が失われる(銀色の髪が赤い部分を除いて黒く染まり、セミショート程度まで伸び[注 4]、瞳の色も普段の紅色から茶色に変わる)。令和での生活ではこの症状は出ていなかったが、冥加は「元々戦国時代の存在だから」と推測している。
- 戦闘では、相手に止めを刺したりするのを躊躇うことがあり、せつなに苦言を呈されている。
- せつな
- 声 - 小松未可子[6]
- 殺生丸とりんの娘でとわの双子の妹。もろはの父方の従姉。一部が赤く染まった母と同じ色の黒髪をポニーテールにしており、右肩には隠れ里にいた頃から白い毛皮を身に着けている。一人称は「私」。「金色」の虹色真珠の持ち主で、右目に宿している。武器は薙刀「兼光の巴」。
- とわとは10年前に森の火事から共に逃げる際にはぐれる形で生き別れ、紫織がまとめる半妖の隠れ里や楓の村で育つ。隠れ里では匿名の何者かによる援助も受けており、その人物の指示で修行にも励んでいた。後に琥珀が頭を務める妖怪退治屋で妖怪退治を営む。とわと同様、実両親のことを知らずに育つが、麒麟丸に追い詰められた際に初めて父親と対面する。
- もろはと共に現代にタイムスリップしてとわと再会するが、夢の胡蝶により眠りを奪われて火事以前の記憶を失ったため、とわを姉と信じていない。眠りを奪われたことで、朔の日に妖力を失う症状も無くなっている[注 5]。
- 殺生丸から毒への耐性を引き継いでいるが、毒液などの液体のみに限定されている。また、強い妖力を秘めているものの、自らを滅ぼしかねない諸刃の剣となっており、弥勒により兼光の巴を媒介に封印されている。
- 幼少期は素直で大人しい性格であり、とわを「とわ姉ちゃん」と呼んで慕っていたが、とわとはぐれてからは父親に似た冷静沈着で感情をあまり表に出さない性格になっている。敵には容赦しないが時折他人への気遣いを見せる優しい面もある。萌にバイオリンを教わり、短期間でマスターしており、戦国時代に戻ってからも持ち帰ったバイオリンを度々弾いている。
- もろは
- 声 - 田所あずさ[6]
- 犬夜叉と日暮かごめの娘。とわとせつなの父方の従妹で、芽衣の母方の従姉。母と同じ色の少し青がかった黒髪を赤いリボンで束ねている。一人称は「アタシ」で、荒っぽい口調で話す。「赤色」の虹色真珠の持ち主。武器は妖刀「倶利伽羅丸」と弓。父譲りの散魂鉄爪と飛刃血爪も扱える。
- 赤ん坊の頃に託される形で両親と生き別れ、鋼牙たち妖狼族の元で育つ。両親のことを知らずに生きてきた背景をもち、父方の従姉妹であるとわとせつなとは14歳になるまで面識がないなど親族関係者とは疎遠。しかし、職業柄か伯父にあたる殺生丸の存在は認知している。また、祖父にあたる犬の大将や犬夜叉に仕えていた冥加とは面識があり、犬夜叉同様敬意を払われている。
- 明朗快活でマイペースな性格であり、とわやせつなに比べて世渡りが上手い。他人との付き合いが少なかったために孤独を感じており、とわやせつなを「初めてできた仲間」として内心慕っている。犬夜叉譲りの戦闘能力と嗅覚[注 6]、かごめ譲りの容姿と霊力を受け持つ。冥加によると、四半妖のため、朔の日に妖力が失われる症状は出ない模様。
- 妖怪退治をしてはその死骸を売って生計を立てており、「化け殺しのもろは」の通り名で知られる賞金稼ぎで、妖怪、秘宝、呪術、武具などの情報に詳しい。せつなとは異なり、とわをせつなの姉と推測しており、実父が殺生丸であることも指摘している。現代への順応能力も高く、太極拳やクレジットカードの使用法などを短時間で覚えた。戦国時代に戻る時には自転車や携帯音楽プレーヤー、歴史の教科書などを持ち込んでいた。
- 赤色の虹色真珠を収納した貝の器に入った紅をさすと妖怪の血が覚醒し、瞳が茶色から金色に変化、赤い妖気を発した「国崩しの紅夜叉」となりパワーアップするが、1分ほど[注 7]しか持続せず、使用後は深い眠りについてしまうデメリットがある。また紅を頻繁に使いすぎると、かごめによって封印されていた妖怪の血に肉体と精神を支配され暴走してしまうリスクがあり、師匠の凱風は紅を使わないようもろはに何度も釘を刺していた。
- とわ・せつな姉妹と会う3年前、師匠である凱風による修行の中で「妖怪たちが最強を争う『蠱毒(こどく)の坩堝(るつぼ)』で紅を使わず勝ち抜けば、倶利伽羅丸を授ける」と言われ、辛くも達成する。しかし、凱風が「鉄鼠(てっそ)の鎧」を外す鍵を得る金を獣兵衛との盤双六で得るために自分を「妖賭博(あやかしとばく)」に売り飛ばしたことを知る。そして、獣兵衛からの提案を受けた凱風によって15両[注 8]で身請けされ、その15両を賞金稼ぎで返済することを余儀なくされていた。
- 渾沌によって仕組まれた凱風との一騎討ちでは、凱風に全ての技を破られ追い詰められるが、その最中で、凱風が顔に傷をつけられた上に「鉄鼠の鎧」を着せられる原因を作ったのが、「紅を使ってはいけない」という言いつけを破って暴走した自分自身であったことを思い出し、彼女が修行中に話していた「創意工夫」という言葉をヒントに新たな技「紅の爆流波」を編み出した。
夜叉姫たちの協力者
- 楓(かえで)
- 声 - 京田尚子
- 隻眼の老巫女で、桔梗の妹。もろはの母かごめの師匠。りんの出産に立ち会っており、双子の出自を知る数少ない人物のひとりであり、半妖の里を出たせつなを一時期預かっていた。琥珀たちに時代樹の秘密やせつなの生い立ちなどを伝える。
- 冥加(みょうが)
- 声 - 緒方賢一
- 蚕妖怪の長老。とわ、せつな、もろはの祖父である犬の大将に仕えていた縁から3人にも敬意を払う。もろはとは親しい間柄にある一方で、とわとせつなの存在については認知していなかった。
- 紫織(しおり)
- 声 - 水橋かおり
- 蝙蝠の妖怪・百鬼蝙蝠を父に持つ半妖の女性[注 9]。親を殺されるなどして身寄りのない半妖の子供たちを匿う隠れ里を山奥に作り、父から受け継いだ結界を張る力で外敵の侵入から守っているが、「蝕の日」(日食)には妖力を失って外見が変化(褐色の肌は白く、紫の瞳は茶色に、銀髪は黒くなる)し、結界も一時的に張れなくなってしまう。
- せつなを含む大勢の半妖たちの親代わりとして慕われているが、彼女たちの成長を願っており、独り立ちできるようになったら外の世界に送り出している。
屍屋
- 屍屋獣兵衛(しかばねや じゅうべえ)
- 声 - 小山剛志
- 妖怪の賞金首や残骸などを商う屍屋の主人。もろはと竹千代を従業員として従えている。もろはの借金の肩代わりをしており、彼女を逃がさないように竹千代を監視役にしている。
- とわの実力に一目置いており、もろはやせつなより頼りになると評している。「緑色」の虹色真珠を理玖から借りていたが、後に返却している。
- 竹千代(たけちよ)
- 声 - ファイルーズあい[7]
- 屍屋で働く子狸妖怪。一人称は「俺」。語尾に「ぞ」「だぞ」と付けて喋る。普段は狸の耳と尻尾が生えたボブカットの子供の姿をしているが、巨大な狸の姿となって笠を亀の甲羅状にして他者を乗せることも可能。獣兵衛と遠距離で連絡を取る際、巻き貝を携帯電話のように使って連絡を取っている。もろはの監視役であり、彼女とは時として馬が合わない。とわに菓子で手懐けられるなど子供っぽい面もある。
- 幼少期に何者かによって獣兵衛に預けられ、屍屋で働くことになった。
妖怪退治屋
- 琥珀(こはく)
- 声 - 木村良平[7] / 矢島晶子(幼少時代)
- 妖怪退治屋の頭領。珊瑚の弟で、翡翠にとっては叔父に当たる。武器は大振りの鎖鎌。
- せつなを退治屋として迎え入れ、翡翠、六太、七助と共に自身の配下としている。姉夫婦の仲間の娘であるもろはとは面識が無かった。
- とわとせつなの仲を見て、「(犬夜叉との仲が険悪だった)殺生丸の娘とは思えない」と評している。
- 翡翠(ひすい)
- 声 - 浦尾岳大[7] / 武田羅梨沙多胡(幼少時代)
- 弥勒と珊瑚の息子で琥珀の甥。双子の姉達がいる。琥珀、せつなと同じく妖怪退治を営む。左手には数珠を持ち、母と同じ飛来骨を使用する。
- 六太や七助と同様、楓に教えられるまではせつなが半妖であることは知らず、もろはとの面識も皆無だった。
- 千日行の為に山籠りをしている父・弥勒に対しては「妖怪との戦いから逃げた臆病者」と嫌っていたが、彼が四凶の1体である饕餮との戦いに協力した一件を機に、わだかまりが解けた。
- 六太(ろくた)
- 声 - 内野孝聡
- 妖怪退治屋の一員である大柄な青年。額に鉢巻をしている。武器は「朝星棒」。
- 七助(ななすけ)
- 声 - 白石兼斗
- 妖怪退治屋の一員である青年。六太と組んで行動することが多い。武器は「三日月槍」。
親族関係者
- 殺生丸(せっしょうまる)
- 声 - 成田剣
- とわとせつなの実父で、もろはの父方の伯父。純妖怪。
- とわとせつなは時代樹に明かされるまでその名を認知しておらず、過去の関係者も一部を除いて親子関係を把握していなかった。
- 14年前、是露の手から遠ざけるため、生まれて間もないとわとせつなを森に隠し、女禍から奪った金と銀の虹色真珠を与えた。さらに、麒麟丸に同行する形で犬夜叉とかごめを追い詰め、2人を黒真珠に封じ込める。
- その後は長らく姿を消しており、麒麟丸と道を同じくしているとされていたが、娘たちが麒麟丸に追い詰められた場面で姿を現した。
- りん
- 声 - 能登麻美子
- とわとせつなの実母にして名付け親。もろはの義理の伯母。純人間。
- 過去に殺生丸の天生牙で生き返って以来彼と共に過ごし、身内に迎えられた。かごめとは相嫁同士である。
- 経緯は不明だが、とわとせつなを産んだ数日後に行方を眩まし、現在は時代樹の内部で眠りについている。
- 犬夜叉(いぬやしゃ)
- 声 - 山口勝平
- もろはの実父。殺生丸の異母弟で、とわとせつなの叔父。半妖。
- もろはとは、彼女が赤ん坊の頃に半妖を忌み嫌い始末しよう目論んだ麒麟丸とそれに同行した殺生丸に追いつめられた際に逃がす形で生き別れ、自身は殺生丸の意図でかごめと共に黒真珠に吸収された。もろはの持つ紅は母親の十六夜[注 10]の形見。
- 日暮 かごめ(ひぐらし かごめ)
- 声 - ゆきのさつき
- もろはの実母。巫女。日暮草太の実姉で、芽衣の伯母。とわとせつなの義理の叔母。現代人だが戦国時代に嫁ぎ家庭を築く。りんとは相嫁同士で、りんの出産に立ち会っている。
- 犬夜叉と共に殺生丸と麒麟丸に追いつめられた末、もろはを阿波の八衛門狸に託し、殺生丸によって黒真珠に吸収された。十六夜の形見である紅を生き別れる直前もろはに授け、後の「国崩しの紅夜叉」の一端となる。
- 弥勒(みろく)
- 声 - 保村真
- 琥珀の義兄で、珊瑚の夫。法師。翡翠の父だが、息子からは「法師だけど、徳は高くない」と言われている。
- 奈落との戦いを終えて「風穴」が使えなくなった後も妻子を養うために犬夜叉を伴い妖怪退治を続けていた。しかし、ある時に強い力を持つ妖怪と戦った際に自身の無力さを悟り、神通力を得るために千日行に取り掛かった。
- せつなとは、半妖の隠れ里が蛾々御前の襲撃を受けた際に知り合い、彼女の妖怪の血を抑える為に封印術を施している。
- 修行を始めてから2年が経った頃にせつなと再会し[注 11]、とわと初めて顔を会わせる。
- 四凶の1体である饕餮に「強い法力の持ち主」として目をつけられられるが、とわとせつな、翡翠と協力して撃退し、千日行を続けるために山に戻った。
- 珊瑚(さんご)
- 声 - 桑島法子
- 翡翠の母で、弥勒の妻。琥珀の姉であり、妖怪退治屋一の手練れと謳われた実力を持つ。
- 山奥にて弥勒の世話を行い、時折自作の退治屋道具を弟の琥珀に提供している。
- りんの出産時には、楓やかごめと共に立ち会っている。
- 金烏(きんう)・玉兎(ぎょくと)
- 声 - 胡麻鶴彩(金烏)・上田瞳(玉兎)
- 弥勒と珊瑚の娘で、翡翠の姉。双子であり、明るく快活な金烏が姉、穏やかでおっとりした玉兎が妹に当たる。
- 両親や七宝からは2人纏めて「きんぎょ」と呼ばれている。
- 金烏は尼となっており、弥勒から法力を受け継ぎ、特に封印の法力に長けている。
- 玉兎は珊瑚に付き添い、弥勒の世話や退治屋道具作りを手伝っている。
- 邪見(じゃけん)
- 声 - チョー
- 殺生丸の従者。
- とわとせつなを守るために結界を張り、阿吽を使いせつなを半妖の隠れ里に導いたのも邪見であり、双子の与り知らない所で彼女たちを守っている。
- 殺生丸と共に姿を現した際は成長した姉妹と対面する。
- 阿波の八衛門狸(あわのはちえもんだぬき)
- 声 - 茶風林[注 12]
- 化け狸。弥勒の僕。
- 麒麟丸に追い詰められたかごめに託され、赤ん坊のもろはを妖狼族の元まで送り届けた。
- 犬の大将(いぬのたいしょう)
- 声 - 大塚明夫
- 殺生丸と犬夜叉の父で、とわ、せつな、もろはの祖父。約200年前に十六夜の屋敷で死去している[注 13]。
- 麒麟丸と並び「獣王」と評された犬の大妖怪で、西国を支配していた。約500年前には飛来した彗星「妖霊星」の破片を麒麟丸と共に破壊している。
- 是露とも因縁があり、是露曰く「袖にされた」という。
現代の人々
- 日暮 草太(ひぐらし そうた)
- 声 - 榎木淳弥
- かごめの実弟で、もろはの叔父。とわの育ての親であり、妻の萌と実娘の芽衣との4人家族。
- タイムスリップした直後のとわと出会った際に彼女が戦国時代から来た者だと直感で見抜き、その後彼女を引き取った。とわに人前で半妖の力を使わないように約束させている。職業は明確に描写されていていないが[注 14]、博物館から銘刀・菊十文字を預かっていた。
- 日暮 芽衣(ひぐらし めい)
- 声 - 照井春佳
- 草太の実の娘でとわの義妹。もろはの従妹。気立てが良く、おっとりした性格で泣き虫。義姉のとわを「とわお姉ちゃん」と呼び、なついている。戦国時代からやってきたせつなともろはともすぐ打ち解けた。
- 日暮 萌(ひぐらし もえ)
- 声 - 松井恵理子
- 草太の妻で芽衣の母親、かごめの義妹。とわの育ての母となった。肝が据わっており、不良達と喧嘩沙汰を繰り返すとわに寛容である他、戦国時代からやってきたせつなともろはも温かく迎えている。ピアノやバイオリンを演奏する音楽家である。
- 大ママ(おおママ)
- 声 - 百々麻子
- かごめと草太の母で、芽衣ともろはの祖母。本名不明。髪の一部が白髪になった事以外は『犬夜叉』本編から殆ど容姿が変化せず、非常に若々しいため「大ママ」と呼ばれている。草太の養女となったとわとも交流がある。
- もろはと対面した際は、かごめの面影を感じ彼女をかごめの娘(つまり孫娘)と直感する。
- じいちゃん
- 声 - 鈴木勝美
- かごめと草太の祖父で、芽衣ともろはの曽祖父。本名不明。
- 希林 理(きりん おさむ)
- 声 - 細谷佳正
- 聖ガブリエル学園に勤務する教師でとわの担任。
妖怪
麒麟丸関連の妖怪
- 麒麟丸(きりんまる)
- 声 - 細谷佳正
- 西の地を治めていた犬の大将と並ぶ大妖怪で、東の地を支配している。外見は麒麟の頭蓋骨のような仮面を付けた侍姿の青年。
- 時代樹によると、殺生丸が犬の大将の跡を継がなかったことを好機として、時空を歪め、この世を無に帰そうと企んでいるとされているが、冥加からは「そのようなことをするお方ではない」と評されている。
- 戦いにおいては、相手が負傷などの理由で弱体化していない状態で正々堂々と戦うことを信念としており、相手の弱みに漬け込んだりする窮寄や渾沌の手法を「姑息な手段で勝っても、虚しさが残るだけだ」として否定的な態度を示している。
- 本編から約500年前に飛来した彗星「妖霊星」を犬の大将と共に破壊してからは永い眠りについていたが、殺生丸と犬夜叉が500年ぶりに飛来した妖霊星を破壊した後に是露によって起こされ、殺生丸と犬夜叉が半妖の子を持つことを聞かされ、その子供達(とわ達)を始末しようと画策していた。
- 第18話でとわ達と初めて対面し、3人をいとも容易くあしらい、止めをさそうとした寸前で殺生丸に妨害されて退却する。
- 是露(ぜろ)
- 声 - 坂本真綾
- 麒麟丸の姉。200年前に犬の大将の死をきっかけに、四魂の玉に「妖力、感情、涙は要らない」と願い、それらを虹色真珠として分離させたその人。殺生丸とは旧知。
- かつて四魂の玉から「麒麟丸を滅ぼすのは、時空を越えてやってくる、人間でも妖怪でもない存在である」という予言を残され、実際に人間との間に半妖の子をもうけた犬の大将が死んだこともあり、半妖を嫌っている。妖力と感情を虹色真珠として切り離したことから、冷酷な性格と化している。
- 殺生丸と犬夜叉が半妖の子を成したことを嫌い、休眠していた麒麟丸を起こして彼女らを抹殺するよう進言。結果、とわ達が実親から引き離される原因を作ることになる。また、約4年後に夢見の術でとわ達の所在を把握し、とわとせつなを抹殺するために焔に森を焼却させた。
四凶
麒麟丸の配下である4体の妖獣。春秋時代に中国から渡ってきた。
- 檮杌(とうこつ)
- 声 - 木内太郎
- 四凶の一人。巨大な猪の顔を持つ。「赤色」の虹色真珠の元の所持者。
- 本編開始以前に何者かに倒されており、後に息子の若骨丸の手で不完全な復活を果たしたが、とわに止めを刺された。
- 窮奇(きゅうき)
- 声 - 行成とあ
- 四凶の一人。普段は翼の生えた女性の姿をしているが、本来の姿は有翼の白虎。「紫色」の虹色真珠の持ち主。
- 配下の夜爪を通してとわ達を監視し、檮杌と若骨丸が倒された後、麒麟丸に許可を得てとわ達を始末しようとする。麒麟丸に従ってはいるものの、とわ達が持つ虹色真珠を奪って強い力を身につけ彼に代わって世を治めようとする野心も持っている。
- とわ達の情報収集に失敗した夜爪に自らの虹色真珠を与え、彼女達の弱みや令和の時代について探ろうとするも、せつなに妨害され失敗。倒された夜爪から回収した虹色真珠でとわ達の妖力を吸収して本来の姿に変身して追い詰めるが、せつなを傷つけられたことに激怒したとわの「蒼龍波」を受け敗北し、自らの虹色真珠を理玖に奪われて死亡した。
- 渾沌(こんとん)
- 声 - 安元洋貴
- 四凶の一人。二本の角と尻尾を生やし、烏帽子を被り道士服を着た呪術師のような壮年男性の姿をしている[注 15]。「青色」の虹色真珠の持ち主。
- 木の周りに建てられた武将の砦を邪魔に思い破壊する等、雅さを好む独特の美意識の持ち主。口癖は「無粋な!」。道術や方術といった大陸由来の術の使い手であり、呪符を用いた多彩な技を繰り出す。赤色の「風の獅子」と緑色の「雷の獅子」という二頭の獅子型の式神を引き連れている。太古より伝わる神剣を武器として携え、気を刃として飛ばす神速攻撃も用いる。
- 50年前に冥王獣に呪符の呪いをかけて殺害し、彼の甲羅の一部を強奪して鎧としている。 この鎧は冥王獣の妖気が抜かれているため、妖気による攻撃は無効となる。
- 砦を破壊したことでとわ達と対立したが、冥王獣の敵討ちを望む冥福の協力で鎧を奪われた上にダメージを受けて退却する。
- その後は一旦身を潜め二枯仙を遣い、とわ達を討とうと暗躍し、とわの弱点である「朔の日(新月)の夜」を確信する。
- 第17話・18話でとわ達と再戦し、幻術や式神である青鬼を使役するものの、とわに妖気の流れを読み取られ深手のダメージを負い、暴走した青鬼に頭部を喰いちぎられて死亡した。その後持っていた虹色真珠は理玖に回収された。
- 饕餮(とうてつ)
- 声 - 白熊寛嗣
- 四凶の一人。二足の巨大な獣のような姿をしており、横に大きく割けた口を持つ。「橙色」の虹色真珠の持ち主。
- 大きく息を吸うことで口の中に吸い込む能力を持ち、逆に吸い込んだものを吐き出すことも可能。
- 強い法力を持つ法師を食べては力をつけており、虹色真珠も法力の探知に使っていた。弥勒を標的に選んで襲い掛かるも、とわや琥珀の加勢、特に妖力の封印を解いたせつなに力負けして不利を悟り撤退する。
- 第17話・18話でとわ達と再戦し、もろはと一騎打ちしていたが、渾沌を倒したとわとせつながもろはに加勢し不利となったため主の下へ逃走した。しかし主である麒麟丸に「要らぬ客を招くな、失せろ」と叱責されてどこかへ逃げた。
- とわの弱点が「朔の夜」であることを渾沌から教えられており、確実に彼女を仕留めようとと「朔の夜」に動き出し、偶々とわと一緒にいた理玖もろとも抹殺しようとする。一度は理玖によって吸い込まされた黄泉の毒虫・瘴気虫を彼に吹き返すことで二人を追い込むが、せつなともろはが駆けつけた上に「朔の夜」が明けたことでとわの妖力が回復して形勢が逆転する。それでも余裕の態度を見せ三人まとめて始末しようとするが、理玖が背後から転移させ飛ばしてきた刀に首を切断され、持っていた虹色真珠を回収される。首だけの状態になっても生き長らえており、近づいてきたもろはを襲おうとするも返り討ちにされた。
四凶の関係者
- 夜爪(よつめ)
- 声 - 山崎たくみ
- 四つ目のフクロウの姿をした妖怪。窮奇の配下。他者を強制的に眠りに落とし、対象の過去を夢として追体験させ覗き見る「夢開きの術」を使う。
- 窮奇の命によりとわ達を監視しており、扇谷柊弾正の配下の茶人・宗久(そうきゅう)に化け、菊十文字を盗んだ罪で捕らえたとわから情報を引き出そうとしたが、せつなともろはが乱入したことで失敗。もろはに正体を見破られて逃亡し、窮奇の隠れ家まで逃げ込む。借り受けた紫色の虹色真珠で妖力を高め、「夢開きの術」でとわ・もろは・竹千代を行動不能にするも、夢の胡蝶の影響で眠れないせつなには通用せず妨害され失敗。最期はせつなに止めを刺され、虹色真珠も窮奇に回収された。
- 若骨丸(じゃこつまる)
- 声 - 三瓶由布子
- 檮杌の息子である少年妖怪。敵の骨を全て奪い取り、武器とする能力を持つ。
- 何者かに倒された檮杌の亡骸の傍にもろはが寝転んであり、紅色の虹色真珠を強奪された上に亡骸を売り払われたことからもろはを父の仇敵と思い込んでおり、もろはの復讐と共に檮杌の復活を目論む。しかし、「国崩しの紅夜叉」となったもろはに倒された。
- 二枯仙(にこせん)
- 声 - 手塚秀彰
- 樹木の精気を喰う妖怪で、元は仙人だった。首をはねられても精命幹がある限り再生できる。
- 上記の特性から、渾沌の依頼によりとわ達の刺客として差し向けられた。朔の日で妖力を失ったとわを追い詰めたが、夜明けとともに半妖に戻ったとわに倒される。
- 元は『犬夜叉』原作漫画の登場人物であるが、完結編では尺の都合で登場エピソードが省略されたため登場しておらず、本作がアニメ初登場となる。
妖狼族
- 鋼牙(こうが)
- 妖狼族頭領。妻の菖蒲(あやめ)と共に阿波の八衛門狸からもろはを託され、犬夜叉とかごめの代わりに育てた。
- 凱風(やわらぎ)
- 声 - 白石涼子
- 妖狼族の女性。もろはの師匠であり、獣兵衛の知人でもある。得意技は、妖気を込めた竜巻を拳から放つ「凱風快晴(がいふうかいせい)」。俱利伽羅丸の本来の持ち主。
- 3年ほど前、もろはが極楽鳥に襲われた際、言いつけを破って紅を使った反動で理性を失い暴走した彼女に頬に傷を付けられる。もろはが意識を失った後、古道具屋を名乗るイタチ男(声 - 高橋伸也)の策略により、時間が経つにつれて縮小し続ける「鉄鼠の鎧」を半ば強引に着させられてしまう。
- 鎧を外すためには高額な鍵が必要になったことから、もろはを妖賭博で「蠱毒の坩堝」に放り込み、自身はもろはと引き換えに得た資金で獣兵衛に賭博を挑むも敗北。代わりの手段としてもろは屍屋に売り、別れる際に俱利伽羅丸を引き渡した。その後、年月を経てから鎧を作った鼠の刀鍛冶が住む里を探し当てたが、既に渾沌によって全滅させられ、鎧の鍵と引き換えに「余興」としてもろはを殺すよう命じられる。
- もろはとの一騎討ちでは、彼女の技を全て破りつつ体術で追い詰め厳しい言葉を投げかけるが、それは紅の力に頼りきっているもろはの精神的な弱さを自覚させるための行為だった。そして、もろはの最期を見届けようと姿を現した渾沌を「紅の爆龍波」の道連れにしようとするが、渾沌が青の虹色真珠を使って回避したため失敗に終わり、「心を強く持て」という言葉をもろはに残して息を引き取った。
禍一族
- 金禍(きんか)・銀禍(ぎんか)
- 声 - 興津和幸(金禍)・大須賀純(銀禍)
- 二つの頭を持って生まれた妖怪で、どちらか片方が滅びるまで争う運命を持つ。
- 女禍に唆され、とわとせつなの虹色真珠を奪うため、彼女たちを乗っ取って争わせる。虹色真珠の奪取には成功したが、女禍から利用されていたことを告げられる。銀禍を取り込まれそうになり、金禍はとわ達と銀禍の救出を図るが、銀禍が絶命してしまったことに伴い、金禍も息を引き取り、2人揃って消滅した。
- 『犬夜叉』本編にも同名の妖怪が登場していたが、一部の容姿や担当声優が異なる。こちらは魍魎丸に襲われて取り込まれている(原作漫画における金禍は鉄砕牙と同化した)。
- 女禍(じょか)
- 声 - 小島幸子
- 禍一族の頭領である女妖怪。「銀」と「金」の虹色真珠の元々の所持者であり、本人によると2つの虹色真珠は一族の家宝だった。
- 是露の依頼でかつて生まれたばかりのとわとせつなを始末しようとしたが、殺生丸に撃退された上に、自らが持っていた2つの虹色真珠を奪われた。
- それから約14年後に、金禍・銀禍を利用して虹色真珠の奪還を画策したが、とわ達に倒された。
その他の妖怪
- 根の首(ねのくび)
- 声 - 江頭宏哉
- 犬夜叉と出会う前の桔梗が封印していた妖怪。
- 本編から15年以上前に犬夜叉達に退治されたものの、残骸が「時代樹」と同化したことで時空を超える能力を獲得した。せつなともろはが出会ったことにより、虹色真珠の奪取を狙い、彼女たちを令和の世にタイムスリップさせた。
- 初出は原作の特別編『あれから』である。
- 三つ目上臈(みつめじょうろう)
- 声 - 生天目仁美
- 長い黒髪に三つ目が特徴的な女性の妖怪で、『犬夜叉』本編の最初の敵であった百足上臈の孫娘。
- 妖怪退治屋の討伐対象とされており、せつな達やもろはと交戦するが、せつなともろはの虹色真珠を相次いで奪ったために根の首に狙われ、せつなやもろは共々現代へと飛ばされる。残るとわの虹色真珠の奪取も目論んだが、とわの攻撃を受けた末、せつなに頭部を刺されて止めをさされた。
- 冥福(めいふく)
- 声 - 広橋涼
- 亀の妖怪・冥王獣の息子。幼い少年のような外見だが、実年齢は50歳ほど。
- 渾沌によって父・冥王獣を殺害されており、父の甲羅の奪還を狙っているが、非常に憶病な性格ゆえに渾沌を恐れており、もろはに盾になるように言われたにもかかわらずとわの腹部に張り付いていた。その強固な甲羅がとわの助けとなり、父の甲羅の奪還に成功した。
- 冥王獣(めいおうじゅう)
- 声 - 西前忠久
- 冥福の父である亀の妖怪。
- 本編から50年前に渾沌によって殺害され、その甲羅の一部を彼の鎧として加工されていた。
- 『犬夜叉』本編にも同名の妖怪が登場しており担当声優も同じであるが、こちらは僧に滅ぼされた後に魍魎丸の肉を食べて復活した設定となっていた。
- 焔(ほむら)
- 声 - 後藤光祐
- 山の邪神。炎を操る能力を持ち、雪山の上に環境を春同然に整えた屋敷を構えている。
- とわとせつなの幼少期、是露の依頼を受けで彼女たちを殺すため森ごと焼き払い、2人の離別の原因を作った。
- その後、山の麓に住む美貌の村娘・玉乃(声 - 水瀬いのり)を見初めて屋敷に連れ去り共に暮らしていたが、彼女の顔を見る自分以外の男たちを過剰な嫉妬から焼き殺し続け、さらには玉乃を座敷牢に閉じ込めるという行為に出る。逃げ出した玉乃を保護した理玖の依頼で退治に来た夜叉姫たちと対峙し、とわとせつながかつて殺し損ねた娘であることに気付き交戦するが、理玖と共に様子を見に来た玉乃に強く拒絶されたショックにより妖力を暴走させ、自分や屋敷もろとも焼け死んだ。
- 二代目宝仙鬼(にだいめほうせんき)
- 声 - 斎藤志郎
- 宝石を司る鬼の妖怪。本編から約18年前[注 16]に、理玖から借りた「緑色」の虹色真珠と十六夜の紅[注 17]の力で黒真珠を完成させ、犬夜叉に届けた。
- 阿吽(あうん)
- 殺生丸が従える双頭の竜。森の火事から生き延びたせつなを半妖の隠れ里まで送り届けた。
- 蛾々御前(ががごぜん)
- 声 - 勝杏里
- 侍の姿をした蛾の妖怪。一人称は「アタシ」。兼光の巴の以前の所有者で、固有の能力として口から毒霧や糸を吐き出す。複数の妖怪を従えており、100人の侍を食ったと豪語するほど腕に覚えがある。
- 本編から約3年前、半妖を食うために紫織が妖力を失う蝕の日(日食)を狙って隠れ里を襲撃する。待ち伏せしていたせつなたちに手下全てを倒されながらも、自身を退治するため尾行していた弥勒共々圧倒するが、妖怪の血に目覚め暴走したせつなによって八つ裂きにされた。
戦国時代の人物
- 扇谷柊弾正(おうぎがやつひいらぎだんじょう)
- 声 - 田中正彦
- 関東管領。宗久を配下としているが、彼の正体は知らなかった。
- 本物の菊十文字を所持していたとわを捕らえ、宗久の助言で扇谷柊家の行く末をとわに問い詰めようとしたが、助けに来たせつなともろはに妨害される。
- 愛矢姫(あいやひめ)
- 声 - 山岡ゆり
- 扇谷柊弾正の娘。天真爛漫かつ無邪気な性格だが、自己中心的でズル賢い一面もある。
- 妖怪退治屋の翡翠・六太・七助に、もろはを含む5人の賞金稼ぎと争う「合戦」を持ちかけ、退治屋が勝利すれば召し抱えると告げる。合戦当日、もろはがとわに合戦のことを喋ってしまい、事情を知らないとわが合戦の場に現れたことで現場が混乱に陥っても止めようとしないばかりか、興奮して戦いを盛り上げるように煽る言動を繰り返す。
- 実は、父の部下に捕らわれたとわを救出するため屋敷に乗り込んだせつな・もろはとすれ違った際に跳び跳ねた泥で着物の袖が汚れてしまい、愛矢姫は二人のせいで着物を台無しにされたと逆恨みしていた。やがて2人の素性を知って「退治屋と賞金稼ぎの合戦」という名目で戦わせようと目論み、召し抱えの話も翡翠たちを言いくるめるための作り話だった。
- しかし、本音を語っているところを琥珀に聞かれたことで計画が頓挫し、父からも自身に断りも無く身勝手な振る舞いをしていたことを叱られるが、愛矢姫は嘘泣きをして説教をやり過ごしていた。
- 理玖(りく)
- 声 - 福山潤
- 麒麟丸・是露姉弟の配下[注 18]である海賊の青年で、本人曰く「陸に上がった海賊」。青年の姿をしているが、「紛い物」「木偶人形」と呼ばれる類の存在であり、風貌が変わらぬまま200年を越える時を生きている。一人称は「おいら」で、是露の言葉から「粋であること」を是とした振る舞いを信条とする。左耳の青い玉飾り(虹色真珠とは異なる)を指で弾くことで、転移系の能力を発動する。
- 200年前に是露が虹色真珠を作り出した場面に立ち会っており、全ての虹色真珠を手に入れ彼女に返還することを目的としている。そのために虹色真珠を持つ四凶の退治を獣兵衛と竹千代を通じてとわ達に依頼するなど、物語の裏で暗躍する。200年前は自我や感情を持たず言葉遣いも淡々とした口調で、是露に「頭を使え」と言われて頭を左右に動かすなど、相手の言葉の意味を正確に理解しないまま行動することが多かった。また窮寄や渾沌からは、麒麟丸が自分たちよりも理玖に対する信頼が大きいことを疎まれていた。
- 獣兵衛と竹千代からは「理玖さま」と呼ばれる間柄であり、所持していた「緑」の虹色真珠を貸与している(のちに回収)。獣兵衛曰く「四凶を容易く退治できる程の力の持ち主」である(実際に饕餮の首を易々と切断している)が、「愛する人しか殺さない」という信条から自らの手で倒すのを拒んでおり[注 19]、とわ達が四凶を倒した後で持っていた紫、青、橙の虹色真珠を奪取している。
- 四凶だけでなくとわ達が持つ虹色真珠も目的の一部であるが、本人にも理由がわからぬままとわに肩入れしており、扇谷柊家から盗み出した本物の菊十文字を与えるなど援助を行う。それによりとわと心を通わせたことで、銀色の真珠を譲渡された。
用語
前作にも登場する設定はこちらを参照。
- 時代樹(じだいじゅ)
- 声 - 日髙のり子
- 時間を超える力を持つ大樹。現代では日暮神社の中に御神木として存在している。
- かつて犬夜叉とかごめが時代を渡る手段であった骨喰いの井戸の材料であり、井戸とは地下で繋がっている。本編から18年前に倒された根の首の残骸が一体化している。
- 意志を持っており、とわたちの前には桔梗を模した精霊[注 20]の姿で現れ、時代に仇をなす麒麟丸とそれに絡む殺生丸の討伐を依頼したが、とわとせつなには拒否される。
- 虹色真珠(にじいろしんじゅ)
- 複数の異なる色の宝珠の総称であり、「虹色」の名の通り全部で7色存在する[注 21]。四魂の玉と同様所有者に様々な力を与え、一部の妖怪からはその力が強化されるために狙われている。もろはによると、瞳に宿せるのは半妖のみ[注 22]。
- その実態は200年前に、四魂の玉が犬の大将の死を悼んだ是露の願いを聞き入れ、彼女の涙からその妖力と感情を真珠として分離・生成したもの。それらと共に四魂の玉の力が宿っており、妖力強化といった類似した効果を持つ。
- 夢の胡蝶(ゆめのこちょう)
- 人の夢を喰う蝶。精霊や呪術の一種。夢を喰われた者は眠ることができず、夢を見ることもできなくなる。夢の世界にいるとされているが、産霊山(むすびやま)に生息しているとの話もある。麒麟丸と関わりがあり、彼を倒すことで消えるという。
- 妖霊星(ようれいせい)
- 500年周期で接近する禍々しい彗星。地球に接近すると巨大な破片を地上へ落下させる。約500年前に飛来した際は、犬の大将と麒麟丸によって破片は破壊されたが、約14年前に再度飛来。犬夜叉と殺生丸の力で破片は再び破壊されたものの、一部の破片が犬夜叉たちも気づかない所で残ってしまう。
得物
- 菊十文字(きくじゅうもんじ)
- とわの所有する妖刀で、草太が博物館から預かっていたもの。
- 現代に現れた三つ目上臈との戦いで刀身は折れてしまったが、妖力で刀身を形成し、妖怪に攻撃することができる。敵の妖力を吸い取る能力もあり、これを利用して妖怪に憑依された人間の救助もできる。逆に妖気を持たない物体にとわの妖力を注ぐことも可能。
- とわは「室町幕府第13代将軍・足利義輝が所蔵していた国宝級の銘刀」そのものと信じていたが、もろは曰く「偽物」であり、草太と萌も刀身が折れたことを気に留めていなかった。その後、戦国時代で理玖から本物を譲られるが、これが原因でとわは扇谷柊家に捕らえられることになった。
- 兼光の巴(かねみつのともえ)
- せつなの武器である薙刀。薙刀を回転させて風の刃を放つ「旋風刃」や燕の形状の斬撃「群れ発ちの燕」などの技を持つ。
- 元は蛾々御前が所有していた物だが、弥勒によってせつなの妖怪の血を封じるための媒介にされると同時に、蛾々御前を倒したせつなの手に渡った。
- 倶利伽羅丸(くりからまる)
- もろはの武器である妖刀。刀身に龍の文様があるのが特徴。龍の形状の火炎を発する斬撃「紅龍破」を放つ。元々は凱風が所有していた。
スタッフ
- 監督 - 佐藤照雄[8]
- シリーズ構成 - 隅沢克之[8]
- メインキャラクターデザイン - 高橋留美子[8]
- アニメーションキャラクターデザイン - 菱沼義仁[8]
- 美術監督 - 池田繁美、丸山由紀子[8]
- 撮影監督 - 小川滋見[8]
- 色彩設計 - 佐藤美由紀[8]
- 編集 - 新居和弘[8]
- 音響監督 - 名倉靖[8]
- 音楽 - 和田薫[8]
- チーフプロデューサー - 小形尚弘、近藤秀峰、永井幸治
- プロデューサー - 仲寿和
- アニメーション制作 - サンライズ[8]
- 製作 - サンライズ[8]、小学館[8]、読売テレビ[8]
主題歌
- 「NEW ERA」[9]
- SixTONESによる第1クールオープニングテーマ。作詞はPage Grace、Dr. Loui、Naoki Itai、作曲・編曲はNaoki Itai、MEG。
- 「BURN」[10]
- NEWSによる第2クールオープニングテーマ。作詞はAKIRA、ヒロイズム、作曲・編曲はヒロイズム。
- 「Break」[11]
- Uruによる第1クールエンディングテーマ。作詞・作曲はUru自ら行っており、編曲はYaffleが担当している。
- 「結証」[12]
- 緑黄色社会による第2クールエンディングテーマ。作詞は長屋晴子、作曲は小林壱誓、編曲はsoundbreakers、緑黄色社会。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | あれからの犬夜叉 | 隅沢克之 | 佐藤照雄 | 佐藤照雄 | 中島里恵 | 菱沼義仁 | 2020年 10月3日 |
第2話 | 三匹の姫 | 大島克也 |
| 10月10日 | |||
第3話 | 夢の胡蝶 | 戸部敦夫 | イムガヒ | 戸部敦夫 | 10月17日 | ||
第4話 | 過去への扉 | 佐藤照雄 | 河原龍太 |
| 10月24日 | ||
第5話 | 赤骨御殿の若骨丸 | 寺田和男 | 横手颯太 |
| 10月31日 | ||
第6話 | 古寺の猫寿庵 | 千葉克彦 | 佐藤照雄 | 森田侑希 |
| 11月7日 | |
第7話 | 林檎の出会い | 隅沢克之 | 大川貴大 | 大久保朋 | しんぼたくろう | 11月14日 | |
第8話 | 夢ひらきの罠 | 山本恵 | 中島里恵 | 11月21日 | |||
第9話 | 冥王獣の冥福 | 千葉克彦 | Mariachi HugYuk |
| 11月28日 | ||
第10話 | 金と銀の虹色真珠 | 武上純希 | 大島克也 |
| 12月5日 | ||
第11話 | 人喰い沼の呪い | 金杉弘子 | 小野歩 | 12月12日 | |||
第12話 | 朔の夜、黒髪のとわ |
| 寺田和男 |
|
| 12月19日 | |
第13話 | 戦国おいしい法師 | 千葉克彦 | 小野勝巳 | 中込健人 |
| 12月26日 | |
第14話 | 森を焼いた黒幕 | 金杉弘子 | 金子祥之 | 児玉亮 | しんぼたくろう | 2021年 1月9日 |
|
第15話 | 月蝕、運命の惜別 | 隅沢克之 | こだま兼嗣 | 鳥羽聡 | 中島里恵 | 1月16日 | |
第16話 | もろはの刃 | 小野勝巳 | 河原龍太 |
| 1月23日 | ||
第17話 | 二凶の罠 | 千葉克彦 | 松尾衡 | 小田沙也加 |
| 1月30日 | |
第18話 | 殺生丸と麒麟丸 | 寺田和男 | 鳥羽聡 |
| 2月6日 | ||
第19話 | 愛矢姫の紅夜叉退治 | 金杉弘子 | 増田敏彦 |
|
| 2月13日 | |
第20話 | 半妖の隠れ里 | 千葉克彦 | 小野勝巳 | 中込健人 |
| 2月20日 | |
第21話 | 虹色真珠の秘密 | 隅沢克之 | 大島克也 |
| 2月27日 | ||
第22話 | 奪われた封印 | 小野歩 |
| - | 3月6日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [13] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2020年10月3日 - | 土曜 17:30 - 18:00 | 読売テレビ(制作局)[注 23]ほか 日本テレビ系列 (NNS) フルネット局28局[注 24] | 日本全域[注 25] | 連動データ放送[14] |
2020年10月4日 - | 日曜 7:00 - 7:30 | テレビ大分 | 大分県 | NNS/FNSクロスネット局 |
2020年10月30日 - | 金曜 1:30 - 2:00(木曜深夜) | 日テレプラス | 日本全域 | CS放送[15] |
日テレプラスを除く全局で字幕放送を実施。 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2020年10月3日 | 土曜 18:00 更新 | |
2020年10月8日 | 木曜 0:00(水曜深夜) 更新 |
|
BD / DVD
巻 | 発売日[1] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
1 | 2021年3月24日予定 | 第1話 - 第12話 | ANZX-12931〜4 | ANZB-12931〜4 |
2 | 2021年6月23日予定 | 第13話 - 第24話 | ANZX-12935〜8 | ANZB-12935〜8 |
脚注
注釈
- ^ タイトルにも『犬夜叉』と同様に「戦国御伽草子」と副題がつく。
- ^ 当初は母親の存在については人間の女性であること以外は伏せられていたが、第15話にて判明した。
- ^ もろはは妖怪のクォーターのため「四半妖」とも称される。
- ^ 半妖の姿に戻ると髪は伸びる前の状態に戻っている。
- ^ 「夢の胡蝶」の縛りから解放された場合はこの症状が出る可能性はあり、冥加からも本来せつなはこの症状を免れないはずであると言及されている。
- ^ 妖怪の匂いをかぎ分ける能力。
- ^ とわ曰く「カップ麺も作れない」。
- ^ 「賭場からの足抜け代」、「鉄鼠の鎧の鍵代」、「凱風が盤双六で獣兵衛に負けた分の金」の合計金額。
- ^ 母・紫津(しず)は『犬夜叉』での一件の後に病で他界したとのこと。
- ^ もろはにとっては祖母にあたる。「十六夜」の名はアニメ版のみの設定だったが本作にも継承されている。
- ^ 但し、弥勒は千日行を行う前後で風貌が変わっていたため、当初せつなは気づけなかった。
- ^ 『犬夜叉』で同役を演じた中嶋聡彦は2017年に死去している。
- ^ 容姿や死去の詳細は、劇場版『犬夜叉 天下覇道の剣』での描写が継承されている。
- ^ 『犬夜叉』のアニメ版では将来の進路について、本人はサッカー選手、母(大ママ)は医者、祖父は日暮神社の跡継ぎを希望していた。
- ^ 劇中では最期まで姿を変えることはなく、妖獣としての姿を持っているかは不明。
- ^ 根の首襲撃からひと月後。
- ^ 最終的に理玖から託され、黒真珠と共に犬夜叉夫婦の手に渡る。
- ^ 本人は(何らかの所業により)「打ち捨てられた」と語っているが、麒麟丸自身は現在でも配下として信頼している。
- ^ 但し、四凶の中でも特に仲が悪かった饕餮に関しては「例外」として理玖が直接手を下しており、珍しく怒りを露にしていた。
- ^ 桔梗が犬夜叉を封印する際に使用した封印の矢が時代樹に刺さり、彼女の霊力が樹に宿ったため。
- ^ 「銀色」「金色」「赤色」「緑色」「青色」「紫色」「橙色」。
- ^ この場合の「半妖」とは「純妖怪」と「純人間」との間に生まれた一世代の存在(ハーフ)。そのため、「半妖」と「純人間」の間に生まれたクォーターのもろはは半妖には値しない。
- ^ MANPAにてリピート放送あり。
- ^ うち福井放送はNNS/ANNのクロスネット局だが、大半の時間帯がNNN/NNS系列主体の番組編成である。
- ^ 遅れネットの大分県(テレビ大分)および、NNS系列局が所在しない佐賀県・宮崎県・沖縄県を除く。
出典
- ^ a b “『半妖の夜叉姫』Blu-ray&DVD BOX”. アニプレックス. 2021年1月9日閲覧。
- ^ a b “『犬夜叉』続編アニメ、『半妖の夜叉姫』今秋夕方から放送開始 殺生丸の娘たちの物語”. ORICON NEWS. オリコン (2020年6月22日). 2020年6月23日閲覧。
- ^ a b c “放送・配信”. 半妖の夜叉姫. 2020年9月27日閲覧。
- ^ “「半妖の夜叉姫」は読売テレビ・日テレ系で土曜夕方OA、「犬夜叉 完結編」再放送も”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年6月22日). 2020年6月23日閲覧。
- ^ “『半妖の夜叉姫』弥勒役は保村真 故・辻谷耕史さんの後任…監督が経緯説明”. ORICON NEWS. オリコン (2020年10月4日). 2020年10月5日閲覧。
- ^ a b c “アニメ「半妖の夜叉姫」3人のヒロインを松本沙羅、小松未可子、田所あずさが演じる”. コミックナタリー. 2020年8月7日閲覧。
- ^ a b c “アニメ「半妖の夜叉姫」3人のヒロインを松本沙羅、小松未可子、田所あずさが演じる”. コミックナタリー (2020年9月18日). 2020年9月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “スタッフキャスト”. 半妖の夜叉姫. 2020年8月7日閲覧。
- ^ “SixTONESの新曲「NEW ERA」が読売テレビ・日本テレビ系 TVアニメーション『半妖の夜叉姫 -戦国御伽草子-』オープニングテーマに決定!”. SixTONES(ストーンズ) Official web site (2020年9月17日). 2020年9月17日閲覧。
- ^ “NEWSがアニメ「半妖の夜叉姫」新OPテーマ担当、加藤シゲアキ「大切な楽曲がまたひとつ増えました」”. 音楽ナタリー (2020年12月26日). 2020年12月26日閲覧。
- ^ “Uruが新アニメ「半妖の夜叉姫」でエンディング担当、アレンジはYaffle”. 音楽ナタリー (2020年9月6日). 2020年9月6日閲覧。
- ^ “緑黄色社会の新曲「結証」が、テレビアニメ『半妖の夜叉姫』1月クールエンディングテーマに決定!”. 緑黄色社会 Official Site (2020年12月5日). 2020年12月5日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2) (PDF)”. 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2018年10月24日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2018年10月24日閲覧。
- ^ “データ放送”. 半妖の夜叉姫. 讀賣テレビ放送. 2020年10月3日閲覧。
- ^ “半妖の夜叉姫”. 日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ. CS日本. 2020年10月12日閲覧。
外部リンク
- 半妖の夜叉姫 公式サイト
- 半妖の夜叉姫│読売テレビ・日本テレビ系
- 『半妖の夜叉姫』Blu-ray&DVD BOX - アニプレックスによるBlu-ray・DVD情報サイト
- 半妖の夜叉姫 (@hanyo_yashahime) - Twitter
読売テレビ制作・日本テレビ系列(※テレビ大分を除く) 土曜 17:30 - 18:00 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
半妖の夜叉姫
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僕のヒーローアカデミア(第5期)
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