太田健二郎

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太田健二郎
宇宙戦艦ヤマトシリーズのキャラクター
登場(最初) 宇宙戦艦ヤマト』第3話「ヤマト発進!!29万6千光年への挑戦!!」
作者 松本零士岡迫亘弘
声優 安原義人
鈴置洋孝宇宙戦艦ヤマトIII
千葉優輝宇宙戦艦ヤマト2199
俳優 大和田健介SPACE BATTLESHIP ヤマト
プロフィール
年齢 21歳(ヤマト2199)
性別
種類 地球人
国籍 地球連邦
肩書き 宇宙戦艦ヤマト気象長(ヤマト2199)

太田健二郎(おおた けんじろう)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』の登場人物。声優安原義人(『宇宙戦艦ヤマトIII』のみ鈴置洋孝[1])、『宇宙戦艦ヤマト2199』では千葉優輝、実写映画版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』での俳優大和田健介

基本設定[編集]

ヤマトの航海班レーダー科チーフ。第1作『宇宙戦艦ヤマト』第3話での自己紹介によればその主たる任務は「(島大介の下で)操縦補佐」であり、島の良き相棒。後年の資料[2][3]やPSゲームでの設定[4]では「航海班副長」ないし「航海班副班長」としたものもある。やや太めの体躯や顔立ちに加え、頬に3点のそばかすを持つ。明るい熱血漢で、泣き上戸らしく、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』や『宇宙戦艦ヤマト 完結編』では、号泣して涙を腕で拭う姿が見られる。

設定上は航路障害の探知識別が主な担当だが、コスモレーダーによる索敵を主に担当する森雪と職務内容が混同され、敵艦の索敵なども行っているシーンが多々存在している。なお、第1作第26話や『宇宙戦艦ヤマトIII』第7話、PS2版『宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲』では、不在の雪や真田澪に代わってコスモレーダーを担当するシーンがある。また、太田自身が操縦桿を握ったことは『完結編』までの作品では一度もない。

第1作から『完結編』まで、南部康雄と並んで固有のエピソードやその個性を発揮する局面がほぼ皆無のため、立場的には「第一艦橋におけるその他大勢」の1人でもある。

資料によっては「大田健二郎[5]、一部の小説版では名前が「健一郎」と誤載されている。

劇中での活躍[編集]

宇宙戦艦ヤマト
第3話から登場。南部・相原義一加藤三郎とともに、ヤマトの中堅を支える4人の中の1人。第15話では、散々な評判がだった雪のコーヒーは、1人だけ「美味い」と評していたが、雪が調子に乗ってもう1杯を入れようとしたときには慌てて断っている。第12話では、ヤマトがオリオン座アルファ星コロナへ追い詰められた際に、本職である航路計測で本領を発揮し、島とのコンビでコロナの発生を逐一報告したり回避するなど目立っていたが、このエピソード以外は特に目立つところもなく、ガミラスデスラー総統からの初入電時には、作画スタッフに相原と間違えられて描かれる始末であった。
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち / 宇宙戦艦ヤマト2
古代の決起に同調して再びヤマトへ乗艦し、島の補佐としてレーダーを担当し航路計測や探査の任務をこなす。『ヤマト2』では第2話から登場。劇中での主な活躍は『さらば』と『ヤマト2』でほぼ同じである。
『さらば』終盤では、古代から退艦命令と別れの言葉を聞かされた際に号泣し、救命艇から他の乗組員とともに敬礼で古代に別れを告げる。『ヤマト2』最終話では、超巨大戦艦の攻撃により第一艦橋付近に被弾した衝撃で席から飛ばされ負傷。古代の退艦指示により、同じく負傷していた真田志郎や相原、南部ら16名とともに救命艇で地球へ搬送された。
宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち
雪と共にレーダー手として、コスモタイガー隊や流星群の観測を行った。
ヤマトよ永遠に
暗黒星団帝国の襲撃をかいくぐって英雄の丘で古代達と合流した後、地球脱出の際には島と共に連絡艇の操縦席に座っていた。
PSゲーム版では澪が一時離脱した際に予備要員としてコスモレーダーの管理を行っており、本来の予備要員であるアナライザーがすっぽかしたことにいら立っていた。
宇宙戦艦ヤマトIII
第3話から登場。第14話では相原の通信の手際の良さに対して「相原通信長の毎日の楽しみだからな」と藤堂晶子との仲をからかった。
宇宙戦艦ヤマト 完結編
アクエリアスに降下する際に射出した監視衛星を使い、都市衛星ウルクを発見した。島が戦死した時には直視できず後ろを向いて号泣していた。

宇宙戦艦ヤマト2199[編集]

第1作のリメイク作品である本作では三尉(三等宙尉)の階級を持つ航海科士官であり、宇宙気象の観測を担う気象長を務める。第一艦橋の席が旧作での真田の席と入れ替わり、出身地は大阪府、年齢は21歳という設定が追加された。容姿は髪型が逆立ったものへ変更された。の交代要員も担当しており、最終話ではシリーズで初めて操艦を担った[6]

性格は楽天主義で明るく、艦内のムードメーカー。艦内の大食いチャンピオンの座を取るほどの大食漢[7]。また、最終話脚本によると、7人兄弟で両親は死亡しているとされている[8]

劇中での活躍(2199)[編集]

宇宙戦艦ヤマト2199
第2話から登場。第8話での恒星のフレア観測や、第20話でのイオン乱流の本流特定などに活躍する。第5話ではの交代要員である岬百合亜を見て「潤うねぇ」と鼻の下を伸ばしたり、第7話の太陽系赤道祭では「仮装が伝統」と吹聴して、衛生士の原田真琴や航空隊の加藤三郎メイド服托鉢僧の仮装をさせたりしている。
コミック版
アニメ版では関西出身でありながら関西弁で話す描写はないが、コミック版ではほぼ常に関西弁で話している。
アニメ版では太田により仮装したのは原田と加藤のみであったが、コミック版では2人のほか、保安部の星名透が男でありながらメイド服、主計科の山本玲がネコ耳とネコ手の仮装をさせられている(鈴の付いた首輪も着ける寸前だった[9] )。その他、赤道祭に参加しなかったために仮装はしていないが、真田ウルトラマン似のお面を渡している。
宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
序盤は交代要員の林が第一艦橋にいるため、太田は中盤以降に登場する。本来は序盤に女子クルーを盗撮しようとして島にカメラを没収されるシーンがあった[10]が、尺と製作期間の都合でカットされた[11]

SPACE BATTLESHIP ヤマト[編集]

本作では所属が航海班ではなく技術班に変更され、真田の補佐として登場。最終決戦では古代に諭され、島・雪・相原・南部・佐渡らとともに地球へ帰還する。

脚注[編集]

  1. ^ アフレコの日程が安原の主役作品『闘士ゴーディアン』と被ってしまったためと推測されている(『宇宙戦艦ヤマトIII DVDメモリアルボックス 保完ファイル』バンダイビジュアル、2001年、P30)。
  2. ^ 『宇宙戦艦ヤマト画報 ロマン宇宙戦記二十五年の歩み』(竹書房、2001年)P025。
  3. ^ 『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』(デアゴスティーニ・ジャパン、2010-2011年)第12号P13。
  4. ^ 『宇宙戦艦ヤマト 遥かなる星イスカンダル 設定資料集』(スタジオDNA、2000年)P076。
  5. ^ 『宇宙戦艦ヤマト発信!』。
  6. ^ ただし、操艦は予備操縦席で行っており、主操縦席には着いていない。
  7. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集[EARTH]』(マッグガーデン、2013年)P203。
  8. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-脚本集』(マッグガーデン、2015年)P252。
  9. ^ その首輪に「たま」とあるが、「たま」とは「玲」の訓読みの1つで、第6話で山本が古代に示したタブレットに表示されている。
  10. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-脚本集』(マッグガーデン、2015年)P267。
  11. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』オーディオコメンタリーより。

外部リンク[編集]

  • 大田健二郎 - 宇宙戦艦ヤマト発信!(インターネットアーカイブ2009年3月10日分キャッシュ)
  • 太田健二郎 - 宇宙戦艦ヤマト2199