コロナ
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コロナ (Corona) とは、太陽の周りに見える自由電子の散乱光のこと。もしくは、太陽表面にあるもっとも外縁にある電気的に解離したガス層[1]。「太陽コロナ」との呼び方もある。
概要[編集]
(太陽)コロナはプラズマの一種であるが、コロナという言葉は2,000年以上前から冠の代名詞として使われてきて、クラウンという言葉につながった。
太陽表面が6,000度程度であるのに対し、コロナは100万度以上と非常に高温である。高度500kmあたりから温度が上昇し始め、高度2,000kmを境に1万度から100万度まで急激に上昇する。なぜコロナが発生するのか、そして表面から離れているにも関わらず温度が上昇するかは現在でもはっきりとは分かっていない。太陽表面の運動によりひき起こされた波(アルヴェン波)が衝撃波となって温度を上げているという説や、コロナ中の小さな爆発現象が温度を上げているなど諸説ある。
皆既日食の際には肉眼で見ることができる。専用の望遠鏡(コロナグラフ)を使えば、常時観測することができる。ただし、コロナは100万度以上の温度であるため、光領域よりはX線領域での放射の方が多い。大気がX線を吸収してしまうので、コロナの観測には宇宙空間の方が適している。
近年では、天体観測技術の向上により太陽以外の恒星にも同様の光冠があることが分かっている。
脚注[編集]
- ^ 『徹底図解 宇宙のしくみ - 太陽系の星々から137億年彼方の宇宙の始まりまで』新星出版社、2005年11月1日、40頁。ISBN 978-4405106512。
参考文献[編集]
- 室岡義廣『コロナ現象』コロナ社、1989年12月。ISBN 978-4339076578。
関連項目[編集]
- コロナ放電
- 乗鞍コロナ観測所
- ひので (人工衛星) - 2013年現在運用中の太陽観測衛星。
- ようこう - 1991年に打ち上げられた太陽観測衛星(運用終了)。
外部リンク[編集]
- 科学衛星ようこう
- 乗鞍コロナ観測所
- 「ようこう」が見た太陽コロナ : そのX線観測10年の成果 日本物理學會誌 Vol. 57 (2002) No. 10 P 738-745
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