平田一

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平田一(ひらた はじめ)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』『宇宙戦艦ヤマト2199』の登場人物。声優曽我部和行(『III』)、伊勢文秀(『2199』)。

宇宙戦艦ヤマトIII[編集]

ヤマトの生活班炊事科に勤務するベテラン乗組員。古代進島大介とは、少年宇宙戦士訓練学校の同期生である。初登場こそ『宇宙戦艦ヤマトIII』であるが、平田と上司の幕之内勉(声 - 稲垣悟)は設定上、イスカンダルへの旅(『宇宙戦艦ヤマト』、以降「旧作」)からの乗組員かつ対白色彗星帝国戦(『宇宙戦艦ヤマト2』)後の帰還メンバー19人に含まれている。初航海時からの古参乗組員・主人公格と同期・準主人公の教育者と、設定には恵まれていたが、『III』劇中での登場はわずか2話と寡少であり、戦死後も全く存在に触れられることなく終わった。

艦長の古代から生活班炊事科での勤務を命じられた土門竜介へ、宇宙戦士の心得を懇切に説く。その一方、深夜の自己トレーニングを終えた古代へはレモンティーを差し入れて土門の目もはばからず「もう1杯飲むかい」と言うなど、古参者ぶりを見せる。

第11番惑星空域の戦闘で、ヤマトの左舷へ衝突したガルマン・ガミラス帝国艦から食堂へ侵入した兵士たちとの銃撃戦の末、死亡した。平田ら戦死者の棺は宇宙葬となり、宇宙空間へ流された。

宇宙戦艦ヤマト2199[編集]

旧作のリメイクである本作では、イスカンダルへの旅からの乗組員という設定が活かされて登場するが、所属は補給や資材の管理を行う主計科(旧作での生活班)へ変更され、その責任者である主計長を務める一尉となっている。また、ヤマトの食料供給システム「O・M・C・S」(オムシス)を管轄下に置いている他、出身地は長崎県、年齢は23歳という設定も追加された。アナライザーの外部強化ユニットを見て子供のように興奮するメカフェチであるほか、見ただけで蕁麻疹が出るほどの虫嫌いであるという設定も追加されており、ビーメラ4の巨大昆虫に襲われた際には狼狽して「虫は嫌!」と連呼しながら必死に逃げるなど、コミカルな面も見せている。『III』と同様に紅茶の入れ方にはこだわりを持つうえ、古代とは士官学校の同期で当時から交流があり、古代は同期にして年上である平田にタメ口で会話している。

ヤマト乗艦前はキリシマに乗艦しており、火星宙域では古代と島から波動コアを受け取った。ヤマト乗艦後は部下となった山本玲と共に主計科の任務に勤しみ、やがて彼女の航空隊への転属希望を受け入れる。玲には転属後も気遣いの言葉を掛ける上、彼女から古代への思慕をさり気なく悟るなど、懐の広さを見せている。

七色星団海戦後の宇宙葬では、戦死したヤマト乗組員のみでなく、ガミラスの第442特務小隊隊員も「こいつらも信じるもののために戦ったんだ」と丁重に納棺して送り出した。

『星巡る方舟』では終盤の1シーンにしか登場していないが、『星巡る方舟』BD版上映会・大阪での出渕のコメントによると、茶道の師範でもあるむらかわみちお発案により平田がお茶を点てるシーンが予定されていた。島、雪が合流する前の古代と玲が語らうシーンでモニターが秋の紅葉から春の桜の映像に変わる場面があるが、その秋の紅葉の絵がその名残である(ヤマト帰還時は秋で、点茶のバックとして使われる予定であった)。このシーンに関して、『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS -全記録集-』Vol.3(マッグガーデン刊、2015年)P282,283に「幻の茶道シーン」としてむらかわによる設定画が掲載され、メガルーダとの決戦で破壊された左舷展望室がその茶会席の舞台であったことも書かれている。

コミック版
アニメ版とは異なり、古代や島とはメ号作戦時点でほぼ初対面となっている。そのため、当初の古代は同期にして年上である平田に対し、「平田さん」と敬語で話していた。それに対し、平田は古代に「同期だから平田と呼んでくれ」と頼んでいる。
緋眼のエース
元主計科の玲が主人公であるため、元上司である平田も主要キャラクターとして登場する。
主計科に配属させられながらも戦闘機への未練から仕事に身が入らない玲に対し、気分転換に艦内回りへ行かせるなど気を遣っている。また、艦内回りに行った玲を心配してそわそわするなど保護者的な気質も見せており、部下たちからは呆れられている。
良くも悪くも言動が玲に大きな影響を与え、その後における彼女の行動につながることが多く、平田本人もそのたびにまた何か余計なことをしたかもしれないと自責している。

外部リンク[編集]