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ガンダムシリーズ一覧

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ガンダムシリーズ一覧は、バンダイナムコグループが有するIP機動戦士ガンダム』を題材にした一連のメディアミックス作品群の記事である。主に「宇宙世紀シリーズ」、「オルタナティブシリーズ」、「SDガンダム」、それら以外の作品群に大別される。

各作品はいくつかの世界設定を共有している。例外[注 1]もあるが正式な作品のクレジットにはサンライズの共同筆名である矢立肇と、シリーズ第1作を手掛けた富野由悠季の名義を入れることが慣習となっている[1]

概要

ガンダム(IP)は、映像作品を中心に、ガンプラなどのトイホビー、コンピュータゲーム専門雑誌やコミックなどの書籍、ネットワークコンテンツ、アミューズメント施設など、さまざまな分野に展開する多角的な戦略を通じて、日本を代表するIPへと成長を遂げている[2]

1994年にサンライズバンダイグループ(当時)の傘下に入り、さらに2020年には創通がバンダイナムコホールディングスの完全子会社となったことで、ガンダムはバンダイナムコの自社IPとなった(なお、サンライズは2022年にバンダイナムコフィルムワークスとして統合・再編されている)。

2021年には「ガンダムプロジェクト」が発足[3]。ガンダムを世界最大級のIPに成長させることを目的としており、2025年度のIP売上高1500億円を目標に、海外市場の拡大/グローバル戦略が推進されている[4]。第3代チーフガンダムオフィサー(CGO)の藤原孝史は、今後ガンダムを「IP」から「SP」(ソーシャルプロパティ=社会的アイコン)に進化させる旨を述べている[5]

2021年度に初めてグループ内でのIP年間売上高が1,000億円を超え[6]、2024年度に年商1,535億円(目標の年商1,500億円[4])に達するなどIPとして著しい成長を遂げた[7][8]

メディアミックスによって重厚な世界設定が構築され、その膨大な情報量は古今の物語の中でも類例がないと言われている[9]宇宙世紀とは別世界として展開されていたオルタナティブ作品は、『∀ガンダム』における「黒歴史」という設定によって結び付けられ、神話めいた壮大な宇宙史となった[9]

宇宙世紀シリーズ

宇宙世紀」を舞台にした作品群。「∀ガンダム」「Gのレコンギスタ」も宇宙世紀シリーズに分類されている。

オルタナティブシリーズ

宇宙世紀以外の紀年法を採用した作品群。「ガンダムビルドシリーズ(一部を除く)」も含まれている。

ガンプラを題材にした作品

ガンダムビルドシリーズ(一部を除く)はオルタナティブシリーズに分類される。

映像作品(ガンプラ)

ゲーム作品(ガンプラ)

書籍作品(ガンプラ)

  • プラモ狂四郎 [注 2]」 漫画 やまと虹一クラフト団 講談社(KC【全15巻】、愛蔵版【全11巻】/ KCDX【全6巻】/ KPC【全13巻】)
  • 「模型戦士ガンプラビルダーズJ」 ホビージャパン 2011年-2012年
  • 「模型戦士ガンプラビルダーズD」 アスキー・メディアワークス 【全2冊】 2011年-2012年
  • 「ガンプラ戦記 ジャブローズ・スカイ」 漫画 原作:ゆきもり 作画:ロドリゲス井之介 小学館【全5巻】 2015年-2017年
  • HGに恋するふたり」 漫画 工藤マコト 角川書店【既刊3巻】 2019年-

SDガンダムを題材にした作品

武者騎士コマンド戦記といったシリーズに代表されるように、同一もしくは複数の世界設定のもと展開されている。

ゲーム作品


その他の作品

上記のシリーズとは世界設定が異なる作品群。

脚注

注釈

  1. ^ その様な作品でも復刻・復刊する際に両名義が記載されるケースが有る(例:魔法の少尉ブラスターマリGの影忍
  2. ^ ガンプラを主軸とした作品ではあるが他の作品のプラモデルも登場する。

出典

  1. ^ 太田垣康男(インタビュアー:吉田尚記)「ガンダムサンダーボルト、作者がMSのデザインを自由に出来る権利を連載前に取得!?」『オールナイトニッポン.com』、ニッポン放送、2019年5月1日https://news.1242.com/article/1740852021年11月15日閲覧 
  2. ^ バンダイナムコ独自の役職“チーフガンダムオフィサー”を直撃 目指す未来戦略とは - ITmedia ビジネスオンライン
  3. ^ バンダイナムコグループ 「ガンダムプロジェクト」発足のお知らせ~世界最大級のIPを目指して~” (PDF). バンダイナムコ (2021年5月28日). 2025年7月18日閲覧。
  4. ^ a b ガンダムを教訓にSDGsへ取り組み、より良い未来を拓く!落合陽一らが未来を語った「ガンダムカンファレンス」レポート”. GUNDAM.INFO (2021年6月16日). 2025年7月18日閲覧。
  5. ^ [【バGOI】インタビュー#5 『機動戦士ガンダム』のIPからSPへの進化について] - ガンチャン
  6. ^ ガンダム関連の年間売上高が初の1000億円超え、バンダイナムコHD”. アニメーションビジネス・ジャーナル (2022年5月11日). 2025年7月16日閲覧。
  7. ^ 02_2025E5B9B43E69C88E69C9F_E8A39CE8B6B3E8B387E6969.pdf” (PDF). バンダイナムコ (2025年5月8日). 2025年7月16日閲覧。
  8. ^ integratedreports2024_jp_38-61.pdf” (PDF). バンダイナムコ. 2025年7月16日閲覧。
  9. ^ a b 書籍『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』882-883Pより

関連項目

外部リンク