川村万梨阿

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かわむら まりあ
川村 万梨阿
プロフィール
本名 永野 繁代
(ながの しげよ)(旧姓:川村)
出生地 日本の旗 日本東京都世田谷区
生年月日 1961年11月21日(52歳)
血液型 AB型
所属 フリー(営業業務の一部を複数プロダクションに委託・提携)
配偶者 永野護
活動
活動時期 1983年 -
デビュー作 チャム・ファウ(『聖戦士ダンバイン』)
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川村 万梨阿(かわむら まりあ、本名:永野 繁代(ながの しげよ)、1961年11月21日 - )は、東京都世田谷区出身の日本女優声優歌手。所属フリー。かつてはアーツビジョンに長く在籍した。

身長157cm。血液型AB型星座さそり座

経歴[編集]

中学時代に入っていた文芸部が定員割れで演劇部と合併し、演劇を体験したことから女優を志す。富士見高校入学後は、マンガ研究会に入って放送劇に参加しつつ[1]、アニメファンの活動をしており、江古田にあったアニメファンのたまり場の喫茶店「まんが画廊」で、小牧雅伸ゆうきまさみ蛭児神建らとともに常連客であった[2]。「まんが画廊」の友人の誘いでアニメ雑誌の編集のアルバイトをするようになった[3]

高校卒業後の1980年(昭和55年)に、東映の演技研修所の研修生となる。初仕事は、ワイドショー小川宏ショー』のレポーターで、女優デビューは『太陽戦隊サンバルカン』第8話。その他にも東映制作のスーパー戦隊シリーズや『特捜最前線』『Gメン75』など実写のドラマに出演するなどの活動をした[3][4]。東映研修所を卒業し、研修所付属の東映演研プロダクションに所属。

その頃、友人の手伝いでアニメ雑誌でアニメ監督の富野由悠季を取材し、しばらくして新作のオーディションを受けるように誘われて[5]1983年(昭和58年)に『聖戦士ダンバイン』(チャム・ファウ役)で声優デビュー[6]。『聖戦士ダンバイン』の後番組である1984年(昭和59年)放送の『重戦機エルガイム』のガウ・ハ・レッシィ役のオーディションに合格したことから、声優への転身を決意し、東映演研プロダクションから設立されたばかりの声優プロダクション、アーツビジョンへ移籍する[7]。富野由悠季作品には、その後も、1985年(昭和60年)の『機動戦士Ζガンダム』(ベルトーチカ・イルマ役)と、同枠の作品に続けて出演し、その後も高飛車・強気系統のキャラクターを多く演じ、同系統を得意とする声優として、同世代では鶴ひろみ松井菜桜子富沢美智恵らと共に名前が知られることになった。日高のり子はかつてラジオの中で、松井菜桜子と共に川村を女王様声の双璧に挙げている。また、松井と共に、後輩である林原めぐみが公言する「恐れている」声優でもある。

2001年(平成13年)半ば、体調を崩し一時休養するが、この際当時担当していた『ぐ〜チョコランタン』のスプー役を降板。親交の深かった後輩声優の橘ひかりが、役を引き継ぐこととなった。

2003年(平成15年)頃、アーツビジョンの所属から離れ、その後フリーで活動。2010年(平成22年)12月現在、営業業務の一部を複数プロダクションに委託・提携している。

コスプレ[編集]

上記の通り、アニメファンとしての活動歴があり、その当時から何度かコスプレを公の場で披露している。

  • 1981年(昭和56年)2月22日に『機動戦士ガンダム』映画化にあたって新宿東口で行われたイベント「アニメ新世紀宣言」では、ララァ・スンのコスプレで「ファン代表」として登場している。
  • うる星やつら』のアニメ化記念イベントにラムのコスプレで参加しており、当時の「週刊少年サンデー」のカラーグラビアにもその姿が掲載されている。
  • 聖戦士ダンバイン』でチャム・ファウの声を演じていたが、当時の『アニメック』誌上の折り込みグラビアで、レオタードにタイツ、背羽根までつけたチャム・ファウのコスプレを披露している。
  • アメリカのアニメファンのイベントに招待された時、『スレイヤーズ』シリーズのナーガをイメージした黒い衣装を着て登場し、「能あるライバルは爪を隠す」を歌った。またその際、「アメリカにやってきたナーガ」という設定で台詞も喋っている。

交友関係[編集]

富野由悠季アニメデビュー作『聖戦士ダンバイン』の監督で、芸名「万梨阿」の漢字の名付け親でもある[8]。「マリア」という名称自体は、それ以前から本人が名乗っていた。

漫画家の新谷かおるとは高校時代からの知り合いであり、『クレオパトラD.C.』では当初スエン役でオーディションにエントリーしていたが、新谷の要望により主人公・クレオパトラ役を引き受けることになった[9]

モデルキャラクター[編集]

『ジ・アニメ』によれば、『戦闘メカ ザブングル』の登場人物マリア・マリアは川村をモデルにしていたとしている。これはまだ川村が声優としてのデビューを果たす前の「ファン代表」だった頃のエピソードである。劇中での声は島本須美能村弘子らが担当していた。

漫画家のゆうきまさみとは知り合いであり、『究極超人あ〜る』に登場する西園寺まりいは川村をモデルとした。同作品のドラマCDやOVAでは、川村が声を担当した。その際、川村が「この役のせいで、高飛車お嬢様しか役がこなくなったじゃないですか!」と愚痴をこぼしているが、スタッフはこれ以上ないハマり役だったと褒めている(同ドラマCDの歌詞カードより)。

矢野健太郎の漫画『インジュカーシス』の固有名詞のいくつかは、実在の地名や人名のローマ字の逆綴りから命名されているが、「アイラム=アルマワック(AIRAM-ARUMAWAK)王家」、登場人物の1人「ウロマモ=ナガン(UROMAMO-NAGAN)」など、川村(と永野)に由来するものがある。

家族[編集]

デザイナー永野護と12年(元々は永野が大学時代に結成していたロックバンドのボーカルを担当していた)[要出典]の交際の末、1991年11月に挙式仲人は、アニメーション監督の富野由悠季夫妻が務めた[10]

上記の「アニメ新世紀宣言」イベントのとき永野はシャア・アズナブルのコスプレをして宣言を読み上げていた[11][12]。ただし後にイベントの際、最前列のファンがその話をしていたのを聞きつけ、「それは禁句」と言ったという。1980年代中盤頃の話である。

永野がメインで関わるアニメ作品には大抵の場合何らかの形で関わっている。

出演作品[編集]

太字はヒロイン・主要キャラクター

テレビアニメ[編集]

1983年

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OVA[編集]

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1995年

1996年

1997年

1998年

  • スレイヤーズえくせれんと(白蛇のナーガ

2002年

2003年

2004年

2010年

2011年

劇場アニメ[編集]

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1997年

1998年

1999年

2001年

2002年

2005年

2010年

2012年

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ゲーム[編集]

1992年

1993年

1994年

1996年

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1998年

1999年

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2002年

2003年

2004年

2005年

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2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

吹き替え[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

  • 危ない話(1989年) - フィリピン人ホステス

ラジオ[編集]

CD & DVD[編集]

ドラマCD[編集]

その他[編集]

NHK関係[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 川村万梨阿『私も悩んでおとなになった』ポプラ社、1998年、pp.44-52。
  2. ^ 吉本たいまつ「おたくの起源」NTT出版、2009年。
  3. ^ a b 「声優インタビュー 川村万梨阿さんの巻」『月刊OUT』1983年7月号、みのり書房、pp.95-100。
  4. ^ 『マイアニメ』1984年8月号、秋田書店。インタビュー記事。
  5. ^ 電話で富野は「ああ、思った通りの声だった。よかったよかった」といったという(『富野由悠季全仕事』キネマ旬報社、1999年)。
  6. ^ 『私も悩んでおとなになった』pp.68-73。
  7. ^ 『私も悩んでおとなになった』pp.85-91。
  8. ^ 『私も悩んでおとなになった』p.74。
  9. ^ 「クレオパトラD.C コンプリートDVD」内の冊子「QUEEN OF FORTUNE」原作者 新谷かおるインタビュー を参照。
  10. ^ 『Newtype別冊 コミックGENKi』1992年1月号、角川書店
  11. ^ 富野由悠季『ガンダムの現場から 富野由悠季発言集』氷川竜介藤津亮太編集、キネマ旬報社、2000年、p.167。
  12. ^ 小牧雅伸『アニメックの頃… 編集長ま奮闘記』NTT出版、2009年、p.219。
  13. ^ 口裂け女が登場するはずだった第3怪「あたしきれい?口裂け女」は口唇口蓋裂の障害者団体からの抗議を受け、放映中止となった。
  14. ^ 公式サイトのStaffを参照。2011年8月31日閲覧。
  15. ^ キャラクター紹介”. CAPCOM : エクストルーパーズ. 2012年6月30日閲覧。

外部リンク[編集]