放課後シリーズ

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放課後シリーズ」(ほうかごシリーズ)は、日向章一郎小説ライトノベルの1シリーズの通称。1988年第1巻発行(コバルト文庫集英社)。

ユーモアミステリー」を掲げており、さまざまな事件が起こるが、第1作『放課後のトム・ソーヤー』を除き、殺人事件は発生していない。

執筆当時に話題になっていた有名人やテレビ番組などが、実名で登場する。

作品の一部は絶版となっている。

シリーズタイトル[編集]

著者:日向章一郎、イラスト:みずき健
コバルト文庫集英社

これ以降のイラストは穂波ゆきね

さらに、星座シリーズとの合体版の「乙女座のトム・ソーヤー」という作品もある。

1巻ごとに時間が経過しているわけではなく、巻ごとに「高校生編」「中学生編」「キャンパス編」などに分かれている。

ストーリー[編集]

幼馴染同士であるケンイチとミサコは幼稚園からずっとクラスが一緒だった。そんな2人はなぜかさまざまな事件に遭遇する。

主な登場人物[編集]

秋月 ケンイチ(あきづき ケンイチ)
この作品の主人公の一人。8月26日生まれの乙女座O型。勉強は苦手だがスポーツ万能。水泳部所属で、まじめに部活に励むシーンもある。
設定ではスポーツ刈りだったが、モノクロではスミベタで普通の男子高校生の髪型になっている。
家族は両親(父親は中学教師)と結婚した姉がいる。若干シスターコンプレックスの気がある。
普段の性格は能天気で少し好色なところがあり、それが原因で災難に遭う事が多く、ミサコともしょっちゅう喧嘩になってしまう。しかし腕っ節が強く、いざと言う時は勇敢で行動力がある。事件の解明はできないまでも、逆上した犯人からミサコを救えるのはレギュラーでは彼だけである。
こうして多くの事件を解決して行く内少しずつ一人の男として成長し、ミサコとの絆も強固にしていく。
コラボ作品ではミサコの従妹のノリミに「麦倉先生とリョウ君を足して2で割ったみたい」と指摘されている。
渡辺 ミサコ(わたなべ ミサコ)
この作品のもう一人の主人公。『星座シリーズ』の大野ノリミとはいとこ同士で、8月30日生まれの乙女座A型。
身長は女子の平均らしい。髪色はモノクロではケンイチと同じスミベタで、中学時代はおかっぱ、高校生以降は若干ウェーブのかかったセミロングである。
男女を問わず人気があるが、好きでもない相手に言い寄られることも多い。「クレオパトラ」(中学卒業前)ではレズビアンにレイプされかけた所をケンイチと岬の介入で助かった。同年代の女子と親しくする場面は少ない。
頭脳明晰で、事件解決はもっぱら彼女の役目だが、腕力はそれほどではなく、犯人に襲われる等痛い目に遭うことが多い。しかし精神的にかなり強い上、その都度ケンイチ達に救われ、ほどなく立ち直っている。
結果著者から「スーパーガールになり過ぎた」と言及されており、その反省から「『星座シリーズ』のノリミは普通の子を目指した」そうである(ただし、ノリミも彼女以上の精神力を持つまでになった)。コラボ作品「乙女座のトムソーヤー」では麦倉先生に恋人役を頼んだ所をノリミに見られ、一時的に彼女と気まずい関係にあった。
好色で少々だらしないケンイチとは喧嘩も多いが、本当は幼い頃からケンイチを愛しており、様々な事件を通じて彼との関係は少しずつ親密になっている。
雪野 ヒロオ(ゆきの ヒロオ)
ケンイチとミサコの高校・大学の同級生。髪色はモノクロでは白抜きで、長くも短くも無い一般的な髪型。眼鏡をかけているのが特徴。
若干ナルシストで正義感が強くカッとなりやすいが、軟弱で喧嘩はからっきし弱く、単独で犯人からミサコを守ることはまずできない。しかしかなり打たれ強く、善良で優しい性格の持ち主。
影のある娘が好きらしく様々な女の子に惚れるが、うまく行ったためしがない。元々はミサコが好きだったが、彼女がケンイチを好きと知り諦める。しかしその後も彼女の身を案じている。
ある事件では主役を務めている。
風祭 秀樹(かざまつり ひでき)
ケンイチとミサコの2年後輩。小柄で華奢な少年。年の離れた姉がいる。
ミサコのことが大好きで小6の時から頻繁にミサコの周りに出没していた。
岬 翔太(みさき しょうた)
ケンイチとミサコの中学時代の同級生。ケンイチと違い、非常に異性から好かれている。ミサコのことが好きだったが、ある事件をきっかけにミサコがケンイチを選んでいた事を知り、ケンイチとミサコを応援するようになる。違う高校に行ったため、高校生編やキャンパス編には登場しない。
初登場時は名前が「耕二(こうじ)」だったが、中学生編で現在の名になった。
小暮 あゆみ(こぐれ あゆみ)
ケンイチの7歳年の離れた姉。性格は豪快で、ケンイチが幼い頃は対等に喧嘩をしていた。現在は結婚し、大阪で暮らしている。
あまり登場機会は多くないが、同作品の中でも人気の高いキャラクターである[要出典]

CD[編集]

ドラマCD[編集]

『放課後のトム・ソーヤー』はCD・カセットとして音声化されている(1993年3月発売)。

キャスト

ミュージック・ストーリー[編集]

「放課後のティンカーベル」(音物語(ミュージックストーリー))というタイトルで1992年6月17日に発売された。

OVA[編集]

『放課後のティンカー・ベル』は1992年7月にOVAが発売されている。

キャスト
スタッフ
  • 原作 - 日向章一郎
  • 監督 - 村山靖
  • 演出 - 石崎すすむ
  • 脚本 - 桶谷顕
  • キャラクター原案 - みずき健
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 丸山泰英
  • 撮影監督 - 金子仁
  • 音楽 - 池毅
  • 音響監督 - 田中英行