機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア | |
---|---|
Mobile Suit Gundam Char's Counterattack | |
監督 | 富野由悠季 |
脚本 | 富野由悠季 |
原案 |
矢立肇 富野由悠季 |
原作 | 富野由悠季 |
製作 | 伊藤昌典 |
出演者 |
古谷徹 池田秀一 弥生みつき 鈴置洋孝 安達忍 佐々木望 川村万梨阿 |
音楽 | 三枝成章 |
主題歌 |
TM NETWORK 『BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を越えて)』 |
撮影 |
古林一太 奥井敦 |
編集 | 布施由美子 |
制作会社 | サンライズ |
配給 | |
公開 | |
上映時間 | 120分 |
製作国 |
![]() |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 11億3000万円 |
配給収入 | 6億2000万円 |
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(きどうせんしガンダム ぎゃくしゅうのシャア、英: Mobile Suit Gundam Char's Counterattack)は、1988年3月12日(土)に松竹系で劇場公開されたガンダムシリーズのアニメ映画。監督は富野由悠季。略称は英題の頭文字を取った「CCA」[11]、または「逆シャア」[12][13]など。本作は『機動戦士ガンダム』から14年後の宇宙世紀0093年を舞台に、一連のシリーズの主要人物であるアムロ・レイとシャア・アズナブルの最後の戦いを描いている[11]。
公開時のキャッチコピーは「宇宙世紀0093 君はいま、終局の涙を見る…」。同時上映は『機動戦士SDガンダム [注 2]』。配給収入6億2000万円、興行収入11億3000万円[14]、観客動員数103万人。DVDは30万枚出荷[15]。
2019年9月13日に機動戦士ガンダム40周年プロジェクト『ガンダム映像新体験TOUR』として4DX上映され[16]、2021年4月2日には同『TOUR』の「FINAL」として[17]、全国7館のDolby Cinema(ドルビーシネマ)で劇場公開された[18][19]。
作品解説[編集]
ガンダムシリーズ初のテレビアニメの再編集ではない劇場オリジナル作品として制作され、アムロ・レイとシャア・アズナブルの最後の戦いを描く。サンライズアニメーション作品企画部が用いる共同ペンネーム「矢立肇」のクレジットは使用されていない。主題歌にはTM NETWORKが起用されている。
『逆襲のシャア』というタイトルは、1984年頃に『機動戦士ガンダム』の続編小説企画のタイトルとして一般に告知されたものであった。しかし、翌年に『機動戦士Ζガンダム』製作が決定したことで、同企画も番組の小説版として『機動戦士Ζガンダム』に改題された経緯がある。また、小説『ガイア・ギア』の連載前予告タイトルは『機動戦士ガイア・ギア 逆襲のシャア』であった(連載後は変更されている)。
制作[編集]
ガンダム作品史上、初めて3DCGを導入した作品である[注 3]。制作当時、CGを扱うこと自体が高コストで時期尚早であったため、回転するスペースコロニー等、手書きのみでは正確なアニメーションを行うことが難しい場面で用いられている。スペースコロニーのサイド1・ロンデニオンとスウィートウォーターの描写などに使用されているが、単なるCG作画ではなくCGモデルに手書き画像を貼り付けるテクスチャマッピングによりセル画との質感の差を低減しているなど当時としては先進的な技法が使用されている[注 3][注 4]。CG制作はトーヨーリンクスが担当している。
デザイン[編集]
キャラクターデザインは安彦良和の不参加決定で、『機動戦士ガンダムΖΖ』に引き続いて北爪宏幸が手掛けた。『ΖΖ』では内田健二プロデューサーから「前作のテイストを変えないで欲しい」と言われたのに対し、本作では監督の富野由悠季から「これはΖΖの延長ではなく新しい作品だからキャラクターも変えていく」と言われた[21][22]。
メカニックデザインのデザインワークには、出渕裕、佐山善則、鈴木雅久、中沢数宣[注 5]、大畑晃一、ビシャルデザイン、ガイナックスなどが参加している[24]。モビルスーツのデザインは、機動戦士ΖガンダムやガンダムΖΖと同様にコンペ形式で競われた。本作品では、MSには変形・合体というギミックは加えられず、サイズ自体は大型化した[注 6]ものの前作まで続いた重武装化の流れは止まり、シンプルな人型の機体が中心となっている[24]。主役機のνガンダムやリ・ガズィ、ジェガンなど地球連邦軍系のMSについては、鈴木雅久らが中心になって数多くのラフデザインを提出し、最終的に出渕裕がまとめている[注 7]。ネオ・ジオン軍のモビルスーツは出渕裕がデザインしている。富野監督からは、主人公機のνガンダムに関して「ガンダムにマントを付けたい」と「ガンダム本体には変形も合体もさせたくない」という2つの要望があった[26]。またνガンダムは主人公機として初めてサイコミュ兵器を搭載している[注 8]。
本作では当初、永野護がメインメカニカルデザイナーとして起用されることが決定していた[22]。富野監督からは「テレビシリーズではないから全てのデザインをお前に託す」と言われ、敵味方のMSと艦艇、コックピットやMSの操縦システム、サイコミュ用ヘルメットなど、劇中のほぼ全てのデザインを担当する予定だった[27]。旧作(ファースト・ガンダム、Ζ、ΖΖ)に登場したメカは一切使用しないという条件で考えられていたが、富野監督の要望を受けて提案したデザインライン[注 9]がクライアントに気に入られなかったことと彼自身が周囲のスタッフと衝突したことで、前作「ガンダムΖΖ」に続いて途中降板することになった[29]。そのため、実際の作画に反映されるかどうかの試験的な作画にまで入っていた段階で全てのデザインはやり直しとなり、コンセプトは同じであるものの永野のデザイン自体は作中には一切登場していない[27][28]。
MSのデザインは急遽コンペ形式で行なわれることになり、バンダイビジュアルの渡辺繁プロデューサーやサンライズの内田健二プロデューサーの声掛けで、前述のデザイナーたち以外にも大森英敏、庵野秀明、小林誠など多くの人物が参加した[21][24]。デザイナーたちは特に制約を課されずに数多くのラフを描かされ、その結果、出渕裕が中心となってデザインを進めることが決まった[21][30]。連邦系のMSのデザインには鈴木雅久、中沢数宣、大畑晃一などが参加。概形が決まると、具体的な外見のフィニッシュ作業は他のMSとの統一性も考えて出渕裕に任された[26]。ネオ・ジオン側のMSとMAについては、すべて出渕のデザイン案が採用された。出来上がった全てのMSのデザインを作画用に佐山善則がまとめてクリンナップした。
MS以外のメカニック全般は多くがガイナックスに発注された。ガイナックスは会社として引き受けて、実際のデザインは庵野秀明と増尾昭一が手掛け、クリンナップは田中精美が行った[21]。庵野はνガンダムのデザインコンペにも参加。最初のガンダムの作画監督だった安彦良和のクリンナップ稿とほぼ変わらないガンダムを提出し、作画の負担を減らすために「Ζガンダム」の時に一気に増えたMSの線の量を減らすことを提案した[21]。
あらすじ[編集]
宇宙世紀0093年。先のグリプス戦役以降消息不明だった、元ジオン公国軍エース・パイロットで、ジオン共和国創始者ジオン・ズム・ダイクンの息子であるシャア・アズナブル(キャスバル・レム・ダイクン)は、幾多の戦いを経ても旧態依然として地球から宇宙移民を統制し続ける地球連邦政府に対し、ネオ・ジオンを率いて反乱の狼煙を上げる。
ネオ・ジオンは、小惑星5thルナを地球連邦政府があるチベットのラサに衝突させようとする。かつてのシャアの宿敵アムロ・レイらが所属する連邦軍の外郭部隊ロンド・ベルの奮闘も空しく、5thルナ落下を阻止することはかなわなかった。
ネオ・ジオンは、アデナウアー・パラヤを始めとする地球政府高官と密かに裏取引を行い、スペースコロニー・ロンデニオンにて停戦交渉に合意する。停戦に安堵する地球連邦の思惑と裏腹に、シャアは取引によって得た小惑星アクシズを地球に衝突させるべく、再び作戦を開始した。
合意が偽りであることを察していたロンド・ベルは核ミサイルを準備、やがてネオ・ジオンとの間で戦端が開かれる。アムロは自ら開発に加わった新型モビルスーツ・ν(ニュー)ガンダムを駆り、アクシズを目指す。一方、アクシズを内部から爆破して軌道を逸らすロンド・ベルの作戦は成功するかに見えたが、アクシズの一部は既に地球の引力に捉われていた。巨大な岩塊が地球に落下しようとする中、アムロはシャアと最終対決を制しサザビーを撃破しシャアを拿捕する。無謀にもνガンダム1機でアクシズを押し戻そうとしたとき、アムロとシャアそして人々の思いとガンダムのサイコフレームが共振し、眩い光となってアクシズを地球から遠ざけた。しかし、アムロとシャアのその後の行方は判らない。
登場人物[編集]
- 地球連邦軍(ロンド・ベル)
- アムロ・レイ(声 - 古谷徹)
- ブライト・ノア(声 - 鈴置洋孝)
- アストナージ・メドッソ(声 - 広森信吾)
- アンナ(声 - 丸尾知子)
- チェーン・アギ(声 - 弥生みつき)
- ケーラ・スゥ(声 - 安達忍)
- トゥース(声 - 戸谷公次)
- メラン副艦長(声 - 石塚運昇)
- ネオ・ジオン
- シャア・アズナブル(声 - 池田秀一)
- ナナイ・ミゲル(声 - 榊原良子)
- クェス・パラヤ(クェス・エア)(声 - 川村万梨阿)
- ギュネイ・ガス(声 - 山寺宏一)
- レズン・シュナイダー(声 - 伊倉一恵)
- カイザス・M・バイヤー(声 - 村松康雄)
- ホルスト・ハーネス(声 - 池田勝)
- ライル艦長(声 - 曽我部和恭)
- 地球連邦政府
- カムラン・ブルーム(声 - 村山明)
- アデナウアー・パラヤ(声 - 嶋俊介)
- その他
登場兵器[編集]
それ以外の艦船・その他のものについては
小説版にのみ登場する兵器[編集]
- ネオ・ジオン軍
- MSN-04-2 (MSN-04II) ナイチンゲール
- MSN-03-2 サイコ・ドーガ(サイコ・ギラ・ドーガ)
スタッフ[編集]
- 企画・製作 - サンライズ
- 企画 - 山浦栄二
- 製作 - 伊藤昌典
- 原作・脚本・監督 - 富野由悠季
- 原案 - 矢立肇、富野由悠季
- キャラクターデザイン - 北爪宏幸
- モビルスーツデザイン - 出渕裕[31]
- メカニカルデザイン - ガイナックス(庵野秀明、増尾昭一)、佐山善則
- デザイン協力 - 大畑晃一
- 作画監督[32] - 稲野義信、北爪宏幸、南伸一郎、山田きさらか、大森英敏、小田川幹雄、仙波隆綱
- 作画監督補 - 恩田尚之、中沢数宣、重田亜津史、小林利充
- 原画 - スタジオダブ(古泉造司、中野美佐緒、佐久間信一)、座円洞(松本朋之、井尻博之、鈴木克彦、山崎健志、磯光雄)、スタジオマーク(重田亜津史、佐藤英幸)、小林利充、梅津泰臣、関野昌弘、南伸一郎、橋本浩一、吉田徹、仙波隆綱、小田川幹雄、所ともかず、佐藤敬一、宇佐美皓一、越智博之、上野けん、山田浩之、菅沼栄治、牧野行洋、中野深雪、佐久間しげ子、千明孝一、榎本明広、今隈真一、牧野竜一、内田順久、重田智、佐藤千春、武藤照美、石原典子、高橋千代子、熊谷浩彦、大平晋也、古瀬泰栄、戸倉紀元、加藤義貴、川元利浩、二村秀樹、長崎重信、吉野浩之、青木聡、仲田美歩、近衛真守、寺沢伸介、木下ゆうき、三坂徹、友田政晴、高木広行、北久保弘之、安藤義信、太田博光
- 動画チェック - 向山祐治、工藤千恵子、加藤ひろし
- 動画チェック補 - 川田栄三、今井浩之、岩長幸一
- 動画 - 赤坂理恵子、木下みさ子、竹之内節子、中川信子、小林克治、阿部仁、荒木智子、川上恵美子、青木真理子、森悦史、グループどんぐり(石割悦子、板倉百合恵、柘植直治、安達晶彦)、スタジオダブ(相田徹、佐久間正典、高木恵子、菊池良枝)、スタジオ・ウォンバット(東出太、大隈孝晴、安藤浩、菊池まゆ子)、スタジオマーク(林伸昌、島野隆)、スタジオAP(橋本恵理子、大渕佳子)
- 動画協力 - アートランド、タイガープロダクション、アウベック、スタジオたくらんけ、スタジオディーン、スタジオムー、スタジオ夢民、ワークショップ、ランダム、ブーメラン、アイ・ワークス、スタジオムサシ、サンシャインコーポレーション、スタジオ雲雀、きのプロダクション
- 音楽 - 三枝成章
- 撮影監督 - 古林一太、奥井敦
- 美術監督 - 池田繁美
- 編集 - 布施由美子
- 音響監督 - 藤野貞義
- 演出補 - 川瀬敏文、高松信司
- プロデューサー - 内田健二
- アニメーション制作 - サンライズ
- 製作協力 - 松竹、創通エージェンシー、名古屋テレビ放送、バンダイ
主題歌[編集]
- 「BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を越えて)」
- 作詞 - 小室みつ子 / 作曲・編曲 - 小室哲哉 / 唄 - TM NETWORK (EPIC・ソニー)
プロモーション[編集]
- 機動戦士GUNDAM 逆襲のシャアのすべて
本作公開直前に、特別番組が放送された。この特番には、監督の富野由悠季の他、アムロ役の古谷徹、シャア役の池田秀一、クェス役の川村万梨阿に加え、シャアのファンである富田靖子が出演し、番組内で彼女が富野から本作でシャアが着用しているネオ・ジオンの制服をプレゼントされたことが、本作のパンフレットに写真入りで掲載された。また、富野は番組の最後で「この作品は35歳以上の方に、特に男性の方に見てもらいたい」と視聴者に向けたメッセージを送っていた。
前売り券 前売り券限定特典は光る!SDガンダムの卵[注 10]、またはテレホンカード。
関連作品[編集]
小説[編集]
総監督の富野由悠季による小説が2種類刊行された。大枠の設定は映画とも共通するものの、それぞれでストーリーは大きく異なるパラレルワールドであるとする説もある[33][注 11]。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(小説版)[編集]
1987年から1988年に刊行。2009年に復刻刊行された。この小説群は、映画公開の1年前(1987年5月号)までアニメ雑誌『アニメージュ』(徳間書店)で連載されていた『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』に加筆したものである[34]。 表紙や挿絵のメカニック、キャラクターを担当したのはSF漫画家の星野之宣。人物やメカニックは、従来のガンダムシリーズのアニメ作品とは異なった大胆なアレンジで描かれ[35]、劇場版とも異なる独自の解釈によるデザインとなっている。
後述の正式に『ハイ・ストリーマー』と名称を戻した小説と区別するため、こちらは『徳間版/逆襲のシャア』(アニメージュ文庫)と呼称されることもある[36]。
アニメージュ文庫で刊行される際に劇場版と同じく『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と改題されたが、中篇と後篇は表紙にのみタイトルに(ハイ・ストリーマーより)との一文が追加されている。筆者の富野によれば、当初『アニメージュ』誌上で発表された際に『ハイ・ストリーマー』という題を冠したのは、本作を単なる外伝ではない、本伝を超える新たなシリーズとして以降も書き続け、いずれガンダムの名を表題に付け加える必要はなかったと評されるようなシリーズ作品にしたいという意気込みがあったためであるが、結局は『ガンダム』の本家に取り込まれる結果になったとも語っている[37]。なぜ誌上で『ハイ・ストリーマー』として発表されたものが『逆襲のシャア』として発表されたかについては、富野は「関係者各位の善意がすれ違ったと理解していただきたい」と説明している[38]。
後述の『ベルトーチカ・チルドレン』と比較して、こちらは映画の「正伝」[39]であるとされる。アニメージュ誌上で連載されたものは映画版の前日譚[35][40]となっており、アムロがスウィート・ウォーターに潜入調査をしているシーン、クェスがインド大陸でヒッピー達と断食に励む描写などが描かれ、文庫化の際には前編として収録された。中編のフィフス・ルナでの戦闘からは文庫の書き下ろしで、ほぼ劇場版に沿った形でありながらブライトとの再会、チェーンとの出会い、νガンダム設計会議など劇場版の物語をさらに補足したストーリーとなっている。連載最終話のチャプターLは文庫の方で先に発表された。
劇場版ではあまり触れられなかったシリーズの歴代キャラクターに対しては、前篇で精神崩壊したカミーユ・ビダン、中篇でグリプス戦役時に付き合っていたベルトーチカ・イルマに触れられている。
- アニメージュ文庫版(旧版)
- 富野由悠季(著)、徳間書店〈アニメージュ文庫〉、全3冊。
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 前篇』、1987年12月発行、ISBN 4-19-669570-1
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 中篇』、1988年2月発行、ISBN 4-19-669575-2
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 後篇』、1988年3月発行、ISBN 4-19-669578-7
- アニメージュ文庫版(復刻版)
- 富野由悠季(著)、徳間書店〈アニメージュ文庫〉、全3冊。
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 前篇』復刻版、2009年7月発行、ISBN 978-4-19-908004-3
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 中篇』復刻版、2009年7月発行、ISBN 978-4-19-908005-0
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 後篇』復刻版、2009年7月発行、ISBN 978-4-19-908008-1
機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー[編集]
2002年10月刊行。上述の小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の内容をそのままに、表紙や挿絵のメカニック、キャラクターを久織ちまきが担当し『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』として正式なタイトルに戻したもの。アニメージュ文庫版に収録された星野之宣によるイラストは各巻の巻末に再録されている。
- 富野由悠季(著)、徳間書店〈徳間デュアル文庫〉、全3冊。
- 『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 1 アムロ篇』、2002年10月発行、ISBN 978-4-19-905125-8
- 『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 2 クェス編』、2002年11月発行、ISBN 978-4-19-905129-6
- 『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 3 シャア編』、2002年12月発行、ISBN 978-4-19-905130-2
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン[編集]
1988年刊行。本来は未発表の映画用シナリオ第1稿を基に改訂され、モチーフ小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』として角川スニーカー文庫から刊行。2014年には漫画化もなされた。
ストーリーの大筋は映画版の展開をなぞるものの、一部設定・登場キャラクター・物語の展開が異なり、正伝とされる『ハイ・ストリーマー』に対して「パラレル的」[39]であるとされる。最大の特徴は劇場版におけるアムロの恋人、チェーン・アギは本作品に登場せず、『機動戦士Ζガンダム』に登場したベルトーチカ・イルマがアムロの恋人として登場する点である。また、ヒロインであるベルトーチカがアムロの子供を身籠っている、クェス・パラヤがチェーンによる攻撃ではなくハサウェイの誤射によって死亡するなどの相違がある。後の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の小説版はこちらの作品の歴史を引き継ぐものとなっている[注 12]。
MSの名前も異なり、映画版のサザビーに相当するシャア専用MSがナイチンゲール、ヤクト・ドーガに相当するMSがサイコ・ドーガである。また、出渕裕による描き下ろしの口絵では、νガンダムのデザインに小説用のアレンジが施された。このνガンダムはのちにHi-νガンダムとして再設定された。これらのMSはゲームへの登場や模型化など映画版と並行して商品展開されている。第1稿と映画版に上記のような相違があるのは、第1稿が「ガンダム映画化委員会」の審査にかけられた折、「映画でアムロの結婚した姿は見たくない」「モビルスーツの玩具が売れることで厚い市場を形成し、映画を制作する資金が出ているのに、モビルスーツの存在をシナリオで否定しているのはどうなのか?」という意見・批判を受け、大幅に修正したものが採用されたためである。
本作の企画について、刊行したKADOKAWA(当時の角川書店)の井上伸一郎によれば、徳間書店に先を越される形で『ハイ・ストリーマー』の連載が開始された際、冨野の小説作品をシリーズとして出版している角川でも何か書いてほしいと富野に打診したところ、映画の次の仕事を探している富野にとっても渡りに船であったこともあり、映画の初期稿を元に異例の執筆スピードで書き上げられたという[39]。
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』、1988年2月20日発行、ISBN 978-4-04-410109-1
カセット文庫[編集]
1989年12月[41]、かつて角川書店が商品展開していた「角川カセット文庫」の1作品として音声だけのドラマ(いわゆる「サウンドドラマ」)をカセットテープメディアに収録してリリース。前述した『ベルトーチカ・チルドレン』ベースのストーリーとなっているためベルトーチカが登場し、オリジナルキャストである川村万梨阿が演じる。この兼ね合いから、クェスのキャストは映画版でチェーミンを演じた荘真由美に変更、他にもキャスティングが一部異なる。音楽も増田俊郎と立原摂子が担当、このカセット文庫版用に書き下ろされた新規曲が使われた。
2021年、『逆シャア』の後年に位置する作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』がアニメ映画化し第1部が同年6月に公開されたのに合わせて、このカセット文庫版もタイトルを『復刻版ドラマCD 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に改題、収録メディアをコンパクトディスクに変更して同年8月28日に復刻発売された[41]。
- スタッフ(カセット版)[41]
- プロデュース - 田宮武
- 原作 - 富野由悠季(角川文庫 刊)※ 現・角川スニーカー文庫 刊
- 脚本 - 渡辺誓子
- 演出 - 藤野貞義
- 音楽 - 立原摂子、増田俊郎
- キャスト(カセット版)[41]
- アムロ・レイ - 古谷徹
- シャア・アズナブル - 池田秀一
- ベルトーチカ・イルマ - 川村万梨阿
- ブライト・ノア - 鈴置洋孝
- メスタ・メスア - 榊原良子
- ハサウェイ・ノア - 佐々木望
- クェス・パラヤ - 荘真由美
- グラーブ・ガス - 松本保典
- アデナウアー・パラヤ - 喜多川拓郎
- クルーA - 橋本浩志
- クルーB - 山崎たくみ
漫画[編集]
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア (村上としや版)
- コミックボンボンに劇場公開後の1988年4月および5月に前後編で掲載。単行本としては1999年に大都社が復刻版として発売した漫画版『機動戦士ガンダムΖΖ』の単行本2巻に併録されたのが唯一。映画とは異なりハサウェイは連邦のパイロット候補生として最初からラー・カイラムに乗艦しているため、クェスとの関わりはなく、他にもリ・ガズィ、α・アジールが登場しないなど、ストーリーにいくつか差異が見られる。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア (ときた洸一版)
- 劇場公開から10年後のPlayStation版ゲームの発売に合わせコミックボンボン1998年10月から1999年2月まで全5話連載。1999年3月3日に単行本化。全一冊。
- 作画はときた洸一。こちらの作品は映画とほぼ同様のストーリーとなっている。2005年に新装版が刊行され、2018年に復活ボンボンシリーズ版として再度リニューアルされた。
- 講談社(コミックボンボンKC)、1999年3月3日発行、ISBN 978-4063238631
- (新装版) 講談社(KCデラックス)、2005年6月23日発行、ISBN 978-4063720273
- (新・新装版) 講談社(KCデラックス)、2018年7月23日発行、ISBN 978-4065117606
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
- 上記の角川スニーカー文庫の小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』のコミカライズ作品。
- 作画はさびしうろあき、柳瀬敬之。モビルスーツデザインは出渕裕。『ガンダムエース』2014年8月号(2014年6月発売)から[42]2018年5月号まで連載された。単行本は角川コミックス・エースにて全7巻発売。
- 単行本
- 作画 さびしうろあき、柳瀬敬之、モビルスーツデザイン 出渕裕、KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉、全7冊
- 2014年11月26日発行、ISBN 978-4-04-102286-3
- 2015年5月26日発行、ISBN 978-4-04-102875-9
- 2016年1月26日発行、ISBN 978-4-04-103677-8
- 2016年8月26日発行、ISBN 978-4-04-104530-5
- 2017年3月25日発行、ISBN 978-4-04-105117-7
- 2018年2月26日発行、ISBN 978-4-04-105992-0
- 2018年09月26日発行、ISBN 978-4-04-107498-5
ゲーム[編集]
「スーパーロボット大戦シリーズ」を筆頭に本作が登場するゲーム作品は無数にあるため、ここでは本作を題材に単独商品化された作品のみ記述する。
- コンシューマーゲーム
-
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1998年12月17日、バンダイ、PlayStation)
- モバイルゲーム
-
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(2006年8月31日、バンダイネットワークス、iモード)
パチンコ[編集]
Pフィーバー 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
SANKYO、2019年9月17日導入[43]
派生作品[編集]
映像[編集]
- GUNDAM EVOLVE 5 RX-93 ν GUNDAM
- 短編映像作品『GUNDAM EVOLVE 5』では、CGとセル画を合わせる手法でリデザインされたνガンダムとα・アジールの戦いが、映画や小説とは違う展開で描かれている。本作は1から4までと合わせ、『GUNDAM EVOLVE +』としてDVD化された。
- 複数製作された同シリーズにおいて、唯一富野がストーリーを製作した作品である。劇場版や小説版の続編『閃光のハサウェイ』とは異なり、クェスとハサウェイの結末がポジティブなものとして転化されている。
漫画[編集]
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア BEYOND THE TIME[44]
- 『機動戦士ガンダムUC』のアニメ化を記念して角川書店の漫画雑誌『ガンダムエース』2010年7月号から2011年11月号まで不定期連載された漫画作品。作者は久織ちまき、シナリオは本田雅也、単行本は全2巻(ISBN 978-4-04-715664-7、ISBN 978-4-04-120062-9)。
- ニュータイプ研究生だったナナイが志を果たせないまま研究する側となり、やがてシャアと出会ってネオ・ジオンに参加する半生などを、アクシズ攻防戦の際に見た白日夢として描く内容となっている。
PCゲーム[編集]
- MOBILE SUIT GUNDAM クラシックオペレーション[45][46]
- PC-9801/X68000/FM TOWNS用としてファミリーソフトによって開発され、1990年から1992年にかけて発売されたシミュレーションゲーム。開発当時に発表済みだった『機動戦士ガンダム』から『逆襲のシャア』までの各作品における宇宙戦シナリオをプレイできる。なお、X68000版はPC-9801版に忠実な移植版であるが、FM TOWNS版はPC-9801版の強化移植版であることから、タイトルも『MOBILE SUIT GUNDAM ハイパークラシックオペレーション』に変更されている。
ゲームブック[編集]
- 機動戦士ガンダム シャアの帰還 ―逆襲のシャア外伝―
- 勁文社より1988年4月に発行されたゲームブック。編集はスタジオ・ハード、構成・文は草野直樹、日高誠之。ISBN 4-76-690717-5
- 宇宙世紀0090年を舞台としてシャアとなり、ジオン残党のダンジダン・ポジドン少将による協力のもと、新生ネオ・ジオンの構築の経緯を描く内容となっている。なお、ネェル・アーガマを率いるブライトのほか、ナナイやギュネイなど本作の人物も登場する。
エピソード[編集]
- 同時上映の『機動戦士SDガンダム』では本編に先駆けて、νガンダムがシルエットで登場した後、二頭身で登場。ラストではサザビー開発中のシャアが「今度は劇場で仕返ししてやる」とタイトルと同時上映であることを意識した発言をしている。
- 終盤サイコフレームが宇宙から見た地球をバックに何処かへ飛ぶシーンがあるが、この地球は「実物の地球儀に立体的に背景を描き、これを一コマづつ撮影したものである」と、当時本作で演出補だった高松信司が証言している[47]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ a b 2019年にガンダム40周年を記念して[2]、サンライズとファゾム・イベンツがアメリカの映画館で一夜限りの上映を開催[3][4]。12月5日19時から、およそ400館で同時に行われた[5]。上映後には11月のアニメNYCに参加した富野監督[6]のインタビューと、『閃光のハサウェイ』の予告映像が公開された。
- ^ 「激闘編 ガンダム大地に立てるか!?」「休日編 ジオン・ホテルの脅威?ガンダム・ペンション破壊命令!」の2本。
- ^ a b 公開当時に映画館で販売されたパンフレットでは、CGとアニメの合成を「映画史上初の試み」であると公称していた[20]。
- ^ このうちロンデニオンの映像はのちに『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のラストカットで登場するサイド6・リボーの映像としても流用された。
- ^ νガンダムのベースデザインを作る上で大きな役割を果たした[23]。
- ^ νガンダムはRX-78よりふた回りも大きい[25]。
- ^ ジェガンのみ佐山善則が決定稿を担当している。
- ^ ファンネルや本作で初めて登場したサイコミュ回路を金属粒子に封じ込めて機体のフレームに使うサイコフレームが装備された。
- ^ 当時、富野監督と永野が考えていたMSは全て「ごつく怖い」デザインラインで進行していたため、映画のために用意されたMSは全て恐竜や怪獣をモチーフとしており、サザビーやギラ・ドーガやヤクト・ドーガにあたるネオ・ジオンのMSだけでなく再登場予定だったΖガンダムまでもが超重装甲の怪異なデザインとなっており、唯一、新ガンダムのみが細身でシンプルだった[28]。そのガンダムも、いわゆるガンダムの常識を覆すデザインラインで進行していた[22]。
- ^ 卵型のカプセルの中に蓄光ガン消しが入っており、種類はνガンダム、サザビー、リ・ガズィ、ラー・カイラム、ギラ・ドーガ。
- ^ 富山県水墨美術館の学芸員である若松基の寄稿による。これを『ハイ・ストリーマー』もパラレルワールドであると解釈する向きもあるが、後述のように同作品は映画版との連続性がいくつか言及されている。
- ^ 『閃光のハサウェイ』の劇場アニメは映画版の続編。
出典[編集]
- ^ “Mobile Suit Gundam: Char's Counterattack (1988)”. IMDb(Company Credits). Amazon.com. 2021年3月13日閲覧。
- ^ “機動戦士ガンダム40周年プロジェクト”. gundam40th.net. 株式会社サンライズ. 2020年6月16日閲覧。
- ^ “(Event info)IN THEATERS DEC 5「Gundam 40th Anniversary Celebration: Char's Counterattack」”. ファゾム・イベンツ (2019年10月21日). 2020年6月17日閲覧。
- ^ “Gundam 40th Anniversary Celebration: Chars Counterattack (2019)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2020年6月17日閲覧。
- ^ Mercedes Milligan(メルセデス・ミリガン) (2019年10月21日). “‘Char’s Counterattack’ Returns to Theaters for Gundam’s 40th Anniversary”. アニメーション・マガジン. Animation Magazine, Inc.. 2020年6月17日閲覧。
- ^ “11月15日を「ガンダムデイ」に認定!ニューヨーク最大のアニメイベント「アニメNYC」開幕!”. GUNDAM.INFO. 株式会社サンライズ (2019年11月16日). 2020年6月16日閲覧。
- ^ a b “Mobile Suit Gundam: Char's Counterattack (1988)”. IMDb(Release Info). Amazon.com. 2020年6月16日閲覧。
- ^ “ガンダム映像新体験TOUR「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 4DX」好評につき一部劇場で上映期間延長決定!”. GUNDAM.INFO. 株式会社サンライズ (2019年9月24日). 2020年6月16日閲覧。
- ^ “ガンダム映像新体験TOUR『逆襲のシャア』&『ガンダムNT』4DX上映劇場にイオンシネマ7館が追加決定!”. GUNDAM.INFO. 株式会社サンライズ (2020年6月15日). 2020年6月16日閲覧。
- ^ “Dolby Cinema『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』4月2日より劇場上映決定!”. GUNDAM.INFO. 株式会社サンライズ (2021年3月12日). 2021年3月13日閲覧。
- ^ a b “機動戦士ガンダム 逆襲のシャア | GUNDAM.INFO”. GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト. 2020年8月25日閲覧。
- ^ “お盆&夏休み読者プレゼント!『逆シャア』アムロや『ガンダムW EW』GUNDAM UNIVERSE ウイングガンダム、『ガンダムF91』ROBOT魂などのフィギュアを合計7名に!”. 電撃ホビーウェブ. 2020年8月25日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2020年7月15日). “ガンダム映画の最新技術上映、「逆シャア」「00」「NT」4DX追加上映決定。17日から”. AV Watch. 2020年8月25日閲覧。
- ^ “「「閃光のハサウェイ」興収10億円突破、ガンダム作品で「逆襲のシャア」以来33年ぶり”. 2022年2月19日閲覧。
- ^ 月刊ascii2008年5月号
- ^ “「ガンダム 40周年プロジェクト」本格的に始動!シネマ・コンサート他、各種イベントを展開!”. 機動戦士ガンダム40周年プロジェクト (2019年4月7日). 2020年12月30日閲覧。
- ^ “1988年3月12日の公開からちょうど33年!『逆襲のシャア』Dolby Cinema™上映が決定!3/19(金)より『第08MS小隊 ミラーズ・リポート』『0083 ジオンの残光』順次上映決定! さらにDolby Cinema™版『機動戦士ガンダム』劇場版三部作のリバイバル上映決定!4/9からは「ULTIRA」形式にて『逆襲のシャア』の上映も決定!!”. 機動戦士ガンダム40周年 "BEYOND" (2021年3月12日). 2021年6月17日閲覧。
- ^ 編集部・倉本拓弥 (2021年3月12日). “機動戦士ガンダム『逆襲のシャア』ドルビーシネマ上映決定!”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ. 2021年3月13日閲覧。
- ^ 取材・文:鈴木康道 (2021年3月26日). “Dolby Cinema™版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公開記念・富野由悠季インタビュー『逆襲のシャア』で悔やまれること/『閃光のハサウェイ』は「船頭が2人いたら作品はダメになる」”. WebNewtype. 株式会社KADOKAWA. 2021年6月13日閲覧。
- ^ 「PRODUCTION NOTE アニメ史上初の試み! CGとアニメの合成によるニュー“ガンダム”ワールド」 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(映画パンフレット)』松竹株式会社事業部、1988年3月12日。
- ^ a b c d e “封入特典「逆襲のシャア ドキュメントコレクション」収録インタビュー冒頭公開”. 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト. 株式会社サンライズ (2018年6月22日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ a b c 『機動戦士ガンダムエピソードガイド Vol.3』角川書店、1999年12月、151頁。ISBN 978-4048530705。
- ^ 『機動戦士ガンダムF91 オフィシャルエディション (B‐CLUB SPECIAL)』バンダイ、1991年5月、48-58頁。ISBN 978-4891891558。
- ^ a b c 『機動戦士ガンダムMS大全集』バンダイ、1988年、102-104頁。ISBN 9784891893361。
- ^ 『グレートメカニックG 2019AUTUMN』双葉社、2019年9月、21頁。ISBN 978-4575465174。
- ^ a b 『グレートメカニックG 2017WINTER』双葉社、2017年12月、12-36頁。ISBN 978-4575465068。
- ^ a b 永野護 『ファイブスター物語リブート2巻』角川書店、2011年4月、74頁。ISBN 978-4048546225。
- ^ a b 『Newtype2007年1月号 ポスター』角川書店、2006年12月。
- ^ 『ΖGUNDAM A (ゼータガンダムエース)』角川書店、2005年7月、82-85頁。
- ^ 出渕裕 『出渕裕メカニカルデザインワークス (1)』ムービック、2000年8月、96頁。ISBN 978-4896014907。
- ^ “機動戦士ガンダム 逆襲のシャア:出渕裕「最初の印象は最悪で…」 富野監督の“可愛い”一面も明かす”. MANTANWEB (2019年9月16日). 2019年9月17日閲覧。
- ^ 「STAFF」 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア シネマブック 公開記念 劇場限定販売』株式会社ムービック、1988年3月12日。
- ^ 富野由悠季の世界 2019, p. 238.
- ^ 富野由悠季 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』 中篇、徳間書店〈アニメージュ文庫〉、1988年、254頁。ISBN 4-19-669575-2。
- ^ a b アニメージュプラス編集部 (2020年10月23日). “星野之宣がアニメージュで描いた「ガンダム」の世界”. アニメージュプラス. 徳間書店. 2022年2月4日閲覧。
- ^ 富野由悠季 『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』 3 シャア篇、徳間書店〈徳間デュアル文庫〉、2002年、276頁。ISBN 4-19-905130-9。
- ^ 富野由悠季 『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』 3 シャア篇、徳間書店〈徳間デュアル文庫〉、2002年、276-277頁。ISBN 4-19-905130-9。
- ^ 富野由悠季 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』 後篇、徳間書店〈アニメージュ文庫〉、1988年、253頁。ISBN 4-19-669578-7。
- ^ a b c 小形尚弘; 井上伸一郎 (2021年1月26日). 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』カウントダウン特集 『逆襲のシャア』から『閃光のハサウェイ』執筆へ 富野由悠季がつないだ世界 小形尚弘×井上伸一郎対談. インタビュアー:鈴木康道. KADOKAWA. p. 9. 『ガンダムエース』2021年3月号.
- ^ 福井晴敏 (2018年9月26日). 『機動戦士ムーンガンダム』コミックス刊行記念 福井晴敏ロングインタビュー. インタビュアー:河合宏之. KADOKAWA. p. 288. ISBN 978-4-04-107278-3. 『機動戦士ムーンガンダム』第1巻.
- ^ a b c d “32年前の音源を復刻!復刻版ドラマCD「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」8/28発売決定” (日本語). GUNDAM.INFO. サンライズ (2021年6月11日). 2021年7月20日閲覧。
- ^ “富野由悠季「ベルトーチカ・チルドレン」コミカライズ決定”. ナタリー (2014年5月26日). 2015年5月26日閲覧。
- ^ “機動戦士ガンダム 逆襲のシャア”. SANKYO. 2020年7月22日閲覧。
- ^ “機動戦士ガンダム 逆襲のシャア BEYOND THE TIME”. マンガペディア. 百科綜合リサーチ・センター. 2023年3月6日閲覧。
- ^ “FamilySoft History”. ファミリーソフト. 2003年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月6日閲覧。
- ^ “35周年のあゆみ”. GUNDAM PERFECT GAMES. バンダイナムコエンターテインメント. 2023年3月6日閲覧。
- ^ 「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に使用された地球儀、実物がまだあった!
参考文献[編集]
- その他
- 明智惠子 『富野由悠季の世界』株式会社キネマ旬報社、2019年6月22日。ISBN 978-4-87376-468-9。
外部リンク[編集]
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 公式web
- サンライズ公式Web
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 特集ページ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 松竹
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア - allcinema
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア - KINENOTE
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア - MOVIE WALKER PRESS
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア - 映画.com
- Mobile Suit Gundam Char's Counterattack - オールムービー(英語)
- Mobile Suit Gundam Char's Counterattack - IMDb(英語)
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ダイジェスト映像 - YouTube