太陽の勇者ファイバード

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勇者シリーズ > 太陽の勇者ファイバード
太陽の勇者ファイバード
ジャンル ヒーローロボット
アニメ
原作 矢立肇
監督 谷田部勝義
シリーズ構成 平野靖士
キャラクターデザイン 植田均
メカニックデザイン 大河原邦男
音楽 渡辺俊幸
アニメーション制作 サンライズ
製作 名古屋テレビ、サンライズ
東急エージェンシー
放送局 テレビ朝日系列
放送期間 1991年2月2日 - 1992年2月1日
話数 全48話
テンプレート - ノート 
ウィキプロジェクト アニメ
ポータル アニメ

太陽の勇者ファイバード』(たいようのゆうしゃファイバード、The Brave Fighter of Sun Fighbird)は、1991年2月2日から1992年2月1日まで名古屋テレビテレビ朝日系列で土曜 17:00 - 17:30に全48話が放送された、サンライズ制作のSFロボットアニメ作品。およびその主役ロボットの名前。1990年代のロボットアニメシリーズ「勇者シリーズ」の第2作。

前作『勇者エクスカイザー』と同じ世界観を共有しており、9年後の世界である。

概要[編集]

前作『勇者エクスカイザー』の作品テーマが「宝」だったのに対して本作は「愛」をテーマにしている。主役の火鳥=ファイバードが前作の主人公、エクスカイザーに憧れている等、世界がリンクしているという裏設定が存在するが、これは当初エクスカイザーが客演するという案があった名残である(客演するという予定に伴いレイカーブラザーズが宇宙警備隊マーク付きで少数販売された)。次作である『伝説の勇者ダ・ガーン』にも『エクスカイザー』とのリンクを示唆する裏設定が存在するが、劇中では特に何も関連も描かれてはいない。

未就学児童向けだった前作に対し本作は小学校低学年が対象年齢である[1]。物語は前作『勇者エクスカイザー』のスタンスを踏襲しているが、低齢層が安心して見られることを追求して敢えて旧来の巨大ロボット作品の特徴の多くを廃していた前作に比べ、以下のように等身大のキャラクターによるアクションや、秘密基地・科学者とその組織化といった設定など、旧来からの伝統も取り込まれている。逆にエクスカイザーでは守られていた旧来のフィニッシュのスタンスには新たな試みも取り入れられた。前作『エクスカイザー』との一番の違いは主役ロボのファイバードが普段は火鳥勇太郎という人間の姿を取っていることにある。これによって人間と同じ視点での行動が可能となり、人々から様々な事を学ぶという要素がよりストレートに取り入れられるようになった。

前作のマックスチームは犯人逮捕を目的とした戦闘活動を重視し、救助活動には向かない機体で構成されていた。今作のチーム勇者は上記により、サポート活動に重点に置いた機体設定をされている。ガードチームのように救助活動を前提にした「勇者ロボ」は、これが最初である。性格設定に実在の人間をモデルとした前作と違い、本人の趣味で選んだビークルモードの外見とリンクしたものになっており、具体的な個性化に貢献した。

同時にバロンチームには、火鳥勇太郎らが個々のマシンを探索用として用いる場面が見られた。その演出は後のシリーズの「人間が1から作り出した勇者ロボ」の設定へと昇華される。これ以後、救助活動チームは勇者シリーズに欠かせない存在となり、随所に登場する事となる。

前作に登場したガイスターはメンバーが単身地球に乗り込んだため、必要機材に関しては現地で調達するか、それまでに蓄えた貯蓄を使って宇宙から買うという方法が取られていた。今作の敵組織は宇宙警備隊と同様に現地人(地球人)と接触し、その住まいを基地としている。また、前作では避けられていた「世界征服」を採用した事で、強奪、破壊活動を目的を行う。幹部は火鳥同様普段は人の姿をしているため、隠密な作戦を展開できるようになったほか、火鳥とは違った視点での人間との接触も描かれている。火鳥とは違い、ロボットとは融合せず操縦するスタイルを取る。このスタイルは次回作以降の敵側の定番スタイルとなる。

前作では、戦闘は必ずエクスカイザーの必殺技で締めくくられていたが本作では他のメンバーによる必殺技及び合体技が導入され、前作と比較してストーリー性を向上させる結果となった。その他、本作にて「中盤でメンバーの増員が行われ、既存メンバーに合体する」というパワーアップ方式が確立された。これらの要素は2号機メカ登場、グレート合体と同様、以降のシリーズにも受け継がれていくことになる。今作のレギュラーは、主人公の火鳥勇太郎の声を担当した松本保典や、天野ケンタの声を担当した伊倉一恵などをはじめ前作においてゲスト出演したキャラクターの声を担当した声優の多くがレギュラーを務めており、引き続きレギュラーを務めている声優もいる。

本作はアニメ誌で「火鳥さんのお嫁になりたいです!」という投書が見受けられ、前作に比べると女性ファンが増加した。視聴率は『エクスカイザー』より上昇して、平均視聴率4.5%になった。この記録は勇者シリーズ歴代2位である。

しかし商業的にみると前作に比べて苦戦した[2]。これは『鳥人戦隊ジェットマン』の売上が伸びていた事に加え、同年に合体ロボット市場に新規参入した『絶対無敵ライジンオー』や『ゲッターロボ號』などと食い合ったことなどが原因である[3]

ストーリー[編集]

西暦2010年、悪のエネルギー生命体・ドライアスが地球に飛来。悪の科学者ジャンゴは彼と手を組み、地球に破壊と混乱をもたらすべく行動を開始した。一方、ドライアスを追跡してきた宇宙警備隊の正義のエネルギー生命体たちは、アマノ平和科学研究所所長の天野博士が完成させた救助用特殊メカに乗り移り、巨大ロボへと変化してこれに立ち向かう。宇宙警備隊隊長・ファイバードは天野博士の人間型アンドロイドと一体化し、普段は火鳥勇太郎という人間の姿を借りケンタたちとともに行動する。しかし敵のメカ獣が現れれば巨大ロボ「ファイバード」へと変形合体し、地球の平和を守る。

登場人物[編集]

火鳥勇太郎(かとり ゆうたろう) / ファイバード
- 松本保典
宇宙警備隊隊長「ファイバード」が天野博士製作の救助用人型アンドロイド「火鳥勇太郎」と一体化した姿。この名前は、博士が「アンドロイドだが姿は人間なのだから、人間らしい名前があった方がいい」ということで「例え壊れても不死鳥のように蘇る男一号」の意味で命名された[4]。外見の年齢は20歳くらい。実際の年齢は12,000歳。身長185cm、体重85kg。血液型はAB型。体は天野博士が開発したアンドロイド用のスーパーシリコンで出来た人工皮膚で覆われており、人間同様の外見となっている。ファイヤージェットやファイヤーシャトルと合体する際は、表面の人工皮膚が吹き飛んでしまうが、最初に人工皮膚を固着させて人間の姿を取った際、自分のエネルギーと一体化させたので、合体解除後に自身で復元する事が可能。偽装のために「アマノX28」と呼ばれる人工血液を体内に循環させている。
普段は天野博士の助手をしており、白衣と眼鏡姿でいることもある。驚異的な運動能力と学習能力を持っているが、地球のことをよく知らない上に素直な性格のため非常に的外れな発言が多い。声を担当した松本は放映が始まった当初、「賢いけれど何も知らない、赤ん坊と一緒」と語っている。地球に来訪後すぐにTVで放送されていた時代劇を見た影響か、戦闘の際には岡っ引きのようなべらんめぇ口調を使う。最終決戦でアンドロイドボディを失ったこともあって地球を去るが、再び地球を訪れて復活を果たす。
好物はハルカの作ったドーナツで、嫌いなものは食べ物だと勘違いしたタワシ。特技はオカリナの演奏で、終盤において勝利の鍵となった。
宇宙警備隊に入隊した理由は「エクスカイザーに憧れて」[5]。ケンタから「火鳥兄ちゃん」ハルカからは「火鳥さん」と呼ばれている。日々感動することが趣味なので口癖は「感動だぁ」
天野ケンタ(あまの ケンタ)
声 - 伊倉一寿(タイトルコール及び次回予告ナレーションも兼任)
10歳。天野博士の孫で、火鳥の弟分。天野平和科学研究所の近くに住んでおり、いつも研究所に入り浸っている。口癖は「ミラクル~」。火鳥から貰ったリスターを腕に巻いており、宇宙警備隊地球特別隊員として火鳥たちと一緒に現場へ赴き、人質の救出などにも従事する他、後半からは完成したフレイムショットを使ってテシター達と戦うこともあった。そのためマスコミからは「謎のヘルメット少年」と呼ばれ、注目される。初恋の相手がアメリカに転校してしまった元クラスメートの宮田ヨウコちゃん。意外とシャイな一面がある。魚、特にが嫌いだったが、火鳥に鰯のフライを無理矢理食べさせられてからは、美味さに気付き好物となった。
天野ハルカ(あまの ハルカ)
声 - 岩坪理江
10歳。ケンタと同じく天野博士の孫で、ケンタとは父方の従妹同士で同級生。両親はドイツにいるため、天野博士の家で暮らしている。将来の夢はSF作家。性格は基本的にかなり強気で、ほぼ全ての人物を黙らしてしまうほどである。また小学生ながら家事全般を取り仕切るしっかり者であるが、祖父が変な発明品ばかり作ってしまうため気苦労が絶えず、家計が火の車のため「服も買えない」とこぼしたこともある。火鳥に憧れており、火鳥の姿もハルカが「自分の好み」でデザインしたものがモデルになっている。このため美子をライバル視している。
天野博士(あまの ひろし)
声 - 永井一郎
65歳。天野平和科学研究所の創設者。近所の住民からは変人扱いをされている。資金獲得のために様々な発明を行っており、本来の役目とは別な効果を生み出したりする失敗作も多いものの、それが結果的に事件解決の手助けになることもしばしばである。世界平和を真剣に考えており、数々のレスキューメカを開発。そのレスキューメカを操作するために開発したアンドロイドが、火鳥の地球で活動する体となった。メカや基地の開発資金を捻出する為に先祖代々の土地を売り飛ばしたのだが、相続税を払っておらずレスキューを秘密で行っており、これが佐津田刑事から度々疑われる原因の1つにもなっていた。よく美子にちょっかいを出しているが、実は美子に亡き妻のユリの面影を見ていた。
国枝美子(くにえだ よしこ)
声 - 勝生真沙子
23歳。病院に勤める女医で、医大を飛び級で卒業している。アンドロイドと知らず献血に来て採血した火鳥の血に不審を持ったのがきっかけで彼に疑問を抱くようになり正体を知った後、天野博士の勧めに従い天野邸に住み込む形で天野平和科学研究所のメンバーに加わっており、フレイムショットでテシター達を倒したこともあるほか、火鳥の吹いたオカリナのメロディーの中にマイナスエネルギーを弱める作用があることを発見している。火鳥に対してほのかな想いを抱く描写もあったが、それ以上の仲に発展してはいない。趣味はサンショウウオの飼育。
チャンプ
声 - 伊倉一寿
ハルカが飼っているポケットモンキー。
佐津田刑事
声 - 笹岡繁蔵
警視庁の自称敏腕刑事。捜査一課所属の35歳の独身。柔道三段の有段者。先祖は岡っ引き。おにぎりと干物が好物でよくパトカーの中で食べている。正義感は強いが捜査の仕方にやや問題があり、相手の胸倉を掴んで締め上げるなどかなり強引なやり方が多い。また意外と間抜けな一面も持ち合わせている。自分の出世には無頓着で、人命の保護を最優先にし、上司との衝突も辞さないが、その反面助けた人に感謝されると素直に感激する。チェコ製のCz75自動拳銃を愛用しており、要人警護の任務を受け、かなりの距離からの一撃で暗殺者の拳銃を叩き落す腕前を披露している。天野博士を3年前に起きた30億円強奪事件の犯人と疑っており、事件発生の度に側に居合わせる天野博士に対して嫌味な態度を取る他、自分のパトカーが時折いなくなることを理由に、天野博士を見張ることも多い。ガードスターの正体には終盤で明かされるまで気付かなかったが、それ以前から信頼はしており「俺の部下にしたい」と言ったこともあった。最後は互いに敬意を表して敬礼を交し合った。また天野とも終盤で和解しており、最後は宇宙警備隊に協力するようになる。
山咲モモコ
声 - 神代知衣
東西TV所属のリポーター。24歳。イベント、新名所、事件・事故現場などどんなところにでも出かけている。ファイバードに助けられてからは「ファイバード様」と慕い、現場にてモーションをかけたり暖かい声援を送ったりしている。白衣と眼鏡を着用した火鳥には会ったことがあるが、美子に教えられるまで彼を火鳥だとは気付かず「眼鏡をかけたダサい助手」と称していた。実は、清少納言の子孫であるらしい。全編通してのコメディリリーフ的存在。
カメラマン
声 - 郷里大輔
モモコ専属のカメラマンで、モモコを「モモちゃん」と愛称で呼んでいる。本編では一度も名前で呼ばれることは無かった。
天野ユリ
声 - 天野由梨
天野博士の夫人。故人。たすくの母親で、ケンタとハルカの祖母でもある。1943年10月7日生まれのA型。大学時代から天野博士に理解を示し、結婚してからも彼を支えながら、ボランティアの医者として人々を救うことを行っていた。しかし、トラックに轢かれそうになった老婆を助けようとして事故に遭い、そのまま帰らぬ人となった。彼女の死が天野博士の世界平和を願う原点である。幽霊となった今でも博士達のことを草葉の陰から見守っているようである。
天野アキコ
声 - 友近恵子
ケンタの母親。専業主婦。天野博士は彼女の義父にあたる。典型的な教育ママのようで、マザーマリアを尊敬している。成績優秀なハルカに比べて、成績がイマイチなケンタによくハッパをかけていた。ケンタが天野博士の研究所に出入りすることや火鳥と付き合うことを良く思っていなかったが、最終決戦直前に事情を知ることになる。
天野たすく
声 - 徳丸完
天野博士の実子にしてハルカの父親。ドイツに在住している。父とは性格が正反対で犬猿の仲。幼い頃に母親を亡くし、研究熱心だがそれ以外はいい加減に育てられたため、早くから父親から独立していた。ハルカをドイツに住まわせようとしたが、最終的には意思を尊重し、同居を許す。
天野ナツエ
声 - 一城みゆ希
第36話に登場。ハルカの母親。夫と共にドイツで生活している。結構マイペースな性格。
一平&五郎
声 - 中村大樹(一平)、富田晃介(五郎)
第7話から登場。ペルシャ秘宝展の真紅のダイヤを盗み出そうと計画していたが、火鳥との遭遇やドライアスの襲撃で計画は失敗し、心を入れ替える。その後も度々登場しており、決戦後天野平和科学研究所のレスキュー部隊の一員となっていた。
ヒルマン
声 - 今西正男
天野の科学者仲間。大気の汚染を取り除く大気元素浄化装置を創り上げる程の実力者。ドライアス軍団との最終決戦にあたって大気元素浄化装置用の増幅装置を天野博士が新カタルシス砲への応用を求めた際には快諾した。
キャシー
声 - 吉田古奈美
ヒルマンの孫娘。まだ完成してなかった大気元素浄化装置の悪用を思いついたジャンゴによって第13話で誘拐された。ケンタによって救出された際には彼に胸を触られて怒った事も。
ハック
声 - 菊池正美
第17話に登場した実験研究都市「未来都市2010」のメインコンピューター。火鳥とは火鳥の素体であるアンドロイドに親近感を覚え仲良くなるも、ジャンゴのコンピューターウィルスの実験に利用され、都市ごと大破させられてしまった事も。
チチク
声 - 鈴木れい子
南米の奥地に住む原住民の少年。村に昔から言い伝われている神の力を狙ったDr.ジャンゴに村を襲われた際、火鳥達と知り合う。懐中電灯に興味を示していた。懐中電灯と引き換えに野鼠の燻製を渡した(ケンタ曰く、美味いらしい)。ケンタとは気が合うのか合わないのかよく喧嘩をしていた。終盤ではデビルの塔を建造するために奴隷として働かされていた。
長老
声 - 丸山裕子
チチクの住む村の長老を務める老婆。洞察力が鋭く火鳥に対して「私欲とも邪念とも無縁の澄んだ瞳」と評していた。
アルバート
声 - 菊池正美
NASA基地勤務の新米飛行士だったが、後に月面基地の技術主任となっていた。性格はやや気弱だが、いざとなったら思い切った行動に出る好青年。少々薀蓄好き。
Dr.ジャンゴ
声 - 滝口順平
本名、ジャンゴ・タランティーノ。暗黒世界の到来を願い、それにより地球制覇を目的としている悪の科学者。30億円強奪事件の真犯人。かつては学会に所属しており将来を有望視されていたが、名誉を焦り過ぎたため天野博士の研究を盗んだ事が明るみに出て学会から追放される。その後、偏執狂的な性格のマッドサイエンティストとなり、世の中に復讐を誓い悪魔的な研究に没頭するようになった。独力で海底基地を建設し、地球を売り渡すことを条件に到来したドライアスと手を組んだ。人類の皆殺しをも計画し、逆にドライアスから「奴隷が居なくなるのは不味い」と止められるなど、生命に対する愛情は一切持ち合わせていない。また目立ちたがり屋なのか、ノーベル賞受賞会場ジャックをはじめ、カメラに超アップで映ったり、演説をするのが大好き。実は、天野博士の妻であるユリに横恋慕していたことが判明。ユリそっくりの亡き母親には頭が上がらなかったらしい。度々資金難に陥ることがあり、その都度資金獲得のための作戦を立案。また自身もメカ獣を操る技術を持っており、時にはシュラやゾルとトリオを組んで自ら出撃することもあった。最終決戦において暗黒エネルギーで若返るが、ドライアスが倒されたことで以前よりも老化してしまい、宇宙警備隊が地球を去った直後、佐津田に逮捕された。


宇宙警備隊[編集]

宇宙警備隊の本部が置かれている星の出身者によって構成されている。合体する際の掛け声は「フォームアップ」。各自、様々な理由で入隊しており、性格も様々。基本的には自分達を勇者だという表現はしない。普段は地球語で翻訳している。本来の言語はエースバロンが初登場した際などで使用されており、「ウヨンゲキゴ」=「ゴキゲンヨウ」や「タクラマシ」=「シバラクダ」といったものである。国籍は皆、宇宙警備隊本部本星という星で、銀河系を挟んで地球とは反対側にあるらしい。ファイバードは地球人の年齢に換算すると20歳=実年齢は12000歳なので、各隊員の実年齢は(地球概算年齢)×X=(歳)となっている。ノベライズでは『アウト・オブ・システム』と呼ばれる特殊装置によって肉体から精神を分離しており、本体の姿で登場している。外見上は人間と同じだが、ファイバードは火鳥のままだった。最終決戦で全員がロボットの身体を失ったこともあって、地球を去った。

ファイバード
声 - 松本保典
宇宙警備隊隊長。キャラクターについての詳細は火鳥勇太郎の項目を参照。
ファイヤージェット
地球での宇宙警備隊の主力となる複座式大気圏内型輸送機。天野平和科学研究所の真下にある崖の中から発進する。推進剤を換えれば宇宙でも飛行可能。
全長:26.2m、最大飛行速度:M5.2
武装
消火弾ミサイル 最初はレスキュー用の装備だったが戦闘の激化に伴い戦闘にも使用された。
フレアミサイル 劇中では名称不明。主翼基部(変形後は脚部)に備えられたミサイルランチャー。
ファイバード
声 - 松本保典
人型に変形したファイヤージェットの胸部に、アンドロイドモードとなった火鳥が核として合体した姿。
全高:20.1m、重量:45.5t、走速度:150.5km/h、跳躍力:250.9m
武装
ダイナバスター 両腕の小型ビーム砲。
フレアミサイル 脚部のミサイルランチャ-。
ファイヤーロッド 脛部にある砲のバレルを引き抜いた棍棒。
フレイムブレスター
ファイヤージェットの支援戦闘機。ファイヤージェットとの合体が可能。途中からは合体までの間の砲撃支援を行うようにもなった。第28話で底面部のフックでファイバードを乗せながらファイバードと共に攻撃をしたこともある。第15話にて、基地で待機していることが確認できる。コックピットはあるが、誰かが乗ることは無く、基地のどこから発進しているのかは最後まで不明なままであった。
武装合体ファイバード
声 - 松本保典
ファイバードにフレイムブレスターが兜と胸部の装甲となって合体した姿。劇中では本形態時も「ファイバード」の名で呼ばれているが、書籍などでは「武装ファイバード」と略されていることもある。
全高:20.2m、重量:65.0t
走速度:166.0km/h、跳躍力:280.8m
武装
フレイムソード
フレイムキャノン
ダイナバスター
フレアミサイル
サンスライサー
フレイムバリヤー
必殺技
フレイムソードチャージアップ
フルブラスト フレイムキャノン・ダイナバスター・フレアミサイルを一斉発射。
ファイヤーシャトル
第29話で完成した大気圏外用輸送機。大気圏内での飛行も可能。大破したファイヤージェットから宇宙エネルギーを移し変えて調整した。天野平和科学研究所の裏山から打ち上げられる。
全長:28m、最大飛行速度:M9.2
グランバード
声 - 松本保典
人型に変形したファイヤーシャトルの左胸に、アンドロイド火鳥が核として合体した勇者。ファイヤーシャトルの尾翼が展開する胸部の装甲により、外観上からはアンドロイド火鳥の姿は確認できない。宇宙空間ではドライアスと同等の機動力を有する。
全高:21.0m、重量:60.0t、走速度:140.0km/h、跳躍力:220.9m
武装
レーザーロッド 腕の先から出す棒状の武器。
シャインダート
フェザースラッシュ
グランアタッカー
胸部ビーム(名称不明)
ブレスタージェット
グランバードのサポート戦闘機。グランロケッターで支援砲撃する。また、第44話で1度だけ天野博士が乗り込んで、ファイバードを支援し、その際ミサイルからネットを発射して佐津田刑事を助けるというレスキュー任務を行っている。また第39話ではファイバードが召喚した。フレイムブレスターと同様、基地のどこから発進しているのかは不明。
ジェット合体グランバード
声 - 松本保典
グランバードがブレスタージェットを兜・胸部の装甲として合体した形態。肩部や大腿部には燃料タンクが内包し、拳の強さもファイバードの1.5倍もの威力を誇る。武装合体時のファイバード同様にジェット合体時のグランバードも劇中では合体前の「グランバード」の名で呼ばれているが、武装合体時のファイバードが「武装ファイバード」と略されているのに対し、ジェット合体時のグランバードは「ジェットグランバード」と略されることは少ない。
全高:21.2m、重量:85.6t、走速度:166.0km/h、跳躍力:280.8m
武装
レーザーロッド
シャインダート
グランスライサー
グランロケッター
グランアタッカー
必殺技
グランキャノン 両足に収納されているパーツを組み合わせて完成する必殺武器。連射も可能。百発百中のキャノン砲。
最強合体グレートファイバード
声 - 松本保典
ファイバードが胴体と両足、ファイヤーシャトルが上半身と両足先となって合体した姿。第32話で初めてこの姿への合体を果たした。火力は大幅に下がるもののドライアスと互角に渡り合えるパワーを持つ。登場回数が少ないのは状況に合わせて効率よく行動する配慮から。ファイバードの状態で合体を行う場合は、ファイバードがファイヤーシャトルを召喚して、そのまま行われる。グランバードの状態から行う場合は、一旦アンドロイドがグランバードから分離してファイヤージェットを召喚、再度ファイバードへと合体し直してから合体を行う。
全高:30.5m、重量:105.5t、走速度:250.6km/h、跳躍力:590.2m
武装
フレイムソード フレイムブレスターとフレイムソードが合体した大剣。資料によっては「グレートフレイムソード」とも呼ばれている。
フレイムシールド ブレスタージェットを盾として使用したもの。玩具では再現されており、設定画も存在するものの劇中では未登場に終わっている。
グレートキャノン 肩に装備されているファイヤーシャトルの主砲。一部資料には「グレートバスター」と記述されていることもある。
グレートアックス ファイアーシャトルの主翼の一部を取り外し、投げつける。
ラウンドディフェンサー 胸部の羽根を展開扇状にする。100000℃の熱を防ぐ。
バーンスライサー 額の日輪状のエンブレムを投擲、厚さ3mもの鉄板を切り裂く。
スライサーキック 普段は収納されているファイアーシャトルの副翼で蹴りと同時に裂く。
グレートクラッパー
グレートボンバー
必殺技
フレイムソードチャージアップ 火の鳥状のオーラを纏いながら突撃し、ジャンプした後で敵を袈裟懸けに斬る。
トリプルファイヤークロス[要出典] - 最終話でオーガニックドライアスに放った捨て身の大技。仲間達の魂とともに体そのものを炎の鳥と化して体当たりする。
ガードチーム
緊急車両から変形合体するチーム。戦闘能力は高いが主に救助活動を担当する。普段は市内等で通常の仕事をしている。ファイバードの様なブレスターシステムは持たないが、バックパック部に戦闘用メットが内蔵されており、戦闘の際には「メットオン」する事で武装強化する。第43話でガードウイングとガードファイヤーと衝突により、ばらばらになった事があった。
ガードスター
声 - 坂東尚樹
佐津田刑事のパトカーから変形するガードチームのリーダー。普段は冷静だがキレると怖い。佐津田刑事と一緒に行動していることからガードチームの中では一番出番が多く、単独でも活躍することも多かった。普段は佐津田刑事を運転席に乗せているが出動する際は、佐津田刑事にバレないようにこっそり出動する。スマートでユーモア溢れる言葉を遣い、皆を明るくさせている。シリーズ上唯一自分が乗り移った乗り物を選ぶ際の動機を告白しており、「佐津田刑事に熱い正義感を持った」からだとのこと、好き嫌いも同様である。 宇宙警備隊に入隊した理由は射撃の腕を買われたため。人間体で現れた際には、諸星桜田門という名前を貰った。
全高:10.2m、重量:25.5t、走速度:300.6km/h、跳躍力:90.6m
ビークルモード全長5.6m、最大速度:450.0km/h
武装
スターブラスター
腕部ワイヤー
ガードファイヤー
声 - 巻島直樹
消防車から変形。熱血漢で消火活動に命を賭けている。消防活動の際、大声で指示を出し消防隊員を動かしたことがあり、消防活動が終わった後、隊員達は誰の指示だったのか首を捻っている。仲間意識を重んじるその性格から、リーダーのガードスターと口論になったり協調性に難のある新参者のガードウィングと喧嘩したりした事がある。[6]火事を起こしたケンタの友達のアキラ少年を説教しに行った際、ガードスターから「何をするか分からんヤツ」と評価され、あまり信用がない様子(ただしこの説教の内容が冷静かつ適切であったため、信用はいくらか回復した)。宇宙警備隊に入隊した理由は、昔から憧れの職業だったから。人間体で現れた際には、新門辰五郎という名前を貰った。
全高:10.5m、重量:32.6t、走速度:60.0km/h、跳躍力:60.3m
ビークルモード 全長:8.6m、走速度:320.9km/h
武装
ジェットディスチャージャー
ナックルホース
ガードレスキュー
声 - 辻谷耕史
救急車から変形。落ち着いた性格で、美子とは医療仲間。元宇宙医大生で、大学病院に入るくじ引きで外れて、現在の職場(宇宙警備隊)を紹介された過去を持つ。車内で怯える美子を励ますべく通信という手段でごまかして、自分の声を聞かせるといった芸の細かい面を見せたこともある。医師よりも医学の知識を豊富に備えている。学者肌な性格で、あまり性急に行動せずゆっくりと作戦を立てて行動するタイプ。そのため口論を繰り返すガードスターとガードファイヤーの抑え役に回る事が多い。人間体で現れた際には、クロイツ・ルージュの名を貰う。
全高:9.8m、重量:27.9t、走速度:280.0km/h、跳躍力:75m
武装
ハイテンションバンデージ
プラズマトーチ
レスキューカーゴ
レスキューグレネード
ダブルレスキューグレネード
セフティーバリヤー
ガードウィング
声 - 戸谷公次
ジェットヘリから変形。彼のみ当初からメットを装着しており、バイザーを下げることがメットオンに相当する。口の悪さでドスの利いた声をしているため分かりづらいが宇宙警備隊最年少。まだ若いのか自信過剰の恐いもの知らずで、孤高の一匹狼。戦闘力は高く空中戦が得意で、ドライアスを翻弄したことも。しかし、ドライアスを完全に舐め切っていたくせに、直接対決となると逃げ出すなど未熟な面も多々ある。宇宙警備隊に入隊した理由は、カッコいいから。人間体で現れた際には、猿飛翼という名前を貰った。
全高:11.0m、重量:32.0t、走速度:62.6km/h、跳躍力:190.6m、飛行速度:M0.98
武装
ウイングブーメラン
メザークラッシャー
ウイングデトネイター
ウイングボーンフーン
ニーグラッパー
ガーディオン
声 - 坂東尚樹
ガードスターが頭と胸、ガードファイヤーが胴体フレームと腕、ガードレスキューが脚となって三体合体した形態。主に救助活動を担当するが戦闘でも活躍。両肩から梯子が伸縮し、攻撃に転用する。空を飛べないのが、欠点。スーパーガーディオン登場後、あまり出番はなかったが、単独でメカ獣を撃破している。
全高:20.2m、重量:85.0t、走速度:250.5km/h、跳躍力:93m
武装
ガードディスチャージャー
エクステンションラダー
ガードブラスター
必殺技
ライトニングスターフラッシュ 胸のエムブレムから作り出した巨大な星形手裏剣で敵を切り裂く。
コンビネーションキック
スーパーガーディオン
声 - 戸谷公次
ガードウィングが頭、胸、翼、脚の強化パーツとなってガーディオンと四体合体した姿。地上だけでなく空中戦も可能となる。ゴルジアとの戦いでガードウイングの呼びかけで合体を敢行。彼を中心に行動するため、ガーディオンと比べ多少口調が荒っぽくなっているが、メンバー全員が合体しているためか冷静沈着な性格となる。自信たっぷりで敵に挑んだが、シュラに「威勢がいいのは口先だけか」と言われたこともある。特にドライアスには真っ先に挑むものの、すぐに返り討ちにされることが多い。
全高:25.0m、重量:117.0t、走速度:600.0km/h、跳躍力:125.2m
武装
ウォータートルネード 翼のファンからの放水。
フリージングトルネード
ガードデトネイター
必殺技
ジェットスピンキック
ジェットクラッシャーパンチ
真空飛び膝蹴り
ガードフラッシュ
一斉掃射- 全身からミサイルを発射。一部資料には「ガードブラスター」と記述されていることもある。
バロンチーム
特殊作業メカから変形合体するチーム。エースバロン以外は自我を持たず、彼の指令によって行動する。エースバロン以外の機体は火鳥の操縦でも操作が可能であるが、本体であるエースバロンが気絶すると一斉に活動を停止してしまう。
エースバロン
声 - 塩屋浩三
救助用戦車から変形。バロンチームの指揮官で、宇宙警備隊の最年長者。どこかベテランの風格を感じさせる皆の兄貴分的存在で良き相談相手。本来の名前ではなく、天野博士の命名である。宇宙警備隊に入隊した理由は宇宙の秩序を守りたくてとのこと。人間体で現れた際には、エスタバ・ローンという名前を貰う。
全高:13.1m、重量:50.0t、走速度:50.0km/h、跳躍力:60.5m
ビークルモード 全長:12.5m、最大速度:200.5km/h
武装
ベルトリング
バロンクーラー
ドリルバロン
ドリル戦車から変形。宇宙警備隊唯一の地底戦力として活躍。火鳥が劇中で2回搭乗している。
全高:9.0m、重量:20.5t、走速度:85.0km/h、跳躍力:45.5m
ビークルモード 全長:8.1m、最大速度:105.0km/h
武装
サークルカッター
キャノン砲
ロードバロン
トレーラーから変形。
全高:8.0m、重量:17.5t、走速度:105.2km/h、跳躍力:50.2m
ビークルモード 全長:7.6m、最大速度:210.0km/h
武装
マグネトラクター
バルカン
アクアバロン
潜水艦から変形。火鳥が水中での活動能力を有していないことから、最も多く搭乗したメカである。
全高:8.5m、重量:16.5t、走速度:75.0km/h、跳躍力:40.5m
ビークルモード 全長:9.0m、最大速度(水上):200.4km/h、最大速度(水中)125.25km/h
武装
スティンガーネット
魚雷
スカイバロン
小型ジェット機から変形。当初は数少ない航空戦力であった。
全高:8.5m、重量:15.5t、走速度:80.5km/h、跳躍力:90.0m
ビークルモード全長:9.0m、最大飛行速度:M1.5
武装
バキュームクリーナー
サンダーバロン
声 - 塩屋浩三
エースバロンが胴体、ドリルバロンが左腕、ロードバロンが右腕、アクアバロンが右脚、スカイバロンが左脚となって五体合体した形態。パワー攻撃が得意だが、空や陸や海等問わずどの場所も問わない。
全高:22.0m、重量:120.0t、走速度:120.0km/h、跳躍力:150.0m
武装
サンダーカノン 両肩に装備される主武装。
サンダーアンカー 胸部より射出される左右3器ずつのワイヤーアンカー。放電も可能。
ドリルクラッシャー 左腕先端を展開、ドリルに変形させ分離射出し攻撃する。
ナックルクラッシャー 両腕を射出する所謂ロケットパンチ。番組後半ではセパレーションアタックと呼称される。
必殺技
サンダークラッシュ 高圧放電を起こしながら体当たりする大技。一旦サンダージェットに変形して速度を上げて使用する場合もある。
合体技
ギャザリングスラッシュ
ギャザウェイグブラスター
サンダージェット
現場急行型戦闘攻撃機。宇宙、水中を問わず活動が可能。基本的にこの形態で出動しており、天野平和科学研究所地下から海中を経て発進する。当初、飛行能力のないガーディオンを乗せたことがあった。
全長:22.5m、最大飛行速度:M3.5
リスター
ブレスレットから変形する小型ロボ。火鳥がケンタに与えた。普段は武装合体ファイバードの顔を模した腕時計のような形状になっており、ケンタの通信機として使用される。ケンタ達のサポート役でもあり、いざという時は人型に変形してテシター達をかく乱する程度の戦力になる。エースバロン以外のバロンメカと同様に、言語は理解するようだが自ら言葉を発する描写は無い。
フレイムショット
天野博士が開発した対テシター用の銃。テシター壊滅光線発射装置とその小型版アンチテシターガンを経て完成した。ケンタが使用する。

ドライアス[編集]

宇宙皇帝ドライアス
郷里大輔
宇宙からやって来た悪のマイナスエネルギー生命体。自らを「宇宙皇帝」と称し、暗黒の神になるために自らの名を冠した組織を率い、地球人を奴隷とし地球制覇を狙う。 宇宙の全てを愛するという火鳥が唯一嫌悪する存在でもある。普段は厳格だが意外と部下思いで、やられかけたシュラとゾルにマイナスエネルギーを分け与えたり、宇宙警備隊に追い詰められた二人を「見てはおれぬわ!」と自ら助けに行くなど、器量の大きいところも見せている。当初はジャンゴの海底基地にある3体の像からシュラとゾルに命令を下していたが、作戦失敗が続き自ら前線に立つと事となる。
全高:33.5m、重量:120.8t、走速度:200.0km/h、跳躍力:360.5m
武装
デスブレード デスシールドに収納されている二又の剣。ファイバード達を苦しめる音波のようなものを発する。
デスシールド グランキャノンをも防ぐ頑強な盾。デスドラゴンの翼が変形したものである。
デスキャノン 両肩のキャノン砲。
ホラーハーケン 肩のデスタイガーとデスドラゴンの首を発射し、遠隔操作によって敵を攻撃する。
必殺技
デビルフォーン デスブレードの音叉を共鳴させることによってエネルギーを発生させる技。直接斬りつけるだけでなく、エネルギーを発射して攻撃することも可能である。
ダークブレイザー
ヘルブラスト
ドライアスジェット
ドライアスが変形する巨大ジェット戦闘機。
全長:36.5m、飛行速度:M12
デスイーグル
鷲型メカで、ドライアスの頭部、胸部、そして翼を構成する分身体。3体の中では中心的な存在で、デスタイガーを乗せて飛行することもできる。
全高:19.1m、翼長:35.5m、重量:36.3t、飛行速度:M7.9
武装
デッドインパルス
デスタイガー
オレンジ色をした虎型のメカで、ドライアスの右半身を構成する。また背中のデスキャノンは合体した際に分割されて両肩に装着される。デスドラゴンと共に登場し、シュラの危機を救う。
全長:18.1m、重量:40.5t、走速度:285.0km/h、跳躍力:245.0m
武装
デスキャノン
キラーバイト
デスドラゴン
赤いドラゴン型のメカで、ドライアスの左半身を構成、背中の翼部分は合体後デスシールドとなる。3体の中では比較的影が薄い。
全長:24.0m、重量:44.0t、走速度:155.2km/h、跳躍力:150.2m
武装
ディスウォーター
ゾル
声 - 島香裕
ドライアスの部下の一人で、ジャンゴの作った大男のアンドロイドに乗り移ったエネルギー生命体。見た目通り短気で乱暴な口調。自分を邪魔する存在は破壊するなど何でも力で解決しようとする性格からジャンゴのみならず、相棒のシュラにもバカにされていた。怒ると何をしでかすかわからないタイプ。また子供が苦手という弱点も持ち合わせている。
シュラ
声 - 梁田清之
ジャンゴの作った細身の男のアンドロイドに乗り移ったマイナスネルギー生命体。破壊工作のエキスパート。ゾルと違い、頭脳戦を得意とするクールな狡賢い性格で、作戦もそつなくこなし、火鳥との肉弾戦でも善戦することが多かった。人が楽しんでいたり美しいものが大嫌いで邪魔したり破壊するのが趣味。
テシター
ゾルやシュラの指揮の下で行動するアンドロイド。大量生産タイプであるものの、命令を忠実に果たすなど優秀な性能を有している。「テシター」はハルカが手下だからという理由で命名した呼称であり、本編でジャンゴ達が正式な名称に言及することはなかった。

メカ獣[編集]

Dr.ジャンゴが製作したロボット兵器。作戦によってシュラとゾルのいずれかが操縦する場合と、二人で操縦する場合がある。また、ジャンゴ自らが操ることもあるが無人でも行動可能。脱出用の飛行機もコックピットとして搭載。

サンドトレマー
ムカデに似たメカ獣。Drジャンゴ開発のメカ獣第1号。アラブの石油基地を襲撃。シュラが遠隔操縦。
フラブレイ
シークラブ
船上サミット妨害の為に使用した海老型メカ獣。
ベノマベント
栄螺型のメカ獣。先端部からフロンガスを放出させる。
マンティソール
スケアガン
血液センターを襲撃したメカ獣。
ゴアトップ
コマ型メカ獣。世界平和国際会議を原子力発電所もろとも破壊することが目的。
ベクサー
コガネムシ型メカ獣。虫の形状を取ってはいるが四足。胸部には花をしおらせる装置を装備する。
ディアブラーダ
悪魔像を模したメカ獣。火鳥、天野博士、ケンタ、ハルカが訪れた南米の村を無人状態で襲撃。
ヘルカース
閻魔に似たメカ獣。亡くなった過去の人の夢を見せるメカを搭載。巨大な棍棒で戦う。シュラが口から乗り込んで操縦。
ソドム&ゴモラ
最終決戦にてシュラとゾルが使用したメカ獣で、シュラがソドム、ゾルがゴモラを操縦した。一度は倒されるが、ドライアスからの暗黒エネルギーを受け融合を果たす。

脅迫事件[編集]

本作の天野ハルカの熱狂的なファンからスポンサーのタカラとアニメ製作会社に続編を希望する投書等が送られた事件。放送終了から1年以上経った1993年6月頃から投書が送られるようになり、1994年5月までに投書は200通、そのうちタカラ宛は70通だった。投書の中の数通が『富士フイルム専務殺人事件で殺された専務の二の舞になってもいいか』という旨の脅迫とも受け取れる内容だったことから、タカラとアニメ製作会社は、警視庁千葉県警にそれぞれ被害相談をした。なお、差出人の住所は架空で、筆跡から差出人は複数と見られていた。中には、天野ハルカがいつも同じ服だから服代にと2万5千円が送られて来たこともあるという[7]

備考[編集]

本作品での次回予告のフレーズ「来週も世界平和だ!」は、シリーズ構成を担当した脚本家平野靖士が谷田部監督から「君んちにも宇宙人いる?」に相当するフレーズを考えてくれと言われ、10秒程で思いついたもの。

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 ストーリーボード 演出 作画監督 放送日
1 奇跡の勇者(ミラクルヒーロー)登場 平野靖士 森田風太 西山明樹彦 植田均(キャラ)
大張正己(メカ)
1991年
2月2日
2 サミット爆破2秒前 大庭秀昭 直井正博 2月9日
3 勢ぞろい宇宙警備隊 高松信司 佐々門信芳 2月16日
4 恐怖の血液ウイルス 星山博之 石踊宏 大畑清隆 平井久司 2月23日
5 SOS! 深海3千M 平野靖士
志茂文彦
西山明樹彦 山本佐和子 3月2日
6 激突! 弾丸列車 平野靖士 大庭秀昭 直井正博 3月9日
7 勇太郎と宝石泥棒 平野靖士
志茂文彦
日高政光 植田均(キャラ)
大張正己(メカ)
3月16日
8 悪魔の追跡 平野靖士 高松信司 佐々門信芳 3月23日
9 わしがDr.ジャンゴだ! 星山博之 石踊宏 中村旭良 3月30日
10 5万人の人質 平野靖士
志茂文彦
大庭秀昭 直井正博 4月6日
11 花よよみがえれ 平野靖士
冨岡淳広
西山明樹彦 山本佐和子 4月13日
12 赤い海の恐怖 平野靖士 日高政光 植田均(キャラ)
大張正己(メカ)
4月20日
13 三人の科学者 平野靖士
冨岡淳広
森田風太 高松信司 佐々門信芳 4月27日
14 燃えよG(ガード)ファイヤー 平野靖士
志茂文彦
石踊宏 中村旭良 5月4日
15 初恋電話をつなげ 平野靖士 大庭秀昭 直井正博 5月11日
16 Dr.ジャンゴの大地震 星山博之 菊池一仁 大畑清隆 相澤昌弘 5月25日
17 狂ったコンピュータ都市 平野靖士
冨岡淳広
日高政光 山本佐和子 6月1日
18 消えた町の謎 高松信司 佐々門信芳 6月8日
19 伝説の秘宝 平野靖士
志茂文彦
西山明樹彦 中村旭良 6月15日
20 アメリカ征服宣言 平野靖士 森田風太 大庭秀昭 直井正博 6月22日
21 アメリカを奪還せよ! 平野靖士
冨岡淳広
石踊宏 越智浩仁 植田均(キャラ)
大張正己(メカ)
6月29日
22 G(ガード)ウィング危機一髪 平野靖士
志茂文彦
杉島邦久 日高政光 山本佐和子 7月6日
23 登場! S(スーパー)ガーディオン 渡辺麻実 菊池一仁 大畑清隆 秦野好紹
相澤昌弘
7月13日
24 恐るべき宇宙植物 星山博之 高松信司 中村旭良 7月20日
25 プリンスファイバード 平野靖士
志茂文彦
大庭秀昭 直井正博 7月27日
26 デビルストーンの謎 渡辺麻実 西山明樹彦
森田風太
西山明樹彦 佐々門信芳 8月3日
27 悪魔の音楽(メロディー) 平野靖士 森田風太 植田均(キャラ)
大張正己(メカ)
8月10日
28 凍りついた夏 平野靖士
伊藤康隆
杉島邦久 越智浩仁 山本佐和子 8月17日
29 飛べファイヤーシャトル 平野靖士
御崎剛司
日高政光 中村旭良 8月24日
30 狙われた宇宙基地 平野靖士
志茂文彦
大庭秀昭 直井正博 8月31日
31 エースバロンと嘘つき少女 星山博之 大畑清隆 佐々門信芳 9月7日
32 出た! 最強合体 平野靖士
冨岡淳広
高松信司 植田均(キャラ)
大張正己(メカ)
9月14日
33 過去からのメッセージ 平野靖士
志茂文彦
菊池一仁 越智浩仁 相澤昌弘 9月21日
34 赤ちゃん救出作戦 渡辺麻実 杉島邦久 西山明樹彦 山本佐和子 9月28日
35 科学者たちの挑戦 平野靖士
冨岡淳広
大庭秀昭 直井正博 10月5日
36 吸血の街 平野靖士
志茂文彦
日高政光 中村旭良 10月12日
37 幽霊船の秘密 平野靖士 菊池一仁 大畑清隆 佐々門信芳 10月19日
38 チャンプと巨大ゴリラ 高松信司 植田均(キャラ)
大張正己(メカ)
10月26日
39 勇太郎の授業参観 平野靖士
長田敏靖
石踊宏 越智浩仁 山本佐和子 11月16日
40 激突! ママ対火鳥 平野靖士
志茂文彦
森田風太 大庭秀昭 直井正博 11月23日
41 大奮戦! 佐津田刑事 平野靖士
浅井かをる
日高政光 柳沢哲也 11月30日
42 パパになった勇太郎 渡辺麻実 菊池一仁 西山明樹彦 秦野好紹 12月7日
43 俺たちの使命 平野靖士
冨岡淳広
大畑清隆 佐々門信芳 12月14日
44 ブラッククリスマス 平野靖士
志茂文彦
杉島邦久 高松信司 植田均(キャラ)
大張正己(メカ)
12月21日
45 海底基地浮上 平野靖士
冨岡淳広
大庭秀昭 直井正博 12月28日
46 出現! デビルの塔 平野靖士 菊池一仁 越智浩仁 山本佐和子 1992年
1月18日
47 決戦! ギアナ高地 日高政光 西山明樹彦 柳沢哲也
久行宏和
1月25日
48 さらば宇宙警備隊 日高政光 植田均(キャラ)
大張正己(メカ)
2月1日

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「太陽の翼」
作詞:大津あきら / 作曲:YAMATO / 編曲:岡本洋 / 歌:鴨下泰子
オープニングで表示されるタイトルの「太陽の勇者」の部分が背景に溶け込んで見辛らく5話より黄色い枠が用意された。
エンディングテーマ「見つめていたい」
作詞:松宮恭子 / 作曲:水島康宏 / 編曲:西平彰 / 歌:佐藤幸世
TVシリーズのショートバージョンは2番とサビを付け足した混成版。
挿入歌
「FIGHBIRD!」
作詞:谷田部勝義・松宮恭子 / 作曲・編曲:工藤隆 / 歌:天野世界平和合唱団
「遠い故郷」
作詞:松宮恭子 / 作曲:渡辺俊之 / 編曲:工藤隆 / 歌:佐藤幸世
「ドラジャンヌードルCMソング」
作詞:暗黒食品企画室 / 作曲・編曲:渡辺俊之 / 歌:神代知衣(山咲モモコ)&ドラジャンシンガーズ

放送局[編集]

一部地域は遅れネット。

関連商品[編集]

ビデオ
  • 太陽の勇者ファイバード 全12巻 ビクター
  • 太陽の勇者ファイバード 奇跡の勇者登場編
LD
  • 太陽の勇者ファイバード 全12巻 ビクター
DVD
バンダイビジュアル
  • 太陽の勇者ファイバード BRAVE-BOX 1(2004年10月22日)24話までを収録、4枚組。
  • 太陽の勇者ファイバード BRAVE-BOX 2(2004年12月23日)最終話までを収録、4枚組。
  • 太陽の勇者ファイバード メモリアルボックス(2009年8月25日)全48話収録、8枚組。
CD
総てビクターエンタテインメントより発売。
  • 太陽の勇者ファイバード VOl.1(1991年3月21日)サウンドトラック。
  • 太陽の勇者ファイバード VOl.2(1991年8月21日)
  • 『太陽の勇者ファイバード』ユリちゃんに愛の花束を…(1997年11月21日)ドラマCD。
ゲーム
2作共にアイレム(現存するアイレムソフトウェアエンジニアリングとは別会社)より発売。

参考文献[編集]

『太陽の勇者ファイバード ミラクルヒーロー伝説・正伝』
アニメ誌『月刊OUT』・1992年5月号の増刊として発売されたムック。表紙はキャラデザの植田均が担当、中ポスターは大張正巳の書き下ろしイラストを収録し、膨大な設定に加え、OP&ED、アイキャッチや玩具の解説、そして同誌にて掲載されていた小説を網羅している。資料集としては充実している反面、キャストやスタッフのインタビューは無い。
『太陽の勇者ファイバード』
原作:矢立肇 著者:平野靖士 イラスト:植田均 大陸書房ネオファンタジー文庫刊 ISBN 4-8033-4237-7
1992年8月発売。『月刊OUT』にて掲載された小説を纏めたもので、刊行に当たっては大幅な加筆修正を行われている。TVシリーズ中のインサイドストーリーを描いた2篇と、1篇の書き下ろし後日談の計3作の中編作品を収録。巻末には「こちらファイバード資料室」と題した原画設定資料集が収録されている。出ていた時点で出版元の大陸書房が倒産。
『太陽の勇者ファイバード大事典』
講談社ポケット百科シリーズ71 ISBN 4-06-177771-8
1991年10月30日発行。低年齢向けで全ての漢字にルビがふってある。ロボットとキャラクター紹介がメインで解り易く点数で能力が評価されている。

脚注[編集]

  1. ^ 『マーチャンダイジングライツレポート』1990年12月号
  2. ^ 『トイジャーナル』1992年10月号
  3. ^ 『トイジャーナル』1992年2月号
  4. ^ 91年アニメディア小冊子 パロメディア春号 エースバロン町へ行くより
  5. ^ ケイブンシャの大百科より。
  6. ^ 後に和解した。
  7. ^ 「アニメ続編出さねば殺害する」『中日新聞1994年5月17日号。
    「続編の制作を求めて暴走アニメファン脅迫状」『東京スポーツ』1994年5月18日号。

外部リンク[編集]

名古屋テレビ 土曜17:00枠
前番組 番組名 次番組
勇者エクスカイザー
(1990.2.3 ‐ 1991.1.26)
太陽の勇者ファイバード
(1991.2.2 ‐ 1992.2.1)
伝説の勇者ダ・ガーン
(1992.2.8 ‐ 1993.1.23)