鳥人戦隊ジェットマン
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スーパー戦隊シリーズ | ||
第14作 | 地球戦隊 ファイブマン |
1990年3月 - 1991年2月 |
第15作 | 鳥人戦隊 ジェットマン |
1991年2月 - 1992年2月 |
第16作 | 恐竜戦隊 ジュウレンジャー |
1992年2月 - 1993年2月 |
鳥人戦隊ジェットマン | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 井上敏樹 他 |
監督 | 雨宮慶太 他 |
出演者 |
田中弘太郎 岸田里佳 成瀬富久 内田さゆり 若松俊秀 三輝みきこ 舘大介 他 |
ナレーター | 垂木勉 |
オープニング |
「鳥人戦隊ジェットマン」 歌:影山ヒロノブ |
エンディング |
「こころはタマゴ」 歌:影山ヒロノブ |
製作 | |
プロデューサー |
宇都宮恭三・梶淳(テレビ朝日) 鈴木武幸(東映) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | モノラル放送 |
放送国・地域 |
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放送期間 | 1991年2月15日 - 1992年2月14日 |
放送時間 | 金曜 17:30 - 17:55 |
放送分 | 25分 |
回数 | 全51 |
特記事項: 「スーパー戦隊シリーズ」 第15作 | |
『鳥人戦隊ジェットマン』(ちょうじんせんたいジェットマン)は、1991年(平成3年)2月15日から1992年(平成4年)2月14日までテレビ朝日系列で毎週金曜17:30 - 17:55(JST)に全51話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。
目次
概要
侵略者バイラムと戦うための戦士ジェットマンとなった5人の、戦いの日々や恋愛模様を描いている。視聴率不振だった前作の『地球戦隊ファイブマン』での反省を踏まえ、マンネリ打破、さらには若手中心のキャスティングを取り入れ、3号ロボ登場などの新機軸を取り入れるなど、シリーズ打ち切りの窮地に立たされていたスーパー戦隊シリーズ自体がさらなる転機を迎えた作品。東映公式では、本作品を『百獣戦隊ガオレンジャー』以前のシリーズのエポックメイキング的な作品としている[1]。
タイトルは決定までに度重なる変更がなされており、オーディション当時の仮題はもっとストレートな『超人戦隊バードマン』とされていたことが、ブラックコンドル / 結城凱を演じた若松俊秀の回想の中で語られている[2]。またメイン監督の雨宮慶太は、放映開始前のニュータイプ誌上[要文献特定詳細情報]で「現在、戦隊シリーズ新作『ジャンプマン(仮題)』の準備をしている」と語っている。
特徴
前作『地球戦隊ファイブマン』では、後半こそ持ち直したものの一時は著しい視聴率不振に陥り、シリーズそのものの存続が危惧されていた。東映プロデューサーの鈴木武幸は、当時の戦隊スタッフの一部がダレきった状態で撮影していると感じ、スポンサーに「売り上げは下げさせない」と約束したうえで大胆な革新を試みた[3]。企画書では従来の子供向けというイメージを払拭し、大人の鑑賞にも耐えうるものとすることを掲げている[4]。
中心スタッフには若手が多く起用された[4]。メイン監督の雨宮慶太は、それまでデザイナーとしてシリーズに参加していたが本作品で初めて東映作品の監督を務めた[4]。あえてテレビ撮影経験のない監督を起用することを望んだ鈴木は、周囲からの疑問の声に対して「映画を撮っているから大丈夫」と押し切って雨宮を抜擢したうえ、事前にスーパー戦隊シリーズの雰囲気に影響を受けないよう、下準備に該当する撮影を省いて現場に投入した[3]。同じくスーパー戦隊シリーズではメインライター初登板となった井上敏樹は、自身や雨宮などの若手が選ばれたのは、最後になるかもしれないという自棄からだったのではないかと推測している[5]。特撮監督には、前作でデビューした佛田洋が続投[4]。テレビ朝日プロデューサーの梶淳は、「戦隊は永遠に続くとは限らない」という危機感を持った人間が集まっていたと述べている[6]。
- 素顔の人間ドラマ
- 作劇面では「変身前の人間こそがかっこいい」と訴えるための工夫が多くなされている[6]。
- まず、「変身後も本名で呼び合う行為」を全編を通して行った。本作品も脚本段階では以前のように「変身後はコードネームで呼び合う」予定だったが、田中弘太郎や若松俊秀をはじめとする出演者たちが「これでは不自然」と意見し、変更させたという[7]。
- 第22話では、メインライターの井上が周囲に根回ししたうえで「全員が一度も変身せずに終わるシナリオ」を書いたが、スポンサーの反対により頓挫し、戦闘シーンを急遽付け加えた。梶によれば、最終回近くでブラックコンドルの面が割れて凱の素顔が覗くという演出が、当時できる精一杯だったという。しかし当時の挫折を忘れず、翌々年の『五星戦隊ダイレンジャー』で「全員が一度も変身せずに終わる話」を実現させた[6]。
- 巨大ロボが出てくると話が分断されてしまうという問題を解決するため、戦闘中のコックピットにおけるドラマが多くなっている[6]。
- 戦うトレンディドラマ
- 本作品では、これまで戦隊シリーズの中でほとんど排除されていた「男女混合チームの中での恋愛模様」を物語の中心に位置づけて描いたことが大きな特徴である[4]。鈴木武幸によると、かつて彼が手がけた『闘将ダイモス』での経験を生かし、恋愛で高年齢層を取り込む狙いだった[8]。井上敏樹も、かねてからスーパー戦隊シリーズで複数の男女がいながら何も起きないのはおかしいと考えていたことから、絶対にやりたい要素であったとしている[5]。作中で描かれる恋愛の描写がこのように言われるのは放送当時、若い男女の恋愛を描いたドラマが「トレンディドラマ」と称されて人気であったためであり、過去の戦隊全部の特徴をエンディング主題歌の歌詞に織り込んだ『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011年放映)でも本作品のキーワードが「トレンディ」となっている。また、ジェットマンをフィーチャーした同作品の第28話の冒頭と終盤でそのようなシーンが見られる。
- 具体的にはホワイトスワン・鹿鳴館香に対し、ブラックコンドル・結城凱とイエローオウル・大石雷太が恋愛感情を抱く→しかし、香はレッドホーク・天堂竜に好感情→だが、竜は洗脳されて敵組織次元戦団バイラムの幹部マリアとなったかつての同僚にして恋人・藍リエが忘れられない、という四角関係がストーリーの重要な部分を占めていた。これにより、それまでの戦隊に見られなかったメンバー間の愛憎劇と、戦隊チーム崩壊寸前の危機がたびたび描かれるようになった。その一方、恋愛絡み以外の回では、従来の戦隊シリーズから多く見られるコメディタッチの話が大半を占めていた。後年、鈴木は「結果的にはヒーローもので恋愛というのはあまり強調しないほうがいいということになりましたけれども」と述べている[8]。
- 敵組織の壮絶な内部抗争
- 敵組織内での幹部同士の対立という構図自体はこれまでの作品でも何度か見られた。前作『ファイブマン』の銀帝軍ゾーンにおいても、中盤以降にガロアとシュバリエとの間で確執があったが、両者ともに最高指導者である皇帝メドーへの忠誠心は揺るぎなく、組織の統率を著しく乱すまでには至らなかった。これに対し、本作品における敵組織であるバイラムでは、それまでのシリーズとは異なり絶対的な力やカリスマを持つボスが存在せず(それに該当するはずの女帝ジューザは、中盤で登場してわずか2話で退場)、4人の幹部がお互いへの信頼関係が皆無なまま常に衝突しあい、終始にわたって組織内部に火薬庫を抱えた構図となっていた。時にはジェットマンとの戦闘中にも関わらず、自らの野心のために邪魔な相手への妨害行為を公然と行い、結果としてジェットマンに対する勝機を逃すこともあった。後半には自ら支配者と名乗ったトランザに対しても、他の3人は面従腹背であった。これが結果的にジューザとトランザとの決戦の際、成り行きとはいえ「ヒーローと敵幹部による協力攻撃」という、これまでのシリーズでは見られなかった展開を生むこととなる。
- 演出面
- ドラマ性を重視した演出が目立つ本作品には、工事中のビル内を飛行するジェットホークや模型と着ぐるみを一瞬で入れ替えるジェットイカロスの合体シーンなど斬新な特撮も多く、特に従来の戦隊よりも巨大ロボットの活躍に比重が置かれたことで玩具の売り上げも高い結果を残し、後続作品に登場する守護獣や気伝獣などの演出に大きな影響を与えている。
- 必ずしも毎回全員が変身するわけではなく、戦闘時に何人かが欠けていることがたびたびあった点も特徴である。例えば、ブラックコンドルとブルースワローが第1話ではバードニックウェーブを浴びるシーンがあるのみで登場すらしなかったのをはじめ、第27話や第49話では戦闘力で劣るホワイトスワンが後方支援に回っている。これについては、戦隊シリーズで常に中心的存在のレッドホークも例外ではなく(第49話ではまったく変身していない)、最終的に全話で変身したのはイエローオウルのみとなっている[注釈 1]。
- メカニック面でも最初の巨大メカのイカロスハーケンが登場するのは第5話であり、ロボットのジェットイカロスは第6話からの登場になる。また、前2作に登場した要塞型ロボに代わる新要素として「サポートロボ」が新たに導入されたのも、本作品からである[注釈 2]。同時に、既存のロボの武装として運用されるロボとしてもシリーズ初で、後の戦隊ロボのあり方に大きな影響を与えている。また、巨大ロボ戦で大ダメージを受けるとジェットマンの変身が解けることが多々ある。
- その他
- シリーズ初となる女性司令官の登場や、現行戦隊に取って代わろうとする新組織が身内から現れるといった展開、正邪のレギュラーのドラマが前面に出たこと、前後篇など連続したストーリーが多数見られたことなどから、一般怪人が30体ほどしかいないという点も特筆すべき点に挙げられる。怪人が少ないという傾向は翌々年まで続いた。また、スーパー戦隊シリーズで初めて、アイキャッチ映像に変身前のメンバーが登場した。
- 最終回は、Aパートで最後の敵との戦いを決着させ、Bパートで戦いが終わって3年後の元ジェットマンを描いている。
評価
以上に見られるような多数のチャレンジは多くの反響を呼んだ。梶によると、同業者からは驚きとともに心配する声も届いたが、当時はギリギリ批判が来なかったという[6]。また、鈴木は本作品について、苦労したがシリーズに活を入れることには成功したと評している[9]。
業界外からは、制作側に同人誌を送付するなど、子供以外の視聴者からの反応もあった[6]。特に母親層の間では結城凱 / ブラックコンドルの人気が高く、「凱が死ぬのではないか」と予想したファンからの助命嘆願の手紙が多く届いた。凱の死は企画当初から決められていたものだったが[4]、こうした反響に一時はスタッフも彼の生存を検討したという[10]。結局、作中では凱の生死は明確に描写されなかった。
あらすじ
西暦199X年、地球は衛星軌道上に24時間体制で世界中を監視するアース・シップを有す世界規模の防衛組織・地球防衛軍スカイフォースによって平和が守られていた。そのスカイフォースでは、ある鉱石より人間の身体能力を強化することのできるバードニックウェーブが開発され、それを元に人間の力では対応できないような脅威にも対抗できる超人戦士を作り出そうという、鳥人戦士製造計画Jプロジェクトが極秘に進行していた。
プロジェクト責任者の小田切綾は、犯罪や災害が起こると派遣される地上の隊員スカイフォーサーの中から5名の優秀な人物を選抜する。天堂竜は最初の被験者としてアース・シップでバードニックウェーブを浴び、強化人間ジェットマンの第1号であるレッドホークへの変身能力を身に着けた。
しかしその直後、さまざまな次元の世界を侵略してきた次元戦団バイラムの襲撃により、アース・シップは壊滅的な被害を受けてしまう。多くの犠牲者が出る最中、竜の恋人だった藍リエが宇宙空間に消え、竜は小田切と共にジェットマシン・ジェットホークで脱出する。
リエを含む残りの被験者が浴びる予定だった4人分のバードニックウェーブは、4条の稲妻となって地球へ飛散する。小田切と竜は、バードニックウェーブを浴びてしまった4名を捜し出し、鳥人戦隊ジェットマンとしてバイラムに立ち向かわせようとしたが、その4人はいずれも一筋縄ではいかない曲者揃い。5人は戦いの中で時には反目し、時には恋心を抱きながら、バイラムとの戦いに互いの青春を燃やしていく。
登場人物
鳥人戦隊ジェットマン
バードニックウェーブを浴びて超人的な能力を身に着けた5人の戦士。当初は次世代の防衛を担うスカイフォースの特殊部隊として編成されたが、バイラムの襲撃を受けて竜以外の隊員は全滅してしまう[ep 1]。そのため、実質構成はスカイフォース隊員の天堂竜と、偶然バードニックウェーブを浴びた一般人による混成部隊として活動する[注釈 3]。また、初回以降は一部の話数を除き組織についての描写がほとんど見られず、竜を「元スカイフォーサー」と記述している資料も存在する[11]。
名乗り順はレッドホーク→ブラックコンドル→イエローオウル→ホワイトスワン→ブルースワローだが、オープニングクレジットやDVDのジャケットではチーム加入順で描かれている[注釈 4]。
天堂 竜 () / レッドホーク- ジェットマンのリーダーであり、スカイフォース隊員スカイフォーサーの青年。1965年5月10日生まれ。第13話で26歳になる[ep 2]。
- 作業ロボットの暴走事件を、スカイフォーサーのパートナーにして、恋人の藍リエと共に解決した功績からジェットマンに任命された[ep 1]。本来なら、リエと一緒にジェットマンになるはずだったが、バイラムの攻撃でリエを喪ってしまう[ep 1]。以降はバイラムへの憎しみを抱きながらも、それに囚われず、地球を守る戦いに身を投じていく。
- エリート軍人として訓練を積んだゆえに戦闘力は高く、また戦闘現場でも卓越した判断力を示すなど、戦闘集団の行動隊長としては申し分のない人材。変身後も数多くの技を身につけており、中でも剣を使った戦いを得意としている。走力は9.0秒 / 100m。戦士としての実力も第一級だが、自身の影武者アンドロイド[注釈 5]を製作したり[ep 3]、テトラボーイの技術を応用して異次元との通信を可能にしたり[ep 3]、ファイヤーバズーカを自動操縦に改造したりする[ep 4]など、技術者としてもすぐれている。
- ストイックでプロ意識が強く、公私を混同しないことを己の信条とし、リーダーとしての責任感と平和を守る使命感は強い。しかし、相手の都合を全く考えようとせずに自分の価値観や考えを他のものに押し付ける傾向があり、その信念を他のメンバーたちにも求めるため、己の意志に反して戦士となった仲間たちと衝突することも多かったが、次第に彼らとも打ち解けていき、特に正反対の性格である凱とは三魔神との戦いを経て、無二の親友にして相棒になっていった。深層心理に隠された性格は「怠け者」[ep 5]。
- 酒は飲まず[注釈 6]、代わりに砂糖抜きのホットミルクを愛飲。
- 地方出身で田舎には漬物屋を営む祖母の絹代がおり、本人も東北弁で会話する[ep 6]。大学時代はラグビーをやっていた。
- 香から好意を寄せられるが、戦士としての生き方やリエへの想いから拒否し、そのために凱と香の仲を発展させようと、お節介な行動をした結果、2人を傷つけてしまった[ep 7]。その後、リエがバイラム幹部のマリアになっていたことを知り、リエが再びマリアになってしまったショックから心を閉ざし、現実逃避してしまうが、凱との友情と心の中のリエのおかげで立ち直り、真の意味で凱たちと仲間になった[ep 8]。
- マリアとなったリエを救うためにも戦うようになり、リエに戻すことに成功するが、リエをラディゲに殺されたことで、今度こそ死別してしまう。この後、復讐の鬼となり、チームを脱退し、命を捨ててでもラディゲを倒そうとするが、リエの思いも込めた香の説得により復讐心を乗り越えて、チームに復帰。仲間たちと共にバイラムとの戦いに終止符を打った。
- バイラムが壊滅した3年後、凱たちや幻影のリエに祝福されながら香と結婚した[ep 9]。
- 総集編ビデオ『東映テレビヒーロー図鑑Vol.2 鳥人戦隊ジェットマン』
- テレビシリーズ終了後に制作された総集編ビデオ。授かった子供に「凱」と名付け、妻の香と共に平穏な日々を過ごしている。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』
- スカイフォースの研究主任となっていたが、ラディゲの復活を知り、再び戦いに赴く。ラディゲとの最終決戦では愛娘の綾をも利用したラディゲを討つ。なお、親バカ気味。
結城 凱 () / ブラックコンドル- ギャンブルやサックス演奏で生計を立てている青年。25歳[12]。
- 何事にも束縛されぬ自由人で、いわゆる不良気質であるが、孤高の一匹狼ゆえの誇りと優しさも併せ持ち、使命よりも仲間の人としての幸せを優先させる。趣味はオートバイ・サックス演奏・賭け事[注釈 7]と女の子と遊ぶこと。タバコも吸い、彼の行きつけのジャズバー「
golden gate ()」で、酒(マッカランのストレート)もよく飲む。男と納豆が嫌い[注釈 8]。口癖は「これだけは言っておく」。深層心理に隠された性格は「真面目で寂しがり屋のいい子」[ep 5]。愛車はスズキ・TS200R。 - 変身後は喧嘩を応用した肉弾戦に加え、剣も得意とする。走力は9.5秒 / 100m。
- 当初はジェットマンへの勧誘を拒否し続け、「人類なんか滅んだ方がスッキリする」と言い捨てたことで、竜の怒りを買うが[ep 10]、心の根底にある正義感の強さゆえ、竜の熱意に根負けし、入隊を承諾する[ep 11]。だが、入隊以降も他人に指図されるのと、集団行動や人付き合いを好まず、竜に対してはことあるごとに反発。ついには香を巡っての恋敵にまで発展してしまうが、戦士としての信念を貫く竜のことを認めてもいることから、互いのピンチを助け合うことも多く、サブリーダーになっていった。三魔神事件において、竜と亀裂が生じた末、後述で恋仲になった香を連れて、一時的に脱退するが、リエの件で現実逃避した竜に胸中で抱いていた友情を伝え、彼を立ち直らせるきっかけの一つとなる。
- 三魔神編で香へのアプローチが実って恋人同士になるが、生き方の違いから破局した。
- バイラム壊滅から3年後の竜と香の結婚式当日、花屋で花束を購入する際に偶然出くわした引ったくり犯の男を追跡して盗まれたバッグを取り戻すが、逆上した男にナイフで腹部を刺されてしまう。それでも力を振り絞って結婚式場に足を運び、親友の竜とかつての恋人だった香を祝福。幸福に満ちた2人の姿を見て満足した後、ベンチで一服した後に力尽きて倒れる[ep 9]。
- 小説『ジェットマン』
- 香に惹かれたのは、今まで接した女性には必ず打算的な一面があり、初めての挫折の中、打算も無く努力する香の姿を見たためと描写されている。また、自由を愛して社会ルールやマナーの無視も辞さない一面は香に失望され、彼女が妊娠した事実は知らされることがなかった。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』
- 故人だが、復活したラディゲとの最初の戦いにおいて、ラディゲの精神世界から戻ってきたばかりで動転している竜を一喝して正気に戻したり、罪悪感に駆られて生き返ることを拒否する綾を立ち直らせたりした。
大石 雷太 () / イエローオウル- 自然と野菜をこよなく愛する農業青年。22歳[12]。
- ジェットマンへの誘いを「暴力は大嫌い」と断るが、バイラムにより自分の育てた野菜を荒らされたことにより、戦いに身を投じた[ep 1]。
- 温厚かつ優しい性格だが、卑屈な面もあり、余計な一言を言ってしまうこともある。深層心理に隠された性格は「ツッパリの一匹狼」[ep 5][注釈 9]。家族は祖母のキヨがいる。眼鏡は小さいころからかけている[ep 12]。逆上がりができないほど、運動神経がイマイチだったが、バードニックウェーブを浴びることにより克服した。
- 香に恋心を抱くが、告白する勇気はなく、彼女を見守る道を選ぶ[注釈 10]。バイオ次元獣ジクウマンモスのタイムスリップビームで、原始時代に飛ばされた際には香と瓜二つの女性・リーカと出会い、恋仲となるが、自身の時代を守るために彼女と別れる[ep 13]。この一件から、香への恋愛感情は昇華された模様。
- 元々相当な大食漢だが、ストレスが貯まるとますます大食いに走る傾向にある。幼少時にはトマトが大の苦手だったことがあり、そのトラウマをバイラムにつけ込まれたこともあるが、克服した[ep 14]。また、食べるだけでなく、料理も上手。前述の原始時代に飛ばされた際はサバイバル能力を発揮し、原始人たちを指導した[ep 13]。
- 変身後は持ち前の怪力を存分に生かした戦いを得意とする。走力は11.4秒 / 100m。
- バイラムとの戦いの後、幼なじみのサツキと結婚した[ep 9]。竜と香の結婚式にはサツキと共に出席[ep 9]。
- テレビシリーズ終了後に制作された総集編ビデオでは本人は登場しないものの、天堂夫妻の元に野菜を送り、一緒に送った手紙には自身ももうすぐ父親になることが書かれていた。
- 女性メンバーのみ「さん」づけで名前を呼んでいる。また、アコからはよく「雷ちゃん」と呼ばれている。
- 「スーパー戦隊のイエローは太っている」というイメージに実際に当てはまる数少ない一人[13]。イエローオウルのスーツアクターを務めた石垣広文は、変身後も体型が変わらないように発泡スチロールを肉襦袢にして詰めていた[14]。
- 小説『ジェットマン』
- 卑屈な人格と生来の運動に対する不器用さで訓練も思うよう結果が出せず、世界の平和を望む志は低い。農業に興味を持った(振りをしている)香に好意を抱くが、実は彼女に弄ばれているだけだった。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』
- 以前と変わらず、農夫を続けており、妻のサツキと共に平穏な日々を送っていたが、ジェットマンに復帰する。もうすぐ産まれてくる子供が男の子だった場合、「凱」と名付けることを皆に語った。
鹿鳴館 香 () / ホワイトスワン- 名門鹿鳴館財閥の一人娘。22歳[12]。
- 容姿端麗でおしとやかな淑女。偶然バードニックウェーブを浴びてしまったことを契機にジェットマンに加入[ep 1]。浮世離れした性格をしているが、怒ると怖く、口調も普段のおしとやかなものから乱暴になる。深層心理に隠された性格は「金持ち特有のひがみ屋」[ep 5][注釈 11]。当初はジェットマンを「ジェントルマン」と勘違いしていた。両親はニューヨークに在住しているが、第43話では帰国、登場している[ep 15]。
- 教育係のじいやから剣道を教えられてきた為、元々の戦闘力は高く、ジェットマンになった後は銃の名手になる。変身後の走力は10.2秒 / 100m。当初はジェットマシンをうまく操縦できなかったり[ep 16]、コンピュータの扱いにも苦労していたが[ep 17]、それらを克服して以降は分析やナビゲーション役も担当するまでになった。
- 果てしなく激しい戦い、そして竜や凱との恋の中で何度も挫折を味わうものの、精神的に大きな成長を遂げていった。その成長はリエの仇を討つために復讐鬼となった竜を改心させたほどである[ep 4]。
- 恋愛について、入隊以来竜の強さに惹かれ恋心を寄せていたが叶わず、凱から熱心なアプローチを受ける。第30話以降では凱と恋仲になるが、生き方の違いから破局。北大路グループの御曹司・北大路総一郎と幼い頃からの許婚だったが、彼の傲慢な性格を知って婚約を解消している[ep 16]。
- バイラムが壊滅して3年後、かつての恋人でもある凱からも祝福されながら竜と結婚する[ep 9]。
- 雷太やアコを「さん」づけで呼んでいる。
- 小説『ジェットマン』
- 自分の美しさに魅入られた男性を玩弄する狡猾な面があり、雷太に対しても農業に興味を抱く振りをして弄び、竜を思い通りに出来ない憂さを晴らしている。一度は凱とジェットマンを脱退した時、彼と爛れた生活を送っている。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』
- 旧姓は鹿鳴館。竜の妻となり姓が「天堂」になっている。最初は夫の戦いを見守るだけだったが、自身もバイラムとの戦いを再開。
早坂 アコ () / ブルースワロー- 三原北高校3年生で18歳[12]。
- お金好きで、ジェットマンには当初バイト感覚で加わるが、超高額の報酬にはショックが大きかったり[ep 10]、バードニックウェーブの力も悪事に使わずスポーツの助っ人程度と割と小市民的。ちょっと口の悪い面もあり短気でお調子者でお転婆だが、世話好きなしっかり者。ボーイッシュな面もあり、凱からはおとこ女と言われたこともある。他のメンバーの恋愛話には加わらず(でも茶化すことは好き)、人間関係を巧みに取り持ったりするなど、最年少ながらジェットマンのムードメーカー且つ潤滑油的存在でもある。ただ遠慮知らずで、自分よりずっと年長の他のメンバーをすべて呼び捨てにし、小田切長官のことを「オバン」と呼ぶ(後半からは長官と呼んでいた)など馴れ馴れしくしていた。また、寝相が悪い。深層心理に隠された性格は「涙もろい乙女チック」[ep 5]。バードニックウェーブを浴びる以前は体育の授業もサボるほどだったが、バードニックウェーブを浴びてからはスポーツ万能になる。
- 隊内恋愛とは一切無縁でキスは未経験[ep 18]ということもあり「色気より欲」というイメージもあるが、第10話ではラーメンオタクの龍田先輩にモーションをかけられており[ep 19]、裏次元人ディメンシアの戦士ダンの積極的な求愛には最終的には本人もまんざらではなかった[ep 20]。変身前にも変身後にも様々な事態でスカートをめくられるなど、セクハラ被害は一番多く受けている。
- 雷太のことは「雷ちゃん」と呼んでおり(呼ばないときもある)、仲が良く、彼に付き添ったり、助力したりしていた。
- バイクの免許はすでに取得しているようで、作中では凱と共にジェットスピーダーに乗っている。また未成年であるにもかかわらず、第6話と第13話では他の成人メンバーとともにシャンパンを飲んでいる。
- 変身後は低空飛行やアクロバットを流用した戦法で華麗に戦う。走力は9.8秒 / 100m。
- バイラムの作戦に利用された龍田によって、彼女をイメージキャラクターとするインスタントラーメン「陽気なアコちゃん」が発売されたことがある[ep 19][注釈 12]。
- 恋愛面には関わらなかったこともあり、持ち前の明るさで、ジェットマンというチームとハードな世界観を支え続けた。
- バイラムとの戦いの後、アイドル歌手になる[ep 9]。また、竜と香の結婚式では、語り合う竜と凱の写真を撮った[ep 9]。
- 小説『ジェットマン』
- 金銭のために実害こそ無いものの友人を騙して得る行為を考えたこともあるが、決して思いやりを失っているわけではない。ジェットマンであることは機密情報で語れないため、学校では早退や欠席が増え、友人との関係にも亀裂が生じる。また、両親がバイラムの侵攻による経済の悪化で借金を抱え、叔父の家へ夜逃げすることとなるが、そこでの生活は肩身の狭いもので、その家の実子の不良少年はアコに性的な視線を向け、下着泥棒をされたり覗かれたりする、プライバシーの少ない生活を送ることになる。ジェットマンメンバーの本質的な性格とドロドロとした関係により、恋愛に対して諦観に近いものを感じ、ジェットマンの空中分解時に行きずりの相手と性行為に至って全てを忘れ逃避しようとしたことがある。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』
- 以前と変わらず、アイドル歌手として活動しているが、雷太と共にジェットマンに復帰した。新入りのジェフにあきれつつも、彼のことを気にかけている。
支援者・関係者
小田切 綾 ()- ジェットマンの長官。スカイフォースの幹部にしてスカイキャンプの責任者でもあり、戦隊シリーズ初の女性司令官である。ジェットマンたちを厳しくも温かく見守る、心強い最大の理解者。33歳[15]。
- 指揮官としての能力は言うまでもなく、軍人としても一廉の技量の持ち主で、単身で最前線に赴いて銃やロボを用いて戦うこともある。第43話では変身することなく単身ジェットガルーダに乗り、バイオ次元獣ヒルドリルを倒した[ep 15]。また、ロボや新兵器の開発にも携わるなど工学にも造詣が深い。たびたび起こる戦隊内部のいざこざにも、ただ沈毅で通しているように見えるが、戦いが続く5人を休暇のために旅行へ連れて行ったりと[ep 21]、思いやりのある性格が垣間見える。
- 第20話でソウジキジゲンによる被害の拡大を防ぐため関東一円の結婚式を中止させている[ep 18]。
- キャリア志向のエリート女性である一方、結婚願望も持っているようである。飛行服を着ることもあるが、基本的には常に制服姿である。初期の地上での移動時は、マツダ・RX-7(FC3C カブリオレ)を使用していたこともある[ep 1]。
- バイラムとの戦いから3年後、竜と香の結婚式に出席[ep 9]。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』
- ジェットマン復活に伴い、司令官に返り咲く。綾を蘇生させるためのオペも担当した。
一条総司令 ()- 第40・41話に登場。スカイキャンプの新司令官としてネオジェットマンとともにやってきたスカイフォースの幹部。
- 自分を差し置いて鳥人戦隊長官に小田切が任命されたことを根に持っており、復讐として彼女の部下のジェットマンの追放を画策する。
- 上層部に根回しを済ませた上で小田切から鳥人戦隊の指揮権を剥奪するなど、政治力には長けているが、後述する劇中での数々の身勝手な言動など、指揮官としての資質には重大な問題が見られる。
- 悪い意味の軍人気質の塊であり、竜以外は民間人出身者で構成されるジェットマンをあからさまに見下していたほか、自ら編成したネオジェットマンに対しても、彼らの成果が自身の意にそぐわぬものであった際には平然と罵ったり、暴力を振るうなど邪険に扱い、窮地に際しても見殺しにしようとするなど、完全に使い捨ての道具としか見ていない。竜たちが変身不能に陥った際、彼らを追放する口実を作るため、変身機能回復方法のデータを握りつぶした。隕石ベムが基地に侵入した際には「自分は指揮官だから」という理由で戦闘参加を拒否しただけでなく、自ら追放した竜たちを呼び戻そうとしたり、挙句の果てには隕石ベム共々ネオジェットマンや小田切を隔離し、彼らを捨て駒にして自分だけ助かろうとするなど、どこまでも自己中心的な言動を繰り返す。その結果、小田切から「ひとかけらの人間らしさもない」と非難されたほか、最終的にはネオジェットマンからも見放された。凱からも「バカ司令」と評されていた。
- さらにその身勝手さが仇となり、司令室に侵入した隕石ベムに叩きのめされ、命は取り留めたものの、それが原因で再起不能に陥り退場することとなった。
- じいや
- 鹿鳴館家に仕え、香を幼いころから世話をしている。本名は不明。第8話では最初は反対しながらも、200億円分のダイヤを買い占めさせ、それをアコに見せつけ、彼女を元に戻す作戦に協力したり、また第19話では次元獣ウラナイジゲンの策略で戦いに恐怖する香に、幼いころに作った「香ちゃん憲法」を引き合いに立ち直らせるなど[ep 22]、温かさと厳しさをうまく兼ね揃えながら彼女を見守る。彼もまた、香同様にジェットマンをジェントルマンと勘違いしていた。
ネオジェットマン
第40・41話に登場する第2の鳥人戦隊。メンバーは、J1 - 5と呼ばれており、J1をリーダーとする正規の訓練を受けたサイボーグ戦士によって構成されている。隕石ベムによって変身能力を失ったジェットマンの前に、スカイフォースの幹部・一条総司令と共に現れた。
ジェットマンがバードニックウェーブを力の源にしているのに対し、ネオジェットマンは右胸に埋め込まれたバードニック反応炉を力の源にしていることからエネルギー切れの心配がない。強化スーツはアイテムを使わないもので、黒のアンダースーツの上から軽装のアーマー、鳥をあしらったヘルメットを着用。標準武器は左胸のホルスターに携行している光線銃のネオシューターと右腰のホルスターに2つ携行している手榴弾のネオマイン。個人武器として、J1は剣のネオソード、J2は鎖鎌のネオスティンガー、J4はブーメランのネオスライサーを持つ。個人武器を持っていないJ3とJ5は、前者は徒手空拳、後者はネオシューターを主体としている。必殺武器は左右に砲門を備えたバズーカ砲のフレアーバスター。
当初は一条を絶対視して、彼同様に竜たちを見下していた[注釈 13]。
初陣では隕石ベムを退けるが、ジェットイカロスを操縦しての巨大戦において、戦闘経験不足が露わになって敗退。ジェットマンの操縦するジェットガルーダと小田切が発進させたテトラボーイに助けられる。
巨大戦で変身能力を失ったジェットマンに対し、J1を除くメンバーと一条は助けられた恩も忘れ、スカイキャンプから追放。正式に自分たちが取って代わろうとするが、スカイキャンプに侵入した隕石ベムの圧倒的な力と一条の身勝手な行動で危機に追いやられるが、戻ってきたジェットマンに助けられる。変身能力を失ってもなお戦おうとする竜たちこそ真のジェットマンであると考えを改め、反応炉の全エネルギーを譲渡し、変身能力を復活させた。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』
- バードニック反応炉をジェットマンに託し、戦闘能力を失っていたが、ジェットマン解散後に活動を再開。ジェットガルーダで、ラディゲが操縦する巨大ロボと戦うが敗れる。その後は再結成したジェットマンの補佐に回る。
次元戦団バイラム
裏次元世界を滅亡させた後、表次元に相当する地球を掌中に治めんと次元を超えて攻めてきた次元戦団。地球人を愚かな者たちと侮蔑し、巨大魔城バイロックを拠点に、地球征服の計画を企てる。
裏次元での戦闘中に女帝ジューザが行方を晦ましたため首領の座は空位であり、残った幹部たちはジェットマンを先に倒した者が首領になるというルールの下、半ばゲーム感覚で侵略を開始。しかし、4人の幹部はいずれもプライドの高い性格のため、仲間意識はあれど基本的に信頼関係はなく、足の引っ張り合いで勝機を逃したり、時には1人の失敗を大勢で嘲笑うなど、それらが原因でジェットマンを倒す絶好の機会を逃すこともしばしばあった。それでもそれぞれ実力は互角だったことから辛うじて均衡は保たれていたが、トランザ誕生でパワーバランスが崩れて以降、ラディゲとトランザの露骨なまでの妨害合戦に加え、ラディゲ・マリア・グレイのもつれた感情により、組織は半ば自滅という形で崩壊していった。
キャラクターデザインは左右非対称が意識され[16]、幹部は白と黒のモノトーンでまとめられている[17]。
裏次元伯爵ラディゲ ()[注釈 14]- 4幹部の実質的なリーダー格。人間換算で25歳前後。残忍かつ冷酷な野心家で、異常なまでに執念深い。人間の情愛などを「愚劣な感情」などと軽んじる一方、マリアに対しては倒錯した感情を抱いていた。
- 尊大かつ傲岸不遜な性格で、自分の上に立つ者の存在を決して認めず、他者が必死で努力する姿を敵味方関係なく「健気」と皮肉を交えて嘲笑し[注釈 15]、相手を見下しきった態度であしらう姿がしばしば見受けられた。ジューザにより記憶を消され、人間の姿にされた際は心優しい好青年となるが[ep 23]、記憶を取り戻した時には何の未練もなく自身を助けた女性・早紀を殺害している[ep 24]。ベロニカのエネルギーを吸収した影響で再び人間の姿になるが、以前とは異なり、記憶は保ったままだった[ep 14]。正体を隠して、竜に味方する形でトランザへの逆襲を成功させる[ep 25]。
- 目的のためなら手段を選ばない冷徹さと柔軟な判断力が特徴で、ジェットマンを倒すために裏次元人の生き残りや太古の眠りより復活した魔神、ジェットマンの長官である小田切など、バイラム固有の戦力以外の存在をしばしば利用した。ジューザやトランザといった組織内の仇敵を打倒するためにはジェットマンと共闘することさえ辞さなかった。
- 悪役特有の邪悪な性質を持つ一方、バイラムの戦士としての誇りもあり、トランザによって魔神ロボ・ベロニカに捕らわれた雷太、アコ、香を救い出したり、崖から落ちそうになった竜を助けたこともあった[注釈 16]。また、トランザの鼻を明かすためとはいえ、マリアとグレイに協力を要請して共に隕石ベムを作り出した際は、その2人と祝杯を挙げていた。
- 次元の壁を切り裂くこともできる秘剣ブラディゲートと呼ばれる剣を愛用する。第27話では自身の霊能力を披露したが、ジェットマンを霊界に引きずり込み始末しようとして失敗した際、跳ね返ったダメージによって霊能力を失う[ep 26]。またラディゲとしての姿の他に、凶獣ラディガンなる真の姿を持つ。終盤ではベロニカのエネルギーを吸収し、最終形態のラゲムに変化する力を得た。
- 執念深さが常軌を逸しており、特に一度屈服させられたトランザへの恨みは凄まじく、幾度となく逆襲を狙った末に第47話ラストにおいて凄まじい報復を行ったが、一生消えない生き地獄を与え続けるために、あえて止めは刺さずにそのまま彼を放置した。
- 名の由来は「肉体の悪魔」の著者・レーモン・ラディゲから。デザインは恐竜や巻貝の化石の要素が取り入れられている[17]。
- その劇中の行動(特に一時人間になっていた時に自分を助けた女性を殺害したことや、トランザを廃人にしたこと、等)からラディゲを演じていた舘大介(現在の芸名は舘正貴)は当時のファンや子供達から相当な非難や反感を買い、近所の子供からは通るたびに石を投げられ、さらには実の息子からもしばらく絶交されてしまう等した事で、一時は脚本家である井上敏樹を恨んでいたという。[要出典]
凶獣ラディガン ()- ラディゲの真の姿。ラディゲは怒りの感情が昂ることでこの形態に変身する。おぞましい怪物の姿をしており、左手に秘剣ブラディゲートが一体化している。この姿に変身すると敵のあらゆる攻撃を防御する。魔人ロボ・ベロニカの体内でその生体エネルギーを吸収する際にも一瞬だが変身した。
- デザインはラディゲと同様に恐竜の化石の要素が取り入れられている[17]。
- ラゲム
-
- 身長:97m / 体重:約5000t
- 魔人ロボ・ベロニカの生体エネルギーを吸収したことにより変身可能となった、ラディガンの強化進化形態にしてラディゲの最終形態である巨大怪獣。両手の爪や舌、噛み付きといった攻撃を行い、最大の特徴は、バードニックセイバーをへし折り、バードメーザーを受けてもびくともせず、ジェットフェニックスをもはね返す高い防御力にある。胸部にはラディガンの顔があり、発声もその部分から行う。
- 初登場時はラディゲの意思とは無関係に変身したためか、胸部にはラディガンの顔がなく、本能のままに暴れ、グレートイカロスのボディを貫いて勝利した。最終決戦においてはラディゲが等身大ジェットフェニックスでダメージを受けた後、自らの意思で変身。以前と同じようにジェットマンの各巨大ロボを圧倒するが、リエに付けられた背中の傷が巨大化したことで開いてしまい、その部分が唯一の弱点となる。テトラボーイの攻撃で弱点が発覚した後、傷を隠すためにバイロックを鎧として纏った。
- デザイン画ではラディガンの顔はついていなかった[18]。
- ラゲム(第二形態[19][注釈 17])
- ラゲムがバイロックを鎧とする形で融合した姿。唯一の弱点である背中の傷を保護するための姿であるが、バイロックの力でパワーアップも果たした。頭部の球体からは破壊光線や糸状の拘束光線を放ち、両肩からは2つの光輪を放つ。身体から光を発して衝撃波を起こし、それで大量の大岩をぶつける戦法も披露。防御面も強化され、バリヤーの展開が可能となった。
- テトラボーイを拘束した状態から光輪で両腕を切断して機能停止させ、衝撃波からの大岩でジェットイカロスの左腕も破壊するが、竜が操縦するジェットガルーダの右腕からの打撃で鎧を破壊されてしまい、ジェットガルーダに拘束された状態からジェットイカロスのバードニックセイバーで背中の傷をジェットガルーダと一緒に貫かれて最期を迎えた。死の間際、ラディゲは吐血しながら「これで、このラディゲを倒したつもりだろうが、俺の魂は裏次元から永遠に貴様達を呪い続けるだろう!」という呪詛の言葉を残し、ジェットガルーダもろとも爆散。ラディゲの兜だけが残された。
- スーツは強化前後で頭部を差し替える形となっている[18]。
- 小説『ジェットマン』
- 自分が征服した世界の生命を一つだけ生きたコレクションにする趣味がある。洗脳したリエ=マリアを愛人とし、肉体関係を持つ描写もあり、それがマリアを巡って竜と激しく対峙する理由の一つになっている。また、ジューザと仲が悪い理由も彼女によって生み出されては消される輪廻を嫌がり、グレイやトランとともにジューザの夢から脱出して自分自身の主人になりたいと願ったからとされている。
- 容姿は、老人の顔と美しい青年の顔が混ざり合い[注釈 18]、声も二重音声のように流れる。ジューザが生気を取り戻して若返っていくに従い、彼自身は逆に老人側の顔が広がり衰えていく描写があるが、第2巻の最後で人間の邪悪な生気を吸収して消滅を阻止することに成功する。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』
- 5年前にジェットマンに倒されたが、魂だけは生きており、トランザの体を乗っ取って復活。ジェットマンへの復讐を開始する。竜を精神世界で痛めつけて屈服させようとしたり、竜と香の娘の綾を洗脳して自らの娘として戦わせ、竜を抹殺するための罠としても利用するなど、残忍さに磨きがかかっている。綾の力で蘇生したグリーンイーグルに拘束された状態からレッドホークのスマッシュボンバーを受けて戦死。再び魂だけの状態となり、綾の力で蘇生したジェフを新たな器にしようとするが、トランザの魂に動きを封じられ、巨大ロボごとバードメーザーで消滅させられた。
- マリア /
藍 リエ () - 元スカイフォース隊員で、竜の恋人。鳥人戦隊の隊員にも選ばれていたが、バイラム襲撃の際に次元の歪みに吸い込まれてしまい、ラディゲの洗脳を受ける。ただし竜はリエの死亡を確信しており、マリアをリエと同一人物だとは第31話まで知ることはなかった[ep 27]。
- かつてのリエはピアノを愛する心優しい女性だったが、洗脳されて以来、烈しい闘争心を持った好戦的な性格へと変貌する。恋人だった竜も倒すべき仇敵としか認識していない。しかしマリアとなってもピアノの腕は全く衰えておらず、その美しい演奏はグレイを惹きつけた[注釈 19]。
- 万能スティック・ネクロッドが武器。リエとしての記憶と人格はすでにないが、洗脳前の記憶が時々フラッシュバックし苦しむ様が見受けられる。
- 新参の幹部であるため女帝ジューザのことを知らなかった。
- ラディゲを貶しながらも、その実力は認めており、ジューザの手で人間に変えられたラディゲが復活した際は喜びの顔を見せ、隕石ベムを用いた作戦ではラディゲに祝福の言葉をかけている。
- ラディゲの策略により血のヒトデに寄生されるが[ep 28]、竜の呼び掛けにより血のヒトデから解放され、リエとしての記憶と姿を取り戻す[ep 29]。ただしマリアとして悪事を働いてきた記憶もそのまま残ってしまい、数々の凶行に手を染めてしまった自分を許せなかったため、竜の下にも戻ることができず、せめて自分の人生を踏みにじったラディゲに一矢報いようと、背に恨みを込めてブリンガーソードを突き立てるもラディゲの怒りを買い、即座に返り討ちにされる形で斬られ、竜に自分のことを忘れるように遺言を残して彼の前から去った後、グレイに看取られながら竜を想いつつ涙を流し、息を引き取った[ep 29]。そしてグレイの涙と共に肉体は消滅した。バイラムが壊滅して3年後、香と結婚式を上げる竜の前に幻影の姿で現れ祝福した[ep 9]。
- 小説『ジェットマン』
- 一度死んだリエは、前述のラディゲの趣味により蘇ってマリアとされたことが暗示されており、ラディゲはジェットマンを傀儡にジューザを倒すため、彼女をジェットマンと戦わせようとする。憎しみだけを植えつけられているが、竜を執拗にライバル視すると同時に彼に倒されたいと望み、戦意を喪失した彼に失望する場面がある。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』
- 現在は故人だが、綾の精神世界に凱と共に現れ、彼女を導いた。
- グレイ
- ロボット幹部。その出生については全く不明。背中に必殺砲グレイギャノンを、腕にはマルチショットガン・ハンドグレイザーを装備している。掌からは衝撃波も放つ。鋼鉄のボディの防御力は高く[注釈 20]、パワー・格闘戦にも秀でるなど戦闘力は高い。
- ロボットではあるがマリアに恋心を持ったり、ワインと煙草(指に装備された超小型の火炎放射器をライターのように使い火をつける)とクラシック音楽を好むという人間的な面を持ち、バイラムのメンバーでは比較的理性的な性格。ラディゲとは対照的に卑怯な手を使わず、正々堂々の戦いを好む。その一方、第34話では自身と結託した竜(実はアンドロイド)が用済みとなるや銃撃し、バイロック内にてジェットマンと対決するジゴクメドゥーサにグレートイカロスのエネルギーを吸わせ、そのまま自爆するよう指示するといったドライな一面も見せている。他の幹部たちと違って侵略などの野心をあまり持たず、純粋に強い相手との戦いだけを楽しんでいた節がある。
- マリアの奏でるピアノに魅了されてからは彼女に騎士道的な愛を捧げるようになり[ep 2]、何度か自らの身体を盾にマリアを助けた。彼女を救うため、ジェットマンに助力を求めたこともある[ep 30][ep 29]。マリアからも信頼されるようになったが、自身の想いは最後までマリアには伝わらないまま、その最期を看取り、自身の涙が、マリアの亡骸を光に変えた[ep 29]。
- マリア以外の幹部に対しても、第32話と第40話ではラディゲのバイオ次元獣製作に協力し、第11話ではトランの勧めで遊び心を学ぶためにジハンキジゲンを作り出すなど、協調性を見せている。トランザからは他の2人の幹部よりは信用されていた模様[注釈 21]。
- 前述の通り、侵略に関する積極的な野心を持たないため、次元獣・バイオ次元獣を自ら指揮することは少ないが、指揮した次元獣・バイオ次元獣は、ジェットマンを窮地に追い込んでいる[注釈 22]。
- ブラックコンドル・凱とはライバル関係にあり、何度も一対一の死闘を繰り広げた。終盤には敵味方を超えて互いに戦士として認め合う部分があり、両者の間には奇妙な友情が芽生えていた。
- マリアの最期を看取った後、その喪失感から凱との決着を付けようと決意し、同じくラディゲに対し、リエの弔い合戦を挑みに向かった竜を追う凱たちの前に立ちはだかり、凱と最後の一騎討ちを繰り広げた末に胸にブリンガーソードを突き刺され敗北[ep 4]。凱に火を付けてもらった葉巻で最期の一服を嗜みながらマリアのことを想いつつ、静かに機能は停止していった[ep 4]。
- 小説『ジェットマン』
- デザイン自体はテレビシリーズのそれに近いが、身長3メートル以上の巨体を持つロボットとして描写されており、自己の存在「ロボット=操り人形」に悩む過程と、マリアとしてラディゲに蘇らされたリエとが重なったため、マリアに惹かれたと描写されている。ジューザの胎内に入ることで力を借り強力な想念を発し地上の機器に命を吹き込む能力を見せる(第1巻)が、彼女と仲がいいわけではなく、第2巻ではジューザ覚醒の苦しみで彼女を直接攻撃し報復を受ける描写がある。最後はジューザに吸収されそうになったマリアを救うべく、プログラムにない自爆を行った。
- テレビシリーズでは説明のなかった彼の製作者はジューザとされているが、物理的に作られたのではなくラディゲやトランとともにジューザの夢から生み出された存在で、彼女が覚醒すれば消えてしまう存在だった(これは他2名も同様)。このためジューザの生気が取り戻される(=眠りが浅くなる)に従い、紫色の錆が浮きひびが入る描写がある。
- トラン
- 超能力を使う少年幹部。人間換算で9歳。ゲーム感覚で作戦を立案し、相手の被害はおろか、味方の犠牲などですら「ゲームを楽しむためだけの要素」と捉える冷酷な性格。ジェットマンを倒した者が、バイラムの頂点に立つルールも彼の考案によるもの。
- 腕に装着したキーパッド・メタルトランサーによって発動するサイコキネシスでジェットマンを度々翻弄した。いつもはゴーグルをして顔を隠しているが、サイコキネシス使用時にはゴーグルを展開させて素顔を現す。
- 年少の子どもであることにある種の劣等感を持っており、他の幹部からそれを蔑まれ、ジェットマンからも子どもゆえに情けをかけられたことでコンプレックスが爆発し、急成長を遂げる[ep 21]。
- デザイン画では髪を逆立てていたが、ヘアセットがうまく行かず実現しなかった[21]。
- トランザ
- 第37話より登場。敵味方両方から子ども扱いされ、フラストレーションが限界に達したトランが怒りによって成人に成長した姿で、帝王を自称する。髪は銀色で、唇は紫色である。能力が急上昇していることに反して精神面はあまり成長しているとは言えず、非常に自己顕示欲が強い。初登場時に竜と剣術勝負、凱とゴルフでのナンパ勝負、挙げ句の果てには雷太と大食い勝負をするなど、どんなことでも相手の上に立たないと気が済まない。好んで自らの権力を誇示したがり、ラディゲに自分の名を「様」付けで呼ぶことを強要したり、自らが建造した魔神ロボ・ベロニカに他の3幹部をわざわざ搭乗させたりした。
- 性格は尊大かつ自己中心的で、自分の失敗を全く認めないどころか、他の幹部に転嫁するなど、性格の歪みに加速が掛かっている。ラディゲらが生み出したバイオ次元獣・隕石ベムを横取りして自分の作戦に利用しておきながら、隕石ベムがジェットマンに敗れると責任をラディゲらに押しつけたのは、その例である。
- サイコキネシスに加え、魔剣ボルトランザによる攻撃力は圧倒的で、初戦では単独でジェットマンと他のバイラム幹部たちを軽く一蹴し、レッドホークのスーツをズタズタにして、竜に深手を負わせた。第47話のみだが幻想世界を作り出す能力も持つようである。右腕のメタルトランサーは自身の武器やグリナム兵の呼び出し、隕石ベムの心臓部を爆破寸前に取り出すなど、少年時より能力がアップしている。また、テストロボットG2とベロニカの単独での建造、レッドホーク以外の4人をオブジェに変えたバイオガンの開発など、技術力も計り知れないものとなっている。
- トラン時代は愉快犯的な行動が多く見られたが、成長後はそういった面は影を潜め[注釈 23]、地球侵略よりもジェットマンを倒すことに執着するようになった。何度かジェットマンを全滅寸前まで追い込んだが、いずれもラディゲの妨害により失敗に終っている。一度はラディゲを初めとする他幹部を服従させるが、所詮は力のみによる支配であり、誰一人として忠誠を誓う者はなかった。
- ベロニカの一件でラディゲが消息を絶つと、組織を完全に掌握したと高をくくるが、バイオガンを用いてのジェットマン狩りの最中、帰還したラディゲの支援を受けたレッドホークの反撃に遭い、スマッシュボンバーで力の根源であったメタルトランサーも破壊されたことにより、剥製化していたブラックコンドルたちも復活してしまい、全員揃ってのファイヤーバズーカの直撃を受けて重傷を負う。さらにラディゲの執拗な追い討ちによって精神崩壊を起こし、止めを刺されることなく放置された末、身元不明の患者として精神病院に収容される[注釈 24]。最後は絶叫しながら隔離病棟の奥へと消えていった[ep 25][注釈 25]。
- 小説『ジェットマン』
- 成長しないため、終始トランの姿のままで登場。テレビシリーズとは造形が大きく異なり、衣服はなく「青白い炎に包まれ、逆立った金髪をした少年」として描写されている[注釈 26]。最終的にはジューザに吸収される。
- ラディゲやグレイ同様にジューザの夢から生まれた存在で、彼女の覚醒が近づくとともに透きとおり始める描写がある。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』
- 同作品にはトランザとして登場。ラディゲの手で廃人化された後病院に収監されていたが、5年後未だ廃人状態であった身体をラディゲの魂に乗っ取られてしまう。ラディゲに乗っ取られた影響か、徐々に精神を回復させラディゲをも妨害するようになり、ラディゲがジェフを新たな器にするために体から抜け出ようとしたときには、ラディゲの魂を抑え込み道連れとした。
- 女帝ジューザ
- 第17話・第18話に登場。かつて「万物の創造と破壊を司る者」として恐れられ、ラディゲ、グレイ、トランを従え、多くの次元世界を侵略したバイラムの首領。裏次元侵略の際、最後の戦いで戦死したものと思われていたが、実は戦いで受けたダメージを回復させるために休眠していただけで、新たなる活力を得たことで永い眠りから目覚める。究極の破壊獣セミマルを宿し、隕石と共に地球に襲来した。
- ジェットマンを一度は単独で圧倒し、凱の身体を水晶と化すなど実力者であり、ラディゲの謀叛もいとも簡単に退けて見せた。そのラディゲを人間の姿に変えて記憶を消した上で、一度は表次元に追放するが、復活したラディゲの逆襲に遭い、ラディゲの指示を受けたジェットマンのバードブラスター一斉攻撃とホワイトスワンのブリンガーソードで額の水晶を壊されたことで弱体化する。自分の顔を傷つけられたことに激昂し本性を現したが、カリスマ性のなさが災いして、ラディゲ以外の幹部たちや水晶状態から戻ったブラックコンドルからも攻撃され、ファイヤーバズーカで重傷を負う。その場は何とか逃げ延びるが、最終的にバイラムには不要の存在として、ラディゲの手で止めを刺される結末となった。
- 魔獣ジューザ
- ジューザが変身した姿。ラディゲが変身したラディガン同様に怪物の姿をしている。
- 小説『ジェットマン』
- 老婆のミイラのような姿で、5000年周期で下半身を壁と一体化させて眠りにつき、彼女が眠りにつくとラディゲ・トラン・グレイが彼女の夢として作られることが示唆されている。神と呼べる存在であり、ジューザの最期は正確には死ではなく、人間の未来を認めて手を引いたと竜は語っている。
- また、要塞バイロックは彼女の一部で「子宮の抜け殻」と例えられている。
- 魔獣セミマル
- 第23・24話に登場。ジューザが身に宿し、忘れ形見として残していた卵から誕生し、ラディゲに育成された究極の破壊獣。ラディゲ曰く破壊の神。卵は大きく、イラガの繭のような模様をしており、幼体はイモムシのような姿で、成体は背中に翼が生えた悪魔のような外見をしている。人間の苦しみや悲しみを吸って成長し、「その力は一瞬にして大地を割り、天を焦がす」と恐れられる。手から出す念動波であらゆる物を破壊する。初陣であるジェットイカロス戦では評判通りの並外れた戦闘能力を発揮し、バードニックセイバーを叩き折ったうえ、ジェットイカロスの両腕を斬り、戦闘不能にまで追い込んだ。ジェットガルーダとの戦闘でも圧倒するが、ガルーダバーストでダメージを負ったために撤退。グレートイカロスとの戦いでも互角の勝負を展開するが、バードメーザーに敗れる。
次元獣 () /バイオ次元獣 ()- バイラムの怪人。次元虫に寄生された物体が怪物化したのが次元獣である。その証拠として体のどこかに次元虫がある。寄生された物体が小型の場合は一律に人間大の次元獣として発生するが、元々人間大より大きな物体が寄生された場合は巨大(元の物体と同等の大きさ)な次元獣として発生する[注釈 27]。また、人間大の次元獣も次元虫の能力もしくはメタルトランサーの操作により巨大化することが可能で、通常は一度倒されたあと巨大化再生する。次元虫ごと倒されたために巨大化できなかった次元獣や、戦略により倒されなくても巨大化した次元獣も存在する。名称は「◯◯ジゲン」。バイオ次元虫に寄生された物体は生物の特性も反映させたバイオ次元獣となる。名称は「◯◯+生物名」or「生物名+◯◯」。巨大化能力については次元獣と変わりない。
- 次元獣には人語を発し、個性的なキャラクターを持つ者も多かったが、バイオ次元獣にこのようなタイプは少なく、侵略兵器としての性格が色濃くなった。
- グリナム兵
- 種のような物体・グリナムの種から生まれるバイラムの戦闘兵。斧のような剣と指から撃つ弾丸を武器とする他、体を蔦状に変化させて相手を捕縛できる。知能はさほど高くないが、人語を話せる他、「強化のために次元虫を付けてもらいたい」と思うなど思考を有する者もいる。第28話では阿部渡が声をあてている。ドライヤージゲンとトランの間を行ったりきたりした一団など、個性的な面もある。一度だけ、女性の体型をしたグリナム兵が登場した。
- G2
- 第42話に登場。ベロニカ開発の過程でトランザが試験的に開発したテストロボット。ボディカラーは黄色。想定していたほどの結果が出なかったため、製造早々トランザに欠陥品扱いされ、グリナム兵の訓練用に供せられることになったが逃亡する。その後、地上に迷い出た際に機能停止しかけていた所をグレイに助けられたのをきっかけに彼を慕うが、当のグレイは一時の同情から助けたまでに過ぎず、以降は全く相手にされないでいた。
- 最後はジェットマンのファイヤーバズーカから身を挺してグレイを守るが、グレイからはその奮闘を気づかれることなく、誰にも看取らぬまま機能停止し爆発する。
- デザインモチーフはデッサン人形[23]。
その他の戦士達
裏次元ディメンシアの戦士
第23・24話に登場。バイラムに滅ぼされた裏次元ディメンシアの最後の戦士たち。3人でバードガルーダに乗って裏次元からやって来た。地球人よりも生命力が低いが、鳥人への変身能力を持っている。
- レイ
- 裏次元戦士のリーダー格で真面目な性格。当初から地球人との共闘を考えており、ジェットマンと協力してイカロスとガルーダを改造し、グレートイカロスへの合体を可能にするが彼自身はその姿を見ることなく、イカロスの救援に向かった際にラディゲに倒される。
- カンナ
- 裏次元戦士の紅一点でレイの恋人。地球で幸せになりたいと願っていたが、レイと同様にラディゲに倒される。
- ダン
- 裏次元戦士では最年少の弟分的存在で、彼だけは青い服を着ている。明るく軽い性格でアコにちょっかいを出す。また、他のみんながロボの改造にかかりっきりの時も仮病を使ってアコと2人っきりになり、デートに連れ出すなど子どもっぽい面も多い。レイとカンナがラディゲに殺されたうえにバードガルーダも奪われたため、変身してラディゲとの激闘の末ガルーダを奪還するがその際に重傷を負い、アコに見守られながら息を引き取った。
- 鳥人ダンのデザインは、雨宮慶太のラフスケッチを基に企画者104の河野成寛が担当した[24]。雨宮は頭部を羽毛で作ることを想定していたが、予算的に難しいため変更された[24]。
裏次元ベルセルクの戦士
第29話に登場する、バイラムに滅ぼされた裏次元ベルセルクのただ2人の生き残り。手にした物体を武器に変化させる能力を持つ。その能力を捨てた時に、1人の人の命を救うことができる。
- ルー
- ベルセルクの女戦士。バイラムに復讐するために地球にやって来た。ラディゲと互角に戦う実力を持つ。紆余曲折を経て復讐心と能力を捨て、負傷した竜を救う。
- デュラン
- ルーの幼馴染であり、恋人。ルーの暴走を止めるために地球にやって来た。ラディゲの罠にかかってバイオ次元獣ヨロイスネークにされるも、ジェットマンの活躍で元に戻り、能力を捨てたルーと共に地球を去る。
三魔神
第30 - 32話に登場。太古の昔より人間の天敵として生き続けてきた3体の怪物で、悪魔的な外見をしている。人類を助ける行動に出るが、それは人類が食糧であるためであり、最終的には捕食してしまう。永い眠りについていたが初めにムーが尖兵として復活し、その後ラモン達もラディゲの血を与えられたことで復活。ラディゲはラモンとゴーグを従わせようとしたが、バイラムは食糧である人間の敵であるため、拒絶されている。
- ムー
- 最下級の魔神で、両腕に付けた刃が武器。手首は再生可能。ラモンとゴーグを復活させようと戦士の血を求めて香をさらった。ジェットマンに追い詰められてラモン、ゴーグのもとへと敗走するが、ゴーグにより跡形もなく消されてしまう。
- ラモン
- ムーより後に復活した2体の魔神の片割れで、剣と牙状の刃が武器。体から触手を出して戦士の血や魔神の遺体を吸収できる。治癒能力で傷ついた人間を回復させた後、パイナップルに似た形状の人間果実に変え、口から出す管でエキスを吸うことを楽しみとする。ゴーグがジェットマンに敗れた際、その遺体を吸収してパワーアップしようとしたところをラディゲによってバイオ次元虫を寄生され、配下とされてしまう。
- 目はスーツアクターの目が直接出る形状となっている[25]。
- 合体ラモン
- 命令を拒絶され味噌を付けられてもなお、魔神の力に執着するラディゲによって誕生した形態。グレイの協力を得て回収したゴーグの遺体をバイロック内に運び、体内にバイオ次元虫を数匹忍ばせて元の位置に戻し、ラモンがその遺体を吸収しようとしたところをバイオ次元虫を寄生し合体、配下とした。牙や光球といった合体前の双方の武器のほか、両手からの光線を武器とする。折しもジェットマンは、内部トラブルで凱と香が離脱、さらに魔神の攻撃でマリアがリエに戻るも、ラディゲによって再びマリアになったため、ショックの竜はやる気を失い、空中分解状態だったが、凱の励ましで竜は元に戻り、ジェットマンの連続攻撃で巨大化するも、ハイパーハーケンのハイパーGアタックにより粉砕された。
- デザイン画では腹部から鳥のような脚が現れるギミックが存在した[25]。
- ゴーグ
- ラモンと同時に復活した魔神で、二又の槍を武器とする。自力で巨大化することが可能で、巨大戦ではジェットイカロスとジェットガルーダを相手に優位な戦いを見せたが、間一髪で完成したテトラボーイが加わって形勢逆転しテトラバスターで倒される。遺体は、ラモンとラディゲが争っている隙にグレイに持ち去られて、ラディゲにバイオ次元虫を仕掛けられる。
- 復活した際には「傷ついた戦士に用はない!」と言っていたが、それ以降はほとんどしゃべっていない。
- 目はラモンと同様にスーツアクターの目が直接出る形状となっている[25]。
ジェットマンの装備・戦力
共通装備
装備は全てメンバー共通であり、個人別の専用武器はない。手持ち武器は変身前でも使用可能。
- クロスチェンジャー[26][27]
- ジェットマンの5人が両腕に装備している変身用のブレス。右腕用のエンブレムフォーメーションと左腕用のコレスポンダーからなる。クロスチェンジャーの発声と共にエンブレムフォーメーションの真ん中を押すと、鳥の頭と翼が飛び出し、変身する。コレスポンダーは通信機であり、変身には用いられないが、ジェットマシンを合体させるために必要なマシンコントロールキー・バードロックを搭載している。
- バードニックスーツ[26][28]
- ジェットマンの体を守るバードニウム・ポリマー製の強化服[26]。バードニックウェーブを浴びた5人の身体を変身前から透明の皮膜状態で覆っていて、変身時に可視化すると同時にエンブレムフォーメーションからヘルメットが射出される[26]。ジェットマンに強靭な身体能力とジャンプ力、ジェットウィングを与える。
- 基本的にはクロスチェンジャーを起動して装着するが、ソウジキジゲン戦の凱とラディゲとの最終決戦に1人で臨んだ際の竜はクロスチェンジャーを使わずに装着した。
- ブラックコンドルとグレイの最後の一騎討ちでは、グレイの攻撃でブラックコンドルのヘルメットが破損して凱の顔が露出した。スーパー戦隊シリーズでは初のマスク割れであり、以降の作品でも行われるようになった。
- ジェットウィング[28]
- 基本装備。背面から上腕にかけて隠されている小さな翼。広げることで飛行することができる。
- バードブラスター[26][29]
- 基本装備のレーザー銃で鳥を模している。通常は右腰のホルスターに装備。空気中のイオンをプラズマ化した高エネルギービームを左右の銃口から発射[26]。一撃で1メートル四方の鉄の固まりを溶かす[29]。第38話でレーザートカゲのバイオ次元虫を捕獲する際には、中央部から冷凍ビームを発射した。
- ブリンガーソード[26][29]
- 基本装備の剣で鍔の部分は鳥の翼を模している。通常は鍔を折り畳み、刃を収縮した状態で左腰のホルスターに装備。ダイヤの7 - 8倍の硬度を持ち、熱にも強く軽量なバードナイト特殊鋼製[26]。刀身にプラズマエネルギーを発生させることで戦車をも切り裂く。レッドのもののみ柄が長くなっている[12]。
- 記憶が戻ったリエは、この武器を用いてラディゲの背中に傷を付け、その傷がジェットマンに勝利をもたらす要因となった。
- 第47話ではラディゲ人間態の助力を得たレッドホークがブリンガーソードに2人のエネルギーを込めて、トランザのバイオガンのエネルギーを押し返し、バイオガンの破壊に成功した。
- ウイングガントレッド[26][29]
- 基本装備のガントレット。重力制御装置によって、パンチ力を強化する。先端のGジェネレーター(重力発生装置)から最大150Gの衝撃波を発生させて敵をはね飛ばすことも可能[29]。先端部の左右の銃口からは重力波光線のウイングビーム[29]を放つ。
- 合体ラモンや隕石ベムとの戦いでは、レッドホークがウィングガントレットを放った後、ブラックコンドルとイエローオウルが同時にウイングガントレットを放ち、最後にホワイトスワンとブルースワローがウイングビームを放つ合同技を披露した[注釈 28]。
- ビークスマッシャー[26][29]
- 基本装備の光線銃。左右の銃口から物質の分子構造を破壊するフェザー光線とモーションチェイサー機能で反射しながら標的を追跡する光線を発射。「シューティング」と叫びながら放つこともある。第33話から登場。
- 設計者の相沢博士がアースシップ壊滅時に死亡したためにエネルギー回路が未完成のままだったが、粘着ゴキブリの粘着剤でジェットストライカーが動けなくなり、ファイヤーバズーカが使用できなくなった事態を打破すべく、小田切が開発を再開。相沢の遺児である美加の記憶に隠されていた設計図により完成した。
- 小田切も粘着ゴキブリや隕石ベムとの戦いで使用し、血のヒトデが竜から離れて香に襲い掛かろうとした際には、血のヒトデを撃ち落として倒している。
- ジェットハンドカノン[26][29]
- バードブラスターの後部にブリンガーソードをセットアップの合図で合体させたレーザー銃。ブラスターとソードに蓄えられたプラズマエネルギーを一気に放出し、半径10メートル以内の物を蒸発させる[26]。
- ジェットハンドカノンを「シュート」の合図で5人同時に発射する必殺技のバードボンバー[26][29]は5つの光線が一体化して球体状の大型エネルギー弾となり、命中した相手を巨大なエネルギー球に包んだ後、ガラスのように割れて、ダメージを与える。一度撃つと、30分間使用不能になるのが弱点。初使用となった次元虫(母虫)戦では、レッドホークに命令されることが気にいらないブラックコンドルが加わらなかったことから反撃を許してしまい、それによりブラックコンドルもバードボンバーに参加したことで、ようやく倒すことができた。この為、正式使用はジャグチジゲン戦からとなった。粘着ゴキブリ戦では、使用不能のファイヤーバズーカの代わりに、ウイングビームを加えて威力を強化するも通用しなかった。
- スマッシュボンバー[26][29]
- バードブラスターの後部に変形させたビークスマッシャーをビルドアップの掛け声と共に合体させたレーザーライフル。威力はジェットハンドカノンの3倍[26][29]。
- 5人が同時撃ちすれば、5つの光線が一体化して球体状のエネルギー弾となる。その威力はファイヤーバズーカに匹敵。第33話から使用。
個人技
- レッドホーク
- ブラックコンドル
- イエローオウル
- ホワイトスワン
- ブルースワロー
合同技
- コンドルオウルタワーリングアタック[26][28]
- ブラックコンドルとイエローオウルのコンビネーション技。イエローの肩を踏み台にしてブラックがブリンガーソードを決め、連続してイエローが岩石落としを決める。第14話でのカメラジゲン戦で使用。
- ダブルキック[26]
- ホワイトスワンとイエローオウルのコンビネーション技。空中で手を繋ぎ、同時にキックを放つ。ジャグチジゲン戦では、ホワイトスワンとブルースワローで放った。
- スワン・スワロークロー
- ホワイトスワンとブルースワローが敵に抱きつき顔面をひっかきまくる。
- ジェットマンの真の力[30]
- 最終話のラディゲとの最終決戦で使用。5人で空に舞い上がり、空中で巨大な火の鳥となって敵に突進する技をで[26]、ファイヤーバズーカをも破壊したラディゲにダメージを与えることができた。
メカニック
- ジェットストライカー
- レッドホーク専用の赤いバギー。水素を燃料としたハイドロプラズマエンジン搭載。ブースターにより、30メートルのジャンプが可能[31]。自動操縦機能も持つ。第6話から登場。
- 武器はロケットランチャー[31]とボディ先端の2門の機銃[31]。
- 第14話で小田切の指示を受けた竜の手で改造されたことで[注釈 29]、150万度のプラズマ弾を放つ必殺武器ファイヤーバズーカへの変形が可能となった。
- ファイヤーバズーカ
- ジェットストライカーが変形した必殺プラズマバズーカ砲。レッドホークの呼びかけで、変形したジェットストライカーを5人で抱え上げる。レッドホークの「ファイヤーバズーカ・スタンバイ」とレッドホーク以外の4人の「OK」の掛け声と共に、大気中から吸収したイオンと5人のエネルギーをバズーカ内に注入して、摂氏150万度のプラズマ光弾プラズマブレットを精製。レッドホークの「スコープ・ロック」の掛け声と共に標的を捕捉。レッドホークの「ファイヤーバズーカ」と全員の「ファイヤー」を合図に発射し、発射されたプラズマブレットは火の鳥の形状となる。5人揃わなくても発射は可能だが、威力は低下し、プラズマブレットも火の鳥の形状にはならない。発射時の反動も大きく、レッドホークが単独で使用した際は反動でレッドホークも吹き飛ばされてしまった。
- 第14話において、カメラジゲンと盾役のグレイに同時にダメージを与えるために投入。初使用時は仲間たちがカメラジゲンの手で写真に変えられていたことから、レッドホーク単独での発射となるが、グレイの右腕を吹き飛ばし、カメラジゲンにもダメージを与えることに成功した。第25話でのライトアルマジロとの1戦目ではブラックコンドル抜き、第31話での魔人戦ではブラックコンドルとホワイトスワン抜きで使用。第34話と第42話でのグレイ戦において、レッドホークを除いた4人で使用した際には、ブラックコンドルがレッドホークの役割を担当した。最終決戦では竜の手で改造され、射手を必要としないオートコントロール機能を与えられたが、パワーアップを果たしたラディゲの口からの破壊光線によって、あっけなく破壊された[ep 9]。
- ジェットスピーダー
- ブラックコンドルとブルースワローのオフロードバイク。各々のパーソナルカラーが用いられている。最高時速360km/h[32][31][33]。ジェットストライカー同様に自動操縦機能を搭載。第6話から登場。
- 武器はミサイルランチャー[32][31](劇中未使用)。
- ブルースワローはジェットバンサーの荷台に乗ることのほうが多く、ブラックコンドルも自分のバイクを使用することが多い為、使用頻度は高くない。第25話において、ブラックコンドルはジェットスピーダーの自動操縦機能を活かした奇襲攻撃でグレイを退けている。
- ベースはスズキ・TS200R。[要出典]
- ジェットバンサー
- イエローオウルとホワイトスワンの黄色のピックアップトラック。ハイパーガスタービンエンジン搭載。荷台にジェットスピーダーを搭載しての運搬も可能。最高時速400km/h[32][31][33]。運転はイエローオウルが担当。第2話から登場。
- 武器は車体上部と荷台に設置された三門のプラズマガトリング砲[31]。ライトは赤外線を発するスキャナーにもなる。プラズマガトリング砲の射手は主にアコが務めているが、竜が行うこともあった。最終決戦において、ラディゲとの戦いで窮地に陥った竜を間一髪救った。
- ベース車はトヨタ・ハイラックス。[要出典]
ジェットマシン
ジェットマン各戦士の特性が反映された5機の特殊戦闘機で鳥の頭部を持つ。外装はバードナイト特殊鋼製。動力として第10番惑星を構成する反物質を利用した対消滅エンジンを搭載している[34]。
各ジェットマシンにはローマ数字で「I」から「V」までの数字がナンバリングされており、ジェットマシンには変身しなくても搭乗することが可能。生身でジェットマシンに搭乗する際、ジェットマンはフライトスーツとヘルメットを着用する[注釈 30]。
- ジェットホーク
- ジェットマシン1号機。レッドホークが搭乗する赤い鷹型戦闘機。ジェットマシンでは最も各スペックのバランスがとれている[35]。
- 武器は垂直尾翼基部に備えている二門の光弾砲プラズマホークカノン[32][35][34]。
- ジェットイカロスでは頭を含めた上半身、イカロスハーケンでは先頭部になる。
- 第1話では小田切が操縦し、竜を連れて壊滅するアース・シップより脱出している。第40話ではJ1が操縦した。
- ジェットコンドル
- ジェットマシン2号機。ブラックコンドルが搭乗する黒い禿鷹型戦闘機。ジェットマシンでは最高のスピードを誇る。
- 武器は両翼に三門ずつ備えている光弾機銃コンドルバルカン[32][35][34]。機首には重力波発生装置を内蔵[35]。体当たり技のマッハタックルは第4話の訓練時に使用。ジェットホークの合同技はプラズマホークカノンと同時発射するダブルジェットビーム[35]。
- ジェットイカロスの右足、イカロスハーケンでは中心部右側、グレートイカロスでは左腿になる。
- ジェットオウル、ジェットスワン、ジェットスワローと共に第4話から正式登場。
- 第40話ではJ2が操縦した。
- ジェットオウル
- ジェットマシン3号機。イエローオウルが搭乗する黄色い梟型VTOL戦闘機。高出力の機体。
- ジェットイカロス、グレートイカロスの右腕、イカロスハーケンでは右翼部になる。
- 武器は翼の内側に一門ずつ装備されている光弾機銃のオウルスマッシャー[34]。機体下部にはマジックハンド[32][34]を装備。マジックハンドは100トンの物体を持ち上げることが可能で、それを活かして、岩を落下させる、岩石落とし[35]を繰り出す。オウルスマッシャーは劇中未使用。
- 第40話ではJ4が操縦した。
- ジェットスワン
- ジェットマシン4号機。ホワイトスワンが搭乗する白鳥型戦闘機。索敵能力に優れる[35]。
- 武器は頭部の側面に一門ずつ装備されている光弾機銃のスワニーパルサー[32][35][34]。武器以外では高性能レーダーを装備。
- ジェットイカロスの左足、イカロスハーケンでは中心部左側、グレートイカロスでは右腿になる。
- 第40話ではJ5が操縦した。
- ジェットスワロー
- ジェットマシン5号機。ブルースワローが搭乗する青い燕型戦闘機。運動性能に優れる[35]。
- 武器は光弾機銃のスワローシャワー(未使用)と翼を分離して飛ばすウィングカッター[32][35][34]。
- ジェットイカロス、グレートイカロスの左腕、イカロスハーケンでは左翼部になる。また、ウィングシールドも形成。
- 第40話ではJ3が操縦した。
巨大戦闘機
- イカロスハーケン
- 第5話から登場。5機のジェットマシンが「合体・ジェットスクラム」のコールで合体した巨大重爆撃戦闘機形態。ジェットホーク後部に他の4機が接続される形で合体。
- 必殺技は対消滅プラズマを燃えあがらせ、マッハ15で火の鳥となって敵に体当たりするジェットフェニックス[35][36]。
- この形態からジェットイカロスに変形することや[ep 20]、逆にジェットイカロスの状態からイカロスハーケンに変形することも可能[ep 9][注釈 31]。
- バードガルーダ
- 第23話から登場。黒と白の鳥型巨大戦闘機。異空間を航行することもできる。バイラムに対するレジスタンス活動を行っていた裏次元世界ディメンシアの戦士達が建造したもので、後にジェットマンに託された。当初は3人乗りだったが、5人乗りに改造された。
- 武器は機体下部に装備された二門ミサイルのガルドバルカン[35][36]、口から放つ冷凍光線のダイヤブリザード[32][35][36][注釈 32]。翼の超振動ブレード攻撃のウイングスラッシャー[35]もあるが、劇中未使用。
- ハイパーハーケン
- 第32・34話に登場。イカロスハーケンとバードガルーダが合体!ハーケンスクラムのコールで合体した超巨大戦闘機[注釈 33]。この形態からグレートイカロスに変形することや、グレートイカロスの状態から本形態に変形することも可能。
- ボディ下部2門の砲身から強力破壊ビームハイパーバスター[35][36]を発射。
- 必殺技は亜光速で飛行しながら、光に包まれた状態で体当たりするハイパー・G・アタック[35][36]。
- 第34話では、テトラボーイからの発信信号を手がかりに次元を飛び越える能力を発揮し、バイロックへの潜入を果たした。
巨大ロボ
- ジェットイカロス
- 第6話から登場。5機のジェットマシンが「合体・スクラムウイング」のコールで合体した巨大ロボ。装甲はバードニウム合金製。胸部にはジェットマンのエンブレムが刻まれている。マッハ2で飛行することも可能。合体のみならオートコントロールでも可能だが[注釈 34]、その場合は本来の強さが発揮できない。第43話では小田切の体内に寄生したヒルドリルを退治すべく、ミクロ化を行った[注釈 35]。最終回でグレートイカロスから分離した際はジェットガルーダを操縦する竜を除いた4人と小田切が操縦し、竜が座る位置に凱が座り、凱が座る位置に小田切が座っていた[ep 9]。
- 多彩な武器を装備しており、刀身に対消滅プラズマを放出して敵を切り裂く剣のバードニックセイバー[32][35][36]、厚さ5mの鋼鉄板を切り裂く2本の投げ短剣ジェットダガー[32][35][36]、薙刀のジェットランサー[32][35][36]、ジェットランサーとジェットダガーを合体させたトライランサー[35]、20m四方の鋼鉄の固まりを切断する斧のイカロスアックス[32][35][36]、戦車を一撃でたたきつぶすハンマーのイカロスマグナ[32][35][36]、電流も流せる巨大鎖分銅のイカロスクラッシャー[32][35][36]、ジェットスワローの主翼が変形した盾のウイングシールド[35][36]、マッハ2の速度で放つロケットパンチのショットパンチャー[32][35][36][注釈 36]を使用。この他、ジェットオウルの両翼ならびにオウルスマッシャーを変形させた二連ビームガン・ウイングレーザーを持つが、劇中では未使用。第6話の凱のセリフを聞く限り、ミサイルも装備しているはずだが使用例はない。
- 必殺技はバードニックセイバーの刀身を発光させた状態で滑空しながら左から右に横一線に切り裂くというもので特に技名はない。第51話では滑空・横一線せず、ラゲムの背中の傷をそのまま貫いた。第20話ではイカロスクラッシャーでソウジキジゲンに止めを刺している。
- 小田切いわく「地上最強のロボット」であり、次元獣相手には苦戦することは少なかったが、バイオ次元獣を初めとした次元獣以外の相手には苦戦を強いられることが多く、腕(主にジェットスワロー合体部)を通算で5回も切り落とされたり、攻撃を受けただけで操縦者の変身が解除したり[ep 31]、バードニックセイバーが折れる、溶けるといった描写が何度も見られた[ep 32]。また、バイオ次元獣を単体で倒したことはなく、ネオジェットマンが操縦した際は実戦経験が乏しいこともあり、隕石ベムに対して全く太刀打ち出来なかった。最終回では左腕を落とされた状態でバードニックセイバーを使用し、ラゲムにとどめの一撃を放った。
- ジェットガルーダ
- 第23話から登場。バードガルーダが「変形・ジェットガルーダ」のコールで変形した巨大ロボ。装甲は特殊元素ガルドニウム製。人間的な頭部を持たない特異なデザインで、インド神話の「ガルダ」をモチーフにしている。設定上はジェットイカロスよりかなり大きいが、作中では同等の大きさとして扱われている。ジェットマン以外では元の持ち主であるディメンシアの戦士たち[ep 33]、彼らを殺害して強奪したラディゲ[ep 20]と地球以外の次元の出身者たちが操縦し、ジェットマンの2号ロボになってからは小田切が単独で操縦したこともある[ep 15][ep 9]。
- 装備・技は稲妻状の破壊光線ガルドビーム[35]、右足で繰り出す飛び蹴りのブーストキッカー[35]、全エネルギーを放出することで胸から放つ熱線ビームのガルーダバースト[35][36]。目の部分には透視システムのガルドサーチャー[35][36]を備えている。
- 必殺技は両腕のカギ爪にエネルギーを集めて発光させ、空中から敵を×字に切り裂くガルーダクロー[32][35][36]。
- 最終決戦では、小田切が操縦して参戦。グレートイカロスの合体解除後は、竜が単独で操縦して、ラゲムの鎧となったバイロックを破壊し、ラゲムを拘束。ジェットイカロスのバードニックセイバーで共に貫かれ、ラゲムもろとも爆散[注釈 37]して、残骸となった[ep 9]。
- グレートイカロス
- 第24話から登場。ジェットイカロスとジェットガルーダが「合体・グレートスクラム」のコールで合体した巨大ロボ。2大ロボが右腕を交差させた後、ジェットイカロスの後ろにジェットガルーダが立ち、2体とも分離。ジェットガルーダの胴体部内にジェットイカロスの胴体、ジェットガルーダの両手足内にジェットイカロスの両手足が合体し、ヘッドギアを被る。「完成・グレートイカロス」の発声を行う。セミマルに対抗すべく、ジェットマンとディメンシアチームが共同改造を行い、合体可能となった。
- 頭部からはグレートビーム[35][36]、胸の円形部からはブレードビーム(未使用)を発射。
- 必殺技は胸のエンブレムから発する超高温・超高圧光線バードメーザー[32][35][36]。ベロニカ戦とラゲム戦で通用しなかった際には、直撃したメーザーのエンブレムの形が崩れるという形で表現された[ep 34]。
- 第31話でのイエローのセリフによるとブラックとホワイトがいないため、合体できないとされていたが、第27話と第48話ではホワイトやレッドを欠いた4人で合体を果たしていることから、グレートスクラムには最低ジェットマン4人の搭乗することが必要だと推定される。初合体時はガルーダを操縦していたダンは合体完了後、ブルーに連れられて、ブルーと一緒の操縦席に座っていたが、最終回でガルーダを操縦していた小田切が搭乗した際は後部の固定式の座席に座っていた。
- テトラボーイ
- 第31話から登場。ジェットイカロスとジェットガルーダのサポート用に開発された青い3号ロボ。ニューロコンピュータ内蔵の自動操縦ロボで、素早い動きによる攪乱戦法を得意とする。
- 「テトラフォーメーション」や「変形・テトラバスター」のコールでバズーカ砲のテトラバスター[32]に変形。ジェットイカロスやジェットガルーダの武器となり、超強力プラズマタキオンビームを上下左右の砲口から発射。グレートイカロスとの合体技として、テトラボーイをバードメーザーに取り込んで放つ戦法があり、この技でベロニカを破った[ep 35]。
- 第34話では竜がバイロックに侵入するためのトロイの木馬とし、第39話では凱がグレイとルーレット勝負をした際には、気づかれない程度にカジノバーを傾けることで、凱に勝利をもたらしたり、戦闘以外でも活躍している。
- 最終回では自身のパンチでラゲムの弱点を発見するも、拘束された状態で両腕を切断されて機能停止してしまう。
- 玩具ではグレートイカロスにも装着可能で、オリジナルギミックとして付属のグリップをテトラバスターに付けることで人の手で持てる、なりきり玩具の面を持っていた。
スペック
名称 | 全長 | 重量 | スピード | |
---|---|---|---|---|
ジェットストライカー | 120kg[31] | 500km/h[32][31][33] | ||
ジェットホーク | 29m[32][35] | 15t[32][35] | マッハ7[32][35][34] | |
ジェットコンドル | 35.2m[32][35] | 20t[32][35] | マッハ10[32][35][34] | |
ジェットオウル | 24.9m[32][35] | 21t[32][35] | マッハ2[32][35][34] | |
ジェットスワン | 35.2m[32][35] | 24t[32][35] | マッハ4[32][35][34] | |
ジェットスワロー | 24.9m[32][35] | 14t[32][35] | マッハ8.5[32][35][34] | |
イカロスハーケン | 43.3m[32][35][36] | 94t[32][35][36] | マッハ12[32][35][注釈 38] | |
バードガルーダ | 54m[32][35][36] | 105t[32][35][36] | マッハ20[32][35][36] | |
ハイパーハーケン | 88.6m[32][35][36] | 199t[32][35][36] | 亜光速[32](光速に近い[35][36]) | |
名称 | 全高 | 重量 | スピード | 出力 |
ジェットイカロス | 52.8m[32][35][36] | 94t[32][35][36] | マッハ1[35] | 260万馬力[32] |
ジェットガルーダ | 60.8m[35][36][注釈 39] | 105t[32][35][36] | マッハ6[35][注釈 40] | 300万馬力 |
グレートイカロス | 77.5m[32][35][36] | 199t[32][35][36] | マッハ2.5[32][35] | 800万馬力 |
テトラボーイ | 40m[32][35][36] | 32t[32][35][36] | マッハ0.8[35] |
基地・施設
- スカイキャンプ
- スカイフォースの施設で鳥人戦隊の基地。内部には、司令室やトレーニングジム、ジェットマシン各機を収容している格納庫などがあり、中盤以降は最上部の司令室上に、バードガルーダがまさに鳥のように止まっている。基地内は外観よりも広く、ロボ状態の3大ロボを立たせた状態で整備することも可能。秘密基地との設定だが、街中にあって特に偽装などは施されていない。また、コンピューターによる管理が徹底しているためか、ジェットマンの5人と小田切以外の常駐メンバーが登場していない。第41話において、バイオ次元獣隕石ベムに潜入された。
- アース・シップ
- 第1話に登場。地球の衛星軌道上に浮かび、常に監視している地球防衛軍スカイフォースの中枢を成す宇宙ステーションで、内部には各研究施設が設備されており、J・プロジェクトや兵器開発などの研究が進められていたが、バイラムの攻撃によって破壊され、地上にバードニックウェーブが降り注ぐことになった。
バイラムの戦力
- バイロック
- 裏次元に存在するバイラムの要塞。次元転移装置を装備しており、これによって表次元と裏次元を自在に航行可能。内部には重力などの物理法則が一切無視された空間が広がっており、1度だけジェットマンが内部に潜入したことがある。最終回ではラディゲが表次元に召喚し、巨大怪獣ラゲムの鎧として装着した。
次元虫 ()- ジェットマンに倒された母虫が残した卵から孵化したもので、大きさは人の掌よりやや大きい程度。様々な物体に寄生して次元獣と呼ばれる怪物を発生させるほか、状況に応じて次元獣を巨大化させる能力も持つ。死ぬと跡形もなく消滅する。
- 魔神ロボ ベロニカ
-
- 全高:92m / 重量:500t
- 第44話・第45話に登場。トランザが対グレートイカロス用に開発した生体メカにして巨大ロボ。テストロボットのG2を経て、完成し、巨大なモノリス状の物体から出現した。ロボットには珍しく相撲のような褌がついている。操縦席には全員が搭乗するが、主操縦はトランザが担当。内部に拘束した人間から吸収した生体エネルギーで動き、武器は斧の付いた形状の剣とシールドに加え、腹部から放つアンカーや光の翼も搭載。ジェットマンとは三度に渡って交戦。1戦目ではラディゲが操縦に割り込んだことで生じた隙を突かれ、バードニックセイバーによる反撃を受けてコクピットを破損して撤退。2戦目ではバードメーザーをシールドで受け止め、アンカーでグレートイカロスの腹部を貫き、そこから侵入したトランザの手で雷太、香、アコの3人を捕虜にすることにも成功。3戦目では捕虜たちに加え、ラディゲも生体エネルギーとするが、ラディゲに逆にエネルギーを吸収されて出力が低下し、生体エネルギー要員もジェットマンに全員救出されてしまう。最終的にはバードメーザーをテトラボーイと共に撃ち込む合体技を受けて爆発四散した。
- デザインは雨宮慶太が担当[38]。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- 天堂竜 / レッドホーク(声):田中弘太郎
- 鹿鳴館香 / ホワイトスワン(声):岸田里佳
- 大石雷太 / イエローオウル(声):成瀬富久
- 早坂アコ / ブルースワロー(声):内田さゆり
- 結城凱 / ブラックコンドル(声):若松俊秀
- 小田切綾:三輝みきこ
- じいや:早川雄三
- 裏次元伯爵ラディゲ / 凶獣ラディガン(声):舘大介
- マリア / 藍リエ:丸山真穂
- グレイ(声兼スーツアクター):日下秀昭(第1 - 50話)
- トラン:久我未来(第1 - 36話)
- トランザ:広瀬匠(第36 - 47話)
- ナレーション:垂木勉
主なゲスト出演者
- 長官:松本朝生(第1話)
- 体育教師:稲山玄(第2話)
- 婦警:細井正美(第3話)
- 北大路総一郎:水橋智(第4話)
- 神父:児玉頼信(第4話)
- 中年の男:喜多川務(第6話)
- 竜のおばあちゃん:村田知栄子(第7話)
- 相原江美子:野田よしこ(第7話)
- 龍見恭太郎:てらそま昌紀(第8話)
- サツキ:華井すずみ(第9・51話)
- 龍田:入沢宏彰(第10話)
- バスの乗客:吉田真弓(第12話)
- テニス少女:成田有里恵(第14話)
- キョウコ:塩原薫(第15話)
- 間吹静子(オカリナ吹きの少女):湯原弘美(第16話)
- 間吹周一郎(画家):内山森彦(第16話)
- 早紀:古川りか(第17・18話)
- 医師:茂木和範(第18話)
- お手伝い:松本じゅん(第18話)
- 少女時代の香:小出由華(第19話)
- 女占い師・リリカ:荒木ひとみ(第19話)
- ミチル:青木秋美(第20話)
- 少女時代のアコ:大藤晶子(第21話)
- 井口:ドン貫太郎(第21話)
- ディメンシア人レイ:石渡譲二(第23・24話)
- ディメンシア人カンナ:前田賀奈子(第23・24話)
- ディメンシア人ダン:藤原秀樹(第23・24話)
- 泰元上人:石橋雅史(第27話)
- 老婆:花原照子(第27話)
- 少女:田原加奈子(第27話)
- お婆ちゃん:戸川暁子(第28話)
- ベルセルク人ルー:高木あゆみ(第29話)
- ベルセルク人デュラン:菊池優介(第29話)
- ベルセルク人長老:岩城力也(第29話)
- 剣士:岡本美登(第30話)
- 男2:久野明孝(第30話)
- 相沢博士:伴直弥(第33話)
- 相沢美加:塙紀子(第33話)
- 隊長:森富士夫(第33話)
- 牧村恵理: 永松佳奈(第35話)
- 恵理のお母さん:寺内よりえ(第35話)
- 柳:浜田治貴(第38話)
- 谷口教授:村上幹夫(第38話)
- 一条総司令:手塚秀彰(第40・41話)
- J1 / ネオジェットマン1:望月祐多(第40・41話)
- J2 / ネオジェットマン2:笠原竜司(第40・41話)
- J3 / ネオジェットマン3:渡辺実(第40・41話)
- J4 / ネオジェットマン4:宮崎剛(第40・41話)
- J5 / ネオジェットマン5:長門美由樹(第40・41話)
- 香の父:桝田徳寿(第43話)
- 香の母:五十嵐五十鈴(第43話)
- 少年時代の雷太:田嶋秀任(第46話)
- 警備員:山崎之也(第48話)
- アコのマネージャー:東条将兵(第51話)
- ひったくり犯:大藤直樹(第51話)
- 神父:新堀和男(第51話)
スーツアクター
- レッドホーク - 新堀和男[39]、前田浩[40]
- ホワイトスワン[41] - 蜂須賀祐一
- イエローオウル[2][14] - 石垣広文
- ブルースワロー[42] - 蜂須賀昭二
- ブラックコンドル[43] - 大藤直樹
- グレイ[44] - 日下秀昭
- テトラボーイ[45]、ジェットガルーダ[45]、グリナム兵[46] - 竹内康博
- 次元獣、バイオ次元獣、グリナム兵 - 宮崎剛[46]
- グリナム兵[47] - 中川素州、福沢博文、林潔
スタッフ
メイン監督には前作まで4年連続担当の長石多可男に代わり、キャラクターデザイナーでもある映画監督・雨宮慶太を起用。また矢島信男に代わり、『ファイブマン』から特撮監督に就いた佛田洋や、当時チーフ助監督として参加し、本作品の終盤にて非公式ながら監督を代行した渡辺勝也などと合わせ世代交代が図られた。第30話からは後に平成仮面ライダーシリーズを多く手掛けることとなる白倉伸一郎がプロデューサー補として参加。
世代交代は脚本面にもおよんでおり、メインライターは前作まで9年連続担当の曽田博久に代わり、若手の実力派として台頭してきた井上敏樹が起用されている。井上をメインライターに起用するにあたって、当初テレビ朝日側のプロデューサーから「態度のでかさ」を理由に反対意見が出ており、これを心配した鈴木プロデューサーが「酒を飲んで話せば彼も悪い人間じゃない」と「井上君を囲む会」を開いたという逸話が残されている[48]。この他荒川稔久や荒木憲一をはじめとするサブライター陣にも、当時若手の脚本家が多数起用された。荒川はシリーズ初参加であったが、井上から変化球を書くよう求められ「戦隊らしさ」を気にする必要がなく書きやすかったと述べている[49]。
このように若手スタッフの起用が目立つ一方で、これまでシリーズに携わってきたスタッフも一部は前作より続投しており、監督の東條昭平、蓑輪雅夫、脚本(サブライター)の藤井邦夫、撮影技師のいのくままさおなどは引き続き本作品を支えることとなった。さらにこれまで長くシリーズを離れていた金田治がパイロット作品にアクションコーディネーターとして携わった他、野口竜もキャラクターデザイナーとして10年ぶりに復帰し次元獣をはじめとする個性豊かな敵デザインを手掛けるなど、バラエティに富んだスタッフ編成となっている。
劇中音楽は外山和彦 (KAZZ TOYAMA) が担当。後に第28話に理髪師役でゲスト出演も果たしている。
- プロデューサー:宇都宮恭三、梶淳(テレビ朝日)・鈴木武幸(東映)
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん、テレビランド
- 脚本:井上敏樹、荒木憲一、川崎ヒロユキ、荒川稔久、藤井邦夫、渡辺麻実、八渡直樹、増田貴彦
- 音楽:KAZZ TOYAMA(第4話までは外山和彦名義)
- アクション監督:竹田道弘(ジャパン・アクション・クラブ)
- 監督:雨宮慶太、新井清、東條昭平、坂本太郎、蓑輪雅夫
- 撮影:いのくままさお
- 照明:中川勇雄、斎藤久
- 美術:山下宏
- キャラクターデザイン:野口竜、河野成浩[50]、雨宮慶太[注釈 41]
- 造型:前沢範
- イラスト:上遠野恵介(第1, 2話)、竹本のぼる(第10話)
- 録音:石川孝
- 編集:山口一喜、伊吹勝雄
- 記録:栗原節子、國米美子、高山秀子、吉田由香、岡重佳子
- 選曲:宮葉勝行
- 効果:大泉音映
- アクションコーディネーター:金田治(第1, 2話のみ)
- 計測:黒須健雄
- プロデューサー補:白倉伸一郎(第30話より)
- 助監督:渡辺勝也、竹本昇
- 操演:船越幹雄
- 美粧:サン・メイク
- 衣裳:東京衣裳
- 装飾:装美社
- 装置:東映美術センター、紀和美建
- 進行主任:奈良場稔、室橋忠、後藤田伸幸
- 制作デスク:岩永恭一郎
- 制作担当:藤田佳紀
- 企画協力:企画者104
- 資料:河野成浩
- 造型製作:レインボー造型企画
- 視覚効果:映画工房
- 現像:東映化学
- カースタント:タケシレーシング
- 車輌協力:MAZDA
- オートバイ協力:スズキ株式会社
- ビデオ合成:東通ecgシステム(前岡良徹、鈴木康夫、佐藤祐宏、大野英樹)
- 撮影協力:後楽園ゆうえんち、那須高原・りんどう湖ファミリー牧場、パルテノン多摩
- (株)特撮研究所
- 特撮監督:佛田洋
- 制作:テレビ朝日・東映・東映エージエンシー
音楽
主題歌
「鳥人戦隊ジェットマン」 | ||||
---|---|---|---|---|
影山ヒロノブ の シングル | ||||
B面 | こころはタマゴ | |||
リリース | ||||
録音 |
1991年![]() | |||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | 日本コロムビア | |||
作詞・作曲 |
荒木とよひさ つのごうじ | |||
ゴールドディスク | ||||
第7回日本ゴールドディスク大賞アルバム賞学芸部門 | ||||
影山ヒロノブ シングル 年表 | ||||
| ||||
『超電子バイオマン』以降、主題歌作曲には歌謡曲畑の作曲家が起用されていたが、本作品ではおもにアニメ・子ども向け番組で活躍していたシンガーソングライターのつのごうじを起用。特にオープニングテーマでは王道ヒーローソングへの回帰を見せることとなった。
主題歌を歌う影山は、『電撃戦隊チェンジマン』(KAGE名義)、『光戦隊マスクマン』に次いでシリーズ3度目の主題歌歌唱。なお、この他本作品では挿入歌を4曲担当している。
- オープニングテーマ「鳥人戦隊ジェットマン」
- 作詞:荒木とよひさ / 作曲・編曲:つのごうじ / 歌:影山ヒロノブ
- 予告ではインストゥルメンタル版が使用された。番宣CMではアレンジ版のBGMが使用されている。また、後楽園ゆうえんちヒーローショーのCMでもインストゥルメンタル版が使用されている。
- 主題歌候補として同曲の他に「時を駆けて」(のちに挿入歌として使用)が挙げられていた[51]。東映とテレビ朝日は「時を駆けて」を支持する中、つのと影山、日本コロムビアディレクターの木村裕史は「鳥人戦隊ジェットマン」を推して同曲のレコーディングを強行、プレゼンの結果最終的に同曲が採用されることとなったという逸話がある[51]。
- サバン・エンターテイメントの会長ハイム・サバンは、歌詞の中でヒーローの名を何度も連呼する発想を絶賛しており[52]、同社が制作した『パワーレンジャー』の主題歌もタイトル名を連呼するものとなっている[3][注釈 42]。
- エンディングテーマ「こころはタマゴ」
- 作詞:荒木とよひさ / 作曲:つのごうじ / 編曲:山本健司 / 歌:影山ヒロノブ
- カノンコードが使用されたバラード曲であり、スーパー戦隊シリーズでは『バトルフィーバーJ』の「勇者が行く」以来となる戦隊名が入らないエンディングテーマとなっている。
- 最終回では1番フルコーラス+2番ハーフ(サビ部分)という構成で使われた。
- 2009年3月6日発売の『「ハヤテのごとく!」キャラクターカバーCD 〜選曲:畑健二郎〜』で、西沢歩役の高橋美佳子にカバーされた。
挿入歌
- 「時を駆けて」(第14・16話)
- 作詞:荒木とよひさ / 作曲:つのごうじ / 編曲:山本健司 / 歌:影山ヒロノブ
- 主題歌候補として制作された楽曲[51]。新番組予告及び第18・21・25・37話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「炎のコンドル」(第20話)
- 作詞:井上敏樹、そのべかずのり / 作曲:松澤浩明 / 編曲:石田勝範 / 歌:結城凱(若松俊秀)
- 「ゲームじゃないんだぜ」(第19話)
- 作詞:そのべかずのり / 作曲:柴矢俊彦 / 編曲:KAZZ TOYAMA / 歌:影山ヒロノブ
- 第38話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「大空の誓い」
- 作詞:安藤芳彦 / 作曲:つのごうじ / 編曲:KAZZ TOYAMA / 歌:森の木児童合唱団
- 第13話では本曲のメロディが、カメラジゲンの被害者になるモデルの撮影シーンで流れている。
- 「鳥になろうよ」
- 作詞:八手三郎 / 作曲:柴矢俊彦 / 編曲:石田勝範 / 歌:副島俊直、SHINES
- 「悲しきグリナム兵」(第28話)
- 作詞:そのべかずのり / 作曲・編曲・歌:KAZZ TOYAMA
- インストゥルメンタル版と併用して使用された。
- 「青空で会いましょう」
- 作詞:安藤芳彦 / 作曲:小杉保夫 / 編曲:KAZZ TOYAMA / 歌:斉藤小百合
- 「ジェットイカロス 無敵ロボ!」(第12話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:小杉保夫 / 編曲:石田勝範 / 歌:影山ヒロノブ
- 第16話及び最終話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「ジェットガルーダ鳥のロボ」(第36・43話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:KAZZ TOYAMA / 歌:影山ヒロノブ
- 「陽気なアコちゃん」(第10話)
- 作詞:荒川稔久 / 作曲・編曲:若松俊秀 / 歌:早坂アコ(内田さゆり)、鹿鳴館香(岸田里佳)
- 「Bye Bye バレンタイン」(第6話)
- 作詞:鮎川めぐみ / 作曲:金田一郎 / 編曲:金田一郎 / 歌:PINK SAPPHIRE
- 「ファラオのように」(第7話)
- 作詞:デーモン小暮 / 作曲:エース清水 / 編曲:聖飢魔II、松崎雄一 / 歌:聖飢魔II
- 「愛の魔力」(最終話)
- 作詞:白峰美津子 / 作曲:上田知華 / 編曲:新川博 / 歌:Lip's
CD
- 鳥人戦隊ジェットマン 音楽集 (COCC-7464)
- 鳥人戦隊ジェットマン 音楽集II (COCC-7892)
- 鳥人戦隊ジェットマン 音楽集III (COCC-10045)
- このうち、音楽集Iのみ2007年に「ANIMEX 1200」シリーズとして復刻。
- 鳥人戦隊ジェットマン ヒット曲集」(COCC-7588)
- 1991年度ゴールドディスク大賞アルバム大賞学芸部門受賞。
- 鳥人戦隊ジェットマン スーパーアクションサウンド (COCC-9068)
- 2部構成からなる番外編となるドラマアルバム。同アルバムオリジナルのバイオ次元獣ギロチンコウモリ(声:西尾徳)が、テレビシリーズ前半に登場する主な次元獣を率いてジェットマンと交戦する。3号ロボ・テトラボーイも登場する。
- 鳥人戦隊ジェットマン コンプリートソングコレクション (COCC-14062)
- 日本コロムビアのあ〜る盤として復刻 (COR-14062)
- 鳥人戦隊ジェットマン ミュージックコレクション (COCC-13978 - 13979)
- 音楽集I - IIIのハイライト版だが、収録時間の都合上、音楽集IIIに収録されていた「ジェットガルーダ鳥のロボ」のインストゥルメンタル版など、一部の楽曲が未収録となっている。
放送日程
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | アクションコーディネーター | アクション監督 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1991年 | 2月15日1 | 戦士を探せ |
|
井上敏樹 | 金田治 | 竹田道弘 | 雨宮慶太 |
2月22日 | 2 | 第三の戦士 |
| ||||
3月 | 1日3 | 五つの力! |
|
新井清 | |||
3月 | 8日4 | 戦う花嫁 |
| ||||
3月15日 | 5 | 俺に惚れろ | 東條昭平 | ||||
3月22日 | 6 | 怒れロボ! |
| ||||
3月29日 | 7 | 竜の結婚!? | 坂本太郎 | ||||
4月 | 5日8 | 笑うダイヤ |
|
荒木憲一 | |||
4月12日 | 9 | 泥んこの恋 | 川崎ヒロユキ | 蓑輪雅夫 | |||
4月19日 | 10 | カップめん | 荒川稔久 | ||||
4月26日 | 11 | 危険な遊び | 藤井邦夫 | 東條昭平 | |||
5月 | 3日12 | 地獄行バス |
|
井上敏樹 | |||
5月10日 | 13 | 愛の迷路 |
|
蓑輪雅夫 | |||
5月17日 | 14 | 愛の | |||||
5月24日 | 15 | 高校生戦士 | 渡辺麻実 | 新井清 | |||
5月31日 | 16 | 紙々の叛乱 |
|
荒木憲一 | |||
6月 | 7日17 | 復活の女帝 |
|
井上敏樹 | 坂本太郎 | ||
6月14日 | 18 | 凱、死す! |
| ||||
6月21日 | 19 | 見えます! | 荒川稔久 | 雨宮慶太 | |||
6月28日 | 20 | 結婚掃除機 | 荒木憲一 | ||||
7月 | 5日21 | 歩くゴミ | 東條昭平 | ||||
7月12日 | 22 | 爆発する恋 |
|
井上敏樹 | |||
7月19日 | 23 | 新戦隊登場 | 雨宮慶太 | ||||
7月26日 | 24 | 出撃 | |||||
8月 | 2日25 | 笑う影人間 |
|
荒木憲一 | 蓑輪雅夫 | ||
8月 | 9日26 | 僕は原始人 |
|
荒川稔久 | |||
8月16日 | 27 | 魔界大脱出 |
|
荒木憲一 | 東條昭平 | ||
8月23日 | 28 | 元祖次元獣 |
|
荒川稔久 | |||
8月30日 | 29 | 最後の戦い |
|
渡辺麻実 八渡直樹 | |||
9月 | 6日30 | 三魔神起つ | 井上敏樹 | 蓑輪雅夫 | |||
9月13日 | 31 | 戦隊解散! |
| ||||
9月20日 | 32 | 翼よ! 再び | 雨宮慶太 | ||||
9月27日 | 33 | ゴキブリだ |
|
荒木憲一 | |||
10月 | 4日34 | 裏切りの竜 |
|
荒川稔久 | 東條昭平 | ||
10月11日 | 35 | 鳩がくれた戦う勇気 |
|
荒木憲一 | |||
10月18日 | 36 | 歩く食欲! アリ人間 |
|
井上敏樹 | 雨宮慶太 | ||
10月25日 | 37 | 誕生! 帝王トランザ |
| ||||
11月 | 1日38 | いきなりハンマー! |
|
増田貴彦 | 蓑輪雅夫 | ||
11月 | 8日39 | 廻せ命のルーレット |
|
荒川稔久 | |||
11月15日 | 40 | 命令! 戦隊交代せよ |
|
荒木憲一 | 東條昭平 | ||
11月22日 | 41 | 変身不能! 基地壊滅 | |||||
11月29日 | 42 | おれの胸で眠れ! |
|
井上敏樹 | 蓑輪雅夫 | ||
12月 | 6日43 | 長官の体に潜入せよ |
| ||||
12月13日 | 44 | 魔神ロボ! ベロニカ |
|
雨宮慶太 | |||
12月20日 | 45 | 勝利のホットミルク | |||||
1992年 [注釈 43] |
1月10日46 | トマト畑の大魔王 |
|
荒木憲一 | 東條昭平 | ||
1月17日 | 47 | 帝王トランザの栄光 |
|
井上敏樹 | |||
1月24日 | 48 | 死を呼ぶくちづけ |
|
蓑輪雅夫 | |||
1月31日 | 49 | マリア…その愛と死 |
| ||||
2月 | 7日50 | それぞれの死闘 |
|
雨宮慶太 | |||
2月14日 | 51 | はばたけ! 鳥人よ |
|
放映ネット局
特記のない局はすべてテレビ朝日系列
- 関東広域圏:ANB(現:EX) テレビ朝日 ※キーステーション
- 北海道:HTB 北海道テレビ
- 青森県:RAB 青森放送(日本テレビ系列、1991年2月 - 9月)
- →ABA 青森朝日放送(1991年10月 - 1992年2月)
- 岩手県:IBC 岩手放送(現:IBC岩手放送)(TBS系列)
- 宮城県:KHB 東日本放送
- 秋田県:ABS 秋田放送(日本テレビ系列)
- 山形県:YBC 山形放送(日本テレビ系列)
- 福島県:KFB 福島放送
- 新潟県:NT21(現:UX) 新潟テレビ21
- 富山県:KNB 北日本放送(日本テレビ系列)
- 石川県:HAB 北陸朝日放送(1991年10月 - 1992年2月[注釈 44])
- 福井県:FTB 福井テレビ(フジテレビ系列)
- 山梨県:YBS 山梨放送(日本テレビ系列)
- 長野県:TSB テレビ信州(日本テレビ系列・テレビ朝日系列クロスネット、1991年2月 - 3月)
- →ABN(現・abn) 長野朝日放送(1991年4月 - 1992年2月)
- 静岡県:SKT 静岡けんみんテレビ(現:SATV 静岡朝日テレビ)
- 愛知県・中京広域圏:NBN 名古屋テレビ(現愛称・メ~テレ)
- 大阪府・近畿広域圏:ABC 朝日放送(現:朝日放送テレビ)
- 鳥取県・島根県:TSK 山陰中央テレビ(フジテレビ系列)
- 広島県:HOME 広島ホームテレビ
- 山口県:TYS(現:tys) テレビ山口(TBS系列)
- 徳島県:JRT 四国放送(日本テレビ系列)
- 香川県・岡山県:KSB 瀬戸内海放送
- 愛媛県:EBC テレビ愛媛(フジテレビ系列)
- 高知県:KUTV テレビ高知(TBS系列)
- 福岡県:KBC 九州朝日放送
- 長崎県:ncc 長崎文化放送
- 熊本県:KAB 熊本朝日放送
- 大分県:OBS 大分放送(TBS系列)
- 宮崎県:MRT(現:mrt) 宮崎放送(TBS系列)
- 鹿児島県:KKB 鹿児島放送
- 沖縄県:RBC 琉球放送(TBS系列)
他媒体展開
映像ソフト化
いずれも発売元は東映ビデオ。
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は1992年4月から1993年2月にかけて全11巻がリリースされている。それまでのスーパー戦隊シリーズのビデオは『電子戦隊デンジマン』を除いて全話収録ではなかったり、テレビシリーズのビデオが未発売というパターンが多かったが、本作品より全話収録のビデオのリリースが定着し、以降『魔法戦隊マジレンジャー』まで継続されることとなる。また『デンジマン』のビデオ(VHS、セル・レンタル共通)第18巻(最終巻)に、本作品のビデオ第1巻の予告が収録されている。
- 本作品の第1話から第6話(第4話を除く)と前作『ファイブマン』第47話・最終話の再編集版が収録されたHEROクラブのビデオ『スーパー戦隊スペシャルレポート 誕生!鳥人戦隊ジェットマン』がリリースされている。内容はファイブマンからジェットマンへの引き継ぎを兼ねたものとなっている。
- テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオが2巻リリースされている。
- 2005年6月21日から10月21日にかけてDVDが発売された[53]。全5巻の各2枚組で各巻10話(Vol.4のみ11話)収録。ただし全話VHS版のマスターからの流用収録で、次回予告は本放送で使用されたのとは違うバージョンを使用、最終巻の特典映像に収録されている第1話の予告も同様である。DVDの戦士のパッケージ順は名乗り順ではなくOPの並び順である。
他テレビシリーズ
- 『未来戦隊タイムレンジャー』
- 第51話として放送された特別総集編「スーパー戦隊大集合」に登場。タイムレンジャー5人がタイムジェットで本作品の時代を見に来たという設定で、本作品の映像が流用されている。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』
- 第28話にて凱 / ブラックコンドルが登場。
- 『非公認戦隊アキバレンジャー』
- 第1期第6話にレッドホークのみ、第2期の第1話に変身後のメンバー全員が登場。また、第2期第6話には次元獣をオマージュした怪人ユルキャラジゲンが登場している。
映画作品
- 『スーパー戦隊ワールド』
- 1994年公開の3D映画で、ジェットマンおよびジェットイカロス、グリナム兵が登場。
- 『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』
- ジェットイカロス / イカロスハーケンが登場。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』
- グリナム兵が登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- ジェットマンの5人が登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』
- レッドホークが登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』
- イエローオウルが登場。
オリジナルビデオ
- 『東映テレビヒーロー図鑑Vol.2 鳥人戦隊ジェットマン』
- 1993年10月ビデオ発売。内容はテレビシリーズの総集編だが、田中と岸田が出演して最終回後のエピソードが新たに撮り下ろされている。2005年10月発売のDVD『鳥人戦隊ジェットマン Vol.5』にも特典映像として収録されている。結婚して家庭を持った竜と香がアルバムを見ながら、ジェットマンとして戦っていた当時を振り返るといった構成。新規撮影部分はビデオ撮影で行われた。
- オリジナルキャラクター
-
- 天堂凱[注釈 45]
- 2人の間に生まれた赤ん坊。最後に名前が明かされる。
- 『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』
- 『百獣戦隊ガオレンジャー』のスーパー戦隊Vシネマ作品で、レッドホークとジェットホークが登場。
小説・漫画
- 小説『ジェットマン』(著:井上敏樹)
- ドラマ要素がさらに濃くなった小説版。脚本家の井上本人が書いていることで“真実の物語”とも言われる[要出典]が、公式なものとして扱われているわけではない。小学館スーパークエスト文庫より全3巻(現在絶版)。現在では電子書籍でも販売されている。
- 俺に惚れろ
- 爆発する恋
- 俺の胸で眠れ
- 登場キャラは主にジェットマンとバイラム幹部陣で裏次元の人々や魔神などは出てこない。またバイラムのメンバーでも次元獣やグリナム兵は出てこないが、代わりにラディゲの血のしずくから生み出された多頭の目のない蛇のような怪物や、グレイの操る機械たちが集まって生まれた金属の樹木などが登場する。
- ラディゲとマリア、凱と香の性行為を示唆する描写がある。また、各キャラクターの性格もいわゆる負の面を強調された描写がされている。各キャラクターの設定の違いについては、#登場人物を参照。
- 漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』(作画:ふじいあきこ)
- 当時出版されていたアニメ・特撮情報誌「B-CLUB」で連載。掲載時の題名は『鳥人戦隊ジェットマン 天駆ける戦士』。テレビシリーズのラストから更に数年後の話を描いた続編であるが、公式の続編ではなく、前出の総集編ビデオにおける新撮映像の内容と異なる設定[注釈 46]も見受けられる。
- トランザの体を利用して復活したラディゲとの戦いに身を投じることになったジェットマンを描く。ブラックコンドル=凱に代わるキャラクターとしてグリーンイーグルに変身するジェフという青年が加入する。なお、同作品に登場するジェットマンは、各自の表情が分かるように、ヘルメットの顔の部分が透けて見えるようデザインが変えられている。単行本全1巻(現在絶版)。
- オリジナルキャラクター以外の各キャラクターについては、#登場人物を参照。
- オリジナルキャラクター
-
ジェフリィ・剣崎 () / グリーンイーグル- 通称・ジェフ。BLACK EAGLEというバンドで活動するミュージシャンだったが、彼の頭上に新たなバードニウムが落下したことでジェットマンの力を得て、亡き凱の代わりにチーム入りを果たす。
- 能天気な性格だが、幼少期に母親から虐待を受けて育った過去がある。アコのファンで、よくアコに手を出してはあきれ返られているが、気にもかけられている。
- 竜と香の娘の綾を救おうとして、ラディゲの罠にはまり、死亡するが、綾の手で蘇生される。その後、綾から与えられた命で彼女を蘇生させるべく、彼女の精神世界に赴いて、綾を説得。竜たちの協力もあり、綾を現世に戻すことができた。
- 天堂綾 / ルマ
- 竜と香の娘。ラディゲに誘拐され、洗脳と急成長を施され、バイラムの戦士ルマに変貌。ラディゲを父親と思い込み、本当の両親と戦うことになってしまう。ラディゲの策略で死亡するが、それにより、正気に戻り、共に犠牲になったジェフを自身とミーナの力で蘇生させたことで、父・竜を勝利に導く。体が元の姿に戻った後、ジェフの中のルマの力を使っての蘇生手術が行われ、当初は罪悪感から生き返ることを拒むが、ジェフだけでなく、竜たちや凱、リエの想いを知り、生きる意思を取り戻して蘇生する。
- ミーナ
- ラディゲがルマを作り出した後に出現させた女性型巨大ロボ。正気に戻ったルマの意思により、ジェフを蘇生させた。最終的には、グレートイカロスのバードメーザーで破壊される。
ゲーム
- 『鳥人戦隊ジェットマン』
- 1991年12月21日、エンジェルから発売されたファミリーコンピュータ用ソフト。開発はナツメ。定価は6000円。ジャンルはアクションゲーム。全6ステージからなっており、第1 - 5ステージは好きな順番でプレイ可能。キャラクターも5人の中から好きな戦士を選べる。ただし選んだ戦士がステージでやられてしまうと、そのステージをクリアするまでは、その戦士は使用不可となる。5ステージともクリアすると、最終ステージが始まる。最終ボスは魔獣セミマルであり、ラディゲら幹部は一切登場しない。なお、作品単体でファミコンゲームとなったスーパー戦隊は本作品と『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の2作品のみ。
CS放送・ネット配信
- CS放送
- ネット配信
備考
- 本作品より、バンダイのCMがフィルム撮影からビデオ撮影に移行した(ただしテトラボーイの玩具CMは、シリーズ最後のフィルム撮影のCMとなっている)。
- 番組終了から3年後の1995年3月21日に放送された、シリーズ20周年記念特番『不滅の戦隊ヒーロー大全集』(関東ローカル・関西ローカル)では、本作品より若松俊秀が「戦隊OBチーム」の一人として参加(他は宮内洋と小牧リサ)、番組内では、「『鳥人戦隊ジェットマン』第28話に登場した次元獣『ドライヤージゲン』は、その後どうなったか?」(答:床屋に転業した)というクイズが出題されたり、本作品第45話「勝利のホットミルク」の竜と凱の会話シーンが若松の前で映された。ドライヤージゲンのエピソードは、これより前にTBS系列で放送された『TVジェネレーション』のラストコーナー「おはがきプレイバック」でも、視聴者からの投稿により放送された。
関連項目
- ギニュー特戦隊 - 漫画『ドラゴンボール』に登場したキャラクター。原作者の鳥山明の子供が、前作『ファイブマン』と本作品を見ていたことから生まれた。
- マツコ&有吉の怒り新党 - 2012年8月22日放送分にて「新・3大 「鳥人戦隊ジェットマン」のトレンディーすぎる愛憎劇」として本作品の愛憎劇が紹介された。
- 超全集 - 小学館てれびくん編集部発行のムックシリーズ。本作品より番組終了後の展開がスタートした。
- きんぎょ注意報! - 本作品と同時期に同局で放送されたアニメ。第18回でわぴこ達がジェットマンのコスプレをする場面があり、本作品でも第35話で理恵のベッド脇にぎょぴちゃんの縫いぐるみが置いてあった。
脚注
注釈
- ^ 第47話では雷太自身は登場せず、変身後のイエローオウルのままの登場だった。
- ^ 資料によっては、シリーズ初の3号ロボと位置づけている[4]。
- ^ 『海賊戦隊ゴーカイジャー』では、世間から「風変わりな人たちが集まった戦隊」と称されている。
- ^ レッドホーク→ホワイトスワン→イエローオウル→ブルースワロー→ブラックコンドル
- ^ グレイのセンサーでも見破れなかった。
- ^ 第33話、第48話の描写を見るかぎり飲めないわけではない。
- ^ イカサマも得意で、第39話ではルーレットで思い通りの目を出す技術を披露している。
- ^ 演じた若松俊秀も納豆が嫌い。
- ^ この性格が表に出た際の彼は凱のように振る舞い、ナンパも行ったが、スーツにゴム長という格好の上、ナンパを行った場所は自転車置き場で、ナンパ自体も失敗している。事件後には「僕に凱と同じ性格があったなんて」とショックを受けていた。
- ^ 第22話で香の一件から生じた竜と凱のケンカを止めようとした際、凱から香のことで「腑抜け」と罵倒されたため、彼もケンカに加わってしまった。
- ^ 本人はこのことに激しいショックを受けており、事件後には「悪夢を見たと思って忘れてくださいね」と仲間に頼んだほどだった。
- ^ 『轟轟戦隊ボウケンジャー』のミニコーナーではボウケンジャーの面々が食し、『海賊戦隊ゴーカイジャー』第28話では、凱の墓にこのラーメンが供えられている。『恐竜戦隊ジュウレンジャー』最終回の巨大戦でもビルにこの広告があることが確認できる。
- ^ J1はジェットマンに命を救われた事をきっかけに、彼らに対する態度を改め、素直に礼を言うと同時に、恩知らずな態度を取った他のメンバーの非礼を詫びる姿も見せた。
- ^ 「裏次元伯爵」を名乗ったのは第1話でのみ。
- ^ セミマルがグレートイカロスに敗れた時には逆にマリア・グレイ・トランに嘲笑された。
- ^ 前者の理由が「自分の獲物だから」、後者が「トランザを倒すため」。
- ^ 書籍『スーパー戦隊画報 第2巻』では「最終形態」と記述している[20]。
- ^ どちらがどちらなのかはっきりしておらず、第1巻20Pや29Pでは「右が若者で左が老人」だが、同巻の扉絵や19Pの挿絵では右側が老人の顔になっている。
- ^ マリア / リエが劇中でよく弾くピアノ曲は、ベートーヴェンの「熱情ソナタ」第1楽章。
- ^ ラディゲの剣を手で受け止めた時には手から流血していた。
- ^ ラディゲは造反のたびにトランザに痛めつけられ、マリアも第38話でバイオ次元虫をジェットマンに奪われる失態を犯した際にトランザから制裁を受けたが、グレイは第39話でトランザの指示を拒否するも、トランザはグレイを痛めつけて無理やり言うことを聞かせようとはしなかった。第44話ではトランザの指示によるものなのか、グレイがベロニカの修理を行った。
- ^ ジハンキジゲンはジェットマン各人の隠れた性格を引き出したことにより、まともに戦えない状態にし、ジクウマンモスはジェットマンを原始時代に飛ばし、スナイパーキャットは凱以外のジェットマンをチェスの駒のような状態に変えた。
- ^ 第46話でトマト大王をけしかけた際には、トラン時代を思わせる愉快犯ぶりを見せた。
- ^ 医師たちはトランザの容態を見て、「脳神経がズタズタにやられてしまい、一生廃人のまま(再起する見込みはない)」という会話を交わしている。
- ^ このトランザの壮絶な末路は、脚本にはなく演者である広瀬の発案だったという[22]。
- ^ カラーリングなどは第1巻扉絵で確認可能、作中では地球人に化けた形態もある
- ^ ファイタージゲン、ハウスジゲン、バスジゲンがこの例である。
- ^ 隕石ベム戦では、イエローオウルとブルースワローが担当を逆にして行った。
- ^ 雷太、香、アコの3人はカメラジゲンの手で写真に変えられており、竜と共に作業していた凱はバイラム出現の報せを受けて、焦りから作業を中断して飛び出してしまった。
- ^ フライトスーツは整備を行う際にも着用し、巨大マシン操縦時に変身が解けた場合もフライトスーツ姿になる。ヘルメットは白を基調としており、各人毎のパーソナルカラーのエンブレムが施されているが、凱用のヘルメットは白ではなく黒で、香用のヘルメットのエンブレムは桃色になっている。また、第20話で凱は普段着のまま、ジェットイカロスに乗り込み、すぐにブラックコンドルに変身した。
- ^ 『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』でも披露している。
- ^ セミマルには数分で破られた。
- ^ ハーケン後部にガルーダが接続される形で合体。
- ^ その際は小田切がコールする。
- ^ 香はナビゲートのために残る。
- ^ 主にブラックコンドルが発射を担当。15話ではレッドホークが担当。
- ^ 竜はレッドホークに変身して辛うじて脱出。
- ^ 書籍『30大スーパー戦隊超全集』では「マッハ15」と記述している[36]。
- ^ 書籍『超世紀全戦隊大全集』では「61.4メートル」と記述している[32]。
- ^ 書籍『超世紀全戦隊大全集』では「マッハ2」と記述している[32]。
- ^ 第44、45話に登場のベロニカのデザインを担当[38]。
- ^ フィギュア王のインタビューにおいて、鈴木はジェットマンの歌がパワーレンジャーに影響を与えたことについては「そうだと思う」と述べており、断定はしていない[52]。
- ^ 1991年12月27日は「年末年始プレイ情報」放送のため休止。1月3日は「新春ファッションバラエティ'92~芸能人おしゃれ大図鑑」放送のため休止。
- ^ 第34話から放送開始。石川県では『電撃戦隊チェンジマン』(『チェンジマン』は北陸放送(TBS系列)→石川テレビ(フジテレビ系列)で放送)で一旦終了していたスーパー戦隊シリーズの放送が5年ぶりに復活した。
- ^ 最初のほうで映る竜と香の家の表札が天童になっているが、天堂が正しい。
- ^ たとえばビデオでは竜と香の子供は「凱」と名づけられた男児であるが、本作品では小田切長官と同じ「綾」という名前の女児となっている。
参照話数
- ^ a b c d e f 第1話。
- ^ a b 第13話。
- ^ a b 第34話。
- ^ a b c d 第50話。
- ^ a b c d e 第11話。
- ^ 第7話。
- ^ 第22話。
- ^ 第32話。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 第51話。
- ^ a b 第2話。
- ^ 第3話。
- ^ 第9話、第46話の回想シーンより。
- ^ a b 第26話
- ^ a b 第46話。
- ^ a b c 第43話。
- ^ a b 第4話。
- ^ 第30話。
- ^ a b 第20話。
- ^ a b 第10話。
- ^ a b c 第24話。
- ^ a b 第36話。
- ^ 第19話。
- ^ 第17話。
- ^ 第18話。
- ^ a b 第47話。
- ^ 第27話。
- ^ 第31話。
- ^ 第48話。
- ^ a b c d 第49話。
- ^ 第42話。
- ^ 第23話、第43話、第44話、最終回など。
- ^ 第23話、第35話、第40話、第48話。
- ^ 第23話と第24話。
- ^ 第44話、第48話、最終回。
- ^ 第45話。
出典
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- ^ 大全集 1993, 「新たな世紀に向けて 企画者インタビュー 鈴木武幸」.
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- ^ 百化繚乱 上之巻 2011, pp. 282、362.
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- ^ a b 大前京太郎(構成・文)、NIRDY(構成・文)、ヤス(構成・文)「ガオレン&パワレンインタビュー 鈴木武幸プロデューサー」、『フィギュア王』No.44、ワールドフォトプレス、2001年、 31頁、 ISBN 978-4846523183。
- ^ 「Visual Radar」、『宇宙船』Vol.118(2005年5月号)、朝日ソノラマ、2005年5月1日、 60頁、 雑誌コード:01843-05。
参考資料
- 超全集シリーズ(小学館)
- 『鳥人戦隊ジェットマン スーパー戦隊超全集』 小学館〈てれびくんデラックス〉、1992年2月。ISBN 978-4-09-101430-6。
- 『30大スーパー戦隊超全集』 小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2007年3月8日。ISBN 978-4-09-105112-7。
- 『テレビマガジン特別編集 戦隊シリーズ20周年記念 超世紀全戦隊大全集』 講談社、1993年11月14日。ISBN 4-06-178416-1。
- 『スーパー戦隊画報』第2巻、竹書房、2006年7月7日。ISBN 978-4812427583。
- 『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱 [上之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑 1975-1995』 グライドメディア、2011年12月15日。ISBN 978-4813021636。
- 『スーパー戦隊 Official Mook』講談社(講談社シリーズMOOK)
- 『21世紀 Vol.3 爆竜戦隊アバレンジャー』 講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2017年3月25日。ISBN 978-4-06-509514-0。
- 『20世紀 1991 鳥人戦隊ジェットマン』 講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年5月10日。ISBN 978-4-06-509613-0。
外部リンク
- 鳥人戦隊ジェットマン(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- DVD 鳥人戦隊ジェットマン特集(東映ビデオ内にあるサイト)
テレビ朝日系列 金曜17:30 - 17:55 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
地球戦隊ファイブマン
(1990年3月2日 - 1991年2月8日) |
鳥人戦隊ジェットマン
(1991年2月15日 - 1992年2月14日) |
恐竜戦隊ジュウレンジャー
(1992年2月21日 - 1993年2月12日) |
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