超力戦隊オーレンジャー
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スーパー戦隊シリーズ | ||
第18作 | 忍者戦隊 カクレンジャー |
1994年2月 - 1995年2月 |
第19作 | 超力戦隊 オーレンジャー |
1995年3月 - 1996年2月 |
第20作 | 激走戦隊 カーレンジャー |
1996年3月 - 1997年2月 |
超力戦隊オーレンジャー | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 杉村升 他 |
監督 | 東條昭平 他 |
出演者 |
宍戸勝 正岡邦夫 合田雅吏 麻生あゆみ 珠緒 宮内洋 山口将司 他 |
ナレーター | 田中信夫 |
オープニング |
「オーレ! オーレンジャー」 歌:速水けんたろう |
エンディング |
「緊急発進!! オーレンジャー」 歌:速水けんたろう |
製作 | |
プロデューサー |
梶淳(テレビ朝日) 吉川進・鈴木武幸・髙寺成紀(東映) 矢田晃一(東映AG) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | モノラル放送 |
放送国・地域 |
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放送期間 | 1995年3月3日 - 1996年2月23日 |
放送時間 | 金曜 17:30 - 17:55 |
放送分 | 25分 |
回数 | 全48 |
特記事項: 「スーパー戦隊シリーズ」 第19作 | |
『超力戦隊オーレンジャー』(ちょうりきせんたいオーレンジャー)は、1995年(平成7年)3月3日から1996年(平成8年)2月23日まで、テレビ朝日系列で毎週金曜17:30 - 17:55(JST)に全48話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。
目次
概要
本作品より、改めて『秘密戦隊ゴレンジャー』『ジャッカー電撃隊』の2作品がスーパー戦隊シリーズに含められた。これにより本作品は、『ゴレンジャー』から数える形で「超世紀全戦隊20周年記念作品」として放送され、シリーズの転換点となった。
モチーフには古代文明が選ばれ、動物型メカのようにわかりやすい形でデザインに落とし込んでいる[1]。また、オーレンジャーは神秘的な「超力」を備えた戦士であるため、ゴーグルの意匠「★■▼〓●」はESPカードを元にしているという文献がある[2]一方、プロデューサーの鈴木武幸は、それぞれ数字の「5、4、3、2、1」を表しており、超力とは超能力のような非科学的なものではなく、科学の粋を集めた力なのでESPカードとは趣旨が異なるという旨の発言をしている[3][注釈 1]。
作中の時代設定は1999年と設定されている[注釈 2]。
原点回帰を念頭に、戦闘のプロ集団である『ゴレンジャー』などと同じくメンバーを職業軍人と設定し、メンバーがレッドを「隊長」と呼ぶなど、ハードな作風が指向された[5]。また、『忍者戦隊カクレンジャー』などで行われていたレッドの非リーダー化、名乗り上げの中心をその回の主役が行うといったパターンを廃し、従来のレッドはリーダー、誰が主役であろうとレッドが中心という『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以前のパターンも復活している。その傾向はオープニングの出演者紹介にも反映されており、レッドが単独で紹介されるのに対し、グリーンとブルー、イエローとピンクは2人まとめて紹介されるという、シリーズ中でも珍しいフォーマットとなっている。
制作
シリーズ20周年ということもあり、1995年3月21日には関東・関西ローカルながらも戦隊をメインとしたバラエティ特番『不滅の戦隊ヒーロー大全集』が放送された。
だが、放送開始前後に発生した地下鉄サリン事件などの「フィクションを凌駕するような現実の悪の出現」という社会情勢に影響される形で、当初のハードかつシリアスな路線を途中で断念し、コミカル要素の導入を余儀なくされることとなった[6]。
高寺重徳は、制作途中に役者側から路線変更によるキャラクターのブレに関して「どうしたらいいのか」と相談され、それをうまく作品に反映できなかったのは悔しかった旨を、『特撮 NEW TYPE THE LIVE』2012年1月号で語っている[要ページ番号]。
映像面では、スーパー戦隊シリーズで初めてデジタル合成が使用された[7]。視覚効果を担当した映画工房の沖満は、本作品でシリーズに復帰した監督の長石多可男が新しい技術の導入に意欲的であったことを証言している[7]。
評価
平均視聴率は4.5%と伸び悩んだが、鈴木によれば商品面での売り上げ(ロボットや武器以外の関連グッズを含んだ売り上げ)は歴代戦隊では最高であり、総売上額151億円[8]、うちバンダイの玩具売上額も80億円と歴代の戦隊の中でも非常にハイレベルな数字を残している。東映の大坪通夫によると「子供の人口が減少している中で他の番組が大人をターゲットとするのに対し、作品を3 - 6歳に特化し、子供に対し非常にわかりやすい作品にしたことが玩具成功の要因」であり[9]、メインターゲットである子供たちの支持を受け、商業展開としては成功を収めている。
あらすじ
6億年前に存在した超古代文明。その副産物である機械生命体が突如反乱し、暴動が鎮圧されてから幾壮年。西暦1999年、月面にその拠点を置くマシン帝国・バラノイアは地球支配を果たすべく再び人類に宣戦布告を行う。全面降伏に応じない人類に対して世界の各都市に壊滅的打撃を与えたバラノイアの次の標的は日本に向けられた。
だが人類はこの脅威に屈することなく国際空軍(U・A)のメンバーからの選抜チーム「U・A・O・H =オーレンジャー」を編成。超古代文明が残した「超力」を武器にバラノイアに立ち向かう。
人間と機械の戦いは、6億年前の英雄キングレンジャー/リキや、謎の魔神ガンマジンの参戦、そしてバラノイア内部の内紛と世代交代を経て、より激しさを増していった。
登場人物
超力戦隊オーレンジャー
超古代文明の残したロストテクノロジーを利用して戦う国際空軍の特別チーム。通常オーレンジャーと言った場合こちらを指す。全員が超力を操り、投射される力の形は自身のゴーグルとスーツデザインに反映する。軍服は水色を基調としており、女性陣はスカートを着用。左胸のカラーリングは男性陣は赤、女性陣は黄色となっている。
U.A.O.H.とは、"the United Air force OHranger"の略称[注釈 3]。英語の略語としては最後のHにも.が付くのが正しく、国際空軍所属車両の一部でもU.A.O.H.と表記されている。
変身前の5人の名字には超力の形である文字が含まれており、桃だけ名前にパーソナルカラーも含まれている。
星野 吾郎 () / オーレッド- 超力の形=★
- 冷静な判断力と推理力に長けた超力戦隊の隊長。階級は大尉[10]。25歳[10]。
- 空手・剣道・柔道などの日本武道を得意とし[11]、「日本一長い母からの手紙」を大事にしている[ep 1]という昔ながらの日本男児。料理好きで「フランス料理のコツ」を読んでいる場面があった。「てれびくん オーレンコール」によると、ドーナツが好き。生真面目で多少堅物な面もあるが、冷静でもあり熱血漢である、というそのリーダーらしい性格から他のメンバーからの信頼は非常に厚い。バラペテンを誘き出す変装作戦では暴走族に扮する[ep 2]。雷が苦手。
- 変身後のキック力は太さ100mmの鉄柱もへし折る。
- 『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』では、バラモビルを巡る戦いでレッドレーサーとの一騎打ちの末に和解するも、その直後にボーゾックに捕らわれてしまう。救出に来たカーレンジャー共々、車人間にされかけるが、難を逃れたレッドレーサーに助けられる。
四日市 昌平 () / オーグリーン- 超力の形=■
- 超力戦隊の副隊長。吾郎以外が元々同じ部隊から選抜されているせいもありサブリーダー的存在。階級は中尉[10]。27歳[10]。
- U・A入隊前はボクサーだったため、ボクシングを得意としている[11]。明るく陽気な性格で、子ども達からの人望が高い。他のメンバーを茶化すお調子ものでもあるが、最年長だけあって冷静な判断力を持ち合わせており、推理力も高い。だが、その推理はたまにピントがずれていることもある。一度赤ちゃんをあやそうとした際に逆に泣かせてしまったことがある(吾郎曰く「気持ち悪い顔」だった)。
- 大好物はラーメンとチャーハンで、餃子は自分で作るのもうまい。特にラーメンの味にはこだわりを持ち、とあるラーメン屋一家にやってきた「ピノキオ(バラピノキラー)」に料理を任せきりだったので、バラピノキラーを倒した後は、ラーメン店本来のラーメンを食べるもまずいと評していた[ep 3]。萬珍亭というラーメン屋の無料券を大事にしている[ep 1]。狭い場所が苦手。
- 『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』では、U.A.O.H.を遊園地と勘違いしたカーレンジャーに、U.A.O.H.の正しい意味を説明した。
三田 裕司 () / オーブルー- 超力の形=▼
- フェンシングや器械体操が得意で、跳躍力が高く、アクロバティックな戦いを繰り広げる。階級は中尉[10]。21歳[10]。
- とても優しい性格。敵であるマシン獣にも理解を示すことのある穏やかな面と、怒ると無鉄砲に相手に挑戦する面の両極端なところがあり、その情に傾きがちな性格は5人の中で一番幼いとも言え、ジニアス黒田にもその欠点を突かれてパワーブレスを奪われる失態を犯したこともある[ep 4]。一人っ子であり、兄弟の存在を羨ましがる描写も見られた[ep 5]。
- いい所のお坊ちゃんらしいが、残金3982円の預金通帳を大事にしている[ep 1]。暗い場所が苦手。
- 『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』では、吾郎と共にバラモビルを発見・追跡するが、その最中に恭介を踏んづけた上、謝罪もしなかったことから、恭介の怒りを買ってしまうと、オーレンジャーとカーレンジャーの対立の原因の1つを作ってしまう。
二条 樹里 () / オーイエロー- 超力の形=〓
- マーシャルアーツの使い手[11]。またエアロビクスなどのダンス全般を得意とし、戦闘時においても効果的に利用している。階級は中尉[10]。22歳[10]。
- 自信過剰で男っぽい性格ではあるがファッションにはうるさく、桃はこの点ではライバル。また、料理は苦手である。母性本能は強く、かわいいものに弱い所を突かれて知らないとはいえ爆弾を基地に持ち込んでしまう[ep 3]など危機に陥れそうになったことがある。
- 家族構成としては学校の先生をしている姉(演:三輝みきこ)がいるほか、実という甥がいる。努力家である。辛いものが食べられない。
- 過酷な環境でも自分を律する強い精神力の持ち主で、吾郎たちが洗脳されている際に水着姿で孤軍奮闘した[ep 6]。『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』では黄色のハイレグ姿を披露。髪は普段は下ろしているが戦闘面が多い回では髪を留めている。
- 『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』では、昌平と共にバラモビルの捜索を行い、途中で吾郎&裕司と合流した。
丸尾 桃 () / オーピンク- 超力の形=●
- 中国拳法と合気道が得意[11]。メンバーで一番背が低く[注釈 4]、体が柔らかい。階級は中尉[10]。20歳[10]。
- 東京都墨田区出身の下町育ちのせいか、昔の遊びや街、浴衣が大好きで、そこをバラノイア(バラカッカ)に狙われたこともある[ep 7]。家族構成では兄がいるが、劇中には登場していない。ちゃっかり屋だが情にはもろく、最終決戦時はブルドントJrのあどけない姿と、体を張ってその孫の助命を懇願するヒステリアに心を打たれ、敵への戦意を無くした[ep 8]。彼女もいささか自信過剰な性格だが、臆病者でもある。桜坂小学校卒業。樹里とのコンビネーションは抜群。子どもの頃の夢は看護婦。高い場所と蛇に弱い。
- 初期のOP映像のサンダーウィング操縦シーンで裕司の後ろの席に座り、別機に向かってウィンクしたり、「まぁ襲われちゃうのは結局この美しいあたしよねぇ〜」と言ったり、劇中で茶目っ気を多々見せた。第23話では白の水着姿も披露している[ep 6]。また『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』では、抜群のスタイルでオレンジ色のビキニ姿を披露したこともある。
- 『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』では、U.A.O.H.南米支部で活動しており、オーレンジャーとカーレンジャーの対決の際には、オーレンジャーが1人欠けている事態となったが、戦闘開始前に駆けつけ、5人揃った。オーレッドがボーゾックに拉致された際には、原因の1つであるレッドレーサーに軍法会議を行うことを告げた。
支援者
三浦 尚之 ()参謀長- U.A.O.H.参謀長にして超力戦隊指揮官。階級は大佐。超力を発見した考古学者でもあり、3年前に古代文明の各種資料を分析し、オーレンジャーの強化服を初めとした装備を開発した優秀な科学者でもある。精神力も強く、マルチーワの催眠にかからなかった[ep 1][注釈 5]。また、初期の頃は眼鏡もかけていた。
- 一見すると非の打ち所がないように見えるが、同僚の遠藤中佐や部下の桐野を自身の力のなさや失態で死なせてしまったという重い過去や[注釈 6]、赤ちゃんをあやせずに困ってしまうというコミカルな面も描かれた。
- オーレンジャー本部がバラノイアの総攻撃で壊滅した際、瓦礫で動けなくなるが、ブルドントが足を運んだ際には辛うじて脱出しており、オーレンジャー帰還の半年間、レジスタンスの指導者として活動し、素手でバーロ兵を倒す姿も見せた。
- 『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』では、カーレンジャーにオーレッドを敵に奪われた責任を取らせるべく、軍法会議にかける代わりに、カーレンジャーにハードな特訓を行う。
- リキ / キングレンジャー
- 超力の形=王(のような形[注釈 7])
- 第26話から登場。6億年前から異空間で眠りに就いていた古代人の戦士で、バッカスフンドをただ一人で宇宙に追いやった伝説の英雄。見た目は少年だが、6億歳ということもあり大人びた性格だが、少年の面も残っている。「てれびくん オーレンコール」によると、吾郎同様ドーナツが好き。6億年もの間眠っていた為、バラグースカの子守唄攻撃への耐性が異常に高い面も見られた[ep 9]。
- 6人目の戦士ではあるが、ドリン専属のナイトゆえ、オーレンジャーとは仲間であっても、同じチームの一員ではない[注釈 8]。それゆえか、オーレンジャーと共に変身したのは、最終回のオープニング映像用の冒頭部分のみだった。
- 変身前でも金色の鎧を纏っているが、第43話でオーレンジャーの七変化作戦に協力した際、女装という形で現代の服装を見せた[ep 2]。
- バラミクロンとの戦いでドリンを喪い[ep 10]、バラノイアに地球を占領され、オーレンジャーも地球からいなくなってしまい、自身も変身不能になりながらも、オーレンジャーの帰還を信じて、三浦と共にレジスタンス活動をしていた[ep 11]。
- 変身後のスーツカラーはブラックで、その上に金色のアーマーを付けている[注釈 9]。変身後の身長は175センチメートル[12]。変身後のジャンプ力は30メートル前後、走力は100メートル2.3秒前後。パンチ力は一発で80センチメートル四方の鉄の塊を粉々にし、空中キックは直径100センチメートルの鉄柱3本をへし折る。
- ドリン
- キングピラミッダー内で眠っていた古代人の少女。その正体は地球上の超力の源ともいうべき存在。彼女の故郷である超力の故郷には同じ容姿と名を持つ多くのドリンたちがいる[ep 11]。外見同様に性格も幼いが、芯は強い。
- 超力の故郷から呼び出したクリスタルでバラミクロンを倒すが、直後、マルチーワの放った矢が致命傷となり消滅[ep 10]。これにより、地球から超力は失われてしまう。超力の故郷で傷を癒し、オーレンジャーの心の力で地球の超力が復活したことで全快し、地球に帰還し、リキと再会した[ep 8]。
- パク
- ドリンが飼っているペット。トカゲに似た姿をしている。「キキキ」と鳴く。リキの危機を救ったこともある[ep 12]。
- ガンマジン
- 6億年以上も前の超古代から存在する魔神。リキも詳しいことは知らず、生命体なのか、ロボットなのかもはっきりとはしておらず、鍵に超力の意匠が施されていることから、超力に関係していると思われるが、それすらも不明。普段は神面像モードという小さな石像の姿をしており、特定の条件(大抵は子供)に見合った者の前に伝説の鍵を落とし、「ガンマガンマ ドンドコガンマ」という呪文を唱えながら鍵穴を回すことによって、魔神モードに姿を変えて、伝説の鍵の所持者を主とし、その者の願いを叶える。前述の通り、鍵穴を回す際には呪文を唱える必要があるが、最終回では例外的に呪文なしで目覚めている。
- マジン一刀流に加え、様々な超能力を使用。背中の装甲はマントにもなる。等身大サイズから巨大サイズになることも可能。走力は0.01秒 / 1km。
- 一人称が「拙者」、二人称が「〜殿」と口調が割とサムライがかっており、「○○でござる」「これこれご両人待たれい!仲良くするのじゃ」などの言葉を話す。妖怪や幽霊の類が極端に苦手という欠点もある。
- 願い事に関しては融通がきかず、一度了承した願いを叶えるためなら手段は選ばない上、鍵が別の誰かの手に渡ると願い事を中断し、伝説の鍵の現所有者を優先する。その一方で、世界征服のような物騒な願いは「楽しくないから」といって了承せず、目覚めさせた者にだまされた場合は、その者におしおきを加える。
- このような性質から、基本的には主人の願いに応じてオーレンジャーと共にバラノイアと戦うが、場合によってはオーレンジャーとも戦うことがあった。全ての戦いが終わった後、カイザーブルドントとマルチーワの間に生まれた赤ん坊を引き取りどこかへ去り、伝説の鍵は最終回のラストカットを飾った[ep 8]。
- 『轟轟戦隊ボウケンジャー』の「全戦隊大全集」では番外ヒーローとして紹介された。
マシン帝国バラノイア
地球を支配し、人間を奴隷にしようと企む冷酷無比な機械生命体の帝国。古代地球文明が作り出した一体の機械生命体を始祖として設立した。住民はマシン獣と呼ばれる種族。外宇宙にあるバラノイア星を本土としているほか、ドローラ星などの他惑星にも侵略の手を伸ばしている。帝国には人間や動物などの有機生命体は一切存在せず、無機物のみによって構成されている[注釈 10]が、アチャやマルチーワ、ケリスなど一部は人間の姿に化けることができる。繁殖方法は文字通り「作る」ことであり、解っているだけで夫婦の性能を組み合わせた次世代を作るか、作戦の都合で作られた者がそのまま一般市民扱いされている。
皇帝自らが地球侵攻の総指揮を執っており、月の裏側の巨大な前線基地に常駐している。その基地から直径1000メートルの巨大戦闘母艦・バラクティカに乗せて、マシン獣や戦闘機タコンパスを出撃させる。
第45話・第46話において、バラミクロンの暗黒素粒子の力であらゆる機械を狂わせていき、オーレンジャーとキングレンジャーも無力化する。ドリンが召喚した超力のクリスタルの力でバラミクロンを倒されながらも、直後にドリンを葬ったことで地球から超力を失わせた上、オーレンジャーはドリンの導きで超力の故郷に飛ばされた。これにより、地球侵略を成功させ、地球に巨大な宮殿まで作った。だが、地球制圧から半年後、超力が復活したオーレンジャーの逆襲により敗北し、地球を奪還される。
アチャとコチャなどを除く幹部たちのネーミングはいずれも犬の名前をもじったものとなっている[13]。
- 皇帝バッカスフンド
- マシン帝国バラノイアを設立した張本人であり、地球の超古代文明が労働マシンとして作り出した一体の機械生命体が正体。帝国の第一世代機械生命体の創造主でもある。杖とスペースメタルの魔剣を武器としている。6億年前、知能を持った事で人類に対して反乱を起こすも敗北。その後は宇宙の果てに逃走しながらマシン獣軍団を作り上げて力を蓄え、地球に逆襲を仕掛けてきた。
- 残虐な性格で、失敗した者に対しては極めて厳しい態度で臨むことがほとんどである。とりわけ第5話や第15話ではその冷酷な性格が強調されているものの、一方では第33話では戦いに敗れたマシン獣を「愛しいマシン獣」と称して復活させているなど[ep 13]、前述の態度とは相反する一面も持ち合わせている。またわざわざ妻(=ヒステリア)を作ったり(文字通り作っている)、ブルドントと共に地球の水着にデレデレしたり、狸寝入りをしてヒステリアに蹴り飛ばされるなど、頑固親父然としつつも恐妻家かつ家族思いな一面やコミカルなシーンもある。
- 他の幹部たちとは違い、時々目が開閉する。また怒りが頂点に達すると頭脳回路がショートしてパニックになることもあり、その際には目の上に瞼のようなものが重なり目を細めたような動作をする。巨大化すると背中の歯車が阿修羅像の背中のように変化する。
- 超マシン獣作戦をブロッカーロボに阻止された怒りから[ep 13]、次の第34話にて地底のマグマエネルギーで巨大化[ep 14]。スペースメタルの魔剣を手にオーレンジャーに決戦を挑む。1人で先走ったオーブルーのブルーブロッカーを相手にした際は圧勝。オーブロッカーとの対決ではツインブロッケンソードで魔剣を折られた後、ツインブロッケンクラッシュを受けて敗北する[ep 14]。後に首だけとなって遠くの星へと逃れ、僅かな命をつないでいたことが判明し、ボンバー・ザ・グレートによって追放されたヒステリアと再会[ep 15]。残った全エネルギーをブルドントの復活に注ぎ込み、ヒステリアに後のことを託し完全に機能を停止した[ep 16]。
- デザインはファン・バンパー・ナンバープレートなどのレトロな車のパーツの寄せ集め[14]。
- 皇妃ヒステリア
- バッカスフンドの妻。感情の起伏が激しく蛇のように冷酷で、人間の愛や優しさを軽蔑している一方、夫のバッカスフンドにベタ惚れしている。その激情ゆえ、時に夫らを戦慄させることも。前線に立つことは殆どないが、一度だけ機関銃を使用したこともある。
- バッカスフンド、ブルドントと相次いで家族を失い、自身もボンバー・ザ・グレートに「宇宙の果てで息子の冥福を祈りながら、余生を過ごせ」と宇宙に追放されるが[ep 15]、カイザーブルドントとマルチーワと共に帰還[ep 16]。マルチーワに全パワーを与え、戦闘力を失った後は皇太后となり、外観の色調が金色から銀色へと変化した[ep 17]。
- 物語終盤、孫が生まれた後はその孫を溺愛するようになり、その過程で命の尊さに気付き始めるなど、それまでの冷酷さもなりをひそめるようになった。最終決戦においても号泣する孫を抱き抱えながら二人の無事を願っていたが叶わず、オーレンジャーに孫の命を助けるよう懇願し、今までの罪を償うため自爆して果てた[ep 8]。
- デザインはバッカスフンドと同じく車の部品のほか、オスカー像や映画『メトロポリス (1927年の映画)』のマリアのようなラインが意識されている[14]。
- 皇子ブルドント
- バッカスフンドとヒステリアの息子で、バラノイアの皇太子。いたずら好きで、非常にワガママな性格の持ち主。幼い反面、人間をオモチャのような遊び道具だと考えている。時に冷酷な作戦を立案するが、割と間抜けな一面があり、ガンマジンを騙した際には自ら口を滑らせておいて開き直ったために彼を怒らせて、制裁を喰らってしまっている。ヒステリアには滅法弱いが、両親のイチャイチャしている様子を見てあきれることもある。
- 緑色を基調としたカラーリングと二頭身の体型が特徴だが、作中では体型こそ異なるもののバッカスフンドとは体の構造がほぼ同一のものとして描写されている。驚くと凸状のカメラアイが飛び出すこともあり、またその目からはビームが出るが、成長してからは使っていない。
- 皇帝である父・バッカスフンドが敗れた後、台頭してきたボンバー・ザ・グレートとの皇位継承の決闘に敗北して死亡[ep 15]。遺された頭部はヒステリアと共に宇宙に追放されたが、バッカスフンドのエネルギーによって復活し、カイザーブルドントへと成長する[ep 16]。
- デザインイメージはアメリカの映画に登場する金持ちの嫌な子供[15]。
- 皇帝カイザーブルドント
- 皇位継承の決闘に敗れたブルドントがバッカスフンドのエネルギーによって復活、成長を遂げた姿。成長前の2頭身の体型から、成長後はスマートな外見になり、武器もサーベルを使うようになった。絶大な戦闘力と冷徹な頭脳を併せ持ち、妻マルチーワとの連携攻撃でオーレンジャーを苦しめた。
- プライドが高く敗北を認めない性格で、また大人になってからは執念深くなり、ボンバー・ザ・グレートを破り新皇帝となった際には彼に対する憎悪から、戦闘マシンとして改造を施すと同時に「身体の自由が利かない」という苦しみを味わわせるため洗脳をわざと不完全にしたこともある。ただし、体は成長しても心は子供のままで言動にも若干幼さが残っている。「愛などを持っているから人間は弱い」と人間をあざ笑う一方で、自身はマルチーワとかなりラブラブといった、両親同様相反した一面も持つ。
- バラミクロンを投入した作戦で地球侵略を成し遂げ、地球の支配者となることに成功するが、それから半年後にオーレンジャーの逆襲に遭う。超力ダイナマイトアタックでダメージを受けた後、自身の力で巨大化し、オーレンジャーの4大ロボに追い詰められた末、キングピラミッダーのスーパーレジェンドビームで致命傷を負い、「僕たちは滅びても、マシンは永久に滅びない」と言い残し、爆発四散した[ep 8]。
- デザイナーの阿部統によれば初期イメージは『ガンバロン』とのこと。当初のマルチーワの外見(詳しくは後述を参照)と釣り合うようなイメージでデザインされたという[16]。
- マルチーワ姫 / 皇妃マルチーワ[注釈 11]
- 終盤より登場したヒステリアの姪。詳しい出自は不明だが、未来の皇妃になる時を待ってヒステリアが眠らせており、彼女の呼びかけにより目覚めると同時に彼女の怨念による力を授けられ、覚醒した。カイザーブルドントとは初対面から意気投合、「ぶるぴー」「まるぴー」とお互いを呼び合うアツアツ夫婦。地球征服中に一子を儲ける。
- 顔や肌などは機械的な造型であるものの、女性的なフォルムや髪の毛を模した頭部のパーツ、それにレオタード的な意匠など、他のマシンたち以上に人間に近いデザインとなっている。
- 比較的均整の取れた体格をしており、女性型ながらもキングスマッシャーを弾く頑丈さを有し、高い運動能力と高速スピードで相手を翻弄する。また初登場時には突如ピンクの光弾と化して現れ、絶大な戦闘能力でオーレンジャーを圧倒し今までのマシン獣とは比べ物にならない戦闘能力を見せ付けた。また屈強なガンマジンを蹴り飛ばせるくらい強いキック力も持っている。犬(正体はバラガード)を連れた人間の美女の姿に変身することもでき、この状態では右目に催眠術を簡単にかけられる機能を備えており、相手にウィンクを飛ばすだけでその効果が現れるようになっている。
- 武器のマルチアローは自分の意思により自動的に剣に変形する弓で、弾をビームのようにして連射することも可能な他、手からのビーム、それに牽制用として大したダメージはないものの、投げキッスによって周囲に爆発を発生させる技など、多彩な能力を有する。またカイザーブルドントとの合体技として、一緒にハート型の閃光となって体当たりするラブラブペアアタックが存在する。この他、身体を火の玉と化することで大気圏を自力で突破することが可能で、戦闘中にもたびたびその能力を使用している。
- 美しい外見や、特にカイザーブルドントに見せる無邪気な言動とは裏腹に、冷酷で残忍な性質を備えており、ボンバー・ザ・グレートへの制裁にも進んで参加した他、終盤ではドリンをためらいもなく殺したり、人間の赤ん坊を平気で人質に取るなどの行為も見せている。
- 地球制圧から半年後のオーレンジャーの逆襲において、カイザーブルドント同様に超力ダイナマイトアタックでダメージを受けた後、自らの力で巨大化し、オーレンジャーの4大ロボの攻撃で追い詰められた末、キングピラミッダーのスーパーレジェンドビームで致命傷を負い、夫と共に爆発四散した[ep 8]。
- デザイン当初は人間でいえば12歳に相当する外見でどちらかと言えばロリータ成分の強いキャラクターであり(デザイン決定稿のアダルトな感じの外見の)最後までどちらの姿で登場させるかどうかで迷ったという。またデザイナーの阿部はこのキャラクターに対して思い入れがあり特撮雑誌である宇宙船78号のコラム内で「マルチーワというキャラは自分が好きな要素(キレイな顔のロボットなど)を詰め込んだキャラです」語っている[16]。頭部の造型を何度も作り直させデザイナーを困らせたという逸話も残っている[15]。
- ブルドントJr.
- 皇帝カイザーブルドントと皇妃マルチーワの間に生まれた子どもであり、皇太后ヒステリアに情愛の感情をもたらした。澄んだ目が特徴で、どちらかといえば母親似だが、祖父のように目を開閉できる。地球征服から半年後に生まれたばかりの赤ん坊であるために名前は決まっていなかった。皇妃マルチーワ曰く「かわいい赤ちゃん」で、皇太后ヒステリア曰く「何よりのプレゼント」。
- 劇中では名前を呼ばれず、ブルドントJr.は書籍による[18][19][15]。
- 執事アチャ
- 皇帝一家に仕える執事。丁寧語で喋り、稀に語尾に「〜ざんす」・「〜でガンス」と付けることもある。一人称は「私」および「ミー」。
- 地球への侵攻にあたり、人類への宣戦布告文を代読した。いつもブルドントのワガママに振り回されている。それぞれ一度だけ光線や銃、爆弾を使用しているが、戦闘に参加する機会はあまりない。序盤で改造され、マシン獣の巨大化の際にコチャを投げられるように運動能力を強化された。ヴァイオリンを演奏できる他、人間(執事の男)に化けることもできる[ep 15][注釈 12]。
- 日和見主義者で、ボンバー・ザ・グレートが皇帝になった時はコチャと共にヒステリアをあっさり裏切り、カイザーブルドントが帰還した時はこれまたあっさり寝返った。ただし「バラノイア」という国自体は気に入っている。そのためか、カイザーブルドントからは「お前たちいい加減な奴だな!」と言われただけで、お咎め無しだった。
- バラノイア崩壊後は、ブルドントJr.を引き取ったガンマジンにコチャ共々同行させられることに[ep 8]。
- デザインは森木靖泰が担当した[14]。
- 執事コチャ
- アチャと共に皇帝一家に仕える手のりサイズの小型ロボット。いつもアチャの肩に乗っており、アチャのセリフの最後をオウム返しに言うか、アチャの言葉を肯定している。また、語尾に「〜っちゃ」と付けることもある。飛行能力を持ち、腹部からは歯車状の光線を放つ。
- 序盤にて改造され、倒されたマシン獣を再生復活させる機能が追加された。手足を体に収納すると共にロープ状の部分を出し、その部分をアチャが掴んで「アチャ〜!」「コチャ〜!」と交互に名前を叫びながら[注釈 13]ハンマー投げの要領でマシン獣の残骸に投げつけ、「大きくなってね!」というセリフと共に巨大化エネルギーを注入し、マシン獣を巨大化させる。小さい体を利用して物陰に隠れ、ごくまれに盗聴も行う。
- バラノイア崩壊後、ブルドントJr.を引き取ったガンマジンにアチャ共々同行させられた[ep 8]。
- デザインは森木靖泰が担当した[14]。
- ケリス / バラケリス
- 第26話から第28話に登場。バッカスフンドの信任厚い幹部で、残酷な性格。生命体を用いた研究の指揮を執る。植物園で他のマシン獣を飼育・管理している。人間時から鞭を武器とする。
- 普段は人間の女性の姿をしているが、戦闘時にはマシン獣となって戦う。バラケリスの姿では鞭と両胸からの光線を武器とし、オーレンジャーロボでさえ破壊できなかった黄金の檻を出して相手を閉じ込める。また、胸から放つ伸縮自在の白いリボンで相手を締め上げたり、単眼から放つ光線で相手を体内に取り込むことも可能。巨大化は特殊な装置を操作して行う。最期はキングピラミッダーに倒された[ep 12]。
- 怪人状態のデザインモチーフはエジプト神話の神ホルス[20]。
- ボンバー・ザ・グレート
- 第35話より登場した「宇宙の爆弾野郎」。ミサイルに手足と顔がついた外観で、それらを体内に収納することでミサイルそのものの形態グレート・ミサイルへ変形、自ら敵めがけて突っ込むこともできる。また背中の突起部分からも小型ミサイルを発射可能である。
- 元はバラノイアの一マシン獣に過ぎなかったが、バッカスフンドの地位を狙って反乱を起こし、失敗して宇宙に逃走していた。その後バッカスフンドの死を知り、バラノイアの新皇帝になるために戻ってきた。独自にマシン獣軍団を率いており、部下たちは「ボンバー・ザ・グレート命」をモットーにしている。孤高の一匹狼的存在で、荒っぽい性格とは裏腹に頭脳にも秀で、自らを戦闘のプロと称する。ブルドントとは犬猿の仲であり、しばしば対立するが、実力では圧倒している。
- 登場からしばらく後「皇帝が死亡した場合、百日以内に後継者を決定しなければならない。候補者が複数いる場合は、決闘によって後継者を決めなければならない」とのバラノイア帝国憲法第12条の規定に従い、ブルドントと皇位継承の決闘を行いこれに勝利。ヒステリアも追放して、バラノイアの新皇帝ボンバー・ザ・グレートI世に即位を果たす。しかし、程なくして復活したカイザーブルドントとマルチーワの登場により皇位を追われて敗北。降参するも許されず、両手を破壊された後、改造を施される。改造後は右腕を大剣のグレートサンダー、左腕をバルカン砲のグレートボムとした上、時折自我が戻るという作用付きとなり、巨大化した状態でオーレンジャーと交戦[注釈 14]。スーパーバーンウェーブやダイナマイトタックルでダメージを受けた後、スーパーレジェンドビームで敗北。皇帝になろうとした自身の行いを悔いながら、オーレンジャーに別れを告げて果てる。残骸になりながらも、カイザーブルドントに利用され、体内の赤いグレート・ミサイルは太陽を破壊するために射出されたが、それを追って宇宙に飛び出したガンマジンに阻止された[ep 17]。
- マシン獣
- 侵略兵器として活動する機械生命体。作戦に応じて月で製造されるものと、バラノイアが征服した他の星から呼び寄せられるものがいる。広義の「マシン獣」はバラノイアの構成員すべてを指し、劇中ではマルチーワやボンバー・ザ・グレートのような幹部も人間側からそう呼ばれる描写がある。
- 大半はアチャとコチャにより巨大化するが、最初からバラソーサーのように巨大なサイズで製作されることや、バラゴールドのように特殊な方法で巨大化することもある。巨大化状態には個体差があり、スチームパンクスとバラポリスは巨大化を解除しており(また、後者に至っては二回目の巨大化を単独で行っている)、逆にバラボクサーは一度巨大化してからは最後まで巨大化を解除していない。
- バッカスフンド、カイザーブルドント夫妻は最終決戦で自動的に巨大化していたが、ボンバー・ザ・グレートのように地球に降下後には何の説明もなく巨大化し終えていた場合もある。
- 自我を持たない純粋な兵器から、人間以上の知能や激しい感情・ユーモラスな性格を持つ者まで多種多彩である。モチーフは機器や兵器を元にしたものが多く、少数であるが生物を基にした個体もいる。劇中では、バラボクサーなど作戦に応じて改造されたものが数体いる。
- カメラトリック
- オーレンジャーを監視する小型マシン獣。鳥とカメラの融合マシンで、「パッパラパ」と鳴く。レーザー光線が武器で、相手を別の場所に転送出来る。量産されており、計2体が登場。初登場は劇場版。
- 劇場版のパンフレットではスチームパンクスに合体したマシン獣の一体と記載されているが、劇中の描写とは異なる。
- バーロ兵
- バラノイアの下級マシン兵。月の裏側にある基地で大量生産されている。電磁棒を操り、スライドさせた顔面の目から破壊光線、口から電磁ネットと歯車手裏剣を射出する。人語を話し、人間に偽装できる能力を持つ。戦闘能力は高く、序盤では変身後のオーレンジャーを苦戦させる場面があった。動力源は特殊な電池。
- 大抵の身体の色は紫色だが、色違いで黒いタイプもある。劇場版では軍隊やジャーナリストに扮した個体も登場した。
- デザインは『スター・ウォーズ』のC-3POや『ロケッティア』などが意識されている[15]。
民間人
- ミキオ
- 第16話より登場。たびたびオーレンジャーとバラノイアとの戦いに巻き込まれる少年で、バラスカンク退治の作戦に参加したり、オーレンジャー基地の最期を見届けるなど、重要な役回りが多かった。
- 家族構成は母親がいる。
新田一家 ()- 中盤より登場。普通のサラリーマンである主の
一郎 ()、妻の里子 ()、長女の清美 ()、そしてオーレンジャーと親しい長男の豊 ()の4人家族。 - バラノイアにひどい目に遭わされることが多く、第25話ではマシン獣バラハングリーが平らげた特上生寿司100人前の代金を払わされ、その後もバラノイアにまつわるトラブルにたびたび巻き込まれ、ついにはマシン獣バラペテンに操られマイホームを壊してしまったために引っ越していった。
辺名 小太郎 ()- 豊の知り合いの科学者。豊からは「へんなおじさん」と呼ばれている。マシン獣も研究の対象としてしか見ていない、いわゆるマッドサイエンティストで、特にアチャを分解したがっている。バラハングリーを分解しようとしたり、壊れたバラグースカをゼンマイ仕掛けで動くように改造して復活させるなど、バラノイア・オーレンジャーの垣根無く全てを困惑させている。コチャやオーレンジャーたちは普通に「(へんな)おじさん」と呼ぶのに対しアチャにのみ「辺名さん」と呼ばれている。
世界設定
- オーレンジャー基地
- 「オーレンジャー本部[22]」「超力基地」とも呼ばれている。国際空軍組織U.A.の極東支部とは別の場所、日本アルプスの地下に設置されている。メインルームをはじめ、雪山にカモフラージュした、サンダーウィング・超力モビルの発進ゲートや巨大ロボ発射用の砲台、緊急の際の発進ルートなどが設けられている。三浦のプライベートルームもある。地下15階の最下層には古代遺跡があり、遺跡が吸収した自然界のエネルギーは超力増幅装置を通すことでTHエネルギーに変換される[23]。
- 第45話でオーブロッカーから基地のデータを割り出したバラノイアの総攻撃を受けて壊滅[ep 18]。残されたオーレンジャーロボとタックルボーイは超力増幅装置のある部屋の地下に隠された。
- 超力の故郷
- 宇宙の遥か遠くに存在する全ての超力エネルギーの根源的空間。複数のドリンが存在しており、一度絶命したドリンはこの場所で療養を受けた。この超力の故郷にいる間は従来の時間とのタイムラグが生じており、オーレンジャーは訪れてから地球に戻るまでに半年もの期間を要してしまった(桃は当初これをバラノイアの作った異空間のせいだと思い込んでいた)。
オーレンジャーの装備・戦力
オーレンジャーの力の源は
元々THエネルギーには生物の細胞を活性化させる作用があるが、ある種の適性を持った人間に限り、THエネルギーによって内在的な力が引き出され、特別な能力を発揮するようになる。この力を超力と呼ぶ。超力は人間の身体能力を30 - 40倍にも高めるほか、様々な超常現象を引き起こし、死者を蘇らせることさえあるという[25]。
Vシネマ『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』では「5人揃わないと超力が全開しない」という裕司のセリフがあるが、テレビシリーズではそのような描写はなく、裕司 = オーブルー1人でバラノイアのマシン獣・バラリベンジャーを倒す場面もある。
共通装備
- パワーブレス[24][26]
- オーレンジャーの変身アイテム。左腕のスーツバックブレスは通信機、右腕のエネルギーブレスにはTHエネルギーの蓄積器であるストレージクリスタルが付いている。両方のブレスのスイッチを同時に起動させることでスーツバックブレスに内蔵されているOHスーツが飛び出し、体中に装着される[25]。超力への適性を持った人間でないと使用することができない。
- ストレージクリスタルは治療にも使用することができ、裕司はストレージクリスタルを解して自身の超力をバラリベンジャーに注いでバラリベンジャーのエネルギーを回復させたことがあった[ep 19]。
- 万が一、敵に壊された時のためにスペア用のブレスが用意されているが、ストレージクリスタルは現品のみで交換ができないとされている。実際、裕司は自分のエネルギーブレスをジニアス黒田に奪われた際、三浦に新しいエネルギーブレスを作ってくれるように頼んだが「ストレージクリスタルは5つだけなので無理」と言われた[ep 4]。
- OHスーツ[24]
- U.A.O.H.科学技術開発部がキングスーツについての資料を元に開発したオーレンジャーの強化スーツ。OHとは Over tech Hardware(超技術機器)の略である[24]。特殊サーメットファイバーで作られたスーツ部は、耐熱、耐寒、耐圧に優れており、普通の人間なら大ケガや死亡は免れない大ダメージも大幅に軽減可能で、5人の持つ超力を最大限に引き出せるよう設計されている。通常はパワーブレスの左部のスーツパックブレス内に圧縮収納されている。胸部、腕部、脚部にある古代的にも機械的にも見える模様は、ストレージクリスタルから放出されるTHエネルギーを超力に効率よく変換して全身に配分するコンバーターである[25]。
- OHスーツを装着すると急激に体力を消耗する。初めて変身した吾郎以外の4人は変身を解くとフラフラになっていたが[ep 20]、「俺も始めはそうだった」という吾郎のセリフによれば慣れると平気になるらしく、後に5人とも変身を解いても体力を消耗しなくなった。
- キングブラスター[24][27]
- ベルトの右ホルスターに収められている標準装備の光線銃。発射される高出力ビームは60センチメートル四方の鋼鉄の固まりを蒸発させる。
- バトルスティック[24][27]
- ベルトの左ホルスターに収められている標準装備の特殊警棒。衝撃波を放つことも可能[27]。
- キングスマッシャー[24][27]
- キングブラスターの銃身上部にバトルスティックを合体させたレーザー銃。キングブラスターの3倍の威力を持つ[24]。この武器でバラクラッシャー(1体目)を倒したこともあるが、マルチーワやバラミクロンには全く通用せずに弾かれた。
レンジャーアイテム
各自のゴーグル部分に手を当てることで取り出し、それぞれの図形が盛り込まれている5人の専用武器。超力を集中することで必殺技を発動する。スターライザー以外は第2話から登場。
- スターライザー[10][27]
- レッド専用の剣型レンジャーアイテム[注釈 15]。プラズマ精錬された特殊鋼・サーメット製の刃は直径300ミリメートルの鉄柱を真っ二つにする。鍔部分の星型のエンブレムからは星型光線を発射。
- ビッグバンバスターの銃身下部を形成。
- 必殺技は円月殺法を応用した秘剣超力ライザー[10][27]。バンジージャンプしながら放つバンジージャンプ斬り。高く跳び上がり、猛スピードでスターライザーで敵を一突きする超力ニードル。
- スクエアクラッシャー[10][27]
- グリーン専用の2本の斧型レンジャーアイテム。特殊サーメット製の刃に超力のフィールドを作り出し、厚さ250ミリメートルの鋼鉄製の扉も破壊する。
- ビッグバンバスターのグリップ下部を形成。
- 必殺技は空中から敵をX型に斬り裂く電光超力クラッシャー[10][27]。
- デルタトンファ[10][27]
- ブルー専用のトンファ型レンジャーアイテム。特殊研磨された刃を備えており、直径500ミリメートルの超硬質強化繊維製のケーブルも切断する。
- ビッグバンバスターの銃身上部を形成。
- 必殺技は空中から突進して敵を切り裂く稲妻超力トンファ[10][27]。
- ツインバトン[10][27]
- イエロー専用の2本のヌンチャク型レンジャーアイテム。スティック部分に超力による衝撃波を発生、大岩をも粉砕する威力がある。
- ビッグバンバスターの中央側面部分を形成。
- 必殺技は全身を竜巻のように回転させながら敵に突進する炸裂超力バトン[10][27]。
- サークルディフェンサー[10][27]
- ピンク専用の盾型レンジャーアイテム。ミサイルの直撃にもびくともしない。円形状で周囲が刃になっている為、斬撃やブーメランとしても使える。
- ビッグバンバスターの後部上部を形成。
- 必殺技はディフェンサーを構えながら体当たりする疾風超力ディフェンサー[10][27]。
- ビッグバンバスター[24][27]
- キングスマッシャーに5人のレンジャーアイテムを合体させた銃。キングスマッシャーの5倍の破壊力と1000メートルの放射距離を誇る。巨大マシン獣のバラソーサーを撃破して以降、ジャイアントローラー投入までは決め手として使われていき、バラハッカーに破られた後も使用され、バラベイビーとバラアイビーを倒した。
得意技
- 爆裂ミラージュナックル[10]
- オーグリーンの技。拳にエネルギーを集中させ、高速でパンチを連打する。
- フライングパンチ[10]
- オーグリーンの技。昌平がボクサー時代、岩島トレーナーの下で特訓した際に編み出し、空中から勢いをつけてパンチを繰り出すが、あまりに強力な為、負担は大きい。バラボクサーを倒すも、自身の右腕を痛めてしまい、一時戦線離脱を余儀なくされてしまった上、巨大化後のバラボクサーに技をコピーされ、レッドパンチャーの敗退に繋がってしまった。
- 激突ローリングボンバー[10]
- オーブルーの技。自らの体を空中で高速回転させた後、両腕を×字に組んで、敵に体当たりする。
- 高速スプラッシュイリュージョン[10]
- オーイエローの技。両足にエネルギーを集中させ、連続キックを繰り出す。
- 閃光ミラクル気功弾[10]
- オーピンクの技。エネルギー弾を気功波のように撃ち出す。
キングレンジャーの専用装備
- キングブレス[12][26]
- キングレンジャーが両腕に装備している変身ブレスにしてパワーブレスの原型。ストレージクリスタルはキングクリスタルと呼ばれる専用クリスタルを使用。パワーブレスとの通信も可能。
- キングスーツ
- OHスーツの原型でもあるキングレンジャー用強化スーツ。超古代文明によって作られた、特殊金属繊維・カイザーメタル製のスーツで、機能的にはOHスーツと同じだが、出力はそれを上回る[25]。
- キングテクター
- キングレンジャーが装備している、カイザーメタルと金の合金製アーマー。ミサイル5 - 6発の直撃も平気な上、OHスーツを上回る量の超力を吸収する。また、バリアを張ることが出来るほか、敵を吹き飛ばす衝撃波も発生させる[25]。
- キングスティック[12][27]
- キングレンジャー専用の杖。レンジャーアイテム同様、ゴーグルに手を当てることで取り出す。地球へ帰還した直後、ドリンがリキに与えた。
- 先端からは衝撃波やエネルギー弾を発射。ピラミッド型バリアの展開やワープ機能も持ち、治療光線(未使用)も放てる。下部の刃を下にスライドさせることで剣として使うことが可能。王の字型のグリップエンドを左右に展開すれば、ビーム砲となり、内部の赤い球体に超力を集中し、そこから黄金のエネルギー弾を連射する必殺技キングビクトリーフラッシュ[12]はタコンパス5機を一瞬に撃墜させる威力を持つ。キングビクトリーフラッシュは単発での発射も可能であり、バラミクロン戦で使用したが、バラミクロンには通用しなかった。バラスカンク戦では、エネルギーを放射しながら高速回転し、ガスを跳ね返すキングトルネード[12]を使用。
ガンマジン専用装備
- 魔神の鍵
- ガンマジンの封印を解くと同時に主の証でもある鍵。鍵には超力の意匠(オーレンジャーのエンブレム)が施されている。
- マジンサーベル[28][29]
- ガンマジンが持つ巨大剣。マジン一刀流という7種類の剣技があり、登場のたびに一の太刀、二の太刀…と変化する。
- マント隠し[28]
- マントで自分や仲間を包み、姿を見えなくする。
- アツアツホットスパーク[28]
- オーピンクとガンマジンがバトルスティックとマジンサーベルを交差させて放つ、光線。
- 破壊光線
- 目から放つ破壊光線。普段は使用されない。
- 治療光線
- 重傷を負った人達の傷を回復させる白い光線。
- 復元光線
- 指から放つ、壊れた物を直す黄色い光線。『オーレVSカクレンジャー』で使用。
合体技・必殺武器
- ジャイアントローラー[24][30]
- 第10話から登場。ジャイアントシューターから発射される巨大ローラー型兵器。スカイフェニックスに運搬されて投下。ローラー内部にオーレッドが乗り込み、「ジャイアントローラーシュート」の合図で射出。目標を捕捉し、オーレッドが「アタック」の掛け声と共にコンソールのスイッチを押し、ローラーを赤い発光状態に変化させて、そのまま目標に突撃する。目標までの距離が2000m以内なら確実に命中する。そのスピードは初使用相手のバラハッカーでも分析できないほどに速い。搭乗者は激突と同時に脱出を行うが、脱出の技術はオーレッドしか持っていない為、事実上、オーレッドの専用武器になっている。バラリベンジャー戦ではオーブルーが使用するも、自身もダメージを負い、変身が解除された。
- オーレッドを乗せた状態でスカイフェニックスより投下、着陸と同時に台座から打ち出されるジャイアントローラースカイシュートは、巨大マシン獣にもダメージを与えられる威力を持つ。バラデビル相手に使用した。
- 超力ダイナマイトアタック[24]
- 5人が高速回転し、5つの光の玉になった後に1つに集まり、突撃する荒技。バラクローズ戦で初使用し、バラナイトメア戦やバラガード戦、カイザーブルドント夫妻との決戦でも決め手になった。
- オーレバズーカ[24][27]
- 第25話から登場。レッドパンチャーの腕部に酷似した形状をしているバズーカ砲。ストレージクリスタルの50倍のエネルギーを持つ、5つのハイパーストレージクリスタルをオーレッドの「ハイパーストレージクリスタル・セットオン」の指示で装填し、オーレッドの「チャージ」と「オーレバズーカ」、オーレッド以外のメンバーの「オーレ」の掛け声の後に、オーレッドがトリガーを操作し、全員の「ファイヤー」の掛け声と共にエネルギー光線を発射する。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第31話にもオーレンジャーの大いなる力として登場。
- 超力バリア
- 5人でスクラムを組んでバリアを張る。
- ビッグバン掃除機[24]
- ビッグバンバスターの体制で用いる掃除機。バラハングリーのカビを吸引した。
- 超力フラッシュ(正式名称不明)
- 5人で閃光を発し、相手の目を僅かだけ眩ませる。バラナイトメアの幻覚攻撃を破る際に使用した。
その他
- 怒りと憎しみの人面剣
- キングピラミッダー内の秘密の部屋に眠っていた。一度手にすると超パワーを発揮するが、同時に本能の赴くままに狂暴化してしまう。パワーブレスを破壊され、絶体絶命の危機に陥ったオーレンジャーを救うべくリキが使用した。
- クリスタル
- バラミクロンの暗黒素粒子で変身不能に陥ったリキを救うため、ドリンが超力の故郷より召喚した超エネルギー物体。彼女の命の源であり、バラミクロンを一撃で消滅させると共に暗黒素粒子によって機能停止したキングピラミッダーを復活させたが、同時にクリスタルも失ったため、ドリンはマルチーワの弓矢で絶命してしまう。
メカニック
- サンダーウィング
- UAの主力戦闘機。最高速度はマッハ2[28]。また、オーレンジャー所属機と通常部隊の所属機では塗装が異なる。外形・コクピットは現用ジェット戦闘機と同様のSF色のないデザイン。武装はミサイルのみだが、オーレンジャー所属機にはバルカン砲と三浦参謀長が開発した超力砲[28]が搭載されている。
- 基本的には吾郎機は一人乗りで、吾郎以外は二人乗りで用いることが多い(主な組み合わせは昌平と樹里、裕司と桃)。吾郎機はレッドジェッターも搭載しており、空中射出することも可能。
- ヘリコプター
- 第1話と第2話で移動手段として用いられた。初期オープニングにも登場。
- ジェッターマシン[28]
- オーレンジャーの専用バイクで、それぞれゴーグルのマークの形がカウル部分となっている。変身前でも使用可能。個々の名称は色名+ジェッターとなる。
- Vシネマシリーズではマシン獣の攻撃で操縦不能になった挙句破壊されたり、レッドと一緒にバリバリアンに強制連行されたりと散々な扱いを受けている。
- 4WD[28]
- 2人でのパトロールや長距離移動に用いられる。黒と青の2種類のワゴン車を使用[28]。
- ジープ[28]
- オープンカータイプのジープ。主に野外活動で使用される。第7話で三浦救出に赴いた際には、オーレッドが運転した。
超力モビル
第6話・第7話から登場。5人がそれぞれ操縦するマシン。超力の5つの古代遺跡に刻まれた伝説上の聖獣や古代の神像をモチーフにしている。多くの場合はスカイフェニックス、そして後述する牽引形態のタウランダーとレオローダーによるチャリオットフォーメーション[28][30]で出撃するが、牽引されている2機も単独での走行は可能。当初は三浦参謀長が開発していたが、彼がバラノイアの手中に落ちてしまい、最終的にオーレンジャーの5人がマニュアルに従って完成させた。操縦席にストレージクリスタルを装着することで性能が上昇する。これら5機はオーレンジャーロボへの合体機構を持つ。
- スカイフェニックス
- レッドが操縦する不死鳥型戦闘機。超力の古代遺跡のピラミッドに刻まれたフェニックス(不死鳥)がモチーフ。機体色は赤。
- 武器は嘴部分から発射する光線。第16話の全超力モビル一斉射撃時に初使用した。ジャイアントローラーの運搬も行う。
- オーレンジャーロボのヘッドモード(顔と背中)を形成。臀部はウイングヘッドのヘルメットになる。
- グランタウラス、ドグランダーと共に第7話から登場。第15話では単機で出撃した。
- グランタウラス
- グリーンが操縦する猛牛型メカ[30]。超力の古代遺跡の神殿に刻まれたバッファロー(猛牛)がモチーフ。機体色は緑と黒。
- 武器・技は2本の角から発するタウラスビーム。2本の角を用いた突進攻撃タウラスアタック。第16話では本部のコンピュータと連動した分析装置を使い、ジュンのペンダントの解析を三浦に頼んだ。
- オーレンジャーロボのミドルモード(腹部)を形成。頭部はホーンヘッドのヘルメットになる。
- ダッシュレオン
- ブルーが操縦するライオン[30](スフィンクス)型メカ。超力の古代遺跡のライオン型石像がモチーフ。機体色は金色と青。
- 武器・技は額の上下の銃口から発射するレオンショット。噛み付き攻撃のレオンクラッシュ。
- オーレンジャーロボのアームモード(胴体と腕)を形成。鬣はグラビトンヘッドのヘルメットになる。
- 初登場した第6話では未完成ながらも稼動状態にあり、モアローダーと共に出撃し、バラセパレートと交戦するが、未完成だったことやバラセパレートの戦闘力との差もあり苦戦した。
- ドグランダー
- イエローが操縦する土偶型四輪車両。超力の古代遺跡の遮光器土偶型石像がモチーフ。機体色は青と黄色。
- 武器は上部側面に一門ずつ装備している速射砲ドグバルカン。側面に一門ずつ装備している大口径ビーム砲ドグバズーカ。下部のハッチの中にはタウランダー用の2本の鎖を備えている。
- オーレンジャーロボのボトムモード(左足)を形成。ドグバルカンはバルカンヘッドのヘルメットになる。
- モアローダー
- ピンクが操縦するモアイ型四輪車両。超力の古代遺跡のモアイ型石像がモチーフ。機体色は青と桃色。
- 武器は上部に装備したモアキャノン。側面に五連装ずつ計十連装装備しているモアランチャー。下部のハッチの中にはレオローダー用の2本の鎖を備えている。
- オーレンジャーロボのボトムモード(右足)を形成。モアキャノンはキャノンヘッドのヘルメットになる。
- 初登場した第6話では未完成ながらも稼動状態にあり、ダッシュレオンと共に出撃。
- タウランダー[28]
- グランタウラスがドグランダーを索引する際の形態。
- レオローダー[28]
- ダッシュレオンがモアローダーを索引する際の形態。
ブロッカーロボ
第33話から登場。5人それぞれに配備された巨大中型ロボ。各オーレンジャーのパーソナルマークを模した姿をしている。バラノイアの超マシン獣侵攻において、トロイの木馬作戦を決行。パーソナルマークを模した象形岩に擬態した状態で外に待機し、それが神様からのプレゼントという噂を聞いたヒステリアの案で強奪される形で超マシン獣製造基地に潜り込み、超マシン獣製造基地と超マシン獣を一掃した。
レンジャーアイテム[注釈 16]とキングスマッシャーを手持ち武器とし、胸部からはビームを発射。合体技として、5体が胸から同時にビームを発射するブロッケンファイヤーがある。
陸海空に加え、宇宙戦にも対応。
- レッドブロッカー
- レッド専用ブロッカーロボ。
- 得意技は頭突き攻撃のスターヘッドアタック。超バラミサイラー戦では宇宙戦を繰り広げ、スターライザーで倒した。
- オーブロッカーの胸部を構成。
- グリーンブロッカー
- グリーン専用ブロッカーロボ。
- 得意技は体当たりのグリーンボディアタック。超バラドリルとオンブオバケ相手に海中戦を行った際には、パンチで超バラドリルを倒した。
- オーブロッカーの脚部を構成。
- ブルーブロッカー
- ブルー専用ブロッカーロボ。
- 得意技は空中キックのブルーキック。超バラソーサー戦では空中戦を繰り広げ、キングスマッシャーで倒した。巨大バッカスフンドに単独で挑んだ際には惨敗を喫する。
- オーブロッカーの腰部・大腿部を構成。
- イエローブロッカー
- イエロー専用ブロッカーロボ。
- 得意技は回転蹴りのイエロースピニングキック。超バラクラッシャー戦ではピンクブロッカーとのタッグで挑み、2体の胸部ビームで倒した。
- オーブロッカーの顔・両腕を構成。
- ピンクブロッカー
- ピンク専用ブロッカーロボ。
- 得意技はピンクスカイラインチョップ。超バラクラッシャー戦ではイエローブロッカーとのタッグで挑み、2体の胸部ビームで倒した。
- オーブロッカーの足を構成。
巨大ロボ
- オーレンジャーロボ
- 第7話から登場。5機の超力モビルが超力合体した巨大ロボ。「オーレンジャーロボ、オーレ!」の合図で戦闘開始する。歴代の戦隊の1号ロボの中で一番の高さを有している[注釈 17]。THエネルギーで動くTHエンジンを搭載し、ジャンプ力は1万m。各超力モビルが搭載しているヘルメットを、メイン操縦者が交代するごとに交換するヘッドチェンジシステムを有する[注釈 18]。宇宙空間を航行することも可能。合体システムを含む5体の超力モビルのデータは、21もの複雑なパスワードでブロック・保管されている。
- 第19話でバラビルダーに敗北し、復旧に目処が立たないほどの損傷状態となり吾郎は「オーレンジャーロボなしでどうやって戦えばいいんだ」と落胆している。第20話ではレッドパンチャーのボクシングの特訓に協力し、第21話・第22話ではリハビリのためのエクササイズや球技を行い完全に復活。第45話でオーレンジャー本部がバラノイアの総攻撃で壊滅する中、三浦の手でタックルボーイと共に、超力増幅装置の地下室に隠された。第48話では巨大化したカイザーブルドント夫妻との最後の決戦のために出撃した。
- 『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』ではボーゾックに捕らわれたオーレッド救出のため、カーレンジャーが操縦してバリバリアンに赴いた。テレビシリーズとはコクピットの形状が微妙に異なっている。
- ウイングヘッド
- レッドをメインとした形態。基本形態ゆえか、レッド以外も操縦を行う[注釈 19]。武器は回転する冠を鍔としたスーパークラウンソード[28][29]。必殺技はスーパークラウンソードの刀身を発光させて、上から下に切り裂くクラウンファイナルクラッシュ[28][29]。
- ホーンヘッド
- グリーンをメインとした形態。パワーを重視している。主な技は頭部の角から放つ1万ボルトの電撃技超力タウラスサンダー[28]と角を用いた頭突きのタウラスダイブ[29]。
- 下記の3形態同様に第8話から登場。
- グラビトンヘッド
- ブルーをメインとした形態。スピードを重視している。主な技は額から放つ重力光線超力レオンビーム[28]と超重量級パンチレオンパンチ[29]。
- バルカンヘッド
- イエローをメインとした形態。空中攻撃も行い、バルカン部分の噴射によって飛行も可能。主な技は連続バルカン攻撃の超力ドグバルカン[28]と飛蹴りのドグスカイキック[29]。ドグバルカンは逆噴射も可能であり、バラミサイラーの手で太陽に落とされた際には、拘束用の鎖を超力タウラスサンダーで破壊した後、ドグバルカン逆噴射で太陽から脱出し、地球に帰還した。
- キャノンヘッド
- ピンクをメインとした形態。その場を移動することなく攻撃を行う。主な技は頭部の砲から放つ超力モアキャノン[28]と高速回転して強風を起こすモアトルネード[29]。
- レッドパンチャー
- 第19話から登場。ボクサー型巨大ロボ。オーレンジャーロボよりも先に建造されたプロトタイプでもある[29]。THバーンエンジンを搭載し、ジャンプ力は8000m。ダイヤモンドの7倍の硬度を誇るチタニウム合金製の拳によるパンチ力は1Mt / 立方cm。
- 製造された当初、バラノイアが地球に侵攻しつつあることを知った桐野俊平中尉が独断で動かすが、当時の三浦は超力の合成に成功して間もなかったために機体は暴走した末に谷に埋もれ、桐野はコクピットから放り出されて死亡してしまった。それから2年後、オーレンジャーロボがバラビルダーに敗北したことに呼応したかのようにオーレンジャー本部のコンピュータからデータが出現。オーレッドが乗り込むも以前のように暴走してしまうが、桐野の魂の導きを受けたオーレッドの意思を感じた超力が注がれたことにより、制御された。以降はオーレッドの専用機となり、出動要請を受けると、基地に用意された射出砲台から撃ち出される。操縦にはボクシングの技術を応用する為、吾郎は昌平にボクシングを教えてもらい、後述のマグナパンチャーも使用可能になった。
- ピストン運動する両腕からのパンチ攻撃を主体とし、顔の星型部分からは洗浄光線にもなるスタービーム[29]を発射。
- 必殺技は両腕のガトリング砲からプラズマエネルギーの超高圧熱光弾を連射するパンチャーガトリング[28][29]。空中できりもみ回転しながら両手首をピストン運動させて、1分間に3000発の連続パンチを決めるマグナパンチャー[28][29]。
- 第45話のバラミクロン戦ではオーグリーンが操縦して、奇襲攻撃を仕掛けるも、暗黒素粒子により機能停止。バラノイアに鹵獲され、オーブロッカーと共に特殊金属の壁に閉じ込められたが、第48話で三浦とキングレンジャーとガンマジンの手で奪還された。
- バスターオーレンジャーロボ
- 第22話から登場。オーレンジャーロボとレッドパンチャーが超砲撃合体した巨大ロボ。背中合わせに合体し、レッドパンチャーの頭部はヘッドギア、両腕は肩の砲台にもなる。当初はレッドパンチャーに内蔵されていた合体用パスワードを記録したメモリーチップの紛失により合体できなかったが、基地のコンピューターから改めてパスワードを入力したことで合体可能となった。ジャンプ力は6000m。
- 武器はレッドパンチャーの腕が変形した両肩のパンチャーキャノン[29]。
- 必殺技はパンチャーキャノンからエネルギー弾を連続発射するビッグキャノンバースト[28][29]。
- 第22話から第25話までの登場であり、第2クールにしか登場しなかったが、スーパー戦隊Vシネマ作品の『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』には登場した。
- キングピラミッダー
- 第26話から登場。超古代文明科学(パンゲア文明)によって生み出されたピラミッド型要塞。THバーンエンジンの100倍近い出力の駆動機関を持ち、宇宙空間や亜空間を航行することも可能。内部には手にした者を狂暴化させる"怒りと憎しみの人面剣"が眠っている秘密の部屋もある。6億年もの眠りについていたがバラノイアを倒すべく、リキとドリンと共に復活した。キングレンジャーが「キングピラミッダー」と叫びながらキングスティックを掲げることにより召喚される。
- 普段は普通のピラミッドと変わらない外見をしているが、キングレンジャーの指示により、メカニカルな形状をしたピラミッドフォーメーションに変化。キングクリスタルを操縦席に差し込むことで戦闘を開始。ピラミッドの頂上部分からは光線を発射する。必殺技は頂上部分から発射した光線からの衝撃波スーパーバーンウェーブ[28][29]。初登場は第27話。
- 現代の超力戦士たちであるオーレンジャーが使用する巨大ロボとの合体も可能で、超力モビルとレッドパンチャーに分離したバスターオーレンジャーロボを搭載した際は戦艦キャリアフォーメーションになり、超力モビル(もしくは、オーブロッカー)+レッドパンチャーを格納(合体)した際は巨大ロボバトルフォーメーションに変形する。初めてこの状態になる直前、各マシンに重なる形で「王」マークが3つ出現した後一つに重なり、三浦を驚かせた。どちらの形態も第28話から登場。
- キャリアフォーメーションはキングレンジャーのキングピラミッダー・キャリアフォーメーションの合図と共に合体。前部にタウランダーとレオローダー、中央部にスカイフェニックス、後部にパンチャーキャノンを展開したレッドパンチャーを搭載。必殺技は突進しながら全武器を発射するスーパーユニゾンファイヤー[28]。テレビシリーズでは第28話のみの登場となり、『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』に登場した際はバトルフォーメーションから変形した。
- バトルフォーメーションはオーレッドの「キングピラミッダー・バトルフォーメーション」の合図と共に合体。超力モビルまたはオーブロッカーは背中に格納し[注釈 20]、パンチャーキャノンを展開したレッドパンチャーは背中の台に載せる。必殺技は胸の四角形結晶と背中のパンチャーキャノンの部分から敵母艦50機編隊を消滅させる威力の超高熱・高圧プラズマビームを放つスーパーレジェンドビーム[28][29]。バトルフォーメーションを操縦する際は超力モビルとキングピラミッダーのコクピットから行うが、第41話以降はキングピラミッダー側のコクピットに全員集合して行うようになった。あまりにも巨大である為、大抵の敵は巨大化してもこれに太刀打ちすることはできず、最終最強の敵であるカイザーブルドント夫妻ですら、その威容には全く抵抗できないまま敗れ去るなど、テレビシリーズでは無敗を誇る。だが、『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』ではオンブオバケに攻撃が一切通用せず、唯一の黒星となった。
- オーブロッカー
- 第34話から登場。5機のブロッカーロボが超重合体した巨大ロボ。合体前後関係なくレッドパンチャー射出砲台で出撃する。イオンエンジンと超力システムを組み合わせたメガイオノエンジンを搭載。AIが搭載されており、操縦者であるオーレンジャーと一心同体となることで最大限の力を発揮する。その戦闘能力は最終決戦において、三浦から「オーブロッカーなしでは勝つことはできない」と言わしめたほど。ジャンプ力は9000m。
- 主装備は鍔がオーレンジャーのエンブレムになっている2本の剣ツインブロッケンソード[28][29]で、刀身からは高圧電流のツインブロッケンサンダー[28]を放つ。額からはビームを発射。初陣となったバッカスフンド戦では分離・再合体による回避・翻弄も行った。
- 必殺技はツインブロッケンソードを一つに合わせることで長大な光の剣を形成し、そのまま一直線に斬り裂くツインブロッケンクラッシュ[28][29]。手応えを感じた後、剣を十字状にし、右の剣を上から下に下げて、鍔同士をぶつける。
- 第45話でバラミクロンに敗北した上、バラクティカに機体を解析されたことで、オーレンジャー本部の場所も知られることになり、本部は壊滅させられてしまう。その後はレッドパンチャーと共に特殊金属の壁に閉じ込められていたが、第48話で奪還に成功。キングレンジャーが操縦して、最終決戦に参加した。
- 当初はオーブロッカーが1号ロボとなる予定だったが、諸般の都合で急遽別のデザインになり、デザインが遅れた影響で1号ロボのオーレンジャーロボは遅めの登場になった[31]。
- タックルボーイ
- 第36話から登場。オーブロッカーの支援のために開発されたサポート用巨大ロボ。車輪型のホイールモードからロボットモードに変形。AIによる自動操縦で動き、少年を意味するボーイの名の通り、愛嬌のある行動もとる。武器は持たないが、小柄なボディを活かしての軽快な動きを駆使して戦う。出撃時には、ホイールモードの状態でレッドパンチャー射出砲台から射出される。
- 必殺技はオーブロッカーの手でホイール形態をボウリングのように投げてもらった後、ロボットモードに変形して、マッハ1のスピードと全身に炎のようなオーラを纏っての体当たり攻撃ダイナマイトタックル[28][29]。初陣のバラスカンク戦では高速回転して、バラスカンクのガスを弾き返す技も使用。オンブハグルマ戦では、オーブロッカー、オーレンジャーロボ、レッドパンチャーでオンブハグルマを囲んだ陣形からホイールモードを連続でパスすることで、エネルギーフィールドを展開し、オンブハグルマを翻弄して隙を作った。
- 第45話でオーレンジャー本部が総攻撃を受ける中、三浦の手でオーレンジャーロボと共に地下に隠された。最終決戦では苦戦するオーレンジャーロボにカイザーブルドントとマルチーワに奇襲でのダイナマイトタックルを行って援護し、流れをオーレンジャー側に傾けた。
スペック
名称 | 全長 | 全高 | 全幅 | 重量 | スピード |
---|---|---|---|---|---|
スカイフェニックス | 30.4m | 12.3m | 翼長:54.6m | 1000t | マッハ5[30] |
グランタウラス | 30m | 21m | 18.6m | 1800t | 200km/h[30] |
ダッシュレオン | 29m | 24m | 16.8m | 1500t | 220km/h[30] |
ドグランダー | 31.5m | 47.7m | 19.4m | 2100t | 80km/h |
モアローダー | |||||
キングピラミッダー(ピラミッドフォーメーション) | 50m[28][29] | 75m[28] | 測定不能[28] | ||
キングピラミッダー(キャリアフォーメーション) | 140m[28][29] | 150km/h | |||
タックルボーイ(ホイール形態) | 直径:17m[28] | ドレッド幅:10m | 2500t[28] | 1.2秒/1km | |
ジェッターマシン | 2.3m[28] | 140kg[28] | 300km/h以上[28] | ||
名称 | 全高 | 全幅 | 重量 | スピード | 出力 |
オーレンジャーロボ | 78.5m[28][29] | 65.5m | 8500t[28][29] | 9.9秒/1km | 2500万馬力[29] |
レッドパンチャー | 70m[28][29] | 60m | 6000t[28][29] | 10.3秒/1km | 2800万馬力 |
バスターオーレンジャーロボ | 80m[28][29] | 65.5m | 14500t[28][29] | 12.3秒/1km | 7500万馬力[28] |
キングピラミッダー(バトルフォーメーション) | 102m[28][29] | 75m[28] | 測定不能[28] | 65km/h | 測定不能[28] |
オーブロッカー | 80m[28][29] | 45m | 8000t[28][29] | 9.3秒/1km | 3500万馬力[28] |
レッドブロッカー | 40m[28] | 30m | 2000t[28] | ||
グリーンブロッカー | |||||
ブルーブロッカー | 35m[28] | 25m | 1000t[28] | ||
イエローブロッカー | 20m | ||||
ピンクブロッカー | 25m | 2000t | |||
タックルボーイ | 34m[28][29] | 28.5m | 2500t[28][29] | 8.5秒/1km | |
ガンマジン | 74m[29](最大90m[28]) | 2万t[28][29] |
バラノイアの装備・戦力
- バラクティカ
- 直径1000メートルはある歯車型の巨大戦艦で、内部にはタコンパスを多数搭載している。5隻の同型艦により編成された艦隊で出撃し、主武装である側面からのレーザーで広範囲にわたる攻撃を行う。主にバラノイア幹部やマシン獣の地球への移動手段として運用され、また物語序盤では世界各国の主要都市への攻撃にも用いられた。
- タコンパス
- バラクティカから発進する小型の量産型戦闘機。コックピットは風防が無い剥き出しの単座式で、バーロ兵がレバー一本で操縦を行う。状況に応じて飛行形態と、四足歩行形態の2形態に変形可能で、前者は機首先端より発射されるリング状の光線、後者はコックピット下に格納されていたガトリング砲を武装として用いる。
- 量産型以外にも、バラブレイン自らが搭乗するカスタム型が登場しており、スカイフェニックスとドッグファイトを繰り広げた。カスタム型の武装は口の部分から吐くタコスモークとタコファイヤー。
- 巨大ミサイル
- 月面基地に配備されているミサイルで、作中では2度使用された。1回目はバッカスフンドの仇を討つべく、ブルドントの手により地球へ向けて発射されたが、そのうち2発はオーブロッカーのレーザー光線により撃墜、ボンバー・ザ・グレートがブルドントを乗せて打ち上げた3発目もツインブロッケンソードで弾頭部分だけ切り離されるなど、期待通りの結果を得られなかった。
- 2回目は新皇帝に就任したボンバー・ザ・グレートが、その祝いにとヒステリアと破壊されたブルドントの頭部を乗せて打ち上げた。
キャスト
三田裕司役の合田雅吏、丸尾桃役のさとう珠緒(放送当時は珠緒)の出世作となった作品であり、この両者の成功はとりわけ芸能界で大きな注目を集めた。星野吾郎役の宍戸勝はメンバーで唯一子役からの活動経験がある。スーパー戦隊シリーズは本作品以前から、若手アクション俳優の登竜門的存在としてそれなりに意識されていたが、これ以降オーディションへの応募者が増加し、特に戦隊メンバーの配役については競争率が上昇するなど、まさに狭き門となっていった。現在では俳優や俳優志願者はもとよりモデル、グラビアアイドル、さらには元スポーツ選手まで多種多様な若手芸能人がオーディションに参加している。リキ役には当時中学1年生だった山口将司を起用。この他、『ゴレンジャー』『ジャッカー』に出演していた宮内洋が戦隊の指揮官として起用された。
本作品の敵組織であるバラノイアは、レギュラーが着ぐるみのキャラクターのみで構成される組織であり、その影響もあって多数の声優が起用された。ナレーションには『ゴレンジャー』などのナレーションを務めた田中信夫を起用したが、それまでの作品よりもナレーションの出番が少なかった[注釈 21]。
レギュラー・準レギュラー
- 星野吾郎 / オーレッド(声):宍戸勝
- 四日市昌平 / オーグリーン(声):正岡邦夫
- 三田裕司 / オーブルー(声):合田雅吏
- 二条樹里 / オーイエロー(声):麻生あゆみ
- 丸尾桃 / オーピンク(声):珠緒
- 三浦尚之:宮内洋
- リキ / キングレンジャー(声):山口将司(第26話途中、27話の声:橋本巧)
- ドリン:和田理沙
- マルチーワ人間体(美女):湯原弘美(第44話)
- ミキオ:佐藤侑輝
- 新田一郎:斉藤暁
- 新田里子:水野玲子
- 新田清美:牧島沙織
- 新田豊:大場俊介
- 辺名小太郎:赤星昇一郎
- 執事アチャ(人間態 / 怪人態の声):肝付兼太
声の出演
- パク:小桜エツ子[注釈 22]
- ガンマジン:神谷明
- UAOH基地アナウンス:平井誠一
- 皇帝バッカスフンド:大平透
- 皇妃(皇太后)ヒステリア :松島みのり
- 皇子ブルドント / 皇帝カイザーブルドント:関智一
- マルチーワ姫 / 皇妃マルチーワ:山田美穂
- 執事コチャ:安達忍
- ボンバー・ザ・グレート:檜山修之
- カメラトリック:新井一典
- バーロ兵:堀田智之、えいり未知(劇場版のみ)
- ナレーション:田中信夫
ゲスト
- 司令官:海津亮介(1)
- 松本健一:森真之介(3)
- 健一の父:和泉史郎(3)
- 大谷巡査:田中耕二(4)
- 宏:柴田綾太(4)
- 主婦:松尾晶代(4)
- 巡査:森山貴文(4)
- 少女:渡辺まゆみ(4)
- 少女の父:鈴木信明(4)
- 少女の母:二階堂美由紀(4)
- 原隆:比嘉武尊(5)
- 原剛:吉川俊晶(5)
- 火野先生:富沢美智恵(5)
- 悪ガキ:阿部大和、森裕悟、広川茂樹(5)
- 遠藤光子:中坪和代(6、7)
- 光子の幼い頃:矢部桃子(6)
- 遠藤:益田哲夫(6)
- 銀行の支店長:石倉民雄(10)
- 聡の母:中村ひとみ(11)
- 聡:堤康行(11)
- 女子高生:佐野裕美(11)
- コウちゃんのママ:西初恵(12)
- コウちゃん:島田智之介(12)
- 島田吾一:牧口元美(13)
- 正太:長沼達矢(13)
- ツトム:加藤史典(14)
- ツトムの父:西田静志郎(14)
- ツトムの母:渡部るみ(14)
- 工場長:水橋和夫(14)
- ミキオ:佐藤侑輝(16、20、21、34、36、45 - 47)
- ジュン:市村浩佑(16)
- ミキオの母:山口詩史(16、36)
- ジニアス黒田(人間態およびマシン化):市川勇(17、18)
- 茂 / メカ人間シゲル:二見一樹(17、18)
- 桐野俊平:信達谷圭(19)
- 桐野美雪:河東真実(19、22)
- 岩島:早川雄三(20)
- 新吾:沖井悠人(20)
- 友子:神保麗(21)
- 市長:桑原たけし(21)
- 夢男:須藤学(21)
- 健太:寺田賢二(21)
- ケン玉少年:田辺睦(21)、田辺大督(21)
- サトル:柴田翔平(22)
- サトルの父:千葉茂(22)
- サトルの母:松尾晶代(22)
- 男の子:浅利陽介(23)
- トキお婆さん:山本緑(24)
- 鞍馬天狗:高橋利道(24)
- 丹下左膳:岡本美登(24)
- マシン獣使いケリス / バラケリス(声):天祭揚子(26、27、28)
- 崎元正男:崎本大海(29)
- 正男のママ:三輝みきこ(29)
- 主婦:二階堂美由紀(31)
- 木村真由美:峰由樹(32)
- 真由美の母:藤木聖子(32)
- 幼いモモ[注釈 23]:長谷川亜美(32)
- 幼い子供:滝川かずゆき(33)
- ママ:藤咲舞(33)
- 先生:枝村みどり(34)
- ルミ:小井紗陽(35)
- ルミの父:島田真次(35)
- ルミの母:高田恵梨子(35)
- ルミの兄:藤野一輝(35)
- 春樹:立川大和(36)
- 智美:大網亜矢乃(36)
- 悟:中島直樹(37、38)
- 子供A:野越成一郎(37)
- 子供B:明石健太郎(37)
- 警官A:大林勝(37)
- 正一の父:児玉頼信(39、40)
- 正一の母:大井小町(39、40)
- 正一:伊藤圭介[要曖昧さ回避](39 - 41)
- 主婦:速水ユノ(45)
- 男の子:塚田光(46)
- 母親:浅川和恵(46)、松尾晶代(48)
- 赤ちゃん:谷口直弥(48)
スーツアクター
- オーレッド[32]:横山一敏
- オーグリーン[33]:武智健二
- オーブルー[34]:竹内康博
- オーイエロー[35]:中川清人
- オーピンク[36]:村上利恵
- キングレンジャー[37]:大藤直樹
- 皇子ブルドント[38]、カイザーブルドント[38]:藤田健次郎
- マルチーワ[39]:吉尾亜希子
- 執事アチャ[40]、マシン獣[41][42]:中川素州
- マシン獣[42]、バーロ兵[42]:三村幸司
- マシン獣[42](バラリベンジャーなど[34]):福沢博文
- バーロ兵[43]:蜂須賀祐一
- バーロ兵[44]:伊藤慎
スタッフ
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脚本陣はメインライターに4作続行の杉村升を中心に、上原正三、高久進、曽田博久、井上敏樹と、いずれも当時までの歴代スーパー戦隊シリーズでメインライターを務めた実績のあるメンバーが全員集結し、とりわけ曽田は5度に渡る新ロボ登場の回を担当している。このうち杉村、上原、高久の東映特撮作品への参加は本作品が最後となった他、演出陣では東條昭平、小笠原猛といったメンバーが本作品を最後にスーパー戦隊シリーズを退き、監督キャリアが15年に及んだ小笠原にとっては最後の監督参加作品となった。
またプロデューサーも、『太陽戦隊サンバルカン』以来長年に渡り本シリーズに携わり、長寿番組へと導いた鈴木武幸が本作品を最後に引退し営業に専念することになった他、シリーズの基礎を築いた吉川進プロデューサーも、本作品の終了後東映を定年退職し東映ビデオに移った。
その反面、後の東映特撮演出陣の中心メンバーである田﨑竜太がデビューし、長石多可男が『地球戦隊ファイブマン』以来4年9カ月ぶりに監督に、山岡淳二が『光戦隊マスクマン』以来8年ぶりにアクション監督でシリーズに復帰を果たすなど新旧交代著しい作品となった。当初、長石は番組序盤から参加予定だったがVシネマの制作スケジュールの関係で序盤からの参加が叶わず、半年遅れとなる第32話からの参加となった。前作で最多演出を務めた渡辺勝也も当初は参加が予定されており、杉村とともに第1話・第2話の脚本制作にあたっていたが、最終的に本作品には参加していない[45]。渡辺自身は、理由を知らされず急なシフト変更があったことを証言している[45]。
キャラクターデザインは阿部統やマイケル原腸が前年より引き続き起用された他、大畑晃一、森木靖泰、原田吉朗といった東映特撮とも縁のあるデザイナーが脇を固める形となった[注釈 24]。このうちメインデザイナーの阿部以外は、同時期の『重甲ビーファイター』にも並行、あるいはスライドする形で参加している[47]。敵組織であるバラノイアのデザインは「スチームパンク」というキーワードを元に[48]、アール・デコの要素も取り入れられるなどレトロな方向性が押し出されている[49]のが大きな特徴となっている。
劇中音楽は東映作品でも馴染みの深いベテランの横山菁児が担当。サントラは「交響組曲」の体裁が採られ、シリーズ初の海外(フランス・パリ)でのフルオーケストラ録音が行われた。挿入歌でもオーレンジャーロボのテーマソングの作曲を『大戦隊ゴーグルファイブ』以来の参加となった渡辺宙明が手がけた。
- プロデューサー:梶淳(テレビ朝日)、吉川進・鈴木武幸・髙寺成紀(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー、最終回のみクレジット)
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん、テレビランド
- 脚本:杉村升、井上敏樹、曽田博久、上原正三、高久進
- 音楽:横山菁児
- アクション監督:山岡淳二・村上潤(ジャパン・アクション・クラブ)、新堀和男(レッドアクションクラブ)
- 監督:東條昭平、辻野正人、小笠原猛、小林義明、佛田洋、長石多可男、田﨑竜太
- 撮影:いのくままさお、岡部正治
- 照明:竹田勝三、吉岡伝吉
- 美術:山下宏
- 録音:石川孝
- 編集:成島一城、伊吹勝雄
- 計測:黒須健雄、臼木敏博、大沢信吾
- 選曲:宮葉勝行
- 音響効果:阿部作二、大泉音映
- 造型:前沢範、レインボー造型企画
- 操演:船越幹雄
- 美粧:サン・メイク
- 衣裳:東京衣裳新社
- 装飾:高谷昌毅(装美社)
- 装置:東映美術センター、紀和美建
- 企画協力:企画者104
- キャラクターデザイン:阿部統、マイケル原腸、森木靖泰、大畑晃一、原田吉朗、佛田洋[13]
- 現像:東映化学
- 技術協力:東通
- イラスト:野口竜、佐藤樹云、薄永俊之
- 視覚効果:映画工房
- カースタント:タケシレーシング
- ミニチュア:アルファ企画、東陽モデル、ミューロン
- 車両協力:スズキ株式会社、BMW
- 撮影協力:後楽園ゆうえんち、那須高原・りんどう湖ファミリー牧場、湘南動物プロダクション
- 助監督:竹本昇、諸田敏、中沢祥次郎、深作健太
- 記録:吉田由香、安倍伸子、栗原節子
- 進行主任:小迫進、後藤田伸幸、谷口正洋
- 制作デスク:岩永恭一郎
- 制作担当:藤田佳紀
- (株)特撮研究所
- 特撮監督:佛田洋
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
音楽
- 主題歌
- OP、EDともにクレジットは第3話から。
- 日本コロムビアから発売された『コロちゃんパック 超力戦隊オーレンジャー』はオリコン週間アルバムチャートのカセットチャートで1位を獲得した[50]。
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
-
- 「緊急発進!! オーレンジャー」(第1 - 47話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:小杉保夫 / 編曲:まきのさぶろう / 歌:速水けんたろう
- 劇中では第9話でインストゥルメンタル版が使用された。
- 「虹色クリスタルスカイ」(第48話(最終話))
- 劇中挿入歌としての使用は下記を参照。
- プロデューサーの高寺によると、当初は主題歌として作られた楽曲であり[51]、EDテーマには本曲の作詞・作曲を担当したKYOKOによる「See you again」という楽曲が起用される予定であった。
- 挿入歌
- :第8・15・16・28・35話ではインストゥルメンタル版と併用され、第1・2・10・22・36・42話ではインストゥルメンタル版のみが使用された。
- また、インストゥルメンタル版は新番組予告及び第2~7・14~21・48話の次回予告BGMとしても使用された他、『未来戦隊タイムレンジャー』特別総集編におけるオーレンジャーの解説映像、『海賊戦隊ゴーカイジャー』第31話でも使用されている。
- 「超力合体!! オーレンジャーロボ」(第17・18・24話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:渡辺宙明 / 編曲:京田誠一 / 歌:速水けんたろう、森の木児童合唱団
- 「輝きの舞い」(第23話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲・歌:佐々木真里
- 「アクション! オーレンジャー」(第22・30話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:小杉保夫 / 編曲:京田誠一 / 歌:速水けんたろう
- 第25・27・31話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「アチャ・コチャ・チャチャチャ」(第29話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:つのごうじ / 歌:アチャ(肝付兼太)、コチャ(安達忍)
- 第29話ではアバンタイトルで前後奏が使用された。また本編内でもカラオケ版が使用され、アチャチャの学校に来た人達が歌いながら踊っていた。
- 「真っ赤な闘魂! レッドパンチャー!!」(第19・20・21話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:小杉保夫 / 編曲:京田誠一 / 歌:影山ヒロノブ
- 第45話ではインストゥルメンタル版、第48話では前後奏のみが使用された。
- 「オーレンジャー・スピリット」
- 作詞:里乃塚玲央 / 作曲:瑞木薫 / 編曲:京田誠一 / 歌:速水けんたろう
- 「VICTORY FIGHT 〜勝利をつかめ! オーレンジャー〜」
- 作詞:横山武 / 作曲:樫原伸彦 / 編曲:佐々木真里 / 歌:影山ヒロノブ
- 第20話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 上記の他、第21話で「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」、第23話で「エロティカ・セブン」、「勝手にシンドバッド」、「いとしのエリー」、第45話で「Body Feels EXIT」が挿入歌として使用された。
放送日程
放送日 | 放送回 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | アクション監督 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
1995年 | 3月 3日1 | 襲来!! 1999 |
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杉村升 | 山岡淳二 | 東條昭平 |
3月10日 | 2 | 集結!! 超力戦隊 |
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3月17日 | 3 | 危機 超力の秘密 |
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辻野正人 | ||
3月24日 | 4 | 怪奇!! 鉄人パパ |
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3月31日 | 5 | 激愛!! 炎の兄弟 | 井上敏樹 | 新堀和男 | 小笠原猛 | |
4月 | 7日6 | 強敵 頭脳マシン |
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杉村升 | ||
4月14日 | 7 | 完成!! 超力ロボ | 東條昭平 | |||
4月21日 | 8 | 激突!! 超巨大戦 |
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4月28日 | 9 | 突然!! 裏切り者 |
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井上敏樹 | 山岡淳二 | 辻野正人 |
5月 | 5日10 | 参上 泥棒だヨン |
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上原正三 | ||
5月12日 | 11 | 服従 愛の冷蔵庫 |
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曽田博久 | 小笠原猛 | |
5月19日 | 12 | 爆発!! 赤ちゃん |
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杉村升 | ||
5月26日 | 13 | 幻想 神様の犬 |
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高久進 | 東條昭平 | |
6月 | 2日14 | 大好きピノキオ | 上原正三 | |||
6月 | 9日15 | 友よ 熱く眠れ!! |
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井上敏樹 | 佛田洋 | |
6月16日 | 16 | 腕白!! 未来っ子 |
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曽田博久 | ||
6月23日 | 17 | 強奪 変身ブレス |
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杉村升 | 辻野正人 | |
6月30日 | 18 | 父の異常な愛情 |
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7月 | 7日19 | 新ロボ赤い衝撃 |
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曽田博久 | 小笠原猛 | |
7月14日 | 20 | 鉄拳100連発!! |
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7月21日 | 21 | 嵐を呼ぶケン玉 |
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東條昭平 | ||
7月28日 | 22 | 合体㊙(まるひ)指令!! |
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8月 | 4日23 | 最後の水着… |
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井上敏樹 | 辻野正人 | |
8月11日 | 24 | 笑う懐かし男!! |
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高久進 | ||
8月18日 | 25 | お祭り一発勝負 |
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上原正三 | ||
8月25日 | 26 | 6億歳少年戦士 |
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杉村升 | 小林義明 | |
9月 | 1日27 | キング颯爽登場 |
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9月 | 8日28 | 見よ奇跡の要塞 |
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村上潤 | 小笠原猛 | |
[注釈 26]9月22日 | 29 | 踊る! 侵略塾!! |
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上原正三 | ||
9月29日 | 30 | 地球がグースカ |
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山岡淳二 | 東條昭平 | |
[注釈 27]10月13日 | 31 | 宅配ダイエット |
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10月20日 | 32 | 学校の怖い悪夢 |
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杉村升 | 長石多可男 | |
10月27日 | 33 | 5大ロボ大暴れ |
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曽田博久 | ||
11月 | 3日34 | 皇帝最後の挑戦 |
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11月10日 | 35 | 過激な爆弾野郎 |
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小笠原猛 | ||
11月17日 | 36 | オナラに直撃!! |
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11月24日 | 37 | 拙者ガンマジン |
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杉村升 | 長石多可男 | |
12月 | 1日38 | 魔神はつらいよ[注釈 29] | ||||
12月 | 8日39 | 皇子決闘に死す |
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田﨑竜太 | ||
12月15日 | 40 | 出現! 謎の姫! |
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小笠原猛 | ||
12月22日 | 41 | 危険なふたり!! |
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1996年 [注釈 30] |
1月12日42 | 戦隊公開処刑!! |
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曽田博久 | 長石多可男 | |
1月19日 | 43 | 切り札は七変化 |
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上原正三 | 田﨑竜太 | |
1月26日 | 44 | 地上最強の美女 |
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曽田博久 | 長石多可男 | |
2月 | 2日45 | 壊滅!! 超力基地 |
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杉村升 | 村上潤 | 小笠原猛 |
2月 | 9日46 | 地球最期の日!! | ||||
2月16日 | 47 | 立て輝け甦れ!! | - | 長石多可男 | ||
2月23日 | 48 | 愛の勇者たち |
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放映ネット局
対象地域 | 放送局 | 備考 |
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関東広域圏 | テレビ朝日 | キーステーション |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | IBC岩手放送 | TBS系列局[注釈 31] |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形テレビ | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | 第31話から時差ネット[注釈 32] |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列局 |
石川県 | 北陸朝日放送 | [注釈 33] |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列局 |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列局 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | 現 朝日放送テレビ |
鳥取・島根県 | 山陰中央テレビ | フジテレビ系列局 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | 山口朝日放送 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列局 |
香川・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | 放送期間:1995年4月 - 1996年2月[注釈 34] |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列局 |
福岡県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分朝日放送 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | TBS系列局 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | [注釈 35] |
沖縄県 | 琉球放送 | 放送期間:1995年6月 - 9月/TBS系列局/QABの開局直前は遅れ分を毎日のように放送 |
琉球朝日放送 | 放送期間:1995年10月 - 1996年2月 | |
未放送地域:佐賀県 |
劇場版
- 超力戦隊オーレンジャー(1995年4月15日公開)
- 監督:こばやしよしあき、アクション監督:山岡淳二、脚本:上原正三
東映スーパーヒーローフェアの一編として上映。同興行にて最後に上映されたスーパー戦隊の劇場版でもある。キャッチコピーは「超力変身! 地球はオレたちにまかせろ!」
監督の「こばやしよしあき」は前作『カクレンジャー』にも参加した小林義明と同一人物であり、諸般の事情から平仮名表記となっている。
同作品に登場した怪人のうち、ジャグチャックは後にテレビシリーズ第31話にてバラジャグチとなって復活、その際に同作品の出来事についてもわずかながら言及されている。ストーリー的には反戦色の強い不条理劇といった趣であり、スーパー戦隊シリーズの劇場用作品としてはひと際異彩を放っている。
オリジナルビデオ
詳細は各項目を参照。『オーレVSカクレンジャー』以降、これらVシネマ作品はスーパー戦隊Vシネマとして定番化した。
映像ソフト化
いずれも発売元は東映ビデオ。
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は1996年4月 - 1997年3月にかけて全12巻がリリースされている。
- テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオが3巻リリースされている。
- DVDは2008年4月21日から7月21日にかけて、全4巻(各2枚組、各巻12話(1枚6話収録))がリリースされた。
- 劇場版がビデオ(VHS、セル・レンタル共通)や、2003年7月21日発売のDVD-BOX「スーパー戦隊 THE MOVIE BOX」[52]および、2004年7月21日発売の「スーパー戦隊 THE MOVIE VOl.4」、「スーパー戦隊 THE MOVIE Blu-ray BOX 1976-1995」(2011年6月21日発売)に収録されている。
後楽園ゆうえんちでの展開
ヒーローショー
後楽園野外劇場で全6公演行われた。
- 超力戦隊オーレンジャー後楽園ゆうえんちに現る!
- (巨大ロボが初登場する公演)
- (夏休み公演 『重甲ビーファイター』初登場)
- (素顔の戦士登場公演)
- 超力戦隊オーレンジャー 復活! 伝説の戦士ゴレンジャー!(1995年12月9日 - 年明け)
- 超力戦隊オーレンジャー 勇者旅立ち・さらばオーレンジャー
ビーファイターは夏以降最終公演まで出演した。特に最終公演ではシャドーの死などもあり、オーレンジャー達よりもドラマの中心を担うことが多かった。
最終公演・最終日のみ土屋圭輔と土屋大輔が共演し、最後の舞台挨拶はTV俳優が総勢15名登場した。
後楽園ゆうえんちの後楽園野外劇場でのオーレンジャーショーでは、当時20周年としてゴレンジャーとの共演を果たした(同時期『重甲ビーファイター』の共演も含む)。これまで『バトルフィーバーJ』以来後楽園でのスーパー戦隊ショーではスーパーヒーロー大集合と題された、現役戦隊ヒーローと昔の戦隊ヒーローが共演するというお正月イベント恒例となっていたが、この年で終了。その代わりとして、翌年からは現役作品の素顔の戦士が登場する卒業公演イベントが行われるようになった。
CS放送・ネット配信
- CS放送
- ネット配信
- 東映特撮 YouTube Official:2012年1月30日 - 2012年7月15日、2016年11月27日 - 2017年5月14日
- 東映特撮ニコニコおふぃしゃる:2015年2月20日 - 2016年1月15日
シリーズ内の他作品への登場
各作品における詳細はそれぞれの項目を参照。
- スーパー戦隊大集合
- 『未来戦隊タイムレンジャー』第51話として放送された特別総集編。タイムレンジャー5人がタイムジェットで本作品の世界を見に来たという設定で、本作品の映像が流用されている。
- 百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊
- 『百獣戦隊ガオレンジャー』のスーパー戦隊Vシネマ作品で、スカイフェニックスとオーレッドが登場。
- 海賊戦隊ゴーカイジャー
- 関連する映画も含め、複数のキャラクターが同作品にて登場。
- テレビシリーズ:吾郎、桃(第31、32話)
- ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦:オーレンジャーロボ
- 海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船:バーロ兵
関連項目
- パワーレンジャー・ジオ
- 劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー - 同作品の応援団長にさとう珠緒が就任し、本作品当時の衣装で完成披露試写会に登場した。
脚注
注釈
- ^ 書籍『スーパー戦隊OfficialMook 21世紀 Vol.1 百獣戦隊ガオレンジャー』では、数字はメンバーの軍人としての序列も示しており、マスクが科学や軍人などの要素を、スーツが超古代文明の要素をそれぞれ表現していると記述している[4]。
- ^ 『未来戦隊タイムレンジャー』の第51話や『海賊戦隊ゴーカイジャー』では、1995年という設定になっている。
- ^ 意味は「国際空軍オーレンジャー」で、読みは「ユーエーオーエイチ」とアルファベット読みで発音する。
- ^ 男性陣3人は180cm前半で、樹里を演じた麻生あゆみも173cmの長身のため、5人の中では著しく背が低い。
- ^ 本人は「私ほどの古狸になるとどんな美しい女にも心を奪われることはない」と嘯いている。
- ^ 遠藤の遺児の光子の後見人となり、彼女からは慕われている。その一方、桐野の妹の美雪からは「兄を殺したロボットを造った人」として快く思われていなかったが、桐野の魂の導きでレッドパンチャーが完成してからは許された。
- ^ 外見は漢字の「王」の字であるが、設定ではリキの紋章が偶然漢字の「王」と同じだったため、ということになっている。
- ^ 第28話において、桃が「オーレンジャーが6人になる」と発言した際、リキは「僕はドリンの騎士だから」と返答している。
- ^ 本作品の英語版ローカライズ作品『パワーレンジャー・ジオ』では、ゴールドレンジャーとして登場する。
- ^ こうした設定上、それまでのシリーズには何らかの形で登場していた俳優による素面タイプの幹部は存在しない。
- ^ 『全怪獣怪人大事典 上巻』では、「王妃マルチーワ」と記載している[17]。
- ^ 声を演じた肝付本人が顔出し出演。
- ^ 当初はコチャだけが「アチャー!」「コチャー!」と言った。
- ^ 名称は、書籍『スーパー戦隊画報 第2巻』では巨大ボンバーザグレート[21]、書籍『30大スーパー戦隊超全集』ではボンバー・ザ・グレート(改造)[19]とそれぞれ記載している。
- ^ 第5話では、裕司が剛と隆の兄弟と共に、バラカクタス相手に生身で使用している。
- ^ 劇中でレンジャーアイテムを使用したのは、レッドブロッカーとブルーブロッカーのみ。
- ^ ただし、スーツ関係から『カーレンジャーVSオーレンジャー』では設定上遥かに小柄なはずのRVロボやVRVロボと同じ大きさで出ている。
- ^ ホーンヘッド以外のヘルメットは、DX玩具ではボディの裏側に装備が可能。ウイングヘッドとグラビトンヘッドは背中、バルカンヘッドは左足の裏側、キャノンヘッドは右脚の裏側に装備。
- ^ 基本的にはオーグリーンが担当するが、第20話でのレッドパンチャーのボクシング特訓では、負傷中のオーグリーンに代わりオーブルーが務めた。
- ^ 書籍『スーパー戦隊画報 第2巻』では、オーブロッカー搭載時の名称をバトルフォーメーション(タイプII)と記述している[28]。
- ^ なお、本作品からナレーションクレジットの位置が終盤(アクション監督と併記)から中盤に移動した。
- ^ 27話のみ「小桜えつ子」と表記された。
- ^ オープニングクレジットでは「幻いモモ」となっている。
- ^ この他、クレジットはされていないが特撮監督の佛田洋もタコンパスのデザインを手掛けている[46]。
- ^ この内第13・24・48話でインストゥルメンタル版と併用された。
- ^ 9月15日は「TOTOスーパー陸上95」放送のため休止。
- ^ 10月6日はオウム真理教外報部長逮捕の報道特番放送のため1週順延。
- ^ バラドリル、バラソーサー、バラバニッシュ、バラクラッシャー、バラミサイラー、バラダーツ、バラプリンター、バラマグマ、バラバキューム、バラアイビーの10体。
- ^ 第37話の予告テロップでは「魔人はつらいよ」と表記。
- ^ 1995年12月29日は「豪華お宝大集合!オールスタースポーツ選手秘蔵品大公開」放送のため休止。1月5日は「明石家さんま超世界紀行」放送のため休止。
- ^ IBCでのスーパー戦隊シリーズの放送は本作品が最後となった。
- ^ 『小野沢裕子のいきいきワイド』が、1995年10月から金曜のみ放送時間を25分前倒しにしたこよに伴う。同シリーズは、1週遅れの金曜16:50へ変更し、さらに『激走戦隊カーレンジャー』放映中の1996年4月以降は、金曜16:25へ時間変更した。その後、金曜夕方から日曜朝に放送時間を移動した『電磁戦隊メガレンジャー』の8話からキー局同時ネットに復帰。
- ^ 『HABワイドステーション』開始後は時差ネットで放送。
- ^ 3月分は開局前のサービス放送で集中放送。
- ^ 1995年4月に「おーいかごしま96」開始に伴い遅れネット。この対応は、1997年3月『電磁戦隊メガレンジャー』7話まで続き、金曜夕方から日曜朝へ移動した8話以降は同時ネット化。
参照話数
出典
- ^ SSHV25 2002, p. 145.
- ^ 25MB 下 2002, p. 48.
- ^ バンダイ『B-CLUB』,1995[要文献特定詳細情報]
- ^ 21st 1 2017, pp. 28-30, 「特集企画 スーパー戦隊その極意 Volume1 極彩色ヒーローのデザイン術」
- ^ 『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』 竹書房/イオン編、竹書房、1995年11月30日、219頁。C0076。ISBN 4-88475-874-9。
- ^ 鈴木美潮 2015, pp. 72 - 73.
- ^ a b 21st 12 2017, p. 33, 「スーパー戦隊制作の裏舞台 沖満」
- ^ 日経BP社技術研究部編「第三章 ビジネスの仕組みが変わる ●バンダイのキャラクター別売り上げランキング」『アニメ・ビジネスが変わる―アニメとキャラクター・ビジネスの真実』日経BP社、1999年6月17日、ISBN 4-8222-2550-X、107頁。
- ^ 「-たまごっち・ポケモンだけじゃない 21世紀も日本製玩具が世界を元気にする- 日本発・世界を賑わしたヒット商品 第1回「パワーレンジャー」」、『トイジャーナル』2001年1月号、東京玩具人形問屋協同組合、2001年1月1日、 73・78。
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- ^ a b 百化繚乱 下之巻 2012, p. 94
- ^ a b c d 百化繚乱 下之巻 2012, p. 5
- ^ a b c d 百化繚乱 下之巻 2012, p. 7
- ^ a b 宇宙船78号の45頁より
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- ^ a b 30大戦隊超全集 2007, p. 126.
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 17.
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- ^ 超全集 1996, p. 68
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- ^ a b c d e 超全集 1996, pp. 66 - 67
- ^ a b 30大戦隊超全集 2007, p. 120, 「変身アイテム」
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- ^ a b c d e f g 30大戦隊超全集 2007, p. 122, 「オーレンジャーの超力モビル」
- ^ ホビーアーカイブ Vol.1 スーパー戦隊ロボトイヒストリー[要文献特定詳細情報]
- ^ オーレンジャーのDVD第1巻の宍戸勝のインタビュー
- ^ “夏歌祭っ!!〜LIVE on START!!〜”. 小森秀一Official blog『わらび餅の後にさすらいの石焼きイモを』〜yaplog! EDISION〜 (2009年7月17日). 2011年5月15日閲覧。
- ^ a b “特選!!思い出の名場面「第十二回 特撮監督 佛田洋のチョイス」”. 東映ヒーローネット. 2011年4月27日閲覧。
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- ^ “20周年”. ブログさとう珠緒のブログ「珠緒のお暇なら見てよね」 (2015年7月5日). 2015年12月28日閲覧。
- ^ 鴬谷五郎(取材・構成)「東映仮面俳優列伝 大藤直樹」、『東映ヒーローMAX』Vol.41、辰巳出版、2012年5月1日、 71頁、 ISSN 978-4777810277。
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- ^ “吉尾亜希子のプロフィール”. allcinema. 2013年8月13日閲覧。
- ^ “アチャの不思議なお話・・・”. 「motoブログ」 (2009年7月6日). 2011年4月29日閲覧。
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- ^ a b c d 沙倉龍一(インタビュー)「INTERVIEW 福沢博文×三村幸司×小野友紀」、『東映ヒーローMAX』Vol.5、辰巳出版、2003年、 31 - 32頁、 ISSN 978-4886418753。
- ^ 『東映ヒーローMAX』Vol.33、辰巳出版、68頁。
- ^ 『東映ヒーローMAX』Vol,18、辰巳出版、78頁
- ^ a b 21st 8 2017, p. 32, 「スーパー戦隊制作の裏舞台 渡辺勝也」
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 94.
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, pp. 97、99、212、215.
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 4.
- ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 5.
- ^ 『オリコン年鑑 1996年版 別冊 オリコン・チャート・データ'95』オリコン、1996年、19頁。
- ^ Twitter / @daimajinkanon: 余談ですが挿入歌の「虹色クリスタルスカイ」は、元々、 ...
- ^ 「DVD & VIDEO Selection」、『宇宙船』Vol.106(2003年5月号)、朝日ソノラマ、2003年5月1日、 88頁、 雑誌コード:01843-05。
参考文献
- てれびくんデラックス愛蔵版(小学館)
- 『超力戦隊オーレンジャー超全集』 小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、1996年3月。ISBN 4091014518。
- 『30大スーパー戦隊超全集』 小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2007年3月8日。ISBN 978-4-09-105112-7。
- 『25大スーパー戦隊シリーズ完全マテリアルブック』下巻、勁文社、2002年4月5日。ISBN 4-7669-4108-X。
- 『SUPER SENTAI HERO VISUAL スーパー戦隊25シリーズ記念写真集』 徳間書店〈ROMAN ALBUM HYPER MOOK〉、2002年1月20日。ISBN 4-19-720181-8。
- 『全怪獣怪人大辞典(上巻)東映篇』 編集:井上嘉大、英知出版、2003年3月20日。ISBN 4-7542-2016-1。
- 『スーパー戦隊画報』第2巻、竹書房、2006年7月7日。ISBN 978-4812427583。
- 『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱 [下之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑 1995-2012』 グライドメディア、2012年10月16日。ISBN 978-4-8130-2180-3。
- 鈴木美潮 『昭和特撮文化概論 ヒーローたちの戦いは報われたか』 集英社、2015年6月30日。ISBN 978-4-420-31071-0。
- 『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀』講談社〈講談社シリーズMOOK〉
- 『Vol.1 百獣戦隊ガオレンジャー』、2017年2月25日。ISBN 978-4-06-509512-6。
- 『Vol.8 炎神戦隊ゴーオンジャー』、2017年5月25日。ISBN 978-4-06-509519-5。
- 『Vol.12 特命戦隊ゴーバスターズ』、2017年7月25日。ISBN 978-4-06-509523-2。
外部リンク
- 超力戦隊オーレンジャー(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- DVD 超力戦隊オーレンジャー特集(東映ビデオ内にあるサイト)
テレビ朝日系列 金曜17:30 - 17:55 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
忍者戦隊カクレンジャー
(1994年2月18日 - 1995年2月24日) |
超力戦隊オーレンジャー
(1995年3月3日 - 1996年2月23日) |
激走戦隊カーレンジャー
(1996年3月1日 - 1997年2月7日) |
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