特捜戦隊デカレンジャーの登場人物

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特捜戦隊デカレンジャーの登場人物(とくそうせんたいデカレンジャーのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマシリーズ『特捜戦隊デカレンジャー』に登場する架空の人物、およびキャラクターを記述する。

なお、TVシリーズ以外の作品に登場したキャラクターは以下の項目を参照。

また、シリーズ内の他の作品に登場した際の詳細についてはこちらを参照。

宇宙警察[編集]

全宇宙の治安を守る警察組織。各惑星に分署を置く。S.P.D.(Special Police Dekaranger)とも記される。幼年期から訓練生として所属することが可能である。了解する際のかけ声は「ロジャー」で、スワットモード習得訓練時は「サー、イエッサー」を使用する。

デカレンジャーチームのメンバーの苗字は推理小説作家に由来する[1]

地球署[編集]

宇宙警察の地球支部。デカベースを拠点としている。メンバーは変身の前後ともにニックネーム、もしくは本名で呼び合う。キャッチコピーは個人のものではなく、宇宙警察のものを分担する形で名乗り上げる[注 1]。 地球の警察と連携しているようで、現場で絡む場面もある。

赤座 伴番(あかざ ばんばん) / デカレッド
演 / 声:載寧龍二、スーツアクター:福沢博文
シンボルナンバー:1 / 通称:バン / キャッチコピー:一つ!非道な悪事を憎み / 一人称 : 俺
地球署の新任刑事で、逆立った髪型が特徴[注 2]。二丁拳銃を使う宇宙警察の銃拳法ジュウクンドー[注 3]を得意とし、装備も他の4人とは異なり接近戦用の武器を持たない。
新撰組隊士であった赤座伴之進(あかざ ばんのしん)を祖先に持つ[ep 1]双子座B型[ep 2]。激烈かつポジティブな正義感の持ち主で、破天荒な行動のため警察学校時代は問題生徒だったが、地球署では水を得た魚のように活躍する。また、四字熟語を口癖とするものの、中には熟語とは言い難い怪しい造語も多い[3]
かつて警察学校時代に担当したディアマンテ星人ドン・モヤイダによる事件[ep 3]にて、逃走中のドン・モヤイダにはね飛ばされ死亡した少年の夢であった「宇宙1のスペシャルポリスになる」という願いを自身が代わりに叶えることを目標としており、スワットモード修得課程の訓練においてはその目標を意識するあまり自分のことしか考えられず周囲に目を向けられなくなったが、訓練の中で宇宙1のスペシャルポリスになるには個人の力だけではなく仲間と力を合わせることが必要だと悟り、「宇宙1のスペシャルポリスとは、宇宙1のチームの一員になること」という結論に達した。やがてチームを精神的に引っ張っていく存在へと成長したバンは、地球署の中心的存在になるほど信頼を勝ち取る。
ホージーとは意見を対立させてぶつかり合うことも多いが、彼を「相棒」と呼び何かと親愛の情を見せる。また、テツに対しては当初、感情をあらわにして反発するも、打ち解けてからは「後輩」と呼ぶことがあった。しかし、作中では主に女性へのナンパ[注 4]などで彼らやセンちゃんと張り合うことも多い。
その働きぶりをギョク・ロウに見込まれ、彼が組織したファイヤースクワッドにスカウトを受ける[ep 4]。そして正式に同組織への異動が決まるも、「地球署には自分のような『火の玉』[注 5]がいないと駄目だ」との考えから異動に乗り気ではなかったが、自身をも超えるテツの火の玉的行動によって吹っ切れ[ep 5]、アブレラをデリートした後、ファイヤースクワッドに転任する[ep 6][注 6]劇場版に登場したレスリー星人マリー・ゴールドに一目惚れしており、それがきっかけで将来はレスリー星の署長を目指しているらしい[4]
魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー
ファイヤースクワッドの一員として宇宙で戦っていたが、エージェントXを追って地球に帰還。エージェントXに殺害された宇宙人の家族の写真をペンダントにして身に着けており、小津 魁(おづ かい)/ マジレッドにそれを見られた際には「もうこれ以上悲しい家族は1人も生みたくない」と語る。魁とは当初は反目し合っていたが、打ち解けてからは彼を「相棒」と呼び、ホージーを「相棒」と呼んだ。髪形を変えており、長髪で登場。
特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER
戸増 宝児(とます ほうじ) / デカブルー
演 / 声:林剛史、スーツアクター:今井靖彦
シンボルナンバー:2 / 通称:ホージー / キャッチコピー:二つ!不思議な事件を追って / 一人称 : 俺
地球署のデカレンジャーのリーダーで、ドギーの不在時には地球署の署長代行も務める[5]。「パーフェクト」などの奇妙な和製英語を口癖としており、唯一の肉親である妹の戸増美和(とます みわ)も同様の口癖を持っている[ep 7]
冷静かつ頭脳明晰であり、警察学校を首席で卒業した経歴を持つデカレンジャーの超エリート。Episode.3におけるリコモ星人ケバキーアの事件まで一度も仕事で失敗を犯した経験はなく[ep 8][注 7]、実力に裏づけられた刑事としての自尊心とプロ意識は誰よりも高い[注 8]が、激務をこなしつつも特キョウ昇進試験のための勉強[ep 9][ep 10][注 9]や、得意とする射撃の訓練を怠らない「努力の天才」[ep 11][注 10]。また、コンピュータ関係に強いため科学捜査も得意としている。右腕には警察学校時代の同期生で、親友でもあったビリーザ星人ヴィーノと揃いのブレスレットを身に着けている[ep 12][注 11]。女好きであり、女性へのナンパなどでバンたちと張り合うことがあるが、スロープ星人ファラウェイのようなギャルは苦手な様子[ep 13]
自分とは正反対の、あらゆる意味で破天荒な劣等生のバンとは当初は折り合いが悪く[注 12]、バンからの「相棒」[注 13]という呼びかけに対し度々「相棒って言うな」[注 14]と切り返していたが、次第にバンとの間に固い友情を結び、Episode.43では巨大隕石を爆破して地球に帰還する際に巨大隕石へと特攻したバン[注 15]への想いを独白したうえで彼を「俺にとって最高の相棒だった」と涙ながらに語り[ep 10][注 16]、Episode.Finalでは自らバンのことを「相棒」と呼ぶ[ep 6]
地球署に着任した当初はジャスミンとコンビを組んで捜査を行っていたが、ダイナモ星人テリーXの事件で自分たちのフォローに回ったギョク・ロウが負傷したことについて強い負い目を感じており、死亡したと思われていたテリーXが再び事件を起こした際にはジャスミン共々に普段の冷静さを失うほどに取り乱す姿を見せる[ep 4]
苗字はアメリカの推理作家であるトマス・ハリスに由来し[1]、Episode.01、02の準備稿では張須宝児という名前であった[1]
『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』
バンについて「世話の焼けるが、それがうらやましくもあった」と小津 翼(おづ つばさ)/ マジイエローに語った。本編同様の髪型で登場。
『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』
江成 仙一(えなり せんいち) / デカグリーン
演 / 声:伊藤陽佑、スーツアクター:三村幸司
シンボルナンバー:3 / 通称:センちゃん[注 17] / キャッチコピー:三つ!未来の科学で捜査!/ 一人称 : 俺
デカレンジャーのムードメーカーで、チームでは実質的なサブリーダーでもある。並外れた勘と推理力にかけては地球署随一の存在。解決につながるヒントを掴もうとする際、「シンキングポーズ」と称して逆立ちする癖がある[注 18]。地球署に着任した当初は、当時のデカレッド候補でもあったギョク・ロウとコンビを組んでいた。
派手な立ち回りは好まず[ep 14]、「地球署一の穏健派で通っている」と自称する[ep 15]通り、穏健かつ無口で落ち着いた性格の持ち主。ただし、筋の通らないことや弱者を虐げる者に対しては激しい怒りをあらわにし、時にはバンに「俺より大胆」と言わしめる行動をとることもあり[ep 14]、ウメコに「怒らせると一番怖い」[ep 15]と言われる[注 19]。口説かなくても優しさで女性に想いを寄せられる[注 20]が、自身もバンたちと共に女性に迫ったり女性へのナンパで彼らと張り合うこともある[ep 16][ep 17]。少年時代に井戸に落ちた体験から閉所恐怖症になったが、その際に警官に助けられたことが今の職を志すきっかけともなっている[ep 18]。実家は貧乏だったとのこと[ep 19]
苗字はアメリカの推理作家であるエラリー・クイーンに由来し[1]、Episode.01、02の準備稿では江良里仙一という名前であった[1]。演じた伊藤は、雑誌『東映ヒーローMAX』8号のインタビュー[要ページ番号]で、俳優えなりかずきと、プロ野球監督星野仙一を意識することになったと明かしている。
『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』
ウメコとデートの約束をしていたが、「タキシード選びに迷って遅れた」と言っている。7人兄弟の長男であることが明かされ、同じ大家族の長男である小津 蒔人(おづ まきと)/ マジグリーンと語り合い、最終決戦時には「大家族パワーなら負けません」と言って彼と張り合う。髪形を変えており、本編よりも伸びた髪型で登場。
『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』
礼紋 茉莉花(れいもん まりか) / デカイエロー
演 / 声:木下あゆ美、スーツアクター:橋本恵子
シンボルナンバー:4 / 通称:ジャスミン / キャッチコピー:四つ!良からぬ宇宙の悪を / 一人称 : 私
サイコメトリー能力を持つエスパー捜査官。他者やその所持していた物体との接触によって相手の意思を読み取ることができる。日常では能力を発現させないよう手袋をはめている。かつてはこの能力のために孤立させられたり、能力により学生時代の友人が自身を疎ましく思っているという本音を知ることになるなど不幸な境遇となったことで、この能力を忌み嫌い自暴自棄になっていたが、アリエナイザーによる犯行現場を目撃したことで自身も殺されそうになったところをドギーに救われ、諭されたのをきっかけに警察官として超能力を活かす道を選んだ[ep 20]。地球署に就任した当初はホージーとコンビを組んでいる[ep 4]
冷静な性格だが、昭和の流行語を好んで口にするなどややアナクロニックな言動や、アリエナイザーや怪重機、そしてVSシリーズで共演した戦隊にもあだ名をつけるという変わった一面も持ち合わせる[注 21][注 22]。作中では、チョウ刑事や元義賊のワンデ星人ニワンデなど熟年男性に受けが良く、2人に対する優しさを見せている。
『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』
幼少期に自分を捨てた両親が今の自分の活躍を知り、「会いたい」と手紙を出したものの、「自分から捨てたくせに」と会う気になれなかったが、小津 麗(おづ うらら)/ マジブルーの「それでも、(家族ならば)会った方がいい」という言葉もあり、両親と会うことを決意する。髪型を変えており、ショートカットで登場。
『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』
胡堂 小梅(こどう こうめ) / デカピンク
演 / 声:菊地美香、スーツアクター:小島美穂
シンボルナンバー:5 / 通称:ウメコ / キャッチコピー:五つ!一気にスピード退治!/ 一人称 : 私
変装とやや危なっかしいものの交渉術、そして早変わりを得意とする自称「リーダー」。小柄で明るく元気かつ純粋な性格で子供や動物に好かれる一方、おとり捜査を買って出る度胸も持つ。趣味は入浴で、テツに一番風呂を横取りされてお冠になったこともある[ep 21]。風呂にある3つのアヒル人形にはウメヨ、ウメノスケ、ウメゴロウという名前を付けている[注 23]。髪型は茶髪のポニーテール。射撃の腕は5人の中で最も低く訓練でのスコアは唯一2桁。
地球署着任はホージー、センちゃん、ジャスミンよりも遅く4番目。ホージーとセンちゃんに対しては「ホージーさん」「センさん」と「さん」付けで呼ぶが、親友であるジャスミンに対しては「さん」付けしていない。
Episode.46ではヒロノブという男性と交際し、彼との結婚による寿退社も視野に入れていたが、彼に化けていたスケコ星人マシューに命を狙われそうになったところをセンちゃんに救われ、その後は彼に対し恋心に近い感情を抱いている[ep 22]
『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』
センちゃんとの恋仲が進展した様子であり、彼とのデートの約束をするもレストランで待ち合わせをしている際に事件に巻き込まれ、小津家を含めた客に避難するよう指示している。小津 芳香(おづ ほうか)/ マジピンクと家族について語り合う。本編同様の髪型で登場。
『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』
アヌビス星人 ドギー・クルーガー / デカマスター
声:稲田徹、スーツアクター:日下秀昭岡元次郎
シンボルナンバー:100 / 通称:ボス / キャッチコピー:百鬼夜行をぶった斬る、地獄の番犬 /一人称 : 俺 または 私
地球署の署長[注 24]で、地球署の面々から絶対的な信頼を置かれる指揮官。かつては“地獄の番犬”と犯罪者たちから恐れられた刑事で、特キョウからも一目置かれている。自分の勘に絶対の自信があり、無難な策を取るより自分の直感で専行させることがあるが、その裏には経験から来る確かな考えと自信が見え隠れする。一方で仕事以外の面では、東映太秦映画村でスワンとともに江戸時代風の着流しで決めて楽しんだり[ep 16]、テツに頼まれて彼らに焼肉をおごる[ep 23]こともある。スワンとは強い信頼関係で結ばれており[9][10]、スワンが事件に絡むと妙に感情的になることがある。普段は人間と同じ言葉を喋るが、悩んでいる時や痛い時は本物の犬と同じように、唸り声を発したり咆哮したりする。また、旧友のブンターとは現在は犬猿の仲であるが、険悪な様子もなく会話している[ep 24]。地球署が置かれる以前にも地球にいたことがあり、アリエナイザーに襲われていたジャスミンを救い、彼女がスペシャルポリスを目指すきっかけを作った[ep 20]
「銀河一刀流」と呼ばれる剣術免許皆伝の達人であり、かつては師匠とその息子で自身の弟弟子であるボクデン星人ビスケスとともに修行していた[ep 25]。マスターライセンスで黒とメタリックブルーのツートンカラーのデカスーツを装着してデカマスターに変身する。作中における戦闘では、リバーシア星人ブリッツ・ヘルズとの戦い、もしくは人質を取られたなどの策を用いられた場合を除けば敗北したことはない。だが、それゆえに部下たちに依存心が生じるのを何よりも危惧し、かつその精神的成長を促すべく、「余程のピンチに陥らない限りは変身しない」と自他ともに厳しい態度を貫いている[ep 26]。デカマスターに変身中、マスクの中で鼻はどうなっているのかとEpisode.14でのエンディングのショートドラマでバンに尋ねられたが、本人曰く聞いてはいけないらしい[ep 26]
デザインモチーフはドーベルマンであり、普通のイヌとの差別化のため耳が魚のヒレのような形状となっている[11]
特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー
背骨のずれが原因で2000回に1回狙いを外しているという密かな悩みを抱えていたが、整体師である三条 幸人(さんじょう ゆきと)/ アバレブルー に見抜かれ、治してもらう。地球に来た当初は軽食喫茶店「恐竜や」の常連だったらしく、店主の杉下竜之介とは「ドギちゃん」「杉さん」の愛称で呼び合っている[注 25]
アトラクションショー『特捜戦隊デカレンジャーバトルステージ 〜エマージェンシー! 伝説の宇宙刑事〜』
宇宙警視総監となったギャバンと親友であるとされている[12]
『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』
8年前に宇宙マフィアに捜査情報を横流しし、挙句の果てには目撃者を口封じのために殺害するという暴挙に出る。その逃亡中に銃撃を受け、現在は意識不明の昏睡状態となっており、彼の暴挙がデカレンジャーの心をバラバラにしてしまった。
チーニョ星人 白鳥 スワン(しらとり スワン) / デカスワン
演 / 声:石野真子、スーツアクター:小野友紀
シンボルナンバー:99[注 26] / キャッチコピー:真白き癒しのエトワール / 一人称 : 私
地球署のメカニック担当。一対は翼状になっている二対の耳を除けば地球人に似た外見を持ち、首からぶら下げているフロントホック式のゴーグルと白衣を着用している。システムやロボットの整備および開発が専門だが、科学捜査にまつわる知識にも造詣が深く、あらゆる証拠物の分析、復顔術やプロファイリングもこなす。また本人曰く「算数は得意」であり、Episode.36では緊急時にそろばんで複雑な計算を正確にこなしている。その実績を買われ、ヌマ・Oにも直々に科学捜査研究所所長への就任を要請されるほどの天才だが、地位や名誉には興味がない。
仕事場であるメンテナンスルームは「鉄工所」と呼ばれ、半ば彼女の自室と化しており、仕事の合間にお茶をたしなむこともある。地球署の刑事たちの活動を温かく見守っている母のような存在であり、時折デカレンジャーたちの相談にも乗っている。またドギーとは、男女の性別を越えた強い友情で結ばれている。かつては宇宙警察科学操作研究所でポッペン星人ハイマルとともに働いていた[ep 27]
捜査官ではないが、白とオレンジのツートーンのデカスーツを装着しデカスワンに変身することができる。スワン曰く4年に一度しか変身しない主義らしく、劇中で戦闘を行ったのはEpisode.36のみである[ep 28][注 27]
デカスワンスーツは、スワンが普段白衣の下に着ている服に面、胸当て、グローブ、ブーツを付けたもの。石野は後に、この変身は自らスタッフにお願いすることで実現したことを語っている[13]。メイン監督の渡辺勝也はオリジナルビデオ『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』の撮影と重なりレギュラーキャストのスケジュールを抑えられなかったためデカスワンを登場させたと述べている[14]
キャストクレジットは原則最後となっている[注 28]
『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』
小津 深雪(おづ みゆき)/ マジマザーとはドギーとともに友人関係である。髪型を変えており、ショートカットで登場。
『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』
マーフィーK9(マーフィーケーナイン)
Episode.5より登場したロボット警察犬。能力は優秀だが気難しいところがあり、当初はスワンにしか懐いていなかったが、初の任務で自分を最後まで信じてくれたウメコにも心を開くようになる。キーボーンをくわえることで起動スイッチが入り、必殺武器のディーバズーカに変形する。
『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』
ファイヤースクワッドに招集されており、その際にデカレッドの新装備「バトライズモード」への変形機構が搭載されている。
轟轟戦隊ボウケンジャー
同作品のミニコーナー『30戦隊大全集』にて、デカレンジャーが紹介された際に登場している。
『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』
ウメコのパトロールで共に登場。

特別指定凶悪犯罪対策捜査官[編集]

特に凶悪なアリエナイザーによる事件のみを専門に手がける、宇宙警察本部直属の捜査機関。略称及び通称は「特キョウ」。昇進試験により昇進可能であり、階級章は通常の捜査官が銀色のバッジなのに対し、金色のバッジ。また、特キョウ扱いとなった事件に関しては管轄署の署長以上の権限が与えられる。所属する捜査官全員が「正拳アクセルブロー」という特別な格闘術を会得しており、戦闘時には銃器などの武装を使わず徒手空拳を用いるのが特徴である。

姶良 鉄幹(あいら てっかん) / デカブレイク
演 / 声:吉田友一、スーツアクター:大岩永徳
シンボルナンバー:VI (6) / 通称:テツ / キャッチコピー:無法な悪を迎え撃ち、恐怖の闇をぶち破る、夜明けの刑事 [注 29]/ 一人称: 俺
Episode.22から登場。7人目の戦士で 特キョウ1班所属の地球人捜査官[注 30]。ヘルズ3兄弟を追って地球を訪れ、事件解決後そのまま地球署駐在となる[ep 29]。左腕に装備したブレスロットルで白と群青色のツートーンのデカスーツを装着してデカブレイクに変身する。
生意気だが明るく屈託のない性格で、犯罪者相手には基本的に不敵な姿勢を取るが、普段の言動は純粋で、地球署に来た当初、バンたちと反目していた際にもドギーやスワンに対しては敬意を素直に表している。特に後者についてはその後も何かにつけて意識している。また、スワットモードに憧れ、Episode.35でのエンディングのショートドラマでウメコのディーリボルバーを取り上げ、嬉々として紹介している。当初はバンたちのやり方を批判し嫌味かつ見下した態度を取っていたが、彼らの戦う姿に心打たれたことにより打ち解けることとなり、特にバンに対しては「先輩」と呼んで尊敬している。「ナンセンス[注 31]と「なんかイイ」が口癖。Episode.26と45にて女装しており、その姿を見たアモーレ星人バーチョに恋される。
幼少時にスペキオン星人ジェニオの起こした事件の巻き添えで両親を失い、宇宙警察の保護下で育った過去を持つ[ep 30]。そのため地球署のデカレンジャーたちより年下だが、訓練生時代を含めると宇宙警察官としては15年近くものキャリアを持つ。
Episode.48にてバンがファイヤースクワッドへの異動が決まったものの、「俺みたいな火の玉が地球署には必要なんだ」と、異動に乗り気ではなかったバンに、自身が彼の代わりに火の玉になることを発言。バンがクラーン星人ジェリフィスに体を乗っ取られた際には、ジェリフィスをバンから追い出すために超電撃拳ハイパーエレクトロフィストでバンの心臓を止めて仮死状態にし、ジェリフィスがバンから離れた後に電撃を伴った心臓マッサージでバンを蘇生させる。この行動はバンに「俺以上に火の玉野郎だ」と言わしめ、ファイヤースクワッドに異動する決意を固めさせる[ep 5]。バンの転出後、正式に地球署に転属し、さらに通常捜査官として階級章が銀色のバッジになる[ep 6]
地球署の5人とは違い、自らの口上を持っているが、5人の口上に加わることもある。
『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』
通常捜査官と特キョウの任務を兼任しており、再び金色のバッジとなった。同作品ではヒカル / マジシャインとともに女装しており、小津兄弟のいとこの「小津テツ子」と名乗っている[注 32]。髪型を変えており、金髪に染めた髪を逆立てた髪型で登場。
『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』
当初は潜入捜査をしており、自身を訪ねてきた高丘 映士(たかおか えいじ)/ ボウケンシルバーに「広域指定宇宙マフィア極龍ファミリーの若頭、ぶっこみのテツ」と名乗って彼を追い出すも、マフィアをデリートした後は野乃 七海(のの ななみ) / ハリケンブルーアスカ / アバレブラック小津 翼(おづ つばさ)/ マジイエローとともに彼の元に駆けつける。スーパー戦隊住所録に記載されている住所は「東京都 宇宙警察地球署管理 宇宙警察地球署独身寮D-06」。本編同様の髪形で登場している。
『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』
リュミエル星人 リサ・ティーゲル / デカブライト
演 / 声:七森美江、スーツアクター:大林勝
シンボルナンバー:VII(7)[注 33]/ キャッチコピー:並み居る悪を、白日の下暴き出す、光の刑事 / 一人称: 私
Episode.40に登場。特キョウ1班のチーフである捜査官。銀色のデカスーツを装着してデカブライトに変身する。テツの上司にして武術や教育などの直接の師であり、口癖である「なんかいい」はテツにも引き継がれている。職務遂行に当たって一切の感情を挟まない厳格さを備えており、テツ曰く「恐い教官」だったとのことで、テツの当初の嫌味な態度も彼女の影響らしい。また、自身より立場が上にあたるドギーとスワンに反抗的な態度をとってもいる。本人曰く「血気に早って死んでいったスペシャルポリスを嫌と言うほど見てきた」とのことで、上述の厳格さもテツに彼らと同じ目にあってほしくないという思いから来ている模様。
パイロウ星人コラチェクを追って地球を訪れた[注 34]際に、犯人の逮捕より救助活動を優先したテツに怒りをあらわにし、事件後はテツを再び本部に連れ戻すと発言する。再びコラチェクが現れたことでテツとともに出動するも、コラチェクにより火傷を負わされた少女を助けることを優先したテツに「半人前の特キョウなどノーマルバッジにすら劣る」と言い放つが、結果的にテツが少女を助けたことがコラチェクの正体を見破るきっかけになったこと、さらにテツの「バッジの色がどうであろうと、人を守りたい」の言葉を聞いて、事件解決後は地球署に留まることを許可する。また、当初は地球署のデカレンジャーの捜査への取り組み方を批判し「ノーマルバッジ」、「あんな奴ら」と見下していたが、後に彼らに対する評価も改める。
デカブライトのデザインは森木靖泰が担当した[15]

その他[編集]

ホルス星人 ヌマ・O(ヌマ・オー)
声:岸野一彦
全宇宙の警察機構を統率する宇宙警察長官。非常時には黒いデカベースクローラー(=宇宙警察本部庁舎)を指揮して前線に出ることもある。
デザインモチーフはワシ[16]
オクト星人 ポルポ[注 35]
声:二又一成
Episode.1、36に登場。バンの訓練学校時代の教官で、彼の無鉄砲さに手を焼いている。
デザインモチーフはタコ[16]
トート星人 ブンター
声:楠見尚己
Episode.32、33、36に登場。ゴリラのような容姿で、スワットモード修得課程の担当教官を務める。ドギーやスワンとは旧知の間柄で、タダガモ星での任務までは同じチームに属していた経歴もある。本人曰くドギーとは「犬猿の仲」ではあるが、決して仲は悪くない。バナナが大好物で、葉巻きも吸う。
最初の試験では結果的に全滅したデカレンジャーを罵倒し、特に戦列を乱したことでその原因を作ったバンを酷評する。その後も彼らへの非常に過酷な訓練を行い、自身に「宇宙1のスペシャルポリスになる」ことを語ったバンに今のままではそれになれないことを告げるが、彼が訓練の中でチームと仲間の大切さを知ったことで彼らのスワットモードの習得を認めた。Episode.36でのスワンの授賞式に姿を見せているが、急に地球へ戻ることにしたスワンにスピーチの代理を頼まれて困惑している。
デザインは企画者104の松井大が担当し、頭部のみ描かれた[18]
クラレンスK9(クラレンスケーナイン)
Episode.32、33に登場。ブンターの助手のような役割を務めるロボット警察犬。頭部のデザイン以外はマーフィーと同型のロボット警察犬であるが、AIの個体差によりマーフィーとは対照的な素直な性格となっている[19]
テラン星人 チョウ・サン
声:加藤精三、スーツアクター:今井靖彦
Episode.35に登場。ドギーですら敬意を表し、緊張するほどのベテラン捜査官で、実際に既に署長の地位にある彼を「新米」呼ばわりしている。宇宙警察地球署開設前に地球に駐在してアリエナイザー犯罪などに当たっている。ジャスミンの瞳に、亡き娘の面影を見ている。
レオン星人 ギョク・ロウ
声:浪川大輔、スーツアクター:福沢博文
Episode.47、FINALに登場。地球署の開設時に初代デカレッド候補として赴任している。通称はギョクさんであるが、スワンのみ「ギョクちゃん」と呼ぶ。かつて、ダイナモ星人テリーXの事件で負傷し、その後遺症により杖をついている。
地球署に着任したての頃のホージー、センちゃん、ジャスミンの恩師で、「心は熱く、頭は冷静に」を信条としており、かつてペアを組んでいたセンちゃんからは「スペシャルポリスの鑑とも言える素晴らしい刑事」と評されている。また、バンに連れられて再び地球に来た際、久々に再会したセンちゃんに「誰だっけお前?」と冗談を飛ばす[注 36]
負傷が原因で第一線を退き、地球を離れ長らく音信不通となっていたが、その間にチームカラーと階級章は「燃える炎のレッド」で、自身が「赤き特キョウ」と称する、宇宙警察の中でも特に優秀な刑事を選抜した新捜査機関である「S.P.D.ファイヤースクワッド(S.P.D.-F.S)」を秘密裏に組織する。Episode.47ではホージーとジャスミンのために無茶をしてまでも自身を探し出したバンに可能性を見出し、彼をファイヤースクワッドに選抜する。
デザインモチーフはライオンで、髪型で既存のキャラクターとの差別化を図っている[16]

アリエナイザー[編集]

惑星間宇宙犯罪者、特に自身の特殊能力を使って犯罪を起こす者の総称。綴りは"Alienizer"。

多くは宇宙犯罪者のリストである「パンスペースクライムファイル」に記載されているが、名前だけは知られているものの出身の星が不明の者もいる。大抵の個体は巨大化能力を持たず怪重機に搭乗して巨大戦を行うが、個人の特殊能力などにより巨大化できる者もいる。 名称は「エイリアン」のもじりと「有り得ない」をかけたもの[6]。脚本の荒川稔久が子供の頃に「ALIEN」を正しく読めず「ありえん」と読んでいたことに由来する[6]

登場した主なアリエナイザー[編集]

レイン星人 アブレラ
声:中尾隆聖 / スーツアクター:岡本美登
  • 身長:240cm / 体重:130kg
作中では主にエージェント・アブレラと呼ばれる、敵組織が設定されていないこの作品で主に登場する敵役。地球署が出来る前から様々なアリエナイザーに犯罪を斡旋してきた宇宙の武器商人。怪重機のレンタルや巨大化保険など守備範囲は広く、私兵も有しており、アリエナイザーたちからの信頼は厚い。アリエナイザーたちに対しても基本的には毅然とした態度をとるが、ヘルズ3兄弟に対しては恐怖を感じて地球での商売を断念しようとしたり、サウザン星人ギネーカらに対しては表面上は慇懃に振る舞いつつも、内心では軽蔑している。
金儲けのためだけに多くの銀河や星々を滅ぼしながらも、自分の正体は完璧に隠してきており、パンスペースクライムファイルにも記載されておらず、デカレンジャーとの初対面および彼らがその存在を認識したのはEpisode.30でのことで、Episode.49にてその正体がレイン星人であることが判明する。レイン星人は宇宙で一番頭が良く、改造やドーピングによる超進化を繰り返したため一人一人が異なったルックスを持つといわれるが、その中でもアブレラは特に頭がいいといわれている。また、戦闘能力も高く、手から衝撃波を放つことができ、マントは腕と一体化してコウモリのような翼になる。
当初はコミカルなシーンも多々あったが、物語が進むにつれて「宇宙警察全体を壊滅させて宇宙を犯罪だらけの世界へと導き、再び多額の悪銭を稼ぐ」という真の目的と犯罪の黒幕としての本性を現し、金のためには手段を選ばない冷酷かつ残酷な一面を覗かせることが多くなる。Episode.48では度重なる商売の妨害により、累計損失額が100億ボーンを超えたことによる逆恨みの怒りから宇宙警察への報復を決行。手薄となっていたデカベースを怪重機アブトレックスと多数のドロイド、最強最悪の傭兵軍団によって占拠し、さらにルーレットによって決めたターゲットの街をデカベースロボに破壊させるなど、宇宙警察に対する信頼の失墜、さらには宇宙警察の主力部隊の壊滅をも目論む。しかし、地球署のデカレンジャーによってその野望は阻まれ、ディーバズーカによってデリートされる[ep 6]
脚本の荒川稔久は、初期のインタビューにて徐々にエージェントの背後にいる組織の存在を出していくと述べていたが[6]、最終的にはアブレラ自身が黒幕という形になった。デザインを担当した森木靖泰も上位の黒幕がいるものと考えていた[20]
デザインモチーフはコウモリ[20]。またセールスマンのイメージからネクタイの意匠が取り入れられている[20]。頭部のフードは撮影時にカメラが映り込んだり、照明の加減が難しいなどの問題が生じていた[20]
『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』
冥獣人デーモン・アボロス(エージェント・X)という弟子がいたことが明かされる。
『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』
何者かの手によって復活し、デカレンジャーへの復讐のために立ちはだかる。
最強最悪の傭兵軍団
アブレラがデカベース占拠計画のため配下に加えた4人の最凶アリエナイザーたち。いずれも元はかつてドギーに捕らえられ特殊刑務所送りとなった凶悪犯罪者だったが、アブレラが同計画のため脱獄させる。全員がハイパーマッスルギアを装備しており、多数のドロイド軍や怪重機アブトレックスを用いてデカレンジャーたちを追い詰める。
ゲド星人 ウニーガ
声:中井和哉
  • 身長:242cm / 体重:138kg
Episode.49、Finalに登場。最強最悪の傭兵軍団の一人で、4人の中でも最強の実力者。専用の剣術特性で、従来のものと異なるオリジナル仕様のハイパーマッスルギアを装備している。アブレラが開発した最高級ドロイドであるイーガロイドのモデルであり、イーガロイドの得意技であるクロスバーストのほか、あまりの威力にデータ化できずイーガロイドにもコピーすることができなかったウニーガ・ダイナミックを使いこなす。デカブレイクの必殺拳ソニックハンマーによってデリートされる。
デザインモチーフはウニ[21]
ドラグ星人 ガニメデ
声:岸祐二
  • 身長:222cm / 体重:121kg
Episode.49、Finalに登場。最強最悪の傭兵軍団の一人。甲羅のような固い体をさらに強化する防御特性のハイパーマッスルギアを装備している。泡が大好き。デカブルーとデカグリーンの連続攻撃によってデリートされる。
デザインモチーフはカニ[21]。デザイン画は頭部とハサミのみが描かれた[21]
ジャーゴ星人 スキーラ
声:篠原恵美
  • 身長:218cm / 体重:106kg
Episode.49、Finalに登場。最強最悪の傭兵軍団の一人で、軍団の紅一点。射撃が得意で、銃の命中精度を上げるためにスピード特性で従来のものとは異なるオリジナル仕様のハイパーマッスルギアを装備している。デカイエローとデカピンクの連続攻撃によってデリートされる。
デザインモチーフはシャコ[21]
ギモ星人 アンゴール
声:園部啓一
  • 身長:215cm / 体重:118kg
Episode.49に登場。最強最悪の傭兵軍団の一人。自慢の怪力をさらに強化するパワー特性のハイパーマッスルギアを装備している。また、アブトレックスの操縦も担当した。デカウイングキャノンとデカバイクロボによるツインロボ・アルティメットバスターによってアブトレックスごとデリートされる。
デザインモチーフはアンコウで、顎や提灯にはサンゴの意匠も入っている[21]。デザイン画は頭部のみが描かれた[21]

ヘルズ3兄弟[編集]

拠点とした星を徹底的に蹂躙し、宇宙を荒らしまわるリバーシア星人の3兄弟で、特キョウからマークされるほどの凶悪犯罪者。79もの星を滅ぼし、100人以上のスペシャルポリスが犠牲になっている。ブリッツの必殺技や、サキュバスが生命エネルギーを全放出してブリッツを復活させた際、さらにタワーを改造してアジトを築いた際に魔方陣のような文様が現れている。圧倒的な力でデカレンジャーとデカマスターを翻弄し、一度は完全勝利する。また、怪重機ゴッドパウンダーをもってデカレンジャーロボを叩きのめした。

デザインは共通の宇宙服を着用していると想定しており、それぞれ刃物をモチーフとしている[22]

リバーシア星人 ブリッツ・ヘルズ
声:土田大
  • 身長:230cm / 体重:104kg
Episode.21 - 23に登場。「宇宙の死神」を自称する3兄弟の長兄。弟たちの力を合わせた以上の強さを持つと言われており、作中にて実力でデカマスターに勝利した唯一のアリエナイザー[注 37]であるほか、初登場時にはディーバズーカの弾丸をも握りつぶすなど凄まじい戦闘力を持つ。多重銃身の散弾銃と稲妻状の刀身の剣に変形する武器を操り、雷を操り雷雲を発生させ敵を攻撃する「グレイトフルデッドサンダー」を必殺技としている。自らの必殺技にサキュバスを巻き込んでも、「我ら兄弟の掟」と全く意に介さない非情さも持つ。デカレッドとデカブレイクの同時必殺技によりデリートされるが、サキュバスが自らの生命エネルギーを与えたことにより復活。怪重機ゴッドパウンダーに乗り込み、再起を図るため逃走するが、ライディングデカレンジャーロボとの激闘に敗れてゴッドパウンダーとともに爆発する。
Episode.28ではパウチ星人ボラペーノが自身のコピー能力によって彼に変身しデカレンジャーと戦ったものの、進化したデカレンジャーには通用せず圧倒されて敗れる。また、ボラペーノは彼に変身する際に彼を「宇宙最強のアリエナイザー」と称している。
デザインには稲妻の意匠が入れられている[22]
リバーシア星人 ボンゴブリン・ヘルズ
声:桜井敏治
  • 身長:221cm(巨大化時・55m) / 体重:203kg(巨大化時・4400t)
Episode.21、22に登場。3兄弟の次兄。一人称は「おら」で、ブリッツを「あんちゃん」と呼ぶ。何でも食べ尽くす鉄の胃袋と、ボヨヨンマッスルと呼ばれる鍛え上げられた筋肉の持ち主で、特に後者はデカマスターのディーソード・ベガすら弾くほどの高い弾性を持っているが、その筋肉の隙間が弱点である。発達した筋肉のためパワーのみならずジャンプ力を生かしたスピート戦も得意とするなど、戦闘能力が高く、デカレンジャー5人相手でも手も足もでなかったが、知能は高くない。のどちんこを刺激すると巨大化するが、その後は筋肉痛に苛まれるらしい。デカバイクロボのソードトルネードによってデリートされた。
『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』
サウナギンナンの力で復活を遂げる。
リバーシア星人 サキュバス・ヘルズ
演:蒲生麻由
  • 身長:172cm / 体重:48kg
Episode.21 - 23に登場。3兄弟の末娘で、最初に地球に現れた。3兄弟の中で唯一、人間に似た姿であり、戦闘時にはヘルメットを装着する。ブリッツを「お兄ちゃん」、ボンゴブリンを「兄貴」および「ボン兄」と呼ぶ。
サディスティックな性格の持ち主であり、ジャスミンを圧倒した上でこれまで繰り返してきた破滅のビジョンを見せるも、それに屈しなかったジャスミンを気に入り仲間に誘った。両腕に装備したカッターが武器であり、人間などの生命力を吸う能力を持っている。ブリッツとともにデカブレイクと戦うも、ブリッツの「グレイトフルデッドサンダー」をデカブレイクもろとも受けて瀕死になり、ブリッツがデリートされた際に自らの生命エネルギーを全放出して彼を蘇生させ、ブリッツが復活すると同時に消滅する。
『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』
サウナギンナンの力で復活を遂げる。

その他のアリエナイザー[編集]

スペキオン星人 ジェニオ
声:野田圭一
  • 身長:192cm / 体重:90kg
Episode.28、29に登場。自らの犯罪を「芸術」と称し、パウチ星人ボラペーノなど、アリエナイザーの間でも彼を崇拝するものは多い。また、本編の15年前にテツの両親を殺害した犯人でもある。
鏡など光を反射するものの中に自在に入り込む、光速での移動が可能など、光にまつわる特殊能力を使用可能であり、自身の胸の鏡との合わせ鏡で、自分以外の物質を光にするミラーイリュージョンによって数々の星の人々を生きたまま鏡の中に取り込みポートレート化している。テツによって本編の2年前に光のないクリスト星に追い詰められ逮捕されるが、宇宙警察の科学力を持ってしてもミラーイリュージョンの能力および被害者を救出する方法が解明できないために当時はデリート許可が下りず、監獄衛星アルカポに収監されている。
テツがボラペーノの事件との関連性を尋ねるためにアルカポを訪れた際にテツの両親の死の真相を語り、テツが流した涙を利用して脱獄。地球にてテツにかつてクリスト星で発言した「死以上の苦しみを味わわせる」を具現化するためにセンちゃん、ウメコ、ホージー、ジャスミンを次々と鏡世界へ閉じ込める。さらにバーツロイドに怪重機メガロリアを操縦させて街を襲わせ、デカバイクロボでメガロリアを倒したデカレッドをもデカバイクロボごと鏡世界へ閉じ込めるが、バンの策略を受けその様子を見ていたテツにミラーイリュージョンの秘密を見抜かれる。デカブレイクとの戦闘でも圧倒し、さらに鏡世界に閉じ込めた地球署のデカレンジャー[注 38]を見せつけて彼を精神的にも追い込むが、バンたちの挑発を受けたことでデカブレイクをも鏡世界へ閉じ込めようとした際にその隙をつかれて胸の鏡を壊され、ミラーイリュージョンの能力を失うと共にポートレート化した人々が解放される。ジャッジメントによりデリート許可の判決を受け光の速さで逃亡を試みるも、デカブレイクの超高速拳スーパーライトニングフィストで迎撃され、高速拳ライトニングアッパーによってデリートされる。
デザインは『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターをイメージしている[23]
『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』
サウナギンナンの力で復活を遂げる。
宇宙生物 ブラウゴール
  • 身長:228cm(巨大化時/54m) / 体重:145kg (巨大化時/35t)(兄)
  • 身長:54m(超巨大化時/89m) / 体重:35t (超巨大化時/58t)(弟)
Episode.42、43に登場。惑星そのものを主食とする狂暴な宇宙生物で、グロンチウムという鉱石が放つエネルギーを受けることで急激な成長を遂げる。一匹がやられても二匹目にそのエネルギーを与えることができ、その際の二匹目はさらに超巨大に成長するほか、グロンチウムを含む隕石を呼び寄せることも可能であり、この隕石の衝突の瞬間に発生する莫大なエネルギーは、さらにブラウゴールを大繁殖させる。なお、ブラウゴールは角の数が多ければ多いほど強いといわれている。
作中ではスマスリーナ星人ニカレーダがアブレラの協力を得て地球にふたつの卵を持ち込み、そのひとつが採石場で孵化。スワットモードとなったデカレンジャーを追い詰めるほどの戦闘力を発揮し、グロンチウムを含んだ巨大隕石の接近による影響で急速に成長を遂げて巨大化。デカバイクロボを窮地に追い込むが、スーパーデカレンジャーロボのガトリングパンチとダイナマイトアッパーによって倒される。しかし、もうひとつの卵から孵化した弟は兄のエネルギーを受け継いで急成長。 さらには巨大隕石の接近による影響で超巨大化し、デカベースロボのボルカニックバスターさえものともしない強さを見せるも、デカレンジャーロボとデカバイクロボ、デカベースロボのパトエネルギーをデカウイングキャノンに集結して発射されたオールスター・アルティメットバスターによって倒される。
アブレラにとってこれは大きな商売だったとのことで、それを潰した地球署のデカレンジャーへの怒りは、Episode.44の「宇宙警察なんて怖くないキャンペーン」、さらにEpisode.48 - Finalにおけるデカベースへの襲撃および占拠へと加速する。
デザインは成田亨のデザインやエイリアンが意識されており、手のような形状の2つの口や物を掴むことができない手などで他者を傷つける能力しか持たない捕食生物であることを表現している[24]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 個人のコードネームはキャッチコピーを全て言い終わった後に名乗り上げるが、コードネームの名乗りが省略されることも多い。
  2. ^ 『デカレンジャー』本編ではEpisode.20におけるゲルマー星人バイズ・ゴアの事件でのみ、途中から髪をおろしている。
  3. ^ モデルは映画『リベリオン』のガン=カタ。ネーミングは截拳道のもじり。アクション監督の石垣広文は「舞いながら撃つ」をテーマにしている[2]
  4. ^ 作中にて成功した場面はなく、Episode.28ではEpisode.10にて失恋した相手であるザムザ星人マイラへの未練を見せ、Episode.37にて自身に彼女はいないと明かしている。ただし、スロープ星人ファラウェイとファルファ星人ヤーコのように彼の言動を見て好意を抱いた女性もおり、Episode.38ではヤーコの心を開いたことをホージーに「銀河1の金庫破り」と称された。
  5. ^ 本人曰く、「枠や仕組みのような堅苦しいものを吹っ飛ばす、ハートに火をつける存在」。
  6. ^ ファイヤースクワッドへの転任により、殉職とは異なる異例の2階級特進となった。
  7. ^ 初のミスを犯した際には自身を「プロ失格」と塞ぎこみ、自信を喪失してスランプに陥るも、バンの檄でスランプから脱出した。
  8. ^ Episode.2ではバンを「デカ失格」、Episode.9では彼とウメコを「プロ失格」と非難したほか、Episode.15ではフローラの処遇についてセンちゃんと意見を対立させた。
  9. ^ Episode.37にて同試験に合格するが、最終試験で担当した捜査が犯人であるマイク星人クロードの姉で、自身の恋人であったマイク星人テレサと自身に大きな心の傷を残す結末となったため、最終的に特キョウへの昇進を辞退した。なお、Episode.43にて「今のままではバンに負ける気がしたため、予定より早く試験を受けた」と明かしている。
  10. ^ Episode.26にて、「彼は元から射撃が上手かったわけではなく、いかなる時も1日1000発の射撃訓練を絶対に欠かさなかったから今の彼がある」とバンがテツに語っている。
  11. ^ Episode.11にてヴィーノと再会するも、宇宙の殺し屋ギガンテスとなっていた彼との銃撃戦にて自身のブレスレットを壊され、ヴィーノをデリートした後は彼が着けていたブレスレットを身に着けている。なお、隊員服を着用していない場面ではブレスレットを外していることもある。
  12. ^ Episode.3にて、プロとしての自覚のないバンの様子を見て不愉快な気持ちをあらわにした。また、Episode.43では美和との会話で「お調子者が嫌い」と本人は語っている。
  13. ^ Episode.2では「青い人」とも呼ばれており、「青い人って言うな」と切り返していた。
  14. ^ 当初は「勝手に相棒にするな」「相棒じゃない」と返していた。最終回では、バンが逆に口にする立場になった。
  15. ^ デカウイングキャノンで巨大隕石に至近距離まで近づき、ディーリボルバーで隕石のコアを破壊した後に引き返す方法で生還している。
  16. ^ 地球への帰還時には仲間との通信で「俺の相棒の弔い合戦」と語り、初めて他者の前でバンを「相棒」と呼ぶ。
  17. ^ ドギーとギョク・ロウからは「セン」、ウメコとテツからは「センさん」と呼ばれる。ホージーにも「セン」と呼ばれることがある。直接呼ばれた場面はないが、バンからは当初、「緑の人」と呼ばれていた模様。
  18. ^ この時に「これは、センのシンキングポーズである…」とナレーションが入るが、『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』ではウメコが解説した。また、この時よく「よっこらせ」と口にする。
  19. ^ 「怒らせると一番怖い」ことについて、本人は自覚がないようである。
  20. ^ 作中にてシンノウ星人ハクタクとウメコが彼に想いを寄せたほか、Episode.2に登場したOLも怪我の手当てをしてくれた彼を事件解決後にデートに誘っており、自身もタキシード姿に着替えて応じている。
  21. ^ 特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』ではアバレンジャーの3人をそれぞれ「赤ギザギザ君」、「青ギザギザ君」、「黄ギザギザちゃん」。『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』では全員まとめて「ヒラヒラヒーロー君」など。
  22. ^ 脚本の荒川稔久は、子供の頃に超能力のせいで友達がおらず一人の世界に埋没していた時の名残であり、現在は場の緊張感を緩和させるために無意識に使っていると述べている[6]
  23. ^ これは、演じた菊地が撮影時にその場で命名した[7]
  24. ^ 『特捜戦隊デカレンジャー超全集 上巻』では、正式な役職を宇宙警察警視庁警視第7銀河方面統括部長兼地球署署長と記載している[8]
  25. ^ カードゲームレンジャーズストライクのブースター『四雄の覚醒』に収録されている『恐竜やのカレー』というカードでも、他勢力にも関わらずドギーがこのカレーを食べているイラストが使われている。
  26. ^ 百から一を引くと「白」。
  27. ^ Episode.49にてアブレラがデカベースに攻め込んだ際に変身しようとはしたものの、イーガロイドによって阻止された。Episode.Finalでは戦闘は行わなかったものの、変身している場面がある。
  28. ^ ただしスーツアクターを除く。劇場版、Vシネマ、Episode Finalのスタッフロールでは完全に末尾となっている。
  29. ^ 地球暑のメンバーと共に名乗る際のキャッチコピーは「六つ!無敵がなんかイイ!」。
  30. ^ デカマスターは番外戦士でデカブレイクが従来の6人目の戦士に当たる。
  31. ^ Episode.37では通常の職務をこなしつつ、特キョウ昇進試験に臨んでいたホージーを「マーベラス」と称えていた。
  32. ^ スモーキーからその姿を「マジで気持ち悪い」と評されている。
  33. ^ 分解してIVIといった形で胸に配置されている。
  34. ^ 地球を訪れた時点でコラチェクは出身星も不明であり、名前のみ明らかになっていた。
  35. ^ 名前は『特捜戦隊デカレンジャー超全集 上巻』[17]、種族名は『百化繚乱 下之巻』[16]より。
  36. ^ その際、それを真に受けたセンちゃんは物凄く落ち込み、ギョク・ロウはウメコから肘撃ちを受けている。
  37. ^ デカマスターは直前までボンゴブリンと戦い、苦戦はしたものの大きなダメージや激しく疲労したという場面はない。
  38. ^ 「哀しみの仲間たち」という作品名をつけている。

参照話数[編集]

  1. ^ Episode.18
  2. ^ Episode.46
  3. ^ Episode.1、2、32、33
  4. ^ a b c Episode.47
  5. ^ a b Episode.48
  6. ^ a b c d Episode.Final
  7. ^ Episode.42、43
  8. ^ Episode.3
  9. ^ Episode.37
  10. ^ a b Episode.43
  11. ^ Episode.26
  12. ^ Episode.11
  13. ^ Episode.30
  14. ^ a b Episode.6
  15. ^ a b Episode.45
  16. ^ a b Episode.18
  17. ^ Episode.39
  18. ^ Episode.41
  19. ^ Episode.34
  20. ^ a b Episode.8
  21. ^ Episode.24
  22. ^ Episode.46
  23. ^ Episode.29
  24. ^ Episode.33
  25. ^ Episode.44
  26. ^ a b Episode.14
  27. ^ Episode.36
  28. ^ Episode.36
  29. ^ Episode.22、23
  30. ^ Episode.28、29

出典[編集]

  1. ^ a b c d e コンプリート・ブック 2005, p. 82, 「『デカレンジャー』誕生前夜 準備稿紹介」
  2. ^ 宇宙船112 2004, p. 31, 「3監督インタビュー2 アクション監督石垣広文」.
  3. ^ 超全集 下 2005, p. 77.
  4. ^ テレビシリーズ放映終了後のイベント『特捜戦隊デカレンジャー ファイナルライブツアー』で発言。
  5. ^ 超全集 上 2004, p. 14.
  6. ^ a b c d 宇宙船112 2004, p. 83, 「脚本 荒川稔久INTERVIEW PART2」
  7. ^ 宇宙船112 2004, p. 28, 「徹底解剖!特捜戦隊デカレンジャー」.
  8. ^ 超全集 上 2004, p. 61, ボスに訊け!!ドギー・クルーガースペシャルインタビュー.
  9. ^ 超全集 上 2004, pp. 27、61.
  10. ^ 超全集 下 2005, pp. 26、28.
  11. ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 215.
  12. ^ [1]
  13. ^ 2009年1月29日放送分の「きよしとこの夜」にゲスト出演時に発言[出典無効]
  14. ^ コンプリート・ブック 2005, pp. 25-29, 「監督インタビューPART I 渡辺勝也」
  15. ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 217.
  16. ^ a b c d 百化繚乱 下之巻 2012, p. 216
  17. ^ 超全集 上 2004, p. 27.
  18. ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 222.
  19. ^ 超全集 下 2005, p. 34.
  20. ^ a b c d 百化繚乱 下之巻 2012, p. 183
  21. ^ a b c d e f 百化繚乱 下之巻 2012, p. 201
  22. ^ a b 百化繚乱 下之巻 2012, p. 191
  23. ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 192.
  24. ^ 百化繚乱 下之巻 2012, p. 198.

参考文献[編集]

  • 『特捜戦隊デカレンジャー超全集』上巻、小学館てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2004年10月10日ISBN 4-09-101496-8
  • 『特捜戦隊デカレンジャー超全集』下巻、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2005年3月10日ISBN 4-09-105102-2
  • 『特捜戦隊デカレンジャー コンプリート・ブック』 用田邦憲 編、双葉社〈双葉社のアニメ・特撮シリーズ〉、2005年5月20日ISBN 4-575-29801-8
  • 『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱 [下之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑 1995-2012』 グライドメディア、2012年10月16日ISBN 978-4-8130-2180-3
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