ケムール人

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ウルトラQの登場怪獣 > ケムール人

ケムール人は、特撮テレビ番組『ウルトラQ』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の宇宙人[1]。別名は誘拐怪人[注釈 1]。英字表記はKEMUR[3][4][5][6][注釈 2]

デザインは成田亨[8]。エジプト絵画の技法を取り入れたとされ、成田自身は会心の作と称している[8]。また、頭部を一周するように配置された目は、常に怯えて周囲をうかがっている未来人をイメージしたものである[5]

細い体躯、いびつな細長い頭部には、縦横方向にうねうねと亀裂が走っている。横方向の亀裂は左右非対称の高さで頭部を一周しており、その亀裂に埋まるように前方左右と後頭部左側に計3つの目が配されている。頭頂部からはチョウチンアンコウの釣竿(イリシウム)のように管状の器官が存在し、先端は漏斗のように開いている。手足を高く上げる走り方が特徴的である。体色は白黒作品だったこともあり、諸説が存在する(後述)。

名前は「煙のごとく消える」という発想からネーミングしたもの[5][9]

ウエットスーツで造形された宇宙人というコンセプトは、後のウルトラマンの造型につながっていった[6]

『ウルトラQ』に登場するケムール人[編集]

ウルトラQ』第19話「2020年の挑戦」に登場。

2020年のケムール星から1960年代の地球を来訪した異星人。人類の未来の姿であるとも言われるが、定かではない。かつて、Xチャンネル光波で交信した内容を記録したという神田博士の著書『2020年の挑戦』によれば、医学の驚異的な発達により、内臓移植や皮膚の生成を繰り返して500歳という長寿を保てるようになったが、歳月とともに進行する肉体の衰えには勝てず、地球人の若い肉体に着目して地球を来訪したとされている。

衰えたとはいえ、その身体は地球人を凌駕する運動能力を備えており、本気で走れば自動車ですら追いつけないほどの速度で疾走する。後述の変身能力も持つほか、頭頂部の漏斗状の器官から放出する消去エネルギー源[13][14][注釈 4]と呼ばれるゼリー状の可燃性物体を操り、触れたものを次々と消滅させ、ケムール星へと電送・誘拐する。天野と共に自家用飛行機に乗っていた物語の主人公・万城目淳も、この消去エネルギー源によって、誘拐される。電話ボックスで、電話をしていた由利子もターゲットとして狙われ、消去エネルギー源を天井から浴びせられそうになるが、宇田川警部によって、助けられる。しかし、警部が目を離したすきに、由利子は遊園地に連れ去られる。ケムール人は、変身能力で万城目に化けて由利子を油断させ、不敵な笑みを浮かべながら正体を現し、逃げる由利子を襲い始める。しかし、駆けつけた警官隊に追い詰められて銃撃されると巨大化して観覧車などを破壊するが、神田博士の発明品Kミニオードから発せられるXチャンネル光波を東京タワーから照射されると悶絶して倒れ、頭頂部から消去エネルギー源を滴らせながら消滅する。それと同時に、誘拐されていた万城目たちも上空から降りてきた煙にまぎれる形で現れ、生還する。

だが、消滅後に残った消去エネルギー源の水たまりはまだ人間を消去する機能を有していたため、事件解決後に不用意に触れた宇田川刑事は、足の方から消滅してしまう。

  • スーツアクター:古谷敏[13][5]
    • デザイナーの成田亨は、ケムール人とラゴンを演じた古谷のプロポーションに惚れ込み、ウルトラマンのデザインを着想したとされる[6][17]
  • 脚本は、「映画『美女と液体人間』のようなもの」という円谷一からの要望をもとに、千束北男(飯島敏宏)が自身の愛好する宇宙の要素を加え、宇宙人による消失ものとなった[5][18]。消去エネルギー源の描写は、『美女と液体人間』の液体人間と同じく有機ガラスを用いて撮影された[18]
  • 等身大時の声には1963年公開の東宝映画『マタンゴ』に登場する怪物マタンゴのものが流用されており[19]、『ウルトラマン』に登場するバルタン星人の声と同一である。数種類あるこの笑い声の音源は、ビクターエンタテインメントから発売されている効果音CDで確認できる。
  • 巨大化時の声には1955年公開の東宝映画『ゴジラの逆襲』に登場した時のゴジラ(アンギラスとの戦闘時)のものが流用されたが、『ウルトラゾーン』以降は等身大時の声に流用された。
  • 両手を大きく振り上げてジャンプするように走るという独特の走法は、飯島敏宏の演技指導によるものである[5]。パトカーの前を走る描写は、パトカーの映像にケムール人を焼きこんでいる[5]
  • 初代ケムール人のカラー写真は現存しないため、二代目などに流用された顔部以外の体色は不明であったが、デザイン及び着ぐるみに塗装した成田亨がギザギザ模様は鮮やかなブルーだった(ペンキを成田自身が混色したと述べている)と証言したため、フィギュアなどはこの証言に基づいて塗装されている。特撮雑誌『宇宙船』vol.32(1986年10月号)では、成田自身の塗装によるフィギュアが公開された[要ページ番号]
    • 2012年の『総天然色ウルトラQ』でも成田が後年描いたケムール人の絵を基に藍色っぽい青に着色されている[10][6]。頭部は『ウルトラマン』の二代目にそのまま使用されていたが、デザイナーの意志の尊重と全体での統一感を持たせるため、目の色以外は異なるものとなった[10][6]。夜間シーンが多いため着色が難しく、テストが繰り返された[10]
  • 着ぐるみの造形は頭部、グローブ、ブーツを高山良策、ボディを成田と特撮班の美術スタッフが担当した[5][6]。頭部は『ウルトラマン』に登場する二代目やゼットン星人[20]、胴体は『快獣ブースカ』第11話の人間コング(原始人のような容姿のサーカスの怪力男)に流用されている。
  • 『超人画報』(竹書房)では、アメリカのテレビドラマ『アウター・リミッツ』第1話のグレートアンドロメダ星人の影響を指摘している[21]
  • 検討されていた第2クールのタイトル「東京大津波(パゴス対ケムール人対ガラモン)」への登場が予定されており、パゴスガラモンと戦う予定だった[22][18]

『ウルトラマン』に登場するケムール人[編集]

ウルトラマン』第33話「禁じられた言葉」に登場。資料ではケムール人二代目と表記している[23][24][25][26][27]

地球征服を目論むメフィラス星人の配下として登場。巨大化した姿でバルタン星人(三代目)ザラブ星人(二代目)とともに東京に現れるが、何もせずに姿を消している。

  • スーツアクター:中島春雄[31][注釈 5]
  • 『ウルトラQ』から『ウルトラマン』への出演は、ラゴンに次いで、このケムール人が2体目となる。企画段階のサンプルストーリー「大誘拐」で、「ケムール星人」の名称で登場が予定されていた[32]
  • 頭部のみがオリジナルでボディーは新造[20]。黒地に白い稲妻模様の彩色がなされている[24][30]
  • 頭部は同作最終話に登場するゼットン星人[20]、胴体は『ウルトラセブン』のキュラソ星人に流用されている。
  • 『ウルトラマン ベストブック』ではゼットン星人がケムール人と同種ではないかと推測している[33]
  • 『怪獣もの知り大百科』(勁文社、1984年)278頁では、新しくメフィラス星人にキュラソ星人の体をもらったと記述されている。これは新造ボディが後にキュラソ星人へ流用された事実に基づいた記述であるが、ケムール人及びキュラソ星人は地球人と仲良くするほど平和的なのでメフィラス星人に騙されたとも記述されている。
  • シナリオでは本作に登場するのはケムール人ではなく[要出典]ダダの予定だった[25]楳図かずおの漫画版『ウルトラマン』ではバルタン・ザラブ・ケムールに加えダダも登場し、4体で一斉にウルトラマンと戦闘する。また、漫画『ウルトラマン超闘士激伝』(後述)でもこの四人がメフィラスの配下の四天王として登場する。
  • 資料によっては、実態のない虚像であった可能性を言及している[34][2][29][24]
  • 劇中ではケムール人らを見て「我々が倒したはずだ」とのムラマツの台詞があるが、番組内で科特隊がケムール人と遭遇するのはこれが初めてであった。しかし、1992年に発売された円谷プロ公認PCゲーム『ウルトラ作戦 科特隊出動せよ!』ではケムール人が科特隊に退治されるエピソードがあるため、矛盾は解消している(詳細は後述)。

『ウルトラスーパーファイト』に登場するケムール人[編集]

ビデオ『ウルトラスーパーファイト』第3話「ケムール! 交通道徳を守れ」、第6話「アストラ! お前が悪いのだ」、第9話「恐怖の背後霊怪獣」、第13話「荒野の卑怯者」に登場。

第3話と第13話ではウルトラマン、第6話ではアストラ、第9話ではゼットンと組んでウルトラセブンと戦う。

『ウルトラゾーン』に登場するケムール人[編集]

ウルトラゾーン』内の短編ドラマ「ウルトラゾーンチャンネル」第7話、第9話、第10話、第11話、第13話、第15話、第16話、第17話、第18話、第20話、第21話、第22話、第23話に登場。

  • 身長:1.9 - 30メートル[35]
  • 体重:40キログラム - 1万5千トン[35]
  • 出身地:ケムール星[35]
第7話「ケムール人登場!」
OLを脅そうとしたところに泥棒が現れOLのバッグを盗んだため、逆にOLに脅され泥棒を追いかけることになり、さらには観覧車の前で巨大化し頭から出す液で泥棒を消滅させる(その際、オリジナル同様顔面まで電飾で光っている)。バッグは取り戻すものの、嬉しくなってつい液を出してバッグも消滅させてしまう。
第9話「高校生・ケムール」
学校で女子高生のミユキに襲い掛かるが、逆に同級生になってくれと言われ入学する。学生服を着て学生生活を送り、次第に彼女とデートをしたいと思うようになる。ある日彼女からプレゼントを貰い有頂天になるも、それには彼女が父の仕事の都合で引越しするという手紙が添えられていた。悲しみのあまり遊園地に行き観覧車の前で巨大化して咽び泣く。
第10話「続・さすらいのM1号」
頭の液を美肌効果のあるという「ケムール化粧液」として売り出し、完売して高笑いする。それをM1号と見ていた元締めの徳マサ(仁科貴)に「あんな干したヘチマみたいな奴」と陰口を言われている。
第11話「ケムール人、走る」
ケムール人が地球に来てから何十年も経ったが、地球人からは怖がられケムール星からは人間調達の催促の電話が鳴り続けもう限界であった。自暴自棄になって走るケムール人は、弁当やかつらなど、ところかまわず触手の液体で消して回る。その彼の前に現れた少女に「そんなことしちゃいけません」と怒られ、頭の触手から花を出して少女に渡したケムール人は人々に消した品物を返し、少女を連れ逃避行を始める。
第13話「ケムール、ファッションモデルになる」
女性カメラマンにスカウトされファッションモデルとなるが、「怪獣っぽいフェロモンを出すポーズ」という要求に答えられずM1号にモデルの座を奪われる。怒ったケムール人は触手の液体でM1号を消し去り、怒った顔がセクシーだというカメラマンに追いかけられる。
第15話「お笑いに参加」
M1号と共にコントグループ「フラミンゴ」の新メンバーとしてお笑いに参加。観客はラゴンのみ。触手から光弾を出したり、いくつものミサイルを出現させたりする。
第16話「ウルトラゾーンファイト」
1つのリンゴを巡ってM1号・ラゴンと争奪戦を始める。
第17話「帰ってきたさすらいのM1号」
M1号・ラゴンちゃんと共に家族のような同居生活を始める。
第18話「公園清掃員の挑戦!」
公園で花を愛でていると、清掃員の虎太郎(とらたろう)に近くにあったごみをケムール人が捨てたと勘違いされ戦いを仕掛けられる。虎太郎は仕込み刀で切りつけるが、驚いた拍子に触手から出た液体でごみが消えたため、虎太郎は満足して帰る。
第20話「明日は、あっちだ!」
公園で走っているとボクシングのトレーニングをしていた若手ボクサー・ショウとトレーナーに遭遇、トレーナーはケムール人にボクサーの可能性を見出し、嫉妬したショウは勝負を挑む。ケムール人はショウのパンチをかわすが、クロスカウンターを決めようとした直前にM1号が捨てたバナナの皮で滑り敗北する。
第20話「続 ケムール人走る」
第11話の続編で、少女との逃亡の末廃屋に隠れるが、そこは人類滅亡爆弾を持つ地球救い隊の隠れ家だった。ケムール人は少女を守り、地球救い隊と対決をする。続く第21話では地球救い隊との戦いに勝利し爆弾も解除するが、ケムール人を「ケムール工作員1003号」と呼ぶ謎の人物が現れる。
第22話・第23話「名探偵M1号」
10年前に人々を消していった犯人として登場。
第22話「70年代ドラマが好き!」
傷だらけの天使』のショーケン役に扮する。
第23話「さよならケムール人」
第20話から続く最終話。謎の人物の正体がケムール裁判員(関智一)であることが判明し、ケムール人に死刑を言い渡すものの、少女の懇願により辺境の星へ島流しの刑を言い渡す。

このほか、第1話のアイキャッチでは、警察官に職務質問されている姿が描かれている[36]

  • スーツアクター:龍坐
  • スーツは新造型[35]
  • 第7話の観覧車のシーンは『ウルトラQ』の初代ケムール人をオマージュしている[37]
  • 監督の井口昇は、第9話のケムール人には自身の高校生時代の想いを投影していることを述べている[38]

『ウルトラマンギンガ』に登場するケムール人(SD)[編集]

ウルトラマンギンガ』第2話「夏の夜の夢」、第3話「双頭の火炎獣」、第5話「夢を憎むもの」に登場。

  • 身長:14センチメートル - 30メートル[39][40]
  • 体重:150グラム - 1万5千トン[39][40]

バイクを駆る追跡魔の男・矢神がダークライブする。素早い身のこなしや人間を異次元空間へ消す液体[注釈 6]など、初代と同様の能力を見せるが、股間を叩かれて大袈裟に痛がるなどコミカルな一面も目立った。

ヒロイン 美鈴の前で、ダークスパークとケムール人のスパークドールズ(人形)を使って、ダークライブ(変身)する。逃げる美鈴を追いかけ、その場に居合わせた柿崎に液を浴びせて消す。駆け付けたヒカルも肉弾戦で追い詰めるが、美鈴にモップで叩かれ、お股を叩かれたことで、巨大化し、2人を襲う。ヒカルがウルトライブしたサンダーダランビア(SD)と対決して持ち前の素早さで翻弄し、放屁のほかに液を浴びせて消す寸前まで行くものの、ウルトラマンギンガにウルトライブされたことで失敗する。ギンガに宇宙空間へ投げ飛ばされた末、ギンガファイヤーボールを受けて倒される。その直後、柿崎は元に戻っている。

第3話ではスパークドールズを回収したヒカルがウルトライブする。等身大で教室の消火に当たった後、巨大化してキングパンドン(SD)と対決するが、火炎攻撃を前に終始劣勢であり、ギンガにウルトライブしたことでスパークドールズに戻る。

第5話では同様にヒカルが等身大にウルトライブし、液体を自身に浴びせてジャンキラー内部へ空間転移するという能力を披露するが、中にいた健太に近づこうとした際にコックピットを覆うバリアに触れてダメージを受け、スパークドールズに戻る。

  • 演(矢神):黒石高大
  • スーツアクター︰梶川賢司
  • ライブステージなどではたびたびウルトラ戦士と対峙していたが、テレビ番組でウルトラ戦士と戦うのは今回が初となる[41]
  • 暴走魔の「追いかける」というイメージから選ばれた[41]
  • 着ぐるみは『ウルトラゾーン』で新造された物の流用[42]
  • 消去液の色は『総天然色ウルトラQ』を元にしている。
  • 放送終了後のコーナー「スパークドールズ劇場」では、第2回から登場(第4回と第10回には未登場)。冷静な性格で、棒読みではあるが、敬語で話す。声の担当は外島孝一。『新ウルトラマン列伝』第37話の番組終盤では、巨大化してカオスロイドTを倒すことを妄想する。

『ウルトラマンX』に登場するケムール人[編集]

  • 身長:1.9メートル - 30メートル[43][44]
  • 体重:40キログラム - 1万5千トン[43][44]

第9話に登場する個体[編集]

第9話「われら星雲!」に登場。

ババルウ星人率いる犯罪ネットワーク集団・暗黒星団の一員として登場。人語は一切使わず、「フォワフォワ」としか喋らない。成長すると怪獣兵器になるほどの価値がある幼獣サメクジラ(ジョリー)を狙い、地球を訪れる。そこで風間イサムを加えて結成されたバルキー星人ハルキイカルス星人イカリナックル星人ナクリの「チーム星雲」に、ジョリーを賭けてのラグビー勝負を挑まれる。自身の高速移動やダダの瞬間移動、ババルウ星人の変身能力でハルキに変身することでイサムたちを翻弄し、前半戦では51対0の圧倒的有利に立つが、後半戦では卑劣な戦法で仲間を傷つけられたイサムの逆鱗に触れて逆転勝利され、52対51で敗れる。試合後、自分たちの反則行為を棚上げしながら逆上する他の暗黒星団と共に巨大化して力尽くでジョリーを奪うべく暴れ始め、ウルトラマンエックスとも激闘を繰り広げるが、最後はゴモラアーマーを纏ったエックスのゴモラ振動波で4人まとめて空の彼方へ吹っ飛ばされる。

劇中では同じチームの仲間であるゼットン星人とは頭部が酷似しており、共に並んだり互いにポーズを真似し合う場面がある(作品公式サイトのブログでも話題となっている)。

第16話に登場する個体[編集]

第16話「激撮!Xio密着24時」に登場。

ダダによって率いられる宇宙人犯罪組織の一員。第9話の個体と違い、普通に日本語を話している。夜間に女子大生を襲い、縮小化光線銃で人間標本に加工して誘拐する事件を続発させていたが、捜査を行っていたワタルとハヤトに人間態での挙動不審な行動を見とがめられて逃走した後、別方面から合流した大地とアスナによって公務執行妨害として逮捕される。Xio本部での取り調べでは黙秘を続けていたが、事態を見かねた神木隊長の取り調べを受けて自供し、組織の全容が明らかとなる。

  • 演:高橋麻琴
  • 声:外島孝一

その他[編集]

ウルトラシリーズ[編集]

  • 映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』ではゾフィーに人類が怪獣と戦っていたころの宇宙人として紹介され、作中では「若い人間を食べてしまう」と解説される。映像は『ウルトラQ』からの流用だが、疾走するシーンに足音が追加されている。
  • 映画『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』ではウルトラマンキングの誕生日を怪獣たちと共に祝福する。
  • 『ウルトラQ』をリメイクしたTV番組『ウルトラQ dark fantasy』の最終話「虚無の扉」は上述の「2020年の挑戦」へのオマージュとなっており、劇中にはケムール人のリメイク怪獣の電波怪人レキューム人が登場する[20]
  • 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』においては、百体怪獣ベリュドラの右腕を構成する怪獣となっている[45]
  • YouTubeウルトラチャンネルで配信された『総天然色ウルトラQ』発売記念ムービー『全力ケムール坂』に登場。テレビ番組『全力坂』のパロディで、ケムール人が大蔵四丁目の坂を全力で走る。
  • CGショートムービー『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』ではハンターステーションにいる宇宙人として登場し、『REDKING Hunting』ではメフィラス星人ジェントと会話する。
  • ラジオ番組ウルトラQ倶楽部』第8話「2025年からの使者(前編)」、第9話「2025年からの使者(後編)」、第11話「諸人こぞりて(続・2025年からの使者)」、スペシャル「恐怖の2020年ケムール人再び来たる」に登場。
  • 漫画作品
    • 漫画作品『ウルトラマン超闘士激伝』ではメフィラス大魔王配下の鋼魔四天王の一人である闘士ケムール人として登場。大柄で強大なパワーを駆使して戦う力押しタイプのキャラクターとなっている。ウルトラ戦士たちを圧倒するが、到着した闘士ウルトラマンに倒される。後に、他の四天王と共に新たな装鉄鋼を身に着けて登場し、二大魔神と戦うウルトラ戦士たちに協力する。
    • 漫画『ウルトラ忍法帖』では悪の組織「朧党」で冥府羅州烈風斎(メフィラス星人)の部下「怪夢留」として登場。一郎から十郎の10人兄弟という設定。そのうち八郎が女性だが、性別も不明な者もいるため特徴も全く同じにみえる。四郎と八郎の子供「怪夢留Jr.」も登場。
    • 漫画『酩酊!怪獣酒場』では怪獣酒場江幸田支店のチーフ。スタッフや客の相談を親身になって聞いてくれる人情味あふれる人格者。だが、実は江幸田支店の本当のチーフはゴーストロンであり彼が何者であるかは不明。
  • ゲーム作品
    • 『ウルトラQ』と『ウルトラマン』の間の出来事を描いた円谷プロ公認のPCゲームウルトラ作戦 科特隊出撃せよ!』では、バイオ怪獣イオゴンを引き連れて第4話「遥かなる鐘の音」に登場[46]。自身は科特隊ロシア支部のミハイル隊員に化けて科特隊に侵入し、イオゴンから電波として放った消去エネルギーでイデ、ハヤタ、フジや岩本博士と神田博士、さらにムラマツの恋人だった祈子までも異次元空間に閉じ込める。しかし、異次元空間内で神田博士らが製作し、現実世界に転送したK・ミニオードからムラマツが放ったXチャンネル光波によって倒される。
    • データカードダス『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』ではRR第3弾で登場。基本「フォワフォワ」としか喋らず、断末魔には「ゴォ…フォ…」と喋り消滅する。観覧車を投げつける「ミスティックシュート」、走って相手に突撃する「ケムールアタック」など、原作に因んだ必殺技を使う。胴体の色は成田の証言通り青となっている。

外部作品[編集]

  • 1993年サントリーの『アイスジン』のCMで森高千里と共演した。そのCMにおいてソーダとジンを混合したものを「ケムールGIN」とする。
  • サイコメトラーEIJI』のドラマ版では、ヒロインの上司が上層部に信じてもらえそうにない怪事件の後処理のために、犯人をケムール人としている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『ウルトラマン大辞典』では、「未来宇宙人」とも記述している[2]
  2. ^ 『ウルトラマン ベストブック』ではKEMURJINと記述している[7]
  3. ^ 『ウルトラマン ベストブック』では「2020年の世界」と記述している[13]
  4. ^ 資料によっては消去エネルギー液[16][13][14][5]消去液[11][2][6]と記述している。
  5. ^ 『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社、2012年)、『大人のウルトラマン大図鑑』(マガジンハウス、2013年)では三山登士と記載している[25]
  6. ^ 『ウルトラマンギンガS超全集』では消去エネルギー源と記述している[40]

出典[編集]

  1. ^ 大怪獣バトル ULTRA MONSTERS RR』のカード説明より。
  2. ^ a b c d e f g h i 大辞典 2001, p. 123
  3. ^ 白書 1982, pp. 21、51.
  4. ^ 画報 上巻 2002, pp. 23、46.
  5. ^ a b c d e f g h i j k キャラクター大全 下巻 2011, pp. 36-41, 「第19話 2020年の挑戦」
  6. ^ a b c d e f g h i j 総天然色ウルトラQ公式ガイドブック 2012, pp. 40-41
  7. ^ ベストブック 1993, pp. 56、122.
  8. ^ a b 成田亨 2014, p. 42
  9. ^ 講談社『ウルトラ怪獣DVDコレクション』より[要ページ番号]
  10. ^ a b c d e f BDBOX II 2012, p. 6, 「怪獣図鑑 ケムール人」
  11. ^ a b c d 白書 1982, p. 21, 「ウルトラQ 怪獣リスト」
  12. ^ a b c ウルトラ怪獣大全集 1984, p. 118
  13. ^ a b c d e f ベストブック 1993, p. 56
  14. ^ a b c d e 画報 上巻 2002, p. 23
  15. ^ a b c 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 10
  16. ^ グラフィティ 1983, 「Part.3 S40・3月 - S40・12月作品 5.迫る怪獣、異星人!」.
  17. ^ 成田亨 2014, p. 54, 「2-2 ウルトラマン」.
  18. ^ a b c 白石雅彦 2016, pp. 229-237, 「第三部・大怪獣日本を蹂躙す 第三の男・飯島敏宏」
  19. ^ 『オール東宝怪獣大図鑑』 洋泉社〈洋泉社MOOK 別冊映画秘宝〉、2014年4月27日、79 - 80頁。ISBN 978-4-8003-0362-2
  20. ^ a b c d キャラクター大全 下巻 2011, pp. 108-111, 「その後の『ウルトラQ』」
  21. ^ 『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』 竹書房/イオン編、竹書房1995年11月30日、58頁。C0076。ISBN 4-88475-874-9
  22. ^ キャラクター大全 下巻 2011, pp. 105-107, 「ウルトラQ未発表エピソード&ストーリーの変遷」.
  23. ^ 白書 1982, pp. 31、51.
  24. ^ a b c d e 怪獣列伝 2008, p. 127, 「誘拐星人再び 誘拐怪人ケムール人(二代目)」
  25. ^ a b c 全調査報告 2012, pp. 108-111, 「CASE FILE33 禁じられた言葉」
  26. ^ 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 19.
  27. ^ 研究読本 2014, pp. 190、232.
  28. ^ a b c 白書 1982, p. 51, 「ウルトラマン 怪獣リスト」
  29. ^ a b c d 画報 上巻 2002, p. 46
  30. ^ a b c d ウルトラマン 怪獣・宇宙人大図鑑
  31. ^ 『ウルトラマン大全集』(講談社1987年)中島のコメントより[要ページ番号]
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  33. ^ ベストブック 1993, p. 133.
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  35. ^ a b c d ウルトラゾーン完全ガイド 2012, p. 22, 「ウルトラゾーンチャンネル」
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  37. ^ ウルトラゾーン完全ガイド 2012, pp. 136-139, 「座談会 『ウルトラゾーン』とは何だったのか? 井口昇×田口清隆×渋谷浩康」.
  38. ^ ウルトラゾーン完全ガイド 2012, p. 46, 「INTERVIEW Part.2 映画監督井口昇」.
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  42. ^ 雑誌『宇宙船』142号のインタビューより[要ページ番号]
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  45. ^ ウルトラ銀河伝説超全集 2009, p. 81, 「百体怪獣ベリュドラ完全攻略」.
  46. ^ B-CLUB 83』 octobr 1992。なお、この書籍では第4話のタイトルが「科特隊抹殺命令」となっている。

参考文献[編集]

関連項目[編集]