ウルトラマンジード

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ウルトラマンジード
ジャンル 特撮テレビドラマ
放送時間 土曜 9:00 - 9:30(30分)
放送期間 2017年7月8日 -(25回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 テレビ東京
企画 坂井卓広
桃井信彦
濱田健二
伍賀一統
春山ゆきお
今井陽介
監督 坂本浩一
市野龍一
武居正能
冨田卓
田口清隆
伊藤良一
池田遼
脚本 安達寛高
三浦有為子
柳井祥緒
森江美咲
根元歳三
勝冶京子
足木淳一郎
プロデューサー 鶴田幸伸
吉野文
嵯峨隼人
出演者 濱田龍臣
山本千尋
長谷川眞優
小澤雄太
渡辺邦斗
音声 ステレオ放送
オープニング 朝倉リク with ボイジャー 「GEEDの証」
エンディング ボイジャー 「キボウノカケラ」
外部リンク ウルトラマンジード 公式サイト
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ウルトラマンジード』 (ULTRAMAN GEED) は、2017年7月8日よりテレビ東京系列で毎週土曜 9:00 - 9:30(JST)に放送されている、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマのタイトル、および作中で主人公が変身する巨大変身ヒーローの名称[1]

キャッチコピーは「運命―覚悟を決めろ」。

概要[編集]

2016年7月から同年12月まで同枠で放送された前作『ウルトラマンオーブ』と同様、単独タイトル作品として制作される。

ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継いだ「息子」である次世代ウルトラ戦士ジードを主役格のヒーローとし、彼の戦いを見守るウルトラセブンの実子・ウルトラマンゼロも絡んで物語が描かれる[2]

メイン監督はベリアルの初登場作品『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で監督を務めた坂本浩一が担当する[3][2]。また、ヤング向け小説を中心に執筆活動を行ってきた作家・乙一が、今回はじめてテレビ特撮シリーズのシリーズ構成を担当する[2]。音楽は『ウルトラマンネクサス』や『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』で、劇中音楽を務めた川井憲次が担当する[2]

特徴[編集]

監督・坂本浩一は、マイナビニュースによるインタビューで以下のように答えている。

本作品の監督のオファーを受けたのは、2016年9月ごろであった。乙一にシリーズ構成を依頼したのはプロデューサーの鶴田幸伸であり、坂本は乙から聞かされたコンセプトに特撮作品の経験がまだない立場ゆえの面白さを感じ、鶴田を交えての打ち合わせで煮詰めていったという[4]

ジードのタイプチェンジについては、『オーブ』との差別化を図るため、ルックスだけでなく戦い方もまったく異なるウルトラマンになることを提案したという[5]

過去の作品とは異なり一歩退いたゼロについては、ジードのアドバイザー的立場として『ウルトラマンレオ』でのモロボシ・ダン(ウルトラセブン)をイメージしており、レオに対するセブンのような関係が築ければいいという[6]

ペガッサ星人やシャドー星人が仲間という世界観については、『ウルトラセブン』の放送開始50年にちなんでのことであり、登場させる宇宙人も『セブン』から選ぶことになった。また、川井憲次に音楽を依頼したのは坂本がリッチな世界観を音で表現できる川井の音楽のファンだったことによるものであり、映像との相乗効果でより大きなスケール感を出したかったという[7]

ストーリー[編集]

物語はウルトラマンベリアルが超時空消滅爆弾を起動し宇宙そのものを崩壊させようしたところから始まる。ウルトラマンキングによって崩壊を免れた6年後の地球では、ベリアルとウルトラ戦士の戦いがクライシス・インパクトという都市伝説として広まっていた。

テレビ番組の影響からヒーローに憧れている朝倉リクは、謎の巨大怪獣が現れた日、天文台の地下に眠る基地を発見する。そこで自分がベリアルの遺伝子を受け継いだ息子であることを知ったリクは、自らの運命に苦悩しながらも、基地のコンピューターから授かったジードライザーウルトラカプセルで本来の姿であるウルトラマンジードにフュージョンライズ(変身)し、怪獣たちに立ち向かう。

登場人物[編集]

星雲荘[編集]

朝倉 リクあさくら リク
本作の主人公。19歳。赤ん坊の時に天文台に捨てられていたところを保護され、愛崎家に引き取られた過去をもつ[8]。その正体はベリアルの遺伝子を受け継ぐ存在であり、地球人離れした身体能力を発揮したり、宇宙人であるペガの声を聞くことができる。特撮番組『爆裂戦記ドンシャイン』の影響で、正義のヒーローに憧れを抱いている。「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」が口癖で[9]、略称である「ジード」をウルトラマンとしての自分の名やライザーの呼称に採用している。
物語開始時点は「銀河マーケット」という駄菓子屋にて住み込みでアルバイトをしていたが、スカルゴモラの出現を機にレムからジードライザーとウルトラカプセルを託され、本来の姿であるジードにフュージョンライズする力を得る。当初は出自の真相や周囲の否定的な反応にショックを受けてジードになることを躊躇っていたが、自分の意志で戦う意思を固める。
名前の由来は、SF作家のアーサー・C・クラークをもじったもの[10]。シリーズ構成を担当する乙一は、ベリアルの息子という設定から父親を乗り越える物語を想定し、リクを未熟な青年と設定した[11]
ペガッサ星人ペガ
レム
地下基地「星雲荘」の報告管理システム[9]。コアは黄色い球体状になっている。名前はリクが名付けた。
鳥羽 ライハとば ライハ
本作品のヒロイン[9]武術に長けており、リトルスターを狙う怪獣や宇宙人を追っている。
クライシス・インパクトの真相やリトルスターについても精通しており、リクがジードであることを知ってからは情報提供と引き換えに星雲荘で共同生活を送る。
リクが普通に暮らしてきた少年であることから、戦闘部分を担う相棒として創作された[12]。「日本刀で戦う女性」という設定は監督の坂本浩一の提案による[12]

AIB[編集]

愛崎 モアあいざき モア
AIBのエージェント[9]。表向きはニコニコ生命保険のセールス担当を装っている。
おっちょちょこいな性格で、任務中にドジをすることも多い。リクとは幼いころに一緒に暮らした姉弟のような関係で、彼の性格や口癖に大きな影響を与えている[8]
シャドー星人ゼナ

伊賀栗家[編集]

伊賀栗 令人いがぐり レイト[13]
ウルトラマンゼロに憑依されたサラリーマン[9]。株式会社谷丸商事の営業部に勤務[14]。30歳[15]。普段は眼鏡をかけて気弱であるが、有事の際は子供を助けようとする勇気を見せる。ゼロが身体を借りる際は眼鏡を外し、超人的な身体能力を発揮する。ウルトラゼロアイを目にあててボタンを押すことで、ゼロに変身できる。
ジードとダークロプスゼロの戦いによるビルの崩落から本田トオルを守ろうと咄嗟に飛び出すが、運悪く落ちていたバナナの皮で足を滑らせ、通りがかったトラックに轢かれて瀕死の重傷を負う。しかしその姿に感じ入ったゼロと一体化することで完治し、それ以降は戸惑いつつもゼロに従いリクたちと関わっていく。
伊賀栗 ルミナいがぐり ルミナ
レイトの妻。夫のことを「くん」付けで呼んでいる。
伊賀栗 マユいがぐり マユ
レイトとルミナの一人娘。まだ両親に抱っこされるほど幼く小さい。

リトルスターの宿主[編集]

原 エリはら エリ
第1話・第2話に登場。ハルヲの姪。
リトルスターによってパイロキネシス能力が発現したため、一家全員が避難所を追い出されただけでなく、自分はケイやダダに狙われてしまうが、ジードとスカルゴモラの再戦時にジードの勝利を願ったことで、リトルスターが離脱する。
本田 トオルほんだ トオル
第3話に登場。正義のヒーローが好きで、ドンシャインやジードに好意を抱いている。
リトルスターによって光の鎧を生み出す能力が発現するが、ジードとダークロプスゼロの再戦時にジードを応援したことで、リトルスターが離脱する。その後もたまにリクとは顔を合わせ、ドンシャインの話題で友好を深めている様子。
ピット星人トリィ=ティプ
第4話に登場。
モコ
第5話に登場。詳細は「ルナー」を参照。

その他[編集]

伏井出 ケイふくいで ケイ
テレビやラジオ、雑誌などでも活躍しているSF小説家、エッセイスト。
宇宙のどこかにいるベリアルの命令でリトルスターを追っており、ベリアルから与えられた怪獣カプセルとライザーを使用してベリアル融合獣へフュージョンライズし[9]、場合によっては怪獣などを召喚する。生身でも瞬間移動能力や衝撃波を出す力をもつ。
久米 ハルヲくめ ハルヲ
リクがアルバイトをしている駄菓子屋「銀河マーケット」の店長。スカルゴモラに店を破壊されるが、後に移動販売で店を再開する。

ウルトラマンジード[編集]

朝倉リクがジードライザーとウルトラカプセルを用いてフュージョンライズするウルトラマン。

変身の口上は「融合(You go)!アイゴー(I go)!ヒアウィーゴー(Here we go)!」に続けて「(各形態のコール)!ジード!」という流れが定型となっている。

ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継いでおり、レムからはDNA鑑定により99.9パーセントの確率で親子関係にあると診断されている。ベリアルを彷彿とさせる明るい青のつり目と、ウルトラマンなどの旧世代ウルトラ戦士のような口、指先、銀色を基調とする身体の色彩が特徴。地球上でフュージョンライズしていられる時間は約3分間で、再変身には20時間の冷却期間が要求される。正義の戦士ではあるが、その容姿から当初は一般人からベリアルと同一視され、第3話では過去にべリアルと戦ったことのあるウルトラマンゼロにも目からべリアルと誤認された。

形態[編集]

2本のウルトラカプセルをジードライザーでスキャンして変身する。フュージョンライズ後に別の形態になることも可能。変身後の姿や能力は目とカラータイマーを除き、カプセルに応じたウルトラ戦士の特徴を踏襲している。

プリミティブ[3]
ウルトラマンウルトラマンベリアルのウルトラカプセルをスキャンして変身する。メインカラーは銀・赤・黒。全体のバランスが最も優れた基本形態で、野性的な戦い方を見せる。
変身時のコールは「決めるぜ!覚悟![9]
  • 監督の坂本浩一はベリアルの息子という設定を強調するため、野性味あふれるアクションを演出している[12]
ソリッドバーニング
ウルトラセブンとウルトラマンレオのウルトラカプセルをスキャンして変身する。メインカラーは赤・銀・黒。パワーと防御力に優れ、全身から炎と蒸気を噴き上げながら繰り出す格闘技や頭部の宇宙ブーメラン・ジードスラッガーを用いた攻撃を得意とする。
変身時のコールは「燃やすぜ!勇気!![9]
アクロスマッシャー
ウルトラマンコスモスウルトラマンヒカリのウルトラカプセルをスキャンして変身する。メインカラーは銀・青。スピードが最も速い形態で、豊富な光線技を駆使して相手を翻弄する。スタイリッシュなフォルムから、女性の人気も高い。
変身時のコールは「見せるぜ!衝撃!![9]
ウルトラマン フュージョンファイト!』のみに登場する形態
シャイニングミスティック[16]
ウルトラマンとシャイニングウルトラマンゼロのウルトラカプセルをスキャンして変身する形態。メインカラーは金・銀・赤。変身時の掛け声は「目指すぜ!天辺!!」。必殺技は「スペシウムスタードライブ」。
トライスラッガー[17]
ウルトラマンベリアルとウルトラマンオーブ エメリウムスラッガーのウルトラカプセルをスキャンして変身する形態。メインカラーは青・赤・銀。変身時の掛け声は「飛ばすぜ!光刃!!」。必殺技は「リフレクトスラッガー」。
ムゲンクロッサー[18]
ウルトラマンティガルナミラクルゼロのウルトラカプセルをスキャンして変身する形態。メインカラーは水色・紫・金。変身時の掛け声は「挑むぜ!神秘!!」。必殺技は「マジカルトライデントスラッシュ」。
スペック
名称 身長 体重 出典
プリミティブ 51m 4万1千t [19]
ソリッドバーニング 4万5千t
アクロスマッシャー 3万5千t
シャイニングミスティック 3万8千t [16]
トライスラッガー 5万2千t [17]
ムゲンクロッサー 4万3千t [18]

武器[編集]

ジードクロー[15]
第6話より登場したジードの専用武器。全形態で使用が可能。

[編集]

プリミティブ
レッキングバースト
全身を発光させながら赤黒い稲妻状の光子エネルギーを両手に集中させた後、腕を十字に組んで放つ必殺光線。
バリア(正式名称不明)
敵の各種攻撃を防ぐ際に使用。前面に円状のバリアを展開する。
レッキングリッパー
腕を水平に広げて放つ波状光線。
クローカッティング
ジードクローのトリガーを1回引いて、スイッチを押し込み発動。刃先から赤黒い波状光線を放つ。
コークスクリュージャミング
ジードクローのトリガーを2回引いて頭上に突き出し、ドリルのように体をスピンさせながら敵へ突撃する。
ソリッドバーニング
ストライクブースト
装甲を展開した右手にエネルギーを集中させ、炎をまとった爆熱光線を正拳突きの姿勢で放つ。
ソーラーブースト
胸部のプロテクターから発射する光線。
ブーストスラッガーキック
ジードスラッガーを足に装着し、回し蹴りを放つ。
エメリウムブーストビーム
額のビームランプから放つ光線。
ブーストスラッガーパンチ
ジードスラッガーを腕に装着し、パンチと共に斬りつける。
サイキックスラッガー
頭部からジードスラッガーを投擲し、自在に操る。
アクロスマッシャー
アトモスインパクト
両腕を回しながらエネルギーを貯め、左手を右腕の関節に乗せて十字を組み青い光輪状の波動光線を放つ。
スマッシュビームブレード
右手から光の剣を形成し、敵を斬りつける。
スマッシュムーンヒーリング
両手から興奮抑制効果のある光線を放ち、凶暴化した怪獣をおとなしくさせる。
ディフュージョンシャワー
ジードクローをジードライザーにリードした後、持ち手のトリガーを3回引いてスイッチを押し込み発動。無数に分散する光線を相手の頭上に放つ。

登場怪獣・宇宙人・ヒーロー[編集]

本作の新怪獣・宇宙人[編集]

ベリアル融合獣[編集]

伏井出ケイがライザーで2本の怪獣カプセルをスキャンしてフュージョンライズする怪獣。胸部には共通してベリアルのカラータイマーらしきものをもつ。フュージョンライズ時は「これでエンドマークだ!」と叫び、ウルトラマンベリアルの姿になってからスキャンした怪獣を吸い上げるようにして融合獣への変身を完了する。

ジードと同様フュージョンライズしていられる時間には限界があり、限界を迎えると怪獣カプセルの冷却を行う必要がある。

撮影用スーツは通常の怪獣よりも大きく作られている[12]

スカルゴモラ
第1話、第2話に登場。
  • 身長:57メートル[20]
  • 体重:5万9千トン[20]
レッドキングゴモラの怪獣カプセルをスキャンして変身する[9]。両怪獣から受け継いだ怪力が特徴。必殺技はスカル振動波[20]
星山市に突如出現して市街地を蹂躙し、カプセルの冷却期間を経て夜の街を襲撃するが、そこに駆けつけたジードと交戦する。まだ戦い慣れていないジードをスカル振動波で追い詰めるも、レッキングバーストを受けて爆散する。
その後、原エリに宿るリトルスターを求めて再び出現するが、ジードのレッキングバーストを至近距離から受けて撃破される。
  • 第1話での水上戦は『ウルトラマンレオ』第1話へのオマージュとされている[12]
  • 「ウルトラ怪獣擬人化計画」の一環として、『電撃G's magazine』2017年9月号にはminoaによるデザインの擬人化が掲載された。
サンダーキラー
第5話、第6話に登場。
  • 身長:53メートル[20]
  • 体重:5万2千トン[20]
エレキングエースキラーの怪獣カプセルをスキャンして変身する。体内に蓄積された電気エネルギーによる放電攻撃と左手の鋭利な爪による接近戦を得意とする。また、胸部から相手の光線を吸収し、それを跳ね返すこともできる。必殺技はサンダーデスチャージ
リトルスターを狙って出現していたこれまでのベリアル融合獣やその他の怪獣と異なり、ジードを標的としている。
1回目の戦闘ではジードを圧倒し、ゼロが駆け付けた瞬間に撤退。2回目の戦闘でもジードを苦戦させるが、ジードがジードクローを発現させると圧倒され、最後はディフュージョンシャワーを受けて爆散する。
ウルトラマン フュージョンファイト!』のみに登場する形態
禍々アークベリアル
アークベリアルマガオロチの怪獣カプセルをスキャンして変身する。必殺技はマガマガアークデスシウム

その他の新怪獣・宇宙人[編集]

小珍獣 ルナー
第5話に登場。
  • 身長:10センチメートル
  • 体重:1キログラム
サメクジラ同様、宇宙への遺棄を経て地球に流れ着いた宇宙生物。ふわふわの体毛、つぶらな瞳、跳ね回る跳躍力、か細い鳴き声と愛らしい特徴を持つが、食事の際には牙だらけの大きな口を開けて食物を一口で摂取する。本編開始7年前にエチオピアで捕獲に失敗した後、リトルスターを宿したことによってヒーリング能力が発現しており、それを偶然から体験した売れないお笑い芸人の新井タカシに「モコ」と名付けられて保護され、彼に懐いてヒーリング能力での金儲けに協力していた。
ジードとアーストロンの戦闘中にリトルスターが離脱してヒーリング能力を失い、AIBに確保されるが、何度も逃げ出してタカシのもとへ戻ってしまうため、AIBの監視付きで彼と生活することとなる。真っ当な芸人として出直したタカシとの漫才では、跳躍力を活かしたツッコミ役を担当している。

その他の怪獣・宇宙人[編集]

光の国のウルトラ戦士[編集]

イメージのみでの登場[編集]

登場アイテム・劇中用語[編集]

ジードライザー
リクとケイが持つ変身アイテム。名称はリクが考案したもので、ケイのものは単にライザーと呼ばれる。
装填ナックルにセットしたカプセルをスキャンすることでカプセルの力を発動する。また、装填ナックルに触れることでレムと通信できる。
ウルトラカプセル[3]
ウルトラマンヒカリが開発した白いカプセル型アイテム。ウルトラ戦士の力が込められており、戦況を大きく変える力を秘めている。クライシス・インパクトの最中、何者かに盗まれたことがゼロによって言及されている。
名称 中の色 入手ルート
ウルトラマンカプセル 第1話の時点でレムが起動済で所持していた。
ベリアルカプセル
レオカプセル 原エリに宿っていたリトルスターによって起動。
セブンカプセル 本田トオルに宿っていたリトルスターによって起動。
ヒカリカプセル トリィ=ティプに宿っていたリトルスターによって起動。
コスモスカプセル モコに宿っていたリトルスターによって起動。
怪獣カプセル
怪獣や宇宙人などの力が込められた黒いカプセル型アイテム。
名称 中の色 備考
ゴモラカプセル
レッドキングカプセル
ダークロプスゼロカプセル 同一のものが複数存在する。
エレキングカプセル ケイが倒されたエレキングを吸収して作成した。
エースキラーカプセル
ギャラクトロンカプセル
クライシス・インパクト
ウルトラマンベリアルが超時空消滅爆弾を使って引き起こした事件。地球を中心に宇宙を滅ぼす規模の爆発が起きたが、ウルトラマンキングが自らを犠牲に宇宙を修復した。6年後の地球人には隕石落下と解釈されている。
リトルスター
謎のエネルギー体。励起状態になると宿主の手が熱くなり、胸に光が宿るなどの特徴が表れ、さまざまな超能力を与える。ウルトラ戦士への祈りによって分離し、ウルトラカプセルを起動させることが可能。
宿主は地球人とは限らず、宇宙人の場合もある。
星雲荘せいうんそう
リクが元々住んでいたアパート。1階に銀河マーケットがある。スカルゴモラに壊された。
銀河マーケット
久米ハルヲが経営し、リクがアルバイトをしている駄菓子屋。スカルゴモラに壊されるが、のちにワゴン車の移動販売により営業を再開する。
星雲荘(地下基地)
天文台の地下500メートルにある秘密基地。本来はウルトラマンベリアルの基地だったが、Bの因子=ベリアルの遺伝子を持つリクに譲渡された。「星雲荘」はリクが上記アパートの表札を持ち込み、付けた通称である。座標が分かれば、地上に転送式のエレベーターを送り出せる。
地上の監視や分析といった基地らしい機能のほか、リクたちの居住に必要な機能も備えているが、その備品までは完備していない。シャンプーがないことを気にせず石鹸で頭髪を洗うというリクに呆れたライハは、共同生活を始める際に自分専用の備品を持ち込んでいる。
  • 本作品では前作『オーブ』の企画時と同様に防衛隊は登場させないという方針であったため、主人公側の情報収集の場として設定された[11]。また、シリーズ構成の乙一は、「秘密基地」は家にも社会にも居場所がない子供たちのシェルターであるというイメージも取り入れている[11]
ユートム
地下基地「星雲荘」へ地上の様子を映像に映す、球体型偵察機。血液を採取しての分析も可能。
爆裂戦記ドンシャインばくれつせんきドンシャイン
劇中で放送されている特撮番組。ヒーローのドンシャインが悪の怪人サタンゾーグと戦う。手のひらを相手に向けて顔の前に置き、ひじを引くのがドンシャインの決めポーズで、リクやモアが真似をすることがある。ドンシャインの掛け声は「ヒアウィーゴー! (Here we go!)」であり、リクの変身の口上に影響を与えている。
星山市ほしやまし
リクの住んでいる町。

キャスト[編集]

リク役を演じる濱田龍臣は、ウルトラシリーズの主人公としてはこれまでの史上最年少に当たる[21]。また濱田は7年前の9歳当時に映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』でナオ役を演じており[22][2]、同作で共演した土屋太鳳からコメントが寄せられている[23]

ゲスト[編集]

  • 久米ハルヲ - 水野直(1,2,4,7)
  • 原良子 - 三輪ひとみ(1,2)
  • 原エリ - 内田未来(1,2)
  • 女性キャスター - 川合千里(1 - 3,5,6)
  • 学者 - 岡田謙(1 - 3)、宮川浩明(1)
  • 老人 - 黒田長政(1)
  • 中年男性 - 平家秀樹(2)
  • 原孝司 - レン杉山(2)
  • 編集者 - 柾賢志(3,4,7)
  • 本田トオル - 三谷麟太郎(3)
  • 看護師 - 巻野わかば、定平佳子(3)
  • チンピラ - 松波優輝(3)
  • トリィ=ティプ - 桜木梨奈(4)
  • 新井タカシ - 加藤良輔(5)
  • マミ - 奥中美衣(5)
  • 怪我人 - 太田了輔(5)
  • 女性社員 - 田中咲葉良(6)
  • 部長 - 古沢一郎(6)
  • 社員 - 前田竜治、三谷隼司、相羽あきの、結月めぐみ(6)
  • 受付嬢 - 碧木もも(6)
  • 若い女 - 美月ひな(6)
  • 老人 - 鈴木本一郎(6)
  • 子供たち - 梶原裕太、福島知乃心、伊藤駿太、川守田花恋、松尾瑠莉、京牟礼采姫、藤井希空(6)

声の出演[編集]

スーツアクター[編集]

  • ウルトラマンジード - 岩田栄慶
  • ウルトラマンゼロ / ウルトラマンベリアル / ダダ - 岡部暁
  • ペガッサ星人ペガ - 丸田聡美
  • スカルゴモラ / ギャラクトロン - 梶川賢司
  • ウルトラマンタロウ - 桑原義樹
  • ウルトラマンレオ - 力丸佳大
  • ウルトラマンジャック - 稲庭渉
  • ウルトラマンエース - 福田憲文
  • アストラ - 永地悠斗
  • ウルトラマン80 - 郡大輝
  • ウルトラマンヒカリ / ダークロプスゼロ - 大久保洸成
  • エレキング / アーストロン / サンダーキラー - 横尾和則
  • ピット星人トリィ=ティプ - 安達仁美
  • フック星人 - 福島弘之
  • 常光博武

スタッフ[編集]

音楽[編集]

オープニングテーマ「GEEDの証」
作詞:六ツ見純代 / 作・編曲:川井憲次 / 歌:朝倉リク with ボイジャー
第1話、第2話では挿入歌として使用された。
エンディングテーマ「キボウノカケラ」
作詞:TAKERU瀬下千晶 / 作・編曲:小西貴雄 / 歌:ボイジャー
挿入歌・イメージソング「フュージョンライズ!」
作詞:金光大輔 / 作曲・編曲: ハマサキユウジ / 歌:ボイジャー

放送日程[編集]

  • 本編終了後には、ウルトラカプセルや怪獣カプセルの解説ミニコーナー「ウルトラカプセルナビ」が放送される。
  • 第1話放送の前週には、放送各局で『ウルトラマンジード 直前スペシャル』が放送された。
  • 前作『オーブ』と同様、オープニングのタイトルバックにはその回のメイン怪獣がシルエットで登場する。太字で記載された怪獣はシルエットとなった怪獣。
放送回 放送日 サブタイトル 登場怪獣・宇宙人 カプセルナビ
紹介キャラクター
脚本 監督
- 2017年
7月1日
ウルトラマンジード
直前スペシャル
第1話 - 第3話の登場怪獣
テレスドン
- 足木淳一郎 村上裕介
1 7月8日 秘密基地へようこそ スカルゴモラ ウルトラマン
ゴモラ
安達寛高 坂本浩一
2 7月15日 怪獣を斬る少女 ダダ
スカルゴモラ
ウルトラマンベリアル
レッドキング
3 7月22日 サラリーマンゼロ ダークロプスゼロ ウルトラマンレオ
ダークロプスゼロ
4 7月29日 星人を追う仕事 フック星人
ピット星人トリィ=ティプ
エレキング
ウルトラセブン
エレキング
5 8月5日 あいかた サメクジラ
ルナー(モコ)
アーストロン
サンダーキラー
ウルトラマンヒカリ
アーストロン
三浦有為子 市野龍一
6 8月12日 僕が僕であること サンダーキラー ウルトラマンコスモス
エースキラー
7 8月19日 サクリファイス ギャラクトロン ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン
ギャラクトロン
柳井祥緒 武居正能

他媒体展開[編集]

テレビシリーズ[編集]

ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!
本作に先駆けて最終話に登場。ウルトラマンオーブ(エメリウムスラッガー)に倒されてなお再生しようとあがくレイバトスのもとにプリミティブの姿で突如現れ、レッキングバーストでレイバトスを完全に消滅させる。

動画配信[編集]

ペガの『ウルトラマンジード アクションファイル』

YouTube円谷チャンネルで配信の動画。劇中のアクションポーズのお手本をペガが紹介する。

話数 サブタイトル 配信日
第1回 「リクのフュージョンライズ」のポーズ 2017年
7月8日
第2回 「レッキングバースト」のポーズ 7月15日
第3回 「ストライクブースト」のポーズ 7月22日
第4回 「エメリウムブーストビーム」のポーズ 7月29日
第5回 「アトモスインパクト」のポーズ 8月5日
第6回 「ディフュージョンシャワー」のポーズ 8月12日
第7回 「コークスクリュージャミング」のポーズ 8月19日
ペガの『ジーッとしないで、◯◯しようぜ!』

YouTubeウルトラチャンネルで配信の動画。ペガによる調べてみた動画。

話数 サブタイトル 配信日
第1回 ウルトラヒーローの秘密、調べてみた! 2017年
6月24日
第2回 劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!の秘密、調べてみた! 8月17日

なりきりムービー[編集]

なりきりムービーシリーズは、ゼロ、ギンガ、X、オーブに続くシリーズ第5弾で、子供が実際に映像に登場できるイベント限定映像作品。『ウルトラマンフェスティバル2017 なりきりムービー』は2017年7月開催の『ウルトラマンフェスティバル2017』で発売。第1話がベースになっている。

登場キャラクター
『ウルトラマンフェスティバル2017』版
  • ウルトラマンジード プリミティブ(お子様が変身)
  • ペガッサ星人ペガ
  • スカルゴモラ

映像ソフト化[編集]

リリース元はバンダイビジュアル

巻数 発売日 収録エピソード 品番
BOX I 2017年11月24日 第1話 - 第12話 BCXS-1281
BOX II 2018年2月23日 第13話 - 第25話 BCXS-1282

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ “主人公はベリアルの息子!新TVシリーズ『ウルトラマンジード』テレビ東京系2017年7月8日(土)あさ9時より放送スタート!主演:濱田龍臣×シリーズ構成:乙一×メイン監督:坂本浩一”. 円谷プロダクション. (2017年4月27日). http://m-78.jp/news/n-4686/ 2017年4月28日閲覧。 
  2. ^ a b c d e 宇宙船157 2017, pp. 82-85, 「ウルトラマンジード」
  3. ^ a b c HobbyJAPAN577 2017, p. 218, 「宇宙船H.S.S.」
  4. ^ 久々のM78星雲直結『ウルトラマンジード』は新旧ファンが楽しめる仕掛け満載! - 坂本浩一監督が語る乙一起用の意図、『セブン』『レオ』オマージュ (1) 特撮作品経験のない乙一氏起用はなぜ? - マイナビニュース
  5. ^ 久々のM78星雲直結『ウルトラマンジード』は新旧ファンが楽しめる仕掛け満載! - 坂本浩一監督が語る乙一起用の意図、『セブン』『レオ』オマージュ (2) 「ジード」に込められた意味とは - マイナビニュース
  6. ^ 久々のM78星雲直結『ウルトラマンジード』は新旧ファンが楽しめる仕掛け満載! - 坂本浩一監督が語る乙一起用の意図、『セブン』『レオ』オマージュ (3) 作品を彩る個性的なキャラクターたち - マイナビニュース
  7. ^ 久々のM78星雲直結『ウルトラマンジード』は新旧ファンが楽しめる仕掛け満載! - 坂本浩一監督が語る乙一起用の意図、『セブン』『レオ』オマージュ (4) 『ウルトラセブン』へのオマージュも - マイナビニュース
  8. ^ a b “『ウルトラマンジード』放送開始!キャスト5名に聞く魅力や裏話「自分は何者なんだって悩みながら大きくなる」”. 電撃ホビーウェブ. (2017年7月8日). http://hobby.dengeki.com/news/409621/ 2017年7月29日閲覧。 
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  10. ^ “【特撮最前線】新シリーズ「ウルトラマンジード」は悪に落ちたウルトラマンの息子! 7月スタート(6/7ページ)”. 産経新聞. (2017年6月3日). http://www.sankei.com/premium/news/170603/prm1706030003-n6.html 2017年6月4日閲覧。 
  11. ^ a b c 宇宙船157 2017, pp. 92-93, 「[インタビュー]乙一
  12. ^ a b c d e 宇宙船157 2017, pp. 90-91, 「[インタビュー]坂本浩一
  13. ^ 下の名前の漢字表記は第4話の名刺より。
  14. ^ 第4話の名刺より。
  15. ^ a b HobbyJAPAN579 2017, p. 240, 「宇宙船H.S.S.」
  16. ^ a b 宇宙最速公開!!ウルトラマンジードのオリジナルフュージョンライズ形態が参戦決定!カプセルユーゴー1弾を見逃すな!”. データカードダス ウルトラマンフュージョンファイト!. 2017年6月4日閲覧。
  17. ^ a b ゲームだけのオリジナルフュージョンライズ形態、ウルトラマンジード トライスラッガー登場!!”. データカードダス ウルトラマンフュージョンファイト!. 2017年7月8日閲覧。
  18. ^ a b データカードダスオリジナルフュージョンライズ形態、『ウルトラマンジード ムゲンクロッサー』登場!!”. データカードダス ウルトラマンフュージョンファイト!. 2017年8月5日閲覧。
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  20. ^ a b c d e ベリアル”. ウルトラマンジード 公式サイト. 円谷ステーション. 2017年8月12日閲覧。
  21. ^ “16歳・濱田龍臣「僕の幼稚園の頃の夢」ベリアルの息子「ウルトラマンジード」に抜てき”. 報知新聞. (2017年4月27日). http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170426-OHT1T50291.html 2017年4月28日閲覧。 
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  23. ^ “土屋太鳳、濱田龍臣のウルトラマン主演に驚き「え、待って」”. Abema TIMES. (2017年4月28日). https://abematimes.com/posts/2319310 2017年5月2日閲覧。 
  24. ^ a b c d e f g h i j k l “【速報!!!】『ウルトラマンジード』メインキャストが発表!主人公の相棒・ペガッサ星人役は潘めぐみさん!”. 電撃ホビーウェブ. (2017年6月1日). http://hobby.dengeki.com/news/388050/ 2017年6月3日閲覧。 

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

テレビ東京系列 土曜9時台前半
前番組 番組名 次番組
ウルトラマンジード
(2017.7.8 - )
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