ザラブ星人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

ザラブ星人(ザラブせいじん)は、特撮テレビドラマウルトラマン』をはじめとするウルトラシリーズに登場する架空の宇宙人。別名は凶悪宇宙人。英字表記はALIEN ZARAB[1][2][注釈 1]

名前の由来は兄弟という意味の英語「brother (ブラザー)」を逆から読むというアナグラム[4]。『ウルトラマン』の劇中では「(ザラブ星人の)母星語で兄弟という意味」という星人自身の説明がある。

目次

『ウルトラマン』に登場するザラブ星人[編集]

初代[編集]

第18話「遊星から来た兄弟」に登場。

これまでにも多くの星を滅ぼしたザラブ星の工作員の1人。母星は第8銀河系にあると語る。ザラブ星人は他の文明を滅ぼすことを目的としており、さまざまな惑星で暗躍している。破壊怪音波とそれを利用した催眠術、指先から発射する光弾[8][10][注釈 3]身体から放出する[要出典]放射能霧[7][11]に加え、高い耐久性ゆえに動くとより強力に拘束する拘束用テープを持つが、この拘束用テープは地球人の涙を浴びると劣化する性質を持つ。一人称は「私」。

突如として地球上に広まった放射性ガスを簡単に取り除いたうえ、軌道を間違えたという地球側の土星ロケットを地球まで誘導し、地球人に対して友好的であるかのような行動をとるが、それらはすべて演技であった。イデ隊員を催眠術で操り、フジ隊員に化けてアラシ隊員に睡眠薬入りのコーヒーを飲ませて昏倒させ、防衛会議を盗聴する。ウルトラマンであるハヤタ隊員を捕獲してベータカプセルを奪おうとするが、彼がそれを忘れていたために失敗した後、にせウルトラマンに変身して街を破壊することで、ウルトラマンを地球人の敵と思わせようとする。しかし、ホシノ少年にハヤタを救出されたために本物のウルトラマンと戦うことになり、スペシウム光線を撃ち込まれて変身が解け、格闘の末にスペシウム光線で倒される。

  • スーツアクター・声:青野武[6][8][10][13]
  • デザインは成田亨によるもので、首や肩を感じさせないデザインとしている[14]
  • 等身大時には五角形の耳が頭よりせり出しているが、巨大化(戦闘)時には収納されて窪みになっている[15]
  • 着ぐるみは巨大ラゴンの改造[10][13]。巨大ラゴンから流用した胴体のうち、側面や背面にあった鰭は取り外され、表面の形状のみを活かして塗り直されている。
  • 金城哲夫によるノベライズ『怪獣絵物語ウルトラマン』では、他の宇宙人と共にウルトラマンの対策会議に参加している姿が挿絵で確認できる(文庫版の『小説ウルトラマン』では挿絵は無し)。その後、描写は無いがウルトラマンに倒されたことが語られている。
  • ウルトラ怪獣大百科』での紹介時にはナレーターを青野が担当しており、自ら解説しているような表現となっている。

にせウルトラマン[編集]

地球人とウルトラマンの関係を険悪化させようと狙うザラブ星人が化けた偽者で、ハヤタを拉致したうえで夜の市街地を破壊する。ただし、ウルトラマンの外見を真似ただけなので、スペシウム光線などの特殊能力や、ウルトラマンに匹敵するパワーなどは持っていない[17]。本物に比べて目が赤みを帯び異常に吊り上がっており、耳やつま先、頭部のとさか、顎が尖っていてボディの赤いラインに黒縁が見られるなど異なる点が多いが、ムラマツたちは見分けが付かずに困惑していた[注釈 5]。本物のウルトラマンと対峙した際には、格闘で敵わないと判断して空への逃亡を試みるが、スペシウム光線を受けて本来の姿に戻る。

  • スーツアクター:池田文男[6][10][13]
  • デザインは成田亨[18]
  • マスクは佐々木明による[要出典]新造だが、スーツはウルトラマンのAタイプを改造[10][19]。足の形状はBタイプと同一[19]
  • 出演者クレジットではニセ・ウルトラマンと表記されていた[注釈 6]。「ウルトラ怪獣シリーズ」のソフビ人形のタグカードなど、一部ではニセウルトラマンとも表記されていた[注釈 7][注釈 8]。『ウルトラ怪獣大全集』ではにせ・ウルトラマンと表記している[5]。英字表記はIMIT-ULTRAMAN[1][8][注釈 9]
  • 劇中で攻撃を行う装軌式ミサイル車両の映像は、『モスラ』からの流用[10]

2代目[編集]

第33話「禁じられた言葉」に登場。

地球侵略を狙うメフィラス星人に操られ、バルタン星人(三代目)ケムール人(二代目)と共にビル街に現れる。体色はメフィラス星人と同じく、黒と銀のツートンカラーとなっている。出現後、すぐに他の宇宙人と共に消え去った。

  • 着ぐるみは初代の流用であるが、耳が無く[21]体色は黒くなり、胸に銀色の模様が見られる。
  • 資料によっては実態のない投影像であった可能性を記述している[22][7][20][21]

『ウルトラマンボーイのウルころ』に登場するザラブ星人[編集]

ウルトラマンボーイのウルころ』に登場。

1回目
第25回「ウィークポイント! の巻」に登場。ウルトラマンAに対し、変身能力を駆使して戦う。バルタン星人ゼットンに変身してエースを苦しめるが、ゼットンに変身した際に弱点の背中を攻撃され、敗退した。
2回目
第110回「衝撃! アグル対アグルの巻」に登場。ウルトラマンアグルに対し、地震攻撃でひるませた後に過去のアグルの幻覚を実体化して戦わせるが、迷いを捨てたアグルによって幻覚のアグルが倒され、恐れをなして退却した。
  • 『円谷プロ全怪獣図鑑』では、第25回の変身した姿を「変身バルタン星人」「変身ゼットン」、第110回のアグルの幻影を「霊体ウルトラマンアグル」とそれぞれ記載している[23]

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』に登場するザラブ星人[編集]

映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』に登場。

  • 身長:1.8 - 50メートル
  • 体重:90キログラム - 3万7千トン

かつてウルトラマンに倒されたザラブ星人の同族。GUYSのドキュメントSSSPにデータが記録されている。外見は筋肉質になっている以外は初代とほぼ同様。武器は手の先から発射する破壊光線や攻撃を無力化するバリヤー。初代が使用していた小型電子頭脳は使わず、地球人と直接会話できるようになっている。

変身能力によってジングウジ・アヤを捕らえて彼女に化け、ウルトラマンメビウス=ヒビノ・ミライに痺れ薬入りのコーヒーを飲ませて動けなくすると、ニセウルトラマンメビウスの姿に変身して街を破壊し、わざとメビウスをおびき寄せて挑発しながら戦いを挑む。正体を暴かれた後はメビウスと格闘戦を繰り広げ、バリヤーで攻撃を防いでエネルギーを消耗させるが、光線の押し合いの末に最後はメビュームシュートを受けて倒される。しかし、すべてはガッツ星人がメビウスを捕らえるために仕組んだ罠だった。

  • 声は『ウルトラマン』第18話と同じく、青野武が演じている。青野の起用は、脚本を担当した長谷川圭一の要望によるものである[24]
  • デザインは酉澤安施が担当[25][26]。酉澤は子供の頃にザラブ星人を見てスフィンクスのイメージを抱いていたことから、筋肉に岩のイメージを加えている[26]。口元には初代と同じ風船のギミックが入っている[26]。等身大時と巨大化時における耳の差異も再現されている[15]
  • ウルトラマンのライバルと目される宇宙人は他にも存在するが、バルタン星人は『ウルトラマンマックス』において新解釈されたばかりで悪役としては使い辛く、メフィラス星人は群れて戦うイメージではないとして選択肢からそれぞれ外され、ザラブ星人が選ばれた[24]

ニセウルトラマンメビウス[編集]

ザラブ星人が変身した偽物のメビウス。にせウルトラマンと同じく目付きが悪く、足先が尖っているほか、全身および頭部の赤いラインに沿って黒いラインが引かれているが、にせウルトラマンと異なりメビュームスラッシュも放てる。この姿で街を破壊し、本物のメビウスをおびき寄せて交戦した末にメビュームスラッシュを受け、正体を現す。

  • デザインは丸山浩[27][25][29]。脚本を担当した長谷川圭一の要望により[24]、本物との差異はにせウルトラマンをオマージュしている[25]。両目にはザラブ星人と同じ意匠が入っている[29]

『ウルトラマンメビウス外伝』に登場するザラブ星人[編集]

『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』[編集]

テレビマガジン版『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場。

『メビウス』劇場版の時と同様にガッツ星人ナックル星人テンペラー星人と宇宙人連合を結成しており、アークボガールを探して銀河系の果てに到着したウルトラ兄弟を他の3人や復活したUキラーザウルス・ネオと共に攻撃するが、空中でタロウのスワローキックを受けて返り討ちにされた。

『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』[編集]

テレビマガジン版『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』に登場。

アーマードダークネスを手に入れるためにマグマ星人ババルウ星人などと宇宙人軍団を結成し、ウルトラ兄弟と対決する。その最中、にせウルトラマンに化けてメビウスを騙し、共にアーマードダークネスが隠されているダークプラネットに向かう。アーマードダークネスを見つけてメビウスを攻撃するが、本物のウルトラマンのスペシウム光線を受けて変身を解かれると、アーマードダークネスをR惑星へ運んでババルウ星人に着けさせ、彼らと共に再びウルトラ兄弟と対決する。しかし、アーマードダークネスが動き出したことでババルウ星人は倒れたため、暴走したアーマードダークネスを自分たちの戦力にしようとするが、他の宇宙人たちと共にレゾリューム光線を受けて倒される。

『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』[編集]

OV版『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場。

本編には一切関与しておらず、ラストで宇宙空間を漂うギガバトルナイザーを掴む腕のみの登場となっており、これが『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』につながることとなる。

『大怪獣バトル』に登場するザラブ星人[編集]

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場するザラブ星人(NRB)[編集]

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第8話「潜入者を撃て!」に登場。

  • 身長:1.8 - 40メートル[30]
  • 体重:30 - 2万トン[30]

公式サイトには記載がないが、書籍ではザラブ星人(NRB)と命名されている[31][30]。変身能力を駆使する凶悪な宇宙人だがレイオニクスではなく、宇宙の覇権を狙って戦っているレイオニクスを嫌い、変身能力で騙し討ちにしてバトルナイザーを奪っていた。奪ったバトルナイザーは、自分の顔を模した形のケースに収納している。一人称は「俺様」。

輸送飛行中のハルナを襲い、初代と同じく銀色のテープを用いて拘束すると彼女に化けてペンドラゴンに潜入するが、探索中にオキをレイオニクスと誤解したうえ、自分の正体を見抜いて毒殺しようとしていると思い込んで逃げ出したところに本物のハルナと遭遇し、言動から正体が露呈する。とっさに後述のにせウルトラマンに変身するが、船内のいざこざで手を傷めていたようでゴモラにはほとんど歯が立たず、一命は取り留めたものの敗北するとオキが「怪獣マニア」であることを知り、退散した。

過去に現れた個体とは異なり、先述のペンドラゴンにおけるいざこざでZAPの隊員たちに振り回される、オキの部屋にあった自分の解剖図を見て驚く、退散する際には腰を痛めるなど、終始コミカルな描写や言動が目立った。

  • 声:青野武
  • 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』で使用されたものを流用。
  • 名前の後につく(NRB)は「レイオニクスバトラーではない」という意味。
  • 今作でも巨大化時と等身大時での耳の差異が再現されている[15]
  • ハルナ拉致の際に用いられた銀色のテープは『ウルトラマン』時と同様、ハルナの流した涙で溶けてしまった。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場するにせウルトラマン[編集]

  • 身長:40メートル
  • 体重:2万トン

ザラブ星人(NRB)が変身したウルトラマンの偽者。初代同様に目が釣り上がり、耳やつま先が尖っていて腹部に黒線が入っている。ZAPの隊員たちの目の前で変身したため、即座に本物のウルトラマンではないと見破られ、レイが召喚したゴモラと対決する。スペシウム光線は撃てないため、素手で立ち向かって劣勢におちいる。ザラブ星人と同じように攻撃して逆に痛がるなど、この戦いもコミカルに描かれている。結局、ゴモラの超震動波を受けて元の姿に戻る。

  • 姿は初代のにせウルトラマンと同一であるが、今回はウルトラマンの目の部分(着ぐるみでいうところの覗き穴)が明確になっている。

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するザラブ星人[編集]

映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。

  • 身長:40メートル[32]
  • 体重:2万トン[32]

ギガバトルナイザーを手に入れ、にせウルトラマンに変身して光の国の宇宙牢獄に侵入し、ウルトラマンベリアルの封印を解く。復活させたベリアルと共に宇宙支配を目論むが、ベリアルにとってはもはや用済みであり、ギガバトルナイザーを渡した直後、肩慣らしとばかりにギガバトルナイザーで瞬殺された。事実上、本作における大事件の元凶である。『NEVER ENDING ODYSSEY』の個体とは別人[32]

また、百体怪獣ベリュドラの左角を構成する怪獣の1体としても姿が確認できる。

  • 声:青野武
    • 青野が生前最後に声を演じた個体でもある。
  • 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』や『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEVER ENDING ODYSSEY』で使用された物の顔を改造しており、全体的に初代に近いフォルムになっている[33]。巨大な姿でも耳の突起が残っている[15]

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するにせウルトラマン[編集]

映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。

  • 身長:40メートル[34]
  • 体重:2万トン[34]

ギガバトルナイザーを手に入れていたザラブ星人が変身した姿。この姿で宇宙牢獄に現れ、番人を退けて牢獄に侵入した。

  • スーツは『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEVER ENDING ODYSSEY』の物の頭部を、初代に似せて改修した物[33]

『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』に登場するザラブ星人[編集]

EX第14話「戦場の惑星」、第16話「決戦!四人の戦士」、第17話「支配者の陰謀」、NEO第10話「もう1つの脅威」、第11話「復活の暗黒魔鎧装」に登場。

EX第14話ではザラブ星のレイオニクスとして登場。好戦的な性格をしており、EXエレキングを操る。この時はメトロン星人のレイオニクスが操るEXレッドキングと自身の怪獣を戦わせている姿が見られるだけである。第16話ではメトロン星人を破った主人公の前に現れ、EXエレキングと共に主人公の怪獣と戦うが、こちらも今の主人公に対しては力及ばず敗北する。その後、第17話でレイブラッド星人のシルバーブルーメによってメトロン星人共々、レイオニクスパワーを吸い取られて力尽きる。その後の生死は不明。

NEO第10話ではアーマードダークネスを倒し、手に入れるために主人公の持つネオバトルナイザーを狙い、初代同様にせウルトラマンに変身する。そして、青い球を追ってワームホールを抜け、惑星ハマーにやってきた主人公たちの前に現れ、ウルトラマンのふりをしてネオバトルナイザーを渡すように促すも、失敗して正体が露呈する。それから主人公たちと共にダークネスフィアに吸い込まれた第11話では、グローザムがアーマードダークネスの力でパワーアップしたのを見て、自身もその力を得ようとアーマードダークネスの前で巨大化するも逆に組み付かれ、そのまま分解されて取り込まれた。EXに登場したものと同一かは不明。にせウルトラマンの姿の時は紳士的に振る舞いつつもネオバトルナイザーを手に入れようと必死になったり、正体を知られてダークネスフィアに吸い込まれる時は「吸い込まれちゃうから」と叫ぶなど、『ウルトラギャラクシーNEO』のザラブと同様にコミカルな言動も見せていた。

ステータスはスピードが高いが、ディフェンスが低い。必殺技は、頭突きを浴びせる「ザラブヘッドバット」、ウルトラマンとの戦いの際に使用した指から弾を放つ「エネルギーバルカン連射」、怪音波で苦しめる「破壊怪音波」を使う。また、毒属性に強いという一面を持つ。

『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』に登場するにせウルトラマン[編集]

大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』第10話「もう1つの脅威」に登場。

主人公のネオバトルナイザーを奪うためにザラブ星人が変身した姿。ハマーにやって来た主人公達の乗るヴィットリオの宇宙船の前に現れ、ウルトラマンのふりをしてネオバトルナイザーを渡すように言うも、それを頑なに拒否するカネゴンの姿を見て逆上して襲いかかる。しかし、ネオバトルナイザーの怪獣に返り討ちに遭い、元の姿に戻った。

ステータスの方は、変身前のザラブ星人のアタックとパワーを強化したように高い。本来は外見のみの変身で、本物のようにスペシウム光線などの技は使用できないが、今作では「フェイクスペシウム光線」や「フェイクウルトラ水流」などの必殺技が使用可能となっている。しかし、これらの威力は低い。ザラブ星人の姿に戻ってエネルギーバルカン連射を使った後、再びこの姿になって敵にフェイクスペシウム光線を浴びせる「リアクトアタック」は、高い威力を有する。また、ゼットンと組ませることによってタッグ必殺技「ゼットンファイナルビーム」が発動できる。

『ウルトラマンX』に登場するザラブ星人[編集]

ウルトラマンX』第4話「オール・フォー・ワン」に登場。

  • 身長:1.8 - 40メートル
  • 体重:30 - 2万トン

数多くの惑星を襲撃し、更なる標的を地球に定めて降り立った破壊工作員。ベムスターのスパークドールズを持って工場を破壊しながら、発生した有毒ガスをエネルギー源としてベムスターに吸収させた直後に実体化させ、街で暴れさせる。戦闘時は指からのエネルギーバルカンと格闘術を駆使する。ワタルとハヤトに追跡されるが、まもなく言い争い始めた彼らの隙を突いて逃走した後、アスナも加わった3人と格闘戦を繰り広げた果てに追い詰められ、彼らへ逆襲するために巨大化する。しかし、ランドマスケッティのファントンレールキャノンやスカイマスケッティのファントン光子砲を食らったうえ、最後はワタルのウルトライザーによる射撃で倒された。

  • 声:村上ヨウ
  • 公式サイトでは口がベムスターの腹部に似ていると紹介されている[35]
  • 第4話の脚本を担当した黒沢久子は、ザラブ星人を活かしきれなかったことを後悔していると述べている[36]
  • 巨大化時にも耳の突起が残っている[15]

『ウルトラゾーン』に登場するザラブ星人[編集]

バラエティ番組『ウルトラゾーン』では「怪獣マッサージ」、「THE LOVE」に登場。また、第9話のアイキャッチで、男子高校生に化けた個体がその本物と鉢合わせする様子が描かれている。

「怪獣マッサージ」に登場するザラブ星人[編集]

第2話のコントパート「怪獣マッサージ」に登場。

溜池山王のマッサージ店に来店し、マッサージを受けながら自身の経歴や能力を語る。最後に肩のマッサージを要求するが、その位置を判別しにくい体型が整体師を困惑させることになる。

「THE LOVE」に登場するザラブ星人[編集]

第6話「THE LOVE」(ザ・ラブ)に登場。

  • 身長:180センチメートル[37]
  • 体重:30トン[37]

墜落した宇宙船から出現し、腕を怪我をしていたところを、片田舎で畑仕事をしつつ油絵を描いている女性画家で未亡人の池谷ミツ子に救われ、地球の習慣に戸惑いながらも2人で奇妙な生活をする。好物はコーヒーで、自ら淹れることもある。彼女と暮らすうちに段々とミツ子に好意を抱き、ある日、彼女を喜ばせるために変身能力で亡き夫に変身するも、逆に拒絶される。傷心のまま家に戻ると、家で彼女が倒れているところを見つける。実はミツ子は余命いくばくもなく、最後に彼女に心の意味を諭されて看取り、ザラブ星人は消え去る。主を失ったミツ子の家には、思い出の品とともに彼女が描いたザラブ星人の肖像画が、夫の遺影のところには「TheLove 我が夫」と題された肖像画が飾られていた。肖像画に描かれた「我が夫」もまた別のザラブ星人であった。

  • 声 / 人間態:関智一
  • スーツアクター:岩田栄慶外島孝一
  • スーツは『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で使用された物を改修したもの[38]

『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場するザラブ星人[編集]

データカードダス及びそれを元にしたCGショートムービー『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場。他の文明を滅ぼす秘密工作員として名の知れた一族とされる。通常のザラブ星人はハンターステーションにいる宇宙人として登場し、『REDKING Hunting』ではメフィラス星人ジェントと会話する。また、劇場版『DINO-TANK Hunting』ではメトロン星人ババルウ星人と共にチームを組み恐竜戦車に挑むも敗退する。

ザラブ星人レイント[編集]

2弾より登場。「テープに隠された優しさのハンター」の異名を持つ。拘束用テープを放つリストレインターを右腕に装備している。この拘束用テープを使用し、プラズマ怪獣の動きを封じる戦法が得意。

ザラブ星人ザラガン[編集]

3弾より登場。「フェローシップザラガン」の異名を持つ。あらゆる星のハンターたちと友好関係を築きたいと願っており、悪名高き工作員のトレードマークとされる専用銃エネルギーバルカンシューターを封印している。

ザラブ星人ウェイバ[編集]

4弾より登場。「旋律の調教師」の異名を持つ。プラズマ怪獣のみに有効な破壊怪音波を操るザラブスピーカーポッドを武器とする。口数が多く、物静かなヒッポリト星人アーチャーとは性格も戦法も対照的なライバル同士。

漫画作品に登場するザラブ星人[編集]

  • 内山まもるの作品『ウルトラ戦士 銀河大戦争』では、ザラブ星人の王ザラブ・シーザージュダの配下として登場。宇宙パトロール中のウルトラ兄弟を罠にかけ、地球を攻撃する。アンドロメロスとアンドロウルフに部下を全員倒されるが、洗脳した兄弟を使って2人を捕らえ、宇宙戦車で撃ち殺そうとしたところをバリアで防がれ、兄弟の洗脳もその衝撃で解ける。最期は身体を炎で包んで特攻するシーザー・ファイヤーで道連れにしようとするが、ウルフのダブルUで首と胴体を切られる。
  • ウルトラマン超闘士激伝』では、メフィラス大魔王配下の鋼魔四天王の1人である闘士ザラブ星人として登場。紳士的な口調で話し、棒術を得意とする。タロウを狙うが、それを庇ったジャックの捨て身の攻撃で倒れる。後に他の四天王と共に新たな装鉄鋼を身に着けて登場し、二大魔神と戦うウルトラ戦士たちに協力する。
  • ウルトラマンSTORY 0』では、星間連合の幹部の1人として登場。ゾフィーに化けてエースとタロウを翻弄したが、最後は倒される。
  • ウルトラ忍法帖』では、悪の組織「朧党」の忍獣「挫羅武」として登場。
  • 『酩酊!怪獣酒場』では、怪獣酒場のスタッフとして登場する。正体は怪人バルのスパイ。

ライブステージに登場するザラブ星人[編集]

  • 『ウルトラマンフェスティバル'95』では、ウルトラマンネオスがアーストロンと戦っている間ににせウルトラマンに変身し、ネオスにザム星人の居場所をわざと教え、ネオスが向かっている隙にウルトラマングレートやウルトラマンパワードを血祭りに上げようと企む。だが、本物のウルトラマンに見つかりスペシウム光線を浴びせられて元に戻り、最後はウルトラアタック光線を受けて絶命する。
  • 『ウルトラマンフェスティバル2000』では、暗黒の玉を使って偽者のウルトラ戦士たちを多数復活させ、本物のウルトラ戦士たちを倒そうと企む。野心が強いイーヴィルティガとは険悪な関係。最後はウルトラマンの八つ裂き光輪を受けて絶命する。
  • 『ウルトラマンフェスティバル2008』では、メフィラス星人の部下として登場。よくバルタン星人とコンビを組んでいる。前半では、バルタン星人たちと80、セブン、ヒカリと対決するが、メフィラスの部下の怪獣が倒されると、バルタンと共に逃亡。後半は、再びバルタンとバキシムと共にセブンを苦戦させるが、初代マンとゾフィーの登場で逆転され、最後は初代マンのスペシウム光線に倒される。
  • 『ウルトラマンフェスティバル2009』では、第二部に登場。2体が登場して互いに暗躍しながら、影から事態を操る。そのうち1体はにせウルトラマンに変身し、にせウルトラセブン、ウルトラマンシャドー、エースロボットらと共にウルトラ戦士と戦うも敗北した後、自らの命を使ってエンペラ星人を蘇らせる。もう1体は、ウルトラマンベリアルの封印を解き放つ。
  • アリオ八尾・円谷ジャングルで開催された『大決戦!? 超ウルトラにせ兄弟!!』では、マグマ星人司会のイベントでにせウルトラマンが登場。偽セブン、エースロボット、イーヴィルティガ、偽ダイナ、偽ガイア(ダメージ版)、ダークザギと共に、ザギを除く全員で子供たちを守るために光線技一斉発射でメビウスを撃退。ザギとイーヴィルの不良じみた睨み合い、ザギの暴走に振り回される偽ダイナ、エースロボ、偽ガイアとそれを取り押さえる本物の初代ウルトラマンと偽マンのタッグマッチ、カメラで自分を撮るザギ、イーヴィルの肩を揉む偽ガイアなど、他の悪役ウルトラマンたちと共にコミカルな様子を多く見せる。最後の記念撮影には本物やメビウスも一緒に参加していたが、ザギだけがそれに首を傾げていた。

ゲーム作品に登場するザラブ星人[編集]

  • 大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』については、#『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』に登場するザラブ星人を参照。
  • PDウルトラマンバトルコレクション64』では、にせウルトラマンが登場(ザラブ星人は未登場)。原作では撃てなかったスペシウム光線を撃てるだけでなく、ウルトラスラッシュやアタック光線まで放つことができる。技のバリエーションは本物のウルトラマンよりも多い。
  • 怪獣バスターズ』シリーズにも登場。敵怪獣として登場する「にせウルトラマン」を倒すミッションをクリアすると、科学者として仲間になる。以後は主人公たちの仲間になるふりをしながら、裏切るタイミングを見計らっている。いつも負けているが虚勢を張る、憎めないコミカル敵キャラ。にせウルトラマンだけではなく、にせメビウスにも変身できる。
  • ロストヒーローズ』では、アジトキューブに登場。にせウルトラマンの姿で仮面ライダースカルに化けたマスカレイド・ドーパントと芝居を打つが、原典同様完全な変身でなく、見苦しく命乞いもしたため、簡単に見破られる。戦闘になるとスペシウム光線やキャッチリングを使おうとするが、何も起きない。

過去の映像を流用しての登場[編集]

映像は『ウルトラマン』からの流用。

その他[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 『ウルトラマン ベストブック』ではTHERROBと記述している[3]
  2. ^ 『ウルトラマン ベストブック』では「300キログラム - 2万トン」と記述している[6]
  3. ^ 『ウルトラマン大辞典』ではロケット弾[7]、『ウルトラ怪獣列伝』ではミサイル[9]と記述している。
  4. ^ 『ウルトラ怪獣大全集』では「東京・科学センター付近」[5]、『ウルトラマン画報 上巻』では「東京ビル街」[8]と記述している。
  5. ^ 『ウルトラ怪獣列伝』では、夜の闇に紛れたことで形状の差異を誤魔化したものと解釈している[17]
  6. ^ 資料によっては、表記をこちらに準じている[16][8]
  7. ^ 2009年発売のソフビや、「ウルトラ怪獣名鑑」(バンダイ2002年)などを除く。
  8. ^ 資料によっては、表記をこちらに準じている[6]
  9. ^ 『ウルトラマン ベストブック』ではNISE-ULTRAMANと記述している[6]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j 白書 1982, pp. 50-51, 「ウルトラマン 怪獣リスト」
  2. ^ 画報 上巻 2002, pp. 41、46.
  3. ^ ベストブック 1993, pp. 98、122.
  4. ^ 怪獣列伝 2008, pp. 58-59, 「コラム 『ウルトラマン』の怪獣、意外な名前の由来」.
  5. ^ a b c d e f g ウルトラ怪獣大全集 1984, p. 15
  6. ^ a b c d e f g h i ベストブック 1993, pp. 98-99
  7. ^ a b c d e f 大辞典 2001, p. 152
  8. ^ a b c d e f g h i j 画報 上巻 2002, p. 41
  9. ^ a b c 怪獣列伝 2008, pp. 71-73, 「謀略を駆使して惑星を滅亡に追い込む策士 凶悪宇宙人ザラブ星人」
  10. ^ a b c d e f g h i j 全調査報告 2012, pp. 70-71, 「CASE FILE18 遊星から来た兄弟」
  11. ^ a b c d e f g 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 16
  12. ^ a b c d e f g h i 研究読本 2014, pp. 224、232, 「ウルトラマン 怪獣・宇宙人大図鑑」
  13. ^ a b c 研究読本 2014, pp. 160-161, 「エピソードガイド第18話」
  14. ^ 成田亨 2014, p. 87.
  15. ^ a b c d e ウルトラマンX BDBOX I 2015, 「KAIJU LABORATORY」
  16. ^ a b c 大辞典 2001, p. 241
  17. ^ a b c d 怪獣列伝 2008, pp. 74-75, 「元祖偽ヒーロー にせウルトラマン」
  18. ^ 成田亨 2014, p. 88.
  19. ^ a b 「ウルトラマンマスクABC大研究 ここまでわかった!初代マンABC徹底検証」、『別冊映画秘宝 特撮秘宝』vol.3、洋泉社2016年3月13日、 pp.208-211、 ISBN 978-4-8003-0865-8
  20. ^ a b c d 画報 上巻 2002, p. 46
  21. ^ a b c d 怪獣列伝 2008, p. 128, 「突然現れし宇宙の悪魔 凶悪宇宙人ザラブ星人(二代目)」
  22. ^ ベストブック 1993, p. 121.
  23. ^ 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 309.
  24. ^ a b c メビウス&兄弟超全集 2006, p. 58, 「小中和哉(監督)×長谷川圭一(脚本)ウルトラ対談」
  25. ^ a b c メビウス&兄弟超全集 2006, pp. 63-65, 「THE ART OF ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」
  26. ^ a b c アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 63
  27. ^ a b c 宇宙船YEAR BOOK 2007』 朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2007年4月20日、31頁。ISBN 978-4-257-13096-3
  28. ^ a b 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 342.
  29. ^ a b アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 57
  30. ^ a b c 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 363.
  31. ^ 「宇宙船vol.124特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2009」、『宇宙船』vol.124(2009.春号)、ホビージャパン2009年4月1日、 別冊p.24、 ISBN 978-4894258549
  32. ^ a b c ウルトラ銀河伝説超全集 2009, p. 54
  33. ^ a b ウルトラ銀河伝説超全集 2009, p. 75, 造型チーム座談会
  34. ^ a b 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 369.
  35. ^ ヒーロー&怪獣”. 2015年8月5日閲覧。
  36. ^ ウルトラマンX BDBOX I 2015, 「EPISODE GUIDE 第4話」.
  37. ^ a b 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 383.
  38. ^ 「ウルトラゾーン ドラマパートメイキング」、『宇宙船』vol.135(2012冬号)、ホビージャパン2011年12月27日、 58頁、 ISBN 978-4-7986-0334-6
  39. ^ a b ウルトラ怪獣たちの街ぶら番組『ウルトラ怪獣散歩』CSフジにて8/2(土)放送!声の出演は「東京03」!さらにDVD化も決定!”. 円谷プロダクション (2014年7月31日). 2014年11月3日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]