戦え!ぼくらのヒーロー大集合

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戦え!ぼくらのヒーロー大集合
ジャンル 特別番組
構成 田口勝彦
演出 田口勝彦
出演者 NET特撮番組のヒーローたち
声の出演 山本圭子
ナレーター 野田圭一
オープニング 『平和の戦士サナギマン』インストルメンタル(作曲:渡辺宙明
エンディング 同上
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本の旗日本語
製作
プロデューサー 落合兼武(NET)
平山亨
井上雅央
制作 NET
東映
放送
放送チャンネルNET系列
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1976年5月15日
放送時間土曜20:00 - 20:54
放送枠正式枠名なし単発枠
放送分54分
回数1回
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戦え!ぼくらのヒーロー大集合』(たたかえ!ぼくらのヒーローだいしゅうごう)は、1976年5月15日土曜日)の20:00 - 20:54(JST)にNET(現:テレビ朝日)系列で放送された特別番組である。

概要[編集]

「NET・東映制作」[注 1]特撮番組(カラー作品のみ)から、過去放送された5作品と当時放送中だった4作品の名場面集を集め、さらに放送中の『がんばれ!!ロボコン』のロボコンが子供たちを東映東京撮影所のスタジオに呼び、他の3作品のヒーローたちと共演する番組。

当時NETの土曜20時枠は、それまで放送されていたドラマが中断し、10月より再開する時代劇までのつなぎとして、正式名称なしの単発枠を編成していたが、当番組はその第1弾で、NETの過去・現在の特撮番組の名シーンを披露するものだった。

放送内容[編集]

まず『ジャイアントロボ』のフィルムを映し、ロボがBF団首領・ギロチン帝王と共に宇宙で爆発したところで、「悪は滅びない」というイメージのもと、『人造人間キカイダー』→『キカイダー01』→『イナズマン』→『イナズマンF』と、次々と過去のヒーローの活躍が映される。

そして『がんばれ!!ロボコン』のフィルムが映され、ロボコンの今までの失敗や活躍を見せると、ロボコンが「ロボット学校」の生徒ロボットたちと共にとある学校に現われ、子供たちを東映東京撮影所のスタジオに招く(このシーンは新録)。

そこへ当時放送中の3作品『秘密戦隊ゴレンジャー』・『アクマイザー3』・『ザ・カゲスター』のヒーロー計10名が登場し、それまでの活躍を披露する。最後は全ヒーローと子供たちが触れ合う姿とともにエンディングを迎える。

アイキャッチでは、全ヒーローのイラスト[注 2]が映し出された。

第1話のグレイサイキング戦を中心に編集された『キカイダー』の映像にバイオレットサザエ(第27話)・カイメングリーン(第27話 - 第29話)・アオデンキウナギ(第31話・第32話)が登場したり、『イナズマン』と『イナズマンF』のカットが混在したり、『ロボコン』の居候先が初期の大山家や放映当時の小川家になったりと、映像で本編との整合性は重視されていなかった。

紹介作品[編集]

テーマ音楽[編集]

「平和の戦士サナギマン」(インストゥルメンタル
作曲:渡辺宙明

出演者[編集]

スタッフ[編集]

  • プロデューサー:落合兼武(NET)、平山亨、井上雅央
  • 構成/演出:田口勝彦
  • 制作:東映、NET

映像ソフト化[編集]

  • 1985年に東映ビデオからビデオソフトとして『東映スーパーヒーロースペシャル 戦え!ぼくらのヒーロー大集合』(VHS)が発売&レンタルされたが、現在は廃版。DVD化はされていない。その代わり、2002年に同社から発売されたDVD「東映TV特撮主題歌大全集」(VOL.2)のボーナストラックに、当番組のOPとEDが収録されている[1]
  • ビデオの巻末には、それぞれの作品のOP映像が収録されていた[注 3]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 制作クレジットが「TTP」と表記されていた『正義のシンボル コンドールマン』は放送せず。
  2. ^ ただし、イナズマンは『F』の時の状態。また、ジャイアントロボはなぜか赤く塗られている。
  3. ^ ただし、『キカイダー』と『イナズマン』は、それぞれ1作目のみの収録。

出典[編集]

NET 土曜20時
正式枠名なし単発枠
前番組 番組名 次番組
(なし)
戦え!
ぼくらのヒーロー大集合
プロ野球中継
(19:00 - 20:54)