イナズマン

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イナズマン』は、1973年(昭和48年)10月2日から1974年(昭和49年)3月26日までNET系で毎週火曜日19時30分から20時00分に全25話が放送された、石森章太郎原作東映製作の特撮テレビ番組。また、それに登場する架空のヒーロー。

概要[編集]

本作が放映された当時は超能力やUFOなどのオカルトものが一大ブームを起こしており、主人公が超能力者、主人公に協力する「少年同盟」も超能力を持つ少年少女によって構成されている、など本作にも随所にそれらの要素が盛り込まれている[1][2][3]

主人公はサナギマンからイナズマンへの二段変身能力を持っているが、これはから蝶への羽化からイメージされたものである。イナズマンのデザインは蝶をモチーフとしているが、これは蝶と能力者をかけた言葉遊びからのアイデアであると言われている[2]

制作経緯[編集]

本作は1972年[4]東映動画旗野義文(『サイボーグ009』などのプロデューサー)が立案したアニメーション企画『ミュータントZ』が源流である[1]。企画書では『仮面ライダー』のヒットによって巻き起こっていた当時の「変身ヒーローブーム」に対抗するため[4]、アニメーションならではの自由な発想による超能力者の活躍が強調されていたが、実現には至らなかった[1]。しかし本作の企画書が東映エージエンシーの及部保雄(東映動画出身の元演出家)を通じて[要出典]、東映本社のプロデューサーだった平山亨の目に留まり、実写ヒーロー番組として製作されることとなった[1]。実写番組として練り直され『電光イナヅマン』となった企画は当初TBSのタケダアワーでの放送を想定していたが、東映エージェンシーの参加によりNETでの放映が決定[1]。原作漫画とキャラクターデザインは石森章太郎が担当した。石森は第11話で脚本と監督も担当している。

主役の「イナズマン」こと「渡五郎」役には、前年に『人造人間キカイダー』で主演した伴大介を起用[注 1]。また「少年同盟」のメンバーである超能力少女のヒロイン・大木サトコ役に、野球根性ドラマ『ガッツジュン』のマドンナ・村丘美代子役で出演した桜井マリ、サトコの弟である「少年同盟」メンバーの大木カツミ役に『仮面ライダー』で「少年ライダー隊」隊員・ミツル役で出演していた山田芳一、また五郎の盟友・丸目豪作役には、東映映画『新網走番外地 大森林の決斗』(降旗康男監督、1970年)で準主役デビューした北村晃一が起用された。

脚本陣では、東映で『仮面ライダー』、『仮面ライダーV3』のメインライターを務めた伊上勝が初期の番組フォーマットを担当し、『仮面ライダーX』の製作準備に移る第9話まで脚本を担当した[2]。同じく仮面ライダーシリーズを担当した島田真之に、『マジンガーZ』の高久進らベテラン陣が起用され、「超能力」を主題とした怪奇アクション路線が採られた。演出面では『仮面ライダーV3』から田口勝彦監督らをスライド起用するなど強力な布陣が揃えられ、音楽は『人造人間キカイダー』、『マジンガーZ』、『キカイダー01』など、これも東映作品で実績のある渡辺宙明が起用された。

また番組制作スタジオの東映生田スタジオでは、ミニチュア特撮面が強化された。美術担当のエキス・プロダクションの八木功をチーフとする特撮班が組まれ、ライジンゴーの空中戦や、大規模な崩壊特撮が盛り込まれて、従来の生田作品からのさらなるスケールアップが図られている。

劇中アクションは、『仮面ライダー』などを担当した大野剣友会。イナズマン、サナギマンを演じたのは剣友会のベテラン、中村文弥。「肩のプロテクターが邪魔で動きにくかったが、色合いも明るく、スマートに演じるよう心がけた」と語っている。番組アトラクションショーも日本各地で行われたが、これは大野剣友会は担当していないという。

「イナズマン」をはじめとするキャラクター造形は、エキス・プロダクションによる。イナズマンの肩のプロテクターはラテックス製で、当初石森のデザイン画に合わせて胸と一体型だったが、腕がうまく上がらず、アクションに不向きだった。このため肩の部分で分離したものに修正されたものとなったが、それでも中村が言うように、かなり動きづらいものだった。また手袋とブーツには、原デザインと同じく蝶の羽根のような黄色い模様があったが、放映版では省かれている。イナズマンの触角は、アップ用のFRP製のものが第1話の撮影で早くも折れてしまい[注 2]、アクションシーンではラテックス製になっている。サナギマンの衣装は、放映開始前の雑誌撮影会の際に、エキスプロのほうでうっかり背中の着脱用のファスナーを着け忘れたまま納品してしまい、現場で着脱部を針金で縛ってしのいだという[5]。サナギマンのスーツは第5話以降、より動きやすいものに変更されている。

メインライターを務めた伊上は第9話を最後に『仮面ライダーX』の企画参加のため降板した。以後、高久、島田に加え第17話からは、円谷プロウルトラシリーズや『ロボット刑事』を執筆していた上原正三が参入。それまでの怪奇キャラクター路線から、五郎と相棒の丸目豪作の2人を中心に据えた、人間ドラマを中心としたエピソードが増えた。中盤以降はさらに人物関係が整理されて、少年同盟も、サトコとカツミの姉弟、カオル以外のメンバーはほとんど登場しなくなっている。

評価[編集]

こうしてさまざまな新機軸を盛り込んだ『イナズマン』だったが、変身ブームは沈静化しつつあり、同時期に制作されていた『仮面ライダーV3』と肩を並べるほどの人気には至らず視聴率は低迷した[2]。この情勢のなか、1974年(昭和49年)初頭に石油ショックが発生。諸物価を高騰させ、日本の産業界は大きな打撃を受けた。東映生田スタジオもその例外ではなく、1月以降、特撮資材費の高騰は番組一本当たり、毎回50万円(当時)の赤字を出し続けることとなり、東映生田スタジオに深刻な営業不振を及ぼした。

これを受け、制作陣は『イナズマン』を第3クール(第26話)から番組をリニューアルすることを決定。キャスト、敵組織など設定一切を一新し、タイトルを『イナズマンF』と改めることとなった。第24話からは、これに先駆けて新しい敵組織が登場し、渡五郎の服装、変転した際のバンク、イナズマンのマフラーの色なども変更されている。

番組人気はいま一つだった『イナズマン』であるが、本作に登場するライジンゴーは、スポンサーであるポピーから「ポピニカシリーズ」として合金玩具が発売され、大ヒットとなった[3]。これを受けて、ライジンゴーは『イナズマンF』にも、引き続き登場した。

ストーリー[編集]

東南大学三年生・渡五郎(わたり ごろう)はある夜、友人の丸目豪作とともに女性と少年が怪人に襲われる現場を目撃する。彼らはそこに助けに入るが怪人に攻撃を受け、五郎は海中に落下してしまう。

気がついた五郎は別の場所におり、その前には先ほどの女性と少年、数人の少年少女たちがいた。彼らは事情を説明する。「自分たちは超能力を持つミュータント・少年同盟であり、帝王バンバの率いる新人類帝国と戦っている」と。

さらに五郎の前に少年同盟の盟主・キャプテンサラーが現れる。彼は「五郎も超能力を持っている」と言い、それを覚醒させる。五郎の超能力とは2つのスタイルを持つ超人への変身能力、すなわちサナギマン、そしてイナズマンに2段変身するというものだった。五郎は少年同盟と共に新人類帝国のミュータンロボットと戦うことを決意する。

第24話・第25話(最終話)はファントム軍団との最終決戦であると同時に新たな敵・デスパー軍団の登場編でもあり、物語はそのまま『イナズマンF』へと続く。

登場人物[編集]

少年同盟とその協力者[編集]

少年同盟とは、キャプテン・サラーが悪の超能力者を倒すために作り上げた秘密組織である。メンバーは全員超能力を持った少年少女であり、卵形の飾り[注 3]が特徴のオレンジ色の制服とヘルメットを着用しており、「スパーッ!」の叫びとともに空高くジャンプして一回転することにより、私服姿から少年同盟の制服姿に瞬時に変わる。その基地は地下深くに作られており、電話ボックスが入口。同盟員はエレクトロボーイ号[6]という自転車でパトロールを行い、ピットと呼ばれる型のアイテムを通信機や投擲武器として使用する[注 4]

  • 少年同盟の名称や設定は、石森の漫画作品『少年同盟』が基になっており、『仮面ライダー』での「少年仮面ライダー隊」設定の成功を意識して作られた[7]
渡五郎 / イナズマン / サナギマン
東南大学の三年生。大学ではサッカー部に所属している。新人類帝国のイツツバンバラに襲われていた大木サトコとカツミを助けたことから自分が超能力者である事実を知り、少年同盟に加盟。人類の自由のために新人類帝国と戦うことを決意する。
丸目豪作
五郎の学友で、頭を丸め、ヒゲを生やしている。ドジな三枚目だが正義感の強い九州男児。超能力は持っていないが武道に長けており、その怪力で五郎や少年同盟とともに戦う。あまり金銭には縁がないらしく、引越しの手伝いや港での肉体労働などのアルバイトをしている。少年同盟のメンバーが登場しないエピソード(第15、16、18、20、22話)では五郎とのコンビによる活躍が強調された。
第12話には未登場。
大木サトコ
少年同盟の一員。ファントム兵士にも臆することなく立ち向かう勇敢な女性。
第12、15、16、17、18、20、22話には未登場。第15話では出演していないにもかかわらずオープニングに名前がクレジットされていた。大木カツミ、富川カオルも同様。
大木カツミ
サトコの弟で少年同盟の一員。五郎を兄のように慕っているが、無茶な行動をすることも多い。
第12、15、16、18、20、22話には未登場。
富川カオル
少年同盟の一員。地下基地の通信係で、出番は少ない。
第12、15、16、18、20、22、24、25話には未登場。
キャプテンサラー
少年同盟の指導者。五郎の資質を見抜き、五郎の超能力を目覚めさせた。第1話に登場したのみで、以降は姿を見せなかった。

新人類帝国ファントム軍団[編集]

帝王バンバが結成した悪の超能力者集団。超能力者(ミュータント)を新たな人類であると考え、超能力を持たない旧人類を滅ぼし、悪の心を持ったミュータントのみの世界を作り上げようとしている。帝王バンバと彼に盲目的に従うミュータンロボット、ファントム兵士によって構成された冷酷非情の独裁組織だったが、新組織デスパー軍団の策謀によって組織は内部分裂を起こし、孤立無援となったバンバはイナズマンに倒されファントム軍団は壊滅した。

帝王バンバ
ファントム軍団の頂点に立つ帝王。イナズマンをも上回る力を持つ大超能力者。三本の指を持つ右腕を振るい、配下に命令を下す。旧人類の抹殺を第一目的としており、ミュータンロボットの超能力や戦闘機を使った大規模なテロを行なう。新組織デスパー軍団によって組織が崩壊寸前となったために仇敵である五郎と手を組もうとするが、五郎に拒絶され、帝国も完全に崩壊。最後の大計画として日本列島の沈没を企み、火炎ファイターに変身してイナズマンに決戦を挑むが敗北。海上で巨大化した末に大爆発して滅び去った。
ウデスパーの発言から元はデスパー軍団の部隊長だったことが示唆された(25話)。
火炎ファイターのデザインは、石森によるバンバのラフデザインが基になっている[8]。第2回スチール撮影会でのスーツは腕がファントム兵士から流用されていた[9]
渡シノブ
第11話に登場。15年前に生き別れになった渡五郎の母親にして、帝王バンバ直属のミュータンロボット・バラバンバラの正体。バンバに洗脳されており、息子の五郎を新人類帝国の仲間にしようとする。イナズマンとの戦いによって人の心を取り戻すが、五郎を狙ったバンバの光線を代わりに浴びて息絶えた。
ミュータンロボット(ミュータンロボ)
新人類帝国が送り込む怪人たち。悪の心を持った超能力者を改造して生み出される、一種のサイボーグ。各回のオープニングの冒頭(アバンタイトル)にも登場する。
デザインは従来の特撮ヒーロー作品での怪人のような動植物をモチーフとしたものよりも、風や霧など自然現象や化学物質、抽象的なものをモチーフにした怪人が多い[10]
ファントム兵士
ミュータンロボットの活動を支援する兵士。ヘルメット(色は序盤は白、途中から茶に変更)を被り、ガスマスクのような仮面を着けている。仮面の下には緑色のゼリー状の物質が隠されており、血の色も緑色である。武器は右腕の巨大な手鉤(カギ爪)とライフル銃。第5話からは爪が小さくなり、ヘルメットや服も変更された。また「イヤー」との声を発していたが、中盤以降は「グエッ」、第24話以降はデスパー兵士と同じ声に変更されている。第25話でウデスパーによって、江戸時代の絵踏に似た方法で「服従か死か」の選択を迫られた際、大半の兵士がデスパー軍団に寝返った。
デザインモチーフはドイツ国防軍の兵士[8]
ブラックブラザー(ブラックブラザース)
第25話に登場したバンバの護衛隊。3人組で行動し、黒いライダースーツをまとっている。

デスパー軍団[編集]

第24話からイナズマンらの前に姿を現した組織。ファントム軍団にクーデターを仕掛け壊滅寸前に追いやった。帝王バンバがイナズマンに敗れファントム軍団が壊滅した直後、本格的に活動を開始した。

ウデスパー
第24話・第25話に登場したデスパー軍団の幹部。ロケット砲やマシンガンを武器に単身でファントム軍団の牙城を切り崩した。
ガイゼル総統
第25話に登場。バンバの死後、姿を現したデスパー軍団の首領。
デスパー兵士
第24話・第25話に登場したウデスパーの活動を支援する兵士。バンバを裏切ったファントム兵士が、ヘルメット・肩・胸・ベルトにつけられたファントム軍団の紋章を捨て去り、代わりにデスパー軍団の紋章を身に着けたもの。『イナズマンF』に登場するデスパー兵士はさらに改造されているため、本作に登場するものとは容姿が異なる。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

音楽[編集]

本作のBGMおよび主題歌・挿入歌・イメージソングは全て渡辺宙明が作・編曲した。一部、『人造人間キカイダー』から流用されたBGMもある。

主題歌[編集]

オープニングテーマ「戦えイナズマン
作詞 - 石森章太郎 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 子門真人コロムビアゆりかご会
  • カラオケおよび歌手は同一だが、歌詞の一部が異なり、雄叫びが入っていないNG版が存在し、『飛び出す立体映画 イナズマン』の予告編で使用された。このNG版は、後年発売されたCDに収録されている。
エンディングテーマ「チェスト! チェスト! イナズマン[注 5]
作詞 - 八手三郎 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎

挿入歌・イメージソング[編集]

次作『イナズマンF』の主題歌・挿入歌LPに収録

「五郎の歌」
作詞 - 石森章太郎 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎
「少年同盟隊歌」
作詞 - 高久進 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - コロムビアゆりかご会
「帝王バンバのテーマ」
作詞 - 加戸木貢 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - こおろぎ'73

放送リスト[編集]

放送日 話数 サブタイトル 登場怪人 脚本 監督
1973年
10月2日
1 恐怖の新人類 バンバの挑戦!!
  • イツツバンバラ(人間態 - 三島耕、声 - 清川元夢
伊上勝 田口勝彦
10月9日 2 危うし少年同盟! 呪いの水!! 山田稔
10月16日 3 黒い死を呼ぶファントム地獄! 高久進 田口勝彦
10月23日 4 日本列島大爆発!! 島田真之 山田稔
10月30日 5 大空中戦! かみつくライジンゴー!!
  • カゼバンバラ(人間態 - 守屋俊志、声 - 増岡弘
高久進
11月6日 6 怪奇ユキバンバラ! 新人類手術!!
  • ユキバンバラ(人間態・声 - 槙麻耶)
伊上勝
11月13日 7 奇怪! 空飛ぶ一ツ目!? 塚田正煕
11月20日 8 恐怖砂あらし! 大空港沈没!! 高久進
11月27日 9 光るカビは夜歩く!! 伊上勝 田口勝彦
12月4日 10 人喰いガスの恐怖!!
  • ガスバンバラ(声 - 依田英助)
島田真之
12月11日 11 バラバンバラはイナズマンの母 石森章太郎
島田真之
石森章太郎[注 6]
12月18日 12 母の仇バンバ対イナズマン
  • アクマバンバラ(人間態 - 灰地順、声 - 増岡弘)
島田真之 山田稔
12月25日 13 傷ついたイナズマン
  • アブラバンバラ(声 - 渡部猛)
高久進 塚田正煕
1974年
1月1日
14 怒りのライジンゴー 大空中戦!! 山田稔
1月8日 15 影をくわれたお母さん 島田真之 塚田正煕
1月15日 16 約束に向って走れ! 高久進
1月22日 17 謎の対決! ふたりの渡五郎!!
  • シャシンバンバラ(声 - 細井雅男)
上原正三
1月29日 18 友情のイナズマ落し!!
  • ドクバンバラ(声 - 町田幸夫)
高久進 山田稔
2月5日 19 謎の殺人ボクサー ミラーX?
  • カガミバンバラ(声 - 和久井節緒)
上原正三
2月19日 20 星円盤を追え! ライジンゴー!!
  • ホシバンバラ(声 - 増岡弘)
曽田博久 塚田正煕
2月26日 21 渡五郎 イナズマン死す!?
  • タケバンバラ(人間態 - 大原福美、声 - 岩名雅記)
上原正三
3月5日 22 歩く土人形 恐怖の大地割れ!!
  • ツチバンバラ(声 - 依田英助)
島田真之 山田稔
3月12日 23 呪いのえのぐが人を溶かす
  • エノグバンバラ[注 7](声 - 丸山詠二)
平山公夫
3月19日 24 謎のロボット戦士?
  • イシバンバラ(声 - 青森伸
  • ウデスパー
上原正三 塚田正煕
3月26日 25 壮烈! 帝王バンバの最期!!
  • 火炎ファイター(声 - 飯塚昭三)
  • ウデスパー

他媒体展開[編集]

イナズマンの登場作品・客演作品については、イナズマン (架空のキャラクター)も参照。

映像ソフト化[編集]

すべて東映ビデオより発売

  • ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は傑作選として、2巻・6話分を収録したものがリリースされている。
  • 1995年5月21日から11月21日にかけてLDが発売された。全4巻の各2枚組で各巻8話(Vol.4のみ1枚・1話)収録。
  • 2003年10月21日から2004年1月21日にかけてDVDが発売された。全2巻の各2枚組でVol.1は13話、Vol.2は12話収録。
  • 2008年7月21日発売の『石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX』に第1話が収録されている。

他テレビシリーズ[編集]

イナズマンF
本作の続編。主人公のほか、一部キャスト・スタッフが続投。

劇場版[編集]

飛び出す立体映画 イナズマン
監督 山田稔
脚本 高久進
原作 石森章太郎
出演者 伴直弥
安藤三男
斉藤浩子
飯塚昭三
音楽 渡辺宙明
主題歌 戦えイナズマン」(子門真人コロムビアゆりかご会
製作会社 東映
公開 日本の旗1974年3月16日
上映時間 33分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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飛び出す立体映画 イナズマン(1974年3月16日公開)
監督 - 山田稔
脚本 - 高久進
出演 - 伴直弥(渡五郎 / イナズマン)、斉藤浩子(ミチル)、長沢大(ミチルの父)、永谷悟一(医師)、安藤三男(ガイゼル総統)ほか
登場怪人 - ミサイルデスパー(声 - 岩名雅記)、火炎ファイター(声 - 飯塚昭三)、再生イシバンバラ(声 - 依田英助)、再生ミュータンロボ軍団(声 - 大山豊、里見たかし、島田彰、名塚新也)
カラー、スタンダード、上映時間は33分。
東映まんがまつりの一編として上映。同時上映は『きかんしゃやえもん D51の大冒険』・『マジンガーZ対ドクターヘル』・『仮面ライダーX』・『ミラクル少女リミットちゃん』・『キューティーハニー』の計5本。
アナグリフ方式の立体画面がインサートされている立体映画。ファントム軍団の崩壊からデスパー軍団の台頭までをテレビ版とは違うストーリーで映像化している。劇場版の公開は第24・25話の放送日より数日早いため、イシバンバラと火炎ファイターは劇場版が初登場となる。また、主役の五郎以外のレギュラーは一切登場しない。さらにテレビ版におけるウデスパー(未登場)と同ポジションのキャラクターとしてミサイルデスパーが登場する[注 8]
東映製作のヒーロー立体映画は、1969年7月上映の『飛び出す冒険映画 赤影』、1973年3月上映の『飛び出す人造人間キカイダー』に次いで3作目だが、オイルショックによる物価騰貴によって機材が高価になってしまい、本作をもって中断。1989年の『仮面ライダー世界に駆ける』まで制作されなかった。
公開当時の映画宣伝ポスターや、映画館のロビーカードは撮影会やテレビ本編のスチールのみで、映画の本編スチールは使用されていない。
2007年12月7日に発売された『東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX』に収録されている。
東映チャンネルで放送した際には、他のヒーロー立体映画同様冒頭に断り書きを付け、立体画面はモノクロ処理された。

以下、客演作品。

オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
イナズマンが登場。詳しくはイナズマン (架空のキャラクター)を参照。
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム
漫画版のリファインとしてイナズマンを始めとするキャラクターが登場。詳しくはイナズマン (架空のキャラクター)を参照。
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z
『ウィザード&フォーゼ』のイナズマン・サナギマンが登場。詳しくはイナズマン (架空のキャラクター)を参照。

漫画版[編集]

石ノ森章太郎執筆の作品についてはイナズマン (漫画)を参照。

関連作品[編集]

客演情報については、#客演情報#他媒体展開を参照。

  • フィンガー5の大冒険』(映画) - 1974年の夏の東映まんがまつりの一編。監督・石森章太郎の一家4人子供の一人と、仮面ライダーV3が特別出演している。その際、子供が少年同盟のコスチュームを着ている。
  • 仮面ライダーストロンガー』 - 第5話では小学校でフットボールをしているシーンがあり、子供たちは金色に塗り替えられた少年同盟のヘルメットをかぶっている。

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 伴はこの作品を機に、芸名を「伴直弥」と改名している
  2. ^ テープで補修したものが劇中に写っている。
  3. ^ 石ノ森作品(サイボーグ009など)に見られるボタンのデフォルメをそのまま造形したもの。
  4. ^ 本放送当時には徳間書店の『テレビランド』読者を対象に、誌上にて少年同盟員を募集するタイアップも行われていた[要文献特定詳細情報]
  5. ^ 番組でのクレジット表記は「チェスト! チェスト! イナマン」。
  6. ^ 監督補 - 長石多可男(ノンクレジット[13]
  7. ^ オープニングでの表記は「えのぐバンバラ」。『イナズマン大全』では、この表記を採用。
  8. ^ 『全怪獣怪人 下巻』では、『イナズマンF』のキャラクターとして記載している[14]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 変身ヒーロー大全集 1995, p. 184, 「作品解説 イナズマン」
  2. ^ a b c d 「ヒーローファイル イナズマン&イナズマンF」『甦る!石ノ森ヒーローファイル』 Gakken〈Gakken Mook〉、2013年9月10日、pp.50 - 51。ISBN 978-4-05-610166-9
  3. ^ a b 『昭和石ノ森ヒーロー列伝』 徳間書店〈HYPER MOOK〉、2013年10月15日、pp.32 - 39。ISBN 978-4-19-730131-7
  4. ^ a b イナズマン大全 2003, pp. 12 - 13, 「ミュータントZ企画書」
  5. ^ 『怪獣とヒーローを創った男たち』 タツミムック (辰巳出版・2002年) 171 - 172頁。
  6. ^ ナショナル自転車の「エレクトロボーイZ ブラックマスク」。1970年代前半に流行したフラッシャー付き自転車の代表格。番組中CFも流れた。
  7. ^ 変身ヒーロー画集 2004, p. 191.
  8. ^ a b 変身ヒーロー画集 2004, p. 192.
  9. ^ 宇宙船SPECIAL 1998, p. 52.
  10. ^ 変身ヒーロー画集 2004, p. 193.
  11. ^ a b 『『大野剣友会伝 ヒーローアクションを生んだ達人たち』』 風塵社1999年7月15日ISBN 4-938733-69-2
  12. ^ イナズマン大全 2003, p. 212.
  13. ^ 『イナズマンF』DVD2巻の加藤貢プロデューサーのインタビューより
  14. ^ 全怪獣怪人』下巻、勁文社1990年11月30日、163頁。C0676。ISBN 4-7669-1209-8

参考文献[編集]

関連項目[編集]

NETテレビ(現:テレビ朝日 火曜日19:30枠(1973.10 - 1974.3)
前番組 番組名 次番組
火曜映画劇場
※19:30 - 20:55
イナズマン