高杉俊介

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たかすぎ しゅんすけ
高杉 俊介
本名 岩田 直樹(いわた なおき)
別名義 高杉 俊价
生年月日 (1949-07-22) 1949年7月22日(67歳)
出生地 日本の旗 日本愛知県一宮市
民族 日本人
血液型 B
職業 俳優歌手
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1978年 -
活動内容 1978年:デビュー
1980年:『仮面ライダースーパー1
配偶者 あり
主な作品
映画
野性の証明』(1978年)
きけ、わだつみの声』(1995年)
ガメラ2』(1996年)
ガメラ3』(1999年)

テレビドラマ
仮面ライダースーパー1』(1980年)
必殺渡し人』(1983年)

高杉 俊介(たかすぎ しゅんすけ、1949年7月22日[1] - )は日本俳優歌手愛知県一宮市出身。旧芸名・高杉 俊价(読み同じ)、本名・岩田 直樹(いわた なおき)[1]。血液型はB型。身長175cm。

人物[編集]

陸上自衛隊レンジャーの助教出身でもあり、アクションから軍事指導までこなす。

現在はイベントやトークショー、ファンクラブの企画として毎年行われている「赤心寺の旅」等に参加している。

『仮面ライダースーパー1』出演当時は様々なメディアで年齢を若く報じていたが、近年雑誌のインタビューで本人が実年齢を公表した[2][1]

来歴[編集]

愛知尾張高等学校(現・名古屋大谷高等学校)卒業後、陸上自衛隊に入隊[1][3]レンジャー課程を修了後、助教を歴任。除隊後、グリーンベレーの研修に参加[1]

元々歌手志望で自衛隊時代に知り合った中山律子上岡龍太郎を頼り上京、中山律子の実家に居候する様になる[4]。グリーンベレー時代に知り合った映画プロデューサーに勧められ役者を志すようになった[1]

1978年映画『野性の証明』で軍事トレーナー兼俳優としてデビューする[5]

1980年仮面ライダースーパー1』主演で本格的に俳優デビュー、主題歌を担当したことで歌手としてもデビュー[1][3]。危険な撮影シーンをほぼノースタントで演じた。

2007年より誕生日イベントとして単独ライブを毎年行っている。2008年には中国でも活動を行い、同年10月16日中国烟台市での「第二届烟台国际动漫艺术节(中国国際歌謡祭)」に『仮面ライダースーパー1』の主演俳優として出向き、歌手として出演。この模様はテレビでも生中継された。

2010年に老人介護施設などへの慰問として、ボランティア活動を行った。

ミリタリースーパーバイザーとして[編集]

自衛隊時代の経験から、ミリタリースーパーバイザー(軍事指導・旧軍含む)としても活動している。

1978年『野性の証明』で軍事指導(自衛隊レンジャー)を担当。

1995年『きけ、わだつみの声』では軍事指導(旧軍)の担当と出演(水島一等兵)をしている。

1995年『毎日放送開局45周年記念番組 / 桜散る日に』では軍事指導(旧軍)、『南の島に雪が降る』では軍事指導(旧軍)の担当と出演(憲兵)。

1996年『HIROSHIMA(日加合作)』では軍事指導(旧軍)を担当。

歌手として[編集]

仮面ライダースーパー1』は主題歌・挿入歌を歌い、ゴールデンディスク賞・ゴールデンヒット賞を受賞。

他に「日高路の旅」、「ドラゴンズマーチ」、水原弘のヒット曲「君こそわが命」をカバーし第17回横浜音楽祭で新人賞を受賞。

2011年に仮面ライダースーパー1生誕30周年として主題歌、挿入歌をリアレンジ、ボーカルの新録を行い2011ver.がアルバムに収録される。

エピソード[編集]

仮面ライダースーパー1関連[編集]

オーディション
高杉が『仮面ライダースーパー1』の主役に抜擢された理由のひとつは、高杉が自衛隊の精鋭であるレンジャー出身で、更にアメリカのグリーンベレーにも参加したという実績を持っていたことである。東映プロデューサーの平山亨は最初から高杉にほぼ決まっていたと証言している[3]
残り4人になり行われた大泉撮影所での立ち回りのテストでは、「沖一也」と名乗るところを「沖雅也」と言ってしまい、監督の山田稔からダメ出しを受け落ち込んだという[3]
その後の特技披露では、5階建ての東映動画のビルの屋上からロープでの飛び降りを見せた[1][3]。待機をしている間に丹波哲郎若林豪など『Gメン'75』の関係者も見物に集まりだし、『Gメン』の殺陣師からオーディションに落ちたらGメンに起用すると声をかけられた[3]
アクション
赤心少林拳の設定はメインライターの江連卓が高杉の経歴を知って追加したものである[1]。撮影にあたって高杉は、江連の拳法の師匠でもある龍明広の指導をスーツアクターの中屋敷哲也とともに受けた[1]
放送開始前の撮影で左足首を骨折し、スタッフ間では降板することも検討されていた[1]。第3話から第5話まではギプスをつけたまま演技したため、上半身のカットのみの撮影となり、全身を映す場面では吹き替えの俳優が演じていた[1]
第41話での檻に入れられて水中に沈められるというシーンでは、10秒程度で引き上げられるはずが人力のためうまくいかず、死にそうになったという[1]
オートバイの演技
オーディションに合格したが、高杉は当時大型二輪の運転免許証を所持しておらず、日本では間に合わないと云うことから渡米して国際免許を取得したという[1][3]
ハーレーダビッドソンを改造したVマシンが撮影所に届き、慣らし運転を行ったところ、ブレーキをかけきれず新品のマシンを破損してしまっている[3]
静岡県駿府公園で開催されたショーでは、自ら提案してアクション用のブルーバージョンでのジャンプを披露した[3]。アクセルターンをした際に前列の観客が砂を被ってしまったことから中止されたが、後年に静岡を訪れるとこの時のアクションが印象に残っているというファンがいたという[3]
歌手デビュー
主題歌を担当することになったきっかけは、前作『仮面ライダー (スカイライダー)』からの引継式の際に周囲から囃し立てられて歌を披露したことであった[3]
後年、石ノ森章太郎の墓参りに訪れたところ、墓標の横の石碑に『仮面ライダースーパー1』でのゴールデンディスク授賞についても印されており、感激したという[3]
その他
準備期間が短かったため衣裳については何も決まっておらず、高杉の意見が取り入れられた[1]。それまでの主人公と異なり当時の流行を意識したカジュアルなものを選んだという[1]
路線変更により番組中盤で玄海老師らが退場したことについては、それまでの仮面ライダーシリーズになかった根性モノのテイストだったのでもったいなかったと述べている[1]

出演[編集]

テレビ[編集]

タイトル 話数 / サブタイトル 放映年 役名 放映局 備考
大河ドラマ / 黄金の日日 1978年 NHK
銀河テレビ小説 / ガラスの女
破れ新九郎 テレビ朝日
大都会 PARTIII 第8話「野獣の叛乱」 日本テレビ レインジャー指導
第22話「横須賀ストーリー」 1979年
大江戸捜査網 第412話「島帰りの父 涙の絶唱」 東京12チャンネル
駆け込みビル7号室 第2話「ほん物ニセモノ?! 帰ってきた蒸発亭主」 フジテレビ
仮面ライダースーパー1 1980年 - 1981年 沖一也 / 仮面ライダースーパー1(声) 毎日放送 主演
必殺渡し人 第1〜7話 1983年 銀平 朝日放送 レギュラー
10号誕生!仮面ライダー全員集合!! 1984年 沖一也 / 仮面ライダースーパー1(声) 毎日放送
火曜サスペンス劇場 / チョコレートゲーム 1986年 日本テレビ
少女コマンドーIZUMI 第2話「戦闘能力、全開」 1987年 フジテレビ
金曜女のドラマスペシャル / あなたの夫、殺します
特捜ロボ ジャンパーソン 第9話「パパは怪物だ!」 1993年 早見一夫 テレビ朝日
毎日放送開局45周年記念番組 / 桜散る日に 1995年 毎日放送 軍事指導
HIROSHIMA 1996年 NHK 日加合作 軍事指導
火曜サスペンス劇場 / 警視庁鑑識班2 1996年 刑事 日本テレビ
金曜エンタテイメント / 風葬連峰 フジテレビ
第二回煙台国際動漫節 2008年 中国山東省煙台、他 ゲスト出演
輝け! 栄光のスーパーヒーロー同窓会 2009年 ファミリー劇場
クレヨンしんちゃん 2011年 マルダ(師範) テレビ朝日 ゲスト出演
WAHAHA本舗 全体公演ラスト 東京公演 2013年 WOWOWライブ  ゲスト出演
トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン 新春スペシャル 2014年 テレビ朝日  インタビュー出演

映画[編集]

タイトル 公開年 役名 配給 備考
野性の証明 1978年 日本ヘラルド映画 = 東映 自衛隊レンジャー指導兼スタント
仮面ライダースーパー1 1980年 沖一也 / 仮面ライダースーパー1(声) 東映 主演
パッセンジャー 過ぎ去りし日々 1987年  新聞記者 
きけ、わだつみの声 1995年 水島一等兵 軍事指導兼任
南の島に雪が降る 憲兵 リバース
ガメラ2 レギオン襲来 1996年 自走榴弾砲車長 東宝
ガメラ3 邪神覚醒 1999年 先遣小隊小隊長

オリジナルビデオ[編集]

タイトル リリース年 役名 メーカー 備考
クレイジーラリーinジャパン 1982年 日本ビデオ映像
男闘呼組 ENDLESS TRIP 1989年 悪首領 BMG JAPAN アクション監督兼任
ジ・ゴ・ロ2 1995年 セイヨー
香港黒社会 喧嘩組 1999年 ケイエスエス

舞台[編集]

タイトル 上演年 役名 制作 備考
千太郎恋しぐれ 1989年 旗本・彦四郎 新歌舞伎座
幕末の暗殺者 1997年 坂本龍馬 ロストキッズ

ラジオ[編集]

タイトル 放送年 放送局 備考
オールナイト日本特番 ニッポン放送
夢ゆめ音楽館 1990年 ラジオ日本 1年間パーソナリティ
青春ラジメニア ラジオ関西

ゲーム[編集]

タイトル 発売年 役名 メーカー 備考
クレヨンしんちゃん 宇宙DEアチョー!? 友情のおバカラテ!! 2011年 師範 バンダイナムコゲームス

CM・CF[編集]

  • 仮面ライダースーパー1変身ベルト(ポピー) - CF
  • マドラス(madras)- CF
  • オンワード(ポスター・ヤングマドラス) - CF
  • 平安閣(フランス編) - CM
  • 五朋建設(アクセス21編) - CM
  • ファミリー劇場「呼吸法編」
  • ファミリー劇場「変身編」

音楽[編集]

シングル[編集]

題名 C/W 発売年 レーベル 備考
仮面ライダースーパー1 火を噴けライダー拳 1980年 日本コロムビア ゴールデンディスク賞・ゴールデンヒット賞受賞
日高路の旅 出直さないか テイチク
ドラゴンズ行進曲 ふたりのドラゴンズ 1987年 ポリドール
君こそわが命 好きさヨコハマ 1990年 CBSソニー 第17回横浜音楽祭新人賞受賞

アルバム[編集]

題名 発売年 レーベル 備考
仮面ライダースーパー1 1981年 日本コロムビア
仮面ライダースーパー1 / 仮面ライダー・コンプリート・ソング・コレクション・シリーズ7 1992年
男のロマン歌謡大全集 1995年 ソニー・ミュージックエンタテインメント 「君こそわが命」収録
永遠のヒット歌謡名曲選 2000年 ソニー・ミュージックエンタテインメント 「君こそわが命」収録
仮面ライダー III 音楽集 2004年 日本コロムビア
COMPLETE SONG COLLECTION OF 20TH CENTURY MASKED RIDER SERIES 07 2011年 日本コロムビア 「仮面ライダースーパー1 (2011ver)」他2曲、新録

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q OFM仮面ライダー9 2004, p. 26, 「主演俳優の素顔4 高杉俊价」
  2. ^ FLASHエキサイティング「ああ懐かしの昭和仮面ライダー奇跡の大集合」[要ページ番号]
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 仮面ライダー1971-1984 2014, pp. 352-355, 「INTERVIEW 高杉俊介」
  4. ^ 新仮面ライダーSPIRITS4巻インタビューより[要ページ番号]
  5. ^ 仮面ライダー大全集 1986, p. 234, 「仮面ライダーSTAFF CASTインタビュー 高杉俊价」

参考文献[編集]

  • 『創刊15周年記念 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー大全集』 講談社1986年5月3日ISBN 4-06-178401-3
  • 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.9 仮面ライダースーパー1』 講談社、2004年9月10日ISBN 4-06-367090-2
  • 『仮面ライダー1971-1984 秘蔵写真と初公開資料で蘇る昭和ライダー10人』 講談社 編、講談社、2014年11月20日ISBN 978-4-06-218566-0

外部リンク[編集]