大都会 PARTIII

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大都会 PARTIII
ジャンル テレビドラマ
放送時間 火曜 21:00 - 21:54(54分)
放送期間 1978年10月3日 - 1979年9月11日(49回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 石原プロモーション
日本テレビ
企画 小林正彦
加藤教夫(日本テレビ)
製作総指揮 石原裕次郎
監督 村川透
脚本 永原秀一
プロデューサー 山口剛
出演者 渡哲也
寺尾聰
星正人
高品格
小野武彦
石原裕次郎 他
オープニング 高橋達也と東京ユニオン『大都会 PARTIIIのテーマ』
エンディング 渡哲也『日暮れ坂
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大都会 PARTIII』(だいとかい パートスリー)は、1978年10月3日から1979年9月11日まで日本テレビ系列で毎週火曜日21:00 - 21:54に全49話が放送された、石原プロモーション制作の刑事ドラマである。『大都会』シリーズ第3作。

概要[編集]

前作『大都会 PARTII』終了から半年を経て製作されたシリーズ第3弾にして完結篇。舞台は前作と同じく城西署捜査課[1]であるが、前作スタート時と同様に人物設定にも変更が見られ、続篇ではなく独立した作品として位置付けられている。黒岩部長刑事を中心とする捜査課チームは新たに「黒岩軍団」という呼称が設定され、タイトルロゴのデザインも前2作で使われた賀茂牛道人による毛筆体からゴシック体に変更されている[2]

大掛かりな爆破やカースタント、自動小銃やバズーカ砲などを用いたアクションシーンは前作以上にスケールアップが図られ、全3シリーズ中最高の平均視聴率を記録した。本作から日産自動車が協力しており、劇用車は全て日産車で統一されている[3]

過激なアクション作品であったものの、前作や後継作品となった『西部警察』と異なり、本作ではレギュラーの殉職や交替は行われていない。

登場人物[編集]

城西署捜査課[編集]

黒岩 頼介 -くろいわ らいすけ-(演 渡哲也
部長刑事。人物設定は基本的に前作を踏襲しているが、より寡黙かつ非情な性格がクローズアップされ、抵抗する凶悪犯に対しての射殺さえも辞さない。捜査中は常にサングラスを着用。拳銃は主に2インチリボルバーを使用しているが、16話より状況に応じてレミントンショットガンも使用。このサングラスにショットガンというスタイルは本作の代名詞となり、後に放映される『西部警察』の大門圭介へとそのまま受け継がれた。
32歳のA+B型。愛称は「クロさん」「デカ長」。現住所は“東京都渋谷区代官山3-7-20フジマンション”。
『大都会』シリーズでは唯一、本作のみ妹が登場しない[4]
牧野 次郎 -まきの じろう-(演 寺尾聰
刑事。メカや重火器に関する知識に長け、狙撃の名手でもある。普段は比較的物静かで常識的な言動を装っているが、女性に優しくウィットに富んだ面もある。しかし、事件となれば卑劣な犯罪者に対して拷問まがいの尋問や暴力的捜査も行うほど激しい一面を垣間見せる。愛銃はS&W M29(通称44マグナム)。愛称は「ジロー」「ジローさん」。
企画段階での役名は「牧野長太」。1・2話の脚本では「牧野丈」という名前であり、愛称は「ジョー」であった[5]
虎田 功 -とらだ いさお-(演 星正人
刑事。捜査課では最年少の若手刑事。美青年で、強面揃いの軍団では異色の存在である。愛称は「トラ」。前半期はパーマ・サングラスというチンピラ的な風貌であったが、後半期は長髪・パンタロンスーツというファッショナブルなキャラになった。ルックスに似合わぬ武闘派で権威や権力を嫌い、加川には真っ向から反発することもある。また、黒岩と丸山以外の先輩刑事とは平然とタメ口で話す。拳銃はコルト M1911を使用。
企画段階では「村田功」という役名であり、愛称は「ムラ」だった[5]
丸山 米三 -まるやま よねぞう-(演 高品格
刑事。現場叩き上げの大ベテランで、長年の経験で培われた勘の鋭さは捜査課随一。愛称は「マルさん」。一人娘の扶美子(演:工藤美奈子)と二人暮らし。拳銃はコルト・ポリスポジティブスペシャルを使用。
大内 正 -おおうち ただし-(演 小野武彦
刑事。軍団の若頭的存在で、最も刑事らしい佇まいを持つ。しかし黒岩と加川との間でしばしば板挟みにあい苦悩する事も多い。愛称は「坊さん」「坊主」。独身。都内の2階建てボロアパートに一人住まい。4話から頭をスキンヘッドに近い状態にするも、中盤から元に戻している[6]
上条 巌 -かみじょう いわお-(演 峰竜太
刑事。捜査課では虎田に次ぐ年少者。愛称は「サル」。『--PARTII』からの続投組ではキャラクター変化が特に顕著であり、前作での2枚目半的な雰囲気は影を潜め、タフな肉体派としての性格とキャラクターが強まっている。服装は夏場は黒か濃紺の繋ぎ服、冬場は黒のスラックスに白セーター(黒セーターの時もあり)、黒い革ジャンと年中黒で統一されている。常に筋力トレーニングには余念が無く、蹴り技を駆使する格闘技の心得もあり、柔道有段者でもある。
宮本 兵助 -みやもと ひょうすけ-(演 苅谷俊介
刑事。九州出身で、怪力・石頭が自慢の自称「弁慶」だが、その分頭脳プレーは苦手。AB型。上条同様柔道有段者。捜査中「ワシが城西署のベンケイじゃっ!!」とよく啖呵を切る。愛国主義者らしく、署のロッカーには日の丸を掲げている。
加川 乙吉 -かがわ おときち-[7](演 高城淳一
捜査課長。黒岩に対して強い嫉妬心を抱いており、しばしば洒落にもならない嫌味を吐く毒舌家だが、いざという時は自ら危地に身を晒すなど、刑事魂はまだ失っていない。黒岩不在時には自ら前線に立って捜査指揮を執ることも多い。
清水 英子 -しみず えいこ-(演 大森不二香
捜査課事務員。憤慨する加川にお茶を渡しながら「課長、怒ると血圧が上がりますよ」と一言添えるシーンが定番。第45話では自ら囮を志願し、捜査に直接協力した。第23話及び第45話の言動から、虎田に気がある節がみられる。

渋谷病院[編集]

宗方 悟郎 -むなかた ごろう-(演 石原裕次郎
救急指定の渋谷病院外科医師。かつては大学病院でエリートコースを歩んでいた。人望が厚く腕は抜群で、ヤクザや凶悪犯にも分け隔てがない。第40話では、インベーダーゲームをプレイしている場面が見受けられる。40歳。
白井 智子 -しらい ともこ-(演 青木英美
渋谷病院の看護婦。第10話までの出演。
三田 典子 -みた のりこ-(演 舛田紀子
渋谷病院の看護婦。刑事たちのマスコット的存在。
佐藤 リエ -さとう りえ-(演 美田麻紗子
渋谷病院の看護婦。

その他[編集]

戸倉 綾子-とくら あやこ-(演 金沢碧
東都日報の若手記者。城西署記者クラブに所属していたが、第3話で記者クラブを批判する記事を書いたため解雇された。スクープを狙い、捜査課としばしば張り合うものの協力的な面を持ち、黒岩が特ダネを流したこともある。第13話までの出演。
新聞記者(演 武藤章生下之坊正道片岡五郎
城西署記者クラブ新聞記者。乱暴な捜査を行う上、マスコミに対して非協力的な黒岩軍団を目の敵にしている。
原田 源二-はらだ げんじ-(演 森正親
刑事たち行きつけの小料理屋「五万石」の板前。愛称は「源さん」、「源公」。
みっちゃん(演 志麻いづみ
小料理「五万石」店員。
バーの女性歌手(演 牧村三枝子
劇中のバーで『みちづれ』などを歌う女性歌手。役名もセリフもなく、ストーリーと直接関係することはないが、捜査の途中、黒岩が束の間の安息を得る描写などでたびたび登場した。

放送リスト[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト 視聴率
1 1978年
10月3日
帰って来た黒岩軍団 永原秀一 村川透 内田良平早川雄三今井健二片桐竜次福本清三団巌岡本麗清水国雄赤穂善計大宮幸悦宮内彰星野晃、(ノンクレジット)村川透永野明彦 21.8%
2 10月10日 白昼のパニック 山本英明 長谷部安春 八城夏子中西良太樋口のり子堀礼文岩城力也今井和子川口裕子宮田光沢松迪子片桐広隆大谷進石川弦志西朱実 17.9%
3 10月17日 捜査中止命令 永原秀一 田中浩井上博一綾川香船水俊宏壇喧太小寺大介麿のぼる南部純三斎藤光男荻原紀鳥井助國戸塚孝北川レミ野村京子 22.2%
4 10月24日 吠えるショットガン 柏原寛司 渡辺拓也 森次晃嗣石山雄大鶴岡修若杉透加藤寿加藤善博山岡甲升元泰造依田智細野輝利金子広己大島光幸前島良行水橋和夫町田幸夫酒井郷博美田麻紗子二家本辰巳 22.6%
5 10月31日 野良猫の牙 永原秀一
浅井達也
根岸とし江北村晃一内藤杏子多宮健二影山英俊外野村晋田口政則祝伊沢口清三郎松本重利小坂生男石川弦志猪野剛太郎五味よし子小杉容子川畔美之唐寿由利子 23.0%
6 11月7日 東京・クライシス 柏原寛司 村川透 三上寛飯山弘章峰のぼる三浦浩一小林重四郎弘松三郎相原巨典天野博也稲川善一相沢治夫福岡正剛 21.1%
7 11月14日 逃亡の滑走路 峯尾基三 澤田幸弘 椎谷建治土方鉄人飯島洋一和田瑞穂西本裕行大矢兼臣深野秀文国安薫守田幸隆大竹義夫藤原升二浅野浩子篠原大介 22.7%
8 11月21日 野獣の叛乱 永原秀一 本郷直樹八名信夫黒部進堀田真三沢田情児姿鐵太郎庄司三郎新井一夫有馬明良大内巌河内美幸玉田知子和久井節緒岩田直樹 19.0%
9 11月28日 高層の狙撃者 大野武雄 渡辺拓也 田口計中田博久青木卓草薙良一小坂生男星野晃久本昇荻原紀大島光幸池松隆介香川治郎斉藤英雄花城隆村木勲鎌形敏雄村上幹夫 22.3%
10 12月5日 狙われた部長刑事 金子成人 小宮守三角八郎福岡正剛大東梁佶石川敏北原寛三北山年夫大木史朗刀原章光別所立木三上剛 20.4%
11 12月12日 白の恐怖 永原秀一 澤田幸弘 石橋蓮司岡田可愛仙波和之榊ひろみ柚木悦子冨田雅美渡辺さと子戸塚孝新井一夫大刀隆三入江浩三西内彰 20.6%
12 12月19日 狂犬 柏原寛司 谷啓、早川雄三、田中浩、小林稔侍榎木兵衛晴海勇三日野道夫相川圭子花原照子、村木勲、吉田丈弘渡辺清子伊藤信行若林篤松尾悟永野明彦神林由香 22.1%
13 12月26日 脱出路 永原秀一 櫻井一孝 町田朱実川合伸旺林ゆたか北島マヤ樋口のり子小寺大介刀原彰光桑原一人 20.2%
14 1979年
1月9日
刑事が消えた 峯尾基三 渡辺拓也 志賀勝市川好朗潮建志鳥巣哲生ひろ新子庄司三郎、堀礼文、戸塚孝石川弦志村上幹夫小池修一 19.4%
15 1月16日 報復 金子成人 室田日出男近藤宏笹木俊志川崎あかね達純一高橋義治山本武相沢治夫町田幸夫猪野剛太郎三倉一徳井内潔重斉藤光男荻原紀稲川善一木瓜みらい大石はるみ篠田よし子渡辺さと子林孝一森岡隆見大竹義夫武田倫一星野昇岡田勝花城隆草薙良一 20.1%
16 1月23日 殺人犯奪回要求 浅井達也 櫻井一孝 葉山良二片桐竜次佐藤晟也沢美鶴新井一夫平賀百合恵岸本功小坂生男永野明彦宇乃壬麻二家本辰巳君塚正純石崎洋光大島光幸 23.7%
17 1月30日 誘拐 峯尾基三 渡辺拓也 小池雄介成瀬正佐原健二松木路子玉田知子田中加奈子五十嵐美鈴二家本辰巳 20.2%
18 2月6日 マフィア・ジャパン・スタイル 永原秀一 長谷部安春 深江章喜中庸介、市村昌治、山口あきら金子研三志賀圭二郎上田耕一檀喧太谷口永伍村木勲池松隆介大竹義夫久本昇 24.3%
19 2月13日 警官ギャング 柏原寛司 中田博久、剛達人沢田情児友金敏雄鈴木卓弘、草薙良一、晴海勇三小杉容子滝川龍之介西内彰花城隆土屋伊久代 25.6%
20 2月20日 爆走・金塊トレーラー 浅井達也 渡辺拓也 睦五郎石橋雅史、八名信夫、伊豆肇弘松三郎不知火艶戸沢佑介、影山英俊、戸塚孝小坂生男加地健太郎大羽吾朗落合吉彦星野晃森岡隆見有馬明良石崎洋光永野明彦 20.4%
21 2月27日 東京私設警察 小野竜之助 澤田幸弘 青木義朗浜田晃山谷初男内田昌弘、綾川香、川崎あかね、若松和子、岩城力也、福原秀雄、森下明高村良井内潔重赤出川浩道永野明彦西内彰 20.2%
22 3月6日 横須賀ストーリー 柏原寛司 福本清三、山口美也子土山登士幸岩田直樹、団巌、波すずめ清水圭一郎庄司三郎西山健二マイクスズキピーター・シェンファー猪野剛太郎山中康司新井一夫中林由香大竹義夫荻原紀森健太郎 22.6%
23 3月13日 女豹と刑事野郎 佐治乾 渡辺拓也 早乙女愛、堀田真三、戸塚孝細野輝利夏倉健二高橋俊一大東梁吉日巻ちはる鈴木泰明 23.8%
24 3月20日 冷血 永原秀一 ガッツ石松鹿沼エリ藤山律子あきじゅん梨沙ゆり横田陽子入江正徳金子勝美佐藤陽子殿塚喜久子有目ゆう子山口麻美 24.1%
25 3月27日 通り魔 峯尾基三 小澤啓一 岡田可愛、岩尾正隆浅野理恵八木景子浅香久美子小村絵美竹尾登美岸本功小見山玉樹賀川修嗣小坂生男森直樹高村良三重街恒二大竹義夫戸塚孝井下栄 23.2%
26 4月3日 殺人予告 柏原寛司 綿引洪吉田豊明、今井健二、相原巨典、清水石あけみ稲川善一新井一夫西内彰大島光幸森岡隆見奈良いづみ 17.7%
27 4月10日 奪われたポリススペシャル 小野竜之助 長谷部安春 早川雄三、大下哲矢、中庸介、沢田情児、榎木兵衛、原田力久地明工藤美奈子辻田矢道郷内栄喜高橋義治石崎洋光、潮建志(ノンクレジット) 20.7%
28 4月17日 ブラックホール 大野武雄 林ゆたか、真家宏満、岡本麗、江見俊太郎、山口あきら、安西拓人松坂隆子吉川隆武田倫一中橋昌美有村孝弘神井一也柴田雅彦小野茂加藤勝細沼茂 23.0%
29 4月24日 爆殺のプレリュード 新井光 渡辺拓也 白井滋郎水原麻記、片桐竜次、畑中猛重、高月忠、影山英俊、山田禅二、猪野剛太郎小池幸次小坂生男岡田舞、檀喧太(ノンクレジット) 17.2%
30 5月1日 けもの道 永原秀一
浅井達也
葉山良二、田中浩、井上博一、不知火艶北九州男柿沼大介大坂憲小林悦子龍のり子 21.4%
31 5月8日 マイナス18度の恐怖 峯尾基三 長谷部安春 香山浩介、小池雄介、花原照子賀川修嗣川村和子 23.7%
32 5月15日 城西市街戦 大野武雄 黒部進、江角英明和久井節緒藤山浩二大前田武北野清治辰馬伸庄司三郎佐藤了一中平哲仟森下明柚木悦子西山健司荻原紀高橋義治室伏高藤原益二中田勉大竹義夫有馬明良西内彰岡田勝福井一也関本晴加々良一和輝小林師史 22.5%
33 5月22日 最後通告 新井光 渡辺拓也 本田博太郎、椎谷建治、小林重四郎、多宮健二、晴海勇三戸塚孝小坂生男原のり子浅香久美子細野輝利中林義明佐藤昇宮田光高橋広美細沼茂小野茂加藤勝中山辰夫星野昇大竹義夫西内彰北斗太郎清水忠一 22.8%
34 5月29日 ストリート・ガール 柏原寛司 櫻井一孝 長谷直美、中田博久、山口あきら、森大河、滝沢双星純夫、石山雄大、辰馬伸鶴岡修岡崎夏子吉岡達造高山千草高山良一 20.9%
35 6月5日 野獣狩り 小野竜之助 今井健二、草薙良一、藤山律子、関戸純姿鉄太郎茂木裕治有馬明良武田倫一森岡隆見花原照子中井徹番場恵介大木史朗宮本明 19.4%
36 6月12日 密告屋 峯尾基三 村川透 早川雄三、風間杜夫、江角英明、小宮守、下馬二五七大辻慎吾広田正光鶴岡修川口裕子新山真弓新井一夫原のり子瀬川涼子加藤勝星野晃 22.0%
37 6月19日 頭取集団誘拐 浅井達也 渡辺拓也 山本昌平、小林稔侍、伊豆肇、長島隆一外野村晋吉良冬太鈴木和夫湯川勉西山健司桐島好文小見山玉樹山本武近松敏夫稲川善一伴藤武入江正徳久遠利三竹下江里子 20.2%
38 6月26日 国際密輸ルート 村川透 ジェリー伊藤弘松三郎兼松隆、浅野理恵、大山豊水橋和夫小寺大介奈良いづみ白井美樹殿塚喜久子大宮幸悦 16.6%
39 7月3日 警官殺し 新井光 小澤啓一 藤木敬士、八名信夫、大川ひろし、檀喧太、山田禅二、晴海勇三、三重街恒二名川貞郎遠山牛金子勝美篠原靖夫海狼健一遠藤孝子二家本辰巳中瀬明柚木悦子高橋義治小坂生男郷内栄喜城野勝己小林師史小野茂 23.8%
40 7月10日 ドクター宗方の証言 大野武雄 深江章喜、中庸介、岡本麗、佐藤晟也、福岡正剛、堀礼文、広京子湊俊一加地健太郎西内彰大竹義夫森健太郎岡田勝町田幸夫 16.2%
41 7月17日 アメリカン・ポリス 柏原寛司 渡辺拓也 小野進也高品正広尾木まゆみ細野照利側見民雄村上幹夫伊藤弘美荻原紀中瀬博文森健太郎 20.3%
42 7月24日 シージャック強盗団 新井光 石橋蓮司、山口あきら、影山英俊、相原巨典、鳥巣哲生大山清志畑中猛重永野明彦久遠利三戸沢佑介石崎洋光大島光幸大貫幸夫岡田勝戸塚孝細沼茂加藤勝小寺大介 19.5%
43 7月31日 自動車泥棒 金子成人 櫻井一孝 中西良太、中村好男栗田よう子奥村公延、榎木兵衛、吉宮慎一秦幸志石川敏今井久名川貞郎荻原紀津山栄一 20.5%
44 8月7日 テロルの仮面 浅井達也 蟹江敬三アニタ・ロココ佐々木孝丸朝日奈尚行土山登志幸信実一徳三浦伸林家源平西山健司小坂生男エリザベス・ストーンフィールドベッティー・フォード晴海勇三山崎之也森下明大竹義夫星野晃西内彰福井一也新井恵己 16.5%
45 8月14日 深夜の殺人者 新井光 渡辺拓也 青木卓、池田鴻吉宮慎一川口裕子、堀礼文、土門峻山崎左起子戸塚孝山本武米津高明落合広道田中順二 21.9%
46 8月21日 反逆の殺し屋 和久田正明 成瀬正、香山浩介、藤山浩二、あきじゅん大辻慎吾波すずめ村上幹夫高村良岡田勝新井一夫根本泰明森健太郎佐田洋子須川尋貴山口誠一郎 24.8%
47 8月28日 脅迫者を消せ 那須真知子 小澤啓一 木村元杉江廣太郎関川慎二、鶴岡修、滝沢双相馬剛三藤川隆吾桐芳雄高山彰丘知子三上剛大島光幸有馬潔山田博行遠藤孝子ジェリー・ククルスキー 20.0%
48 9月4日 囮作戦 峯尾基三 田中浩、井上博一、山口あきら、草薙良一、畑中猛重柿沼大介吉中六荻原紀大竹義夫二家本辰巳郷内栄喜中瀬博文西内彰 19.6%
49 9月11日 黒岩軍団抹殺指令 大野武雄 鹿内孝谷本一、姿鐵太郎、城野勝己石川敏高橋義治松尾悟新井一夫藤田康之町田幸夫芳沢洋三西山健司矢野泰子新井恵己加々良一和輝蒲生郁恵 25.0%


スタッフ[編集]

音楽[編集]

『--闘いの日々』『--PARTII』では複数の作曲家・アレンジャーないしバンドによる競作というスタイルが採られていたが、本作の音楽は挿入歌を除いた全曲を荒川達彦が作曲。演奏には高橋達也と東京ユニオンが起用され、シリーズ中最も大掛かりなビッグバンド編成による録音が敢行された。

スタッフ(音楽)[編集]

テーマ曲[編集]

『大都会PARTIIIのテーマ』作曲・編曲:荒川達彦
ソロ・トランペットによるメロディとリズム・ホーンセクションを個別に録音した打ち込み方式であり、初回録音時のTV用音源とレコード用音源はそれぞれ別テイクのメロディがミックスされている。後者は第31回以降のTV用音源としても使用。前者はバップより発売の『伝説のアクションドラマ音楽全集 大都会PARTIIIミュージック・ファイル』に収録されている。

使用楽曲[編集]

主題歌
『日暮れ坂』作詞:水木かおる、作曲:遠藤実、編曲:斉藤恒夫、歌:渡哲也
全話で事件解決直後の黒岩ないし黒岩軍団を描くエンディングのBGMに使われた。
挿入歌
みちづれ』作詞:水木かおる、作曲:遠藤実、編曲:斉藤恒夫、歌:牧村三枝子
元々は渡の持ち歌だったものを当時同じレコード会社(ポリドール)に所属していた牧村がカバーしてミリオンセラーを記録、彼女の代表曲ともなった。

「エンディングに主演俳優の歌を使う」、「刑事の行きつけの店で若手歌手が歌う」、というフォーマットは『西部警察』にも受け継がれる。

撮影中の事故[編集]

第36話「密告屋」の撮影中、宮本刑事役の苅谷俊介が転倒、頭部を強打するという事故が発生。番組でロケ地として使用されていた渋谷病院へ救急搬送されたが、一時は意識不明の危篤状態に陥った。その後の第40話からの撮影は苅谷を外した状態で続行されたが、苅谷自身も奇跡的な回復を見せ、最終話「黒岩軍団抹殺指令」で復帰を果たした[8]

再放送・ソフト化[編集]

当初関東地区での再放送は1979年11月~80年1月に月~金16時、再々放送は1981年10月~12月に月~金15時に行われた。1986年春(2~3月頃)、『--闘いの日々』『--PARTII』『--PARTIII』をすべて夕方16時台に放送する予定だったが、結局は『--PARTIII』のみ深夜のナイトスクリーン枠で再放送された。

上記の再放送終了以来、地上波、衛星放送でも再放送の機会もなく、ビデオやDVD等のソフト化も一切行われなかったため視聴が困難な状態であったが、2009年より、前2作に続いてCS放送局の日テレプラスで再放送が行われ、全シリーズ共に再放送が実現した。

2012年10月、11月にポニーキャニオンから本作のDVD-BOXが発売された。BOX1には第1話~第26話。BOX2には第27話~第49話が収録されている。またCS放送局のチャンネル銀河では、HDリマスター版が2013年4月15日より放送開始された。

そのほか、トーラスレコードから発売された『日暮れ坂』のレーザーディスクカラオケなどで、第8話と第13話の本編一部とメイキング映像をBGVとして見ることが出来る。

「西部警察」への移行[編集]

  • 本作の当初の予定終了後に、放送延長もしくは、新シリーズ(『新大都会』『大都会IV』『にっぽんFBI』などの仮題)の制作が日本テレビ側から希望されていた[9]。しかし石原プロがテレビ朝日系で放映された『浮浪雲』を制作したことをきっかけに、テレビ朝日から石原プロに対し破格の条件(広告代理店を介しない、テレビ朝日との直接契約)で『西部警察』の制作を打診されたことで『大都会』シリーズは終了した。この時は円満な“移籍”であり、気持ち良く送り出してくれたとのことで、第1制作部長になった井原高忠からも「ダメだったら半年後でも1年後でもすぐ戻って来い」とも言われたという[10]。車両スポンサーもそのまま日産自動車が引き継ぎ、『西部警察』からは特殊車両の製作を担当することになる。
  • ちなみに『西部警察』第1話時点で本作からスライドして出演しているのは石原・渡・寺尾・苅谷・武藤の5人である(後に峰と高城も出演する)。このうち石原は医者から軍団をサポートする捜査課長に、武藤は新聞記者から鑑識課員に役柄が変わる。移行しなかったメンバーでは、星と小野が『西部警察』にゲスト出演を果たしている。
  • 日本テレビでは本作終了の翌週から、『大都会 PARTII』で徳吉刑事を演じた松田優作主演による『探偵物語』を放送。この作品は監督の村川透を筆頭に『大都会』『西部警察』と共通のスタッフが多く起用されている。松田は第3話のカーチェイスシーンで「おいおい、これじゃまるで『大都会PARTIII』じゃねえか」と突っ込むセリフがある[11]

備考[編集]

  • 30数台のパトカーが坂を上り下りし、ヘリコプターが飛ぶという本作のオープニング映像は、現・横浜市青葉区あざみ野の幅の広い道路で撮影された[12]
  • 第19話「警官ギャング」は当初、第17話として1979年1月30日に放送される予定だったが、銀行強盗を扱った内容が同年1月26日大阪で発生した三菱銀行人質事件の影響を受け、「誘拐」と差し替えられた。「警官ギャング」は2週間後の2月13日に放送された。
  • 銀行強盗が立てこもるシーンを撮影するために、調布市内にある石原プロ得意先の銀行にロケ協力を申し込んだが、銀行の上層部はこのストーリーの内容に難色を示して協力を渋った。これを受けて制作の陣頭指揮を執っていた小林正彦は石原プロの預金や口座をすべて引き揚げ、これが支店長の進退問題になるほどの騒ぎに発展した。銀行上層部が丁重に謝罪し、この銀行でのロケが実現したという[13]
  • 企画段階では、牧野役に郷鍈治、虎田役に沖雅也永島敏行の名が上がっていた。また、舘ひろしのレギュラー出演が検討されたが、音楽活動に専念するという理由で本人が辞退している(後に『西部警察』に出演し、『--PARTI』の初回から第30話で一旦降板したが、第109話から『--PARTIII』の最終回まで別の役で再出演した)[14]
  • 第37話「頭取集団誘拐」のプロットは、後に1996年の映画『あぶない刑事リターンズ』(脚本:柏原寛司、大川俊道 / 監督:村川透)へ流用された。[15]

脚注[編集]

  1. ^ シナリオ上は「捜査1課」。作中では「捜査課」だが、24話「冷血」での丸山の名刺では「刑事課 捜査係」と表記されている。
  2. ^ 番宣資料やサウンドトラック盤などで用いられたロゴキットではゴナ、タイトルバックでは逆台形構造に立体処理を加えた手書きロゴを使用している。
  3. ^ ただし初期のエピソードでは、前作に於いて使用されていたトヨタ・クラウンなど他社の車両も登場していた。
  4. ^ 『--闘いの日々』『--PARTII』では仁科明子演ずる「黒岩恵子」という妹が登場していたが、松方弘樹との不倫騒動を受けてPARTII途中で降板、そのまま芸能活動を休止→引退となった。『西部警察』では妹の設定が復活しており、当時新人女優だった古手川祐子が起用されている。
  5. ^ a b DVD-BOX付属の解説書より
  6. ^ 当時、小野は映画『天平の甍』の出演が重なりスキンヘッドにしていたが、撮影スケジュールの都合から、スキンヘッド状態から急に髪が伸びていたり、またその逆といった不思議な現象が起こっていた。
  7. ^ ネーミングは前々作『--闘いの日々』で中条静夫が演じた加賀見乙吉に由来しているが、これは企画当初、中条のキャスティングを想定して加賀見の再登場が予定されていたため。なお、『--PARTII』での企画時も捜査課長役として、加賀見=中条のスピンオフが予定されていた。
  8. ^ 『NTV火曜9時 アクションドラマの世界 「大都会」から「プロハンター」まで』(2015年、DU BOOKS)第4章「大都会 PARTIII」(p.247 - 248)
  9. ^ 『NTV火曜9時 アクションドラマの世界 「大都会」から「プロハンター」まで』第4章「大都会 PARTIII」(p.253 - 254)。但しこの中ではこれについては「今回取材した限りでは、そういった事実は一切確認できなかった」とある。
  10. ^ 『NTV火曜9時 アクションドラマの世界 「大都会」から「プロハンター」まで』第4章「大都会 PARTIII」(p.254。元記事は『シネアルバム 石原裕次郎…そしてその仲間 』(1983年、芳賀書店)より。)
  11. ^ 当初はこの話が第1話としてオンエアされる予定であった。
  12. ^ 『NTV火曜9時 アクションドラマの世界 「大都会」から「プロハンター」まで』第4章「大都会 PARTIII」(p.210)
  13. ^ 『NTV火曜9時 アクションドラマの世界 「大都会」から「プロハンター」まで』第4章「大都会 PARTIII」(p.228)
  14. ^ 『NTV火曜9時 アクションドラマの世界 「大都会」から「プロハンター」まで』第4章「大都会 PARTIII」(p.215 - 216)
  15. ^ 洋泉社映画秘宝』2012年11月号

外部リンク[編集]

大都会 PARTⅢ(公式サイト)