探偵物語

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探偵物語
ジャンル コメディアクション
テレビドラマ:探偵物語
監督 村川透、他
制作 東映芸能ビデオ
放送局 日本テレビ
放送期間 1979年9月18日 - 1980年4月1日
話数 全27話
映画:蘇る優作 -探偵物語特別編-
監督 村川透、澤田幸弘
封切日 1998年2月
上映時間 107分
小説:探偵物語
著者 小鷹信光
出版社 徳間書店
レーベル 幻冬舎文庫
巻数 全2巻
その他 現在は幻冬舎から発売
小説:新・探偵物語
著者 小鷹信光
出版社 幻冬舎
レーベル 幻冬舎文庫
巻数 全2巻
テンプレート - ノート
探偵物語
ジャンル 探偵ドラマ
企画 加藤教夫、黒澤満
出演者 松田優作
成田三樹夫
山西道広
竹田かほり
ナンシー・チェニー
オープニング 「BAD CITY」SHOGUN
エンディング 「LONELY MAN」SHOGUN
製作
プロデューサー 山口剛
放送分 54分
制作 日本テレビ東映芸能ビデオ
放送
放送国・地域 日本の旗 日本
放送期間 1979年9月18日 - 1980年4月1日
放送時間 火曜日21:00 - 21:54
回数 27

探偵物語』(たんていものがたり)は、1979年9月18日から1980年4月1日まで日本テレビ系列で全27話が放送されたテレビドラマ。主演の松田優作の中期の代表作。その後も再放送が繰り返された。

なお、松田が探偵役を演じた赤川次郎原作・(旧)角川春樹事務所製作の1983年の映画『探偵物語』とはストーリー・設定上の関連は一切なく、全くの別作品である。

原案を手掛けた小鷹信光が小説版を執筆しているが、原作として書かれたものではなく、ドラマ用の企画から派生したものである。小鷹が原作者ではなく「原案」とクレジットされているのはそのためである。

概要[編集]

私立探偵の工藤俊作が、街の仲間達の協力を得たり、彼を邪魔者扱いする刑事たちを手玉に取りつつ、様々な事件を捜査していく様を描いたドラマ。

作品の企画に伴い、プロデューサー山口剛早稲田大学在学時代からの友人でハードボイルド評論家翻訳家である小鷹信光を招いてハードボイルド講習会を主催するなど、企画段階では小鷹自身のハードボイルド論に基づいて本格的な主人公の設定が提案されている。しかし、実際の映像ではアドリブが頻発するなど、本気と冗談が入り混じった独特の世界観が築かれた。

口数が多くコミカルな演技と、吹き替えなしのアクションシーンのギャップ等、松田の演じた本作品の主人公は、それまでのシリアスでニヒルなハードボイルドのヒーロー像を一変した。

松田が担当した予告編ナレーションも回を重ねるごとにエスカレートし、後半はあらすじがまともに紹介されず、舞台裏の事情、愚痴、共演者の悪口、松田自身の近況報告に終始するなど、放送当時としては画期的な楽屋ネタの連発となった。

なお、楽屋ネタは予告編だけでなく、ドラマ本編でも、第17話での「お前ら、来週から来なくていい。プロデューサーさんにそう伝えとくわ」、第25話での「あと2回だと思うとファ〜ッとやる気が落ちるんだよ」など頻発した。ただし、最終回は一転してシリアス色が極めて強いストーリーが展開された。予告も松田、成田、山西、監督の小池要之助の4人を被写体にした挨拶コメントという内容だった。

局側は同時間帯のドル箱シリーズである『大都会』で定着したハードアクション路線の継承を要求していたが、最終的には松田の演技志向が優先される結果となった。一方で第3話ではカーチェイスシーンが挿入されており、同シーンにて工藤が「おいおい、まるで『大都会 PARTIII』じゃないか!」と前番組の余韻を皮肉るアドリブを披露していた。この第3話は最初に撮影され、当初第1話として放送予定だったが、後発の村川透監督の作品が「こちらの方が今の時代に合う」というプロデューサー全員の一致した意見で放送順が変えられた経緯がある。

一方、放送初期の視聴率は20%前後という高い水準で推移していたものの、中盤以降は10%台前半にまで大きく数字を落とすこととなり、当時アクション路線を強調していた日本テレビ火曜夜9時枠の作品としては異色作扱いされ、一時マイナー作品として見られていた。

だが松田が亡くなった直後に追悼企画として再放送されたのを機に新規のファンを増やす事となり、現在では松田の入門的かつ代表的作品として各方面に強い影響を与えている。なお再放送時、局によっては「トルコ風呂」のセリフを無音修正したり、エンディングにトルコ共和国とは異なる旨のコーションテロップを表示していた。

また、製作主体は東映だが、スタッフルームは調布市にっかつ撮影所内に設置されていた。演出陣も前番組『大都会』と同じくニューアクション勢を中心とした日活出身者でほぼ占められ、他に東宝の西村潔と助監督昇進者が加わったのみで、東映出身者がゼロという点も異例である。

登場人物[編集]

工藤 俊作 - 松田優作
東京に工藤探偵事務所を構える私立探偵。ユーモア自由を愛する男。
横浜で育ち、サンフランシスコ刑事をしていた過去[注釈 1]を持つ。とある事件で仲間が殺された事で、その悲しみから仲間を作る事を恐れるようになり、日本に戻る[注釈 2]
黒いスーツ(白や茶のストライプスーツを着ることもある)と派手なカラーシャツを着こなし(ベルトは使わずサスペンダーを愛用)、ソフト帽とサングラスを愛用。移動手段はベスパP150X。タバコキャメル[注釈 3]を好み、(カルティエ製)ライターの火力は常に最大。また、冬季はスーツの上からダウンジャケットを着込む(第23話、第24話ではテーラードコートを着ていた)。聞き込みの際には情報提供者にマイク付きテープレコーダーのマイクをかたむける。風俗店の常連客でトルコ風呂(ソープランド)を好んで通っている。万年金欠気味だが、依頼人から金を渡されても、心情的に納得できないと受け取らないことがある。
第1話の影響で死体には手を合わせずに帽子を取りキリスト教式の十字を切る
乙女座生まれの潔癖症(第12話)、血液型はAB(第11話)で、下半身が無毛症(第13話)。
「コーヒーに砂糖とミルクは入れない主義」、「午前中と日曜日は仕事をしない主義」、「職業蔑視はしない主義」、「手相は見ない主義」、「相手にかかわらず約束は守る主義」「家庭のトラブルは扱わない」など多くの主義を持つ。
愛飲している飲み物はシェリー酒(主にティオペペ)と酪農牛乳。また、コーヒーのブレンドにうるさい。ブルーマウンテン・キリマンジャロ・モカをブレンド(最終話でのマスター(柄本明)の台詞)。月に1回、一人で豪勢なディナーを食べるのがささやかな楽しみ。
就寝時はピンクのパジャマにアイマスク。
船舶に弱く、乗っているだけでも嘔吐感を催し昏倒する。
イレギュラーな場面に遭遇し警察に嫌疑をかけられ新聞沙汰になる事も多々あるが前科はない(ただし、度々拳銃を不法に入手して発砲しており、服部がわざと見逃した事も)。
施錠されているドアを易々と外し、手錠をかけられても素手で外すことが出来る。
最終話にて、殺された仲間の復讐を果たした後、終盤で男に刺されるが[注釈 4]、その後の生死は不明。
「工藤」という名前は、人物設定を手掛けた柏原寛司の高校時代の恩師に由来する(一般には映画監督の工藤栄一に由来しているという俗説が流布しているが、これは誤り)。
事務所の所在地は、第2話で本人が「渋谷」と発言しているが、名刺には「東京都千代田区平河」と印刷されている。
ナンシー - ナンシー・チェニー
工藤探偵事務所と同じビルに住むファッションモデルの卵。頻繁に事務所を訪ねて居留守を決め込むつもりが勝手に事務所の電話に出るなど工藤の世話をやきたがる。
かほり - 竹田かほり
ナンシーと同居している女優の卵。ナンシー、かほり共に、工藤の事務所を自分の部屋同然に思っているらしく、二人そろって下着同然の姿で徘徊しては、松本刑事をドギマギさせていた。第25話では出番の少ない工藤の探偵代理として、松本と共に意外な活躍を見せるシーンが目立った。
相木 マサ子 - 倍賞美津子
敏腕の女弁護士ボインちゃん。才色兼備で活動的な女性だが、金にうるさい。愛車はマツダ・コスモ。第3話で工藤に大破させられてしまうが、なぜか第7話でまったく同じ車(ナンバープレートから判明)に乗っている。単独でドヤ街の犯行現場に赴いたり、犯罪者と知りながら直接行動を共にするなど大胆な面も持つ。第3話、7話、13話、14話に登場。
服部刑事 - 成田三樹夫
「工藤ちゃん!」が口癖で、事あるごとに工藤に付きまとい、因縁をつける刑事。横柄な態度で指図し指示を出すが女性に対しては丁重に扱う。そのために工藤からは煙たがられているが、工藤の違法行為を目こぼしする等、後半以降は工藤の良き協力者という側面も強調されるようになる。何度も工藤の上前をピンはねしたり、恐喝まがいで袖の下を受け取ったりと金に汚い悪徳警官ぶりが災いして第25話で窮地に陥る。松本刑事と同じく事件に対する洞察力、推理力がまるで無く、安易に工藤を誤認逮捕する事もしばしばあるが、最終回では逆にこの無能ぶりが工藤を救う結果となる。このドラマで有名な「工藤ちゃ〜ん」というセリフは彼によるもの。極度の肩こりでよく金槌で肩を叩いている[注釈 5]
松本刑事 - 山西道広
服部の部下。刑事としてのキャリアは5年ちょっと(第17話)。工藤のことを「乞食野郎」などと目の敵にしており、何かと口実をつけて逮捕しようとする。終盤になると工藤の腕前を認めているかのような行動を見せるようになり、第25話で服部刑事が罠に落ちた際には真っ先に工藤を頼ってきた。女性に関してはウブな一面があり、相木の色仕掛けにより学生時代の初体験を白状したうえ、捜査情報を吐かされたことも。第20話では泥酔して破廉恥行為をした弱みを工藤に握られ、頭が上がらなくなってしまう。服部の汚職行為を咎めもせず、おこぼれも頂戴している等ダーティーな一面もあるが、刑事という自分の職業には情熱と誇りをもっており、その高き誇りゆえ社会的弱者を蔑視する傾向をもつ。
ダンディー - 重松収
工藤の昔からの腐れ縁。ビリヤードを嗜み、イタリアンマフィアの様なファッションで決めているが、4歳になる娘がいる。工藤以外には子持ちであることを秘密にしており、工藤にそのことを弄られると「カンベンしてよ」と狼狽する。工藤からの要請で盗聴の委託も引き受けたり、闇の世界の情報を提供する。最終話の終盤、工藤と最後に言葉を交わした人物。
イイヅカ - 清水宏
表向きは骨董屋だが、裏では工藤に拳銃を渡している。映画マニアで、視聴した作品の批評を工藤相手に展開することが多い。その反面、自分がチェックしていない作品について工藤から突っ込まれると、著しくヘコむ。酒を飲むと泣き上戸になる。最終回では、工藤に頼まれたタケシ(古尾谷雅人[注釈 6]を匿ったことで、事件に巻き込まれ、射殺される。
イレズミ者(初代) - 野瀬哲男
工藤を「兄貴」と呼んで慕うチンピラ。イレズミといっても背中に「イレズミ者」と文字が書いてあるだけである。目立った活躍がないまま途中で姿を消す。
背中の文字の近くには桜の花びらが描かれており、毎回1枚ずつ描き加えていく予定だったが、画面では文字の印象が強すぎて目立たなかったという[1]
イレズミ者(2代目) - 前田哲朗
初登場となる第19話の本編中でお披露目が行われた(その際は「イレズミ者パート2」と言われていた)。工藤を「先生」と慕う。イレズミといってもイレズミ柄のシャツを着ているだけである[注釈 7]。第26話では、出番の少ない工藤に代わるかのように出ずっぱりの活躍を見せるが、イイヅカ同様、事件に巻き込まれ最終回に殺される。
サブロー - 庄司三郎
主に風俗関係の事件で工藤に色々と情報を教えてくれるポン引き。
京子 - 橘雪子
事務所近くの風俗店に勤めるトルコ嬢。しかし、ストーリーによって異なる名で呼ばれている。
山崎 - 榎木兵衛
「あたしゃ、な〜んも知らないの」と言いながら工藤に色々と情報を教えてくれる宝石の故買屋。酒好きで、登場時は大体酔っ払っている。また、第24話では「エノやん」とも呼ばれる。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

2曲ともシングル用、アルバム用、タイトルバック用、予告編用の4種類の音源が作られた[注釈 8][注釈 9]。「Lonely Man」は、録音時には「Once Again」という仮題が付けられていた[2]。なお、シングルでは「Lonely Man」がA面扱いになっている。

1997年には、SHOGUNの再結成第1弾シングルとしてリメイクされた。こちらは「Bad City」が1曲目になっている。

挿入歌[編集]

SHOGUNのアルバム『ROTATION』の楽曲が、中盤から挿入歌として使用されている。第6話「失踪者の影」では冒頭部分から中島みゆきの「アザミ嬢のララバイ」がかかり、ストーリー展開とこの回のラストシーンを彷彿とさせる。この話の途中で「踊り明かそう」(中島みゆき)が挿入され、ラストシーンでは「うぬぼれワルツ」(木の実ナナ)が入る。第15話「脅迫者」では「ジングルベル」(インスト)に代表されるクリスマスソング、第19話「影を捨てた男」では「遠くで汽笛を聞きながら」(堀内孝雄)等が効果的に使用されている。そして、最終話のラストシーンには、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「身も心も」が使用された。その他の回でもオリジナル曲、引用される曲は多い。 その他の有名な曲としては五木ひろしの『横浜たそがれ』等がある。

劇伴(BGM)[編集]

劇中の劇伴(BGM)の大半は大谷和夫が作曲。この劇伴の半数はのちに、大谷が劇伴を担当した『プロハンター』(クレジット無し)や『キャッツ・アイ』に流用された。

放送リスト[編集]

放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
1 1979年
9月18日
聖女が街にやって来た 丸山昇一 村川透 緑魔子熊谷美由紀(後の松田美由紀)、山谷初男佐藤蛾次郎団巌三原玲奈千うらら高橋るみ中平良夫日和田春生牛山茂山田昌人小寺大介谷山三朗川津亮太大竹義夫岡田勝星野晃花村優子
2 9月25日 サーフ・シティ・ブルース 那須真知子 中島ゆたか河原崎次郎栗田洋子藤木敬士加藤大樹関川慎二深見博橘雪子小林アトム田中修三原玲奈平田弘美真辺了子太田理香和久井節緒森愛林ゆかり
3 10月2日 危険を買う男 佐治乾 西村潔 倍賞美津子藤木悠長門勇成瀬正桑山正一兼松隆飛鳥めぐ袖木隆太森みどり二家本辰巳荻原紀小見山玉樹志水良雄伊藤昌一渡辺義之今井久真辺了子平田弘美三原玲奈
4 10月9日 暴力組織 大友柳太朗風間杜夫山口美也子江角英明椎谷建治清水健史友金敏雄桑原一人松坂隆子水木京一谷口永伍清水久美子小川起世子真辺了子平田弘美
5 10月16日 夜汽車で来たあいつ 丸山昇一 澤田幸弘 水谷豊原田美枝子古尾谷雅人村松英子片岡五郎沢田情児結城マミ高山千草吉原正皓三原玲奈真辺了子平田弘美大川義幸滝沢双新井一夫松沢司郎古川隆、橘雪子
6 10月23日 失踪者の影 柏原寛司
佐治乾
西村潔 亜湖永島暎子林ゆたか今井健二片桐竜次殿山泰司絵沢萠子影山英俊佐藤好江北川レミ溝口拳深作覚小野田覚悟
7 10月30日 裏街の女 佐治乾 澤田幸弘 赤座美代子舛田紀子梅津栄草薙幸二郎たこ八郎丹古母鬼馬二広田正光加藤茂雄賀川修嗣酒井郷博矢野泰子沢木美伊子
8 11月6日 暴走儀式 中島紘一 長谷部安春 片桐竜次、八城夏子、加藤大樹、近藤宏、影山英俊、香山浩介高品正広浜口竜哉北野清治河野存臣大川英二吉田丈弘
9 11月13日 惑星から来た少年 宮田雪 澤田幸弘 樹木希林岸部一徳トビー門口山本由香利森川誠三谷昇石山雄大角友司郎水本ちあき三原玲奈真辺了子平田弘美、酒井郷博、森下明城野勝己清水忠一
10 11月20日 夜の仮面 白坂依志夫 長谷部安春 田口久美睦五郎久富惟晴北原義郎内藤陳横山あきお森大河佐藤了一山本武島桂子辻村忍章文栄ルーシー加山トミー青山花村優子
11 11月27日 鎖の街 丸山昇一 西村潔 岩城滉一三浦リカ飛鳥裕子池乃ひろみ内田稔尾木まゆみ大沢萬之介檀喧太森みどり玉井謙介宮城健太狼高瀬将嗣中平哲仟伊豆見英輔米津高明
12 12月4日 誘拐 和久田正明 加藤彰 ホーン・ユキ藤村有弘、関川慎二、岡本麗ユセフ・トルコ青山恭子池田まさる河合絃司五條博井尾地隆吉赤木理恵高山千草、渡辺義之、酒井郷博、エミリー岡田ウィリー・トーシー雪江由記荻田晴美荒川美智恵田中美枝石田久美子
13 12月11日 或る夜の出来事 丸山昇一 岸田森工藤明子野平ゆき、団巌、八代康二木島一郎大平忠行作間功
14 12月18日 復讐のメロディー 那須真知子 村川透 范文雀長谷川明男村松克己前野曜子、浜口竜哉、岩浪とも子水木京一橘田良江、江角英明
15 12月25日 脅迫者 柏原寛司 内田良平明日香和泉山本麟一、友金敏雄、畑中猛重宇南山宏大辻慎吾幸英二鈴木秀雄山本武有馬明良中瀬博文汐路章、草薙幸二郎、椎谷建治
16 1980年
1月8日
裏切りの遊戯 内田栄一 ジョー山中根岸とし江柄本明小鹿番長谷川弘、吉原正皓、高橋明、溝口拳、横山あきお、今村薫鈴木朗夫永谷悟一、今井久、星純夫北川レミ
17 1月15日 黒猫に罠を張れ 宮田雪 小澤啓一 高品格宮下順子葉山良二久遠利三、桑山正一、梅津栄、賀川修嗣広瀬昌助武央和也恵千比呂、広田正光、滝川潤
18 1月22日 犯罪大通り 井戸昌雄 ハナ肇石橋蓮司、熊谷美由紀、谷本一池田まさる島村謙人、森愛、篠田薫石崎晴子小海とよ子
19 1月29日 影を捨てた男 柏原寛司 小池要之助 鹿内孝、中島ゆたか、戸浦六宏鹿沼えり山本昌平、片桐竜次、佐藤蛾次郎、柄本明、佐藤晟也、檀喧太、橘雪子、広京子川村京子三原玲奈平田弘美真辺了子
20 2月5日 逃亡者 桂千穂 村川透 清水健太郎、永島暎子、汐路章、江角英明、磯村健治、近藤宏、山谷初男、舛田紀子、大前均森みどり、伊豆見英輔、高山彰平野真理吉宮慎一川村京子
21 2月12日 欲望の迷路 内田栄一 風吹ジュン、岩城滉一、草薙幸二郎、三谷昇、浅香光代玉村駿太郎姿鐵太郎、広田正光
22 2月19日 ブルー殺人事件 田中陽造 澤田幸弘 寺田農片桐夕子志賀勝、沢田情児、鶴岡修結城マミかわいのどか恵千比絽伊尾地隆吉和泉喜和子、北野清治、広田正光、金子勝美新井英騎芳村昭一郎花田圭祐
23 3月4日 夕陽に赤い血を! 那須真知子 結城しのぶ田村亮渡辺とく子、磯村健治、河合絃司、粟津號幸英二、、玉井謙介、谷本小夜子伊藤慶子、水木恵子、山本緑
24 3月11日 ダイヤモンド・パニック 宮田雪
大和屋竺
小澤啓一 加山麗子多々良純、今井健二、天本英世、団巌、林ゆたか、草薙良一、丹古母鬼馬二、生島斎広京子、恵千比絽、船場牡丹
25 3月18日 ポリス番外地 佐治乾 中尾彬田島令子池玲子高城淳一井上博一、片岡五郎、静ひろみ鈴木誠一木島一郎、溝口拳、広田正光、伊藤奈穂美荒井英騎
26 3月25日 野良犬の勲章 柏原寛司 飛河三義 峰竜太水原ゆう紀浜田晃沖田駿一丘なおみ玉井謙介、溝口拳、水木恵子角友司郎河野存臣、渡辺義之
27 4月1日 ダウンタウン・ブルース 宮田雪 小池要之助 古尾谷雅人岡本ひろみ、内田稔、藤山浩二、加藤大樹、原田力、友金敏雄、草薙幸二郎、広田正光、柄本明、橘雪子、八代康二、水木京一、賀川修嗣、森あい橘田良江山口頌嗣北川レミ高橋るみ、中島ゆたか、南原宏冶

再放送[編集]

日本テレビ
  • 1981年9月 - 10月(月-金曜15時) - 最終回の翌日からは『大都会 PARTIII』を再々放送。
  • 1983年10月 - 10月-翌年3月(水曜25時15分 - ) - 週一話ずつ再放送のナイトスクリーン枠。
  • 1989年12月 - 12月(月-金曜16時) - 松田優作追悼のために編成された。
  • 1997年5月 - 7月(月-金曜16時) - 松田優作再ブーム。
  • 1999年4月 - 5月(月-金曜16時) - 土曜ドラマ『蘇える金狼』番宣絡み。
  • 2002年4月 - 6月(月-金曜10時30分) - 情報番組終了に伴い再放送。『太陽にほえろ!』ジーパン編も再放送。
その他
  • 1997年の再ブームの時はミヤギテレビでも再放送された。
  • 松田優作の出身地山口県では、1999年にテレビ山口で木曜深夜に、2001年に山口朝日放送で平日16時台に、それぞれ再放送を実施している。本放送は山口放送で実施されたため、山口県では全てのテレビ局で放送された事になる。
  • 2003年にCSのファミリー劇場が再放送時に、CSでは異例の番宣ポスターを作った。
  • 2009年4月1日から10月7日まで、関西テレビで深夜に再放送された(毎週水曜日27:00 - 27:50)。
  • 2012年4月11日からは、CSの東映チャンネルにて再放送。東映チャンネルHDではHDリマスター版が放送された。
  • 2015年10月5日から、CSの日本映画専門チャンネルにて再放送。
  • その他、放送時期は不明だが松田存命時に群馬テレビで放送された。
  • 2018年4月25日から、テレビ神奈川で再放送中である(毎週月曜日~水曜日22:00 - 22:55)。

劇場版[編集]

蘇る優作 -探偵物語特別編-
1998年2月公開。竹中直人のナレーションによるメモリアル映像と、劇場用にブローアップした第1話・第5話を再編集。

スタッフ[編集]

映像ソフト化[編集]

  • 全話収録のVHS全14巻が東映ビデオから発売されていたが、現在は絶版。各巻2話収録(第1巻は1話収録)で、予告編は第1巻にまとめて収録されていた。
  • 全話収録のDVD-BOXが2001年12月7日発売。
  • 全話収録のDVD全4巻が2005年11月から2006年2月にかけて発売。各巻2枚組・8話収録(最終巻のみ1枚・3話収録)。
  • 特別編のDVDが2009年11月21日発売。
  • 2015年5月26日創刊の「松田優作DVDマガジン」(講談社)の、創刊号から第13号にかけてテレビシリーズ全話を、第40号に特別編を収録。テレビシリーズは各巻2話収録(第2巻のみ3話収録)[3]

エピソード[編集]

  • 工藤の移動手段である愛車ベスパは、松田の友人である岩城滉一(第11話、第21話出演)の助言によるもの。松田はハーレーダビッドソンを使いたいと提案したが、岩城はハーレーだと停めたり走り出したりする動作の時間がかかり過ぎて画的に面白くないのではないか、(画的に)ちょっと面白いほうがウケるのではないかと答えたことで、ベスパになった[注釈 10][4]
  • 日本テレビの「番組対抗かくし芸大会(1980年1月2日)」に探偵物語チームとして主要メンバーが参加した。番組の主旨に沿ったかくし芸の披露ではなく、主要メンバーが新年会を開いている様子を番組の裏話等も交えてVTRで放送した。

小説版[編集]

基本的な設定はドラマ版と共通しているが、工藤の事務所の所在地が下北沢になっていたり、松本に相当する刑事の名前が「松木」になっている等、細部が異なっている。内容もまったく異なり、小鷹信光が得意とするハードボイルド色を強く打ち出したものになっている。さらに第2作ではドラマ版と共通する要素にはほとんど触れられなくなり、独自の路線を築いていった。しかし、第3作の展開を巡って小鷹と出版社の意見が分かれ、そのまま中断されてしまった。

1995年全日空機内誌に掲載された短編小説で工藤が復活。その後、工藤を主人公にした短編が断続的に発表されていった。それと平行して1998年10月に第1作が、1999年2月に第2作が、加筆修正を施された上で文庫化された。これは新作の刊行を条件としたもので、その後短編の内容を大幅に膨らませた形で『新・探偵物語』2作が発表された。

探偵物語[編集]

1979年9月、徳間書店より発売。

あらすじ
工藤の元に、家出娘の捜索の仕事が舞い込んでくる。期限は4日間、成功しても失敗しても報酬は支払われる。そんなうまい話に乗せられて引き受けることにした工藤。しかし、事態は単なる家出から誘拐事件へと発展してゆく。

探偵物語II 赤き馬の使者[編集]

1980年2月、徳間書店より発売。

あらすじ
北海道鹿討町での仕事は順調に終わった…しかしその帰り道、工藤は宿泊先のホテルで何者かに襲われ、重傷を負う。犯人が言い残した「二度と鹿討に来るな」とはどういう意味なのか。工藤が鹿討にいることが、誰かにとって目障りだったのか? そもそも、自分が鹿討に来ることになった理由である仕事自体、どこか胡散臭いものだった。
 すべての謎を解き明かすため、工藤は再び鹿討へと向かう。そこで待っているのが、彼自身の過去に関わる事件だとも知らずに…。

新・探偵物語[編集]

2000年幻冬舎より発売

新・探偵物語II 国境のコヨーテ[編集]

2001年10月、幻冬舎より発売

関連作品[編集]

CD-ROM
  • 探偵物語(東映ビデオ、WINDOWS版・Mac版)
  • 松田優作Tribute 〜as Shunsaku Kudo(東映ビデオ/オーツー、1999年、ハイブリッドCD-ROM)

パロディ・オマージュ[編集]

  • フジテレビのバラエティ番組、『とんねるずのみなさんのおかげです』のワンコーナーとして本作のパロディコント『探偵物語'93』が放送され、石橋貴明が工藤役を演じた。
  • 1994年古尾谷雅人主演ドラマ『噂の探偵QAZ』(日本テレビ)は、『探偵物語』にも出演した古尾谷が、兄貴と慕う優作と探偵物語へのオマージュ的色合いが濃い。この作品では山西道広が「松本"警部"」となって登場する。
  • 関西テレビ・フジテレビのバラエティ番組、『SMAP×SMAP』のワンコーナーとして『探偵物語ZERO』(工藤役:木村拓哉)が放送された。オープニングの「Bad city」こそスタッフが結成したバンド「THE ESPER」によるカバーだったものの、それ以外の音楽は(「Lonely man」も含めて)SHOGUNによる原典の音楽を流用、さらに同番組のコントとしては珍しいロケを敢行するなど、細部にも凝っていた。
  • 1996年から1997年にかけてリリースされた、東映VシネマBE-BOP-HIGHSCHOOL』シリーズにおいて、山西道広(鬼島刑事)と清水宏(アパートの大家)が、松本刑事とイイヅカがよく言っていた口癖と似たセリフを言うシーンが多く含まれている。
  • セガ(後のセガ・インタラクティブ)のアーケードゲーム・『ゾンビリベンジ』には、デザインが明らかに工藤俊作をモチーフにしている「毒島力也」というキャラが登場する。
  • サザンオールスターズ2004年末に行ったライブ『暮れのサナカ』の中で、「横浜探偵物語」と題したコーナーを設け、VTRでのパロディードラマに合わせ横浜に因んだ曲が生演奏された。ドラマ内では桑田佳祐が工藤を演じた。
  • 2006年4月 - 6月期にTBS系で放送されたドラマ『弁護士のくず』も、本作のオマージュ的な色合いが非常に強く出た作品である。主人公の九頭元人(豊川悦司)が白いスーツにソフト帽で登場し、あからさまにわかるアドリブや、カメラ目線や台詞などが多数使われていた。また、九頭が所属する弁護士事務所と同じビルの4階に「工藤興信所」が入居していた。
  • 名探偵コナン』の登場キャラクター、工藤新一の名前は工藤俊作から(父親の名前は優作で、松田優作から取られている)、服部平次の名前は服部刑事から引用されている。
  • フジテレビ系で放送された単発ドラマ『大家族デカ』シリーズでは、長男役の俳優が松田優作に憧れ、工藤のコスプレをしていた。
  • テレビ朝日系の特撮番組『仮面ライダーW』はハードボイルドを目指す探偵が主人公であり、主人公のファッションや「肩こり持ちのベテラン刑事と探偵に反発する若手刑事」のコンビが登場するなど世界観などが強く意識されている(刑事の役名は成田三樹夫をもじったもの。演じたなだぎ武は監督から「『探偵物語』の成田三樹夫のイメージで」と指示されたという[5])。また、同じ東映が制作しているため、工藤が使用していたデスクが主人公のものとして撮影に使用されている。
  • 同じくテレビ朝日匿名探偵も主演の高橋克典がハードボイルドの探偵であり万年金欠も人に好かれる、コーヒーにうるさい、買い物袋として当時の主流だったクラフト紙袋が使用される等の共通する点がある。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 市民権も持っているが、本編では紹介されていない。服部や松本も知らないようである。
  2. ^ だが舞い戻った日本でも、その性格から自然と仲間が出来るが、それが最終回での悲劇につながる事となる。
  3. ^ よく紹介文等で「マールボロ」(マルボロ)と書かれているが、第17話で「パチンコに行ったらキャメルが無かった」との発言があるとおり、劇中では一貫して「キャメルフィルターズ」のソフトパックを吸っている。ただし、事務所にはマールボロのロゴ入り灰皿がある。一度だけショートピース爪楊枝に刺して吸っている場面が有る。
  4. ^ スーパーの店員で、工藤が買い物をしたさい、釣り銭を間違え、叱責されたことを根に持ったともとれるが、詳しい犯行理由は不明。
  5. ^ これは、本作の企画意図を理解した成田が、アドリブで舞台設営用の金槌を小道具として用いたのが始まりとのこと。
  6. ^ ある政治家のスキャンダルを知ってしまい、口封じのために命を狙われている。元々工藤はタケシの恋人から、タケシのボディーガードをしてほしいと依頼されている。
  7. ^ 第19話では背中に「イレズミ者 Part II」と書かれている。
  8. ^ すべて別個に録音されたものであり、演奏やボーカルが微妙に異なっている。
  9. ^ アルバム用はSHOGUNのアルバム『ROTATION』にて初商品化。ベスト・アルバム『COMPLETE SHOGUN』にて、初めてシングル用とアルバム用の双方が同一商品に収録された。タイトルバック用と予告編用は『探偵物語ミュージックファイル』にて初商品化。
  10. ^ 2012年9月16日放送の福岡放送ナイトシャッフル」岩城滉一ゲスト主演にて。

出典[編集]

  1. ^ 「松田優作DVDマガジン」#03(2015年7月7日発行、講談社)P24
  2. ^ 『探偵物語ミュージックファイル』のライナーノーツに記載された音源リストより。
  3. ^ 「松田優作DVDマガジン」創刊号に付属のシリーズガイドより。
  4. ^ 『松田優作DVDマガジン』#13(2015年11月24日発売、講談社)の特典映像「岩城滉一スペシャルインタビュー(前編)」より。
  5. ^ 『仮面ライダーW公式読本 W』(2010年、グラウドメディア)P64

関連項目[編集]

  • バロン吉元
    • 番宣ポスター用のイラストを手掛けた。
  • スペクトルマン
    • 他社の作品にもかかわらず、第9話に劇中番組として登場。映像自体は新規に撮影されたものである。
  • サッポロ飲料
    • 1997年缶コーヒー「JACK」のCMに本作(10話)の映像を流用。CMソングを担当したのは偶然にも同時期に再結成することが決まっていたSHOGUNで、当初は「BAD CITY」のリメイク版を使用していた。後にCMソングが「Why Don't You」に変更されるが、この曲は劇場版の上映開始前のホール内BGMとしても使用されていた。
  • Schick
    • 2000年に工藤俊作をメインキャラクターにキャンペーンを展開。
  • 鬼武者2
    • 生前の松田優作をチャプターモデルとした柳生十兵衛が登場。クリア後の特典として、工藤俊作にそっくりの「黒いスーツの男」を操作できるようになる。
  • グンゼ
    • 2007年末、サッポロ同様に当社のブランド「THE GUNZE」のCMに本作の映像を流用。
  • 探偵同盟
    • 他系列のテレビドラマであるが、成田三樹夫と山西道広が同じ役名と役柄(服部刑事と松本刑事)で出演している。
  • ことぶきグランプリ〜めざせ原チャリキング〜

外部リンク[編集]