探偵物語 (1983年の映画)

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探偵物語』(たんていものがたり)は、赤川次郎の同名小説を原作として1983年に公開された日本映画。本記事では、1984年TBS系列で放送された同じ原作によるテレビドラマについても扱う。

映画[編集]

探偵物語
監督 根岸吉太郎
脚本 鎌田敏夫
原作 赤川次郎
製作 角川春樹
出演者 薬師丸ひろ子
松田優作
音楽 加藤和彦
主題歌 薬師丸ひろ子「探偵物語
撮影 仙元誠三
編集 鈴木晄
製作会社 角川春樹事務所
配給 東映
公開 日本の旗 1983年7月16日
上映時間 111分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 51億円
配給収入 28億円
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薬師丸ひろ子の主演映画第3作。アイドル絶頂期に大学受験で休業していた薬師丸の復帰作である。相手役である松田優作との身長差30センチや、当時の清純派アイドル女優としては極めて異例であるディープキスシーンなどで話題を呼んだ[1]

なお、松田主演の日本テレビのドラマ『探偵物語』(小鷹信光原案)とは別の作品である。

併映は『時をかける少女』。28億円の配給収入は1983年の邦画で2位となった[2]興行収入は51億円[3]

ストーリー[編集]

お嬢様女子大生の直美とボディガード兼監視役の私立探偵・辻山が殺人事件に巻き込まれ…探偵ゴッコから、やがて淡いラブストーリーへ。

キャスト[編集]

新井直美
演 - 薬師丸ひろ子
裕福な家庭の女子大生。母親はおらず、父親は仕事の都合で単身アメリカで暮らす。好奇心旺盛で、度胸があり少々のことには動じない性格。行動派で、思い立ったら即動くタイプ。1週間後に大学を休学してアメリカで暮らす予定だが、後に起こる事件に自ら首を突っ込む。
辻山秀一
演 - 松田優作
赤川探偵社の探偵。上司からの指示で直美の尾行とボディガードの依頼を受ける。バツイチで独身。冷静で寡黙な性格でどちらかと言うと慎重派。ただし行動的な直美のペースにつられて、勢いに流されることもしばしば。元妻・幸子が殺人の容疑で指名手配され、彼女の無実を信じて直美と共に真犯人を探す。

直美の主な関係者[編集]

長谷沼君江
演 - 岸田今日子
直美の家のお手伝いさん。直美のことを「お嬢様」と呼んで丁寧な物腰で接するが、時には母親代わりに直美に意見することもある。直美によると直美の父に好意を寄せているとのこと。
永井裕
演 - 北詰友樹
直美が所属するサークルの先輩。オートバイに乗れる。直美がアメリカに行ったまま帰らないかもしれないと知って、送別会代わりにデートに誘う。恋人の存在を隠して直美とデートするなど女好き。
進藤正子
演 - 坂上味和
永井の彼女。ただし当初永井は、直美にはただのゼミの同級生と言っていた。永井の部屋を訪れては部屋の掃除などの家事をしている。手っ取り早くお金を稼ぐために夜間のバイトをしている。

秀一の主な関係者[編集]

直木幸子(なおきさちこ)
演 - 秋川リサ
秀一の元妻。29歳。ナイトクラブのクラブ歌手。秀一と離婚後に和也と愛人関係になる。秀一とは別れたものの会えば普通に会話する仲で、和也の死後に秀一への恋心が再燃する。
国崎三千代
演 - 中村晃子
和也の妻。生前和也が自身のことをほったらかしにしていて夫婦の営みに不満があり、いつからか岡野と体の関係を持つ。和也の葬儀ではショックで倒れこむが、退席した直後に岡野に抱かれるなどしたたかな女性。
国崎和也
演 - 鹿内孝
幸子が働くナイトクラブのオーナー。剛造の息子。作中の事件の被害者。妻がいるが幸子と愛人関係。何者かによってナイフで殺される。

組の人たち[編集]

岡野
演 - 財津一郎
暴力団員のまとめ役。和也殺しの容疑がかかった幸子が失踪したため、手下とともに居場所を突き止めようとする。秀一や直美が幸子を匿っていると知り、手荒いやり方で追い詰める。
和田
演 - ストロング金剛
暴力団員。岡野の手下。力が強く行動が荒々しい。ただし、手下の組員が直美に向けて銃を発砲した時は、「街なかで撃つな!」と叱っている。
佐藤
演 - 山西道広
暴力団員。岡野の手下。幸子の居場所を聞き出すため、秀一が勤める赤川探偵社の事務員の女性を脅す。
国崎剛造
演 - 藤田進
和也の父で暴力団の組長。年は取っているが岡野も恐れる威厳のある人物。和也を殺した犯人を岡野たちに探させる。

その他[編集]

赤川晶
演 - 荒井注
赤川探偵社の代表。秀一の上司。秀一の居場所を聞きに来た岡野たちに脅される。
高峰刑事
演 - 蟹江敬三
殺人の容疑で指名手配された幸子と犯人隠匿罪の罪で秀一を逮捕する。
ラブホテルのマネージャー
演 - 三谷昇
和也が殺されたラブホテルのフロントで働く。ホテルに暴力団員たちが来たため、警察に通報する。
警官
演 - 林家木久蔵
直美が秀一と初めて会った時にトラブルになったため、交番で二人に事情を聞く。
アパートの住人
演 - 榎木兵衛
秀一が住むアパートの隣の部屋の住人。秀一たちがアパートに貼り込んだ岡野から逃げるために手助けとなる。
直美を誘う男
演 - 加藤善博
33歳で秀一と同世代の男性。ディスコで一人でいた直美を口説いて外に連れ出し、ラブホテルに誘う。
若い男
演 - 清水昭博
黒背広の男
演 - 草薙良一清水宏庄司三郎檀喧太南雲佑介
その他
演 - 大川陽子桑田和美太田真由美高山成夫斉藤建夫島貫晃若狭広海西村英子飯島大介昌子英理奈吉田功

スタッフ[編集]

ロケ地[編集]

受賞歴[編集]

関連商品[編集]

Blu-ray / DVD[編集]

2009年角川書店は、デジタルリマスター版のDVDを発売した。 2012年に「角川ブルーレイ・コレクション」の一作品としてブルーレイディスク化もされた[4]

サウンドトラック[編集]

探偵物語 オリジナル・サウンドトラック
Various Artists の サウンドトラック
リリース 1983年7月16日
録音 1983年
ジャンル 映画音楽
時間 39分36秒
レーベル 東芝EMI
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音楽は加藤和彦が手がけた。サウンドトラックは1983年7月16日に東芝EMIより発売された。


トラックリスト
# タイトル Vocal 時間
1. 「序章」     3:11
2. 「愛のテーマ」     1:46
3. 「すこしだけやさしく」   薬師丸ひろ子 4:39
4. 「ディテクティヴ・ツイスト」     3:19
5. 「OH BOY!」   パトリシア 3:30
6. 「今宵、愛が…」     3:31
7. 「探偵物語」   薬師丸ひろ子 3:55
8. 「チェイス」     2:13
9. 「そうよ Mambo」   秋川リサ 3:26
10. 「昼さがりの私」     3:20
11. 「Tan-tei ラプソディ」     3:35
12. 「フェアウェル:エピローグ」     3:06
合計時間:
39:36

書籍[編集]

  • 『探偵物語 カドカワフィルムストーリー』(角川文庫 / 1984年11月発行 / ISBN 4041595045

備考[編集]

テレビドラマ[編集]

探偵物語
ジャンル テレビドラマ
放送時間 日曜日20:00 - 20:54(54分)
放送期間 1984年1月8日 - 1月29日(4回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 TBS
演出 高橋伴明
原作 赤川次郎
脚本 中村勝行
出演者 渡辺典子
柄本明
馬渕晴子
風祭ゆき
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1984年1月8日から1月29日までTBS系列の「日曜ファミリードラマ」枠で毎週日曜日20:00 - 20:54(JST)に放送された日本のテレビドラマ。全4話。主演は渡辺典子

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

TBS 日曜20時枠
日曜ファミリードラマ
前番組 番組名 次番組
私は負けない!
ガンと闘う少女
(1983.11.6 - 1983.12.25)
探偵物語
(テレビドラマ版)
(1984.1.8 - 1984.1.29)
少女が大人になる時
その細き道
(1984.2.5 - 1984.3.18)

脚注[編集]

  1. ^ 熟女にアイドルに大モテ松田優作 - 松田優作 過去ニュース : nikkansports.com” (1983年2月11日). 2014年10月15日閲覧。
  2. ^ 1983年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  3. ^ 「フラガール」受賞にホッ…アカデミー賞の権威保った ZAKZAK” (2007年2月19日). 2014年9月27日閲覧。
  4. ^ 「戦国自衛隊」や「七日間戦争」など角川映画20本BD化 -AV Watch” (2012年7月6日). 2014年11月4日閲覧。
  5. ^ 中川右介 「第七章 頂点-1983年」『角川映画 1976-1986 日本を変えた10年』 角川書店、188頁。ISBN 4-047-31905-8

外部リンク[編集]