キュー・テック

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株式会社キュー・テック
Q-TEC,INC.
種類 株式会社
本社所在地 107-0052
東京都港区赤坂六丁目14番15号
設立 1989年平成元年)4月1日
業種 情報・通信業
事業内容 録音、録画物の収録・編集及びスタジオの賃貸 他
代表者 代表取締役社長 古迫智典
資本金 90,000,000円
主要株主 メモリーテック・ホールディングス株式会社
主要子会社 株式会社グラフィニカ
株式会社バンブーマウンテン
外部リンク http://www.qtec.ne.jp/
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株式会社キュー・テック: Q-TEC,INC.)は、録画物のVTR編集、オフライン編集、ノンリニア編集、MA、Blu-ray Discなどのオーサリング等を手がける日本ポストプロダクション

沿革[編集]

事業内容[編集]

映像の企画・制作、撮影、編集、各種オーサリング、フィルム作品のフィルムスキャン、またはテレシネによるデジタル化及びリマスター等。

3D映像撮影・編集・2D-3D変換やBlu-ray Disc 3Dのオーサリング等、3D事業も行っている。

編集[編集]

Smoke、Flame、Inferno、Avid、iQといったノンリニア編集システムと、Accom社のリニア編集システムを導入している。

CMやプロモーション映像、劇場映画、テレビアニメ等の編集を行っている。

テレビアニメでは、サンライズ作品や京都アニメーション作品、サテライト作品等。

2016年3月、映像編集ツール「Quantel Rio(英 Snell Advanced Media 社製)」を中心としたUHD編集環境の整備を発表。

MA[編集]

7.1ch、5.1chに対応したマルチチャンネルサラウンドMIXに対応。

「T032:テレビ放送における音声レベル(ラウドネス)運用基準」に対応。

オーサリング[編集]

毎月平均240タイトル、DVD等のオーサリングを行っている。[2]

同社で編集やリマスターを行った作品のオーサリングを行うことも多い。BD-LIVEやBlu-ray Disc 3D規格にも対応している。

2016年3月、オーサリングツール「Scenarist UHD(米 Scenarist社製)」とHEVCエンコーダー「ATEME TITAN(仏 Ateme 社製)」を導入済である事を発表。Ultra HD Blu-ray (UHD BD)に対応したとしている。

ステレオ3D[編集]

3Dリグによる3D撮影と、独自技術による2D-3D変換を行っている。3D撮影には、2Kデジタルシネマカメラと垂直ミラーリグ、フラッシュメモリーレコーダーを組み合わせたシステムを使用。2D-3D変換は、自社開発プログラムと手作業の組み合わせとの事で、詳細は公表していない。編集・カラーグレーディングにはiQ Pabloを使用。プレビューは、RealD方式で行うことができる。

2D-3D変換においては、『とびだすアニメ!! ヒピラくん』が国際3Dアワード2011 Lumiere Japanをテレビ部門:アニメーションとして受賞、『キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-』が国際3D協会 ルミエール・ジャパン・アワード 2013にてグランプリを受賞した。

主な3D撮影作品[編集]

主な2D-3D変換作品[編集]

FORS[編集]

Faithful Original Signalの略称。当初は、マスタリング時の情報劣化を極限まで抑えるキュー・テック独自のオーサリングプロセスの名称として、2009年7月に発表された。

2013年9月、概念を拡大し、キュー・テックの高画質・高音質ブランドの総称とされた。その際、従来のオーサリングプロセスはFORS systemからFORSと改名され、その他にFORS MASTER PROCESSとFORS CINEMAが設けられた。

FORS MASTER PROCESSのカテゴリにはさらに、FORS EX PROCESS、FORS EX SOUND、FORS EX PICTUREがある。

FORS(高画質・高音質総合マスタリング・プレス技術)[編集]

従来FORS systemと称されていた技術。マスタリング時の情報劣化を極限まで抑えるキュー・テック独自のオーサリングプロセス。

ハードディスクケースは筐体に中国産御影石の「山西黒」を3cm厚で採用し、振動による影響を低減。各機器間にはアイソレーショントランスを使用し、音や映像の信号以外をブロック。フルテック製コネクターを採用した電源ケーブルなどを使用している。[3]

同社でオーサリングを行った一部の作品で使用されている。

2010年、Hiviグランプリ技術特別賞を受賞した。[4]

主なFORS採用作品[編集]

FORS EX PICTURE(高画質映像信号変換技術)[編集]

従来、F.O.C.U.S(Fine Optimum Customization Up-convert System)=高画質HDリマスタリングアップコンと称されていた技術。FORSの定義拡大に伴い改名され(EX PICTURE HD)、同時にHDからHDの際にも採用可能になった他(EX PICTURE)、4kへのアップコンバートにも対応した(EX PICTURE 4K)。独自のノウハウに基づいた技術で、ジャギーなどを極力排除したシャープな仕上がりになるとしている。SD映像を10項目以上にわたって診断し、作品特性にあわせた最適な方法でHD画質にアップコンバートを行うという。[5]
そのプロセスが適用されている作品は以下の通り。

主なFORS EX PICTURE採用作品[編集]

FORS EX SOUND(高音質音声エンコード技術)[編集]

音質に特化したFORS。アップサンプリングにも対応。EX SOUNDとEX SOUND 96k、EX SOUND 128kがある。

主なFORS EX SOUND採用作品[編集]

主なFORS EX SOUND 96k採用作品[編集]

FORS CINEMA(高音質シネマ技術)[編集]

デジタル原信号の高忠実伝送を追求したとのことで、ダビングステージで制作されたマスターサウンドクオリティをシアターで忠実に再現できるとしている。

主なFORS CINEMA採用作品[編集]

CG / VFX[編集]

Autodesk Maya、3ds Maxによる3DCG作成や、Autodesk Flameのコンポジット、Autodesk Smokeのフィニッシングなど。

子会社の株式会社グラフィニカでも、CG・VFX制作を行っている。

テレシネ / フィルムスキャン[編集]

テレシネは、Spirit Data Cineによって行っているとしている。2011年にはARRISCANを導入し、4kフィルムスキャンを推進している。4kフィルムスキャンの採用作品は明らかにされていない。

なお、テレシネやフィルムスキャンと併せて、デジタルリマスタリングも行っている。

脚注[編集]

外部リンク[編集]