探偵物語/すこしだけやさしく

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探偵物語/すこしだけやさしく
薬師丸ひろ子シングル
初出アルバム『古今集
リリース
規格 シングルレコード
ジャンル J-POP
レーベル EASTWORLD / 東芝EMI
EP:WTP-17555
作詞・作曲 作詞:松本隆
作曲:大瀧詠一
チャート最高順位
薬師丸ひろ子 シングル 年表
セーラー服と機関銃
1981年
探偵物語/すこしだけやさしく
1983年
メイン・テーマ
1984年
古今集 収録曲
  1. 元気を出して
  2. つぶやきの音符
  3. トライアングル
  4. カーメルの画廊にて
  5. 眠りの坂道
  6. 白い散歩道
  7. ジャンヌ・ダルクになれそう
  8. 月のオペラ
  9. アドレサンス(十代後期)
  10. 探偵物語
  11. すこしだけやさしく
  12. セーラー服と機関銃
  13. 探偵物語(ストリングス・ヴァージョン)
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探偵物語/すこしだけやさしく」(たんていものがたり/すこしだけやさしく)は、薬師丸ひろ子通算2枚目のシングル。1983年5月25日発売。発売元は東芝EMI

解説[編集]

自身が出演した角川映画探偵物語』の主題歌と、TBSTVバラエティわくわく動物ランド』のエンディング・テーマ曲が収録された両A面シングル。両曲とも作詞が松本隆、作曲は大瀧詠一による。

曲名は当初「すこしだけやさしく」が「探偵物語」として同映画の主題歌に、「探偵物語」がカップリング曲「海のスケッチ」となる予定だったが、薬師丸サイドが前者の明るい曲調に難色を示したため、曲名を変更した上で後者を主題歌にしたという[5]

NHKにて放送された音楽番組『SONGS』に出演した際(2008年9月3日放送)、「探偵物語」も披露された[6]。2016年3月、大瀧詠一を追悼する『SONGS』に出演し、再現されたナイアガラ・サウンドをバックに「探偵物語」を歌唱した[7][8]

1986年頃までにリリースしたシングルのA面曲が映画主題歌に起用される場合、曲名がそのまま出演した映画タイトルになっていることがあったが、本楽曲も同様である。他の例としては、前出の「セーラー服と機関銃」や「メイン・テーマ」、「紳士同盟」などがある。

音楽雑誌『レコード・コレクターズ』(2014年11月号)の特集「80年代女性アイドル・ソング・ベスト100」で13位になった[9]。大瀧詠一の『EACH TIME』と同じ演奏陣による本曲を「雨のウェンズデイ」の姉妹曲とも指摘している[9]

セカンド・シングル「探偵物語」で松本隆や大瀧詠一に出会ったことで、歌うことやアルバム作りの楽しさを知り、今後も歌い続けたいと思った[10]。もし、二人に出会っていなかったら、歌手との両立など考えずに、女優だけをしていたかもしれないと話している[10]

記録[編集]

予約枚数だけで50万枚以上を記録した[11]

前出の「セーラー服と機関銃」に続いて1位を記録。ソロでのデビューシングルからの2作連続首位は清水健太郎の「失恋レストラン」「帰らない/恋人よ」に続いて史上2人目の快挙である(後に沢尻エリカも達成する)。

オリコン週間ヒット・チャートで7週にわたって連続1位を記録した。これは、1982年あみんが「待つわ」で、また1983年に中森明菜が「12の神話」でそれぞれ連続6週1位を獲得して以来の好記録であった。次いで1989年工藤静香が「黄砂に吹かれて」で6週連続1位を獲得しているが、これ以降女性ソロ・アーティストの6週を超えるシングル・チャート連続1位記録は更新されていない(2008年現在)。オリコンチャートの登場週数は21週、累計84.1万枚のセールスを記録した[1]

1983年のオリコン年間ヒットチャートでは、第4位にランクインした。前年の1982年には「セーラー服と機関銃」が年間第2位にランクインしたため、2年連続でベスト10入りを果たしたことになる。ほか、TBS系音楽番組『ザ・ベストテン』では番組出演こそ1回のみ[12]だったが、最高1位(4週連続)を記録し、13週連続でベストテンにランクインした。

収録曲[編集]

  1. 探偵物語 
  2. すこしだけやさしく 
    • 作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一、編曲:井上鑑
    • TBS系列『わくわく動物ランド』エンディング・テーマ

関連作品[編集]

カヴァー[編集]

探偵物語[編集]

すこしだけやさしく[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 『オリコン・シングル・チャートブック(完全版):1968 - 2010』オリコン・エンタテインメント、2012年2月、801頁。ISBN 978-4-87131-088-8
  2. ^ 「首位獲得曲の推移 シングル」『オリコン年鑑 2007年版』オリコン・エンタテインメント、2007年3月、560頁。ISBN 978-4-87131-082-6
  3. ^ 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.38.
  4. ^ 山田修爾『ザ・ベストテン』ソニー・マガジンズ、2008年、311頁。ISBN 978-4-78-973372-4
  5. ^ 『大瀧詠一作品集Vol.2』での大瀧の解説より。
  6. ^ 第58回 SONGS 薬師丸ひろ子” (2008年9月3日). 2014年11月2日閲覧。
  7. ^ NHK「SONGS」大滝詠一特集でナイアガラサウンドを再現”. ナターシャ (2016年3月7日). 2016年3月7日閲覧。
  8. ^ SONGS 第374回 大滝詠一”. NHK (2016年3月19日). 2016年3月22日閲覧。
  9. ^ a b 除川哲朗「80年代女性アイドル・ソング・ベスト100」『レコード・コレクターズ2014年平成26年)11月号、ミュージックマガジン、2014年、 42頁。
  10. ^ a b 【薬師丸ひろ子】薬師丸ひろ子「35年も歌を聴いてもらっていること自体が奇跡です」 映画と音楽をテーマに『シネマソングス』…(6/7ページ)”. 産経ニュース (2016年12月23日). 2016年12月23日閲覧。
  11. ^ 「“便乗ソング”流行(文化往来)」『日本経済新聞』1983年6月3日付朝刊、28頁。
  12. ^ 1983年7月7日放送、試写会会場(渋谷東急)からの中継。
  13. ^ 松本隆トリビュートに細野晴臣、YUKI、マサムネ、小山田壮平ら参加”. 音楽ナタリー (2015年5月4日). 2015年5月26日閲覧。
  14. ^ a b 大滝詠一が「快盗ルビイ」「風立ちぬ」など提供曲を歌うアルバム3月発売”. 音楽ナタリー (2016年1月8日). 2016年1月8日閲覧。
  15. ^ “安藤裕子が薬師丸ひろ子のヒット曲をカバー、ドラマ「探偵物語」の主題歌に”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2018年3月23日). https://natalie.mu/music/news/274860 2018年3月23日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]