幸せな結末

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幸せな結末
大滝詠一シングル
初出アルバム『Best Always
B面 Happy Endで始めよう
リリース
規格
ジャンル
時間
レーベル NIAGARASony Records
作詞・作曲 多幸福 / 大瀧詠一
プロデュース 大瀧詠一
チャート最高順位
  • 2位(オリコン
  • 1997年12月度月間2位(オリコン)
  • 1997年度年間167位(オリコン)
  • 1998年度年間24位(オリコン)
大滝詠一 シングル 年表
  • 幸せな結末
  • (1997年 (1997)
ナイアガラ・レーベル 年表
  • 幸せな結末 / 大滝詠一
  • (1997年 (1997)
  • 恋するふたり / 大滝詠一
  • (2003年 (2003)
Best Always DISC 2 収録曲
  1. 君は天然色 (Single Version)
  2. 恋するカレン (Single Version)
  3. A面で恋をして (Single Version)
  4. さらばシベリア鉄道 (Single Version)
  5. オリーブの午后
  6. ♡(ハート)じかけのオレンジ (Single Version)
  7. ROCK'N' ROLL 退屈男
  8. CM Special Vol.2 (Complete Version)
  9. Cider '83
  10. ペパーミント・ブルー
  11. バチェラー・ガール (Single Version)
  12. フィヨルドの少女 (Single Version)
  13. 夏のリビエラ 〜Summer Night in Riviera〜
  14. 幸せな結末
  15. Happy Endで始めよう
  16. 恋するふたり
  17. 恋のひとこと 〜SOMETHING STUPID〜
EANコード
EAN 4988009450018
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幸せな結末」(しあわせなけつまつ)は、大滝詠一の通算14枚目のシングル1997年11月12日Sony Recordsより発売された。自身最大のヒット曲である[1]

解説[編集]

前作「フィヨルドの少女 / バチェラー・ガール」(1985年 (1985))以来12年ぶりのシングル。フジテレビ系月9ドラマ『ラブジェネレーション』の主題歌として制作され、カップリングの「Happy Endで始めよう」も同ドラマの挿入歌として使用された。

タイトルや自身のアルバム『大瀧詠一』のジャケットをそのまま使用するなど、セルフパロディ的な作品で、ジャケットを元にしたPVが制作された。

大滝は1980年代半ばから熱狂的なファンである当時のフジテレビのプロデューサー、亀山千広からドラマ主題歌のオファーを何度も受けた。亀山は「ロングバケーション的な曲」を望んでおり、作詞の松本隆と共同作業で作った世界観を一人で作ることは無理と考え、「近鉄が優勝したら」「近鉄が連覇したら」等の適当な理由をつけて、すべてやんわりと断った。大滝は1994年 (1994)から1995年 (1995)までの頃にようやくオファーを受諾したが、作曲が難航。1996年 (1996)頃に亀山は待ちきれなくなり、大滝へ正式に使用許可を願い出て、大滝のアルバムタイトルを当時制作していたドラマ『ロングバケーション』に借用する[2][3]

ドラマ主題歌の話は一時期流れかけるが、翌年の『ラブジェネレーション』制作時に曲が完成し、大滝がドラマ主題歌を担当することとなった。『ロングバケーション』で監督を務めた永山耕三が参加、木村拓哉が主演、松たか子の事務所の社長がナイアガラ・レコードの元スタッフだったことなど不思議な縁があったという。

この時期に旧友の上原裕が復帰するなど、歌手活動再開に条件が整った。大滝は「幸せな結末」の録音開始数か月前にスタジオへ入り、12年間離れていたスタジオで勘を取り戻すため、通称“ナイアガラ・リハビリ・セッション”と呼ばれるセッションを行った。

作詞を担当した多幸福は、大滝・亀山・永山の共同ペンネームで、永山が提示する作品の世界観に沿う歌詞が作られた。

「幸せな結末」の歌い出しである“髪をほどいた 君のしぐさが 泣いているようで胸が騒ぐよ”の一節は、レコーディング時に永山から呼び出された脚本家坂元裕二が手伝った[4]

アートワーク[編集]

本作は大滝にとって唯一、8センチCDで発売された。レーベルは初のブルー・レーベル仕様で、『A LONG VACATION』の広告カードが封入された。

チャート[編集]

オリコンチャートで初登場から2週連続で2位となり、最終的に97万枚を売り上げた。大滝名義で初のシングルチャートトップ10入りとなり、1972年のソロデビューから25年目で初のトップ10入りは、史上最も遅い記録となった。

収録曲[編集]

  1. 幸せな結末  – (4:35) OT-15
    • 作詞:多幸福、作曲:大瀧詠一、編曲:井上鑑
    • 大滝にとっては「フィヨルドの少女/バチェラー・ガール」以来12年ぶりとなる新曲で、初の月9ドラマ主題歌。1985年以降も「快盗ルビイ」や「熱き心に」といった他ミュージシャンへの楽曲提供などは行っていたものの、大滝名義のリリースは同シングル以来である。ただし、「バチェラー・ガール」は1984年 (1984)アルバムEACH TIME』用にレコーディングされていたものの未発表になっていたため、純粋な新曲としては「フィヨルドの少女」以来となる。
    • タイトルは自身が在籍していたバンド「はっぴいえんど」にかけており、ドラマ版ではイントロ無し版やストリングス版などが使用されていた。
    • 1997年12月13日 (1997-12-13)放送のフジテレビ系『LOVE LOVE あいしてる』に『ラブジェネレーション』でヒロインを演じた松たか子がゲスト出演しこの曲をカバーした際には、大滝が収録後に自らミックスダウンを行い、エンディングにコーラスが追加された[5](公式ホームページではBGV/MIXとクレジット)[6]
  2. Happy Endで始めよう  – (3:41) OT-16
    • 作詞:多幸福、作曲:多羅尾伴内、編曲:Rinky O'hen
    • 『ラブジェネレーション』挿入歌。表題曲と同じく、はっぴいえんどにかけた楽曲で、随所にかつて自身が作曲した楽曲のタイトルが織り込まれている。

クレジット[編集]

「幸せな結末」カヴァー[編集]

アーティスト 収録作品(初出のみ) 発売日 規格 品番
角聖子 翼をください〜ピアノによる最新テレビヒット曲集 1998年4月24日 (1998-04-24)
CD
KICC-243
オルゴール ミッフィー・オルゴール・コレクション For You〜幸せな結末 2001年1月10日 (2001-01-10)
CD
KICG-8243
平野孝幸 ピアノ・インテリア 12のラブ・ストーリー 2001年1月24日 (2001-01-24)
CD
KICS-856
前川清+井上鑑 ナイアガラで恋をして Tribute to EIICHI OHTAKI 2002年11月20日 (2002-11-20)
CD
WPC6-10237
極東ラヴァーズオーケストラ フタリノウタ〜ドラマチック’90s〜 2007年8月22日 (2007-08-22)
CD
LDCD-50035
島谷ひとみ 男歌〜cover song collection〜 2007年12月5日 (2007-12-05)
  • CD+DVD
  • CD
  • AVCD-23399/B
  • AVCD-23400
ENA DRAMATIC LIFE 2 2011年10月26日 (2011-10-26)
CD
鈴木雅之 DISCOVER JAPAN II 2014年9月10日 (2014-09-10)
  • 2CD
  • CD
  • ESCL 4268~9【初回生産限定盤】
  • ESCL 4270【通常盤】
Moonlight Jazz Blue & JAZZ PARADISE オトナJAZZ 〜静かな夜のカフェで〜 2014年9月24日 (2014-09-24)
CD
SCCD-0330
一青窈 ヒトトウタ 2015年7月29日 (2015-07-29)
  • CD+DVD
  • CD
  • UPCH-29192【初回限定盤】
  • UPCH-20398【通常盤】
宇宙人 (Cosmos People) NEO BLUE EYED SOUL -City Pop style- 2016年8月3日 (2016-08-03)
CD
PCD-18810
ニコラス・エドワーズ トビラウタ 2018年4月25日 (2018-04-25)
  • CD
  • CD
  • EDCE-1027(タイプA)
  • EDCE-1028(タイプB)

リリース日一覧[編集]

地域 タイトル リリース日 レーベル 規格 カタログ番号 備考
日本 幸せな結末 / Happy Endで始めよう 1997年11月12日 (1997-11-12) NIAGARASony Records SRDL 4500 本作は正規では初のブルー・レーベル仕様。『A LONG VACATION』の広告カードを封入。
  • 2013年3月20日 (2013-03-20)
  • 2014年4月1日 (2014-04-01)
  • 2014年9月1日 (2014-09-01)
デジタル・ダウンロード
 –
全2曲(AAC 128/320kbps)[7][8][9][10][11]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 大滝詠一の売上ランキング
  2. ^ 脚本家の北川悦吏子は「ドラマタイトルは亀山ではなく自分がつけた」とツイートしている。
  3. ^ 北川悦吏子@halu1224のツイート
  4. ^ ニッポン放送『大滝詠一 Happy Endingの世界』2020年3月22日放送分
  5. ^ きくち伸 (2000年9月27日). “TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY #09(00/09/27)わたしが持って帰った3本のLOVE LOVEビデオ”. 2017年12月25日閲覧。
  6. ^ 【LOVE LOVE あいしてる】:ライブラリー”. 2017年7月21日閲覧。
  7. ^ 「幸せな結末 - Single」” (日本語). www.apple.com. Apple Inc.. 2019年1月4日閲覧。
  8. ^ 『幸せな結末』大滝 詠一”. レコチョク. 株式会社レコチョク. 2019年1月4日閲覧。
  9. ^ 幸せな結末” (日本語). Amazon.co.jp. Amazon.com, Inc.. 2019年1月4日閲覧。
  10. ^ 幸せな結末/大滝 詠一”. mora. 株式会社レーベルゲート. 2019年1月4日閲覧。
  11. ^ 大滝 詠一「幸せな結末」”. music.jp. 株式会社エムティーアイ (2014年9月1日). 2019年1月4日閲覧。