ダンシング・オールナイト

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ダンシング・オールナイト
もんた&ブラザーズシングル
初出アルバム『Act1』
B面 ジャーニー
DESIRE(再発)
リリース
規格 EP盤
8センチCD
録音 日本の旗 日本
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル フィリップス・レコード/
日本フォノグラム
作詞・作曲 水谷啓二もんたよしのり
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(10週連続、オリコン
  • 1980年6月度月間1位(オリコン)
  • 1980年7月度月間1位(オリコン)
  • 1980年8月度月間1位(オリコン)
  • 1980年度年間1位(オリコン)
  • オリコン歴代シングルランキング69位
  • 第1位(通算7週、ザ・ベストテン
  • 1980年度年間2位(ザ・ベストテン)
  • もんた&ブラザーズ シングル 年表
    ダンシング・オールナイト
    (1980年)
    赤いアンブレラ
    (1980年)
    テンプレートを表示

    ダンシング・オールナイト」は、もんた&ブラザーズメジャー・デビューシングル1980年4月21日発売。発売元は日本フォノグラム(フィリップス・レコード事業部、現:ユニバーサルミュージックジャパン)規格品番:FS-2175。

    解説[編集]

    1971年、ソロ歌手としてデビューするも思うようなヒットを出せなかったもんたよしのりが、レコード会社と再起をかけ結成したバンド「もんた&ブラザーズ」のデビュー曲。

    もんたの述懐によれば「売れるわけないやん」と弱気だったこともあり、これが最後のレコーディングになるつもりで臨んだ[1]が、発売前から有線放送で火がつき各地で1位を獲得[1]オリコンシングルチャートでも同年5月最終週付19位に登場、翌週4位まで上昇。翌々週に同チャートで1位を獲得、そこから10週連続で1位を独走した。TBS音楽番組ザ・ベストテン』でも通算7週1位を獲得。

    1980年代(集計期間:1979年12月 - 1989年11月)オリコンチャートシングル売上ランキング1位。累計売上は200万枚[2]

    年末には第11回日本歌謡大賞で放送音楽特別賞、第13回全日本有線放送大賞で大賞を獲得。第22回日本レコード大賞でも金賞を受賞、賞レースで数々の賞を獲得。

    本作の大ヒットによって埋もれているが、次作「赤いアンブレラ」や、のちの「DESIRE」もオリコンチャートでTOP10入り、累計売上も20万枚以上のヒットを記録している。

    1992年に再発されたCD盤では、カップリングに「DESIRE」を収録。また共にオリジナル・カラオケも収録された。マレーシアでは巫啓賢によって北京語カバーされている。

    収録曲[編集]

    全曲作詞:水谷啓二 作曲:もんたよしのり 編曲:もんた&Brothers・松井忠重

    1. ダンシング・オールナイト(3:57)
    2. ジャーニー(3:36)

    CD盤収録曲[編集]

    1. ダンシング・オールナイト
    2. DESIRE
      • 作詞:園部和範 作曲:もんたよしのり 編曲:もんた&Brothers
    3. ダンシング・オールナイト(オリジナル・カラオケ)
    4. DESIRE(オリジナル・カラオケ)

    メディアでの引用[編集]

    1981年当時漫才ブームで一世を風靡したザ・ぼんちのネタ中、橋幸夫の歌まねが直らないぼんちおさむが「ダンシング・オールナイト」のサビ部分も交え散々歌った挙句「アレ〜?」と決まってオチをつけていた。もんた自身をクローズアップしたネタも披露したことがある。

    2005年、替え歌されたものがミツカン『追いがつおつゆ』CMソングに使用された。

    2009年大晦日に放送された『絶対に笑ってはいけないホテルマン24時』では、もんた本人が「メンバーオールアウト、(ココリコ)田中は2発」と「ダンシング・オールナイト」の替え歌を歌い罰を執行した。「メンバーオールアウト」は全員アウト、「田中は2発」はココリコ田中直樹が2回尻を叩かれた意味。

    2010年トヨタのミニバン6車種(アルファードヴェルファイアノアヴォクシーエスティマアイシス)を対象としたカーナビ付き3万円キャッシュバックキャンペーンのCMでアンタッチャブル山崎弘也が替え歌を歌唱。

    カバー[編集]

    • 1981年、劉文正-舞在今宵。
    • 1990年、アルバム『紗II』で髙橋真梨子がカバー。
    • 1995年、ノエビア「コスメティック・ルネッサンス」CM曲でマリーンがカバー。2003年発売コンピレーションにも収録された。
    • 2007年、アルバム『80’S HIT PARADE VOL.1』で具秦完がカバー。
    • 2011年、アルバム『Reminiscence blue』で庄野真代がカバー。
    • 2012年、アルバム『時代の歌 V』で鳥羽一郎がカバー。
    • 2013年、アルバム『今昔歌~ピンキーの男唄~』で今陽子がカバー。
    • 2015年、アルバム『すれちがい-It's my life-』で中尾ミエがカバー。
    • 2015年、アルバム『SINGER 3』で島津亜矢がカバー。
    • 2016年 アルバム『Belie + Vampire』で中森明菜がカバー。
    • 2018年、アルバム『VOICE』で天童よしみがカバー。
    • 2018年、アルバム『たいせつなもの ~Goodies~』で松崎しげるがカバー。
    • 2021年、アルバム『TRY~大江裕J-POPを歌う~』で大江裕がカバー。
    • 2022シングル『花』でJUJUがカバー。

    脚注[編集]

    外部リンク[編集]