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大都会 (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「大都会」
クリスタルキングシングル
初出アルバム『クリスタルキング
B面 時流
リリース
規格 EPレコード
ジャンル ロック
時間
レーベル キャニオン・レコード / AARD-VARK
作詞 田中昌之・山下三智夫・友永ゆかり
作曲 山下三智夫
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[3]
  • 週間登場回数27回(オリコン)[3]
  • 売上118.11万枚(オリコン)[3]
  • 1980年2月度月間1位(オリコン)
  • 1980年度年間3位(オリコン)
  • 1位(ザ・ベストテン
クリスタルキング シングル 年表
「カモン!ハッスル・ベイビー」
1976年
大都会
(1979年)
蜃気楼
1980年
収録アルバムクリスタルキング
「A BEGINNING」
(1)
大都会
(2)
「初夏の忘れもの」
(3)
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大都会」(だいとかい)は、日本ロックバンドであるクリスタルキングの楽曲。作詞はクリスタルキングの田中昌之と山下三智夫に友永ゆかり、作曲は山下が担当した。

1980年5月5日キャニオン・レコードAARD-VARKレーベルから1枚目(通算2作目)のシングルとしてリリースされた。

背景、制作

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1978年10月1日に開催された『第16回ヤマハポピュラーソングコンテスト』(ポプコン)にクリスタルキングが出場し、「明日への旅立ち」で入賞を受賞した[4]。しかし、結果に満足がいかなかった田中昌之をはじめとしたメンバーが「審査基準に納得がいかない」と暴れていたところ、ポプコンのスタッフから「お前ら、九州の男やったらもう一回勝負するよね?」と言われたことがきっかけで、田中は「おもろいやないかい。次は絶対グランプリを獲ったる!」となり、表題曲が制作された[5]。第16回でグランプリを受賞した円広志の「夢想花」のサビのインパクトを越えた楽曲を作ろうという流れになり、田中は「簡単にいえば審査員を驚かせればいい。俺の高音で歌メロが始まれば、びっくりして審査員がマルをつけるやろうって。ギターの山下がベースになる曲を書いてきて、それから3人がかりで詞を考えた」と語っている[5]

結果、1979年10月7日に開催された『第18回ヤマハポピュラーソングコンテスト』の本選会に出場し、グランプリを獲得[1]。続く『第10回世界歌謡祭』でもグランプリと優秀歌唱賞をダブルで受賞した[2]。この結果に、ヤマハの当時の理事長が会見で「こんな品の欠片もないバンドにグランプリを与えたヤマハの器量に拍手してくれ」と発言した際、田中は「『そのとおりや!』って拍手した。俺らが本気を出せばグランプリは当たり前やと思ってた。いま思い返すと、根拠のない自信とうぬぼれ、だけど」とふり返ったうえで「俺にとっての『大都会』は人生そのもの。この曲のおかげで、今の俺がいる」と語っている[5]

音楽性

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表題曲である「大都会」は、田中いわく福岡を舞台にした楽曲で、当時のメンバーの出身地である長崎県佐世保市から見た都会は福岡だったと語っている[6]。また、タイトルは、当時放送されていた刑事ドラマ大都会 PARTII』から拝借したものだという[6]

リリース、記録

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1979年11月21日キャニオン・レコードAARD-VARKレーベルからEPレコードのみでリリースされ、デビューシングルながら、118万枚(オリコン調べ)を超えるミリオンセラーを記録した[3]

クリスタルキングは1980年12月31日第31回NHK紅白歌合戦NHK紅白歌合戦初出場、同曲を披露した。

CMでの使用

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1998年にポッカ(現・ポッカサッポロフード&ビバレッジ)の缶コーヒークリスタルブラック」のCMに田中が出演して本曲を歌唱した[7]

2001年にオンエアされたホンダCR-V(RD4型)』のCMに、本曲を英語訳したうえでゴスペル調にアレンジしたものが使用された[8]

2018年にオンエアされたキリンビール「のどごしZERO」のCMに使用された[9]

2022年11月1日よりニッスイの缶詰「Sui Sui オープン うまい!鯖匠」シリーズのPR動画に、替え歌として使用された[10]

収録曲

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EPレコード
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.大都会田中昌之・山下三智夫・友永ゆかり山下三智夫船山基紀
2.時流阿里そのみ安部恭弘クリスタルキング・船山基紀
合計時間:

リリース日一覧

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No. リリース日 レーベル 規格 規格品番 備考
1 1979年11月21日 キャニオン・レコード / AARD-VARK EPレコード V-51

カバー

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アーティスト 収録作品 発売日 規格品番 備考
大都会
広瀬香美 Thousands of Covers Disc1 1997年8月21日 VICL-60053
臼井儀人 映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! サウンドトラック 大全集 2003年6月18日 COCX-32232/3 1998年に公開された『クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦』の挿入歌として「臼井儀人の大都会」のタイトルでカバー。
吉井和哉 KAZUYA YOSHII LIVE DVD BOX 『LIVE LIVE LIVE』 2008年5月21日 TOBF-5583
Acid Black Cherry Recreation 2 2010年6月30日 AVCD-32162 BREAKERZDAIGOがゲストボーカルとして参加している。
AVCD-32163
島津亜矢 SINGER 3 2015年10月21日 TECE-3352
日食なつこ 「▲Sing well▲Tour」東京EX THEATER ROPPONGI2019 2020年1月15日 328-LDKDV
石丸幹二 『with FRIENDS』 2024年11月6日 SICL-30069 BSCD2 Toshl(ヴォーカル)とのデュオ

脚注

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  1. 1 2 第18回 ポピュラーソングコンテスト”. ヤマハ音楽振興会. 2025年5月25日閲覧。
  2. 1 2 第10回世界歌謡祭 World Popular Song Festival in Tokyo '79”. ヤマハ音楽振興会. 2025年5月25日閲覧。
  3. 1 2 3 4 「オリコンチャート・ブック : 1968-1997」ORICON BOOKS、1997年12月11日、107ページ。
  4. 第16回 ポピュラーソングコンテスト”. ヤマハ音楽振興会. 2025年5月25日閲覧。
  5. 1 2 3 クリスタルキング『大都会』は品のかけらもないけどグランプリ”. Smart FLASH. 光文社 (2016年10月10日). 2025年5月25日閲覧。
  6. 1 2 中居正広のミになる図書館 2015年1月6日放送回”. gooテレビ番組 (2015年1月6日). 2016年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月13日閲覧。
  7. 『よいこの広告 テレビCMが10倍面白くなる本!』宝島社別冊宝島430号〉、1999年、58頁。ISBN 4-7966-9430-7
  8. 【新型ホンダ『CR-V』】都会ふうだから『大都会』”. Response (2001年10月5日). 2023年9月27日閲覧。
  9. “「大都会」で登場、キリンビールの「のどごしZERO」香川照之さんの渋い表情に注目”. 産経ニュース (産経新聞). (2017年10月1日) 2025年5月25日閲覧。
  10. “日本水産「SuiSui オープン」缶、ユーチューブで広告配信”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2022年11月1日) 2025年5月25日閲覧。

外部リンク

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