ドライフラワー (優里の曲)
「ドライフラワー」 | |||||||||||||||||
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優里の配信限定シングル | |||||||||||||||||
収録アルバム | 『壱』 | ||||||||||||||||
リリース | 2020年10月25日 | ||||||||||||||||
規格 | デジタル・ダウンロード | ||||||||||||||||
ジャンル | J-POP ポップ | ||||||||||||||||
時間 | 4分45秒 | ||||||||||||||||
レーベル | Ariola Japan | ||||||||||||||||
作詞者 | 優里 | ||||||||||||||||
作曲者 | 優里 | ||||||||||||||||
チャート順位 | |||||||||||||||||
Billboard JAPANオリコンランキング
2021年度 (Billboard)
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「ドライフラワー」は、日本のシンガーソングライター・優里の楽曲。メジャー2作目の配信限定シングルとして2020年10月25日にリリースされた。
楽曲は、ある二人が経験する別れを女性目線で描き、両者のすれ違う心情をリアリティのある歌詞で綴ったバラードである[10]。PVは、神奈川県鎌倉市などで撮影されている。
SNSで若い世代を中心にじわじわと支持を広げ、ミュージシャンが一発撮りのパフォーマンスを披露する人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」への出演をきっかけに一気に楽曲が拡散[10]。ビルボード・ジャパンの2021年度年間チャートではダウンロード、ストリーミング、総合すべてにおいて年間首位を獲得しており、ストリーミング再生回数は10億回[11]を、デジタルセールスは45万DLを突破している。
背景
[編集]2019年12月に配信リリースされたデビュー曲「かくれんぼ」で歌われた失恋を女性目線で描いた楽曲。ミュージックビデオも「かくれんぼ」に対するアフターストーリーとなっている[12]。2020年10月30日にはYouTubeのチャンネル「THE FIRST TAKE」にてアレンジバージョンが公開された[13]。
評価と受賞
[編集]- ライターの荻原梓は、本楽曲は「シンガーとしての優里の優れた能力を表す楽曲」であり、また「優里の歌声の細かな技術や、歌詞の世界を伝える表現力、多彩な歌唱法」などカラオケで“挑戦したくなる”要素が本楽曲には詰まっていると指摘。本楽曲がカラオケで人気を博したことについて「いかに『ドライフラワー』が“歌いたい”と思える楽曲だったかを証明する結果」と述べた[14]。
受賞
[編集]- MTV Video Music Awards Japan 2021 最優秀楽曲賞(2021年)[15]
- SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2022 SONG OF THE YEAR(2022年)[16]
- 2023年JASRAC賞金賞
チャート成績
[編集]本楽曲は、発売初週となる2020年11月3日付の「Billboard Japan Download Songs」で94位に初登場した[17]。2週目もダウンロード[18]、ストリーミング[19]ともに順位を伸ばし、総合チャート「Billboard Japan Hot 100」で93位をマークしてTOP100圏内に初登場した[20]。その後も急激に順位を伸ばし、リリース5週目となる11月30日付の「Billboard Japan Streaming Songs」で4位 (7,721,082再生) をマーク、総合チャート「Hot 100」で初のTOP10入りを果たした[21]。その後も高順位を推移し、翌年1月に入るとストリーミング累計再生回数が8000万回を突破した[22]。
2021年1月27日、2月1日付「Streaming Songs」で初の首位 (11,269,281回再生) を獲得し、ストリーミング累計再生回数が1億回を突破した。この1億回突破はチャートイン13週目での記録で、歴代3番目の速さでの達成となっている (男性ソロアーティストの記録では歴代1位)[23]。「Streaming Songs」では、同週から3月31日公開チャートにかけて10連覇を達成している[24]。その後は、2021年3月29日付の「Streaming Songs」でストリーミング累計再生回数が2億回再生を[25]、2021年6月2日公開の同チャートでは3億回再生を突破している。後者は31週目での記録 (歴代2位の速さ、2021年6月現在)。なお、優里の楽曲が累計3億回を超えるのは初のこと[26]。
また本楽曲は、2021年6月4日に発表されたビルボード・ジャパンの2021年上半期総合ソング・チャートにて、総合1位を獲得した[27][28]。2021年9月1日公開のBillboard JAPAN ストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”にて、ストリーミング累計4億回再生を突破したことが発表された。 「ドライフラワー」の4億回再生突破は、チャートイン44週目にして、男性ソロ・アーティストとして初&最速であり、なおかつ日本人アーティストとして最速の記録で、BTS「Dynamite」の42週に続き歴代2番目のスピードという快挙[29]。チャートイン60週目を迎えた12月22日公開のチャートではストリーミング累計5億回再生を突破した[30]
ビルボード・ジャパンの2021年年間チャートでは総合首位を獲得。各指標では、ストリーミング、ダウンロード、カラオケで1位となり計3冠を達成。他指標では動画再生3位、Twitter 43位、ラジオ54位となっている[31]。
売上と認定
[編集]認定 (RIAJ) | 売上/再生回数 | |
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ダウンロード | ダブル・プラチナ[32] | 527,000 DL[33] |
ストリーミング | ダイヤモンド[34] | 500,000,000 回再生[30] |
*認定のみに基づく売上/再生回数 |
テレビ披露
[編集]日時 | 放送局 | 番組名 |
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2021年1月28日 | 日本テレビ系 | 「スッキリ」[35] |
2021年2月12日 | テレビ朝日系 | 「ミュージックステーション」[36] |
2021年3月1日 | TBS系 | 「CDTVライブ!ライブ!」[37] |
2021年6月17日 | NHK総合 | 「SONGS」[38] |
2021年7月3日 | 日本テレビ系 | 「THE MUSIC DAY」[39] |
2021年7月14日 | フジテレビ系 | 「2021 FNS歌謡祭 夏」[40] |
2021年7月17日 | TBS系 | 「音楽の日」[41] |
2021年12月8日 | フジテレビ系 | 「2021 FNS歌謡祭 第2夜」[42] |
2021年12月20日 | TBS系 | 「『CDTVライブ!ライブ!』クリスマス4時間スペシャル」[43] |
2021年12月24日 | テレビ朝日系 | 「ミュージックステーションスーパーライブ2021」[44] |
カバー
[編集]- 『スイモクちゃんねる』(BS-TBS)では、2021年4月から同年9月23日の最終回まで、「TBSアナが本気で歌ってみた」(TBSテレビの現職アナウンサーがレコーディングブースで臨んだカラオケ挑戦企画)で本楽曲を歌唱した際の収録音源をエンディングで流していた[46]。
- 優里がファーストアルバム「壱」を発表した2022年1月には、『Nスタ』(2021年10月から月・火曜日にニュースプレゼンターを担当)のロケ企画で優里への単独インタビューが実現。その模様を収めた映像が、2022年1月12日(水曜日)の第1部(TBSテレビと一部の系列局)で放送された。
- 2022年1月14日に彼女のYouTubeチャンネルでリリースされた[47]。
- GARNiDELiAのJ-POPカバー企画「GARNiDELiA Cover Collection」の第6弾として、2022年5月6日に自身のYouTubeチャンネルにMVを公開[48]。
- カバーアルバム『Adoの歌ってみたアルバム』(2023年12月13日発売)に収録[49]。
「ドライフラワー -七月の部屋-」
[編集]「かくれんぼ」と「ドライフラワー」にインスパイアされた全3話のドラマ。8月よりHuluにて配信される[50]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “Billboard Japan Hot 100 週間”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2021年2月1日). 2021年5月12日閲覧。
- ^ “Hot 100 Year End 2021”. Billboard Japan (2021年12月11日). 2021年12月11日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Streaming Songs”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2021年2月1日). 2021年5月12日閲覧。
- ^ “Streaming Songs Year End 2021”. Billboard Japan (2021年12月11日). 2021年12月11日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Download Songs”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2021年2月1日). 2021年5月12日閲覧。
- ^ “Download Songs Year End 2021”. Billboard Japan (2021年12月11日). 2021年12月11日閲覧。
- ^ “オリコン週間ストリーミング2/1〜2/7、優里「ドライフラワー」自身初の1位を獲得 週間再生数も3週連続の1000万回超え”. Musicman (2020年2月10日). 2021年2月22日閲覧。
- ^ ““JAPAN HOT 100”15周年を記念したオールタイムTOP50発表 1位は米津玄師「Lemon」”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2023年3月31日). 2023年4月1日閲覧。
- ^ “Billboard Global 200 Year-end 2021”. Billboard. 2021年12月25日閲覧。
- ^ a b “優里、「ドライフラワー」2億回再生突破 “失恋ソング”だけではないポテンシャルを紐解く”. Real Sound (2021年4月4日). 2021年7月13日閲覧。
- ^ “優里「ドライフラワー」が男性ソロアーティスト初のストリーミング累計10億回再生突破”. theFirstTimes 2024年7月17日閲覧。
- ^ “優里「ドライフラワー」インタビュー|ストリーミング総再生回数2500万回超えのロングヒット曲「かくれんぼ」はどのように生まれたのか? そしてアフターストーリー「ドライフラワー」誕生へ (2/2)”. 音楽ナタリー. (2020年10月25日) 2020年12月6日閲覧。
- ^ “シンガー・ソングライター 優里、"THE FIRST TAKE"に登場。「かくれんぼ」のアフター・ストーリー描いた新曲「ドライフラワー」を披露”. Skream!. (2020年10月30日) 2020年12月6日閲覧。
- ^ “優里やAdoの人気が物語るカラオケ文化の変化 令和における“歌いたくなる曲”の共通点を探る”. Real Sound (2021年12月13日). 2021年12月20日閲覧。
- ^ “「MTV VMAJ 2021」星野源、BTS、NiziU、BE:FIRST、ミレパ×Belle、ランぺ、YOASOBIら受賞”. 音楽ナタリー (2021年10月29日). 2021年11月12日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “【イベントレポート】YOASOBI、藤井風、ミレパ「スペシャアワード」で複数受賞!BMSG、マカえん、LEXらライブ披露(写真25枚)”. 音楽ナタリー. 2022年3月16日閲覧。
- ^ “Download Songs”. Billboard Japan (2020年10月28日). 2021年7月13日閲覧。
- ^ “Download Songs”. Billboard Japan (2021年11月4日). 2021年7月13日閲覧。
- ^ “Streaming Songs”. Billboard Japan (2020年11月4日). 2021年7月13日閲覧。
- ^ “Hot 100”. Billboard Japan (2020年11月4日). 2021年7月13日閲覧。
- ^ “【ビルボード】LiSA「炎」が総合首位返咲きV5達成 優里「ドライフラワー」総合8位に急伸”. Billboard JAPAN (2020年11月25日). 2021年7月13日閲覧。
- ^ “優里、失恋ソング「ドライフラワー」ストリーミング累計8000万回再生を突破…芸能記者イチオシ今年の顔”. スポーツ報知 (2021年1月15日). 2021年1月18日閲覧。
- ^ “優里「ドライフラワー」ストリーミング累計1億回再生を突破 歴代3番目の速さ | Daily News”. Billboard JAPAN. 2021年1月30日閲覧。
- ^ “【ビルボード】優里「ドライフラワー」がストリーミング10連覇 BLOOM VASE初トップ10入り”. Billboard JAPAN (2021年3月31日). 2021年7月13日閲覧。
- ^ “優里「ドライフラワー」ストリーミング累計2億回再生を突破 | Daily News”. Billboard JAPAN. 2021年4月25日閲覧。
- ^ “優里「ドライフラワー」ストリーミング累計3億回再生を突破 歴代2番目の速さ”. Billboard JAPAN. 2021年6月7日閲覧。
- ^ “Billboard Japan 2021年上半期チャート発表、優里が【HOT 100】/SixTONESが【HOT Albums】/YOASOBIが【TOP Artists】首位に”. Billboard JAPAN. 2021年6月21日閲覧。
- ^ “【ビルボード 2021年上半期インタビュー】「ドライフラワー」が総合首位、優里が心がける「誰かの心に刺さるような曲作り」”. Billboard JAPAN. 2021年6月21日閲覧。
- ^ “優里、「ドライフラワー」がストリーミング累計4億回再生突破 男性ソロ・アーティスト初&最速”. 2020年11月10日閲覧。
- ^ a b “優里「ドライフラワー」日本人最速&ソロアーティスト初の5億回再生突破”. スポーツ報知 (2021年12月22日). 2021年12月24日閲覧。
- ^ “【ビルボード 2021年年間JAPAN HOT 100】優里「ドライフラワー」が上半期に続きイヤーエンドも総合首位に”. Billboard JAPAN (2021年12月10日). 2021年12月11日閲覧。
- ^ “12月度ダウンロード認定”. PR TIMES (2022年1月20日). 2022年1月22日閲覧。
- ^ “週間デジタルシングル 2022-02-21付”. you大樹 (2022年2月16日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ https://www.riaj.or.jp/f/data/cert/st_search.html
- ^ “優里、明日の「スッキリ」で「ドライフラワー」地上波テレビ初歌唱”. 音楽ナタリー (2021年1月27日). 2021年7月19日閲覧。
- ^ “https://natalie.mu/music/news/415312”. 音楽ナタリー (2021年2月5日). 2021年7月19日閲覧。
- ^ “millennium paradeが「CDTVライブ!ライブ!」初出演、セクゾやDISH//らも登場”. 音楽ナタリー (2021年2月22日). 2021年7月19日閲覧。
- ^ “「SONGS」上半期ヒットソングSPにAdo、優里、BTS、Awesome City Club”. 音楽ナタリー (2021年6月7日). 2021年7月19日閲覧。
- ^ “日テレ「THE MUSIC DAY」にジャニーズ勢11組、ヒゲダン、あいみょん、星野源ら”. 音楽ナタリー (2021年6月19日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “相葉雅紀MC「FNS歌謡祭」にジャニーズ5組、TWICE、緑黄色社会、EXILE、ヒゲダン、DISH//ら”. 音楽ナタリー (2021年6月23日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “TBS系で明日8時間オンエア「音楽の日2021」73組タイムテーブル&歌唱曲発表”. 音楽ナタリー (2021年7月16日). 2021年7月19日閲覧。
- ^ “今晩放送「FNS歌謡祭」第2夜タイムテーブル&全歌唱曲発表”. 音楽ナタリー (2021年12月8日). 2021年12月8日閲覧。
- ^ “本日放送「CDTVライブ!ライブ!」クリスマス4時間特番、タイムテーブル発表”. 音楽ナタリー (2021年12月20日). 2021年12月20日閲覧。
- ^ “『Mステ ウルトラSUPER LIVE』タイムテーブル公開 今夜6時間超生放送”. ORICON NEWS (2021年12月24日). 2021年12月22日閲覧。
- ^ “Uru新作で優里「ドライフラワー」をカバー”. 音楽ナタリー (2021年1月12日). 2021年7月13日閲覧。
- ^ 『スイモクちゃんねる』公式YouTubeチャンネル「ドライフラワー / 優里 Covered by TBS日比麻音子アナウンサー」
- ^ “【歌ってみた】ドライフラワー/優里(Covered by 岡田奈々)”. YouTube (2022年1月14日). 2022年1月17日閲覧。
- ^ “GARNiDELiA、優里「ドライフラワー」カバーMV公開”. BARKS. 2022年5月11日閲覧。
- ^ “Ado、『Adoの歌ってみたアルバム』収録「ブリキノダンス」11/29先行配信&20時MVプレミア公開決定。本日11/27深夜放送"Adoのオールナイトニッポン"にてフル尺音源初OA”. skream! (2023年11月27日). 2023年12月25日閲覧。
- ^ “優里「かくれんぼ」「ドライフラワー」が原案のドラマHuluで配信”. 音楽ナタリー (2021年7月8日). 2021年7月13日閲覧。